JP2005178414A - ステアリングコラム装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ステアリングコラム装置において、操作レバーを小さな力で操作することを可能にし、ステアリングホィールの位置調整時に操作レバー位置がずれないようにする。
【解決手段】 付勢方向反転機構8は、チルトヘッドクランプ41及びコラムクランプ21のアンクランプ動作の途中で、係合ピン471、中心軸81、係合ピン821の中心が一直線上に整列すると、付勢バネ715が操作レバー7を付勢する方向が、時計方向(白塗矢印Fb)から反時計方向(白塗矢印Fc)に反転するため、付勢バネ741の付勢力に抗してプッシャーロッド77を押し込む力として付勢バネ715の付勢力が加わり、操作レバー7をステアリングホィール92に向けて引きつけるのに必要な運転者の操作力が、ほとんどゼロで済む。係合突起871がアンクランプ側係合溝882に係合するため、操作レバー7の位置は図12(3)のアンクランプ側操作端bに確実に保持される。
【選択図】 図1

Description

本発明はステアリングコラム装置、特にテレスコピック機構またはチルティング機構の内の少なくとも一方を備えた車両のためのステアリングコラム装置に関する。
テレスコピック機構及びチルティング機構は、それぞれ運転者の体型及び好みにあわせて、最も運転しやすい位置にステアリングホィールの前後方向位置、及び、傾斜角度を調整するための機構である。
テレスコピック機構及びチルティング機構には、ステアリングホィールの前後方向位置を調整するときにクランプ/アンクランプされるコラムクランプ、及び、ステアリングホィールの傾斜角度を調整するときにクランプ/アンクランプされるチルトヘッドクランプが備えられており、この調整時には、一旦、それぞれのためのクランプが解除され、その状態で前後方向位置、及び、傾斜角度を調整したのち、再度クランプ状態にされる。
ステアリングホィールの前後方向位置、及び、傾斜角度を調整した後で、上記コラムクランプ、及び、チルトヘッドクランプのクランプ状態を保持するための手段として、各々のクランプ装置にはバネが設けられている。英国特許出願公開第2281375号には、ステアリングホィールに手をかけたまま操作できる単一の操作レバーにより、ステアリングホィールの前後方向位置、及び、傾斜角度を調整可能にしたステアリングコラム装置が開示されている。
上記英国特許のステアリングコラム装置は、操作レバーが常時はステアリングホィールから離れた待避位置に引っ張りバネの力で引き込まれて待避しており、運転中に手が操作レバーに接触する事故を防止している。ステアリングホィールを調整する際には、操作レバーをステアリングホィール側に指で引くと、引っ張りバネに抗して操作レバーがステアリングホィール側に引きつけられる。この操作レバーの動きが、フレキシブルチューブ内を移動可能なケーブルを介して、操作レバーから離間した前後方向位置調整用のコラムクランプに伝達され、コラムクランプがアンクランプされる。
また、この操作レバーの動きで、操作レバー近傍の傾斜角度調整用のチルトヘッドクランプが圧縮バネ及び板バネに抗してアンクランプ側に作動する。操作レバーを指で保持した状態で、ステアリングホィールを両手で操作し、ステアリングホィールの前後方向位置及び傾斜角度の調整が完了した後、操作レバーから指を離すと、操作レバーは引っ張りバネ、圧縮バネ及び板バネの力で待避位置に戻り、コラムクランプ及びチルトヘッドクランプがクランプされる。
上記英国特許のステアリングコラム装置においては、コラムクランプ、及び、チルトヘッドクランプ用の複数のバネに逆らって、操作レバーをアンクランプ方向に操作する必要があるため、操作レバーを操作するのに大きな力を必要とし、操作性が悪く好ましくない。
また、操作レバーを操作する力を小さくするために、操作レバーを長くしてレバー比を大きくしようとすると、ステアリングホィール近傍のスイッチ類の操作の邪魔になり、さらに、二次衝突時にインストルメントパネルに、長い操作レバーが干渉してしまうため、操作レバーを配置する場所が制限される不具合が生じる。
さらに、操作レバーを指で保持した状態で、ステアリングホィールの調整を行う必要があるため、ステアリングホィールの調整がやりにくい。
英国特許出願公開第2281375号明細書
本発明は、操作レバーを小さな力で操作することを可能にすることによって、操作レバーの操作性を向上させたステアリングコラム装置を提供することを課題とする。また、操作レバーをコンパクトにして、操作レバーの配置の選択肢を広げたステアリングコラム装置を提供することを課題とする。さらに、テレスコピック機構又はチルティング機構の内の少なくとも一方をアンクランプ状態にした時に、操作レバーから手を離した場合でも、テレスコピック機構又はチルティング機構の内の少なくとも一方のアンクランプ状態を保持するようにして、ステアリングホィールの前後方向位置調整又は傾斜角度調整の内の少なくとも一方を、両手で行えるようにしたステアリングコラム装置を提供することを課題とする。
また、操作レバーから手を離しても、操作レバーのクランプ状態またはアンクランプ状態の内の少なくとも一方を保持することを可能にすることによって、操作レバーがクランプ状態またはアンクランプ状態からずれる不具合を解消したステアリングコラム装置を提供することを課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、ステアリングホィールの車体前後方向位置を調整するためのテレスコピック機構、あるいは、上記ステアリングホィールの傾斜角度を調整するためのチルティング機構をクランプ/アンクランプするためのクランプ/アンクランプ機構、上記クランプ/アンクランプ機構をクランプ/アンクランプ操作することが可能な操作レバー、上記操作レバーを付勢する第1の付勢部材、上記操作レバーの操作の途中で、上記第1の付勢部材が上記操作レバーを付勢する方向を反転させる付勢方向反転機構、及び、上記操作レバーのクランプ側操作端またはアンクランプ側操作端の内の少なくとも一方において上記操作レバーを保持する操作レバー保持機構を備えていることを特徴とするステアリングコラム装置である。
第2番目の発明は、ステアリングホィールの車体前後方向位置を調整するためのテレスコピック機構、上記ステアリングホィールの傾斜角度を調整するためのチルティング機構、上記テレスコピック機構をクランプ/アンクランプするためのクランプ/アンクランプ機構、上記チルティング機構をクランプ/アンクランプするためのクランプ/アンクランプ機構、上記両方のクランプ/アンクランプ機構のクランプ/アンクランプを操作することが可能な単一の操作レバー、上記操作レバーを付勢する第1の付勢部材、上記操作レバーの操作の途中で、上記第1の付勢部材が上記操作レバーを付勢する方向を反転させる付勢方向反転機構、及び、上記操作レバーのクランプ側操作端またはアンクランプ側操作端の内の少なくとも一方において上記操作レバーを保持する操作レバー保持機構を備えていることを特徴とするステアリングコラム装置である。
第3番目の発明は、第1番目または第2番目のいずれかの発明のステアリングコラム装置において、上記操作レバー保持機構は、上記操作レバーを揺動可能に支持する支持体側に設けられた係合突起と、上記操作レバーに設けられ、上記操作レバーのクランプ側操作端またはアンクランプ側操作端の内の少なくとも一方において、上記係合突起に係合する係合溝とを有することを特徴とするステアリングコラム装置上記付勢部材がバネであることを特徴とするステアリングコラム装置である。
第4番目の発明は、第3番目の発明のステアリングコラム装置において、上記操作レバー保持機構は、上記係合溝に係合する方向に常時上記係合突起を付勢する第2の付勢部材を有することを特徴とするステアリングコラム装置である。
第5番目の発明は、第4番目の発明のステアリングコラム装置において、上記第2の付勢部材は板バネで構成され、上記係合突起は板バネの先端に形成されていることを特徴とするステアリングコラム装置である。
第6番目の発明は、第1番目から第5番目のいずれかの発明のステアリングコラム装置において、上記第1の付勢部材がバネであることを特徴とするステアリングコラム装置である。
第7番目の発明は、第6番目の発明のステアリングコラム装置において、上記付勢方向反転機構は、上記操作レバーを揺動可能に支持する支持体側に設けられ、上記バネの一端が係合する支持体側バネ係合部と、上記操作レバーの操作に連動して揺動する揺動レバーと、上記揺動レバーに揺動レバーの揺動中心から離間して設けられ、上記バネの他端が係合する揺動側バネ係合部とからなることを特徴とするステアリングコラム装置である。
第8番目の発明は、第7番目の発明のステアリングコラム装置において、上記操作レバーの操作の途中で、上記支持体側バネ係合部の中心と上記揺動レバーの揺動中心とを結ぶ直線を挟んで一方の側から他方の側に、上記揺動側バネ係合部の中心が移ることによって、上記バネによる操作レバーに対する付勢力の方向が反転することを特徴とするステアリングコラム装置である。
第9番目の発明は、第7番目または第8番目のいずれかの発明のステアリングコラム装置において、上記操作レバーにはセグメントギヤが設けられ、上記揺動レバーに設けられたピニオンが上記セグメントギヤに噛み合うことにより、上記操作レバーの操作に連動して上記揺動レバーが揺動することを特徴とするステアリングコラム装置である。
第10番目の発明は、車体に取り付けるための車体取付部を備えた固定コラム部材、中心軸回りに回転不能且つ中心軸方向に移動可能に上記固定コラム部材に支持された移動コラム部材、上記移動コラム部材の一端側に備えられたコラムヘッド、上記コラムヘッドにチルト可能に支持されたチルトヘッド、上記チルトヘッドに回転可能に支持され、一端にステアリングホィールを固定するためのホィールシャフト、上記移動コラム部材を上記固定コラム部材に対してクランプ/アンクランプするためのコラムクランプ、上記チルトヘッドを上記コラムヘッドに対してクランプ/アンクランプするためのチルトヘッドクランプ、上記チルトヘッドに第1の揺動支軸を中心として揺動可能に支持された操作レバー、上記コラムクランプ及びチルトヘッドクランプをクランプする方向に上記操作レバーを付勢する付勢部材、上記チルトヘッドに第2の揺動支軸を中心として揺動可能に支持され、上記操作レバーの揺動に従動して揺動し、上記コラムクランプ及びチルトヘッドクランプの両方をクランプ/アンクランプすることが可能な従動レバー、上記コラムクランプ及びチルトヘッドクランプをアンクランプする方向に上記操作レバーを操作するとき、この操作の途中で、上記付勢部材による操作レバーに対する付勢力の方向を反転する付勢方向反転機構、及び、上記操作レバーのクランプ側操作端またはアンクランプ側操作端の内の少なくとも一方において上記操作レバーを保持する操作レバー保持機構を備えていることを特徴とするステアリングコラム装置である。
第11番目の発明は、第1番目から第10番目のいずれかの発明のステアリングコラム装置において、上記操作レバーがクランプ側操作端に有るか否かを検出する検出装置を備えていることを特徴とするステアリングコラム装置である。
本発明のステアリングコラム装置では、操作レバーをアンクランプ方向に操作して、チルトヘッドクランプまたはコラムクランプの内の少なくとも一方をアンクランプ操作する途中で、付勢部材が操作レバーを付勢する方向が、付勢方向反転機構によって、クランプ方向からアンクランプ方向に反転するため、操作レバーをアンクランプ方向に操作するのに必要な力が小さくて済み、操作レバーの操作性が向上するという効果を奏する。また、操作レバーを操作するのに必要な力が小さくて済むため、操作レバーがコンパクトになり、ステアリングホール周囲のスイッチ類の操作の邪魔にならず、操作レバーを配置する場所の制限も解消される。
さらに、本発明のステアリングコラム装置では、操作レバーから手を離しても、クランプ/アンクランプ機構のアンクランプ状態を保持するため、両手でステアリングホィールの調整操作ができ、ステアリングホィールの調整操作を楽に行えるという効果を奏する。
また、本発明のステアリングコラム装置では、操作レバーから手を離しても、操作レバーのアンクランプ状態又はクランプ状態を確実に保持することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。図1から図12は、本発明のステアリングコラム装置を示し、単一の操作レバーの一方向の操作によって、テレスコピック機構及びチルティング機構の両方のクランプ/アンクランプ機構を同時に操作できるようにし、かつ操作レバーから手を離した時、テレスコピック機構及びチルティング機構の両方のアンクランプ状態を保持するようにした実施例である。
* 全体概要
図1は、本発明のステアリングコラム装置1の外観図である。ステアリングコラム装置1は、固定コラム部材2、移動コラム部材3、コラムヘッド31、チルトヘッド4、ホィールシャフト5、コラムクランプ21、チルトヘッドクランプ41及び操作レバー7を備えている。
固定コラム部材2には、車体取付部221、222が備えられており、この車体取付部221、222によって固定コラム部材2が車体91に取り付けられる。上記固定コラム部材2には、移動コラム部材3が中心軸回りに回転不能且つ中心軸方向に移動可能に支持されている。上記移動コラム部材3の右端側にはコラムヘッド31が備えられており、このコラムヘッド31には、チルトヘッド4がチルト中心軸43を中心としてチルト可能に支持されている。このチルトヘッド4にはホィールシャフト5が回転可能に支持されており、その右端にはステアリングホィール92が固定されている。
上記コラムヘッド31には、上記移動コラム部材3の中心軸と平行な軸のまわりに回転可能にコラムクランプシャフト6が設けられている。固定コラム部材2には、コラムクランプ21が備えられており、このコラムクランプ21は、上記コラムクランプシャフト6に対して相対的に移動可能であり、このコラムクランプシャフト6の回転によって、上記移動コラム部材3を固定コラム部材2に対してクランプ/アンクランプ状態にすることができる。
また、上記コラムヘッド31には、チルトヘッドクランプ41が設けられており、上記チルトヘッド4をコラムヘッド31に対してクランプ/アンクランプする。上記チルトヘッド4には単一の操作レバー7が支持されている。この操作レバー7は、ステアリングホィール92から離間した位置に配置されている。従って、運転中のステアリングホィール92の操作時に、手が操作レバー7に接触し、移動コラム部材3又はチルトヘッド4のアンクランプが行われないようにしている。また、ステアリングホィール92の周囲のスイッチ類の操作を邪魔しないようにしている。
操作レバー7をステアリングホィール92に近づく方向に揺動させると、操作レバー7に従動して従動レバー714(図4)が揺動し、上記コラムクランプシャフト6が回転し、この回転は上記コラムクランプ21に伝動され、移動コラム部材3のアンクランプが行われる。また、上記操作レバー7をステアリングホィール92に近づく方向に揺動させる操作により、チルトヘッド4のアンクランプが同時に行われる。
ホィールシャフト5の左端は、ステアリングコラム装置1内でユニバーサルジョイント931に接続され、更に、スプライン結合された一対の上中間軸941と下中間軸942(図2参照)、及び下側のユニバーサルジョイント932を介して、前車輪の方向を操作する機構へと接続されている。
* チルトヘッドクランプ
図2は、ステアリングコラム装置1を図3の上(P方向)から見たときの一部切り欠き上面図である。図3は、ステアリングコラム装置1の一部を切り欠いた図1の要部拡大図である。図4は、ステアリングコラム装置1を図3の下から(Q方向から)見たときの下面図である。図6はステアリングコラム装置1の一部切り欠き拡大側面図であり、ステアリングホィールの傾斜角度調整時の状態を示す。ここで、図1、図4における実線は、操作レバー7が引かれる前の状態を、また、二点鎖線は操作レバー7がステアリングホィール92側に引かれた状態を示している。図5及び図7は、それぞれ図3におけるA−A、及びB−B断面図である。
チルトヘッドクランプ41は次のような構成を備える。コラムヘッド31には、チルト中心軸43にその中心を持つセグメントギヤ33がボルト34によって固定されている。セグメントギヤ33との間に空間を置いて、チルトヘッド4には背当部材341が設けられている。一方、上記空間内には、チルトヘッド4に軸441を中心として回動可能に支持されたギヤアーム44の左側のギヤ部分442と、突出部71が入り込んでいる。チルトヘッド4にはレバー中心軸72A(図4、図5)が取り付けられ、このレバー中心軸72Aを中心として揺動する従動レバー714(図4、図5)が、上記突出部71と一体的に形成されている。
図3で、突出部71が左方向に押されると、突出部71がギヤ部分442を背後から押すため、ギヤ部分442がセグメントギヤ33に向けて押し付けられ、それぞれの歯が相互に噛合する。なお、ギヤ部分442がセグメントギヤ33を押すとき、突出部71にかかる反力は背当部材341が受ける。これにより、チルトヘッド4がコラムヘッド31に固定される。チルトヘッド4は、ギヤ部分442とセグメントギヤ33が噛合可能な角度位置において段階的な位置で固定される。突出部71が図2で右方向に動くとき、ギヤアーム44の重力によって、軸441を中心として、ギヤアーム44は図3において反時計回りに回動するため、これらの歯の噛合が外れ、チルトヘッドクランプ41がアンクランプ状態に入る。
* ユニバーサルジョイント及び中間軸
図2に示されるように、上中間軸941の右端とホィールシャフト5の左端との間には、上側のユニバーサルジョイント931が構成されている。ユニバーサルジョイント931の中心はチルト中心軸43の軸線上にあるため、チルトヘッド4がチルトしてもその影響を受けないようになっている。
下中間軸942は固定コラム部材2に回転自在に支持されており、下中間軸942と上中間軸941がスプライン結合しているため、移動コラム部材3は図2の左右方向に移動可能になっている。移動コラム部材3の移動位置に関わらず、下中間軸942と上中間軸941のスプライン結合によって、上中間軸941の回転は下中間軸942に伝達することが可能であり、ステアリングホィール92の前後方向位置を調整しても、ステアリングホィール92の回転を下中間軸942に伝達することができる。
* 固定コラム部材と移動コラム部材
図3に示すように、移動コラム部材3の円筒部には、軸方向に沿った長穴32が形成されており、この長穴32内に固定コラム部材2に設けられたストッパ部材22が係合している。移動コラム部材3は、長穴32とストッパ部材22によって、固定コラム部材2からの抜け出しとこれに対する回転が防止されているため、固定コラム部材2内を長穴32の範囲で軸方向に移動可能となっている。コラムヘッド31の左端面に設けられた緩衝ストッパ311は、調整時にコラムヘッド31が固定コラム部材2の右端面に衝突したとき、金属同士の衝撃的な衝突を防止するために設けられた、ゴム、合成樹脂等でできた緩衝材である。
* コラムクランプ
コラムクランプ21の構成を図8、図9、図10及び図11を用いて説明する。図8は、図3におけるC−C断面図、図9は図3におけるD−D断面図、図10、図11は図8における一部拡大図であって、コラムクランプシャフト6の回転位置とクランプ/アンクランプ状態の関係を示している。コラムクランプ21は、固定コラム部材2に設けられており、第1ウェッジ211、第2ウェッジ212、クランプバー213、及び、反力部材2141、2142を備えている。
固定コラム部材2には横方向からウェッジ穴215があけられており、このウェッジ穴215の一部は固定コラム部材2の空洞に開口している。第1ウェッジ211、及び、第2ウェッジ212は、それぞれが傾斜面2111、2112を備えており、この傾斜面2111、2112の側を向かい合わせるようにウェッジ穴215内に納められている。2つのウェッジの傾斜面2111、2112は、移動コラム部材3の円筒部外周と向き合うことになる。
第1ウェッジ211、及び、第2ウェッジ212には、それぞれクランプバー穴2113、2114があけられており、この穴にクランプバー213が貫通している。クランプバー213の両端には、クランプバー穴2113、2114よりも外径の大きな反力部材2141、2142が固定されている。クランプバー213には、一方の反力部材2142に接するようにコラムクランプシャフト穴216があけられており、このコラムクランプシャフト穴216に、コラムクランプシャフト6の実質的に楕円をなす非円形形状断面部が貫通している。
コラムクランプシャフト6の一端には揺動アーム61が固定されている。コラムクランプシャフト6の非円形形状断面部は、アンクランプ時には図10のように楕円長径方向が大きく傾斜し、クランプ時には図11に示すように長径方向がクランプバー213の軸方向にほぼ近い方向を向く。この構成により、図10の状態から揺動アーム61に揺動回転を与えると、コラムクランプシャフト6が回転し、図11の状態になる。このとき、楕円長径部の一方の近傍が反力部材2142を左方向に押すことにより、クランプバー213が左方に引っ張られ、更に反力部材2141が第1ウェッジ211を左方に押すことになる。一方、第2ウェッジ212は楕円長径部の他方の近傍によって右方に押される。
この結果、2つのウェッジが相互に接近するため、それぞれの傾斜面2111、2112が移動コラム部材3の円筒部外周を押圧することになり、移動コラム部材3が固定コラム部材2に対してクランプされる。なお、第1ウェッジ211、及び、第2ウェッジ212は一体となってわずかながら左右に移動可能なため、一方のウェッジのみが移動コラム部材3を強く押圧するようなアンバランスは生じない。
揺動アーム61を反対方向に揺動回転すると、上とは逆の動きによって第1ウェッジ211、及び、第2ウェッジ212が離反し、移動コラム部材3のクランプが解除される。
* 操作レバーの操作
次に操作レバー7の動きとこれに連動する各部材について説明する。図4、図5、図6に示すように、操作レバー7はチルトヘッド4の左側面に揺動可能に設けられている。また、チルトヘッド4の下面には、操作レバー7の操作に従動して揺動する従動レバー714、及び、従動レバー714から左方に一体的に延びるプッシャープレート73、従動レバー714に一体的に形成された突出部71が見えている。従動レバー714及びプッシャープレート73は、全体として逆L字形形状をなしている。
さらに、チルトヘッド4の側面には、付勢方向反転機構8及び操作レバー保持機構89が見えている。図4には、操作レバー7の全体、及び、前後方向位置及び傾斜角度を調整するために、操作レバー7が操作されたとき(つまり、操作端がステアリングホィール92に向けて引きつけられた時)と、ステアリングホィール92から離れる方向に操作端が復帰した時の2つの状態が、2点鎖線と実線で示されている。図1にも、操作レバー7が操作された時(アンクランプ側操作端bと呼ぶ)と、ステアリングホィール92から離れる方向に操作端が復帰した時(クランプ側操作端aと呼ぶ)の2つの状態が、2点鎖線と実線で示されている。
操作レバー7は、チルトヘッド4の側面にねじ込まれたレバー中心軸72Cに、揺動可能に軸支されている。また、チルトヘッド4の側面にねじ込まれた中心軸81(図7)には、付勢方向反転機構8が装着されている。付勢方向反転機構8は、揺動レバー82、係合ピン821、ピニオン83、セグメントギヤ84から構成されている。揺動レバー82は、中心軸81に揺動可能に軸支され、揺動レバー82のボス部にはピニオン83が形成されている。このピニオン83は、操作レバー7に形成されたセグメントギヤ84(図12(1)〜図12(3))と噛み合っている。
また、揺動レバー82に取り付けられた係合ピン821と、チルトヘッド4の左端に形成されたブラケット47に取り付けられた係合ピン471間には、付勢バネ715が張り渡され、この付勢バネ715が、揺動レバー82、ピニオン83、セグメントギヤ84を介して、操作レバー7を常時時計方向に付勢している。
操作レバー7には二股状の係合凹部717(図12(1)〜図12(3))が形成され、従動レバー714先端の係合突起718が係合凹部717内に嵌入している。従って、従動レバー714は操作レバー7の操作に従動して、レバー中心軸72Aを中心にして揺動する。
図4の実線で示す操作レバー7が引かれる前の状態(クランプ側操作端a)では、操作レバー7が付勢バネ715の付勢力によって時計方向の揺動端にあるため、従動レバー714の突出部71が左方向に押され、チルトヘッド4がクランプされている。チルト位置及びテレスコ位置の調整時に、操作レバー7をステアリングホィール92側に引くと、従動レバー714がレバー中心軸72Aを中心として時計方向に揺動する。従って、操作レバー7が図4の二点鎖線で示す位置(アンクランプ側操作端b)に揺動すると、従動レバー714と一体の突出部71が右方向に動き、チルトヘッドクランプ41がアンクランプされる。
図4で操作レバー7が実線で示す位置(クランプ側操作端a)から、二点鎖線で示す位置(アンクランプ側操作端b)に移動すると、従動レバー714と一体のプッシャープレート73が、プッシャーロッド77を押し込み、前述したコラムクランプ21がアンクランプされる。従って、単一の操作レバー7の引き動作で、チルトヘッドクランプ41のアンクランプ操作と、コラムクランプ21のアンクランプ操作を同時に行うことができる。
プッシャーロッド77(図9)は、コラムヘッド31左側のリブ312及び右側のリブ313に、チルト中心軸43と平行な方向に摺動自在に支持されている。プッシャーロッド77は、鍔746を図9において左方向に付勢する付勢バネ741を貫通しており、その右端部にはその直角方向に長い小さな長穴743が設けられている。プッシャーロッド77の右端部は、この長穴743を介して揺動アーム61の一端と軸係合している。長穴743は、プッシャーロッド77が軸方向に移動したときに、揺動アーム61との関係位置がずれる量を吸収するためのものである。
付勢バネ741がプッシャーロッド77を左方向(図9)に付勢している。その右側先端で軸係合する揺動アーム61は時計方向の回転付勢力が付与されている。揺動アーム61に与えられた揺動付勢力はコラムクランプシャフト6をクランプ位置(図11、なお、図11と図9では向きが異なるため左右が反転している点に注意)に維持する。このときの揺動アーム61の位置が実線で示されている。
* 付勢方向反転機構
付勢方向反転機構8の構成と動作を図12(1)〜図12(3)を用いて説明する。図12(1)は、図1、図4で実線で示すクランプ側操作端a(操作レバー7を引く前の状態)に操作レバー7がある状態を示す動作説明図、図12(2)は、操作レバー7をステアリングホィール92に向けて引きつける操作の途中で、係合ピン471、中心軸81、係合ピン821の中心が一直線上に整列した状態を示す動作説明図、図12(3)は、図1、図4で二点鎖線で示すアンクランプ側操作端b(操作レバー7を引いた後の状態)に操作レバー7がある状態を示す動作説明図である。
図12(1)で、クランプ側操作端aでは、付勢バネ715の付勢力Faが、係合ピン821を介して、中心軸81を中心として反時計方向(黒塗矢印Rc方向)の揺動端に揺動レバー82を付勢し、ピニオン83と噛み合うセグメントギヤ84を時計方向に付勢するため、操作レバー7には常時時計方向の付勢力(白塗矢印Fb)が作用し、操作レバー7は時計方向(黒塗矢印Rd方向)の揺動端に付勢されている。
この時、従動レバー714の突出部71が左方向に押されて、チルトヘッドクランプ41はクランプ状態にある。また、従動レバー714と一体のプッシャープレート73は、図4の実線の位置にあるため、コラムクランプ21もクランプ状態にある。
操作レバー7をステアリングホィール92に向けて引きつけると、図12(2)に示すように、レバー中心軸72Cを中心として、操作レバー7が反時計方向(黒塗矢印Rb方向)に揺動し、セグメントギヤ84がピニオン83を時計方向(黒塗矢印Ra方向)に回動させる。従って、ピニオン83と一体の揺動レバー82も時計方向(黒塗矢印Ra方向)に揺動する。ここで、図12(1)〜図12(3)で、黒塗矢印Ra、Rcは揺動レバー82の揺動方向を表し、黒塗矢印Rb、Rdは操作レバー7の揺動方向を表す。また、白塗矢印Fa、Fb、Fcは揺動レバー82及び操作レバー7に作用する付勢バネ715の付勢力の方向を表す。
揺動レバー82が時計方向(黒塗矢印Ra方向)に揺動すると、係合ピン471と中心軸81を結ぶ直線上に、係合ピン821の中心が近づく。すると、係合ピン821に作用する付勢バネ715の付勢力(白塗矢印Fa)のベクトルに、中心軸81の中心から下ろした垂線の長さが徐々にゼロに近づく。従って、揺動レバー82を反時計方向に揺動させようとする、付勢バネ715による係合ピン821に作用する力のモーメントが、徐々にゼロに近づく。
従って、係合ピン471、中心軸81、係合ピン821の中心が一直線上に整列する位置に近づくにしたがって、操作レバー7に作用する付勢バネ715による時計方向の付勢力(白塗矢印Fb)は徐々にゼロに近づき、その結果、付勢バネ715の付勢力に抗して、操作レバー7をステアリングホィール92に向けて引きつけるのに必要な操作力が、徐々にゼロに近づく。この時、操作レバー7に従動する従動レバー714がレバー中心軸72Aを中心として時計方向に揺動し、従動レバー714と一体の突出部71が右方向に動き、チルトヘッドクランプ41のアンクランプ動作が進行する。
同時に、従動レバー714と一体のプッシャープレート73が、付勢バネ741の付勢力に抗してプッシャーロッド77を押し込むため、前述したコラムクランプ21のアンクランプ動作が進行する。従って、操作レバー7をステアリングホィール92に向けて引きつけるのに必要な力として、付勢バネ741の付勢力に抗してプッシャーロッド77を押し込むための力が徐々に加算される。
操作レバー7をステアリングホィール92に向けて更に引きつけると、図12(2)に示すように、係合ピン471、中心軸81、係合ピン821の中心が一直線上に整列し、揺動レバー82を反時計方向に揺動させようとする、付勢バネ715による力のモーメントがゼロになる。さらに操作レバー7をステアリングホィール92に向けて引きつけると、係合ピン821は、係合ピン471と中心軸81の中心を結ぶ直線上から離れて時計方向(黒塗矢印Ra方向)に揺動する。
この時、図12(3)に示すように、付勢バネ715の付勢力は、係合ピン821を介して、揺動レバー82を中心軸81を中心として時計方向に付勢し、ピニオン83と噛み合うセグメントギヤ84を反時計方向に付勢するため、操作レバー7には反時計方向の付勢力(白塗矢印Fc)が加えられる。すなわち、係合ピン471、中心軸81、係合ピン821の中心が一直線上に整列した位置を境にして、操作レバー7に加わる付勢バネ715の付勢力の方向が反転する。
揺動レバー82が時計方向(黒塗矢印Ra方向)に揺動し、係合ピン471、中心軸81、係合ピン821の中心が一直線上に整列した位置から離れるに従って、係合ピン821に作用する付勢バネ715の付勢力(白塗矢印Fa)のベクトルに、中心軸81の中心から下ろした垂線の長さが徐々に長くなる。従って、揺動レバー82を時計方向(黒塗矢印Ra方向)に揺動させようとする、付勢バネ715による係合ピン821に作用する力のモーメントが、徐々に増大する。
従って、操作レバー7に作用する付勢バネ715による反時計方向の付勢力(白塗矢印Fc)は徐々に増大する。その結果、プッシャープレート73を、付勢バネ741の付勢力に抗してプッシャーロッド77を押し込むために必要な力が徐々に減少するため、操作レバー7をステアリングホィール92に向けて引きつけるのに必要な操作力が、徐々に小さくなる。
操作レバー7が図12(3)で、アンクランプ側操作端bに達すると、従動レバー714と一体の突出部71が右方向端まで動き、チルトヘッドクランプ41のアンクランプ動作が完了する。同時に、従動レバー714と一体のプッシャープレート73が、プッシャーロッド77を押し込み、コラムクランプ21のアンクランプ動作が完了する。
この結果、操作レバー7から手を離しても、操作レバー7は図12(3)に示すアンクランプ側操作端bで停止した状態が保持され、チルトヘッドクランプ41及びコラムクランプ21のアンクランプ状態が保持される。従って、ステアリングホィール92の前後方向位置及び傾斜角度を、両手でステアリングホィール92を握った状態で、楽に調整することができる。
ステアリングホィール92の前後方向位置及び傾斜角度の調整が完了すると、運転者はステアリングホィール92から片手を離し、離した片手で操作レバー7をステアリングホィール92から離れる方向に押す。すると、上記した動作とは逆の順序で、チルトヘッドクランプ41及びコラムクランプ21のクランプ動作が行われ、図12(1)の状態に戻る。
運転者が操作レバー7から手を離すと、操作レバー7は付勢バネ715により時計方向の付勢力が付与されているため、操作レバー7は、図12(1)のクランプ側操作端aで停止状態を維持し、このクランプ状態が、操作レバー7から手を離しても保持される。
* 操作レバー保持機構
操作レバー保持機構89の構成と動作を図12(1)〜図12(3)を用いて説明する。図12(3)のアンクランプ側操作端bで、付勢バネ715の付勢力(白塗矢印Fa)によって操作レバー7に作用する半時計方向の付勢力(白塗矢印Fc)は、コラムクランプ21用の付勢バネ741の付勢力に抗して、プッシャーロッド77を押し込むために必要な力とほぼ同等かほんの少し大きく設定するのが好ましい。
つまり、付勢バネ715の付勢力をそれよりも大きくすると、大きくした付勢力の分だけ、操作レバー7をアンクランプ側操作端bからクランプ位置aに押し込む時に大きな操作力を必要とするようになり、また、クランプ側操作端aからアンクランプ側操作端bに引きつけるときにも大きな操作力が必要となるからである。
これを避けるため、付勢バネ715の付勢力はプッシャーロッド77を押し込むために必要な力とほぼ同等かほんの少し大きく設定される。一方、これは、アンクランプ側操作端bで操作レバー7が動きやすいことを意味しており、ステアリングホィール92の前後方向、及び、傾斜角度を調整操作するとき、調整操作時の慣性つまり衝撃や振動によって操作レバー7がずれてしまうおそれがある。
そのような不具合を解消するために、操作レバー7をアンクランプ側操作端bに保持するための操作レバー保持機構89が、チルトヘッド4に設けられている。図12(1)〜図12(3)に示すように、操作レバー保持機構89は、支持ピン86、右側先端にU字形の係合突起871を有する板バネ87、操作レバー7の円弧状の案内面881に形成されたアンクランプ側係合溝882から構成されている。
支持ピン86はチルトヘッド4の側面に固定され、平行2側面を有する略円筒状軸部を有する。板バネ87の左側には矩形の基部872が一体的に形成され、この基部872には、平行2側面を有する略円筒状孔部が形成され、支持ピン86の略円筒状軸部に基部872の略円筒状孔部がきつく嵌合することにより、板バネ87は支持ピン86に固定されている。
支持ピン86、板バネ87は、操作レバー7に明けられた窓状の切欠き孔88内に配置されている。切欠き孔88の下辺には、円弧状の案内面881が形成され、板バネ87の下向きの付勢力によって、板バネ87右端の係合突起871の下面がこの案内面881に接触している。案内面881の円弧の中心は、操作レバー7のレバー中心軸72Cの中心位置にある。従って、操作レバー7がどの位置に揺動しても、係合突起871の下面は案内面881に常時接触しながら摺動する。
案内面881には円弧状のアンクランプ側係合溝882が形成され、操作レバー7が図12(3)に示すアンクランプ側操作端bに達すると、板バネ87の下向きの付勢力によって、板バネ87右端の係合突起871がアンクランプ側係合溝882に入り込む。この係合突起871とアンクランプ側係合溝882との係合によって、操作レバー7はアンクランプ側操作端bに保持される。
従って、ステアリングホィール92の位置調整操作時の衝撃によって、操作レバー7がアンクランプ側操作端bからクランプ側操作端a側にずれてしまうおそれが解消される。
操作レバー保持機構89の他の実施形態を図13を用いて説明する。図13は、操作レバー7がクランプ側操作端aに有るか否かを検出することにより、運転者に警告を発する検出手段を設け、さらに、操作レバー7がクランプ側操作端aからアンクランプ側操作端b側にずれて揺動しないように、クランプ側操作端aにも、クランプ側係合溝883を追加した実施形態である。
案内面881にはアンクランプ側係合溝882の右側にクランプ側係合溝883が形成され、操作レバー7がクランプ側操作端aに達すると、板バネ87の下向きの付勢力によって、板バネ87右端の係合突起871がクランプ側係合溝883に入り込むように構成している。この係合突起871とクランプ側係合溝883との係合によって、操作レバー7はクランプ側操作端aに保持される。
また、チルトヘッド4に固定されたリミットスイッチ884のローラ型接触子によって、クランプ側係合溝883に入り込んだ係合突起871の下面を検出している。これによって、クランプ側操作端aに操作レバーが無い場合に、赤色の警告表示ランプ等によって運転者に注意喚起をすることができる。保持機構は板バネに限られず、捩りバネでもよく、また、ボールプランジャーに置き換えることも可能である。
* ステアリングホィールの調整操作
以下、ステアリングホィール92の前後方向位置、及び、傾斜角度を調整するときの操作と各部材の動作について説明する。
** 傾斜角度及び前後方向位置(ステアリングコラムの長さ)の調整
ステアリングホィール92の傾斜角度及び前後方向位置を調整するとき、運転者はステアリングホィール92から片手を離し、離した片手で操作レバー7を手前(クランプ側操作端aからアンクランプ側操作端bへ向かって)に引く(黒塗矢印Rb方向)。これにより操作レバー7は、図4に示すように、従動レバー714をレバー中心軸72Aを中心として時計方向に揺動させる。
従動レバー714を揺動させることによって、突出部71が図3における右側に移動し、ギヤアーム44が自身の重力により反時計方向に回動する。ギヤアーム44の回動によって、セグメントギヤ33の歯とギヤアーム44のギヤ部分442の歯との噛合が外れ、チルトヘッド4は傾斜角度の調整が可能になる。また、プッシャープレート73が図4の二点鎖線の位置まで揺動し、付勢バネ741にうち勝って、プッシャーロッド77を図9の右方向、点線の位置まで押す。
プッシャーロッド77の右方向の動きは、揺動アーム61の揺動を、したがって、コラムクランプシャフト6の反時計回りの回動を起こす。コラムクランプシャフト6が回動すると、それまで図11に示すように長径部がほぼ水平の状態であったコラムクランプシャフト6は、図10に示すように傾斜した状態になる。これによって図8のように接近していた第1ウェッジ211と第2ウェッジ212は、互いに離間するため移動コラム部材3のクランプが解除される。
付勢方向反転機構8は、チルトヘッドクランプ41及びコラムクランプ21のアンクランプ動作の途中で、係合ピン471、中心軸81、係合ピン821の中心が一直線上に整列(図12(2))すると、付勢バネ715が操作レバー7を付勢する方向が、時計方向(白塗矢印Fb)から反時計方向(白塗矢印Fc)に反転する。
従って、コラムクランプ21用のプッシャープレート73を、付勢バネ741の付勢力に抗してプッシャーロッド77を押し込むための力として、付勢バネ715の付勢力が加わり、操作レバー7をステアリングホィール92に向けて引きつけるのに必要な運転者の操作力を小さくすることができる。
図12(3)に示すように、操作レバー7がアンクランプ側操作端bに達すると、板バネ87先端の係合突起871がアンクランプ側係合溝882に入り込むため、操作レバー7の位置はアンクランプ側操作端bに確実に保持される。従って、操作レバー7から片手を離し、両手でステアリングホィール92を握って、ステアリングホィール92の前後方向位置及び傾斜角度を楽に調整することができる。
ステアリングホィール92の前後方向位置及び傾斜角度の調整が完了すると、運転者はステアリングホィール92から片手を離し、離した片手で操作レバー7を押す。操作レバー7の時計方向の揺動によって、板バネ87先端の係合突起871はアンクランプ側係合溝882から押し出され、係合突起871の下面は案内面881に沿って摺動する。
付勢方向反転機構8は、チルトヘッドクランプ41及びコラムクランプ21のクランプ動作の途中で、係合ピン471、中心軸81、係合ピン821の中心が一直線上に整列する(図12(2))と、付勢バネ715が操作レバー7を付勢する方向が、反時計方向(白塗矢印Fc)から時計方向(白塗矢印Fb)に反転するため、操作レバー7は付勢バネ715の付勢力によって時計方向に揺動し、操作レバー7を押すのに必要な力を小さくすることができる。
従って、操作レバー7は、付勢バネ715の付勢力によって、従動レバー714をレバー中心軸72Aを中心として反時計方向に揺動させ、突出部71が図3における左側に移動し、セグメントギヤ33の歯とギヤアーム44のギヤ部分442の歯が噛み合い、チルトヘッド4がコラムヘッド31にクランプされる。同時に、プッシャープレート73が図4の実線の位置まで揺動して、付勢バネ741の付勢力によりプッシャーロッド77が図9の左方向、実線の位置まで戻る。
プッシャーロッド77の左方向の動きは、揺動アーム61の揺動を、したがって、コラムクランプシャフト6の時計回りの回動を起こす。コラムクランプシャフト6が回動すると、それまで図10に示すように長径部が傾斜した状態であったコラムクランプシャフト6は、図11に示すように長径部がほぼ水平の状態になる。
これによって図8に示す第1ウェッジ211と第2ウェッジ212は、互いに接近するため、移動コラム部材3のクランプが行われる。付勢方向反転機構8は、操作レバー7から手を離しても、付勢バネ715の付勢力により、操作レバー7のクランプ側操作端aを保持するため、コラムクランプ21及びチルトヘッドクランプ41のクランプ状態が保持される。
なお、チルトヘッドクランプ41がアンクランプされたとき、チルトヘッド4には、その重量によりあたかも人が首をうなだれるときのような下向きの力が働く。このため、カウンターバランス用の強めのバネ45(図3、図4)が設けられている。このバネ45により、このような下向きの力を相殺し、あるいは、さらに乗降を容易にするため、ステアリングホィール92を最も上側の傾斜位置に維持するような力をチルトヘッド4に与えるようにすることができる。
以上説明した実施形態によれば、操作レバー7をアンクランプ方向に操作して、チルトヘッドクランプ41及びコラムクランプ21をアンクランプさせる操作の途中で、付勢バネ715が操作レバー7を付勢する方向が、付勢方向反転機構8によって、クランプ方向からアンクランプ方向に反転するため、操作レバー7をアンクランプ方向に操作するのに必要な力が小さくて済む。
また、テレスコピック機構及びチルティング機構のアンクランプ時に、操作レバーから手を離しても、操作レバー保持機構によって、操作レバーをアンクランプ側操作端bに確実に保持するため、ステアリングホィールの位置調整時の衝撃で、操作レバーがアンクランプ側操作端bからクランプ側操作端a側にずれることがないため、ステアリングホィールの調整を円滑に行うことができる。
また、以上説明した実施形態では、チルトヘッドクランプ及びコラムクランプの両方を有するステアリングコラム装置に適用した例を示したが、チルトヘッドクランプ又はコラムクランプのどちらか一方を有するステアリングコラム装置に適用しても良い。
本発明のステアリングコラム装置1の外観図である。 ステアリングコラム装置1を図3のP方向から見たときの一部断面を含む上面図である。 ステアリングコラム装置1の一部を切り欠いた図1の要部拡大図である。 ステアリングコラム装置1を図3のQ方向から見たときの下面図である。 図3におけるA−A断面図である。 ステアリングコラム装置1の傾斜位置を調整している時の状態を示す図1の一部切り欠き側面図である。 図3におけるB−B断面図である。 図3におけるC−C断面図である。 図3におけるD−D断面図である。 図8における一部拡大図であって、アンクランプ状態のときのコラムクランプシャフト6の回転位置を示している。 図8における一部拡大図であって、クランプ状態のときのコラムクランプシャフト6の回転位置を示している。 本発明の付勢方向反転機構8、及び、操作レバー保持機構89を示し、クランプ側操作端aに操作レバー7がある状態を示す動作説明図である。 本発明の付勢方向反転機構8、及び、操作レバー保持機構89を示し、操作レバー7を引きつける操作の途中で、係合ピン471、中心軸81、係合ピン821の中心が一直線上に整列した状態を示す動作説明図である。 本発明の付勢方向反転機構8、及び、操作レバー保持機構89を示し、アンクランプ側操作端bに操作レバー7がある状態を示す動作説明図である。 本発明の付勢方向反転機構8、及び、操作レバー保持機構89の他の実施形態を示す動作説明図である。
符号の説明
1 ステアリングコラム装置
2 固定コラム部材
21 コラムクランプ
211 第1ウェッジ
2111、2112 傾斜面
2113、2114 クランプバー穴
212 第2ウェッジ
213 クランプバー
2141、2142 反力部材
215 ウェッジ穴
216 コラムクランプシャフト穴
22 ストッパ部材
221、222 車体取付部
3 移動コラム部材
31 コラムヘッド
311 緩衝ストッパ
312、313 リブ
32 長穴
33 セグメントギヤ
34 ボルト
341 背当部材
4 チルトヘッド
41 チルトヘッドクランプ
43 チルト中心軸
44 ギヤアーム
441 軸
442 ギヤ部分
45 バネ
47 ブラケット
471 係合ピン
5 ホィールシャフト
6 コラムクランプシャフト
61 揺動アーム
7 操作レバー
71 突出部
714 従動レバー
715 付勢バネ
717 係合凹部
718 係合突起
72A、72C レバー中心軸
73 プッシャープレート
741 付勢バネ
743 長穴
746 鍔
77 プッシャーロッド
8 付勢方向反転機構
81 中心軸
82 揺動レバー
821 係合ピン
83 ピニオン
84 セグメントギヤ
86 支持ピン
87 板バネ
871 係合突起
872 基部
88 切欠き孔
881 案内面
882 アンクランプ側係合溝
883 クランプ側係合溝
884 リミットスイッチ
885 接触子
89 操作レバー保持機構
91 車体
92 ステアリングホィール
931、932 ユニバーサルジョイント
941 上中間軸
942 下中間軸

Claims (11)

  1. ステアリングホィールの車体前後方向位置を調整するためのテレスコピック機構、あるいは、上記ステアリングホィールの傾斜角度を調整するためのチルティング機構をクランプ/アンクランプするためのクランプ/アンクランプ機構、
    上記クランプ/アンクランプ機構をクランプ/アンクランプ操作することが可能な操作レバー、
    上記操作レバーを付勢する第1の付勢部材、
    上記操作レバーの操作の途中で、上記第1の付勢部材が上記操作レバーを付勢する方向を反転させる付勢方向反転機構、及び、
    上記操作レバーのクランプ側操作端またはアンクランプ側操作端の内の少なくとも一方において上記操作レバーを保持する操作レバー保持機構
    を備えていることを特徴とするステアリングコラム装置。
  2. ステアリングホィールの車体前後方向位置を調整するためのテレスコピック機構、
    上記ステアリングホィールの傾斜角度を調整するためのチルティング機構、
    上記テレスコピック機構をクランプ/アンクランプするためのクランプ/アンクランプ機構、
    上記チルティング機構をクランプ/アンクランプするためのクランプ/アンクランプ機構、
    上記両方のクランプ/アンクランプ機構のクランプ/アンクランプを操作することが可能な単一の操作レバー、
    上記操作レバーを付勢する第1の付勢部材、
    上記操作レバーの操作の途中で、上記第1の付勢部材が上記操作レバーを付勢する方向を反転させる付勢方向反転機構、及び、
    上記操作レバーのクランプ側操作端またはアンクランプ側操作端の内の少なくとも一方において上記操作レバーを保持する操作レバー保持機構
    を備えていることを特徴とするステアリングコラム装置。
  3. 請求項1または請求項2のいずれかに記載されたステアリングコラム装置において、
    上記操作レバー保持機構は、
    上記操作レバーを揺動可能に支持する支持体側に設けられた係合突起と、
    上記操作レバーに設けられ、上記操作レバーのクランプ側操作端またはアンクランプ側操作端の内の少なくとも一方において、上記係合突起に係合する係合溝とを有すること
    を特徴とするステアリングコラム装置。
  4. 請求項3に記載されたステアリングコラム装置において、
    上記操作レバー保持機構は、
    上記係合溝に係合する方向に常時上記係合突起を付勢する第2の付勢部材を有すること
    を特徴とするステアリングコラム装置。
  5. 請求項4に記載されたステアリングコラム装置において、
    上記第2の付勢部材は板バネで構成され、
    上記係合突起は板バネの先端に形成されていること
    を特徴とするステアリングコラム装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載されたステアリングコラム装置において、
    上記第1の付勢部材がバネであること
    を特徴とするステアリングコラム装置。
  7. 請求項6に記載されたステアリングコラム装置において、
    上記付勢方向反転機構は、
    上記操作レバーを揺動可能に支持する支持体側に設けられ、上記バネの一端が係合する支持体側バネ係合部と、
    上記操作レバーの操作に連動して揺動する揺動レバーと、
    上記揺動レバーに揺動レバーの揺動中心から離間して設けられ、上記バネの他端が係合する揺動側バネ係合部とからなること
    を特徴とするステアリングコラム装置。
  8. 請求項7に記載されたステアリングコラム装置において、
    上記操作レバーの操作の途中で、上記支持体側バネ係合部の中心と上記揺動レバーの揺動中心とを結ぶ直線を挟んで一方の側から他方の側に、上記揺動側バネ係合部の中心が移ることによって、上記バネによる操作レバーに対する付勢力の方向が反転すること
    を特徴とするステアリングコラム装置。
  9. 請求項7または請求項8のいずれかに記載されたステアリングコラム装置において、
    上記操作レバーにはセグメントギヤが設けられ、
    上記揺動レバーに設けられたピニオンが上記セグメントギヤに噛み合うことにより、上記操作レバーの操作に連動して上記揺動レバーが揺動すること
    を特徴とするステアリングコラム装置。
  10. 車体に取り付けるための車体取付部を備えた固定コラム部材、
    中心軸回りに回転不能且つ中心軸方向に移動可能に上記固定コラム部材に支持された移動コラム部材、
    上記移動コラム部材の一端側に備えられたコラムヘッド、
    上記コラムヘッドにチルト可能に支持されたチルトヘッド、
    上記チルトヘッドに回転可能に支持され、一端にステアリングホィールを固定するためのホィールシャフト、
    上記移動コラム部材を上記固定コラム部材に対してクランプ/アンクランプするためのコラムクランプ、
    上記チルトヘッドを上記コラムヘッドに対してクランプ/アンクランプするためのチルトヘッドクランプ、
    上記チルトヘッドに第1の揺動支軸を中心として揺動可能に支持された操作レバー、
    上記コラムクランプ及びチルトヘッドクランプをクランプする方向に上記操作レバーを付勢する付勢部材、
    上記チルトヘッドに第2の揺動支軸を中心として揺動可能に支持され、上記操作レバーの揺動に従動して揺動し、上記コラムクランプ及びチルトヘッドクランプの両方をクランプ/アンクランプすることが可能な従動レバー、
    上記コラムクランプ及びチルトヘッドクランプをアンクランプする方向に上記操作レバーを操作するとき、この操作の途中で、上記付勢部材による操作レバーに対する付勢力の方向を反転する付勢方向反転機構、及び、
    上記操作レバーのクランプ側操作端またはアンクランプ側操作端の内の少なくとも一方において上記操作レバーを保持する操作レバー保持機構
    を備えていることを特徴とするステアリングコラム装置。
  11. 請求項1から請求項10のいずれかに記載されたステアリングコラム装置において、
    上記操作レバーがクランプ側操作端に有るか否かを検出する検出装置
    を備えていることを特徴とするステアリングコラム装置。
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