JP2005178408A - 車輌の挙動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドリフトアウト制御の実行中に運転者により加速操作量が所定量以上低減された場合に、ドリフトアウト状態の低減を確実に達成しつつ車輌がタックイン状態(オーバステア状態)になることを防止する。
【解決手段】車輌の加速時に車輌がドリフトアウト状態になると(S20)、ドリフトアウト状態の程度に応じてドリフトアウト制御量Bを演算し、ドリフトアウト制御量に基づいて少なくとも旋回内側後輪の制動力を制御することによりドリフトアウト制御を行う(S150〜190)車輌の挙動制御装置であり、ドリフトアウト制御の実行中に運転者により加速操作量が所定量以上低減されたときには(S20〜60)、ドリフトアウト制御の実行中に運転者により加速操作量が所定量以上低減されない場合に比して、加速操作量が所定量以上低減された時点より所定の時間が経過するまでドリフトアウト制御量を低減する(S70〜130)。
【選択図】図2

Description

本発明は、車輌の挙動制御装置に係り、更に詳細にはドリフトアウト制御を行う車輌の挙動制御装置に係る。
自動車等の車輌に於いて、加速時に車輌がドリフトアウト状態になるとドリフトアウト状態の程度に応じて少なくとも旋回内側後輪の制動力を制御することによりドリフトアウト制御を行う挙動制御装置はよく知られている。かかる挙動制御装置に於いて、例えば下記の特許文献1に記載されている如く、車輌がドリフトアウト状態にある状況にてアクセルオフになると、車輌がオーバステア状態になるのを抑制するための制動力を例えば旋回外輪に付与し、その制動力のゲインをアクセルペダルの操作速度に比例する値に設定することも従来より知られている。
特開2002−29400号公報
しかし上述の如き従来の挙動制御装置に於いては、車輌がドリフトアウト状態にある状況にてアクセルオフになると、車輌がオーバステア状態になるのを抑制するための制動力が付与されるので、車輌がオーバステア状態になるのを抑制することはできるが、車輌のドリフトアウト状態を確実に低減しつつ車輌がオーバステア状態になることを防止することができない。
また上述の問題を解決すべく、ドリフトアウト制御の実行中に運転者により加速操作量が所定量以上低減されたときには、ドリフトアウト制御の実行中に運転者により加速操作量が所定量以上低減されない場合に比してドリフトアウト制御量を低減することが考えられるが、ドリフトアウト制御の実行中に運転者により加速操作量が所定量以上低減された状況に於いて、運転者により切り増し操舵が行われると、操舵角等に基づいて演算される車輌のドリフトアウト状態の指標値が増大するため、見かけ上ドリフトアウト状態の程度が高くなり、切り増し操舵に起因してドリフトアウト制御量が増加してしまい、車輌がオーバステア状態になることを効果的に防止することができない。
本発明は、車輌がドリフトアウト状態にある状況にてアクセルオフになると、車輌がオーバステア状態になるのを抑制するための制動力を付与するよう構成された従来の挙動制御装置に於ける上述の如き問題に鑑みてなされたものであり、本発明の主要な課題は、ドリフトアウト制御の実行中に運転者により加速操作量が所定量以上低減されたときには、ドリフトアウト制御量が過剰になることを防止することにより、車輌のドリフトアウト状態の低減を確実に達成しつつ車輌がタックイン状態(オーバステア状態)になることを防止することである。
上述の主要な課題は、本発明によれば、車輌の加速時に車輌がドリフトアウト状態になるとドリフトアウト状態の程度に応じてドリフトアウト制御量を演算し、前記ドリフトアウト制御量に基づいて少なくとも旋回内側後輪の制動力を制御することによりドリフトアウト制御を行う車輌の挙動制御装置に於いて、ドリフトアウト制御の実行中に運転者により加速操作量が所定量以上低減されたときには、ドリフトアウト制御の実行中に運転者により加速操作量が所定量以上低減されない場合に比して前記ドリフトアウト制御量を低減することを特徴とする車輌の挙動制御装置(請求項1の構成)、又は車輌の加速時に車輌がドリフトアウト状態になるとドリフトアウト状態の程度に応じてドリフトアウト制御量を演算し、前記ドリフトアウト制御量に基づいて少なくとも旋回内側後輪の制動力を制御することによりドリフトアウト制御を行う車輌の挙動制御装置に於いて、ドリフトアウト制御の実行中に運転者により加速操作量が所定量以上低減されたときには、切り増し操舵に起因する前記ドリフトアウト制御量の増加を禁止することを特徴とする車輌の挙動制御装置(請求項3の構成)によって達成される。
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記請求項1の構成に於いて、制動力により車輌に付与される旋回補助方向のヨーモーメントが低減されるよう、前記低減されたドリフトアウト制御量に基づいて各車輪の制動力を制御するよう構成される(請求項2の構成)。
また本発明によれば、上述の主要な課題を効果的に達成すべく、上記請求項3の構成に於いて、制動力により車輌に付与される旋回補助方向のヨーモーメントが増大せず且つ全ての車輪の制動力の和が増加しないよう、前記増加が禁止されたドリフトアウト制御量に基づいて各車輪の制動力を制御するよう構成される(請求項4の構成)。
上記請求項1の構成によれば、ドリフトアウト制御の実行中に運転者により加速操作量が所定量以上低減されたときには、ドリフトアウト制御の実行中に運転者により加速操作量が所定量以上低減されない場合に比してドリフトアウト制御量が低減されるので、ドリフトアウト制御の実行中に運転者により加速操作量が所定量以上低減された状況に於いてドリフトアウト制御量が過剰になることに起因して車輌がタックイン状態になることを効果的に防止することができ、また旋回阻止方向のヨーモーメントが車輌に付与されるよう制動力が制御される場合に比して車輌のドリフトアウト状態を確実に低減することができる。
また上記請求項2の構成によれば、制動力により車輌に付与される旋回補助方向のヨーモーメントが低減されるよう、低減されたドリフトアウト制御量に基づいて各車輪の制動力が制御されるので、ドリフトアウト制御量は低減されるが旋回補助方向のヨーモーメントが不変である場合に比して車輌がタックイン状態になることを効果的に防止することができる。
また上記請求項3の構成によれば、ドリフトアウト制御の実行中に運転者により加速操作量が所定量以上低減されたときには、切り増し操舵に起因するドリフトアウト制御量の増加が禁止されるので、切り増し操舵によりドリフトアウト制御量が増加し旋回補助方向のヨーモーメントが増大することを確実に防止することができ、これによりドリフトアウト制御の実行中に運転者により加速操作量が所定量以上低減された後に切り増し操舵が行われた場合にも車輌がタックイン状態になることを効果的に防止することができる。
また上記請求項4の構成によれば、制動力により車輌に付与される旋回補助方向のヨーモーメントが増大せず且つ全ての車輪の制動力の和が増加しないよう、増加が禁止されたドリフトアウト制御量に基づいて各車輪の制動力が制御されるので、全ての車輪の制動力の和は増加しないが旋回補助方向のヨーモーメントが増大する場合に比して車輌がタックイン状態になることを効果的に防止することができる。
[課題解決手段の好ましい態様]
本発明の一つの好ましい態様によれば、上記請求項1又は3の構成に於いて、「ドリフトアウト制御の実行中」は「ドリフトアウト制御による制動力の制御中」であるよう構成される(好ましい態様1)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項1又は3の構成に於いて、「加速操作量が所定量以上低減されたとき」は「加速操作量が所定値以上である状況に於いて加速操作量が所定量以上低減されたとき」であるよう構成される(好ましい態様2)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項1の構成に於いて、ドリフトアウト制御量の低減量は加速操作量の低減量が大きいほど大きくなるよう、加速操作量の低減量に応じて可変設定されるよう構成される(好ましい態様3)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項1の構成に於いて、加速操作量が所定量以上低減された時点より所定の時間が経過するまでドリフトアウト制御量を低減するよう構成される(好ましい態様4)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項2の構成に於いて、少なくとも旋回内側後輪の制動力を低減することにより、制動力により車輌に付与される旋回補助方向のヨーモーメントが低減されるよう、低減されたドリフトアウト制御量に基づいて各車輪の制動力を制御するよう構成される(好ましい態様5)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項2の構成に於いて、旋回内側後輪の制動力に対する旋回外側後輪の制動力の比を小さくすることにより、制動力により車輌に付与される旋回補助方向のヨーモーメントが低減されるよう、低減されたドリフトアウト制御量に基づいて各車輪の制動力を制御するよう構成される(好ましい態様6)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項3の構成に於いて、ドリフトアウト制御の実行中に運転者により加速操作量が所定量以上低減されたときには、ドリフトアウト制御の実行中に運転者により加速操作量が所定量以上低減されない場合に比してドリフトアウト制御量を低減し、ドリフトアウト制御量を低減している状況に於いて運転者により切り増し操舵が行われたときには、ドリフトアウト制御量の増加を禁止するよう構成される(好ましい態様7)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記好ましい態様7の構成に於いて、ドリフトアウト制御量の低減量は加速操作量の低減量が大きいほど大きくなるよう、加速操作量の低減量に応じて可変設定されるよう構成される(好ましい態様8)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記好ましい態様7の構成に於いて、加速操作量が所定量以上低減された時点より所定の時間が経過するまでドリフトアウト制御量を低減するよう構成される(好ましい態様9)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項3の構成に於いて、加速操作量が所定量以上低減された時点より所定の時間が経過するまでドリフトアウト制御量の増加を禁止するよう構成される(好ましい態様10)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項4の構成に於いて、少なくとも旋回内側後輪の制動力を低減することにより、制動力により車輌に付与される旋回補助方向のヨーモーメントが増大せず且つ全ての車輪の制動力の和が増加しないよう、増加が禁止されたドリフトアウト制御量に基づいて各車輪の制動力を制御するよう構成される(好ましい態様11)。
本発明の他の一つの好ましい態様によれば、上記請求項4の構成に於いて、旋回内側後輪の制動力に対する旋回外側後輪の制動力の比を小さくすることにより、制動力により車輌に付与される旋回補助方向のヨーモーメントが増大せず且つ全ての車輪の制動力の和が増加しないよう、増加が禁止されたドリフトアウト制御量に基づいて各車輪の制動力を制御するよう構成される(好ましい態様12)。
以下に添付の図を参照しつつ、本発明を幾つかの好ましい実施例について詳細に説明する。
図1は後輪駆動車に適用された本発明による車輌の挙動制御装置の実施例1を示す概略構成図(A)及び制御系のブロック線図(B)である。
図1に於いて、10はエンジンを示しており、エンジン10の駆動力はトルクコンバータ12及びトランスミッション14を含む自動変速機16を介してプロペラシャフト18へ伝達される。プロペラシャフト18の駆動力はディファレンシャル20により左後輪車軸22L及び右後輪車軸22Rへ伝達され、これにより駆動輪である左右の後輪24RL及び24RRが回転駆動される。
一方左右の前輪24FL及び24FRは従動輪であると共に操舵輪であり、図1には示されていないが運転者によるステアリングホイールの転舵に応答して駆動されるラック・アンド・ピニオン式のパワーステアリング装置によりタイロッドを介して周知の要領にて操舵される。
エンジン10への吸入空気量は吸気通路26に設けられたスロットルバルブ28により制御され、スロットルバルブ28は電動機を含むスロットルアクチュエータ30により駆動される。スロットルバルブ28の開度はアクセルポジションセンサ32により検出されるアクセルペダル33の踏み込み量に応じてエンジン制御装置34によりスロットルアクチュエータ30を介して制御される。またエンジン10の吸気通路26の各気筒の給気ポートにはガソリンの如き燃料を噴射するインジェクタ36が設けられており、インジェクタ36による燃料噴射量もエンジン制御装置34により制御される。
エンジン制御装置34にはアクセルポジションセンサ32よりアクセルペダル38の踏み込み量(アクセル開度A)を示す信号が入力され、また図には示されていない他のセンサよりエンジン回転数Ne、その他のエンジン制御情報を示す信号が入力される。エンジン制御装置34は通常時にはアクセル開度A等に基づき目標エンジントルクTetを演算し、目標エンジントルクTet及びエンジン回転数Neに基づきスロットルバルブ28の目標開度φstを演算し、スロットルバルブ28の開度を目標開度φstになるよう制御する。
左右の前輪24FL、24FR及び左右の後輪24RL、24RRの制動力は制動装置42の油圧回路44により対応するホイールシリンダ46FL、46FR、46RL、46RRの制動圧が制御されることによって制御される。図1には示されていないが、油圧回路44はリザーバ、オイルポンプ、種々の弁装置等を含み、各ホイールシリンダの制動圧は通常時には運転者によるブレーキペダル48の踏み込み操作に応じて駆動されるマスタシリンダ50により制御され、挙動制御時には制動力制御装置52により制御される。
図1(B)に示されている如く、制動力制御装置52には、操舵角センサ54より操舵角θを示す信号、車速センサ56より車速Vを示す信号、ヨーレートセンサ58より車輌のヨーレートγを示す信号、圧力センサ60FL〜60RRよりそれぞれホイールシリンダ46FL〜46RR内の圧力Pi(i=fl、fr、rl、rr)を示す信号が入力される。また制動力制御装置40にはエンジン制御装置34よりアクセル開度Aを示す信号も入力される。
尚エンジン制御装置34及び制動力制御装置52は、実際にはそれぞれCPU、ROM、RAM、入出力ポート装置等を含み、これらが双方向性のコモンバスにより互いに接続された周知の構成のマイクロコンピュータと駆動回路とを含むものであってよい。また操舵角センサ54及びヨーレートセンサ58はそれぞれ車輌の左旋回時を正として操舵角θ及び車輌のヨーレートγを検出する。
特に図示の実施例1に於いては、制動力制御装置52は、図2に示されたフローチャートに従って、車輌がドリフトアウト状態にあるか否かを判定し、車輌がドリフトアウト状態にあるときには、左右の後輪に制動力を付与して車輌を減速すると共に車輌に旋回補助方向のヨーモーメントを与えることによってドリフトアウトを抑制するドリフトアウト制御を行う。
また制動力制御装置52は、ドリフトアウト制御の実行中に運転者によりアクセルペダル38の踏み込み量が低減されアクセル開度Aが低減されたときには、ドリフトアウト抑制制御の実行中に運転者によりアクセル開度Aが低減されない場合に比してドリフトアウト抑制制御量を低減し、これによりドリフトアウト制御の実行中に運転者によりアクセルペダル38の踏み込み量が低減された際にドリフトアウト制御がタックインを助長することを防止する。
次に図2に示されたフローチャートを参照して実施例1に於けるドリフトアウト制御ルーチンについて説明する。尚図2に示されたフローチャートによる制御は図には示されていないイグニッションスイッチの閉成により開始され、所定の時間毎に繰返し実行される。また図2に於いて、フラグFは車輌がドリフトアウト状態にある状況にて運転者によりアクセル開度Aが低減されたか否かに関するものであり、1は車輌がドリフトアウト状態にある状況にて運転者によりアクセル開度Aが低減されたことを意味する。
まずステップ10に於いては操舵角θを示す信号等の読み込みが行われ、ステップ20に於いては操舵角θに基づき前輪の実舵角δが演算され、HをホイールベースとしKhをスタビリティファクタとして下記の式1に従って車輌の基準ヨーレートγtが演算される。
γe=Vδ/{(1+KhV2)H} ……(1)
またステップ20に於いては下記の式2に従って基準ヨーレートγtの絶対値と車輌の実際のヨーレートγの絶対値との偏差としてヨーレート偏差Δγが演算され、ヨーレート偏差Δγが基準値γo(正の定数)以上であるか否かの判別、即ち車輌がドリフトアウト状態にあるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ60へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ30へ進む。
ステップ30に於いてはアクセル開度Aの前回値An-1が基準値A1(正の定数)以上であるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ60へ進み、肯定判別が行われたステップ40に於いてアクセル開度Aの現在値Anが基準値A2(A1よりも小さい正の定数)未満であるか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ60へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ50に於いてフラグFが1にセットされた後ステップ60へ進む。
かくしてステップ20〜40に於いては、車輌がドリフトアウト状態にある状況に於いて運転者によりアクセル操作量が低減され、アクセル開度Aが前サイクルと現サイクルとの間に於いて所定量A1−A2以上低減されたか否かの判別が行われる。
ステップ60に於いてはフラグFが1であるか否かの判別、即ち車輌がドリフトアウト状態にある状況にて運転者によりアクセル開度Aが所定量以上低減されたか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ150へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ70へ進む。
ステップ70に於いてはカウンタのカウント値Cが1インクリメントされ、ステップ80に於いてはカウンタのカウント値Cが基準値Co(正の一定の整数)よりも大きいか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ90に於いてフラグFが0にリセットされると共にカウンタのカウント値Cが0にリセットされ、肯定判別が行われたときにはステップ130に於いて下記の式2に従ってヨーレート偏差Δγが低減補正される。尚下記の式2に於けるアクセル開度の低減量An-1−Anの関数f(An-1−An)は0よりも大きく1よりも小さい範囲内にてアクセル開度の低減量An-1−Anが大きいほど小さくなる関数である。
Δγ=f(An-1−An)×Δγ ……(2)
ステップ150に於いてはヨーレート偏差Δγの関数g(Δγ)としてドリフトアウト制御量Bが演算され、ステップ160に於いてはアクセル開度の前回値An-1がアクセル開度の現在値Anに書き換えられる。尚ステップ150に於ける関数g(Δγ)はヨーレート偏差Δγが大きいほどドリフトアウト制御量Bが大きくなるよう設定されており、ドリフトアウト制御量Bはヨーレート偏差Δγに基づいて図6に示されたグラフに対応するマップより演算されてもよい。
ステップ170に於いてはヨーレートγに基づき車輌の旋回方向、従って旋回内外輪が特定されると共に、左右前輪の目標制動圧Ptfl及びPtfrがそれぞれ0に設定され、旋回内側後輪に対する目標制動力の配分比Kが標準値Ko(0よりも大きく1よりも小さい正の定数)に設定され、車輌が左旋回状態にあるときには左右後輪の目標制動圧Ptrl及びPtrrがそれぞれ下記の式3及び4に従って演算され、車輌が右旋回状態にあるときには左右後輪の目標制動圧Ptrl及びPtrrがそれぞれ下記の式5及び6に従って演算され、ステップ180に於いては各車輪の制動圧Piがそれぞれ対応する目標制動圧Ptiになるよう制御される。
Ptrl=K×B ……(3)
Ptrr=(1−K)×B ……(4)
Ptrl=(1−K)×B ……(5)
Ptrr=K×B ……(6)
かくして図示の実施例1によれば、ステップ20〜40に於いて車輌がドリフトアウト状態にある状況に於いて運転者によりアクセル操作量が低減され、アクセル開度Aが前サイクルと現サイクルとの間に於いて所定量A1−A2以上低減されたか否かの判別が行われ、アクセル開度Aが前サイクルと現サイクルとの間に於いて所定量以上低減されていない場合には、ステップ60に於いて否定判別が行われ、ステップ150〜180に於いて低減補正されていないヨーレート偏差Δγに基づいて左右後輪の制動力が制御されることにより、左右の後輪に制動力が付与され、車輌が減速されると共に車輌に旋回補助方向のヨーモーメントが付与されることによってドリフトアウト状態が低減される。
尚図示の実施例1に於いては、ヨーレート偏差Δγが基準値γo未満であり、車輌がドリフトアウト状態にない場合にもステップ60に於いて否定判別が行われ、ステップ150〜180が実行されるが、この場合にはドリフトアウト制御量Bが0に演算されるので、左右の後輪に制動力は付与されない。
また車輌がドリフトアウト状態にある状況に於いて運転者によりアクセル操作量が低減され、アクセル開度Aが前サイクルと現サイクルとの間に於いて所定量以上低減された場合には、ステップ60に於いて肯定判別が行われ、ステップ70〜130に於いてアクセル開度Aが所定量以上低減された時点より基準値Coに対応する所定の時間が経過するまで、ヨーレート偏差Δγが低減補正され、ステップ150〜180に於いて低減補正されたヨーレート偏差Δγに基づいて左右後輪の制動力が制御されることによりドリフトアウト状態が低減される。
従って図示の実施例1によれば、車輌がドリフトアウト状態にある状況に於いて運転者によりアクセル操作量が所定量以上低減された場合には、アクセル操作量が所定量以上低減されない場合に比して、左右の後輪に付与される制動力が低減され、これにより車輌の減速度が低減されると共に車輌に付与される旋回補助方向のヨーモーメントが低減されるので、ドリフトアウト制御の実行中に運転者によりアクセル操作量が所定量以上低減され車輌が減速する状況に於いてドリフトアウト制御による制動力の付与に起因して車輌がタックイン状態になる虞れを効果的に低減することができる。
また図示の実施例1によれば、車輌がドリフトアウト状態にある状況に於いて運転者によりアクセル操作量が所定量以上低減された場合には、ドリフトアウト制御量が低減され、低減されたドリフトアウト制御量にてドリフトアウト制御が実行されるので、例えば車輌がドリフトアウト状態にある状況に於いて運転者によりアクセル操作量が所定量以上低減された場合には、旋回補助方向とは逆方向、即ち旋回阻止方向のヨーモーメントが車輌に付与されるよう車輪の制動力を制御する従来の挙動制御装置の場合に比して、確実に車輌のドリフトアウト状態を低減しつつ車輌がタックイン状態になる虞れを低減することができる。
図3は実施例1の修正例として構成された本発明による車輌の挙動制御装置の実施例2に於けるドリフトアウト制御ルーチンを示すフローチャートである。尚図3に於いて図2に示されたステップと同一のステップには図2に於いて付されたステップ番号と同一のステップ番号が付されている。このことは後述の実施例3及び4に於いても同様である。
この実施例2の図3に示されたドリフトアウト制御ルーチンのステップ10〜80及びステップ150〜180は上述の実施例1の場合と同様に実行され、ステップ60に於いて否定判別が行われると、即ちフラグFが0であると判定されると、ステップ65に於いて旋回内側後輪に対する目標制動圧の配分比Kが標準値Koに設定された後ステップ150へ進む。
またステップ80に於いて肯定判別が行われたときには、即ちフラグFが0より1に変更された時点より所定の時間が経過したときには、ステップ95に於いてフラグFが0にリセットされ、カウンタのカウント値Cが0にリセットされると共に、旋回内側後輪に対する目標制動圧の配分比が標準値Koに設定され、否定判別が行われたときにはステップ135に於いてヨーレート偏差Δγが上記式2に従って低減補正されると共に、旋回内側後輪に対する目標制動圧の配分比Kが関数F(An-1−An)により演算される。尚関数F(An-1−An)は0よりも大きく標準値Koよりも小さい範囲内にてアクセル開度Aの低減量An-1−Anが大きいほど小さくなる関数である。
かくして図示の実施例2によれば、車輌がドリフトアウト状態にある状況に於いて運転者によりアクセル操作量が所定量以上低減された場合には、ドリフトアウト制御量が低減されるので、上述の実施例1の作用効果と同様の作用を得ることができるだけでなく、旋回内側後輪に対する目標制動圧の配分比Kが標準値Koよりも小さい値に設定されるので、上述の実施例1の場合に比してドリフトアウト制御により車輌に付与される旋回補助方向のヨーモーメントを低減し、車輌がタックイン状態になる虞れを一層効果的に低減することができ、また上述の実施例1の場合に比して車輌のタックイン防止のために必要なドリフトアウト制御量の低減量を小さくすることができ、これにより車輌のドリフトアウト状態を一層効果的に低減することができる。
特に図示の実施例2によれば、旋回内側後輪に対する目標制動圧の配分比Kはアクセル開度Aの低減量An-1−Anが大きいほど小さくなるよう0よりも大きく標準値Koよりも小さい範囲内にてアクセル開度Aの低減量An-1−Anに応じて可変設定されるので、例えば旋回内側後輪に対する目標制動圧の配分比Kの低下量がアクセル開度Aの低減量に拘らず一定である場合に比して、車輌がタックイン状態になる虞れの程度に応じてドリフトアウト制御により車輌に付与される旋回補助方向のヨーモーメントを適正に低減することができる。
図4は後輪駆動車に適用された本発明による車輌の挙動制御装置の実施例3に於けるドリフトアウト制御ルーチンを示すフローチャートである。
この実施例2の図4に示されたドリフトアウト制御ルーチンのステップ10〜40、70〜90、120、150〜180は上述の実施例1の場合と同様に実行され、ステップ40に於いて肯定判別が行われたときにはステップ55に於いてフラグFが1にセットされると共に、操舵角の記憶値θhが現在の操舵角θに設定される。
またステップ80に於いて肯定判別が行われたときにはステップ100に於いて操舵角θが0よりも大きいか否かの判別、即ち運転者により左旋回操舵が行われているか否かの判別が行われ、肯定判別が行われたときにはステップ120へ進み、否定判別が行われたときにはステップ110へ進む。
ステップ110に於いては操舵角θが操舵角の記憶値θh未満であるか否かの判別、即ち運転者により右旋回方向への切り増し操舵が行われたか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ130へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ140へ進む。
同様にステップ120に於いては操舵角θが操舵角の記憶値θhよりも大きいか否かの判別、即ち運転者により左旋回方向への切り増し操舵が行われたか否かの判別が行われ、否定判別が行われたときにはステップ130へ進み、肯定判別が行われたときにはステップ140へ進む。
ステップ140に於いてはヨーレート偏差Δγの前回値をΔγn-1として、ヨーレート偏差Δγが下記の式7に従ってヨーレート偏差の前回値Δγn-1及び上記式2に従って演算される低減補正後のヨーレート偏差のうちの小さい方の値に設定される。
Δγ=MIN{Δγn-1,f(An-1−An)×Δγ} ……(7)
かくして図示の実施例3によれば、ドリフトアウト制御の実行中に運転者によりアクセル操作量が所定量以上低減され、その時点より所定の時間以内に運転者により旋回方向への切り増し操舵が行われたときには、切り増し方向への操舵角θの変化によりヨーレート偏差Δγが大きくなるが、かかる状況に於いてはステップ110又は120に於いて肯定判別が行われ、ステップ140に於いてヨーレート偏差Δγがヨーレート偏差の前回値Δγn-1及び上記式2に従って演算される低減補正後のヨーレート偏差のうちの小さい方の値に設定されることにより、ドリフトアウト制御量Bの演算に供されるヨーレート偏差Δγの増加が禁止される。
従ってドリフトアウト制御の実行中に運転者によりアクセル操作量が所定量以上低減された後に運転者により旋回方向への切り増し操舵が行われた状況に於いて、ドリフトアウト制御量Bが増加しドリフトアウト制御により車輌に付与される旋回補助方向のヨーモーメントが増加することを確実に防止することができ、これにより車輌がタックイン状態になる虞れを効果的に低減することができる。
尚ドリフトアウト制御の実行中に運転者によりアクセル操作量が所定量以上低減されても、その時点より所定の時間以内に運転者により旋回方向への切り増し操舵が行われない場合には、ステップ110又は120に於いて否定判別が行われ、ステップ135が実行されるので、上述の実施例1の作用効果と同様の作用を得ることができる(このことは後述の実施例4に於いても同様である)。
図5は実施例3の修正例として構成された本発明による車輌の挙動制御装置の実施例4に於けるドリフトアウト制御ルーチンを示すフローチャートである。
この実施例4の図5に示されたドリフトアウト制御ルーチンのステップ10〜60、70〜120、150〜180は上述の実施例3の場合と同様に実行され、ステップ65、95、135は上述の実施例2の場合と同様に実行される。
またステップ110又は120に於いて肯定判別が行われたときには、即ちドリフトアウト制御の実行中に運転者によりアクセル操作量が所定量以上低減され、その時点より所定の時間以内に運転者により旋回方向への切り増し操舵が行われたときには、ステップ145に於いてヨーレート偏差Δγが上述の実施例3の場合と同様ヨーレート偏差の前回値Δγn-1及び上記式2に従って演算される低減補正後のヨーレート偏差のうちの小さい方の値に設定されると共に、旋回内側後輪に対する目標制動圧の配分比Kが関数G(An-1−An)により演算される。
尚関数G(An-1−An)も関数F(An-1−An)と同様、0よりも大きく標準値Koよりも小さい範囲内にてアクセル開度Aの低減量An-1−Anが大きいほど小さくなる関数であるが、アクセル開度Aの低減量An-1−Anが大きいほど小さくなる度合は関数F(An-1−An)の場合よりも小さい。
かくして図示の実施例4によれば、上述の実施例1〜3の作用効果を得ることができることに加えて、ドリフトアウト制御の実行中に運転者によりアクセル操作量が所定量以上低減され、その時点より所定の時間以内に運転者により旋回方向への切り増し操舵が行われた状況に於いて、ドリフトアウト制御量Bが増加しドリフトアウト制御により車輌に付与される旋回補助方向のヨーモーメントが増加することを一層確実に防止することができ、これにより車輌がタックイン状態になる虞れを一層効果的に低減することができる。
尚図示の各実施例によれば、車輌がドリフトアウト状態にある状況に於いて運転者によりアクセル操作量が所定量以上低減された場合には、アクセル開度の低減量An-1−Anが大きいほどヨーレート偏差Δγの低減量が大きくなるよう、ヨーレート偏差Δγの低減量はアクセル開度の低減量An-1−Anに応じて可変設定されるので、ヨーレート偏差Δγの低減量が一定である場合に比して、車輌がタックイン状態になる虞れに応じてドリフトアウト制御量を適正に低減することができる。
また図示の各実施例によれば、ステップ30及び40に於いてアクセル開度Aが基準値A1以上である状況より基準値A2未満になったか否かの判別により、運転者によりアクセル操作量が所定量以上低減されたか否かの判別が行われるので、例えばアクセル開度の低減量An-1−Anが基準値以上であるか否かの判別が行われる場合に比して、運転者のアクセル操作量が比較的小さい領域に於いてアクセル操作量が急激に低減された状況に於いて、ドリフトアウト制御量が不必要に低減されることを防止することができる。
以上に於いては本発明を特定の実施例について詳細に説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施例が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
例えば上述の各実施例に於いては、車輌がドリフトアウト状態にある状況に於いて運転者によりアクセル操作量が所定量以上低減された場合には、ヨーレート偏差Δγが低減されることによりドリフトアウト制御量Bが低減されるようになっているが、ヨーレート偏差Δγが低減されることなくドリフトアウト制御量Bが低減されてもよく、またヨーレート偏差Δγ及びドリフトアウト制御量Bが低減されることなく各車輪の目標制動圧Ptiが低減されてもよい。
また上述の各実施例に於いては、ドリフトアウト制御量Bに基づいて各車輪の目標制動圧Ptiが演算され、各車輪の制動圧Piがそれぞれ対応する目標制動圧Ptiになるよう制御されることによってドリフトアウト制御が実行されるようになっているが、ドリフトアウト制御量Bに基づいて各車輪の目標スリップ率Stiが演算され、各車輪のスリップ率Siがそれぞれ対応する目標スリップ率Stiになるよう制御されることによってドリフトアウト制御が実行されるよう修正されてもよい。
また上述の各実施例に於いては、車輌がドリフトアウト状態にある状況に於いて運転者によりアクセル操作量が所定量以上低減された時点より所定の時間が経過したか否かを判定するための基準値Coは正の定数であるが、アクセル操作量の低減が開始された時点に於けるアクセル操作量(アクセル開度A)が高いほど大きくなり、或いはアクセル操作量の低減量(An-1−An)が大きいほど大きくなるよう、基準値Coはアクセル操作量の低減が開始された時点に於けるアクセル操作量若しくはアクセル操作量の低減量に応じて可変設定されるよう修正されてもよい。
また上述の実施例2に於いては、補正係数Kaは0よりも大きく1よりも小さい一定の値であるが、車輌の駆動力の増大時間の経過につれて補正係数Kaが漸次1に近づくよう変化されることにより、上述の実施例2及び3の両方の作用効果が得られるよう修正されてもよい。
更に上述の各実施例に於いては、車輌は後輪駆動車であるが、本発明が適用される車輌は前輪駆動車や四輪駆動車であってもよい。
後輪駆動車に適用された本発明による車輌の挙動制御装置の実施例1を示す概略構成図(A)及び制御系のブロック線図(B)である。(実施例1) 実施例1に於けるドリフトアウト制御ルーチンを示すフローチャートである。(実施例1) 実施例1の修正例として構成された本発明による車輌の挙動制御装置の実施例2に於けるドリフトアウト制御ルーチンを示すフローチャートである。(実施例2) 後輪駆動車に適用された本発明による車輌の挙動制御装置の実施例3に於けるドリフトアウト制御ルーチンを示すフローチャートである。(実施例3) 実施例3の修正例として構成された本発明による車輌の挙動制御装置の実施例4に於けるドリフトアウト制御ルーチンを示すフローチャートである。(実施例4) ヨーレート偏差Δとドリフトアウト制御量Bとの間の関係の一例を示すグラフである。
符号の説明
10 エンジン
34 エンジン制御装置
38 アクセルペダル
42 制動装置
52 制動力制御装置
54 操舵角センサ
56 車速センサ
58 ヨーレートセンサ
54 圧力センサ

Claims (4)

  1. 車輌の加速時に車輌がドリフトアウト状態になるとドリフトアウト状態の程度に応じてドリフトアウト制御量を演算し、前記ドリフトアウト制御量に基づいて少なくとも旋回内側後輪の制動力を制御することによりドリフトアウト制御を行う車輌の挙動制御装置に於いて、ドリフトアウト制御の実行中に運転者により加速操作量が所定量以上低減されたときには、ドリフトアウト制御の実行中に運転者により加速操作量が所定量以上低減されない場合に比して前記ドリフトアウト制御量を低減することを特徴とする車輌の挙動制御装置。
  2. 制動力により車輌に付与される旋回補助方向のヨーモーメントが低減されるよう、前記低減されたドリフトアウト制御量に基づいて各車輪の制動力を制御することを特徴とする請求項1に記載の車輌の挙動制御装置。
  3. 車輌の加速時に車輌がドリフトアウト状態になるとドリフトアウト状態の程度に応じてドリフトアウト制御量を演算し、前記ドリフトアウト制御量に基づいて少なくとも旋回内側後輪の制動力を制御することによりドリフトアウト制御を行う車輌の挙動制御装置に於いて、ドリフトアウト制御の実行中に運転者により加速操作量が所定量以上低減されたときには、切り増し操舵に起因する前記ドリフトアウト制御量の増加を禁止することを特徴とする車輌の挙動制御装置。
  4. 制動力により車輌に付与される旋回補助方向のヨーモーメントが増大せず且つ全ての車輪の制動力の和が増加しないよう、前記増加が禁止されたドリフトアウト制御量に基づいて各車輪の制動力を制御することを特徴とする請求項3に記載の車輌の挙動制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011255780A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Nissan Motor Co Ltd 車両走行制御装置及びその方法
US10137786B2 (en) 2015-07-15 2018-11-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle control device

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