JP2005177210A - 超音波内視鏡の吸引操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作ボタンの押し込み操作だけで、チャンネル吸引口から吸引する状態とバルーン吸引口から吸引する状態とを切り換えることができ、しかも、構成がシンプルで作動不良等が発生し難く、チャンネル吸引口から吸引をするための操作が行われる際にバルーン吸引口側からの吸引漏れが発生しない超音波内視鏡の吸引操作装置を提供すること。
【解決手段】ピストン体に、シリンダ体11に内接するピストン外筒14と、そのピストン外筒14に内接するピストン内筒15とを設けて、操作ボタン16が押し込み操作範囲の中間位置まで押し込み操作される際には、ピストン内筒15だけが軸線方向に移動させられて吸引元管路9とチャンネル吸引管路7との間が連通すると共に、吸引元管路9とバルーン吸引管路8との間がピストン外筒14により閉塞された状態を維持し、操作ボタン16をさらに押し込み操作すると吸引元管路9とバルーン吸引管路8とが連通する。
【選択図】 図1

Description

この発明は超音波内視鏡の吸引操作装置に関する。
超音波内視鏡においては一般に、膨縮自在なバルーンが挿入部先端に取り付けられていて、バルーンの内部に開口するバルーン吸引口とバルーンの外部に開口するチャンネル吸引口とが挿入部先端に設けられ、バルーン吸引口からの吸引動作とチャンネル吸引口からの吸引動作とを切り換え操作することができる吸引操作装置が、操作部に配置されている。
そのような吸引操作装置は、旧来は操作ボタンを押し込み操作する操作弁装置と吸引を作用させる配管を切り換える切り換えレバー等を組み合わせたものだったが、それでは操作が煩雑になるので、操作ボタンの押し込み操作を2段階にして、操作ボタンを中間まで押し込んだ状態とさらに一杯まで押し込んだ状態とで、チャンネル吸引口から吸引する状態とバルーン吸引口から吸引する状態とを切り換えることができるようにしている(例えば、特許文献1)。
なお、チャンネル吸引口からの吸引は内視鏡操作中に比較的頻繁に行われ、バルーン吸引口からの吸引はほとんどの場合超音波観察の終了時のみに行われるという相違から、ピストン体が中間位置まで押し込まれた時にチャンネル吸引口からの吸引が行われ、その状態からさらにピストン体が押し込まれるとバルーン吸引口からの吸引が行われるようになっている。
特許第3017957号
しかし、特許文献1に記載されたような従来の超音波内視鏡の吸引操作弁装置においては、チャンネル吸引口に連通するシリンダ体とバルーン吸引口に連通するシリンダ体の二つのシリンダ体が並列に並んで配置されて、共通の操作ボタンによって進退するピストン体が各シリンダ体内に各々配置されていて、二軸に分かれた二つの操作弁機構を一つの操作ボタンで操作するようにしたものなので、構造が極めて複雑で組み立てが面倒であると同時に、作動不良等も発生し易い等の欠点がある。
そこで、一つのシリンダ体内に一つのピストン体を軸線方向に進退自在に配置して、操作ボタンを中間まで押し込むかさらに一杯まで押し込むかで、チャンネル吸引口からの吸引動作とバルーン吸引口からの吸引動作とが切り換わるようにすることが考えられる。
しかし、単純にそのような構成を採ると、チャンネル吸引口からの吸引を行うためにピストン体が中間位置まで押し込まれた状態ではバルーン吸引口側を完全にシールすることができるものの、ピストン体が待機状態からその状態まで押し込まれる途中の状態ではバルーン吸引口側のシールが解かれて吸引漏れが発生し、少量ではあるがバルーン吸引口からも吸引されてバルーンが収縮してしまう。
したがって、バルーンを膨らませて超音波観察をしている最中にチャンネル吸引口から吸引をするための操作が行われると、その都度、バルーンを再拡張させるための送水操作が必要になって、操作が非常に面倒なものになってしまう。
そこで本発明は、操作ボタンの押し込み操作だけで、チャンネル吸引口から吸引する状態とバルーン吸引口から吸引する状態とを切り換えることができ、しかも、構成がシンプルで作動不良等が発生し難く、チャンネル吸引口から吸引をするための操作が行われる際にバルーン吸引口側からの吸引漏れが発生しない超音波内視鏡の吸引操作装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の超音波内視鏡の吸引操作装置は、膨縮自在なバルーンが挿入部の先端に取り付けられて、バルーンの内部に開口するバルーン吸引口とバルーンの外部に開口するチャンネル吸引口とが挿入部の先端に設けられた超音波内視鏡の吸引操作装置であって、挿入部の基端に連結された操作部に、バルーン吸引口から吸引する状態とチャンネル吸引口から吸引する状態とを切り換え操作するための吸引操作弁が配置され、吸引操作弁には、吸引源に連通する吸引元管路とバルーン吸引口に連通するバルーン吸引管路とチャンネル吸引口に連通するチャンネル吸引管路とが接続されたシリンダ体と、押し込み操作することによりシリンダ体内で軸線方向に移動して、吸引元管路に対してバルーン吸引管路が連通する状態とチャンネル吸引管路が連通する状態とを切り換えるピストン体が設けられたものにおいて、ピストン体に、筒状に形成されてシリンダ体に内接するピストン外筒と、ピストン外筒に内接して軸線方向に進退自在なピストン内筒とを設けると共に、ピストン外筒とピストン内筒とを連携させて押し込み操作するための操作ボタンをピストン体の頭部に取り付け、操作ボタンが押し込み操作されていない待機状態においては、吸引元管路とバルーン吸引管路との間がピストン外筒により閉塞されると同時に、吸引元管路とチャンネル吸引管路との間がピストン内筒によって閉塞され、操作ボタンが押し込み操作範囲の中間位置まで押し込み操作されると、ピストン外筒とピストン内筒のうちピストン内筒だけが軸線方向に移動させられて、吸引元管路とバルーン吸引管路との間がピストン外筒により閉塞された状態を維持したまま、吸引元管路とチャンネル吸引管路との間が連通し、その状態から操作ボタンがさらに押し込み操作されると、ピストン外筒がピストン内筒と共に軸線方向に移動させられることにより、吸引元管路とチャンネル吸引管路との間が閉塞されて吸引元管路とバルーン吸引管路との間が連通するようにしたものである。
本発明によれば、ピストン体に、シリンダ体に内接するピストン外筒と、そのピストン外筒に内接するピストン内筒とを設けて、操作ボタンが押し込み操作範囲の中間位置まで押し込み操作される際には、ピストン外筒とピストン内筒のうちピストン内筒だけが軸線方向に移動させられて吸引元管路とチャンネル吸引管路との間が連通すると共に、吸引元管路とバルーン吸引管路との間がピストン外筒により閉塞された状態を維持し、操作ボタンをさらに押し込み操作すると吸引元管路とバルーン吸引管路とが連通するので、操作ボタンの押し込み操作だけで、チャンネル吸引口から吸引する状態とバルーン吸引口から吸引する状態とを切り換えることができ、しかも、シンプルで作動不良等が発生し難い構成で、チャンネル吸引口から吸引をするための操作が行われる際にバルーン吸引口側からの吸引漏れが発生しない。
ピストン体に、筒状に形成されてシリンダ体に内接するピストン外筒と、ピストン外筒に内接して軸線方向に進退自在なピストン内筒とを設けると共に、ピストン外筒とピストン内筒とを連携させて押し込み操作するための操作ボタンをピストン体の頭部に取り付け、操作ボタンが押し込み操作されていない待機状態においては、吸引元管路とバルーン吸引管路との間がピストン外筒により閉塞されると同時に、吸引元管路とチャンネル吸引管路との間がピストン内筒によって閉塞され、操作ボタンが押し込み操作範囲の中間位置まで押し込み操作されると、ピストン外筒とピストン内筒のうちピストン内筒だけが軸線方向に移動させられて、吸引元管路とバルーン吸引管路との間がピストン外筒により閉塞された状態を維持したまま、吸引元管路とチャンネル吸引管路との間が連通し、その状態から操作ボタンがさらに押し込み操作されると、ピストン外筒がピストン内筒と共に軸線方向に移動させられることにより、吸引元管路とチャンネル吸引管路との間が閉塞されて吸引元管路とバルーン吸引管路との間が連通する。
図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図3は本発明の超音波内視鏡を示しており、可撓性の挿入部1の基端に操作部2が連結され、挿入部1の先端には、軸線周りに超音波信号を発受信するラジアル走査の超音波プローブ3が配置されると共に、前方を光学観察するための光学観察窓4が先端面に配置されている。
また、挿入部1の先端部分は、超音波プローブ3と被検部との間に超音波信号の伝達性の悪い空気層がないようにするために、脱気水等によって膨縮されるバルーン5が超音波プローブ3を囲む状態に取り付けられるようになっている。
挿入部1内には、鉗子や注射具等を挿脱するための鉗子チャンネル6が全長にわたって挿通配置されていて、その先端開口であるチャンネル吸引口6aが、バルーン5の外部に位置する挿入部1の先端面に配置されている。
鉗子挿入口6bは挿入部1と操作部2との連結部付近に配置されており、また、鉗子チャンネル6に対してその基端部付近において連通接続されたチャンネル吸引管路7が、操作部2の上半部に配置されている吸引操作弁10に接続されている。
挿入部1内には、バルーン5内に充填された脱気水を吸引するためのバルーン吸引管路8等も挿通配置されていて、バルーン吸引管路8の先端開口であるバルーン吸引口8aは挿入部1の先端においてバルーン5の内側に開口し、バルーン吸引管路8の基端は操作部2内において吸引操作弁10に接続されている。9は、吸引操作弁10と図示されていない吸引源とを連通接続する吸引元管路である。
図4は吸引操作弁10の待機状態を示しており、操作部2内に配置されたシリンダ体11が、外方に向けて開口する状態に固定ナット12により操作部2に固定されている。13はシール用のOリングである。なお、各図において、弾力性があって押し潰された状態に装着されるシール部材の類は、押し潰される前の状態を図示してある。
吸引源に連通する吸引元管路9の端部は、シリンダ体11の中間部分の側壁面に開口接続されている(接続開口9a)。そして、バルーン吸引管路8の基端は、吸引元管路9の接続開口9aと略反対側の位置においてシリンダ体11の側壁面に開口接続され(基端開口8b)、チャンネル吸引管路7の基端はシリンダ体11の底面部に開口接続されている。
シリンダ体11内に軸線方向に進退自在に嵌挿されたピストン体は、筒状に形成されてシリンダ体11に内接するピストン外筒14と、ピストン外筒14に内接して軸線方向に進退自在なピストン内筒15とが同軸に配置された構造になっている。
ただし、ピストン外筒14の中間部分に形成された窓部14aにおいては、ピストン内筒15の中間胴部15aがピストン外筒14の外面と同面になるように太く形成されている。
また、その部分を囲むシリンダ体11の内周面部分は、待機状態においてピストン外筒14及びピストン内筒15の中間胴部15aの各外周面との間に隙間ができるように、少し太く形成されている。
ピストン外筒14とピストン内筒15の頭部は、操作部2の外表面に開口するシリンダ体11の口元から突出していて、ピストン内筒15の頭部には、連結軸18を介して操作ボタン16が取り付けられている。
ピストン外筒14の頭部部分にフランジ状に形成されたバネ受け部14bと操作ボタン16との間には第1の圧縮コイルスプリング21が装着されており、それによってピストン内筒15がピストン外筒14から外方に飛び出す方向(図4において上方)に付勢されている。そして、第1の圧縮コイルスプリング21が外部から見えないようにカバーをする第1のカバー筒17がバネ受け部14bに取り付けられている。
また、第1の圧縮コイルスプリング21に比べて数倍大きなバネ定数に設定されている第2の圧縮コイルスプリング22が、第1の圧縮コイルスプリング21と直列の関係に配置されて、ピストン外筒14のバネ受け部14bを外方に付勢している。
第2の圧縮コイルスプリング22の基端側を受けるピストン止め環20Aは、ピストン外筒14とピストン内筒15とが所定状態以上にシリンダ体11内から抜け出すのを阻止するストッパにもなっていて、第2の圧縮コイルスプリング22が外部から見えないようにするためのカバーの機能も有している。
また、ピストン止め環20Aに一体的にライニングされた弾力性のあるプラスチック材又はゴム材等からなる係止環20Bの下端部の内周部分が固定ナット12の突端部に引っ掛かり係合し、ピストン外筒14、ピストン内筒15と操作ボタン16等を含むユニットをシリンダ体11に固定している。
したがって、係止環20Bを弾性変形させて固定ナット12との係合を解けば、操作ボタン16等と共にピストン外筒14、ピストン内筒15をシリンダ体11から外方に引き出すことができる。
ピストン外筒14の最も奥の位置(図4において下端位置)においては、弾力性のあるゴム材等からなる環状の全周シール用環状シール部材28が、ピストン外筒14の外周部に形成された円周溝に嵌め込まれて、シリンダ体11の内周面との間をその位置において全周にわたってシールしている。
また、ピストン内筒15の最も奥の位置では、弾力性のあるゴム材等からなるOリング26が、ピストン内筒15の外周部に形成された円周溝に嵌め込まれて、ピストン外筒14の内周面との間をその位置において全周にわたってシールしている。
ピストン内筒15の奥側端部寄りの位置には、吸引元管路9とチャンネル吸引管路7とを連通させるためのチャンネル吸引連通孔31が穿設され、それと干渉しない中間胴部15aには、吸引元管路9とバルーン吸引管路8とを連通させるためのバルーン吸引連通孔32が形成されている。
そのうちの、チャンネル吸引連通孔31は、一端がピストン内筒15の奥側の端面に開口するL字状に形成されて、その反対側の開口である元側開口31aがピストン内筒15の側面に開口している。
また、バルーン吸引連通孔32は、ピストン内筒15の中間胴部15aを軸線と垂直方向に横断する状態に貫通形成されて、バルーン吸引連通孔32の元側開口32aが中間胴部15aの側面に開口している。
そのようなバルーン吸引連通孔32の元側開口32aの外縁部には、シリンダ体11の内周面に密接した時にシリンダ体11の内周面との間をシールするための元側開口シール部材33が取り付けられている。
また、バルーン吸引連通孔32の反対側の開口の外縁部には、ピストン外筒14とピストン内筒15とが最大限までシリンダ体11内に押し込まれた状態のときにバルーン吸引管路8の基端開口8bを囲むように、弾力性のある材料からなる環状シール部材35が取り付けられている。
ピストン外筒14には、待機状態の時に吸引元管路9の接続開口9aに対向する位置に連通開口30が穿設されていて、その外縁部に配置された側面開口シール用環状シール部材29がシリンダ体11の内周面との間をシールしている。
また、それと軸線を挟んで反対側の位置には、シリンダ体11の内周面に開口するバルーン吸引管路8の基端開口8bを待機状態のときに塞ぐように、弾力性のある栓体34が取り付けられている。
このように構成された実施例の超音波内視鏡の吸引操作装置は、図4に示される待機状態においては、ピストン外筒14とピストン内筒15が第2の圧縮コイルスプリング22と第1の圧縮コイルスプリング21によって、各々ピストン止め環20Aに当接する状態に押し上げられている。
そして、外気が吸引操作弁10を構成する各部材間の隙間から吸引元管路9を通って吸引源に吸引され、チャンネル吸引管路7及びバルーン吸引管路8からの吸引は、全周シール用環状シール部材28、Oリング26及び栓体34等によって阻止されている。
その状態から、指先で操作ボタン16を押し込み操作すると、図1に示されるように、バネ定数の小さな第1の圧縮コイルスプリング21だけが圧縮され始め、それに伴ってピストン内筒15が奥へ押し込まれて行く。
すると、その状態におけるピストン外筒14とピストン内筒15を図示する図2にも示されるように、チャンネル吸引連通孔31の元側開口31aがピストン外筒14に形成されている窓部14aと連通開口30の両方にまたがって連通する状態になり、外気の吸引とチャンネル吸引管路7からの吸引とが混合して行われる。
そして、この状態においてはピストン外筒14が全く移動しないので、バルーン吸引管路8の基端開口8bは栓体34によって完全に閉塞された状態を維持している。したがって、バルーン吸引管路8からの吸引は全く行われず、バルーン5の膨らみ状態に影響を及ぼさない。
そのようにして、図5に示されるように、第1の圧縮コイルスプリング21が圧縮され終わって第2の圧縮コイルスプリング22も圧縮され始める位置に操作ボタン16が達すると、操作ボタン16を操作する指に大きな抵抗が作用し、その時に、ピストン内筒15に形成されているチャンネル吸引連通孔31の元側開口31aがピストン外筒14に形成されている連通開口30に対向する位置に来る。
その結果、チャンネル吸引管路7と吸引元管路9とがチャンネル吸引連通孔31と連通開口30とを介して連通し、挿入部先端のチャンネル吸引口6aから体内の汚液等が吸引源に吸引される。
その状態においては、依然としてピストン外筒14は移動しておらず、その状態で操作ボタン16から指を離せば元の待機状態に戻る。したがって、バルーン吸引管路8の基端開口8bを完全に塞いだ状態のままで、チャンネル吸引管路7からの吸引操作のみを行うことができる。
図5に示される状態からさらに指先に力を入れて操作ボタン16を押し込むと、図6に示されるように、第1の圧縮コイルスプリング21に続いて第2の圧縮コイルスプリング22も圧縮されて、ピストン内筒15と共にピストン外筒14がシリンダ体11内に押し込まれた状態になる。
すると、バルーン吸引管路8の基端開口8bに対向する位置から栓体34が移動し、それに代わってピストン内筒15の中間胴部15aに形成されているバルーン吸引連通孔32がバルーン吸引管路8と吸引元管路9とを連通させる位置にセットされ、チャンネル吸引管路7は全周シール用環状シール部材28、Oリング26及び側面開口シール用環状シール部材29等によって閉塞された状態になる。
その結果、バルーン5内の脱気水等が挿入部先端のバルーン吸引口8aから吸引源に吸引されてバルーン5を縮ませることができ、操作ボタン16から指を離せば、図5に示されるチャンネル吸引管路7からの吸引状態を経て図4に示される待機状態に戻る。
本発明の実施例の超音波内視鏡の吸引操作装置において操作ボタンが押し込み操作され始めた状態の縦断面図である。 本発明の実施例の超音波内視鏡の吸引操作装置において操作ボタンが押し込み操作され始めた状態におけるピストン外筒とピストン内筒のみを示す斜視図である。 本発明の実施例の内視鏡の全体構成を示す側面図である。 本発明の実施例の超音波内視鏡の吸引操作装置における待機状態の縦断面図である。 本発明の実施例の超音波内視鏡の吸引操作装置においてチャンネル吸引管路から吸引される状態の縦断面図である。 本発明の実施例の超音波内視鏡の吸引操作装置においてバルーン吸引管路から吸引される状態の縦断面図である。
符号の説明
5 バルーン
6a チャンネル吸引口
7 チャンネル吸引管路
8 バルーン吸引管路
8a バルーン吸引口
9 吸引元管路
10 吸引操作弁
11 シリンダ体
14 ピストン外筒
14a 窓部
14b バネ受け部
15 ピストン内筒
15a 中間胴部
16 操作ボタン
21 第1の圧縮コイルスプリング
22 第2の圧縮コイルスプリング
31 チャンネル吸引連通孔
32 バルーン吸引連通孔
34 栓体

Claims (1)

  1. 膨縮自在なバルーンが挿入部の先端に取り付けられて、上記バルーンの内部に開口するバルーン吸引口と上記バルーンの外部に開口するチャンネル吸引口とが上記挿入部の先端に設けられた超音波内視鏡の吸引操作装置であって、
    上記挿入部の基端に連結された操作部に、上記バルーン吸引口から吸引する状態と上記チャンネル吸引口から吸引する状態とを切り換え操作するための吸引操作弁が配置され、上記吸引操作弁には、吸引源に連通する吸引元管路と上記バルーン吸引口に連通するバルーン吸引管路と上記チャンネル吸引口に連通するチャンネル吸引管路とが接続されたシリンダ体と、押し込み操作することにより上記シリンダ体内で軸線方向に移動して、上記吸引元管路に対して上記バルーン吸引管路が連通する状態と上記チャンネル吸引管路が連通する状態とを切り換えるピストン体が設けられたものにおいて、
    上記ピストン体に、筒状に形成されて上記シリンダ体に内接するピストン外筒と、上記ピストン外筒に内接して軸線方向に進退自在なピストン内筒とを設けると共に、上記ピストン外筒と上記ピストン内筒とを連携させて押し込み操作するための操作ボタンを上記ピストン体の頭部に取り付け、
    上記操作ボタンが押し込み操作されていない待機状態においては、上記吸引元管路と上記バルーン吸引管路との間が上記ピストン外筒により閉塞されると同時に、上記吸引元管路と上記チャンネル吸引管路との間が上記ピストン内筒によって閉塞され、
    上記操作ボタンが押し込み操作範囲の中間位置まで押し込み操作されると、上記ピストン外筒と上記ピストン内筒のうち上記ピストン内筒だけが軸線方向に移動させられて、上記吸引元管路と上記バルーン吸引管路との間が上記ピストン外筒により閉塞された状態を維持したまま、上記吸引元管路と上記チャンネル吸引管路との間が連通し、
    その状態から上記操作ボタンがさらに押し込み操作されると、上記ピストン外筒が上記ピストン内筒と共に軸線方向に移動させられることにより、上記吸引元管路と上記チャンネル吸引管路との間が閉塞されて上記吸引元管路と上記バルーン吸引管路との間が連通する
    ことを特徴とする超音波内視鏡の吸引操作装置。
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