JP4953977B2 - 内視鏡の配管切換弁 - Google Patents

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Description

この発明は、内視鏡に設けられた配管の接続状態を切り換え操作するための内視鏡の配管切換弁に関する。
送気送水配管や吸引配管等の接続状態の切り換え操作を行うために内視鏡の操作部に設けられた配管切換弁は一般に、複数の配管が接続されたシリンダにピストンが軸線方向に進退自在に配置された構成になっていて、ピストンに形成された円周溝に装着されているOリング等によって配管間のシールをしている。
しかし、挿入部の先端に膨縮自在なバルーンが取り付けられた内視鏡(例えば超音波内視鏡)等では、バルーンに連通する配管に対する切り換え機能が追加されるので、全部の配管間のシールをOリングで行うと配管切換弁の長さが長くなり過ぎてしまう。
そこで、そのような内視鏡の配管切換弁では、バルーン内に連通する配管のシリンダ内周面の開口に直接押し付けられてその開口を塞ぐための弾力性のあるゴム材からなる当接栓が、ピストンの外周面に形成された有底孔内に配置されている(例えば、特許文献1)。
特開2007−14439
上述のような従来の内視鏡の配管切換弁においては、弾力性のあるゴム材により形成された当接栓が、シリンダの内周面に押し付けられて弾性変形した状態で、ピストンの進退動作に伴ってシリンダの内周面に沿って移動し、シリンダ内周面の開口に当接する状態とシリンダの内周面に当接する状態との間を行き来する。
その結果、繰り返し使用されているうちに当接栓がシリンダ内周面の開口の縁部で次第に削られて磨耗する。同様の磨耗は一般のOリング等の場合でも発生するが、当接栓の場合には、開口に直接押し付けられてその開口を一個の当接栓単独で塞ぐので、ごく僅かな磨耗でも流体漏れの発生につながり、例えばバルーン内から自然吸引をしてバルーンが萎んでしまうような不具合が発生する場合がある。
本発明は、シリンダ内周面の開口に直接押し付けられてその開口を塞ぐためのゴム材からなる当接栓が繰り返しの使用によっても磨耗し難くて、優れた耐久性を有する内視鏡の配管切換弁を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の配管切換弁は、複数の配管が接続されたシリンダの内周面部分に複数の配管の中の少なくとも一つが開口し、シリンダ内に軸線方向に進退自在に配置されたピストンの外周面に形成された有底孔内に、シリンダの内周面の開口に直接押し付けられて開口を塞ぐための弾力性のあるゴム材からなる当接栓が配置された内視鏡の配管切換弁において、当接栓が当接するシリンダの内周面の開口部を、弾力性のあるゴム材からなる開口部材で形成したものである。
なお、開口部材が、シリンダの内周面に凹んで形成された凹部内に配置されていてもよい。
本発明によれば、当接栓が当接するシリンダの内周面の開口部を弾力性のあるゴム材からなる開口部材で形成したので、シリンダ内周面の開口に直接押し付けられてその開口を塞ぐためのゴム材からなる当接栓が繰り返しの使用によっても磨耗し難くて、優れた耐久性を得ることができる。
複数の配管が接続されたシリンダの内周面部分に複数の配管の中の少なくとも一つが開口し、シリンダ内に軸線方向に進退自在に配置されたピストンの外周面に形成された有底孔内に、シリンダの内周面の開口に直接押し付けられて開口を塞ぐための弾力性のあるゴム材からなる当接栓が配置された内視鏡の配管切換弁において、当接栓が当接するシリンダの内周面の開口部を、弾力性のあるゴム材からなる開口部材で形成する。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図2は本発明が適用された超音波内視鏡を示しており、可撓性の挿入部1の基端に操作部2が連結され、挿入部1の先端には、軸線周りに超音波信号を発受信する例えばラジアル走査の超音波プローブ3が配置されると共に、前方を光学観察するための光学観察窓4が先端面に配置されている。
また、挿入部1の先端部分は、超音波プローブ3と被検部との間に超音波信号の伝達性の悪い空気層がないようにするために、脱気水等によって膨縮されるバルーン5が超音波プローブ3を囲む状態に取り付けられるようになっている。
挿入部1内には、鉗子や注射具等を挿脱するための鉗子チャンネル6が全長にわたって挿通配置されていて、その先端開口であるチャンネル吸引口6aが、バルーン5の外部に位置する挿入部1の先端面に配置されている。
鉗子挿入口6bは挿入部1と操作部2との連結部付近に配置されており、また、鉗子チャンネル6に対してその基端部付近において連通接続されたチャンネル吸引配管7が、操作部2の上半部に配置された吸引操作弁10(配管切換弁)に接続されている。
挿入部1内から操作部2内には、バルーン5内に充填された脱気水を吸引するためのバルーン吸引配管8等も挿通配置されていて、バルーン吸引配管8の先端開口であるバルーン吸引口8aは挿入部1の先端においてバルーン5の内側に開口し、バルーン吸引配管8の基端は操作部2内において吸引操作弁10に接続されている。9は、吸引操作弁10と図示されていない吸引源とを連通接続する吸引元配管である。
図1と図3は、吸引操作弁10の待機状態を示す縦断面図であり、図1は、図4におけるI−I断面図であって待機状態での配管切り換え状態を示し、図3は、図4におけるIII−III断面図であって、シリンダ11に対して吸引配管切換用ピストン14(請求項1のピストン)が軸線周りに回転するのを規制するための回転止め用突起25と係合溝26を含むものである。
図1と図3に示されるように、操作部2内に配置されたシリンダ11は、外方に向けて開口する状態に固定ナット12により操作部2に固定されている。13はシール用のOリングである。なお、弾力性があって押し潰された状態に装着されるシール部材の類の押し潰される前の状態が図示されている。
有底の円筒状に形成されたシリンダ11は、奥寄りの半部の内径が口元寄りの半部の内径より細く形成されており、チャンネル吸引配管7の基端は、そのようなシリンダ11の底面部に開口接続されている。
また、バルーン吸引配管8と吸引元配管9は、図3におけるIV−IV断面を図示する図4にも示されるように、軸線周り方向に位置をずらして、且つ吸引元配管9がバルーン吸引配管8より奥側(図3において下方)にある位置関係に、シリンダ11の口元寄りの部分の側面部に接続され、バルーン吸引配管8の基端開口8b(開口)と吸引元配管9の接続開口9aとが、各々シリンダ11の内周面に開口している。
図1と図3に示されるように、シリンダ11内に軸線方向に進退自在に嵌挿されたピストンは、シリンダ11に対して軸線方向に進退自在に内接する円筒状の吸引配管切換用ピストン14と、その吸引配管切換用ピストン14に対して軸線方向にスライド自在に内接する外気吸引切換用ピストン15とが同軸に配置された構造になっていて、外気吸引切換用ピストン15は、全長にわたって吸引配管切換用ピストン14の内周より小さな外径に形成されている。
そして、吸引配管切換用ピストン14と外気吸引切換用ピストン15の各々の外径は、シリンダ11の奥寄りの半部(小径部)の内周面に外気吸引切換用ピストン15のみが内接し、シリンダ11の口元寄りの半部(太径部)の内周面に吸引配管切換用ピストン14のみが内接するように形成されている。
吸引配管切換用ピストン14と外気吸引切換用ピストン15の頭部は、操作部2の外表面に開口するシリンダ11の口元から突出していて、外気吸引切換用ピストン15の頭部には、第1のバネ受け部材18と、図5の分解斜視図にも示される連結軸150を介して押し込み操作ボタン16が取り付けられている。
吸引配管切換用ピストン14の頭部部分には、図6にも示されるように、フランジ管状に形成された第2のバネ受け部材19が螺合連結されており、第1のバネ受け部材18と第2のバネ受け部材19との間に装着された第1の圧縮コイルスプリング21によって、外気吸引切換用ピストン15が吸引配管切換用ピストン14から外方に飛び出す方向(図1及び図3において上方)に付勢されている。
ただし、吸引配管切換用ピストン14の内面の途中に形成された段部と外気吸引切換用ピストン15の外面の途中に形成された段部とが当接することにより、外気吸引切換用ピストン15が図1及び図3に示された状態より吸引配管切換用ピストン14から相対的に外方に飛び出せないように規制されている。
また、第1の圧縮コイルスプリング21が外部から見えないようにカバーをする第1のカバー筒17が、第1の圧縮コイルスプリング21によって第2のバネ受け部材19に押し付けられた状態に取り付けられている。
22は、第1の圧縮コイルスプリング21に比べて数倍大きなバネ定数に設定されている第2の圧縮コイルスプリングであり、第1の圧縮コイルスプリング21と直列の関係に配置されて、第2のバネ受け部材19を外方に付勢している。
第2の圧縮コイルスプリング22の基端側を受けるピストン止め環20Aは、吸引配管切換用ピストン14が所定状態以上にシリンダ11内から抜け出すのを阻止するストッパにもなっていて、第2の圧縮コイルスプリング22を外部から見えないようにするためのカバーの機能も有している。
また、ピストン止め環20Aに一体的にライニングされた弾力性のあるプラスチック材等からなる係止環20Bの下端部の内爪部分が固定ナット12の外周鍔部に引っ掛かり係合し、それによって吸引配管切換用ピストン14、外気吸引切換用ピストン15及び押し込み操作ボタン16等を含むユニットをシリンダ11に固定している。
したがって、係止環20Bを弾性変形させて固定ナット12との係合を解けば、押し込み操作ボタン16等と共に吸引配管切換用ピストン14や外気吸引切換用ピストン15をシリンダ11から外方に引き出すことができる。
また、吸引配管切換用ピストン14と外気吸引切換用ピストン15とには、図1におけるVII−VII断面を図示する図7に示されるように、外気吸引切換用ピストン15の外面を180°対称位置で平らに削ぎ落とした平面部15aと、その平面部15aを緩く挟む状態に吸引配管切換用ピストン14の内面に形成された平面部14aとが互いに向かい合う状態に配置されており、その結果、吸引配管切換用ピストン14と外気吸引切換用ピストン15も、相対的に軸線方向には移動自在であるが、軸線周りに回転することはできない。
そのような吸引配管切換用ピストン14には、図6にも示されるように、シリンダ11の口元寄りの部分の内周面に摺接するように吸引配管切換用ピストン14の外周面の中間部分に装着されたシール用のOリング27を挟んでその両側に、外位置側孔28と内位置側孔29とが各々側壁を貫通して形成されている。
また、シリンダ11の内周面と嵌合する吸引配管切換用ピストン14の奥側端部付近の外周面には、バルーン吸引配管8の基端開口8bのみを単独で塞ぐようにシリンダ11の内周面に摺接する弾力性のあるゴム材からなる当接栓34が、バルーン吸引配管8の基端開口8bに対向する位置に形成された円形の有底孔33内に、中央付近が少し出っ張った状態に嵌め込まれている。当接栓34は、直径がバルーン吸引配管8の基端開口8bより大きくて、吸引配管切換用ピストン14の直径の4分の1程度の大きさの円盤状又は円柱状のものである。
シリンダ11の内周面に向けられている当接栓34の外端面はシリンダ11の内周面の半径より小さな曲率半径の球面状に盛り上がった形状に形成されていて、当接栓34の中央部分は、吸引配管切換用ピストン14の外面より少し突出していて、シリンダ11の内周面で押し潰された状態に弾性変形してバルーン吸引配管8の基端開口8bを塞ぐ状態になる。当接栓34の周辺部分は、有底孔33内に潜っていて吸引配管切換用ピストン14の外周面より少し凹んだ位置にある。
一方、当接栓34が当接するバルーン吸引配管8の基端開口8bは、シリンダ11の内周面に凹んで形成された凹部41内に嵌め込まれた弾力性のあるゴム材からなる開口部材40に形成されている。
開口部材40は、当接栓34と同程度の大きさで中央付近が少し外方に(即ち、当接栓34と当接する方に)丸みを付けて出っ張った円盤状又は円柱状に形成されており、図8に凹部41から分離した状態が示されているように、その中心軸線位置に形成された貫通孔がバルーン吸引配管8の基端開口8bになっている。
当接栓34と並んで、流体の通路となる吸引路30が、図1及び図4等に示されるように、吸引配管切換用ピストン14の奥側端部付近の外面を部分的に削ぎ落として形成されており、そのような吸引路30は、吸引元配管9の接続開口9aに面する位置とそれに対して180°対称の位置とに形成されている。
ただし、図4に示されるように、吸引配管切換用ピストン14の当接栓34が取り付けられている位置に対して180°対称の裏側位置Aでは、吸引配管切換用ピストン14の外周面が吸引路30等によって切り欠かれることなくシリンダ11の内周面にピッタリと接している。
したがって、吸引配管切換用ピストン14とシリンダ11との間で押し潰されている当接栓34から生じる反発力によって吸引配管切換用ピストン14が裏側位置A方向に強く付勢されているものの、それによって吸引配管切換用ピストン14の軸線位置がずれてしまうことはなく、吸引配管切換用ピストン14が軸線方向にスムーズに進退する。
図1に示されるように、外気吸引切換用ピストン15には、側面と奥側端面とに開口するチャンネル吸引連通孔31がL字状に形成されている。31aは奥側開口、31bは側面開口である。
そして、外気吸引切換用ピストン15の外周面には、図5にも示されるように、奥側端部付近と、チャンネル吸引連通孔31の側面開口31bを挟んでその両側位置とに各々、シリンダ11の内周面に摺接するシール用のOリング35が装着されている。また、連結軸150の基部付近にもOリング36が装着されている。
また、図3に示されるように、シリンダ11に対して吸引配管切換用ピストン14が軸線周りに回転するのを規制するための回転止め用突起25が、吸引配管切換用ピストン14の最先端位置(即ち、シリンダ11の奥側に最も潜る位置)の近傍の外周面に突設されている。
そして、回転止め用突起25と係合する係合溝26が、回転止め用突起25の移動範囲に対応してシリンダ11の内周面に軸線と平行方向に真っ直ぐに形成されている。その結果、吸引配管切換用ピストン14はシリンダ11に対して軸線方向には移動自在であるが、軸線周りに回転することはできない。
回転止め用突起25は吸引配管切換用ピストン14に固定的に埋設されていて、吸引配管切換用ピストン14の外周面から側方に突出する部分は球面状に形成されている。係合溝26の断面形状は、回転止め用突起25に対して一定の僅かな隙間ができる程度の円弧状に形成されている。したがって、吸引配管切換用ピストン14が軸線方向に進退動作する際に、軸線周り方向に回転力等が加わっても係合溝26との間の摺動抵抗が小さくスムーズに進退する。
吸引配管切換用ピストン14とシリンダ11に対する回転止め用突起25と係合溝26の配置は、図3及び図4に示されるように、回転止め用突起25が当接栓34の位置よりごく僅かに口元寄りで当接栓34と干渉しない位置関係に配置され、係合溝26がバルーン吸引配管8の基端開口8bや吸引元配管9の接続開口9a等と干渉しない位置関係に配置されている。
このように構成された実施例の内視鏡の配管切換弁は、図1及び図3に示される待機状態においては、吸引配管切換用ピストン14と外気吸引切換用ピストン15が第2の圧縮コイルスプリング22と第1の圧縮コイルスプリング21によって、各々最大限に外方に突出する状態に押し上げられている。
そして、外気が外位置側孔28を通って吸引配管切換用ピストン14内に入った後、内位置側孔29から吸引配管切換用ピストン14とシリンダ11との隙間へ出て、そこから吸引路30内を通過して吸引元配管9に吸引されている。チャンネル吸引配管7及びバルーン吸引配管8からの吸引は、Oリング35及び当接栓34によって阻止されている。
その状態から、指先で押し込み操作ボタン16を押し込み操作して、図9に示されるように、第1の圧縮コイルスプリング21が圧縮され終わって第2の圧縮コイルスプリング22も圧縮され始める位置に押し込み操作ボタン16が達すると、押し込み操作ボタン16を操作する指に大きな抵抗が作用し、その時に、外気吸引切換用ピストン15に形成されているチャンネル吸引連通孔31の側面開口31bが吸引元配管9の接続開口9aに対向する位置に来る。
その結果、チャンネル吸引配管7と吸引元配管9とがシリンダ11内とチャンネル吸引連通孔31とを介して連通し、挿入部1の先端のチャンネル吸引口6aから体内の汚液等が吸引源に吸引される。
その状態においては、依然として吸引配管切換用ピストン14は移動しておらず、その状態で押し込み操作ボタン16から指を離せば元の待機状態に戻る。したがって、バルーン吸引配管8の基端開口8bを当接栓34で完全に塞いだ状態のままで、チャンネル吸引配管7からの吸引操作のみを行うことができる。
また、前述のように、シリンダ11と吸引配管切換用ピストン14との間は回転止め用突起25と係合溝26との係合により軸線周りの回転止めがなされ、吸引配管切換用ピストン14と外気吸引切換用ピストン15との間は平面部14a,15aどうしの係合により軸線周りの回転止めがなされていることにより、チャンネル吸引連通孔31の側面開口31bが常に正確に吸引元配管9の接続開口9aに対向するので、固形の吸引物等があっても吸引操作弁10内で詰まることなく確実に吸引元配管9に吸引排出される。
図9に示される状態からさらに指先に力を入れて押し込み操作ボタン16を押し込むと、図10に示されるように回転止め用突起25が係合溝26の奥側位置(図において下方)に摺動して、図11に示されるように、第1の圧縮コイルスプリング21に続いて第2の圧縮コイルスプリング22も圧縮され、外気吸引切換用ピストン15と共に吸引配管切換用ピストン14がシリンダ11内に押し込まれた状態になる。
すると、バルーン吸引配管8の基端開口8bに対向する位置から奥側に当接栓34が移動すると同時に、チャンネル吸引連通孔31の側面開口31bが接続開口9aに対向する位置からシリンダ11の奥側半部内に退避して塞がれた状態になる。
その結果、バルーン吸引配管8の基端開口8bと吸引元配管9の接続開口9aとの間のみが、シリンダ11の内周面と吸引配管切換用ピストン14の外周面との間に形成された空間B及び吸引路30を経由して連通した状態になるので、バルーン5内の脱気水等が挿入部1の先端のバルーン吸引口8aから吸引源に吸引されてバルーン5を縮ませることができる。
そして、押し込み操作ボタン16から指を離せば、図9に図示されるチャンネル吸引配管7からの吸引状態を経て図1及び図3に図示される待機状態に戻るが、このような動作の際に、当接栓34がバルーン吸引配管8の基端開口8bに当接する状態とシリンダ11の内周面に当接する状態との間を行き来する。
しかし、バルーン吸引配管8の基端開口8bが弾力性のあるゴム材からなる開口部材40に形成されているので、そのような動作が繰り返されても当接栓34(及び開口部材40)が従来に比べて磨耗しない。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば、本発明を超音波内視鏡以外の一般の内視鏡に適用してもよく、送気送水操作弁その他の各種操作弁に適用することができる。
本発明の実施例の内視鏡の配管切換弁における待機状態の縦断面図(図4におけるI−I断面図)である。 本発明の実施例の超音波内視鏡の全体構成を示す側面図である。 本発明の実施例の内視鏡の配管切換弁における待機状態の回転止め用突起を含む縦断面図(図4におけるIII−III断面図)である。 本発明の実施例の内視鏡の配管切換弁の図3におけるIV−IV断面図である。 本発明の実施例の内視鏡の配管切換弁の外気吸引切換用ピストンの分解斜視図である。 本発明の実施例の内視鏡の配管切換弁の吸引配管切換用ピストンの分解斜視図である。 本発明の実施例の内視鏡の配管切換弁の図1におけるVII−VII断面図である。 本発明の実施例の内視鏡の配管切換弁の開口部材がシリンダから外された状態の一部を切除して示す斜視図である。 本発明の実施例の内視鏡の配管切換弁においてチャンネル吸引配管から吸引される状態の縦断面図である。 本発明の実施例の内視鏡の配管切換弁においてバルーン吸引配管から吸引される状態の回転止め用突起を含む縦断面図である。 本発明の実施例の内視鏡の配管切換弁においてバルーン吸引配管から吸引される状態の縦断面図である。
符号の説明
7 チャンネル吸引配管(配管)
8 バルーン吸引配管(配管)
8b 基端開口(開口)
9 吸引元配管(配管)
10 吸引操作弁(配管切換弁)
11 シリンダ
14 吸引配管切換用ピストン(ピストン)
33 有底孔
34 当接栓
40 開口部材
41 凹部

Claims (2)

  1. 複数の配管が接続されたシリンダの内周面部分に上記複数の配管の中の少なくとも一つが開口し、上記シリンダ内に軸線方向に進退自在に配置されたピストンの外周面に形成された有底孔内に、上記シリンダの内周面の開口に直接押し付けられて上記開口を塞ぐための弾力性のあるゴム材からなる当接栓が配置された内視鏡の配管切換弁において、
    上記当接栓が当接する上記シリンダの内周面の開口部を、弾力性のあるゴム材からなる開口部材で形成したことを特徴とする内視鏡の配管切換弁。
  2. 上記開口部材が、上記シリンダの内周面に凹んで形成された凹部内に配置されている請求項1記載の内視鏡の配管切換弁。
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