JP2005173116A - 光回路部材とその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光素子の実装密度を増大させるように光路変換のためのグレーティングカプラを配した光回路部材とその製造方法。
【解決手段】 光導波路1101 〜1104 が複数並列され、各光導波路中に外部の光を入力するための光の伝搬方向に対して傾いたスラント型屈折率変調型回折格子からなる光路変換部1151 〜1154 と、光導波路中を導波された光を外部に出力するための光の伝搬方向に対して傾いたスラント型屈折率変調型回折格子からなる光路変換部1161 〜1164 とが設けられており、一部の光路変換部の外部から光を入力するか外部へ光を出力する平面基板の側面と、残りの光路変換部の外部から光を入力するか外部へ光を出力する平面基板の側面とが相互に反対の側面となるように構成されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、光回路部材とその製造方法に関し、特に、光電気複合実装技術に用いられる複数の並列した光導波路を含む光回路部材とその製造方法に関するものである。
近年、インターネットの急激な普及により、ネットワーク上の情報量は飛躍的に増大しており、高速ネットワークを支える通信情報装置や情報端末装置には、高速パフォーマンスと経済性が要求される。
高速パフォーマンスを実現するためにはLSIの高速化、高機能化が重要であるが、これらを用いて実装する技術も必須となる。
しかし、高速LSIをボードに実装し、キャビネットレベルまでの装置構成にすると、LSI間の伝送距離や電気信号の伝送速度限界によって、LSIの高速性を活かすのが困難となる問題が起こってくる。
このため、LSI間の伝送距離を極力短くする3次元積層LSI構成とする試みと、ボード内あるいはボード間のLSI間の比較的短い距離の信号伝送に光を用いる光電気複合実装技術の開発が進められている。
後者の光電気複合実装技術については、主に低コスト化の目的で、面発光レーザ(VCSEL)と受光素子を有機光導波路を介して光接続する方式が検討されている。面型素子同士の接続であるため、導波路には、直角に光を曲げる光路変換機能が必要となり、導波路上にグレーティングカプラを形成することにより、導波路の加工のみで、光路変換、並びに、自由な配置に形成する方式が提案されている(特願2002−337078号)。
また、導波路と光素子の間にマイクロレンズを形成する方法については、フレネルレンズを導波路クラッド上に光重合法(2P法)で作製する方式が提案されている(特願2002−337078号)。この方式は、自由な配置にフレネルレンズを一括形成することを可能としたものである。
また、プリント基板内に有機導波路を形成し、光路変換のために導波路を45°に研磨し、その面での全反射を利用すると共に、光素子との結合効率を向上するためにマイクロレンズを導波路直上に形成するものも提案されている(非特許文献1)。
さらに、光デバイス(光素子)の実装密度を増大させるため、45°ミラーをフィルム光配線の両面に向くように形成し、表面から裏面へも信号伝搬させる構造も提案されている(特許文献1)。
特開2000−98153号公報 電子情報通信学会論文誌Vol. J84−C、No. 9、pp. 793−799(2001)
しかしながら、非特許文献1、特許文献1何れの構造のものも、導波路と光素子を結合するための45°ミラーは、ミラー面をダイシングにより加工するため、例えば隣り合う導波路を選択的に上下に振り分ける構造は困難である。
本発明は従来技術のこのような問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の並列した光導波路を含む光回路部材に対して、光素子の実装密度を増大させるように光路変換のためのグレーティングカプラを配した光回路部材とその製造方法を提供することである。
上記目的を達成する本発明の第1の光回路部材は、平面基板中に周囲より高屈折率領域の光導波路が複数並列されてなり、各光導波路中に、外部の光を入力するための光の伝搬方向に対して傾いたスラント型屈折率変調型回折格子からなる光路変換部と、光導波路中を導波された光を外部に出力するための光の伝搬方向に対して傾いたスラント型屈折率変調型回折格子からなる光路変換部とが設けられてなる光回路部材において、
一部の光路変換部の外部から光を入力するか外部へ光を出力する前記平面基板の側面と、残りの光路変換部の外部から光を入力するか外部へ光を出力する前記平面基板の側面とが相互に反対の側面となるように構成されていることを特徴とするものである。
本発明の第2の光回路部材は、平面基板中に周囲より高屈折率領域の光導波路が複数並列されてなり、各光導波路中に、外部の光を入力するための光の伝搬方向に対して傾いたスラント型屈折率変調型回折格子からなる光路変換部と、光導波路中を導波された光を外部に出力するための光の伝搬方向に対して傾いたスラント型屈折率変調型回折格子からなる光路変換部とが設けられてなる光回路部材において、
隣接する光導波路の何れか1つの光路変換部が相互に1列に整列されており、別の光路変換部が光導波路長手方向で相互にずれるように構成されていることを特徴とするものである。
本発明の第3の光回路部材は、平面基板中に周囲より高屈折率領域の光導波路が複数並列されてなり、各光導波路中に、外部の光を入力するための光の伝搬方向に対して傾いたスラント型屈折率変調型回折格子からなる光路変換部と、光導波路中を導波された光を外部に出力するための光の伝搬方向に対して傾いたスラント型屈折率変調型回折格子からなる光路変換部とが設けられてなる光回路部材において、
一部の光路変換部の外部から光を入力するか外部へ光を出力する前記平面基板の側面と、残りの光路変換部の外部から光を入力するか外部へ光を出力する前記平面基板の側面とが相互に反対の側面となるように構成されており、かつ、
隣接する光導波路の何れか1つの光路変換部が相互に1列に整列されており、別の光路変換部が光導波路長手方向で相互にずれるように構成されていることを特徴とするものである。
以上の第1〜第3の光回路部材において、複数の前記光導波路各々に外部の光を入力するためあるいは光導波路中を導波された光を外部に出力するための2つ以上の光路変換部が設けられていてもよい。
本発明の第4の光回路部材は、平面基板中に周囲より高屈折率領域の光導波路が複数並列されてなり、各光導波路中に、外部の光を入力するための光の伝搬方向に対して傾いたスラント型屈折率変調型回折格子からなる入力側光路変換部と、光導波路中を導波された光を外部に出力するための光の伝搬方向に対して傾いたスラント型屈折率変調型回折格子からなる出力側光路変換部とが設けられてなる光回路部材において、
前記入力側光路変換部に外部から光を入力する前記平面基板の側面と、前記出力側光路変換部の少なくとも一部が外部へ光を出力する前記平面基板の側面とが相互に反対の側面となるように構成されていることを特徴とするものである。
本発明の第5の光回路部材は、平面基板中に周囲より高屈折率領域の光導波路が複数並列されてなり、各光導波路中に、外部の光を入力するための光の伝搬方向に対して傾いたスラント型屈折率変調型回折格子からなる入力側光路変換部と、光導波路中を導波された光を外部に出力するための光の伝搬方向に対して傾いたスラント型屈折率変調型回折格子からなる出力側光路変換部とが設けられてなる光回路部材において、
前記入力側光路変換部に外部から光を入力する前記平面基板の側面と、前記出力側光路変換部の少なくとも一部が外部へ光を出力する前記平面基板の側面とが同じ側面となっており、その少なくとも一部の出力側光路変換部の位置が少なくとも隣接する光導波路間で光導波路長手方向で相互にずれるように構成されていることを特徴とするものである。
以上の第5の光回路部材において、前記出力側光路変換部の残りの出力側光路変換部が外部へ光を出力する前記平面基板の側面が、前記入力側光路変換部に外部から光を入力する前記平面基板の側面とは反対の側面となるように構成されていてもよい。
また、以上の第4〜第5及びその変形において、前記入力側光路変換部と前記出力側光路変換部と相互に入れ代わって構成されていてもよい。
本発明の光回路部材の製造方法は、第1のクラッド層と、前記第1のクラッド層より屈折率の高い光導波路を構成する複数の並列したコア領域を有するコア層と、前記コア層の前記コア領域より屈折率の低い第2のクラッド層とをこの順に積層してなり、前記コア領域各々にスラント型屈折率変調型の回折格子が複数の形成されており、前記第1のクラッド層又は前記第2のクラッド層の少なくとも一方の外側に、前記回折格子に光学的に接続するレンズが設けられてなる光回路部材の製造方法において、
前記コア領域各々の中に形成されるスラント型屈折率変調型の回折格子が二光束の干渉縞により形成することを特徴とする方法である。
この場合に、前記コア層の形成用素材として光照射により屈折率変化を起こすフォトブリーチング材が用いられ、前記二光束が回折格子によって発生される異なる回折次数の二光束であることが望ましい。
本発明においては、基板の表面と裏面あるいは同じ面であっても整列させないで面発光レーザ、フォトダイオード等の光デバイスを実装できるため、実装面積が向上し実装密度を上げることができる。また、光信号の入出力位置を自由に設定できるため、設計の自由度が向上する。また、スラント型屈折率変調型の回折格子は露光により形成されるため、その傾斜の方向と形成する位置を自由に変えることができる。そのため、光路変換の方向と位置を自由に変えることができるので、基板の表面から裏面への光信号伝搬や、光信号の入出力位置を自由に設定することが可能となる。
なお、本発明の光回路部材は、主に電気光混載基板を用いたチップ間光インターコネクション、光モジュール、光学素子基板等に適用できる。
まず、本発明による光回路部材10を用いた光接続構造を説明する。図1(a)は、板状の光回路部材10の一方の面に面し、かつ、その中の1つの有機光導波路11の一端に面して面発光レーザ21を配置し、その面発光レーザ21から放射されたレーザ光を受信するフォトダイオード31を有機光導波路11の他端であって光回路部材10の他方の面に配置する構成の光電気混載基板部分の断面を示す図であり、図1(b)は光回路部材10中の1つの有機光導波路11の両端に面して同じ側の面に面発光レーザ21とフォトダイオード31を配置する構成の光電気混載基板部分の断面を示す図である。
図1(a)においては、光回路部材10の有機光導波路11の一端と他端の位置に対応した両側の面上にはそれぞれフレネルレンズ22、32が設けられ、それらの上にそれぞれ配線基板41、41’が積層されており、配線基板41、41’のフレネルレンズ22、32対応領域にはそれぞれ貫通孔42、42’が設けられている。
そして、配線基板41上には、貫通孔42を通りフレネルレンズ22に向けレーザ光が照射されるように、面発光レーザ21が搭載されている。面発光レーザ21には、ドライバIC44が接続されている。また、配線基板41’上には、フレネルレンズ32からの光を貫通孔42’を通し受光するように、フォトダイオード31が搭載されている。受信IC45がフォトダイオード31に接続されている。
そして、面発光レーザ21から放射されたレーザ光は、フレネルレンズ22で光回路部材10の有機光導波路11中に設けられた第1グレーティングカプラ12に向けられ、第1グレーティングカプラ12で回折された光はその導波領域中を導波され、他端に達した光は第2グレーティングカプラ13で反対面方向へ回折されて導波領域の端部から出射し、その光はフレネルレンズ32によりフォトダイオード31に集光されるものである。
また、図1(b)においては、光回路部材10の有機光導波路11の一端と他端の位置に対応した同じ面上にはそれぞれフレネルレンズ22、32が設けられ、それらの上に1枚の配線基板41が積層されており、配線基板41のフレネルレンズ22、32対応領域にはそれぞれ貫通孔42、43が設けられている。
そして、配線基板41上には、貫通孔42を通りフレネルレンズ22に向けレーザ光が照射されるように、面発光レーザ21が搭載され、面発光レーザ21には、ドライバIC44が接続されている。また、その配線基板41上には、フレネルレンズ32からの光を貫通孔43を通し受光するように、フォトダイオード31が搭載され、受信IC45がフォトダイオード31に接続されている。
そして、面発光レーザ21から放射されたレーザ光は、フレネルレンズ22で光回路部材10の有機光導波路11中に設けられた第1グレーティングカプラ12に向けられ、第1グレーティングカプラ12で回折された光はその導波領域中を導波され、他端に達した光は第2グレーティングカプラ14で入射したのと同じ面側へ回折されて導波領域の端部から出射し、その光はフレネルレンズ32によりフォトダイオード31に集光されるものである。
図1(a)、(b)何れの構成においても、面発光レーザ21から放射されるレーザ光には広がりがあり、フォトダイオード31が受光する領域にも制限があるため、面発光レーザ21から放射されたレーザ光が効率良くフレネルレンズ22によりコリメートされあるいは集光されて第1グレーティングカプラ12に入射するように、そして、第2グレーティングカプラ13、14からフレネルレンズ32に入射された光が効率良くフォトダイオード31に受光されるように、各部は設計、配置される。
ここで、光回路部材10の構成とその作製方法の例の概略を図2を参照して説明する。図2(a)は、光回路部材10の一例の要部の概略図、図2(b)は、図2(a)のA1−A2方向における光回路部材10とフレネルレンズ形成用型基板150の要部の断面図である。本発明の光回路部材10は、第1のクラッド層111と、第1のクラッド層111より屈折率の高いコア層112と、コア層112より屈折率の低い第2のクラッド層113とを、この順に積層してなる有機光導波路部材100を備えており、そのコア層112に必要な本数nの高屈折率の光導波路1101 、1102 、1103 〜110n と、各光導波路1101 、1102 、1103 〜110n の端部領域に配置されるグレーティングカプラ115、116とが形成されている。図2(a)では、図1(a)の光接続構造に対応する光導波路1102 全体とそれに隣接する2本の光導波路1101 、1103 の一端のみを図示してあり、他は省いて図示してある。
コア層112の形成用素材としてフォトブリーチング材を使用する場合には、紫外線照射により屈折率が低下するため、光導波路1101 、1102 、1103 〜110n を形成する部分以外の部分に紫外線を照射すれば、周囲より屈折率の高い光導波路が形成される。また、グレーティングカプラ115、116は、例えばフォトマスクに形成された回折格子で回折された1次光と回折されないで透過した0次光との干渉によって、屈折率変調型のブラッグ回折格子としてそのコア層形成用素材の層中に形成することができるが、一般的に用いられている二光束干渉法で形成することもできる。光導波路1101 、1102 、1103 〜110n の周囲の屈折率を低下させる工程と、このグレーティングカプラ115、116を干渉形成する工程とはどちらが先であってもよく、同時に形成するようにしてもよい。
ところで、図1(a)のような光接続構造をとる場合には、第1グレーティングカプラ12(グレーティングカプラ115に対応)と第2グレーティングカプラ13(グレーティングカプラ116に対応)とは、回折格子の干渉縞面がコア層112の面に対して同じ方向に同じ角度で傾斜する(相互に平行)ように形成され、図1(b)のような光接続構造をとる場合には、第1グレーティングカプラ12(グレーティングカプラ115に対応)と第2グレーティングカプラ14(図2(a)には図示なし)とは、コア層112の面に対して反対の方向に同じ角度傾斜しているように形成される。この傾斜角度は、限定されないが、例えば図1(a)の場合は何れも45°であり、図1(b)の場合は+45°と−45°である。また、回折格子の干渉縞の周期は、面発光レーザ21から放射されるレーザ光の波長に対してブラッグ回折条件を満足するように設定される。なお、上記の傾斜角度は一例としての値であり、他の角度であってもよい。
そして、図1(a)の光接続構造に対応する光導波路1102 においては、第2のクラッド層113及び第1のクラッド層111の上部に、グレーティングカプラ115、116に光学的に接続するためのそれぞれフレネルレンズ121、131が配設されており、また、図1(b)の光接続構造に対応する光導波路(図示なし)においては、第2のクラッド層113の上部に、グレーティングカプラ115と第2グレーティングカプラ14に対応する図示を省いたグレーティングカプラに光学的に接続するためのフレネルレンズ121等が配設されており、これらのフレネルレンズ121等、131はそれぞれ第2のクラッド層113、第1のクラッド層111上に例えば紫外硬化型のフォトポリマーからなるフレネルレンズ形成層120、130を塗布して、その上にフレネルレンズ形成部151を有するフレネルレンズ形成用型基板150を密着させ、紫外線を照射してそのフレネルレンズ形成部151を転写する光重合法で作製される。なお、フレネルレンズ121、131等は導波路1101 〜110n に沿う方向に長軸を持つ楕円形状の同心輪帯形状をしている。
以下に、上記のような光回路部材10の特にグレーティングカプラからなる光路変換部の配置に関する本発明のいくつかの実施例を説明する。
図3は、第1の実施例の光回路部材10の斜視図であり、複数nの並列した光導波路1101 〜1104 (図3では4本)それぞれの一端にグレーティングカプラ1151 〜1154 が、他端にグレーティングカプラ1161 〜1164 が配置されいる。また、グレーティングカプラ1151 〜1154 それぞれに対応してフレネルレンズ1211 〜1214 が、グレーティングカプラ1161 〜1164 それぞれに対応してフレネルレンズ1311 〜1314 が配置されている。ここで、1151 〜1154 を入力側グレーティングカプラ(第1グレーティングカプラ)、グレーティングカプラ1161 〜1164 を出力側グレーティングカプラ(第2グレーティングカプラ)とする。
この実施例においては、各光導波路1101 〜1104 の入力側グレーティングカプラ1151 〜1154 は一列に整列されて配置され、光回路部材10の同じ面側から光を入力するように回折格子の干渉縞面が同じ傾斜角度となるように入力側グレーティングカプラ1151 〜1154 は構成され、一方、各光導波路1101 〜1104 の出力側グレーティングカプラ1161 〜1164 については、1個おきのグレーティングカプラ1161 、1163 は、光回路部材10の入力側と同じ面側に光路を変換して出力するように回折格子の干渉縞面が入力側グレーティングカプラ1151 〜1154 の干渉面の傾斜角度とは反対方向の同じ傾斜角度となり(図1(b)参照)、残りの1個おきのグレーティングカプラ1162 、1164 は、光回路部材10の入力側とは反対側に光路を変換して出力するように回折格子の干渉縞面が入力側グレーティングカプラ1151 〜1154 の干渉面の傾斜角度と同じ方向の同じ角度の傾斜角度となように設けられている(図1(a)参照)。そのため、入力側グレーティングカプラ1151 〜1154 に対応するフレネルレンズ1211 〜1214 も同じ面上に一列に整列されて配置されており、出力側グレーティングカプラ1161 〜1164 の1個おきのグレーティングカプラ1161 、1163 に対応するフレネルレンズ1311 、1313 は入力側と同じ面上に一列に整列されて配置されており、残りの1個おきのグレーティングカプラ1162 、1164 に対応するフレネルレンズ1312 、1314 は入力側とは反対側の面上に一列に整列されて配置されている。
このような構成の光回路部材10においては、入力(発信)側の面発光レーザ21を配置する面と、出力(受信)側のフォトダイオード31の一部(半分)を配置する面とが光回路部材10の相互に反対の面に分離することができるため、光回路部材10の基板の表面と裏面に発信側の光デバイス(面発光レーザ21等)と受信側の光デバイス(フォトダイオード31等)の一部(半分)とを分けて実装できるため、実装面積が向上し実装密度を上げることができる。
図4は、第2の実施例の光回路部材10の斜視図であり、複数nの並列した光導波路1101 〜1104 (図4では4本)それぞれの一端にグレーティングカプラ1151 〜1154 が、他端にグレーティングカプラ1161 〜1164 が配置されている。また、グレーティングカプラ1151 〜1154 それぞれに対応してフレネルレンズ1211 〜1214 が、グレーティングカプラ1161 〜1164 それぞれに対応してフレネルレンズ1311 〜1314 が配置されている。ここで、1151 〜1154 を入力側グレーティングカプラ(第1グレーティングカプラ)、グレーティングカプラ1161 〜1164 を出力側グレーティングカプラ(第2グレーティングカプラ)とする。
この実施例においては、1個おきの光導波路1102 、1104 の長さがより長く、残りの1個おきの光導波路1101 、1103 の長さはより短く構成され、何れの光導波路1101 〜1104 においても、光回路部材10の同じ面側から光を入出力するように、それぞれの入力側グレーティングカプラ1151 〜1154 、出力側グレーティングカプラ1161 〜1164 が構成配置されている。すなわち、入力側グレーティングカプラ1151 〜1154 は一列に整列されて配置され、光回路部材10の同じ面側から光を入力するように回折格子の干渉縞面が同じ傾斜角度となるように入力側グレーティングカプラ1151 〜1154 は構成され、一方、各光導波路1101 〜1104 の出力側グレーティングカプラ1161 〜1164 については、1個おきのグレーティングカプラ1161 、1163 は、入力側グレーティングカプラ1151 、1153 により近く、残りの1個おきのグレーティングカプラ1162 、1164 は、入力側グレーティングカプラ1152 、1154 に対して相対的に遠くに、それぞれ一列に整列されて配置されている。そして、出力側グレーティングカプラ1161 〜1164 は何れも、光回路部材10の入力側と同じ面側に光路を変換して出力するように回折格子の干渉縞面が入力側グレーティングカプラ1151 〜1154 の干渉面の傾斜角度とは反対方向の同じ傾斜角度となるように設けられている(図1(b)参照)。
このような構成の光回路部材10においては、隣接するフォトダイオード31を交互にずらして配置できるため、光信号取り出し側の光デバイスの実装密度を上げることができ、また、光信号取り出し位置を自由に設定することが可能になる。
図5は、第3の実施例の光回路部材10の斜視図であり、第1の実施例と第2の実施例を組み合わせた形態の例であり、複数nの並列した光導波路1101 〜1104 (図5では4本)それぞれの一端にグレーティングカプラ1151 〜1154 が、他端にグレーティングカプラ1161 〜1164 が、それらの中間には第3のグレーティングカプラ1171 〜1174 が配置されている。また、グレーティングカプラ1151 〜1154 それぞれに対応してフレネルレンズ1211 〜1214 が、グレーティングカプラ1171 〜1174 それぞれに対応してフレネルレンズ1411 〜1414 が、グレーティングカプラ1161 〜1164 それぞれに対応してフレネルレンズ1311 〜1314 が配置されいる。ここで、1151 〜1154 を入力側グレーティングカプラ(第1グレーティングカプラ)、グレーティングカプラ1171 〜1174 を第1出力側グレーティングカプラ、グレーティングカプラ1161 〜1164 を第2出力側グレーティングカプラとする。なお、グレーティングカプラ1171 〜1174 はそれぞれ光導波路1101 〜1104 中を導波されている光の一部を分岐あるいは分波する特性のブラッグ回折格子として構成されている。
この実施例においては、1個おきの光導波路1102 、1104 の長さがより長く、残りの1個おきの光導波路1101 、1103 の長さはより短く構成され、何れの光導波路1101 〜1104 においても、光回路部材10の同じ面側から光を入出力するように、それぞれの入力側グレーティングカプラ1151 〜1154 、第2出力側グレーティングカプラ1161 〜1164 が構成配置されている。ここまでの構成は第2の実施例と同じである。また、第1出力側グレーティングカプラ1171 〜1174 の中、1個おきのグレーティングカプラ1172 、1174 は、光回路部材10の入力側と同じ面側に光路を変換して出力するように回折格子の干渉縞面が入力側グレーティングカプラ1151 〜1154 の干渉面の傾斜角度とは反対方向の同じ傾斜角度となり(図1(b)参照)、残りの1個おきのグレーティングカプラ1171 、1173 は、光回路部材10の入力側とは反対側に光路を変換して出力するように回折格子の干渉縞面が入力側グレーティングカプラ1151 〜1154 の干渉面の傾斜角度と同じ方向の同じ角度の傾斜角度となように設けられている(図1(a)参照)。
そして、光回路部材10の入力側の面上には、入力側グレーティングカプラ1151 〜1154 が一列に整列されて配置され、また、第1出力側グレーティングカプラ1171 〜1174 の中の1個おきのグレーティングカプラ1172 、1174 も一列に整列されて配置され、さらに、第2出力側グレーティングカプラ1161 〜1164 の1個おきのグレーティングカプラ1161 、1163 と、残りの1個おきのグレーティングカプラ1162 、1164 もそれぞれ一列に整列されて配置されている。一方、光回路部材10の入力側とは反対側の裏面上には、第1出力側グレーティングカプラ1171 〜1174 の中の残りの1個おきのグレーティングカプラ1171 、1173 が一列に整列されて配置されている。
このような構成の光回路部材10においては、入力(発信)側の面発光レーザ21を配置する面と、出力(受信)側のフォトダイオード31の一部を配置する面とが光回路部材10の相互に反対の面に分離することができるため、光デバイス(面発光レーザ21、フォトダイオード31等)の実装面積が向上し実装密度を上げることができる。また、光信号取り出し側の光デバイスの実装密度を上げることができ、さらに、光信号取り出し位置を自由に設定することが可能になる。
なお、図3〜図5の構成において、グレーティングカプラ1151 〜1154 を入力側グレーティングカプラ、グレーティングカプラ1161 〜1164 、グレーティングカプラ1171 〜1174 を出力側グレーティングカプラとしたが、グレーティングカプラ1151 〜1154 を出力側グレーティングカプラ、グレーティングカプラ1161 〜1164 、グレーティングカプラ1171 〜1174 を入力側グレーティングカプラとしてもよい。その場合、グレーティングカプラ1171 〜1174 は分岐、分波の代わりに合成、合波用となる。
次に、図3〜図5に示すような本発明の光回路部材10の製造方法について、図6の工程図を参照にして説明する。なお、図6(a)〜図6(c)は、図2(a)のA1−A2に垂直な方向から見た図で、図6(d)〜図6(g)は、図2(a)のA1−A2に沿った方向から見た図である。
まず、図6(a)に示すように、基板410上に、第1のクラッド層形成用素材421、コア層形成用素材422をスピンコートにより順に塗布、ベーキングにより形成する。
次いで、図6(b)に示すように、第1のクラッド層形成用素材421とコア層形成用素材422が成膜された基板410上にパターニングされたフォトマスク430を載置して、フォトマスク430を介してコア層形成用素材422の層中の導波路422’を形成する部分以外の部分に紫外線440を照射して、導波路を形成する。
コア層形成用素材422のフォトブリーチング材は、紫外線照射により屈折率が低下するため、導波路を形成する部分以外の部分に紫外線を照射すれば、図6(c)に示すように、周囲より屈折率の高い導波路422’が形成される。
次いで、図6(d)に示すように、導波路422’が形成されたコア層形成用素材の層422A上にパターニングされた別のフォトマスク435を載置して、そのフォトマスク435を介して紫外光445を約60°傾斜させた方向から入射させて、コア層形成用素材の層422Aの導波路422’中とそれ以外の部分に、スラント型で屈折率変調型の回折格子450を形成する。なお、この回折格子450は、図3〜図5のグレーティングカプラ1151 〜1154 、グレーティングカプラ1161 〜1164 、グレーティングカプラ1171 〜1174 に対応する。ここで、傾斜角度、干渉縞の周期の異なる回折格子450は、フォトマスク435を交換して別々に露光して形成したり、入力側光路変換部と出力側光路変換部のように、スラント型屈折率変調型回折格子の傾斜角が対称の場合は、同一のフォトマスク中に入力側と出力側の両者を光路変換部の露光用の回折格子435’を形成しておき、露光時に紫外光445の入射角度を60°と−60°のように対称な角度に変えて、それぞれ露光して形成することもできる。なお、この際、回折格子450は、フォトマスク435に形成された回折格子435’で回折された1次光と回折されないで透過した0次光との干渉によってコア層形成用素材の層422A中に形成されるが、一般的に用いられている二光束干渉法で形成するようにすることもできる。
次いで、図6(e)に示すように、上記のような回折格子450が形成された後、コア層形成用素材の層422A上に第2のクラッド層423をスピンコートで形成し、導波路構造が完成する。
この後、光重合法(2P法)により第2のクラッド層423上に入射側に配置するフレネルレンズ(図1(a)、(b)のフレネルレンズ22と図1(b)のフレネルレンズ32に対応するフレネルレンズ)を形成する。図6(f)に示すように、フレネルレンズ形成用素材470である紫外線硬化型のフォトポリマーをスピンコートにより第2のクラッド層423上に塗布する。そして、フレネルレンズ型基板460を光導波路の第2のクラッド423上に精度良く配設するために位置合わせした後、フレネルレンズ型基板460を押さえ、紫外線447を全面照射してフレネルレンズ形成用素材470のフォトポリマーを硬化させ、フレネルレンズ型基板460に対応するフレネルレンズ475を形成する(図6(g))。
光回路部材10の入力側とは反対側にフレネルレンズを配置する形態の場合は(図3、図5)、次に、基板410を第1のクラッド層421から剥離し、図6(f)の場合と同様にして、フレネルレンズ形成用素材470である紫外線硬化型のフォトポリマーをスピンコートにより第1のクラッド層421上に塗布する。そして、フレネルレンズ型基板460を光導波路の第1のクラッド421上に精度良く配設するために位置合わせした後、フレネルレンズ型基板460を押さえ、紫外線447を全面照射してフレネルレンズ形成用素材470のフォトポリマーを硬化させ、フレネルレンズ型基板460に対応するフレネルレンズ475を形成し(図6(g))、図3〜図5に示すような光回路部材10が得られる。
なお、本発明の上記の光回路部材10の製造方法は、量産性の良いものとなっている。すなわち、集光レンズまたはコリメートレンズとして2P法による一括成型でフレネルレンズを形成をするため、自由な配置に一括してフレネルレンズを形成することができ、量産性に優れ、その結果、低コスト化が期待できる。
ところで、屈折率変調型回折格子115、116を形成したコア層112(図2)の材料としては、紫外線等の光照射により屈折率変化を起こす(フォトブリーチング)フォトポリマーが用いられ、例えば、ポリシラン、DMAPN{(4−N、N−ジメチルアミノフェニル)−N−フェニルニトロン}を含有するPMMA(ポリメタクリル酸メチル)等を用いることができる。
また、第1のクラッド層111、第2のクラッド層113としては、コア層112より数%屈折率の小さいポリシラン系、アクリル系、ポリイミド系、ポリウレタン系、エポキシ系樹脂等が用いられる。
フレネルレンズ121、131を含むフレネルレンズ層120、130としては、光重合法によりフレネルレンズ121、131を作製することに適用できる紫外硬化型のフォトポリマーが用いられる。材料としては、アクリレート系樹脂、シロキサン系樹脂、ポリイミド系樹脂、シクロブテン系樹脂等があげられる。
以上、本発明の光回路部材とその製造方法を実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可能である。
本発明による光回路部材を用いる光接続構造を説明するための図である。 本発明による光回路部材の構成とその作製方法の例の概略を説明するための図である。 第1の実施例の光回路部材の斜視図である。 第2の実施例の光回路部材の斜視図である。 第3の実施例の光回路部材の斜視図である。 本発明の光回路部材の製造方法の工程図である。
符号の説明
10…光回路部材
11…有機光導波路
12…第1グレーティングカプラ
13、14…第2グレーティングカプラ
21…面発光レーザ
22、32…フレネルレンズ
31…フォトダイオード
41、41’…配線基板
42、42’、43…貫通孔
44…ドライバIC
45…受信IC
100…有機光導波路部材
111…第1のクラッド層
112…コア層
113…第2のクラッド層
1101 、1102 、1103 、1104 …光導波路
115、116、1151 、1152 、1153 、1154 、1161 、1162 、1163 、1164 、1171 、1172 、1173 、1174 …グレーティングカプラ
120、130…フレネルレンズ形成層
121、131、1211 、1212 、1213 、1214 、1311 、1312 、1313 、1314 、1411 、1412 、1413 、1414 …フレネルレンズ
150…フレネルレンズ形成用型基板
151…フレネルレンズ形成部
410…基板
421…第1のクラッド層形成用素材
422…コア層形成用素材
422’…導波路
422A…導波路が形成されたコア層形成用素材の層
423…第2のクラッド層
430…フォトマスク
435…フォトマスク
435’…フォトマスクに形成された回折格子
440…紫外線
445…紫外光
447…紫外線
450…スラント型屈折率変調型の回折格子
460…フレネルレンズ型基板
470…フレネルレンズ形成用素材
475…フレネルレンズ

Claims (10)

  1. 平面基板中に周囲より高屈折率領域の光導波路が複数並列されてなり、各光導波路中に、外部の光を入力するための光の伝搬方向に対して傾いたスラント型屈折率変調型回折格子からなる光路変換部と、光導波路中を導波された光を外部に出力するための光の伝搬方向に対して傾いたスラント型屈折率変調型回折格子からなる光路変換部とが設けられてなる光回路部材において、
    一部の光路変換部の外部から光を入力するか外部へ光を出力する前記平面基板の側面と、残りの光路変換部の外部から光を入力するか外部へ光を出力する前記平面基板の側面とが相互に反対の側面となるように構成されていることを特徴とする光回路部材。
  2. 平面基板中に周囲より高屈折率領域の光導波路が複数並列されてなり、各光導波路中に、外部の光を入力するための光の伝搬方向に対して傾いたスラント型屈折率変調型回折格子からなる光路変換部と、光導波路中を導波された光を外部に出力するための光の伝搬方向に対して傾いたスラント型屈折率変調型回折格子からなる光路変換部とが設けられてなる光回路部材において、
    隣接する光導波路の何れか1つの光路変換部が相互に1列に整列されており、別の光路変換部が光導波路長手方向で相互にずれるように構成されていることを特徴とする光回路部材。
  3. 平面基板中に周囲より高屈折率領域の光導波路が複数並列されてなり、各光導波路中に、外部の光を入力するための光の伝搬方向に対して傾いたスラント型屈折率変調型回折格子からなる光路変換部と、光導波路中を導波された光を外部に出力するための光の伝搬方向に対して傾いたスラント型屈折率変調型回折格子からなる光路変換部とが設けられてなる光回路部材において、
    一部の光路変換部の外部から光を入力するか外部へ光を出力する前記平面基板の側面と、残りの光路変換部の外部から光を入力するか外部へ光を出力する前記平面基板の側面とが相互に反対の側面となるように構成されており、かつ、
    隣接する光導波路の何れか1つの光路変換部が相互に1列に整列されており、別の光路変換部が光導波路長手方向で相互にずれるように構成されていることを特徴とする光回路部材。
  4. 複数の前記光導波路各々に外部の光を入力するためあるいは光導波路中を導波された光を外部に出力するための2つ以上の光路変換部が設けられていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項記載の光回路部材。
  5. 平面基板中に周囲より高屈折率領域の光導波路が複数並列されてなり、各光導波路中に、外部の光を入力するための光の伝搬方向に対して傾いたスラント型屈折率変調型回折格子からなる入力側光路変換部と、光導波路中を導波された光を外部に出力するための光の伝搬方向に対して傾いたスラント型屈折率変調型回折格子からなる出力側光路変換部とが設けられてなる光回路部材において、
    前記入力側光路変換部に外部から光を入力する前記平面基板の側面と、前記出力側光路変換部の少なくとも一部が外部へ光を出力する前記平面基板の側面とが相互に反対の側面となるように構成されていることを特徴とする光回路部材。
  6. 平面基板中に周囲より高屈折率領域の光導波路が複数並列されてなり、各光導波路中に、外部の光を入力するための光の伝搬方向に対して傾いたスラント型屈折率変調型回折格子からなる入力側光路変換部と、光導波路中を導波された光を外部に出力するための光の伝搬方向に対して傾いたスラント型屈折率変調型回折格子からなる出力側光路変換部とが設けられてなる光回路部材において、
    前記入力側光路変換部に外部から光を入力する前記平面基板の側面と、前記出力側光路変換部の少なくとも一部が外部へ光を出力する前記平面基板の側面とが同じ側面となっており、その少なくとも一部の出力側光路変換部の位置が少なくとも隣接する光導波路間で光導波路長手方向で相互にずれるように構成されていることを特徴とする光回路部材。
  7. 前記出力側光路変換部の残りの出力側光路変換部が外部へ光を出力する前記平面基板の側面が、前記入力側光路変換部に外部から光を入力する前記平面基板の側面とは反対の側面となるように構成されていることを特徴とする請求項6記載の光回路部材。
  8. 前記入力側光路変換部と前記出力側光路変換部と相互に入れ代わって構成されていることを特徴とする請求項5から7の何れか一方記載の光回路部材。
  9. 第1のクラッド層と、前記第1のクラッド層より屈折率の高い光導波路を構成する複数の並列したコア領域を有するコア層と、前記コア層の前記コア領域より屈折率の低い第2のクラッド層とをこの順に積層してなり、前記コア領域各々にスラント型屈折率変調型の回折格子が複数の形成されており、前記第1のクラッド層又は前記第2のクラッド層の少なくとも一方の外側に、前記回折格子に光学的に接続するレンズが設けられてなる光回路部材の製造方法において、
    前記コア領域各々の中に形成されるスラント型屈折率変調型の回折格子が二光束の干渉縞により形成することを特徴とする光回路部材の製造方法。
  10. 前記コア層の形成用素材として光照射により屈折率変化を起こすフォトブリーチング材が用いられ、前記二光束が回折格子によって発生される異なる回折次数の二光束であることを特徴とする請求項9記載の光回路部材の製造方法。
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