JP2005172746A - 燃料集合体 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料集合体の最外層に配置された短尺燃料棒の上端に発生する出力スパイクを抑え、燃料健全性を向上させる。
【解決手段】 核燃料を充填した燃料充填部9を被覆管20内に形成する複数の燃料棒を直立させて格子状に配列した沸騰水型原子炉用燃料集合体である。燃料棒は、複数の標準燃料棒2と、標準燃料棒よりも燃料充填部が短くかつその燃料充填部の上端が低い位置にある短尺燃料棒3a、3bとを含み、短尺燃料棒の一部3aが、燃料集合体の最外周に配置され、かつ、その最外周に配置された短尺燃料棒の燃料充填部の上方の被覆管内に中性子吸収物質17が配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、沸騰水型原子炉の燃料集合体に係り、特に経済性の向上、燃料被覆管の機械的健全性の観点で好適な構造を有し、短尺燃料棒を含む燃料集合体に関する。
従来の通常の発電用の沸騰水型原子炉(BWR)の燃料集合体は、細長い円柱状の燃料棒が多数格子状に配列されて、上下タイプレートで互いに結束されており、これら燃料棒同士の間隔はスペーサにより保持されている。また、他の燃料集合体と流路を分かつための角筒状のチャンネルボックスが燃料集合体の側面に被せられている。
9×9格子の燃料集合体の場合は、8×8格子の燃料集合体よりも、ぬれぶち長さが長くなり炉心における圧力損失が増大するので、多数の燃料棒の何本かを短尺燃料棒とし、圧力損失の増大を抑制している(特許文献1参照)。
短尺燃料棒については、燃料ペレットの上方に、核分裂によって発生する気体状の核分裂生成物を溜めるプレナム部があり、また燃料輸送時に燃料ペレットの移動を防止するためプレナムスプリングがプレナム部に配置されている。短尺燃料棒の上部および下部にはそれぞれ上部端栓および下部端栓が結合されている。
また、より高燃焼度化を目指した改良型9×9格子燃料集合体では、ボイド係数の低減効果、制御棒価値の向上などを目的として、燃料集合体の最外層に短尺燃料棒を配置した設計が提案されている(特許文献2参照)。
短尺燃料棒の上方は燃料による熱中性子の吸収がないため、熱中性子の量が多い。このため、短尺燃料棒中の積層された燃料ペレットの上端部では出力が高くなり、いわゆる出力スパイクが発生する。燃料体の最外層でなく内側に短尺燃料棒が配置される場合は、厚肉ばね受け部材(特許文献3参照)や、プレナムスプリングの密着巻きのような方法(特許文献4参照)で出力スパイクはある程度抑えられる。
特開昭63−235889号公報 特開平5−232273号公報 特開平6−75076号公報 特開平8−29568号公報
ところで、燃料集合体の最外層に短尺燃料棒を配置する場合を考えると、次のような課題がある。すなわち、燃料集合体の最外層では、燃料集合体内部に配置された短尺燃料棒に比べて、ボイドのない水がチャンネルボックスの外側にあることから、中性子減速効果が大きい。したがって、燃料集合体の最外層に短尺燃料棒を配置する場合には、その短尺燃料棒の上端付近での熱中性子の量が特に多くなり、出力スパイクの程度が大きくなる恐れがある。
また、最外層に配置された短尺燃料棒は、中性子吸収制御棒の操作による出力変化も燃料集合体内部に配置された短尺燃料棒より大きく、出力スパイクが発生する被覆管部分でペレット−被覆管相互作用による応力が大きくなり、燃料健全性が損なわれる恐れがある。
本発明は、燃料集合体の最外層に配置された短尺燃料棒の上端部に発生する出力スパイクを抑え、燃料健全性を向上させた燃料集合体を提供することを目的とする。
本発明は上記目的に沿うものであって、請求項1に記載の発明は、核燃料を充填した燃料充填部を被覆管内に形成する複数の燃料棒を直立させて格子状に配列した沸騰水型原子炉用燃料集合体において、前記複数の燃料棒は、複数の標準燃料棒と、この標準燃料棒よりも前記燃料充填部が短くかつその燃料充填部の上端が低い位置にある短尺燃料棒とを含み、この短尺燃料棒の少なくとも1本が、前記燃料集合体の最外周に配置され、かつ、その最外周に配置された短尺燃料棒の前記燃料充填部の上方の前記被覆管内に中性子吸収物質が配置されていること、を特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の燃料集合体において、前記中性子吸収物質としてハフニウムを含むことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の燃料集合体において、前記中性子吸収物質としてハフニア・イットリアペレットを含むことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の燃料集合体において、前記中性子吸収物質として酸化ディスプロシウムペレットを含むことを特徴とする。
本発明によれば、燃料集合体の最外層に配置された短尺燃料棒の燃料充填部の上端部に発生する出力スパイクの低減が可能となる。
以下、図面を参照して本発明に係る燃料集合体の実施の形態について説明する。図2および図3に示すように、この燃料集合体1では、複数の標準燃料棒2と複数の短尺燃料棒3が例えば9行9列の正方格子状に並べられ、この燃料棒配置の一部は、中性子を減速させるためのウォータロッド5(図3の例では2本)で置き換えられている。燃料棒2、3およびウォータロッド5の横方向の間隔を保つために、複数の燃料スペーサ4が、上下方向に互いに間隔をあけて複数個配置されている。
標準燃料棒2の上端および下端はそれぞれ、上部タイプレート6、下部タイプレート7で結束されている。一方、短尺燃料棒3は標準燃料棒2よりも短く、下端は標準燃料棒2と同様に下部タイプレート7まで延びているが、上端は上部タイプレート6よりも下方にある。短尺燃料棒3には、燃料集合体1の最外周に配置される外周短尺燃料棒3a(図3の例では右上がりのハッチングで示す4本)と、最外周以外に配置される内部短尺燃料棒3b(図3の例では交差ハッチングで示す4本)とがある。
燃料集合体1の側面は、横断面がほぼ正方形の角筒状のチャンネルボックス8で覆われている。燃料集合体1を炉心内に装荷して原子炉を運転する状態では、チャンネルボックス8の内側では水の沸騰によって気液二相流となるが、チャンネルボックス8の外側は液単相になる。また、図3に示すように、チャンネルボックス8の外側には、横断面が十字状の制御棒16が配置される。
内部短尺燃料棒3bは、図4に示すように、円筒状の金属製被覆管20と、被覆管20内に充填された核燃料を含む複数の燃料ペレット9を有し、被覆管20の上端および下端はそれぞれ、上部端栓12、下部端栓13によって密封されている。被覆管20内の上部端栓12よりも下方でかつ燃料ペレット9の上端の上方には、プレナム部10が形成され、プレナム部10には、核分裂により発生する気体状の核分裂生成物を溜めることができるようになっている。また、プレナム部10内にはプレナムスプリング11が配置されて、それにより、燃料輸送時などに燃料ペレット9の移動を防止するようになっている。
標準燃料棒2は、短尺燃料棒3に比べて長いが、その内部構造は、内部短尺燃料棒3bとほぼ同様である。
外周短尺燃料棒3aは、図1(a)に示すように、燃料ペレット9の上端とプレナムスプリング11の間に中性子吸収物質17が配置されている点が、内部短尺燃料棒3b(図4)と異なる。中性子吸収物質17は、例えば、図1(b)に示すような金属ハフニウム製の円板である。
上述のように、燃料ペレット9の上端部では出力スパイクが発生しやすいが、この中性子吸収物質17が熱中性子を吸収するので、燃料ペレット9の上端部での出力スパイクを抑制することができる。例えば、ハフニウムの熱中性子吸収断面積は105バーンで、例えばステンレス鋼の主成分鉄2.5バーンよりはるかに大きいので効果的である。
図5に、中性子吸収物質17として厚さ1mmのハフニウム円板を用いる場合の実施の形態における中性子スパイク抑制効果を示す。この図で、横軸はペレット部上端位置を基準とする高さ方向位置であり、縦軸は出力相対値である。ハフニウム円板がない場合の実線22に比べて、ハフニウム円板がある場合の点線24では、ハフニウムの熱中性子吸収効果により、出力スパイクは無視できるものとなる。
通常、ハフニウム円板は、板より打ち抜きにより製造できる。ハフニウムの場合は耐食性に優れ、融点も高いため金属のまま燃料ペレット上端での使用に耐えられる。なお出力スパイクがさらに大きい場合はハフニウムの丸棒から3〜5mm程度の高さの円柱を切り出しても良い。
中性子吸収物質17として、ハフニウム元素を使用した他の例としては、円柱状のハフニア・イットリアペレットが考えられる。ハフニアは酸化ハフニウムであって、金属ハフニウムより耐食性に優れ、融点も高いので、短尺燃料棒の出力が高い場合に特に適する。ハフニアだけでは形状安定性に問題が生じる恐れがあるので、通常イットリアを添加したハフニア・イットリアペレットとして使用するのが好ましい。ハフニア・イットリアペレットは、ハフニア、イットリアの粉末を混合し、プレス成型の後、焼結して製造する。製造性を考慮すると3〜5mm程度の厚さが好適である。
中性子吸収物質17のさらに他の例として、ハフニア・イットリアペレットよりさらに熱中性子吸収断面積の大きいディスプロシウム(熱中性子吸収断面積950バーン)酸化物のペレットも考えられる。
以上説明した実施の形態では、外周短尺燃料棒3aだけに中性子吸収物質17を配置するものとした。これは、中性子経済を考慮して中性子吸収物質17を最小限に抑える意味で好ましい。しかし、内側短尺燃料棒3bにも同様に中性子吸収物質17を配置する設計も可能である。
本発明に係る燃料集合体の一実施の形態の外周短尺燃料棒を示す図であって、(a)は一部切欠立面図、(b)は(a)の中性子吸収物質の拡大斜視図。 本発明に係る燃料集合体の一実施の形態の立面図。 図2の燃料集合体を炉心に装荷した状態の一実施の形態の平断面図。 図2の燃料集合体の一実施の形態の内部短尺燃料棒を示す一部切欠立面図。 本発明に係る燃料集合体の一実施の形態の出力スパイク抑制効果を説明するグラフ。
符号の説明
1…燃料集合体、2…標準燃料棒、3…短尺燃料棒、3a…外周短尺燃料棒、3b…内部短尺燃料棒、4…燃料スペーサ、5…ウォータロッド、6…上部タイプレート、7…下部タイプレート、8…チャンネルボックス、9…燃料ペレット(燃料充填部)、10…プレナム部、11…プレナムスプリング、12…上部端栓、13…下部端栓、16…制御棒、17…中性子吸収物質、20…被覆管。

Claims (4)

  1. 核燃料を充填した燃料充填部を被覆管内に形成する複数の燃料棒を直立させて格子状に配列した沸騰水型原子炉用燃料集合体において、
    前記複数の燃料棒は、複数の標準燃料棒と、この標準燃料棒よりも前記燃料充填部が短くかつその燃料充填部の上端が低い位置にある短尺燃料棒とを含み、
    この短尺燃料棒の少なくとも1本が、前記燃料集合体の最外周に配置され、かつ、その最外周に配置された短尺燃料棒の前記燃料充填部の上方の前記被覆管内に中性子吸収物質が配置されていること、
    を特徴とする燃料集合体。
  2. 請求項1に記載の燃料集合体において、前記中性子吸収物質としてハフニウムを含むことを特徴とする燃料集合体。
  3. 請求項1に記載の燃料集合体において、前記中性子吸収物質としてハフニア・イットリアペレットを含むことを特徴とする燃料集合体。
  4. 請求項1に記載の燃料集合体において、前記中性子吸収物質として酸化ディスプロシウムペレットを含むことを特徴とする燃料集合体。
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