JP2005172173A - シリーズ型エンジンマウントおよびシリーズ型エンジンマウントの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 振動が入力される受圧室36と容積可変の平衡室38に加えて、圧力変動を調節する調圧用ゴム板44で壁部の一部が構成された中間室70を形成し、受圧室36と平衡室38を低周波チューニングした第一オリフィス通路72で連通すると共に、中間室70と平衡室38を中周波チューニングした第二オリフィス通路74で連通し、更に、受圧室36と中間室70の間において圧力変動を制限的に伝達する圧力変動伝達手段56を設けてなる、新規且つ特性構造のマウント本体10を採用し、かかるマウント本体10に対して、互いに異なる付加的な三種類の選択組合せ要素を選択的に採用して組合せることで、互いに防振特性の異なるエンジンマウント100,200,300を、選択的に構成して提供するようにした。
【選択図】 図1
Description
シリーズ型エンジンマウントに関する本発明の特徴とするところは、要求される防振特性が異なる複数種類の自動車用として、下記(A)記載のマウント本体に対して、下記(B−1),(B−2),(B−3)の何れかの選択組合せ構成を選択的に組み合わせた構成で提供するシリーズ型エンジンマウントにある。
(A)(a)相互に離隔配置されて、防振すべき部材にそれぞれ取り付けられる第一の取付部材および第二の取付部材と、(b)それら第一の取付部材と第二の取付部材を弾性連結する本体ゴム弾性体と、(c)該本体ゴム弾性体で壁部の一部が構成されて振動入力時に圧力変動が生ぜしめられる、非圧縮性流体が封入された受圧室と、(d)可撓性膜で壁部の一部が構成されて容積変化が許容される、非圧縮性流体が封入された平衡室と、(e)前記受圧室と前記平衡室を相互に連通する第一のオリフィス通路と、(f)非圧縮性流体が封入された中間室と、(g)前記第一のオリフィス通路よりも高周波数域にチューニングされて、該中間室と前記平衡室を相互に連通する第二のオリフィス通路と、(h)前記受圧室と前記中間室の間に設けられて、制限的に許容される変位乃至は変形によって該受圧室と該中間室の間で圧力変動を制限的に伝達する圧力変動伝達手段と、(i)前記中間室の壁部の一部を構成するように配設されて、弾性変形により該中間室の圧力変動を調節する調圧用ゴム板と、(j)該調圧用ゴム板を挟んで、前記中間室と反対側に形成された作用空気室と、(k)該作用空気室に接続されて外部に開口するポートに連通せしめられた空気通路とを、有する流体封入式のマウント本体。
(B−1)前記ポートを、常時、大気中に解放せしめることにより、前記作用空気室に対して、常時、略大気圧が及ぼされるようにした第一の選択組合せ構成。
(B−2)前記ポートを、静的圧力切換バルブを介して、大気中と負圧源とに択一的に選択接続することにより、該静的圧力切換バルブの切換作動に基づいて、前記作用空気室の圧力を大気圧と負圧とに静的に変更設定することが出来るようにした第二の選択組合せ構成。
(B−3)前記ポートを、動的圧力切換バルブを介して、大気中と負圧源とに周期的に切換接続することにより、該動的圧力切換バルブの切換作動に基づいて、前記作用空気室の圧力を動的に調圧変更することが出来るようにした第三の選択組合せ構成。
「前記第一のオリフィス通路がエンジンシェイク等の低周波大振幅振動にチューニングされており、該第一のオリフィス通路を通じて流動する流体の流動作用に基づいて低周波大振幅振動に対する防振効果が発揮されるようになっていると共に、前記圧力変動伝達手段がアイドリング振動等の中周波中振幅振動にチューニングされており、中周波中振幅振動に伴う前記受圧室の圧力変動は前記中間室に伝達するが低周波大振幅振動に伴う該受圧室の圧力変動は変位乃至は変形が制限されることによって該中間室に伝達しないで該受圧室から逃げないようにされている一方、前記第二のオリフィス通路が中周波中振幅振動にチューニングされており、該第二のオリフィス通路を通じて流動する流体の流動作用に基づいて中周波中振幅振動に対する防振効果が発揮されるようになっていると共に、前記調圧用ゴム板が走行こもり音等の高周波小振幅振動にチューニングされており、前記受圧室から前記圧力変動伝達手段を通じて前記中間室に及ぼされた高周波小振幅振動に伴う該中間室の圧力変動は吸収するが、同様にして該中間室に及ぼされた中周波中振幅振動に伴う該中間室の圧力変動は変形が制限されることによって吸収しないで該中間室から逃げないようにされているマウント本体。」
「前記第二の取付部材を筒体形状とし、該第二の取付部材の一方の開口部側に前記第一の取付部材を離隔配置せしめて、それら第一の取付部材と第二の取付部材を前記本体ゴム弾性体で連結することにより該第二の取付部材の一方の開口部を流体密に覆蓋すると共に、該第二の取付部材の軸方向他方の開口部を前記可撓性膜で流体密に覆蓋する一方、該第二の取付部材によって支持せしめた仕切部材を該本体ゴム弾性体と該可撓性膜の対向面間に配設して、該仕切部材と該本体ゴム弾性体の対向面間に前記受圧室を形成すると共に、該仕切部材と該可撓性膜の対向面間に前記平衡室を形成し、更に、該仕切部材の内部に前記中間室を形成すると共に、該中間室と該平衡室の間に前記作用空気室を形成し、該中間室と該受圧室の間の隔壁部分に該圧力変動伝達手段を設けると共に、該中間室と該作用空気室の間の隔壁を前記調圧用ゴム板を利用して構成する一方、該仕切部材を利用して前記第一のオリフィス通路および前記第二のオリフィス通路を形成したマウント本体。」
シリーズ型エンジンマウントの製造方法に関する本発明の特徴とするところは、要求される防振特性が異なる複数種類の自動車に提供されるシリーズ型エンジンマウントの製造方法であって、(i)下記(A)記載のマウント本体を製造して準備するマウント本体準備工程と、(ii) 下記(B−1),(B−2),(B−3)の中から、要求される防振性能に適合する組合せ構成を何れか一つ選択する組合せ選択工程と、(iii) 前記マウント本体準備工程で製造した前記マウント本体に対して、前記組合せ選択工程において(B−1),(B−2),(B−3)の中から選択した何れかの選択組合せ構成を組み合わせることにより、製品としてのエンジンマウントを提供する工程とを、含むシリーズ型エンジンマウントの製造方法にある。
(A)(a)相互に離隔配置されて、防振すべき部材にそれぞれ取り付けられる第一の取付部材および第二の取付部材と、(b)それら第一の取付部材と第二の取付部材を弾性連結する本体ゴム弾性体と、(c)該本体ゴム弾性体で壁部の一部が構成されて振動入力時に圧力変動が生ぜしめられる、非圧縮性流体が封入された受圧室と、(d)可撓性膜で壁部の一部が構成されて容積変化が許容される、非圧縮性流体が封入された平衡室と、(e)前記受圧室と前記平衡室を相互に連通する第一のオリフィス通路と、(f)非圧縮性流体が封入された中間室と、(g)前記第一のオリフィス通路よりも高周波数域にチューニングされて、該中間室と前記平衡室を相互に連通する第二のオリフィス通路と、(h)前記受圧室と前記中間室の間に設けられて、制限的に許容される変位乃至は変形によって該受圧室と該中間室の間で圧力変動を制限的に伝達する圧力変動伝達手段と、(i)前記中間室の壁部の一部を構成するように配設されて、弾性変形により該中間室の圧力変動を調節する調圧用ゴム板と、(j)該調圧用ゴム板を挟んで、前記中間室と反対側に形成された作用空気室と、(k)該作用空気室に接続されて外部に開口するポートに連通せしめられた空気通路とを、有する流体封入式のマウント本体。
(B−1)前記ポートを、常時、大気中に解放せしめることにより、前記作用空気室に対して、常時、略大気圧が及ぼされるようにした第一の選択組合せ構成。
(B−2)前記ポートを、静的圧力切換バルブを介して、大気中と負圧源とに択一的に選択接続することにより、該静的圧力切換バルブの切換作動に基づいて、前記作用空気室の圧力を大気圧と負圧とに静的に変更設定することが出来るようにした第二の選択組合せ構成。
(B−3)前記ポートを、動的圧力切換バルブを介して、大気中と負圧源とに周期的に切換接続することにより、該動的圧力切換バルブの切換作動に基づいて、前記作用空気室の圧力を動的に調圧変更することが出来るようにした第三の選択組合せ構成。
エンジンシェイク等の低周波大振幅振動の入力時には、主液室36に対して大きな振幅の圧力変動が惹起されることとなる。この圧力変動に際して圧力変動伝達機構56の可動板ゴム62が変位するが、可動板ゴム62の拘束された可動距離範囲の変位では主液室36の圧力変動が有効には吸収され得ないように、可動板ゴム62の可動距離が設定されている。これにより、圧力変動伝達機構56は実質的に機能し得ず、主液室36の圧力変動は中間室70には有効に伝達されないこととなる。
アイドリング振動等の中周波中振幅振動の入力時には、主液室36に対して或る程度の振幅の圧力変動が惹起されることとなる。この圧力変動に際して圧力変動伝達機構56の可動板ゴム62は有効に変位して、可動板ゴム62の可動距離範囲の変位によって、主液室36の圧力変動が中間室70に対して効率的に伝達されるようになっている。要するに、中周波中振幅振動の入力時には、圧力変動伝達機構56が有効に機能し得て、主液室36の圧力が伝達される中間室70において、有効な圧力変動が惹起されることとなる。
走行こもり音等の高周波小振幅振動の入力時には、主液室36に対して小さな振幅の圧力変動が惹起されることとなる。この圧力変動に際しても圧力変動伝達機構56の可動板ゴム62は有効に変位して、可動板ゴム62の可動距離範囲の変位によって、主液室36の圧力変動が中間室70に対して効率的に伝達されるようになっている。要するに、高周波小振幅振動の入力時には、圧力変動伝達機構56が有効に機能し得て、主液室36の圧力が中間室70に伝達されて逃がされることとなる。
エンジンシェイク等の低周波大振幅振動の入力時には圧力変動伝達機構56や中間室70は、殆ど機能し得ないことから、エンジンマウント200の機能的構成をモデル的に示すと、第一の選択組合せ構成を採用したエンジンマウント100と同じとなり、図7に示される通りである。その防振特性も、図8中に減衰係数:C1で示されるようになり、低周波第振幅に対して有効な受動的防振効果が、上述のエンジンマウント100と同様に発揮され得る。
アイドリング振動等の中周波中振幅振動の入力時には、必要に応じて、切換バルブ202が切換作動せしめられて、作用空気室50に対して負圧208が及ぼされる。即ち、作用空気室50が大気中206に接続されて大気圧が及ぼされた状態下では、実質的に第一の選択組合せ構成を採用したエンジンマウント100と同じとなり、その機能的構成をモデル的に示すと、図9に示される通りである。一方、作用空気室50が負圧源208に接続されて負圧が及ぼされた状態下では、かかる負圧がゴム弾性板44に作用せしめられて、該ゴム弾性板44が引張変形せしめられることとなる。
走行こもり音等の高周波小振幅振動の入力時には、作用空気室50に対して大気圧206を及ぼすことにより、圧力変動伝達機構56が有効に機能し得て、主液室36の圧力が中間室70に伝達されてゴム弾性板44の弾性変形に基づいて逃がされることとなる。それ故、かかる状態下でのエンジンマウント200の機能的構成をモデル的に示すと、第一の選択組合せ構成を採用したエンジンマウント100と同じとなり、図10に示される通りである。その防振特性も、図8に示される絶対ばね定数:K2のとおりとなり、高周波小振幅に対して有効な受動的防振効果が、上述のエンジンマウント100と同様に発揮され得る。
12 第一の取付金具
14 第二の取付金具
16 本体ゴム弾性体
32 ダイヤフラム
34 仕切部材
36 主液室
38 平衡室
44 ゴム弾性板
50 作用空気室
56 圧力変動伝達機構
62 可動板ゴム
70 中間室
72 第一のオリフィス通路
74 第二のオリフィス通路
100 エンジンマウント
200 エンジンマウント
300 エンジンマウント
Claims (7)
- 要求される防振特性が異なる複数種類の自動車用として、下記(A)記載のマウント本体に対して、下記(B−1),(B−2),(B−3)の何れかの選択組合せ構成を選択的に組み合わせた構成で提供することを特徴とするシリーズ型エンジンマウント。
(A) 相互に離隔配置されて、防振すべき部材にそれぞれ取り付けられる第一の取付部材および第二の取付部材と、
それら第一の取付部材と第二の取付部材を弾性連結する本体ゴム弾性体と、
該本体ゴム弾性体で壁部の一部が構成されて振動入力時に圧力変動が生ぜしめられる、非圧縮性流体が封入された受圧室と、
可撓性膜で壁部の一部が構成されて容積変化が許容される、非圧縮性流体が封入された平衡室と、
前記受圧室と前記平衡室を相互に連通する第一のオリフィス通路と、
非圧縮性流体が封入された中間室と、
前記第一のオリフィス通路よりも高周波数域にチューニングされて、該中間室と前記平衡室を相互に連通する第二のオリフィス通路と、
前記受圧室と前記中間室の間に設けられて、制限的に許容される変位乃至は
によって該受圧室と該中間室の間で圧力変動を制限的に伝達する圧力変動伝達手段と、
前記中間室の壁部の一部を構成するように配設されて、弾性変形により該中間室の圧力変動を調節する調圧用ゴム板と、
該調圧用ゴム板を挟んで、前記中間室と反対側に形成された作用空気室と、
該作用空気室に接続されて外部に開口するポートに連通せしめられた空気通路と
を、有することを特徴とする流体封入式のマウント本体。
(B−1)前記ポートを、常時、大気中に解放せしめることにより、前記作用空気室に対して、常時、略大気圧が及ぼされるようにした第一の選択組合せ構成。
(B−2)前記ポートを、静的圧力切換バルブを介して、大気中と負圧源とに択一的に選択接続することにより、該静的圧力切換バルブの切換作動に基づいて、前記作用空気室の圧力を大気圧と負圧とに静的に変更設定することが出来るようにした第二の選択組合せ構成。
(B−3)前記ポートを、動的圧力切換バルブを介して、大気中と負圧源とに周期的に切換接続することにより、該動的圧力切換バルブの切換作動に基づいて、前記作用空気室の圧力を動的に調圧変更することが出来るようにした第三の選択組合せ構成。 - 前記マウント本体において、
前記第一のオリフィス通路がエンジンシェイク等の低周波大振幅振動にチューニングされており、該第一のオリフィス通路を通じて流動する流体の流動作用に基づいて低周波大振幅振動に対する防振効果が発揮されるようになっていると共に、前記圧力変動伝達手段がアイドリング振動等の中周波中振幅振動にチューニングされており、中周波中振幅振動に伴う前記受圧室の圧力変動は前記中間室に伝達するが低周波大振幅振動に伴う該受圧室の圧力変動は変位乃至は変形が制限されることによって該中間室に伝達しないで該受圧室から逃げないようにされている一方、前記第二のオリフィス通路が中周波中振幅振動にチューニングされており、該第二のオリフィス通路を通じて流動する流体の流動作用に基づいて中周波中振幅振動に対する防振効果が発揮されるようになっていると共に、前記調圧用ゴム板が走行こもり音等の高周波小振幅振動にチューニングされており、前記受圧室から前記圧力変動伝達手段を通じて前記中間室に及ぼされた高周波小振幅振動に伴う該中間室の圧力変動は吸収するが、同様にして該中間室に及ぼされた中周波中振幅振動に伴う該中間室の圧力変動は変形が制限されることによって吸収しないで該中間室から逃げないようにされている請求項1に記載のシリーズ型エンジンマウント。 - 前記マウント本体において、
前記第二の取付部材を筒体形状とし、該第二の取付部材の一方の開口部側に前記第一の取付部材を離隔配置せしめて、それら第一の取付部材と第二の取付部材を前記本体ゴム弾性体で連結することにより該第二の取付部材の一方の開口部を流体密に覆蓋すると共に、該第二の取付部材の軸方向他方の開口部を前記可撓性膜で流体密に覆蓋する一方、該第二の取付部材によって支持せしめた仕切部材を該本体ゴム弾性体と該可撓性膜の対向面間に配設して、該仕切部材と該本体ゴム弾性体の対向面間に前記受圧室を形成すると共に、該仕切部材と該可撓性膜の対向面間に前記平衡室を形成し、更に、該仕切部材の内部に前記中間室を形成すると共に、該中間室と該平衡室の間に前記作用空気室を形成し、該中間室と該受圧室の間の隔壁部分に該圧力変動伝達手段を設けると共に、該中間室と該作用空気室の間の隔壁を前記調圧用ゴム板を利用して構成する一方、該仕切部材を利用して前記第一のオリフィス通路および前記第二のオリフィス通路を形成した請求項1又は2に記載のシリーズ型エンジンマウント。 - 前記(B−2)に記載の第二の選択組合せ構成において、前記静的圧力切換バルブが自動車の走行時とアイドリング時とで切換作動せしめられるようにした請求項1乃至3の何れかに記載のシリーズ型エンジンマウント。
- 前記(B−3)に記載の第三の選択組合せ構成において、前記動的圧力切換バルブが防振すべき振動周波数に応じた周期で大気中と負圧源とに切換接続されるようにした請求項1乃至4の何れか記載のシリーズ型エンジンマウント。
- 前記負圧源として、自動車の内燃機関における吸気系に生ぜしめられる負圧を利用するようにした請求項1乃至5の何れかに記載のシリーズ型エンジンマウント。
- 要求される防振特性が異なる複数種類の自動車に提供されるシリーズ型エンジンマウントの製造方法であって、
下記(A)記載のマウント本体を製造して準備するマウント本体準備工程と、
下記(B−1),(B−2),(B−3)の中から、要求される防振性能に適合する組合せ構成を何れか一つ選択する組合せ選択工程と、
前記マウント本体準備工程で製造した前記マウント本体に対して、前記組合せ選択工程において(B−1),(B−2),(B−3)の中から選択した何れかの選択組合せ構成を組み合わせることにより、製品としてのエンジンマウントを提供する工程とを、
含むことを特徴とするシリーズ型エンジンマウントの製造方法。
(A) 相互に離隔配置されて、防振すべき部材にそれぞれ取り付けられる第一の取付部材および第二の取付部材と、
それら第一の取付部材と第二の取付部材を弾性連結する本体ゴム弾性体と、
該本体ゴム弾性体で壁部の一部が構成されて振動入力時に圧力変動が生ぜしめられる、非圧縮性流体が封入された受圧室と、
可撓性膜で壁部の一部が構成されて容積変化が許容される、非圧縮性流体が封入された平衡室と、
前記受圧室と前記平衡室を相互に連通する第一のオリフィス通路と、
非圧縮性流体が封入された中間室と、
前記第一のオリフィス通路よりも高周波数域にチューニングされて、該中間室と前記平衡室を相互に連通する第二のオリフィス通路と、
前記受圧室と前記中間室の間に設けられて、制限的に許容される変位乃至は変形によって該受圧室と該中間室の間で圧力変動を制限的に伝達する圧力変動伝達手段と、
前記中間室の壁部の一部を構成するように配設されて、弾性変形により該中間室の圧力変動を調節する調圧用ゴム板と、
該調圧用ゴム板を挟んで、前記中間室と反対側に形成された作用空気室と、
該作用空気室に接続されて外部に開口するポートに連通せしめられた空気通路と
を、有することを特徴とする流体封入式のマウント本体。
(B−1)前記ポートを、常時、大気中に解放せしめることにより、前記作用空気室に対して、常時、略大気圧が及ぼされるようにした第一の選択組合せ構成。
(B−2)前記ポートを、静的圧力切換バルブを介して、大気中と負圧源とに択一的に選択接続することにより、該静的圧力切換バルブの切換作動に基づいて、前記作用空気室の圧力を大気圧と負圧とに静的に変更設定することが出来るようにした第二の選択組合せ構成。
(B−3)前記ポートを、動的圧力切換バルブを介して、大気中と負圧源とに周期的に切換接続することにより、該動的圧力切換バルブの切換作動に基づいて、前記作用空気室の圧力を動的に調圧変更することが出来るようにした第三の選択組合せ構成。
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