JP2005170541A - エレベータ制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】制御装置本体1は、乗場読取装置12から、利用者のルームキー8に記憶されているキー情報を乗場操作盤11の呼びボタン11aの操作前に受ける。その後、制御装置本体1は、予め設定されているルームキーの有効性情報とキー情報とを比較してキー情報の有効性を判断し、キー情報が有効であると判断した場合には、利用者の待つ階にかご3を移動させる登録を行う。
【選択図】図1
Description
図1において、制御装置本体1は、巻上機2のモータを制御して、かご3およびつり合いおもり4を昇降させるようになっている。かご3およびつり合いおもり4は、巻上機2の駆動シーブに巻き掛けられたロープ5により昇降路内に吊り下げられている。また、かご3内には、行先階ボタン6aを含むかご操作盤6と、かご内読取装置7とが設けられている。かご内読取装置7は、宿泊客等に利用されるルームキー8の情報を読み取るためのものである。これらかご操作盤6およびかご内読取装置7は、制御ケーブル9を介して制御装置本体1に接続されている。
制御装置本体1には、呼びボタン11aを含む複数の乗場操作盤11が通信線10を介して接続されている。また、制御装置本体1には、複数の乗場読取装置12が通信線10を介して接続されている。各乗場読取装置12は、ルームキー8の情報を読み取るためのものである。
なお、図2において、1,2等の数値は、各エレベータの停止階を示している。1号機エレベータでは、1階から10階までの階、および20階が乗降可能な階になっている。2号機エレベータでは、1階から5階までの階、および、10階から20階までの階が乗降可能な階になっている。3号機エレベータでは、1階から15階のすべての階が乗降可能な階になっている。
ルームキー8は、例えばICカード等である。このルームキー8には、部屋番号等のキー情報が記憶されている。「キー情報」は、ホテルの利用時に宿泊者等が乗降できる階を示した情報であり、例えば、宿泊者の客室,宿泊期間等により決められる。
したがって、図3のルームキー8を利用する宿泊者は、ホテルの滞在時、キー情報に含まれている客室階等での乗降に制限されることとなる。
例えば、宿泊者が、チェックイン時、本館15階の客室のルームキー8をフロントで受け取り、玄関階の乗場操作盤11の呼びボタン11aの操作を行う前に、そのルームキー8を乗場読取装置12に通す。すると、制御装置本体1の受信部103aは、乗場読取装置12により読み取られたルームキー8のキー情報を受信する(S101)。
他方、判断部103bにおける判断において(S102)、キー情報に含まれる建物番号および階数データがともに一致し、かつ、ルームキー8の有効期限が期限内であった場合、即ち、キー情報が有効と判断された場合、登録部103cは、宿泊者の待つ玄関階に、2号機エレベータのかご3を移動させるための制御データを記憶部102に登録する(S103)。
図7は、客室階から玄関階にかご3を移動させる制御装置本体1の動作を示すフローチャートである。なお、図6と同様の部分については、同一符号を付して重複説明を適宜省略する。
例えば、本館15階の客室の宿泊者が、本館15階の乗場前で、乗場操作盤11の呼びボタン11aの操作を行う前に、ルームキー8を乗場読取装置12に通す。すると、受信部103aは、乗場読取装置12により読み取られたルームキー8のキー情報を受信する(S101)。続いて、判断部103bは、キー情報に含まれる建物番号の照合、キー情報に含まれる宿泊階を示す階数データの照合、および、キー情報に含まれるルームキー8の有効期限の確認を行う(S102)。
図8は、制限階等にかご3を移動させる制御装置本体1の動作を示すフローチャートである。
例えば、本館15階の客室の宿泊者が、本館2階の乗場前で、会議室がある本館5階(制限階)等へ行くために、乗場操作盤11の呼びボタン11aの操作を行う。すると、制御装置本体1の受信部103aは、例えば上方向の呼び信号を受信し(S301)、出力部103eは、その呼びボタン11aを点滅させるための信号を乗場操作盤11に出力する(S302)。これにより、呼びボタン11aが点滅し、宿泊者に対し、ルームキー8の読み取りの受付が開始されたことを知らせることが可能となる。
そして、かご制御部103dは、記憶部102の制御データに基づいてかご3を例えば2階に移動させる制御を行う(S308)。
判断部103bが宿泊客の未乗車を確認すると、制御装置本体1は、所定の処理を終了する。他方、判断部103bが宿泊者の乗車を確認すると、登録部103cは、例えば玄関階を示す階数データを記憶部102に登録し(S311)、例えば玄関階等にかご3を移動させる制御を行う(S312)。これにより、宿泊者が所定の時間内に行先階6aの操作を行わなかった場合も、かご3内の宿泊者を玄関階等に誘導することが可能となる。
次に、出力部103eは、点滅している行先階ボタン6aを点灯させるための信号をかご操作盤6に出力する(S318)。これにより、行先階ボタン灯6aが点灯し、宿泊者に対し、行先階ボタン6aの操作が有効であることを知らせることが可能となる。
そして、かご制御部103dは、例えば5階等の制限階にかご3を移動させる制御を行う(S318)。これにより、宿泊者は、例えば会議室がある5階等の制限階に移動することができる。
以上で、任意の階から制限階等にかご3を移動させる制御装置本体1の動作説明を終了する。
他方、行先階ボタン6aにより指定された行先階が開放階(レストランがある本館の最上階等)である場合、宿泊者等は、行先階ボタン6aの操作後にルームキー8をかご内読取装置7に通すことなく、登録部103cは、開放階にかご3を移動させる登録を行う。このため、開放階へ移動する宿泊者等は、かご3内でキー情報の有効性についての判断結果を待つことなく、開放階へ移動することが可能となる。これにより、宿泊者等の利便性が高まる。
Claims (6)
- 乗場に設置された乗場読取装置から、利用者のルームキーに記憶されているキー情報を乗場操作盤の呼びボタン操作前に受けたとき、予め設定されているルームキーの有効性についての情報とキー情報とを比較してキー情報の有効性を判断し、有効であると判断した場合には、上記利用者の待つ階にかごを移動させる登録を行う処理部
を備えていることを特徴とするエレベータ制御装置。 - 上記処理部は、上記乗場操作盤の呼びボタン操作前に上記乗場読取装置から受けたキー情報が有効であると判断した場合、上記利用者が上記かごに乗った後に上記かごを移動させる階として、キー情報に含まれている行先階を登録する
ことを特徴とする請求項1記載のエレベータ制御装置。 - 上記行先階は、ルームキーに示された客室階、および玄関階の少なくともいずれか一方であることを特徴とする請求項2記載のエレベータ制御装置。
- 乗場に設置された乗場読取装置から、利用者のルームキーに記憶されているキー情報を乗場操作盤の呼びボタン操作後に受けたとき、予め設定されているルームキーの有効性についての情報とキー情報とを比較してキー情報の有効性を判断し、有効であると判断した場合には、上記利用者の待つ階にかごを移動させる登録を行う処理部
を備えていることを特徴とするエレベータ制御装置。 - 上記処理部は、上記キー情報が有効であると判断した場合、上記かご内に設置されたかご操作盤の行先階ボタン操作により指定された行先階へ上記かごを移動させる登録を行う
ことを特徴とする請求項4記載のエレベータ制御装置。 - 上記処理部は、上記かご内に設置されたかご内読取装置から、上記かご内に設置されたかご操作盤の行先階ボタン操作後にキー情報を受けたとき、キー情報の有効性を判断し、有効であると判断した場合には、上記行先階ボタン操作により指定された行先階へ上記かごを移動させる登録を行う
ことを特徴とする請求項4記載のエレベータ制御装置。
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