JP2005170541A - エレベータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者の利便性を配慮しつつ、セキュリティー対策を強化することができる。
【解決手段】制御装置本体1は、乗場読取装置12から、利用者のルームキー8に記憶されているキー情報を乗場操作盤11の呼びボタン11aの操作前に受ける。その後、制御装置本体1は、予め設定されているルームキーの有効性情報とキー情報とを比較してキー情報の有効性を判断し、キー情報が有効であると判断した場合には、利用者の待つ階にかご3を移動させる登録を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、かごの昇降を制御するエレベータ制御装置に関する。
従来の呼び登録装置においては、ホテルのルームキーに設けられている識別信号発信装置にから、そのルームキーに固有の識別信号がかご内のアンテナに発信されると、宿泊客が待つ階にかごを自動で移動させるように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−282905号公報
しかし、宿泊者が待つあらゆる階にかごを移動させると、例えば会議室の設置階等、宿泊者等による利用が制限されている階にもかごを移動させることとなるため、セキュリティー対策が十分ではなかった。このため、宿泊者等の利便性を配慮しつつ、セキュリティー対策を強化しなければならないという課題があった。
そこで、本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、利用者の利便性を配慮しつつ、セキュリティー対策を強化することが可能なエレベータ制御装置を得るものである。
本発明のエレベータ制御装置は、乗場に設置された乗場読取装置から、利用者のルームキーに記憶されているキー情報を乗場操作盤の呼びボタン操作前に受けたとき、予め設定されているルームキーの有効性についての情報とキー情報とを比較してキー情報の有効性を判断し、有効であると判断した場合には、上記利用者の待つ階にかごを移動させる登録を行う処理部を備えている。
本発明のエレベータ制御装置は、利用者のルームキーに記憶されているキー情報を呼びボタン操作前に受けたとき、キー情報の有効性を判断し、有効であると判断した場合には、利用者の待つ階にかごを移動させる登録を行うので、有効なキー情報が記憶されているルームキーの利用者に対して、かごを移動させる登録を行うサービスを提供することができる。したがって、利用者の利便性を配慮しつつ、セキュリティー対策を強化することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るエレベータシステムの要部を一部ブロックで示す構成図である。ここでは、ホテル内に設置されたエレベータシステムの場合を例にして説明する。
図1において、制御装置本体1は、巻上機2のモータを制御して、かご3およびつり合いおもり4を昇降させるようになっている。かご3およびつり合いおもり4は、巻上機2の駆動シーブに巻き掛けられたロープ5により昇降路内に吊り下げられている。また、かご3内には、行先階ボタン6aを含むかご操作盤6と、かご内読取装置7とが設けられている。かご内読取装置7は、宿泊客等に利用されるルームキー8の情報を読み取るためのものである。これらかご操作盤6およびかご内読取装置7は、制御ケーブル9を介して制御装置本体1に接続されている。
制御装置本体1には、呼びボタン11aを含む複数の乗場操作盤11が通信線10を介して接続されている。また、制御装置本体1には、複数の乗場読取装置12が通信線10を介して接続されている。各乗場読取装置12は、ルームキー8の情報を読み取るためのものである。
ここで、エレベータシステムが装備されているホテル内には、図2に示すように、1号機、2号機、および3号機のエレベータが設けられている。1号機および2号機のエレベータは、本館に設けられ、3号機のエレベータは、別館に設けられている。1号機および2号機のエレベータは、本館に設けられている1台の制御装置本体1により群管理され、3号機のエレベータは、別館に設けられている1台の制御装置本体1により管理されている。
なお、図2において、1,2等の数値は、各エレベータの停止階を示している。1号機エレベータでは、1階から10階までの階、および20階が乗降可能な階になっている。2号機エレベータでは、1階から5階までの階、および、10階から20階までの階が乗降可能な階になっている。3号機エレベータでは、1階から15階のすべての階が乗降可能な階になっている。
次に、ルームキー8および制御装置本体1について順を追って詳述する。
ルームキー8は、例えばICカード等である。このルームキー8には、部屋番号等のキー情報が記憶されている。「キー情報」は、ホテルの利用時に宿泊者等が乗降できる階を示した情報であり、例えば、宿泊者の客室,宿泊期間等により決められる。
図3は、ルームキー8に記憶されているキー情報の一例を示す説明図である。図3のキー情報が記憶されているルームキー8は、本館の15階の客室に宿泊する宿泊者に利用される。このルームキー8のキー情報には、例えば、ルームキー8の利用先を示す基本コードd1,客室の設置階を示す客室階コードd2,受付(フロント)の設置階を示す受付階コードd3,乗降が開放されているエリア(レストラン,宴会場等)の階(以下「開放階」という。)を示す開放階コードd4,乗降が制限されているエリア(会議室等)の階(以下「制限階」という。)を示す制限階コードd5が含まれている。以下、これらのコードd1〜d5について詳述する。
基本コードd1には、例えば、有効期限(宿泊期間),本館を示す建物番号(「01」),客室の部屋番号(「1501」)等が含まれている。客室階コードd2には、例えば、本館を示す建物番号(「01」),15階の客室階を示す階数データ(「15」)が含まれている。受付階コードd3には、例えば、本館を示す建物番号,1階の玄関階を示す階数データ(「01」)が含まれている。開放階コードd4には、例えば、建物番号,レストラン等がある最上階等を示す階数データが含まれている。制限階コードd5には、例えば、本館を示す建物番号,制限階である5階を示す階数データ(「05」)が含まれている。
したがって、図3のルームキー8を利用する宿泊者は、ホテルの滞在時、キー情報に含まれている客室階等での乗降に制限されることとなる。
続いて、別館の客室に宿泊する宿泊者に利用されるルームキー8に記憶されるキー情報について説明する。このルームキー8に記憶されているキー情報にも、図4に示すように、「基本コードd1」、「客室階コードd2」、「受付階コードd3」、および「開放階コードd4」が含まれている。これにより、宿泊者が乗降可能な階が客室階等に制限されることとなる。
図5は、制御装置本体1の構成を示すブロック図である。図5において、制御装置本体1は、入出力インターフェース等の通信部101、記憶部102、およびこれらの動作を制御する処理部103を有している。記憶部102は、例えばメモリである。記憶部102には、複数のルームキー8の有効性についての情報(以下「有効性情報」という。)が予め設定されている。「有効性情報」には、例えば、部屋番号,建物番号,有効期限,客室階を示す階数データ,開放階を示す階数データ,制限階を示す階数データ等が含まれている。この有効性情報は、例えば、宿泊者等の利便性,館内の安全性等により決定される。
処理部103は、例えばCPUである。この処理部103には、受信部103a、判断部103b、登録部103c、かご制御部103d、および出力部103eが含まれている。これら各部103a〜103eの機能は次のとおりである。すなわち、受信部103aは、ルームキー8のキー情報を受信する。判断部103bは、キー情報の有効性を判断する。登録部103cは、かご3を移動させるためのデータ等を登録する。かご制御部103dは、かご3を移動させる制御を行う。出力部103eは、乗場操作盤11等に信号を出力する。
つぎに、制御装置本体1の動作について図6に基づいて説明する。図6は、玄関階から客室階にかご3を移動させる制御装置本体1の動作を示すフローチャートである。
例えば、宿泊者が、チェックイン時、本館15階の客室のルームキー8をフロントで受け取り、玄関階の乗場操作盤11の呼びボタン11aの操作を行う前に、そのルームキー8を乗場読取装置12に通す。すると、制御装置本体1の受信部103aは、乗場読取装置12により読み取られたルームキー8のキー情報を受信する(S101)。
続いて、判断部103bは、受信部103aにより受信されたキー情報と、記憶部102に設定されている有効性情報とを比較し、キー情報が有効かどうかを判断する(S102)。具体的には、判断部103bは、キー情報に含まれる建物番号の照合、キー情報に含まれる客室階を示す階数データの照合、および、キー情報に含まれるルームキー8の有効期限の確認を行う。
次に、判断部103bにおける判断において(S102)、例えば、ルームキー8の有効期限が切れているため、キー情報が無効と判断された場合、制御装置本体1における所定の処理が終了する。
他方、判断部103bにおける判断において(S102)、キー情報に含まれる建物番号および階数データがともに一致し、かつ、ルームキー8の有効期限が期限内であった場合、即ち、キー情報が有効と判断された場合、登録部103cは、宿泊者の待つ玄関階に、2号機エレベータのかご3を移動させるための制御データを記憶部102に登録する(S103)。
そして、戸閉後、かご制御部103dは、記憶部102に登録した制御データに基づいて、2号機エレベータのかご3を玄関階に移動させる制御を行う(S104)。
宿泊者の乗車後、登録部103cは、判断部103bにより有効であると判断されたキー情報に含まれる客室階を示す階数データ(例えば「15」)を記憶部102に登録する(S105)。そして、かご制御部103dは、例えば15階にかご3を移動させる制御を行う(S106)。これにより、宿泊者は、呼びボタン11aの操作、および行先階ボタン6aの操作を行うことなく、玄関階から客室階に移動することができる。
次に、客室階から玄関階にかご3を移動させる制御装置本体1の動作を説明する。
図7は、客室階から玄関階にかご3を移動させる制御装置本体1の動作を示すフローチャートである。なお、図6と同様の部分については、同一符号を付して重複説明を適宜省略する。
例えば、本館15階の客室の宿泊者が、本館15階の乗場前で、乗場操作盤11の呼びボタン11aの操作を行う前に、ルームキー8を乗場読取装置12に通す。すると、受信部103aは、乗場読取装置12により読み取られたルームキー8のキー情報を受信する(S101)。続いて、判断部103bは、キー情報に含まれる建物番号の照合、キー情報に含まれる宿泊階を示す階数データの照合、および、キー情報に含まれるルームキー8の有効期限の確認を行う(S102)。
判断部103bにおける判断において(S102)、建物番号および階数データがともに一致し、かつ、ルームキー8の有効期限が期限内であった場合、登録部103cは、宿泊者の待つ15階にかご3を移動させるための制御データを記憶部102に登録する(S201)。そして、かご制御部103dは、記憶部102の制御データに基づいてかご3を15階に移動させる制御を行う(S202)。
宿泊者の乗車後、登録部103cは、判断部103bにより有効であると判断されたキー情報に含まれる玄関階を示す階数データ(例えば1階)を記憶部102に登録する(S203)。そして、かご制御部103dは、例えば1階にかご3を移動させる制御を行う(S204)。これにより、宿泊者は、呼びボタン11aの操作、および行先階ボタン6aの操作を行うことなく、客室階から玄関階に移動することができる。
次に、制限階等にかご3を移動させる制御装置本体1の動作を説明する。
図8は、制限階等にかご3を移動させる制御装置本体1の動作を示すフローチャートである。
例えば、本館15階の客室の宿泊者が、本館2階の乗場前で、会議室がある本館5階(制限階)等へ行くために、乗場操作盤11の呼びボタン11aの操作を行う。すると、制御装置本体1の受信部103aは、例えば上方向の呼び信号を受信し(S301)、出力部103eは、その呼びボタン11aを点滅させるための信号を乗場操作盤11に出力する(S302)。これにより、呼びボタン11aが点滅し、宿泊者に対し、ルームキー8の読み取りの受付が開始されたことを知らせることが可能となる。
判断部103bは、所定の時間内に、乗場読取装置11により読み取られたルームキー8のキー情報が受信部103aに受信されたかどうかを判断する(S303)。つまり、呼びボタン11aの操作後、判断部103bは、ルームキー8が所定の時間内に乗場読取装置12に通されたかどうかを判断する。
そして、判断部103bにおける判断において(S303)、キー情報の未受信が確認された場合、出力部103eは、点滅している呼びボタン11aを消灯させるための信号を乗場操作盤11に出力する(S304)。これにより、呼びボタン11aが消灯し、宿泊者に対し、呼びボタン11aの操作が無効であることを知らせることが可能となる。
他方、判断部103bは、キー情報の受信を確認した場合、受信部103aにより受信されたキー情報と、記憶部102に設定されている有効性情報とを比較し、キー情報が有効かどうかを判断する(S305)。具体的には、判断部103bは、キー情報に含まれる建物番号の照合、呼びボタン11aの操作により指定された上方向へのかご3の移動が可能かどうかの判断、および、キー情報に含まれるルームキー8の有効期限の確認を行う。
そして、判断部103bにおける判断において(S305)、例えば、建物番号が不一致等であったため、キー情報が無効と判断された場合、出力部103eは、点滅している呼びボタン11aを消灯させるための信号を乗場操作盤11に出力し、制御装置本体1は、所定の処理を終了する。
他方、判断部103bにおける判断において(S305)、建物番号が一致し、かつ、上方向へのかご3の移動が可能と判断されるとともに、ルームキー8の有効期限が期限内であった場合、登録部103cは、宿泊者の待つ2階に、例えば2号機エレベータのかご3を移動させるための制御データを記憶部102に登録する(S306)。
次に、出力部103eは、点滅している呼びボタン11aを点灯させるための信号を乗場操作盤11に出力する(S307)。これにより、呼びボタン11aが点灯し、宿泊者に対し、呼びボタン11aの操作が有効であることを知らせることが可能となる。
そして、かご制御部103dは、記憶部102の制御データに基づいてかご3を例えば2階に移動させる制御を行う(S308)。
かご3の到着後、判断部103bは、所定の時間内に、行先階ボタン6aの操作により指定された行先階(例えば、会議室がある5階等)を示す階数データが受信部103aに受信されたかどうかを判断する(S309)。つまり、かご3の到着後、判断部103bは、行先階ボタン6aの操作が所定の時間内に行われたかどうかを判断する。
そして、判断部103bは、階数データの未受信を確認した場合、例えば、かご3内の重量を検出するためのセンサーからの情報に基づいて、かご3内に宿泊客が乗車しているかどうかを判断する(S310)。
判断部103bが宿泊客の未乗車を確認すると、制御装置本体1は、所定の処理を終了する。他方、判断部103bが宿泊者の乗車を確認すると、登録部103cは、例えば玄関階を示す階数データを記憶部102に登録し(S311)、例えば玄関階等にかご3を移動させる制御を行う(S312)。これにより、宿泊者が所定の時間内に行先階6aの操作を行わなかった場合も、かご3内の宿泊者を玄関階等に誘導することが可能となる。
一方、判断部103bにおける行先階データの受信の判断において(S309)、階数データの受信が確認された場合、判断部103bは、受信部103aにより受信された階数データが制限階および開放階のいずれを示しているかを判断する(S313)。そして、階数データが、会議室がある5階等の制限階を示していると判断された場合、出力部103eは、行先階ボタン6aの操作により指定された行先階ボタン6aを点滅させるための信号をかご操作盤6に出力する(S314)。これにより、行先階ボタン6aが点滅し、宿泊者に対し、ルームキー8の読み取りの受付が開始されたことを知らせることが可能となる。
次に、判断部103bは、所定の時間内に、かご内読取装置7により読み取られたルームキー8のキー情報が受信部103aに受信されたかどうかを判断する(S315)。つまり、かご3の到着後、判断部103bは、ルームキー8が所定の時間内にかご内読取装置7に通されたかどうかを判断する。
判断部103bにおける判断において(S315)、キー情報の未受信が確認された場合に、例えば、かご3内に宿泊客が乗車していたときは、登録部103cは、例えば玄関階にかご3を移動させる制御を行う(S310〜S312)。
他方、判断部103bによりキー情報の受信が確認された場合、判断部103bは、受信部103aにより受信されたキー情報と、記憶部102に設定されている有効性情報とを比較し、キー情報が有効かどうかを判断する(S316)。具体的には、判断部103bは、キー情報に含まれる建物番号の照合、キー情報に含まれる階数データの照合、および、キー情報に含まれるルームキー8の有効期限の確認を行う。
そして、判断部103bにおいてキー情報の有効性が判断された場合、登録部103cは、行先階ボタン6aの操作により指定された行先階である制限階を示す階数データを記憶部102に登録する(S317)。
次に、出力部103eは、点滅している行先階ボタン6aを点灯させるための信号をかご操作盤6に出力する(S318)。これにより、行先階ボタン灯6aが点灯し、宿泊者に対し、行先階ボタン6aの操作が有効であることを知らせることが可能となる。
そして、かご制御部103dは、例えば5階等の制限階にかご3を移動させる制御を行う(S318)。これにより、宿泊者は、例えば会議室がある5階等の制限階に移動することができる。
一方、判断部103bにおける判断において(S313)、階数データが、例えばレストランがある最上階等の開放階を示していると判断された場合、開放階を示す階数データが記憶部102に登録された後、行先階ボタン6aを点灯させるための信号がかご操作盤6に出力され、例えば最上階等の開放階にかご3が移動することとなる(S317〜S319)。これにより、宿泊者は、ルームキー8をかご内読取装置7に通すことなく、例えばレストランがある最上階等の開放階に移動することができる。
以上で、任意の階から制限階等にかご3を移動させる制御装置本体1の動作説明を終了する。
このように、実施の形態によると、制御装置本体1の登録部103cは、呼びボタン11aの操作前に受信されたルームキー8のキー情報が有効であると判断されたとき、そのルームキー8を持つ利用者が待っている玄関階等にかご3を移動させる登録を行う。このため、有効なキー情報が記憶されているルームキー8を持つ利用者に対して、呼びボタン11aの操作を行わせることなく、その利用者が待つ玄関階等にかご3を自動で移動させるサービスを提供することができる。したがって、利用者の利便性を配慮しつつ、セキュリティー対策を強化することができる。
しかも、かご3の到着後、登録部103cは、ルームキー8のキー情報が有効であると判断されたとき、そのキー情報に含まれている客室階等にかご3を移動させる登録を行う。このため、利用者に対し、行先階ボタン6aの操作を行わせることなく、客室階等の行先階にかご3を自動で移動させるサービスを提供することができる。
また、かご3を自動で移動させるサービスが行われる行先階は、客室階や玄関階であるので、利用者は、行先階ボタン6aの操作を行うことなく、客室階や玄関階に移動することができる。
制御装置本体1の登録部103cは、呼びボタン11aの操作後に受信されたルームキー8のキー情報が有効であると判断されると、そのルームキー8を持つ利用者が待っている任意の階(例えば2階等)にかご3を移動させる登録を行う。このため、例えば宿泊者等は、ルームキー8に記憶されているキー情報が有効でなければ、呼びボタン11aにより指定された運転方向にかご3を移動させることができないこととなる。したがって、呼びボタン11aの操作後、キー情報が有効な場合にのみ、かご3が任意の階に到着することとなる。以上から、かご3の運転効率が向上することとなる。
しかも、かご3の到着後、行先階ボタン6aにより指定された行先階が制限階(会議室がある本館の5階等)である場合、登録部103cは、行先階ボタン6aの操作後に受信されたキー情報が有効であると判断されたときに、制限階にかご3を移動させる登録を行う。このため、制限階で降車する宿泊者等を制限することができる。
他方、行先階ボタン6aにより指定された行先階が開放階(レストランがある本館の最上階等)である場合、宿泊者等は、行先階ボタン6aの操作後にルームキー8をかご内読取装置7に通すことなく、登録部103cは、開放階にかご3を移動させる登録を行う。このため、開放階へ移動する宿泊者等は、かご3内でキー情報の有効性についての判断結果を待つことなく、開放階へ移動することが可能となる。これにより、宿泊者等の利便性が高まる。
なお、実施の形態において、宿泊者がルームキー8を利用する場合について説明したが、例えば、従業員等がマスタールームキーを利用してもよい。マスタールームキーは、全館の客室等に共通して利用されるキーである。
また、ルームキー8等のキー情報に含まれる開放階や制限階は、図3,図4の場合に限られず自由に設定してよい。さらに、利用場所はホテルに限られず、例えばマンション等であってもよい。
本発明の実施の形態に係るエレベータシステムの要部を示すブロック図である。 図1のエレベータシステムが装備されているホテル内のエレベータの設置例を示す説明図である。 図2の本館の客室に用いられるルームキーのキー情報の一例を示す説明図である。 図2の別館の客室に用いられるルームキーのキー情報の一例を示す説明図である。 図1の制御装置本体の構成を示すブロック図である。 図1の制御装置本体により玄関階から客室階にかごが移動させる動作を示すフローチャートである。 図1の制御装置本体により客室階から玄関階にかごを移動させる動作を示すフローチャートである。 図1の制御装置本体により制限階等にかごを移動させる動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 制御装置本体、3 かご、6 かご操作盤、7 かご内読取装置、8 ルームキー、11 乗場操作盤、12 乗場読取装置、102 記憶部、103 処理部、6a 行先階ボタン、11a 呼びボタン、103a 受信部、103b 判断部、103c 登録部、103d かご制御部、103e 出力部。

Claims (6)

  1. 乗場に設置された乗場読取装置から、利用者のルームキーに記憶されているキー情報を乗場操作盤の呼びボタン操作前に受けたとき、予め設定されているルームキーの有効性についての情報とキー情報とを比較してキー情報の有効性を判断し、有効であると判断した場合には、上記利用者の待つ階にかごを移動させる登録を行う処理部
    を備えていることを特徴とするエレベータ制御装置。
  2. 上記処理部は、上記乗場操作盤の呼びボタン操作前に上記乗場読取装置から受けたキー情報が有効であると判断した場合、上記利用者が上記かごに乗った後に上記かごを移動させる階として、キー情報に含まれている行先階を登録する
    ことを特徴とする請求項1記載のエレベータ制御装置。
  3. 上記行先階は、ルームキーに示された客室階、および玄関階の少なくともいずれか一方であることを特徴とする請求項2記載のエレベータ制御装置。
  4. 乗場に設置された乗場読取装置から、利用者のルームキーに記憶されているキー情報を乗場操作盤の呼びボタン操作後に受けたとき、予め設定されているルームキーの有効性についての情報とキー情報とを比較してキー情報の有効性を判断し、有効であると判断した場合には、上記利用者の待つ階にかごを移動させる登録を行う処理部
    を備えていることを特徴とするエレベータ制御装置。
  5. 上記処理部は、上記キー情報が有効であると判断した場合、上記かご内に設置されたかご操作盤の行先階ボタン操作により指定された行先階へ上記かごを移動させる登録を行う
    ことを特徴とする請求項4記載のエレベータ制御装置。
  6. 上記処理部は、上記かご内に設置されたかご内読取装置から、上記かご内に設置されたかご操作盤の行先階ボタン操作後にキー情報を受けたとき、キー情報の有効性を判断し、有効であると判断した場合には、上記行先階ボタン操作により指定された行先階へ上記かごを移動させる登録を行う
    ことを特徴とする請求項4記載のエレベータ制御装置。
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