JP2004262619A - エレベータを備えたビルディングのサービス装置 - Google Patents

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手 和 夫 平
Kiyoshi Kobayashi
林 清 小
Toyoki Miura
浦 豊 毅 三
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Abstract

【課題】ルームカードに特殊機能を併せ持たせることにより、防犯機能および利用者の利便性を一層向上させる。
【解決手段】この発明のエレベータを備えたビルディングのサービス装置は、利用者が携帯するルームカード(7C)に記録された識別情報を読み取り、予め登録された特定個人であることを識別したとき、エレベータ乗りかご(4)の自動呼び寄せ、および行き先階の自動登録を行うホール呼び登録手段(7A)を各階のエレベータ乗り場に備え、行き先階のルームドア(2)に備えられたドアロック解除装置(3)がルームカード(7C)に記録された識別情報を読み取り、予め登録された特定個人であることを識別したとき、ロックされたルームドア(2)のロックを解除する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータを備えたエレベータを備えたビルディングのサービス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図8に示すように、マンション等のセキュリティー対策の一環として、玄関階の出入口に設けられた玄関ドア31の近くにドアロック解除手段32を設け、ドアロック解除手段32に予め登録された特定人が所持しているIDカードを通すか、暗証番号を入力することによりドアロック解除の操作をしたとき、それに連動してエレベータ33の乗り場呼びボタン34を押圧したのと同様の乗り場呼び登録をするとともに、エレベータ33の応答後、上記特定人の居住階床のかご呼びをも自動登録するようにした、玄関階の呼び登録装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。ここでは、中から外へ、または外から中へと通過すると自動的にドアロックのかかる玄関ドア31を有するマンション等のビルディングにおいて、玄関ドア31のロック解除操作に連動して、エレベータの自動呼び登録を行うことにより、サービス性の向上を図っている。
【0003】
さらに、居住部屋のドアとエレベータの乗り場ドアを共用するエレベータ装置において、居住階住民のセキュリティー向上を図ったものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。ここでは、部屋への不法侵入者を検知する不法侵入検知手段を設けるとともに、エレベータの乗りかごの中に、乗客が所持する照合カードを読み取って特定個人であるか否かを識別する識別手段を設け、不法侵入検知手段が動作したときは、識別手段の識別結果に連動してエレベータが居住階に停止してもドアの開放を阻止するようにしている。
【0004】
【特許文献1】
特公平7−115804号公報 (第2頁、第3図)
【特許文献2】
特開平5−229751号公報 (第3−4頁、図5)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載された玄関階の呼び登録装置においては、ドアのロック解除に連動したエレベータ利用までは考えられているが、例えばホテル等におけるエレベータの降車後、そこから行き先部屋に入るまでのサービスについては配慮がなされていない。特にホテル等で自分の部屋に入る場合に限らず、レストランや大浴場(共同浴場)等の共用施設に行く際の案内サービスについては、何らの配慮もなされていない。
【0006】
さらに、例えば、ホテル等の大浴場の脱衣場等では、不特定多数の客が出入りするにもかかわらず、貴重品を預けたりする施設や設備を設けていないことが多く、ルームキーまでも盗難に遭い、部屋の中に置いた貴重品等の盗難に遭ったりすることも少なくない。
【0007】
特許文献2に記載されたエレベータ装置においては、乗客が所持する照合カードを読み取って特定個人であるか否かを識別し、その識別結果に連動して不法侵入者の行動を制限し得るようにしているだけであって、他のサービスまでは何ら考慮されていない。
【0008】
本発明の目的は、ルームキーに代わるルームカードに特殊機能を併せ持たせることにより、防犯機能および利用者の利便性を一層向上させ得る、エレベータを備えたビルディングのサービス装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明のエレベータを備えたビルディングのサービス装置は、利用者が携帯するルームカードに記録された識別情報を読み取り、予め登録された特定個人であることを識別したとき、エレベータ乗りかごの自動呼び寄せ、および行き先階の自動登録を行うホール呼び登録手段を各階のエレベータ乗り場に備え、行き先階のルームドアに備えられたドアロック解除装置がルームカードに記録された識別情報を読み取り、予め登録された特定個人であることを識別したとき、ロックされたルームドアのロックを解除することを特徴とする。
【0010】
請求項1に係る発明によれば、部屋のドアの施錠あるいはドアロック解除とエレベータの呼び登録の機能がルームカードを兼ねるルームカードに一体として組み込まれているので、ドアの施錠あるいはドアロック解除に続きエレベータの呼び登録がなされ、エレベータ利用のサービス性が向上する。
【0011】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のエレベータを備えたビルディングのサービス装置において、ルームカードは館内の特定の施設及び自己の部屋を指定する指定キーを有し、この指定キーによってホール呼び登録手段を介して特定の施設または自己の部屋が指定されたとき、その指定に連動してエレベータ乗りかごの行き先階が特定され、エレベータ乗りかご内のかご呼び登録装置に行き先階を自動登録することを特徴とする。
【0012】
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載のエレベータを備えたビルディングのサービス装置において、ルームカードはエレベータ乗りかごの呼び手段として、ホール呼び登録手段と連動するバーコードあるいは磁気カードによる呼び登録機構を備えていることを特徴とする。
【0013】
請求項4に係る発明は、請求項2または3に記載のエレベータを備えたビルディングのサービス装置において、各階床の乗り場に、利用者に対して特定の施設あるいは部屋への案内報知を行う案内報知装置を備え、ルームカードにより行き先階が指定されたとき、その指定に連動して、関連する階床の案内報知装置が指定された行き先への案内報知を行うことを特徴とする。
【0014】
請求項5に係る発明は、請求項2ないし4のいずれか1項に記載のエレベータを備えたビルディングのサービス装置において、目的階到着時に指定された各施設あるいは部屋に向かう経路を案内表示する手段を具備することを特徴とする。
【0015】
請求項2ないし5に係る発明によれば、自分の部屋のみならず、館内の主要な施設あるいは部屋を指定することにより、施設あるいは部屋のある目的階が指定され案内してもらうことができ、館内案内のサービス性が向上する。また、ルームカードをバーコード式あるいは磁気カード式に構成することにより、簡易な構造で実現することができ、なおかつ変更に対して柔軟に対応することができる。
【0016】
請求項6に係る発明は、ルームカードはセキュリティーコードを入力する手段と、ルームカードに入力されたセキュリティーコードが正しいものであるとき、ルームカードのリモコン機能の有効/無効の切換を行うキー手段とを備え、リモコン機能に対応し、ルームカードに入力されたセキュリティーコードが正しいものであるとき、キー手段によって入力された操作入力に従ってリモコン機能の有効/無効を切り換えるための書き込みを行う書き込み装置を備えたことを特徴とする。
【0017】
請求項6に係る発明によれば、ルームカードを手放したり、どこかに預ける等した場合でも、セキュリティーコードを入力することにより、ルームカード機能の有効と無効の切換を行うことにより、ルームカードの不正使用を未然に防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0019】
<第1の実施の形態>
図1ないし図4は本発明の一実施の形態を示すものである。ここでは、ビルディングとして数階以上のホテルを想定し、ホテルへの入館およびホテルからの退出は玄関階を通して行うものとする。ホテル内にはエレベータ1が設置され、宿泊階の各部屋の出入口にはオートロック式のルームドア2が設けられている。宿泊者は宿泊する部屋および一般客が利用し得るホテル施設への出入りのために玄関階のフロントでルームカード7Cを受け取り携帯する。ルームカード7Cの最も基本的な機能は、ロックされたルームドア2のロックを解除して開放可能にする、いわゆるルームキー機能であるが、ルームカード7Cは他の機能も備えており、それについては後述する。
【0020】
ルームカード7Cは、いわゆるリモコン機能を有するカード形式のものとして構成され、図2(a)に示すように、表面の最上部に行き先となる部屋(宿泊部屋)あるいはホテル施設を表示するためのディスプレイ71が設けられ、その下に、部屋および主要な施設の名称が刻印された複数の呼び登録ボタンが並んでいる。すなわち、部屋番号を刻印した宿泊階に向かうための部屋ボタン72のほか、ロビーと刻印された玄関階(ロビー)に向かうためのロビーボタン73、大浴場と刻印された大浴場階に向かうための大浴場ボタン74、およびレストランと刻印されたレストラン階に向かうためのレストランボタン75等の一般利用施設のための呼び登録ボタンが設けられている。ルームカード7Cの前面部には各呼び登録ボタン72〜75に連動する例えば赤外線式の信号送信部76が設けられている。これに対応して、ホール呼び登録手段7Aには、信号送信部76からの光または磁気的な送信信号を受信するための受信部40を備えている。
【0021】
ルームカード7Cの裏側には、図2(b)に示すように、これをルームドア2のドアロック解除装置3に形成されたルームカード挿入部30(図3(a),(b)参照)に挿入することにより、光学式または磁気式に読み取られるルームカード認識部77が設けられている。ルームカード認識部77には宿泊者(部屋)に割り当てられたID等が記録されている。各部屋のルームドア2に取り付けられるドアロック解除装置3に内蔵されているルームカード読取装置によって読み取れれるルームカード認識部77がICチップ、磁気カードあるいはバーコードの形で設けられている。言い換えれば、ルームカード認識部77は相手方のルームカード読取装置と共同して、無線式または磁気式または光式に構成される。
【0022】
通常のエレベータ装置と同様に、玄関階はもちろん各宿泊階のエレベータホールにはホール呼び登録手段7Aが設けられ、エレベータ1の乗りかご4の中にはかご呼び登録手段7Bが設けられている。これらの呼び登録手段7A,7Bからの呼び登録操作に応動して乗りかご4およびエレベータドア4Aが制御装置5により制御される。エレベータ昇降路には、乗りかご4が上下動して各階に到達したとき、それを検出するかご位置検出装置6が設けられている。玄関階および各宿泊階には、エレベータ利用者に対してサービス案内をする表示装置または音声応答装置またはその両者からなる案内報知装置9が設けられている。以上述べた各構成機器はそれぞれ伝送ライン8を介して制御装置5と接続されている。ホール呼び登録手段7Aは、ルームカード7Cからそれに記録されているID等のほかにロビーボタン73からの信号を受信すると、制御装置5を介してホール呼びを形成して玄関階に乗りかご4を呼び寄せる。
【0023】
次に宿泊者がホテルにチェックインして部屋に入るまでの一連のフローについて図4および図5を参照して説明する。宿泊者20がホテルに到着すると、まずホテル玄関階のフロント21に出向いてチェックイン手続きを行い、フロント係からルームカード7Cを受け取る(図5、ステップS1)。部屋に入ろうとする宿泊者はエレベータ1の玄関階ホールに着いたら、フロント21で渡されたルームカード7Cの信号送信部76を玄関階のホール呼び登録手段7Aに向けて部屋ボタン72を押圧して(ステップS2)呼び登録を行う。ホール呼び登録手段7Aがルームカード7Cからの送信信号を受信すると、それを制御装置5に送信する。制御装置5が呼び登録信号を受信する(ステップS3)ことにより、呼び登録信号により選択された乗りかご4を玄関階に呼び寄せる(ステップS4)。乗りかご4が玄関階に到着する(ステップS5)と、制御装置5は乗りかご4が玄関階に着床した旨の着床信号をかご位置検出装置6から受信する(ステップS6)ことにより、制御装置5からの指示により、ホールに設置された案内報知装置9が「お部屋は18階になります」といった具合に、宿泊者が自分の部屋に行くために降りるべき階を音声案内する(ステップS7)とともに、制御装置5はかご呼び登録手段7Bに対して、先に宿泊者がルームカード7Cで指定した部屋の階床を行き先階とするかご呼び登録信号を送信する(ステップS8)。これにより、かご呼び登録手段7Bの行き先階ボタンが点灯し、行き先階登録済みの状態になる(ステップS9)。このようにしてエレベータドア4Aが開き、宿泊者が乗りかご4に乗り込み、エレベータドア4Aが閉じ、乗りかご4は宿泊階に向かって運転を開始する(ステップS10)。
【0024】
乗りかご4が宿泊階に到着する(ステップS11)と、乗りかご4が宿泊階に到着した旨の着床信号を制御装置5がかご位置検出装置6から受信する(ステップS12)。これに伴って乗りかご4が宿泊階に着床し、エレベータドア4Aが開き、宿泊者が乗りかご4から降りると、宿泊階の案内報知装置9が宿泊者の部屋までの経路を、例えば「○○様、お疲れさまでした。左側廊下をお進み下さい」という具合に案内報知する(ステップS13)。このとき、宿泊階(目的階)に到着した旨、あるいは音声案内の内容をルームカード7Cのディイスプレイ71に電波や赤外線等の無線通信手段を通じて表示させるようにしてもよい。宿泊者は案内報知装置9の案内報知やディイスプレイ71上の表示案内に従って目的の部屋に向かう(ステップS14)。宿泊者は目的の部屋の前まで歩いて行くと、部屋のルームドア2に設けられたドアロック解除装置3のルームカード挿入部30にルームカード7Cを挿入する(ステップS15)。ドアロック解除装置3はルームカード7Cのルームカード認識部77に記録されているID等を予め登録されたID等との比較により確認認証を行い(ステップS16)、間違いなし、すなわち両ID等が一致するとの確認がとれればルームドア2のロックを解除し、宿泊者が部屋の中に入ることができるようにする(ステップS17)。
【0025】
次に図1,2,6を参照して、宿泊者が自分の部屋を出て館内の所望の共用施設、例えばレストランへ行く場合のフローについて説明する。
【0026】
宿泊者が自分の部屋を出て宿泊階のエレベータホールに着く(ステップT1)と、先にフロント21で渡されたルームカード7Cのリモコン機能を使って呼び登録を行う。すなわち、ルームカード7Cの信号送信部76をホール呼び登録登録手段7Aに向けて「レストラン」と刻印されたレストランボタン75を押下する(ステップT2)。これにより、該当する呼び登録信号が伝送ライン8を介して制御装置5に伝達され、制御装置5がそれを受信する(ステップT3)。その呼び登録信号により選択された乗りかご4が制御装置5を介して宿泊階に呼び寄せられる(ステップT4)。
【0027】
乗りかご4が宿泊階に到着する(ステップT5)と、これがかご位置検出装置6により検出され、着床検出信号が制御装置5に送信される。制御装置5は着床検出信号を受信する(ステップT6)と、まず利用者(宿泊者)に対して、目的とする施設に行くために降りるべき行き先階をホールの案内報知装置9により音声案内する(ステップT7)。音声案内の内容は、例えば、「レストランは3階となっております」という具合である。着床検出信号を受信した制御装置5はさらに、かご呼び登録手段7Bに対して、利用者がルームカード7Cで指定した、目的とする施設のある階床を行き先階として、かご呼びを登録する信号をかご呼び登録手段7Bに送信する(ステップT8)。これを受信したかご呼び登録手段7Bは、目的階を行き先階としてかご呼び登録を行う(ステップT9)。宿泊階に到着した乗りかご4に利用者が乗り込み、乗りかご4は目的階へと向かう(ステップT10)。乗りかご4が目的階に到着する(ステップT11)と、かご位置検出装置6から着床検出信号が制御装置5に送信される。それに基づいて制御装置5から有線や電波、赤外線等を介して伝達された着床検出信号を、エレベータ乗り場に備え付けられた案内報知装置9、あるいはルームカードに内蔵された表示装置が受信する(ステップT12)ことにより、案内報知装置9は、目的の施設までの経路を利用者に案内する(ステップT13)。例えば、レストランに向かう場合は、「レストランへ向かうお客様は、左側廊下をお進みください。フランス料理の△△がございます」という具合である。こうして利用者は、目的とする階床において、目的とする施設(レストラン等)まで案内されながら歩いて行くことになる(ステップS14)。
【0028】
本発明では、ルームカードとして、電波や赤外線等を利用した無線式のもののほか、磁気カードによる磁気式あるいはバーコードを光学的に読み取るバーコード式のものなどを適宜利用することができる。こうすることにより、構造を簡易化することができ、部屋の変更に伴う部屋番号等の変更にも容易に対応することが可能となる。
【0029】
本実施形態では、ホテル等での使用を一例として説明したが、本発明はホテルのみならず、カードを使用する会員制クラブやオートロック式の玄関ドアを備えたマンション等においても適用することができる。
【0030】
本実施形態によれば、ルームカードに部屋の出入口のドアロック解除とエレベータ呼び寄せ、行き先階自動登録の機能を併せ持たせることにより、利用者は、エレベータに乗る前の1操作により乗り場呼び登録およびかご呼び登録を自動的行わせ、エレベータ乗りかごから降りた後、自分の部屋に限らず、レストランや大浴場等に行く際も含め、目的とする部屋に入るまでの良質の案内サービスを受けることができる。
【0031】
以上の説明はホテルを対象として説明したが、類似の出入り方式を採っているマンションや企業ビル等にも適用することができる。
【0032】
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態を図7に示す。図7に示す装置は、セキュリティーコードを入力する手段を有する書き込み装置10を一例として大浴場の入口付近に備えることにより、ルームカード7Cの有効/無効を一時的に切り替え得るようにしたものである。
【0033】
図7において、大浴場の入口15にルームカード7Cの機能を有効から無効、またはその逆に切り替えるための書き込み装置10が設けられている。書き込み装置10には、利用者のセキュリティーコード、例えばID番号または暗証番号等を入力するためのテンキー11、有効/無効の切り替えを行うスイッチキー12、およびルームカード挿入口13が具備されている。セキュリティーコードはフロントで予め与えられるものとする。
【0034】
次に本実施形態の作用を説明する。
図7において、利用者は大浴場を利用するために、ルームカード7Cをフロントに預けることなく自分の身から手放す場合、大浴場入口15に備え付けられている書き込み装置10のルームカード挿入口13にルームカード7Cを通し、書き込み装置10のテンキー11を使ってセキュリティーコードを入力するとともに、有効/無効の切り替えを行うスイッチキー12を押圧して「無効」に設定する。こうすることにより、入浴中に、たとえルームカード7Cが盗難に遭ったとしても、それを悪用することができないので、部屋内の物品が盗難に遭うなどの犯罪問題を未然に防止することができる。大浴場から部屋に戻る際は、ルームカード7Cを書き込み装置10のルームカード挿入口13に再び通し、テンキー11によりセキュリティーコードを入力するとともに、有効/無効の切り替えを行うスイッチキー12を再び押圧して「無効」から「有効」に切り替えればよい。
【0035】
本実施形態によれば、利用者はセキュリティーコードを入力することにより、ルームカード7Cのルームキー機能の有効/無効の切り替えを行うので、例えば、ホテルの大浴場利用の際等でも、貴重品をフロントに預けたりするまでもなく、ルームカードを悪用した貴重品の盗難事件等を未然に防止することができる。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、ルームドアの施錠あるいはドアロック解錠とエレベータ呼び登録がルームカード装置に一体に組み込まれるので、行き先指定によりエレベータの呼び登録および行き先階の自動登録がなされ、エレベータ利用のサービス性を一段と向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すシステム構成図。
【図2】(a)は本発明に係るルームカードの一構成例を示す表面側斜視図、(b)はその裏面側斜視図。
【図3】(a)は部屋のドアロックを解除するドアロック解除装置の配置図、(b)はその拡大斜視図。
【図4】本発明の第1の実施の形態に従う入館から入室までの一連の作用を説明するための説明図。
【図5】図4の作用を説明するためのフローチャート。
【図6】第1の実施の形態において自分の部屋から所望の館内施設に行く場合の作用を説明するためのフローチャート。
【図7】本発明の第2の実施の形態を説明するための斜視図。
【図8】従来装置の構成例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 エレベータ
2 ルームドア
3 ドアロック解除装置
4 乗りかご
4A エレベータドア
5 制御装置
6 かご位置検出装置
7A ホール呼び登録手段
7B かご呼び登録手段
7C ルームカード
8 伝送ライン
9 案内報知装置
10 書き込み装置
11 テンキー
12 スイッチキー
13 ルームカード挿入部
15 大浴場入口
20 利用者
21 フロント
30 ルームカード挿入部
40 受信部
71 ディスプレイ
72 部屋ボタン
73 ロビーボタン
74 大浴場ボタン
75 レストランボタン
76 信号送信部
77 ルームカード認識部

Claims (6)

  1. 利用者が携帯するルームカードに記録された識別情報を読み取り、予め登録された特定個人であることを識別したとき、エレベータ乗りかごの自動呼び寄せ、および行き先階の自動登録を行うホール呼び登録手段を各階のエレベータ乗り場に備え、
    行き先階のルームドアに備えられたドアロック解除装置が前記ルームカードに記録された識別情報を読み取り、予め登録された特定個人であることを識別したとき、ロックされたルームドアのロックを解除することを特徴とするエレベータを備えたビルディングのサービス装置。
  2. 前記ルームカードは館内の特定の施設及び自己の部屋を指定する指定キーを有し、この指定キーによって前記ホール呼び登録手段を介して前記特定の施設または自己の部屋が指定されたとき、その指定に連動して前記エレベータ乗りかごの行き先階が特定され、前記エレベータ乗りかご内のかご呼び登録装置に前記行き先階を自動登録することを特徴とする請求項1に記載のエレベータを備えたビルディングのサービス装置。
  3. 前記ルームカードはエレベータ乗りかごの呼び手段として、前記ホール呼び登録手段と連動するバーコードあるいは磁気カードによる呼び登録機構を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のエレベータを備えたビルディングのサービス装置。
  4. 各階床の乗り場に、利用者に対して前記特定の施設あるいは部屋への案内報知を行う案内報知装置を備え、前記ルームカードにより行き先階が指定されたとき、その指定に連動して、関連する階床の案内報知装置が指定された行き先への案内報知を行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のエレベータを備えたビルディングのサービス装置。
  5. 目的階到着時に指定された各施設あるいは部屋に向かう経路を案内表示する手段を具備することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載のエレベータを備えたビルディングのサービス装置。
  6. 前記ルームカードはセキュリティーコードを入力する手段と、前記ルームカードに入力されたセキュリティーコードが正しいものであるとき、前記ルームカードのリモコン機能の有効/無効の切換を行うキー手段とを備え、前記リモコン機能に対応し、前記ルームカードに入力されたセキュリティーコードが正しいものであるとき、前記キー手段によって入力された操作入力に従ってリモコン機能の有効/無効を切り換えるための書き込みを行う書き込み装置を備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載のエレベータを備えたビルディングのサービス装置。
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