JP2005170539A - エレベータ制御装置 - Google Patents
エレベータ制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005170539A JP2005170539A JP2003409250A JP2003409250A JP2005170539A JP 2005170539 A JP2005170539 A JP 2005170539A JP 2003409250 A JP2003409250 A JP 2003409250A JP 2003409250 A JP2003409250 A JP 2003409250A JP 2005170539 A JP2005170539 A JP 2005170539A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power
- regenerative
- capacitor
- regenerative resistor
- power supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Elevator Control (AREA)
- Control Of Ac Motors In General (AREA)
- Inverter Devices (AREA)
Abstract
【課題】 充電抵抗として回生抵抗を使用することにより少ないスペース、コストで高速充電を達成できるエレベータ制御装置を得る。
【解決手段】 かごを昇降させる電動機10と、電動機に供給する電力を制御するインバータ9と、電源1と、インバータ供給電力の平滑化を行うとともにインピーダンス低減を行うコンデンサ8と、電源とコンデンサ間に直列に接続され、電動機からの回生電力を消費する回生抵抗対5a、5bと、回生抵抗対の間の接続点に一端が接続され、他端をコンデンサに接続されている消費回生電力制御用開閉素子7と、回生抵抗対の両端を充電完了後に短絡する回生抵抗短絡用開閉器6と、電源と回生抵抗対間に接続された電源投入制御用開閉器3とを備え、回生抵抗対5a、5bは、電源投入制御用開閉器3の投入時に流れるコンデンサ8ヘの突入電流を制限する抵抗として兼用される。
【選択図】 図1
【解決手段】 かごを昇降させる電動機10と、電動機に供給する電力を制御するインバータ9と、電源1と、インバータ供給電力の平滑化を行うとともにインピーダンス低減を行うコンデンサ8と、電源とコンデンサ間に直列に接続され、電動機からの回生電力を消費する回生抵抗対5a、5bと、回生抵抗対の間の接続点に一端が接続され、他端をコンデンサに接続されている消費回生電力制御用開閉素子7と、回生抵抗対の両端を充電完了後に短絡する回生抵抗短絡用開閉器6と、電源と回生抵抗対間に接続された電源投入制御用開閉器3とを備え、回生抵抗対5a、5bは、電源投入制御用開閉器3の投入時に流れるコンデンサ8ヘの突入電流を制限する抵抗として兼用される。
【選択図】 図1
Description
この発明は、エレベータ制御装置に関するものである。
従来のエレベータ制御装置は、例えば図2に示すように構成されている(例えば、特許文献1参照)。1はインバータの交流電源、2はノーヒューズブレーカ、3は電源1の投入制御用開閉器、4は整流回路、5は回生抵抗、7は消費回生電力制御用開閉素子、8はインバータに供給する電力の平滑化を行うとともにインピーダンス低減を行うコンデンサ、9は電動機に供給する電力を制御するインバータ、10はエレベータのかごを昇降させる電動機、11は充電抵抗、12は充電用変圧器、13は充電用整流素子である。
インバータの交流電源1の投入時に主回路コンデンサ8に流れる突入電流により整流用ダイオードや電源と直列に接続された開閉器3の保護のため、電源投入前に主回路コンデンサ8を電源電圧を超える電圧に予備充電している。この予備充電回路は電源電圧を上げる変圧器12、交流電圧を整流するダイオード13、電流を制限する抵抗11から構成されている。
インバータの交流電源1の投入時に主回路コンデンサ8に流れる突入電流により整流用ダイオードや電源と直列に接続された開閉器3の保護のため、電源投入前に主回路コンデンサ8を電源電圧を超える電圧に予備充電している。この予備充電回路は電源電圧を上げる変圧器12、交流電圧を整流するダイオード13、電流を制限する抵抗11から構成されている。
従来のエレベータ制御装置では、抵抗を小さくすることにより充電時間を小さくすることができる反面、抵抗、変圧器、整流ダイオードの電流、電力定格を上げる必要があること、また商用周波数の変圧器を使っているため小型化ができないという問題があった。
また、エレベータの省エネルギー化のため、各機器の省電力化を行うことにより、ある程度改善できるが、エレベータが複数台ある場合は特定のエレベータを稼動させ他のエレベータの電源を遮断するほうが効果的である。しかし、電源を遮断後再投入した場合、サービス改善のため起動時間を可能なかぎり短縮する必要がある。エレベータの起動時間のなかで主回路コンデンサの充電は約20秒あり、起動時間を決定する要素の一つとなっている。
また、エレベータの省エネルギー化のため、各機器の省電力化を行うことにより、ある程度改善できるが、エレベータが複数台ある場合は特定のエレベータを稼動させ他のエレベータの電源を遮断するほうが効果的である。しかし、電源を遮断後再投入した場合、サービス改善のため起動時間を可能なかぎり短縮する必要がある。エレベータの起動時間のなかで主回路コンデンサの充電は約20秒あり、起動時間を決定する要素の一つとなっている。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、第1の目的は、充電抵抗として回生抵抗を使用することにより少ないスペース、コストで高速充電を達成できるエレベータ制御装置を提供するものである。
この発明に係るエレベータの制御装置は、エレベータのかごを昇降させる電動機と、電動機に供給する電力を制御するインバータと、インバータに電力を供給する電源と、インバータに供給する電力の平滑化を行うとともにインピーダンス低減を行うコンデンサと、電源とコンデンサ間に直列に接続され、電動機から発生する回生電力を消費する回生抵抗対と、回生抵抗対の間の接続点に一方の端子が接続され、他端を回生抵抗対が接続されているコンデンサの端子のもう一方の端子に接続されている回生電力消費量を制御する消費回生電力制御用開閉素子と、回生抵抗対の両端を充電完了後に短絡する回生抵抗短絡用開閉器と、インバータに電力を供給する電源と回生抵抗対間に接続された電源投入制御用開閉器とを備え、回生抵抗対は、電源投入制御用開閉器の投入時に流れるコンデンサヘの突入電流を制限する抵抗として兼用するものである。
この発明は、エレベータのかごを昇降させる電動機と、電動機に供給する電力を制御するインバータと、インバータに電力を供給する電源と、インバータに供給する電力の平滑化を行うとともにインピーダンス低減を行うコンデンサと、電源とコンデンサ間に直列に接続され、電動機から発生する回生電力を消費する回生抵抗対と、回生抵抗対の間の接続点に一方の端子が接続され、他端を回生抵抗対が接続されているコンデンサの端子のもう一方の端子に接続されている回生電力消費量を制御する消費回生電力制御用開閉素子と、回生抵抗対の両端を充電完了後に短絡する回生抵抗短絡用開閉器と、インバータに電力を供給する電源と回生抵抗対間に接続された電源投入制御用開閉器とを備え、回生抵抗対は、電源投入制御用開閉器の投入時に流れるコンデンサヘの突入電流を制限する抵抗として兼用したので、新たに回生抵抗短絡用開閉器6を追加する必要があるが、その他には部品(抵抗、ダイオード、変圧器)を追加することなく短時間に主回路コンデンサを充電することができ、少ないスペース、コストで高速充電を達成することができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ制御装置の構成を示すブロック回路図である。
図において、1はインバータの交流電源、2はノーヒューズブレーカ、3は電源1の投入制御用開閉器、4は整流回路、5a、5bは電源1とコンデンサ8の間に直列に接続され、電動機10から発生する回生電力を消費する回生抵抗対、6は充電完了後、回生抵抗対を短絡する回生抵抗短絡用開閉器、7は消費回生電力制御用開閉素子、8はインバータに供給する電力の平滑化を行うとともにインピーダンス低減を行うコンデンサ、9は電動機に供給する電力を制御するインバータ、10はエレベータのかごを昇降させる電動機である。
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ制御装置の構成を示すブロック回路図である。
図において、1はインバータの交流電源、2はノーヒューズブレーカ、3は電源1の投入制御用開閉器、4は整流回路、5a、5bは電源1とコンデンサ8の間に直列に接続され、電動機10から発生する回生電力を消費する回生抵抗対、6は充電完了後、回生抵抗対を短絡する回生抵抗短絡用開閉器、7は消費回生電力制御用開閉素子、8はインバータに供給する電力の平滑化を行うとともにインピーダンス低減を行うコンデンサ、9は電動機に供給する電力を制御するインバータ、10はエレベータのかごを昇降させる電動機である。
エレベータのかごを昇降させる際、回生抵抗短絡用開閉器6は遮断されており、電源の投入制御用開閉器3を投入すると、回生抵抗対5a、5bを介して主回路コンデンサ8が充電される。回生抵抗対5a、5bはエレベータの回生電力を吸収できるよう低い抵抗と主回路充電には必要十分な電力定格を有している。また抵抗の端子間に電源電圧相当の電圧を端子間に印加した場合、通常、素子に流れる電流はインバータ用の整流回路4の定格範囲内で、かつ各部素子定格を効率よく使い込むことができる。
しかし、この実施の形態1の場合、変圧器を用いていないため、充電終止電圧は必ず電源電圧以下となり、十分に充電時間を確保しなかった場合には、原理的に回生抵抗短絡用開閉器6を投入したタイミングに大きな突入電流が流れる可能性があることが分かる。
一般的なエレベータで回生抵抗と主回路コンデンサで形成される時定数は約0.1秒程度であり、開閉器投入1秒後にはコンデンサは以下のように充電される。
しかし、この実施の形態1の場合、変圧器を用いていないため、充電終止電圧は必ず電源電圧以下となり、十分に充電時間を確保しなかった場合には、原理的に回生抵抗短絡用開閉器6を投入したタイミングに大きな突入電流が流れる可能性があることが分かる。
一般的なエレベータで回生抵抗と主回路コンデンサで形成される時定数は約0.1秒程度であり、開閉器投入1秒後にはコンデンサは以下のように充電される。
Vp:電源電圧(直流換算値)
ここで、仮に電源が交流電源で電圧がAC200Vであるとした場合、整流電圧は約283Vとなる。この値を上記Vc(t)の式に代入すると、1秒後の電圧は約282.85Vとなる。
回生抵抗短絡用開閉器6投入時の電流は電源電圧とコンデンサの端子間電圧の差電圧に対応する電圧をダイオードの端子間に印加したときに流れる電流とほぼ等しい。前記計算値から差電圧は約0.15V程度と十分に小さく、ダイオードの電流定格を超える電流が流れる可能性は低いことが分かる。
このように、回生抵抗を充電抵抗を使用することにより、新たに回生抵抗短絡用開閉器6を追加する必要があるが、その他には部品(抵抗、ダイオード、変圧器)を追加することなく短時間に主回路コンデンサを充電することができる。
1 インバータの交流電源
2 ノーヒューズブレーカ
3 電源投入制御用開閉器
4 整流回路
5、5a、5b 回生抵抗
6 回生抵抗短絡用開閉器
7 消費回生電力制御用開閉素子
8 コンデンサ
9 インバータ
10 電動機
11 充電抵抗
12 充電用変圧器
13 充電用整流素子
2 ノーヒューズブレーカ
3 電源投入制御用開閉器
4 整流回路
5、5a、5b 回生抵抗
6 回生抵抗短絡用開閉器
7 消費回生電力制御用開閉素子
8 コンデンサ
9 インバータ
10 電動機
11 充電抵抗
12 充電用変圧器
13 充電用整流素子
Claims (1)
- エレベータのかごを昇降させる電動機と、
前記電動機に供給する電力を制御するインバータと、
前記インバータに電力を供給する電源と、
前記インバータに供給する電力の平滑化を行うとともにインピーダンス低減を行うコンデンサと、
電源と前記コンデンサ間に直列に接続され、電動機から発生する回生電力を消費する回生抵抗対と、
前記回生抵抗対の間の接続点に一方の端子が接続され、他端を前記回生抵抗対が接続されているコンデンサの端子のもう一方の端子に接続されている回生電力消費量を制御する消費回生電力制御用開閉素子と、
前記回生抵抗対の両端を充電完了後に短絡する回生抵抗短絡用開閉器と、
前記インバータに電力を供給する電源と前記回生抵抗対間に接続された電源投入制御用開閉器とを備え、
前記回生抵抗は、前記電源投入制御用開閉器の投入時に流れる前記コンデンサヘの突入電流を制限する抵抗として兼用することを特徴とするエレベータ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003409250A JP2005170539A (ja) | 2003-12-08 | 2003-12-08 | エレベータ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003409250A JP2005170539A (ja) | 2003-12-08 | 2003-12-08 | エレベータ制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005170539A true JP2005170539A (ja) | 2005-06-30 |
Family
ID=34730692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003409250A Pending JP2005170539A (ja) | 2003-12-08 | 2003-12-08 | エレベータ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005170539A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008044681A (ja) * | 2006-08-10 | 2008-02-28 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータの制御装置 |
WO2012015423A1 (en) * | 2010-07-30 | 2012-02-02 | Otis Elevator Company | Elevator motor power supply control |
WO2016194140A1 (ja) * | 2015-06-02 | 2016-12-08 | 三菱電機株式会社 | エレベータの制御装置およびエレベータの制御方法 |
CN108649861A (zh) * | 2018-06-29 | 2018-10-12 | 广东佛斯伯智能设备有限公司 | 一种电机的控制电路及控制方法 |
-
2003
- 2003-12-08 JP JP2003409250A patent/JP2005170539A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008044681A (ja) * | 2006-08-10 | 2008-02-28 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータの制御装置 |
WO2012015423A1 (en) * | 2010-07-30 | 2012-02-02 | Otis Elevator Company | Elevator motor power supply control |
CN103003179A (zh) * | 2010-07-30 | 2013-03-27 | 奥的斯电梯公司 | 电梯马达电力供应控制 |
US8970152B2 (en) | 2010-07-30 | 2015-03-03 | Otis Elevator Company | Elevator motor power supply control |
WO2016194140A1 (ja) * | 2015-06-02 | 2016-12-08 | 三菱電機株式会社 | エレベータの制御装置およびエレベータの制御方法 |
JPWO2016194140A1 (ja) * | 2015-06-02 | 2017-08-10 | 三菱電機株式会社 | エレベータの制御装置およびエレベータの制御方法 |
CN108649861A (zh) * | 2018-06-29 | 2018-10-12 | 广东佛斯伯智能设备有限公司 | 一种电机的控制电路及控制方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11909308B2 (en) | Power conversion circuit, method for controlling power conversion circuit, and transformer | |
JP2016059084A (ja) | プリチャージ回路 | |
JP4375839B2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP2005170539A (ja) | エレベータ制御装置 | |
JP3680147B2 (ja) | 電源装置 | |
JP2006217753A (ja) | 電源装置及び電子機器 | |
JPH05344605A (ja) | 電気自動車の電気システム | |
JP3493840B2 (ja) | 電源装置 | |
CN218041203U (zh) | 一种对电源端口柔性充电启动的电路及开关电源系统 | |
JP4509659B2 (ja) | インバータ制御装置 | |
JPH01110060A (ja) | 電源装置 | |
JPH0417595A (ja) | エレベータの制御装置 | |
JP2008011644A (ja) | 電源装置 | |
JP2007244110A (ja) | 直流電源装置 | |
KR100853678B1 (ko) | 스위칭 방식 전원 공급 장치의 돌입 전류 제한 회로 | |
JP2000278948A (ja) | 電源装置および電気機器 | |
JPH07176390A (ja) | 放電灯点灯装置 | |
JP2006129571A (ja) | 電力変換装置の初期充電装置 | |
JP2005019266A (ja) | 高調波電流抑制回路を備えた放電ランプ用電源回路 | |
CN113014122A (zh) | Ac/dc电源电路以及电气设备 | |
JP2004088972A (ja) | 電力変換装置 | |
JPH11329760A (ja) | 電源装置 | |
JP2005318754A (ja) | 電動機駆動用インバータ装置 | |
JP2001261245A (ja) | エレベーター制御装置 | |
JP2005224039A (ja) | 電源装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061127 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090930 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091006 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100216 |