JP2005170524A - 記録媒体検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 支持部材との反射率の差が小さくとも、記録媒体の検出性能を高める。
【解決手段】 記録媒体検出装置には、支持部材及び記録媒体の反射率を走査方向に沿って所定のピッチで検出する光センサ部と、複数の検出値に基づいて、記録媒体のエッジを検出する演算部とが備えられている。演算部は、N+L番目地点の検出値と、N−L番目地点の検出値との差を算出して、当該差の絶対値が基準値よりも大きい範囲で、N+L番目地点の検出値とN−L番目地点の検出値との平均である中間値と、N番目地点の検出値とを比較する。そして、検出値の変動が中間値に対して、大から小或いは小から大に、交わる位置を認識することで、記録媒体のエッジとして検出する。
【選択図】図5

Description

本発明は、記録媒体検出装置に係り、特に画像記録装置に備わる記録媒体検出装置に関する。
近年、インクジェット記録装置などの画像記録装置においては、多サイズの記録媒体に対して画像が記録できるものが開発されている。このような画像記録装置においては、自動で記録媒体のサイズを認識できるように、支持部材によって支持された記録媒体のエッジを検出する記録媒体検出装置が搭載されている。
記録媒体検出装置には、記録媒体の搬送方向に直交する方向に走査する光学センサが備わっていて、この光学センサによって、支持部材と記録媒体と反射率を検出し、その反射率の差を基に、記録媒体のエッジを検出するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特許3452323号公報
ところで、上記のような記録媒体検出装置では、記録媒体の種類、光学センサの個体差、温度特性などによっては記録媒体上であっても反射率が一定にならずに、走査方向に対してばらついて検出されてしまう。支持部材と記録媒体との反射率の差が大きい場合には、差に対する上記ばらつきによる反射率変動が小さいために、反射率の変動をエッジとして誤検出することなく、記録媒体のエッジを高確率で検出できるが、記録媒体と支持部材との反射率の差が小さい場合であると、差に対する上記ばらつきによる反射率変動が大きくなってしまって、記録媒体上であっても上記ばらつきによる反射率変動をエッジと誤検出するおそれがあった。また、逆に正しくエッジを検出できない場合もあった。
本発明の課題は、記録媒体と支持部材との反射率の差が小さくとも、記録媒体の検出性能を高めることである。
請求項1記載の発明における記録媒体検出装置は、
記録媒体を支持し、少なくとも両端部に記録媒体の載らない基準部分を有する支持部材と、
前記支持部材に支持された記録媒体を搬送する搬送部と、
前記支持部材及び記録媒体の反射率を、前記基準部分から、前記搬送部による記録媒体の搬送方向に直交する走査方向に沿って所定のピッチで検出する光センサ部と、
前記光センサ部により検出された複数の検出値を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記複数の検出値に基づいて、記録媒体のエッジを検出する演算部とを備え、
前記演算部は、
N+L(N,Lは自然数)番目地点の検出値と、N−L番目地点の検出値との差を算出して、当該差の絶対値が基準値よりも大きい範囲で、前記N+L番目地点の検出値と前記N−L番目地点の検出値との平均である中間値とN番目地点の検出値とを比較して、前記検出値の変動が前記中間値に対して、大から小或いは小から大に、交わる位置を認識することで、記録媒体のエッジとして検出していることを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、N+L番目地点の検出値とN−L番目地点の検出値との差を基に、記録媒体のエッジが検出される範囲を判断している。このように、N+L番目地点の検出値とN−L番目地点の検出値との差を基にした場合であると、例えばN番目地点及びN+1番目地点などのように隣接する地点における検出値の差を基にした場合よりも、距離が2L×ピッチだけ長くなり、より確実にエッジをまたぐ距離間の検出値を比較することで、支持部材と記録媒体との反射率の差に対する反射率変動を大きくすることができる。したがって、支持部材と記録媒体との反射率の差が小さくとも、記録媒体のエッジを検出することが可能となる。
また、支持部材と記録媒体との反射率の差が小さくても、そのエッジが検出できるようになると、環境変化や個体差による光センサ部の検出値の変動が、検出結果に大きく影響して、例えば、記録媒体のエッジを判断する閾値を全ての装置で一律に固定していると、個体差や環境によって検出結果をばらつかせる可能性がある。しかしながら、上記のように、N+L番目地点の検出値とN−L番目地点の検出値との平均である中間値を閾値として採用していれば、検出する度に閾値が設定されることになるので、個体差や環境変化があったとしても、検出結果を安定させることができる。
さらに、N+L番目地点の検出値と、N−L番目地点の検出値との差の絶対値が基準値よりも大きくなければ、閾値との比較は行われないので、支持部材又は記録媒体の汚れ、記録媒体自体の浮き等による反射率変動の影響を削減できる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の記録媒体検出装置において、
前記演算部は、前記光センサ部によって前記基準部分から反射率検出が開始されて、少なくとも2×L個の前記検出値を取得した後に、記録媒体のエッジの検出演算を開始して、
前記光センサ部は、前記支持部材の一端側から他端側に向けて走査を行いながら、前記演算部により一端側の前記エッジが検出されれば、前記検出演算処理を中断し、その後前記支持部材の他端側から一端側に向けて走査を再開して、前記演算部により他端側の前記エッジが検出されれば、前記検出演算処理を停止することを特徴としている。
請求項2記載の発明によれば、光センサ部が、支持部材の一端側から他端側に向けて走査を行いながら、演算部により一端側のエッジが検出されれば、検出演算処理を中断した後に、支持部材の他端側から一端側に向けて走査を再開して、演算部により他端側のエッジが検出されれば、検出演算処理を停止しているので、支持部材及び記録媒体の全領域に対して反射率検出を行わなくとも、記録媒体の両端におけるエッジを検出することができる。このように記録媒体の全領域に対して反射率検出が行わなければ、記録媒体上の汚れや記録媒体自体の浮き等が原因で生じる記録媒体上の反射率変動をエッジとして誤検出することを防止できる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2のいずれか一項に記載の記録媒体検出装置において、
前記N−L番目地点から前記N+L番目地点までの距離が1mm以上15mm以下となるように、前記ピッチに対応してL値が設定されていることを特徴としている。
ここで、N−L番目地点からN+L番目地点までの距離が1mm未満であると、N−L番目地点の平均値とN+L番目地点の平均値との差の絶対値が大きくないために、全体として差の絶対値が均一化してしまい、基準値との比較が困難になり誤検出になってしまう。一方、15mmよりも大きいと、前記差の絶対値が大きくなるものの、エッジの検出精度が悪くなったり、基準部分の幅がそれだけ長く必要になったりする。このことから、請求項4記載の発明のように、N−L番目地点からN+L番目地点までの距離を1mm以上15mm以下とすれば、演算時間を短縮しつつ、高精度なエッジ検出を行うことが可能となる。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の記録媒体検出装置において、
前記光センサ部は、
発光部と、前記発光部から発せられ対象物によって反射された光を受光して、反射率として出力する受光部とを備え、
前記支持部材上での前記受光部の出力値が、所定の電位範囲となるように、反射率検出以前に前記発光部の電流値を調整していることを特徴としている。
請求項4記載の発明によれば、支持部材上での受光部の出力値が、所定の電位範囲となるように、光センサ部が反射率検出以前に発光部の電流値を調整しているので、反射率検出時における出力値の振り幅を確保でき、記録媒体の反射率を確実に検出することができる。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の記録媒体検出装置において、
前記演算部は、N番目地点の前記検出値として、N−M(Mは自然数)番目からN+M番目までの検出値を平均した値を用いることを特徴としている。
請求項5記載の発明によれば、各地点の検出値がN−M番目からN+M番目までの検出値を平均した値であるので、支持部材や記録媒体の汚れや光センサ部の振動等による検出値の変動を抑えることができる。このように、検出値の変動を抑えていれば、支持部材と記録媒体との反射率の差が小さかったとしても、その差に対する検出値の変動は小さいために、記録媒体のエッジを確実に検出することができる。
請求項6記載の発明は、請求項5に記載の記録媒体検出装置において、
前記N−M番目地点から前記N+M番目地点までの距離が、前記N−L番目地点から前記N+L番目地点までの距離以下で、かつ1mm以上10mm以下となるように1mm以上10mm以下となるように、前記ピッチに対応してM値が設定されていることを特徴としている。
ここで、一般的な光学センサ部が反射率を検出する際に光を照射する領域は直径約1mmの円形形状であるために、1mm未満の間隔で得られた複数の検出値は、変化が乏しく、平均化の効果があまり得られない。一方、10mmよりも大きい間隔で得られた複数の検出値を基に平均値を求めると、基準部分の幅が長くなったり、平均値のピッチに対する傾きが緩くなって、高精度なエッジ検出にとって好ましくない。このことから、請求項6記載の発明のように、N−M番目地点からN+M番目地点までの距離を1mm以上10mm以下とすれば、好適な平均化を行うことができる。
請求項7記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の記録媒体検出装置において、
前記支持部材は、前記搬送部によって回転させられることで記録媒体を支持しながら搬送する環状のベルトであり、
前記搬送部は、前記光センサ部の反射率検出後に前記演算部によって記録媒体のエッジが検出された後に、当該反射率検出時に検出した位置から前記光センサ部がずれるように、前記ベルトを回転させ、
前記演算部は、前記回転により移動した前記ベルト及び記録媒体に対する前記光センサ部の反射率検出後に、再度記録媒体のエッジを検出することを特徴としている。
ここで、支持部材として環状のベルトを使用した場合、ベルトのつなぎ目部分で反射率が大きく変化して、その部分をエッジとして誤検出するおそれがある。しかしながら、請求項7記載の発明のように、一度記録媒体のエッジが検出された後に、搬送部が反射率検出時に検出した位置から光センサ部をずらすようにベルトを回転させてから、再度エッジ検出が行われていれば、1度目の検出結果と2度目の検出結果との比較が可能となる。そして、その比較結果が等しい場合には正確にエッジ取得が行われていると判断でき、異なっている場合には誤検出されていると判断できる。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の記録媒体検出装置において、
前記演算部は、前記光センサ部がずれるように前記ベルトが回転される以前のエッジの検出結果と、前記ベルトが回転された後のエッジの検出結果とを比較して、記録媒体の中央に近い方を記録媒体のエッジとして認識することを特徴としている。
ベルトと記録媒体の反射率検出を行う際には、記録媒体はベルト上に載置されているために、ベルトのつなぎ目部分は記録媒体が載置されていない部分に存在することになる。すなわち、ベルトを回転させて2度エッジ検出を行って、その検出結果が異なっている場合には、記録媒体の中央に近い方が記録媒体のエッジであることになる。したがって、請求項8記載の発明のように、光センサ部がずれるように前記ベルトが回転される以前のエッジの検出結果と、ベルトが回転された後のエッジの検出結果とを、演算部が比較して記録媒体の中央に近い方を記録媒体のエッジとして認識すれば、検出結果が異なっている場合においても記録媒体のエッジを認識することができる。
本発明によれば、N+L番目地点の検出値とN−L番目地点の検出値との差を基に、記録媒体のエッジが検出される範囲を判断している。このように、N+L番目地点の検出値とN−L番目地点の検出値との差を基にした場合であると、例えばN番目地点及びN+1番目地点などのように隣接する地点における検出値の差を基にした場合よりも、支持部材と記録媒体との反射率の差に対する反射率変動を大きくすることができる。したがって、支持部材と記録媒体との反射率の差が小さくとも、記録媒体のエッジを検出することが可能となる。このことから、記録媒体のエッジを従来よりも確実に検出することができ、結果として検出性能を高めることができる。
以下に本実施形態について図面を参照して説明する。以下は本発明の一実施形態であって本発明を限定するものではない。なお、本実施形態では、記録媒体検出装置がインクジェット記録装置に搭載された場合を例示して説明するが、記録媒体に対して画像を記録するものであればインクジェット記録装置以外の画像記録装置であっても、本発明に係る記録媒体検出装置を適用することが可能である。
まず図1を参照して、インクジェット記録装置の主要構成について説明する。図1はインクジェット記録装置の主要構成図である。
インクジェット記録装置1は、記録媒体上で記録ヘッドを走査させながら、インクを吐出させて、記録媒体上に画像を記録するシリアル型のインクジェット記録装置である。このインクジェット記録装置1には、記録媒体Pを下方から支持する支持部材となる環状のベルト2が設けられている。このベルト2は、駆動ローラ21及び従動ローラ22によって張設されていて、駆動ローラ21が回転すれば、ベルト2及び従動ローラ22が回転し、ベルト2上の記録媒体Pを搬送するようになっている。すなわち、ベルト2に支持された記録媒体Pを搬送する搬送部は、駆動ローラ21、従動ローラ22及び駆動ローラ21の駆動源23(図2参照)から構成されている。また、このベルト2上に記録媒体Pが載置されたとしても、ベルト2の全面が覆われることがなく、少なくとも両端部の2箇所が常に露出するようになっている。この両端部が記録媒体Pの載らない基準部分となる。
ベルト2の上方には、記録媒体Pの搬送方向に対して直交する走査方向Aに延在するガイドレール3が設置されている。ガイドレール3には、ガイドレール3によって案内されてベルト2及び記録媒体P上を走査するキャリッジ4と、キャリッジ4の位置情報を検出するために所定のピッチのパターンが作成されたリニアスケール31とが設けられている。
キャリッジ4は、モータ41の動力によって走査を行うようになっている。このキャリッジ4には、記録媒体Pに向けてインクを吐出する複数の記録ヘッド(図示省略)と、リニアスケール31上のパターンを読み取って、パルス信号を出力するエンコーダセンサ42と、ベルト2及び記録媒体Pの反射率を検出するためのフォトセンサ51が搭載されている。
図2はインクジェット記録装置1の主制御部分を表すブロック図であり、この図2に示すように、インクジェット記録装置1には、各駆動部を制御する制御部10が設けられている。制御部10は、インターフェイス、記録回路、CPU等から構成され、記録回路中に書き込まれている制御プログラムや制御データに従いインターフェイスに接続された各種機器を制御するようになっている
インターフェイスには、駆動源23、モータ41、A/D変換器12、D/A変換器13、演算部14、エンコーダセンサ42が電気的に接続されている。そして、演算部14とA/D変換器12とは、記憶部としてのメモリ15を介して電気的に接続されている。
A/D変換器12及びD/A変換器13には、フォトセンサ51が電気的に接続されている。詳細に説明すると、フォトセンサ51には、制御部10からD/A変換器13を介して入力された制御信号を基に発光する発光部52と、発光部52から発せられ対象物によって反射された光を受光して反射率としてA/D変換器13を介してメモリ15に出力する受光部53とが備えられている。
つまり、ベルト2及び記録媒体Pの反射率を走査方向に沿って所定のピッチで検出する光検出部は、フォトセンサ51、A/D変換器12、D/A変換器13、制御部10、キャリッジ4、ガイドレール3、リニアスケール31、エンコーダセンサ42を備えて成り立っている。
次に、本実施形態における記録媒体検出装置について説明すると、記録媒体検出装置50は、前述の搬送部、ベルト2、光センサ部、メモリ15、演算部14、制御部10を備えて構成されており、メモリ15に記憶された光センサ部の複数の検出値を基に、演算部14がベルト2上の記録媒体Pのエッジを検出するようになっている。
この記録媒体検出装置50の作用について、図3の記録媒体P、ベルト2及びフォトセンサ51を表す正面図と、図4のフローチャートを参照して説明すると、制御部10は、インクジェット記録装置1による画像記録が開始される以前に、記録媒体Pのエッジを検出するルーチンが行われる。
エッジ取得のルーチンにおいて、制御部10は、まず記録媒体Pがキャリッジ4の下方まで搬送されるように、駆動ローラ21の駆動源23を制御する。記録媒体Pがキャリッジ4の下方に位置すると、制御部10は、駆動源23を制御して、記録媒体Pの搬送を停止させる。
記録媒体Pの搬送が停止されると、制御部10は、モータ41を制御してキャリッジ4をベルト2の一端側に移動させて、ベルト2における一端側の基準部分(図3におけるa点)に、フォトセンサ51を配置する(ステップS1)。
このように配置されると、フォトセンサ51の発光部52及び受光部53は、記録媒体Pが載置されていないベルト2の表面に対向しているために、制御部10はフォトセンサ51のキャリブレーションを行う(ステップS2)。
キャリブレーションとは、反射率検出時における出力値の振り幅を確保するために、ベルト2上での受光部53の出力値が、所定の電位範囲となるように反射率検出以前に発光部52の電流値を調整することである。すなわち、制御部10は、キャリブレーション時になると、基準値の電流を発光部52に与えて発光させ、ベルト2の反射光を受けた受光部53の出力値が所定の電位範囲であるかを判断する。その判断結果が、所定の電位範囲に収まっている場合には、制御部10は、基準値を、これから行う反射率検出時の発光部52に対する電流値にすることを決定する。一方、所定の電位範囲外である場合には、電流値を基準値から徐々に調節しながら所定の電位範囲に収まるまで上記判断を繰り返し、所定の電位範囲に収まった値を、反射率検出時の発光部52に対する電流値とすることを決定する。ここで、所定の電位範囲としては、受光部53の最大出力電位範囲のおよそ60%未満の電位範囲であることが好ましい。
キャリブレーションが完了すると、制御部10は、キャリッジ4を他端側に向けて移動させて、フォトセンサ51をベルト2のa地点からc地点まで移動させる。この移動時においては、フォトセンサ51は常に反射率を検出しており、制御部10はエンコーダセンサ42から入力されるパルス信号に同期して、フォトセンサ51からA/D変換器12を介して入力された検出値(INDAT(n):nは自然数)を取り込んで(ステップS3)、メモリ15に記憶する(ステップS4)。
ここで、制御部10は、この反射率検出が開始され、演算処理が可能な検出データ数、具体的には2(M+L)個のデータ数が入力されると、演算部14を制御して、記録媒体Pのエッジの検出演算を開始させる。先ず、演算部14は、メモリ15に記憶された複数の検出値を平均化する(ステップS5)。平均化処理では、演算部14が、N−M(N,Mは自然数)番目からN+M番目までの検出値を基にN番目地点の平均値(FDAT(n))を算出することを、各地点毎に繰り返して全平均値を算出することである。
ここで、N−M番目地点からN+M番目地点までの距離が1mm未満であると、一般的なフォトセンサ51が反射率を検出する際に光を照射する領域は直径約1mmの円形形状であるために、1mm未満の間隔で得られた複数の検出値は、変化が乏しく、平均化の効果があまり得られない。一方、10mmよりも大きい間隔で得られた複数の検出値を基に平均値を求めると、使用する検出値が多く、検出値変動が緩慢となることでエッジを高精度に検出できなくなり好ましくない。このことから、N−M番目地点からN+M番目地点までの距離を1mm以上10mm以下となるように、ピッチに対応してM値を設定することが好ましい。
平均化処理が完了すると、演算部14は、記録媒体Pのエッジを検出する検出演算処理を行う。この演算処理では、演算部14は、N+L(Lは自然数)番目地点の平均値(FDAT(n+L))と、N−L番目地点の平均値(FDAT(n−L))との差を算出して、その差の絶対値Vが基準値mよりも大きいか否かを判断する(ステップS6)。
ここで、N−L番目地点からN+L番目地点までの距離が1mm未満であると、絶対値Vが大きくないために、全体として差の絶対値Vが均一化してしまい、基準値mとの比較が困難になってしまう。一方、15mmよりも大きいと、差の絶対値Vが大きくなるものの、基準値mを超える値となる地点が多くなり、やはりエッジを高精度に検出することが困難となる。このことから、N−L番目地点からN+L番目地点までの距離が1mm以上15mm以下となるように、ピッチに対応してL値を設定することが好ましい。なお、L値は、N−L番目地点からN+L番目地点までの距離が、N−M番目地点からN+M番目地点までの距離よりも大きくなるように設定されていることが好ましい。すなわち、N−M番目地点からN+M番目地点までの距離がN−L番目地点からN+L番目地点までの距離以下となるようにM値を設定した場合においても同様に好ましい。
一方、基準値mは、複数の差の絶対値Vの中からエッジと成り得そうな地点を抽出するために設定された値であり、支持部材や記録媒体の反射率変動に依存し、種々の実験やシミュレーションを行うことで最適な値を設定している。
判断の結果、差の絶対値Vが基準値mよりも大きければ、N番目地点の平均値が、N+L番目地点の平均値とN−L番目地点の平均値との平均である中間値(REF(n))よりも大きいか否かを判断する(ステップS7)。このようにエッジの判断を行う範囲を設定することで、一定値以上の反射率変動が生じた部分でのみエッジを検出することができ、高精度な検出が可能となる。
中間値以下と判断された範囲では、N番目地点はベルト2であると演算部14は認識し、制御部10は、ステップS3に移行して1ピッチだけ他端側にずれた地点について上記工程を繰り返す。
一方、中間値よりも大きいと判断された場合には、N番目地点は記録媒体Pであると演算部14は認識する。制御部10は、初めて記録媒体Pと認識された地点(N番目地点)を記録媒体Pの一端(エッジb)として確定する(ステップS8)。つまり、制御部10は、ステップS3〜ステップS8までの工程で、絶対値Vが基準値mよりも大きい範囲を認識して、その範囲内で中間値と平均値の変動とを比較し、平均値の変動が中間値に対して、小から大に交わる地点を認識することで、記録媒体Pのエッジbを検出しているのである。ここで、a地点からエッジbまでの距離は、N×ピッチとなる。なお、N番目地点が記録媒体Pと認識されたということは、N−1番目地点の判断結果はベルト2と判断されているので、記録媒体Pのエッジは、厳密にいえばN−1番目地点とN番目地点の間に位置していることになる。
記録媒体Pの一端が確定すると、制御部10は、フォトセンサ51による検出演算処理を中断してから、モータ41を制御してキャリッジ4をベルト2の他端側に移動させて、ベルト2における他端側の基準部分(図3におけるf点)に、フォトセンサ51を配置する(ステップS9)。
そして、制御部10はフォトセンサ51のキャリブレーションを行う(ステップS10)。
キャリブレーションが完了すると、制御部10は、キャリッジ4を一端側に向けて移動させて、フォトセンサ51をベルト2のf地点からd地点まで移動させる。この移動時においては、フォトセンサ51は常に反射率を検出しており、制御部10はエンコーダセンサ42から入力されるパルス信号に同期して、フォトセンサ51からA/D変換器12を介して入力された検出値(INDAT(n):nは自然数)を取り込んで(ステップS11)、メモリ15に記憶する(ステップS12)。
このように、フォトセンサ51の走査が再開されるとそれに伴って、制御部10は演算部14を制御して、記録媒体Pのエッジの検出演算を開始させる。先ず、演算部14は、メモリ15に記憶された複数の検出値を平均化する(ステップS13)。
平均化処理が完了すると、演算部14は、記録媒体Pのエッジを検出する検出演算処理を行う。この演算処理では、演算部14は、N+L(Lは自然数)番目地点の平均値(FDAT(n+L))と、N−L番目地点の平均値(FDAT(n−L))との差を算出して、その差の絶対値Vが基準値mよりも大きいか否かを判断する(ステップS14)。
判断の結果、差の絶対値Vが基準値mよりも大きければ、N番目地点の平均値が、N+L番目地点の平均値とN−L番目地点の平均値との平均である中間値(REF(n))よりも大きいか否かを判断する(ステップS15)。
中間値以下と判断された場合には、N番目地点はベルト2であると演算部14は認識し、制御部10は、ステップS11に移行して1ピッチだけ一端側にずれた地点について上記工程を繰り返す。
一方、中間値よりも大きいと判断された場合には、N番目地点は記録媒体Pであると演算部14は認識する。制御部10は、初めて記録媒体Pと認識された地点(N番目地点)を記録媒体Pの他端(エッジe)として確定する(ステップS16)。つまり、制御部10は、ステップS11〜ステップS16までの工程で、絶対値Vが基準値mよりも大きい範囲を認識して、その範囲内で中間値と平均値の変動とを比較し、平均値の変動が中間値に対して、小から大に交わる地点を認識することで、記録媒体Pのエッジeを検出しているのである。ここで、f地点からエッジeまでの距離は、N×ピッチとなる。
このように、記録媒体Pの両端におけるエッジb,eが確定されると、制御部10は検出演算処理を停止して、エッジ取得のルーチンを終了する。すなわち、エッジ取得時においては、記録媒体Pの一方のエッジbが検出されれば、フォトセンサ51の走査を一端中断して、他端部側からフォトセンサ51の走査を再開して他方のエッジeを検出しているので、ベルト2の全領域に対して反射率検出を行わなくとも、記録媒体Pのエッジb,eを検出することができる。
なお、上記したようにN番目地点が記録媒体Pであるかベルト2であるかを判断する際には、N−L番目地点の平均値、N+L番目地点の平均値が必要であるが、このN+L番目地点の平均値を算出する際には(N+L)−M番目から(N+L)+M番目までの検出値が必要である。つまり、本実施形態のように、反射率検出とエッジの検出演算が同時に行われる場合には、検出中の地点から−(L+M)番目地点だけずれた地点の検出演算が行われていることになる。一方、N−L番目地点の平均値を算出する際には、(N−L)−M番目から(N−L)+M番目までの検出値が必要であるために、検出演算は、反射率検出の開始地点(a地点)からN+M番目地点だけずれた地点から開始されることになる。
図5は、記録媒体Pが載置されたベルト2の一端部から他端部までを反射率検出した場合における、各値を示すグラフである。この図5に示すように、検出値(INDAT(n))は全体を通して変動のばらつきが大きいが、平均値(FDAT(n))は、平均化されているために、滑らかな曲線になっている。そして、この平均値が、中間値(REF(n))よりも大きい部分(平均値の曲線と中間値の曲線との交点P1,P2よりも内側)は記録媒体Pとして認識されて、中間値以下の部分(交点P1,P2の外側)はベルト2として認識される。つまり交点P1,P2が記録媒体Pの両端におけるエッジb,eであると認識されることになる。
このように、変動のばらつきの小さい平均値を基にすれば、ベルト2と記録媒体Pとの反射率の差が小さかったとしても、その差に対する平均値の変動が小さいために、記録媒体のエッジを確実に検出することができる。
ここで、ベルト2と記録媒体Pとの反射率の差が小さくても、そのエッジが検出できるようになると、環境変化や個体差による光センサ部の検出値の変動が、検出結果に大きく影響して、例えば、記録媒体Pのエッジを判断する閾値を全ての装置で一律に固定していると、個体差や環境によって検出結果をばらつかせる可能性がある。しかしながら、上記のように、N+L番目地点の平均値とN−L番目地点の平均値との平均である中間値(REF(n))を閾値として採用していれば、検出する度に閾値が設定されることになるので、個体差や環境変化があったとしても、検出結果を安定させることができる。
また、N+L番目地点の平均値と、N−L番目地点の平均値との差の絶対値Vが基準値mよりも大きい部分B1,B2だけで、中間値(REF(n))との比較が行われているので、演算時間を短縮でき、さらには、記録媒体P上の汚れ、記録媒体P自体の浮き、よじれ等による反射率変動をエッジと誤検出することを防止できる。
なお、本発明は本実施形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、本実施形態では、光センサ部が、フォトセンサ51、A/D変換器12、D/A変換器13、制御部10、キャリッジ4、ガイドレール3、リニアスケール31、エンコーダセンサ42から成り立っている場合について例示したが、光センサ部としては、ベルト2及び記録媒体Pの反射率を走査方向に沿って所定のピッチで検出できるのであれば如何なる構成であってもよく、例えば、これ以外では、キャリッジ、ガイドレール、リニアスケール、エンコーダセンサを省略し、フォトセンサを複数走査方向に沿って所定のピッチで配置した構成の光センサ部が挙げられる。こうした場合、フォトセンサを走査しなくとも、ベルト2及び記録媒体Pの反射率を走査方向に沿って所定のピッチで検出することができるために、例えば、ライン型のインクジェット記録装置などのようなキャリッジを搭載しない画像記録装置であっても、記録媒体を検出することが可能となる。
また、本実施形態では、支持部材として環状のベルト2を例示したが、環状のベルト2であると、つなぎ目部分で反射率が大きく変化して、その部分をエッジとして誤検出するおそれがある。このため、エッジ取得が一度行われた後に、搬送部が、当該エッジ取得時に反射率を検出した位置からフォトセンサ51が搬送方向の前方若しくは後方にずれるように、ベルト2を回転させてから、演算部14が、前記回転により移動したベルト2及び記録媒体Pに対するフォトセンサ51の反射率検出後に、再度記録媒体Pのエッジを検出していれば、1度目の検出結果と2度目の検出結果との比較が可能となって、その比較結果が等しい場合には正確にエッジ取得が行われていると判断でき、異なっている場合には誤検出されていると判断できる。通常、ベルト2と記録媒体Pの反射率検出を行う際には、記録媒体Pはベルト2上に載置されているために、ベルト2のつなぎ目部分は記録媒体Pが載置されていない部分に存在することになる。すなわち、ベルト2を回転させて2度エッジ検出を行い、その検出結果が異なっている場合には、記録媒体Pの中央に近い方が記録媒体のエッジであることになる。したがって、フォトセンサ51がずれるようにベルト2が回転される以前のエッジの検出結果と、ベルト2が回転された後のエッジの検出結果とを、演算部14が比較して記録媒体Pの中央に近い方を記録媒体Pのエッジとして認識すれば、検出結果が異なっている場合においても記録媒体Pのエッジを認識することができる。
また、支持部材としては、ベルト2でなくとも、記録媒体Pを支持するものであれば如何なる構成であってもよく、例えば、これ以外では、剛性を有した略板状のプラテンなどが挙げられる。
また、本実施形態では、平均値の変動が中間値に対して、小から大に交わる地点を認識することで、記録媒体Pのエッジb,eを検出しているが、記録媒体の種類によっては支持部材よりも反射率が低い場合も考えられるために、平均値の変動が中間値に対して、大から小に交わる地点を認識して記録媒体のエッジを検出する構成であってもよい。
そして、本実施形態では、各地点の平均値を求め、それを基にして記録媒体Pのエッジb,eを検出しているが、直接各地点の検出値を基にして、記録媒体のエッジを検出することも可能である。こうした場合には、演算部14は、光センサ部51が基準部分から反射率検出を開始し、少なくとも2×L個の検出値を取得した後に、記録媒体Pのエッジの検出演算を開始する。これによりN+L番目地点の検出値とN−L番目地点の検出値との差を基にして、記録媒体のエッジが検出される範囲が判断されることになる。このように、N+L番目地点の検出値とN−L番目地点の検出値との差を基にしたとしても、例えばN番目地点及びN+1番目地点などのように隣接する地点における検出値の差を基にした場合よりも、距離が2L×ピッチだけ長くなり、より確実にエッジをまたぐ距離感の検出値を比較することで、支持部材と記録媒体との反射率の差に対する反射率変動を大きくすることができる。したがって、支持部材と記録媒体との反射率の差が小さくとも、記録媒体のエッジを検出することが可能となる。
そして、本実施形態では、ベルト2の両端の基準部分からエッジ検出を行って、記録媒体Pの両端におけるエッジb,eを検出しているが、例えば、予め記録媒体Pのサイズが認識されている場合などには、一端のエッジのみを検出するだけでも、両端におけるエッジを検出することが可能である。つまり、演算部は、必要に応じて、エッジ検出する箇所を判断することになる。
本実施形態の記録媒体検出装置を備えたインクジェット記録装置の主要構成を表す斜視図である。 図1のインクジェット記録装置の主制御部分を表すブロック図である。 図1の記録媒体検出装置に備わる記録媒体P、ベルト2及びフォトセンサ51を表す正面図である。 図1の記録媒体検出装置の作用を表すフローチャートである。 図1の記録媒体検出装置によって反射率検出した場合の各値を示す一例のグラフである。
符号の説明
2 ベルト(支持部材)
3 ガイドレール(光センサ部)
4 キャリッジ(光センサ部)
10 制御部
12 A/D変換器(光センサ部)
13 D/A変換器(光センサ部)
14 演算部
15 メモリ(記憶部)
21 駆動ローラ(搬送部)
22 従動ローラ(搬送部)
23 駆動源(搬送部)
31 リニアスケール(光センサ部)
42 エンコーダセンサ(光センサ部)
50 記録媒体検出装置
51 フォトセンサ(光センサ部)

Claims (8)

  1. 記録媒体を支持し、少なくとも両端部に記録媒体の載らない基準部分を有する支持部材と、
    前記支持部材に支持された記録媒体を搬送する搬送部と、
    前記支持部材及び記録媒体の反射率を、前記基準部分から、前記搬送部による記録媒体の搬送方向に直交する走査方向に沿って所定のピッチで検出する光センサ部と、
    前記光センサ部により検出された複数の検出値を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記複数の検出値に基づいて、記録媒体のエッジを検出する演算部とを備え、
    前記演算部は、
    N+L(N,Lは自然数)番目地点の検出値と、N−L番目地点の検出値との差を算出して、当該差の絶対値が基準値よりも大きい範囲で、前記N+L番目地点の検出値と前記N−L番目地点の検出値との平均である中間値とN番目地点の検出値とを比較して、前記検出値の変動が前記中間値に対して、大から小或いは小から大に、交わる位置を認識することで、記録媒体のエッジとして検出していることを特徴とする記録媒体検出装置。
  2. 請求項1記載の記録媒体検出装置において、
    前記演算部は、前記光センサ部によって前記基準部分から反射率検出が開始されて、少なくとも2×L個の前記検出値を取得した後に、記録媒体のエッジの検出演算を開始して、
    前記光センサ部は、前記支持部材の一端側から他端側に向けて走査を行いながら、前記演算部により一端側の前記エッジが検出されれば、前記検出演算処理を中断し、その後必要に応じて、前記支持部材の他端側から一端側に向けて走査を再開して、前記演算部により他端側の前記エッジが検出されれば、前記検出演算処理を停止することを特徴とする記録媒体検出装置。
  3. 請求項1又は2のいずれか一項に記載の記録媒体検出装置において、
    前記N−L番目地点から前記N+L番目地点までの距離が1mm以上15mm以下となるように、前記ピッチに対応してL値が設定されていることを特徴とする記録媒体検出装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の記録媒体検出装置において、
    前記光センサ部は、
    発光部と、前記発光部から発せられ対象物によって反射された光を受光して、反射率として出力する受光部とを備え、
    前記支持部材上での前記受光部の出力値が、所定の電位範囲となるように、反射率検出以前に前記発光部の電流値を調整していることを特徴とする記録媒体検出装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の記録媒体検出装置において、
    前記演算部は、N番目地点の前記検出値として、N−M(Mは自然数)番目からN+M番目までの検出値を平均した値を用いることを特徴とする記録媒体検出装置。
  6. 請求項5に記載の記録媒体検出装置において、
    前記N−M番目地点から前記N+M番目地点までの距離が、前記N−L番目地点から前記N+L番目地点までの距離以下で、かつ1mm以上10mm以下となるように、前記ピッチに対応してM値が設定されていることを特徴とする記録媒体検出装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の記録媒体検出装置において、
    前記支持部材は、前記搬送部によって回転させられることで記録媒体を支持しながら搬送する環状のベルトであり、
    前記搬送部は、前記光センサ部の反射率検出後に前記演算部によって記録媒体のエッジが検出された後に、当該反射率検出時に検出した位置から前記光センサ部がずれるように、前記ベルトを回転させ、
    前記演算部は、前記回転により移動した前記ベルト及び記録媒体に対する前記光センサ部の反射率検出後に、再度記録媒体のエッジを検出することを特徴とする記録媒体検出装置。
  8. 請求項7記載の記録媒体検出装置において、
    前記演算部は、前記光センサ部がずれるように前記ベルトが回転される以前のエッジの検出結果と、前記ベルトが回転された後のエッジの検出結果とを比較して、記録媒体の中央に近い方を記録媒体のエッジとして認識することを特徴とする記録媒体検出装置。
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JP2013180487A (ja) * 2012-03-01 2013-09-12 Seiko Epson Corp 液体噴射装置及び液体噴射装置における媒体端部位置検出方法

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