JP2003182170A - インクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタの印刷媒体検出方法 - Google Patents

インクジェットプリンタ及びインクジェットプリンタの印刷媒体検出方法

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JP2003182170A
JP2003182170A JP2001385726A JP2001385726A JP2003182170A JP 2003182170 A JP2003182170 A JP 2003182170A JP 2001385726 A JP2001385726 A JP 2001385726A JP 2001385726 A JP2001385726 A JP 2001385726A JP 2003182170 A JP2003182170 A JP 2003182170A
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photoreflector
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JP2001385726A
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Shigeo Kubota
繁男 窪田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサー系の不均一性に起因した誤検出をな
くし、印刷媒体を正確に検出することができるインクジ
ェットプリンタを提供する。 【解決手段】 プラテン12は複数の領域に区分され、
各領域毎に代表位置が設定されている。エンジンコント
ローラ30の記憶手段には、印刷媒体が存在しないとき
の各代表位置におけるフォトリフレクタ11の出力値
と、印刷媒体が存在するときの所定位置におけるフォト
リフレクタ11の出力値とが記憶されている。エンジン
コントローラ30は、かかる記憶された各出力値に基づ
いて各領域毎に印刷媒体の有無を判断するための閾値を
算出する。エンジンコントローラ30は、印刷媒体の有
無を検出する際に、フォトリフレクタ11の出力値と位
置検出装置19で検出されたフォトリフレクタ11の位
置が含まれる領域に対応する閾値とを比較して、印刷媒
体が当該位置に存在するか否かを判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数サイズの印刷
媒体に記録できるインクジェットプリンタ及びインクジ
ェットプリンタの印刷媒体検出方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複数サイズの印刷媒体(例えば用
紙等)に記録できるインクジェットプリンタが知られて
おり、このようなプリンタでは、装着されている印刷媒
体のサイズを検出して、その印刷媒体に対応した記録を
行っている。これは特に、小さいサイズの印刷媒体に記
録するときなど、印刷媒体の存在しない箇所に記録をし
ないためにその印刷媒体のサイズを検出する必要がある
からである。従って、印刷媒体のサイズを正確に検出す
ることができる機構が必要である。
【0003】この印刷媒体のサイズを検出する方法の一
つとして、媒体幅方向に沿ってスキャンするセンサーに
よって印刷媒体の幅を検出する方法がある。このような
センサー(媒体幅センサー)としては、一般に反射型の
センサー(フォトリフレクタ)が用いられている。図1
(a)に従来のインクジェットプリンタの概略平面図を
示す。かかるインクジェットプリンタは、プラテン81
と、キャリッジ82と、キャリッジレール83と、媒体
幅センサーとしてのフォトリフレクタ84とを有する。
通常、フォトリフレクタ84は、キャリッジ82に備え
付けられており、キャリッジ82がキャリッジレール8
3に沿って走査することによりキャリッジ82と一体と
なって移動することができる。ここで、図1(a)にお
いて、線分Xは、キャリッジ82がキャリッジレール8
3に沿って移動するときに、フォトリフレクタ84が発
する光のスポットの軌跡である。フォトリフレクタ84
は、線分X上で反射された光を受け取ると、その反射光
のレベルによって印刷媒体の有無を検出する。フォトリ
フレクタ84の反射光のレベルとしては、通常、印刷媒
体からの反射光の方がプラテン81からの反射光よりも
レベルが大きいため、このレベル差により印刷媒体の有
無を検出することが可能である。フォトリフレクタ84
からの出力信号のレベルは反射光のレベルに応じて増減
する。印刷媒体があるときは出力レベルが高く、印刷媒
体がないときは出力レベルが低い。従来は、出力レベル
に対してある閾値を設定し、出力レベルが当該閾値より
も高いレベルにあるか低いレベルにあるかに応じて、印
刷媒体の有無が2値的に判断されている。
【0004】図1(b)に印刷媒体が存在するときのフ
ォトリフレクタ84の出力レベルと印刷媒体が存在しな
いときのフォトリフレクタ84の出力レベルとの一例を
示す。図1(b)において、横軸はプラテン81の長手
方向(y方向)に対応し、y座標によってプラテン81
上の位置が表される。また、縦軸は電圧値Vであり、フ
ォトリフレクタ84の出力レベルを表している。たとえ
ば、プリンタを正面からみたときに、y=0がプラテン
81の左端部であり、y=1がプラテン81の右端部で
あるとする。そして、図1(a)の線分X上に印刷媒体
があるときのフォトリフレクタ84の出力レベルをyの
関数としてV=V(y)、図1(a)の線分X上に印
刷媒体がないときのフォトリフレクタ84の出力レベル
を同様にyの関数としてV=V(y)で表すと、プラ
テン81上の任意の位置におけるフォトリフレクタ84
の出力レベルは図1(b)のように表される。
【0005】上記閾値の設定方法の例としては、次のよ
うなものが提案されている。まず、図1(b)に示すよ
うに、印刷媒体が予め存在しているとわかっている座標
y=yにおいて、フォトリフレクタ84の出力レベル
(y)を検出する。次に、印刷媒体が予め存在し
ていないとわかっている座標y=yにおいて、フォト
リフレクタ84の出力レベルV(y)を検出する。
その後、V(y)とV(y)の間の領域におい
て、媒体幅検出のスレッショルドレベルとなる一定の閾
値Sを設定する。図1(b)の例では、かかる閾値Sを
(y)とV(y)の平均値として求めてい
る。印刷媒体の端部を検出する場合には、キャリッジ8
2を走査しながら、フォトリフレクタ84で線分X上に
おける反射光レベルを読んでいく。そして、フォトリフ
レクタ84の出力レベルが上記閾値Sを越えているとき
に、当該座標では印刷媒体が存在していると判断され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の印刷媒体検出方
法では、上記閾値Sはyの座標によらず一定である。こ
のため、図1(b)の例に示すように、y=V(y)
の値域(プラテン81からの反射光のばらつき)が大き
いときに、V(y)>Sであるようなyが存在し得
る。図1(b)の例では、y<y<yの区間でV
(y)>Sであり、線分X上に印刷媒体がないにもかか
わらず、印刷媒体があるものと誤検出してしまうことに
なる。
【0007】ところで、上記y=V(y)の値域(プ
ラテン81からの反射光のばらつき)を大きくしてしま
う要因にセンサー系の不均一性がある。センサー系の不
均一性とは、検出媒体の反射率、フォトリフレクタ84
の出力光と検出媒体反射面との角度、フォトリフレクタ
84と検出媒体との距離が、フォトリフレクタ84と検
出媒体の相対的位置関係によってばらつくことを指す。
センサー系の不均一性は、たとえば機械的な交差によ
り、フォトリフレクタ84と検出媒体との距離がばらつ
くことや、プラテン81に凹凸があること、また、プリ
ンタのミストがプラテン81に付着して反射率のばらつ
きが発生することなどに起因して起こると考えられる。
特にプリンタのミストによるプラテン81の汚れはセン
サー系の不均一性を顕著にする。主にセンサー系の不均
一性により、V=V(y)及びV=V(y)は曲線
となる。
【0008】従来の技術では、図1(b)のように印刷
媒体がないにもかかわらず印刷媒体があるものと誤検出
しないための必要条件は、 V(y)<S(0≦y≦1) ・・・・(1) である。また、印刷媒体があるにもかかわらず印刷媒体
がないものと誤検出しないための必要条件は、 V(y)>S(yα<y<yβ:媒体がある領域) ・・・・(2) である。しかし、図1(b)の例のように、主にセンサ
ー系の不均一性により、必ずしも式及び式が成立す
るとは言えないので、スレッショルドレベルをyの値に
よらず一定の値Sに設定する従来の方法では、上記の
(1)式及び(2)式が成立しない場合が十分にあり、
そのため印刷媒体の誤検出が多かった。
【0009】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、センサー系の不均一性に起因した誤検出をなく
し、印刷媒体を正確に検出することができるインクジェ
ットプリンタ及びインクジェットプリンタの印刷媒体検
出方法を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明に係るインクジェットプリンタは、印刷媒体
を載置するプラテンと、発光部から発した光の反射光が
受光部に到達したときに当該反射光の光量に応じた信号
を出力するフォトリフレクタと、前記フォトリフレクタ
を搭載しており、前記プラテンの上方を所定の方向に往
復移動するキャリッジと、前記キャリッジを移動するた
めのキャリッジ駆動手段と、前記印刷媒体を前記キャリ
ッジの移動方向に直交する方向に搬送する印刷媒体搬送
手段と、前記キャリッジ駆動手段及び前記印刷媒体搬送
手段を制御する制御手段と、前記フォトリフレクタの前
記プラテンに対する相対的な位置を検出する位置検出手
段と、前記プラテンが前記キャリッジの移動方向に沿っ
て複数の領域に区分され、その区分された前記各領域毎
に代表位置が設定されており、前記印刷媒体が前記フォ
トリフレクタの発光部からの光の照射範囲内に存在しな
いときの、前記各代表位置における前記フォトリフレク
タの出力値を記憶する第一記憶手段と、前記印刷媒体が
前記フォトリフレクタの発光部からの光の照射範囲内に
存在するときの、前記印刷媒体の所定位置における前記
フォトリフレクタの出力値を記憶する第二記憶手段と、
前記第一記憶手段に記憶された各出力値と前記第二記憶
手段に記憶された出力値とに基づいて、前記各領域毎
に、前記印刷媒体の有無を判断するための閾値を算出す
る閾値算出手段と、前記閾値算出手段で得られた前記各
領域毎の前記閾値を記憶する第三記憶手段と、を備え、
前記制御手段は、前記キャリッジを移動させながら前記
フォトリフレクタの出力値に基づいて前記印刷媒体の有
無を検出する際に、前記位置検出手段で検出された前記
フォトリフレクタの位置が含まれる前記領域に対応する
前記閾値を前記第三記憶手段から読み出し、前記フォト
リフレクタの出力値をその読み出した前記閾値と比較
し、その比較結果の大小関係に基づいて、前記印刷媒体
が当該位置に存在するか否かの判断を行うことを特徴と
するものである。
【0011】また、上記の目的を達成するための本発明
は、印刷媒体を載置するプラテンと、発光部から発した
光の反射光が受光部に到達したときに当該反射光の光量
に応じた信号を出力するフォトリフレクタと、前記フォ
トリフレクタを搭載しており、前記プラテンの上方を所
定の方向に往復移動するキャリッジと、前記フォトリフ
レクタの前記プラテンに対する相対的な位置を検出する
位置検出手段とを有するインクジェットプリンタの印刷
媒体検出方法であって、前記プラテンを前記キャリッジ
の移動方向に沿って複数の領域に区分し、その区分され
た前記各領域毎に代表位置を設定する工程と、前記印刷
媒体が前記フォトリフレクタの発光部からの光の照射範
囲内に存在しないときの、前記各代表位置における前記
フォトリフレクタの出力値を取得し、第一記憶手段に記
憶する工程と、前記印刷媒体が前記フォトリフレクタの
発光部からの光の照射範囲内に存在するときの、前記印
刷媒体の所定位置における前記フォトリフレクタの出力
値を取得し、第二記憶手段に記憶する工程と、前記第一
記憶手段に記憶された各出力値と前記第二記憶手段に記
憶された出力値とに基づいて、前記各領域毎に、前記印
刷媒体の有無を判断するための閾値を算出し、第三記憶
手段に記憶する工程と、前記キャリッジを移動しなが
ら、前記位置検出手段で検出された前記フォトリフレク
タの位置が含まれる前記領域に対応する前記閾値を前記
第三記憶手段から読み出し、前記フォトリフレクタの出
力値をその読み出した前記閾値と比較し、その比較結果
の大小関係に基づいて、前記印刷媒体が当該位置に存在
するか否かの判断を行うことにより、前記印刷媒体を検
出する工程と、を具備することを特徴とするものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】(基本的概念)最初に、本発明の
基本的な概念について説明する。印刷媒体の有無を正確
に検出するためには、前述のように、(1)式及び
(2)式を恒常的に満たすようにスレッショルドレベル
Sを設定する必要がある。では、かかるスレッショルド
レベルSを設定するにはどうすればよいであろうか。ス
レッショルドレベルSがy、及びV(y)、V
(y)に応じて変化する変数であれば、(1)式及び
(2)式を恒常的に成立させるSが必ず存在するといえ
る。すなわち、 S=ζ(y)(0≦y≦l) ・・・・(3) とすると、(1)式と(2)式が同時に成立するような
関数ζは無数存在する。このような無数個存在する関数
ζの集合をI(ζ)で表し、I(ζ)∋ζである関数
ζと同等の役割を持つものをある機構またはある処理
で実現することができれば、そのような機構あるいは処
理により、プラテン上の任意の位置で印刷媒体の有無を
正確に検出することが可能である。
【0013】このように、(1)式と(2)式が任意の
yで成立するような関数ζは無数存在し、I(ζ)∋ζ
であるような関数ζと同等の役割を果たす機能がイ
ンクジェットプリンタに備わっていることが、印刷媒体
の有無を正確に検出することの必要条件である。ここ
で、関数ζと同等の役割を果たす機能とは、実際には
次のような機能であると仮定する。プラテンをキャリッ
ジ移動方向に沿って等間隔にできるだけ多く区分し、そ
の区分された領域毎にV(y)及びV(y)の代表
値を一定値として求め、それぞれの領域で(1)式及び
(2)式を満たす定値Sを求める機能である。この機能
を、以降、閾値設定機能と称する。
【0014】次に、かかる閾値設定機能のモデルを説明
する。プラテン上に図1のようなy座標を考え、プラテ
ンの一方の端部をy=0、プラテンのもう一方の端部を
y=1とすると、 y=a、y=1 (nは十分大きい整数) y=a+(i−1)b (1≦i≦n:iは整数) により表される点y(i=1,2,3,・・・ ,n)に
おいてフォトリフレクタの出力レベル(以下、「センサ
ー出力レベル」とも称する。)の代表値を求める。すな
わち、センサー出力レベルをおのおのの点yで検出す
る。そして、印刷媒体がプラテン上に存在する場合、 V´(y)=V(y)(y≦y<y) V´(y)=V(y)(y≦y<y) V´(y)=V(y)(y≦y<y) : : V´(y)=V(yn−1)(yn−1≦y≦
) で関数V1 ´を定義し、一方、印刷媒体がプラテン上
に存在しない場合、 V´(y)=V(y)(y≦y<y) V´(y)=V(y)(y≦y<y) V´(y)=V(y)(y≦y<y) : : V´(y)=V(yn−1)(yn−1≦y≦
) で関数V´(y)を定義すると、関数V´(y)及
びV´(y)は上記代表値に対応し、その概形はたと
えば図2に示すようになる。
【0015】また、 V´(y)<S(0≦y≦1) ・・・(4) V´(y)>S(yα<y<yβ:媒体がある領域) ・・・・(5) S=ζ´(y)(0≦y≦1) ・・・・(6) を恒常的に満たす関数ζ´の集合をI(ζ´)とする
と、上記閾値設定機能はI(ζ´)∋ζ´であるよう
な関数ζ´と同等の役割を果たす機能であると定義さ
れる。このように、有限個の領域のおのおのにおいて、
センサー出力レベルを当該領域毎の代表値として検出
し、当該検出値と閾値Sが(4)式及び(5)式の関係
を満たすように閾値Sを設定し得る上記閾値設定機能
は、当該技術分野における既知の技術で実現可能であ
る。
【0016】ここで、上記の仮定、即ちI(ζ)=I
(ζ´)であるためには、nはどのような値を取ればよ
いのであろうか。図2から、n→∞としたとき、V´
(y)=V(y)、V´(y)=V(y)となる
ことが推察される。V´(y)=V(y)、V´
(y)=V(y)であれば、(1)式、(2)式、
(3)式、(4)式、(5)式、(6)式により、I
(ζ)=I(ζ´)である。
【0017】以下、n→∞としたとき、V´(y)=
(y)、V´(y)=V(y)となり、I
(ζ)=I(ζ´)であることを証明する。 [証明]関数V=V´(y)、V=V(y)、V=
´(y)、V=V(y)を図で表すと、図2のよ
うになる。このとき、図2において、V=V(y)と
V=V´(y)とで囲まれた斜線部領域1の面積S
及び、V=V(y)とV=V´(y)とで囲まれた
斜線部領域2の面積Sが0であれば、V=V´
(y)とV=V(y)、V=V´(y)とV=V
(y)がそれぞれ等しい関数であるとみなすことが可能
である。すなわち、次式が成立する。
【0018】
【数1】
【0019】また、このモデルにおいて、
【0020】
【数2】
【0021】である。ここで、yi+1−y=b:
(i=1,2,3,・・・ ,n−1)である。
【0022】いま、
【0023】
【数3】
【0024】のような関数を考える。(10)式、(8)
式、及び(9)式から、
【0025】
【数4】
【0026】となる。また、
【0027】
【数5】
【0028】であるから、y→yi+1(i=1,
2,3,・・・ ,n−1)のとき、すなわちn→∞のとき
(11)式の各項は0になる。したがって、n→∞のと
き、S=S=0であり、(7)式が成立する。[証
明終了] ところで、xi+1−x=b(i=1,2,3,・・・
,n−1)であるとき、(10)式は次のようにx
bの関数に置換される。
【0029】
【数6】
【0030】(11)式、(12)式から次の式が導き出さ
れる。
【0031】
【数7】
【0032】関数f(x,x+b)及びf(x
,x+b)は共にbについて単調増加な関数であ
る。したがって、bの値が減少するほど、即ちnの値が
増加するほど、(13)式の各項は減少する。すなわち、
nの値が増加するほどS及びS の面積は減少し、V
´(y)がV(y)に、V´(y)がV(y)
に近似する。以上のことから、実際上はnの値を∞とす
ることができないが、nの値が大きければ大きいほど正
確な印刷媒体検出が可能であることがわかる。
【0033】本発明は、このような考えに基づき、プラ
テンをできるだけ多くの領域に区分し、そのおのおのの
領域ごとにセンサー出力レベルの代表値を導出し、各代
表値と、その対応するy座標から閾値を設定するもので
ある。
【0034】(基本的構成)以下に本発明の一実施形態
について図面を参照して説明する。図3は本発明の一実
施形態であるインクジェットプリンタの概略平面図、図
4は図3のインクジェットプリンタを線分Aにおいて切
断したときの概略断面図、図5は本実施形態のインクジ
ェットプリンタにおけるエンジンコントローラの概略構
成図、図6(a)はそのエンジンコントローラのASI
Cの概略構成図、図6(b)はそのエンジンコントロー
ラのSDRAMの概略構成図である。
【0035】本実施形態のインクジェットプリンタは、
図3及び図4に示すように、フォトリフレクタ11と、
プラテン12と、キャリッジ13と、キャリッジ駆動装
置14と、キャリッジベルト15と、キャリッジレール
16と、印刷媒体搬送装置17と、ホームポジションセ
ンサー18と、キャリッジ位置検出装置19と、第一メ
ディアセンサー20a〜20dと、第二メディアセンサ
ー21a〜21dと、表示部22と、エンジンコントロ
ーラ30とを備えるものである。
【0036】プラテン12は、印刷媒体2に対して印刷
及び印刷媒体検出を行うための台である。プラテン12
の上面には、印刷媒体2が設置される。フォトリフレク
タ11は、印刷媒体2の有無及び印刷媒体2のサイズを
検出するためのセンサーである。このフォトリフレクタ
11は、発光部と受光部とからなり、発光部から発せら
れた光がプラテン12又は印刷媒体2で反射し、その反
射光が受光部に照射されたときに、当該反射光の光量に
応じた信号を出力する。
【0037】フォトリフレクタ11はキャリッジ13に
搭載されている。このキャリッジ13は、プラテン12
の上方をプラテン12の長手方向(図3における左右方
向)に往復移動することができる。キャリッジ駆動装置
14は、キャリッジ13をプラテン12の長手方向に駆
動させるものである。また、キャリッジベルト15は、
キャリッジ駆動装置14の動力をキャリッジ13に伝え
るものであり、キャリッジレール16は、キャリッジ1
3が移動するときのレールとなるものである。
【0038】印刷媒体2は印刷媒体搬送装置17にセッ
トされる。印刷媒体搬送装置17は、そのセットされた
印刷媒体2をプラテン12の長手方向に直交する方向
(印刷媒体搬送方向)に搬送するものである。
【0039】ホームポジションセンサー18は、キャリ
ッジ13のホームポジションを検出するものである。キ
ャリッジ13には、キャリッジ13がホームポジション
にあるときにホームポジションセンサー18の発光部と
受光部との間における光の導通を遮る遮光体13aが設
けられている。かかる発光部と受光部との間で光の導通
が遮られることにより、キャリッジ13がホームポジシ
ョンにあることが検出される。また、キャリッジ位置検
出装置19は、フォトリフレクタ11のプラテン12に
対する相対的な位置を検出するものであり、キャリッジ
13の移動距離に応じた数のパルスを発生する。
【0040】第一メディアセンサー20a〜20dはそ
れぞれ、図3におけるプラテン12の上端部に離散的に
配置されている。かかる第一メディアセンサー20a〜
20dは、印刷媒体2が印刷媒体搬送装置17にセット
されていることを検出するフォトリフレクタである。一
方、第二メディアセンサー21a〜21dはそれぞれ、
第一メディアセンサー20a〜20dに対してプラテン
対抗面に配置される。キャリッジ13がキャリッジレー
ル16に沿って移動されるときに、フォトリフレクタ1
1が発する光のスポットの軌跡を線分Xとする。第二メ
ディアセンサー21a〜21dは、かかる線分X上に印
刷媒体2が存在しているか否かの判断をするためのフォ
トリフレクタである。したがって、線分Xは、印刷媒体
2の有無を検出するための検出スポットと言うこともで
きる。
【0041】エンジンコントローラ30は、印刷画像デ
ータの処理及びプリンタの駆動系、センサー系の制御を
行う。表示部22は、エンジンコントローラ30の制御
によりユーザーに所定のメッセージを表示するものであ
る。
【0042】エンジンコントローラ30は、図5に示す
ように、汎用アナログポートを備えたCPU31(制御
手段)と、CPU31のプログラムが格納されたEEP
ROM32と、印刷画像データや種々の処理データを格
納するSDRAM33と、抵抗R,Rと、カスタム
ICであるASIC34とを有する。
【0043】ASIC34内の回路としては、図6
(a)に示すように、キャリッジモーター制御部34a
と、キャリッジ位置カウンタ部34bと、印刷媒体位置
カウンタ部34cとがある。
【0044】キャリッジモーター制御部34aは、キャ
リッジモーターを駆動させる制御信号を生成するもので
ある。キャリッジ位置カウンタ部34bは、キャリッジ
位置検出装置19からの出力信号のパルス数をカウント
するものである。CPU31は、キャリッジ位置カウン
タ部34bがカウントしたカウント値を読み出し、また
は書き換えることが可能である。また、印刷媒体位置カ
ウンタ部34cは、印刷媒体搬送装置17を制御する制
御信号に基づいて印刷媒体2が搬送された距離をカウン
トするものである。CPU31は、キャリッジ位置カウ
ンタ部34bのカウント値からキャリッジ13の位置を
認識し、印刷媒体位置カウンタ部34cのカウント値か
ら印刷媒体2が搬送された距離を認識することができ
る。
【0045】上記のフォトリフレクタ11、キャリッジ
駆動装置14、印刷媒体搬送装置17、ホームポジショ
ンセンサー18、キャリッジ位置検出装置19、第一メ
ディアセンサー20a〜20d、第二メディアセンサー
21a〜21dはすべてエンジンコントローラ30に電
気的に接続されている。そして、エンジンコントローラ
30内部のCPU31、ASIC34等の制御系ICに
より制御され、また、エンジンコントローラ30内部の
駆動系回路により駆動される。
【0046】次に、フォトリフレクタ11及び各メディ
アセンサー20a〜20d,21a〜21dについて詳
しく説明する。フォトリフレクタ11及び各メディアセ
ンサー20a〜20d,21a〜21dであるフォトリ
フレクタはそれぞれ、図5に示すように、発光部である
フォトダイオード(LED)101と、受光部であるフ
ォトトランジスタ102とを有する。フォトダイオード
101のアノードはVCCに接続され、そのカソードは
抵抗Rに接続される。ここで、抵抗Rはフォトダイ
オード101とGNDとの間に接続されている。一方、
フォトトランジスタ102のコレクタはVCCに接続さ
れ、そのエミッタは抵抗RとCPU31の汎用アナロ
グポートAとに接続される。
【0047】かかるフォトリフレクタのフォトダイオー
ド101には、アノードとカソード間に電位差が生じる
と電流が流れ、フォトダイオード101が発光する。フ
ォトリフレクタの検出範囲(フォトリフレクタが発する
光の最大到達距離のことである。かかる距離はフォトリ
フレクタの種類により異なるが、通常は数ミリであ
る。)に検出媒体があると、フォトダイオード101か
ら発生した光は一部が検出媒体により反射し、フォトリ
フレクタのフォトトランジスタ102に到達する。
【0048】フォトトランジスタ102に到達する光量
は、フォトダイオード101から発生する光量が多いほ
ど、また検出媒体の反射率が高いほど多い。また、フォ
トトランジスタ102に照射される光量が増加するほど
フォトトランジスタ102内部のキャリアが充実し、C
−E間の導電性がよくなる。すなわち、フォトトランジ
スタ102は、反射光量が増加するほど、C−E間のイ
ンピーダンスが減少するものと近似することが可能であ
る。したがって、反射光のレベルが大きいほど汎用アナ
ログポートAに入力される電圧値は高く、反射光のレベ
ルが低いほど汎用アナログポートAに入力される電圧値
は低くなる。このような装置では、汎用アナログポート
Aに入力される電圧値を読むことにより、検出媒体の種
類(反射率)を特定することが可能である。比較的反射
率の高い印刷媒体2からの反射光はレベルが比較的大き
く、比較的反射率の低いプラテン12からの反射光はレ
ベルが比較的小さい。したがって、印刷媒体2がプラテ
ン12とフォトリフレクタとの間にあるときは、フォト
トランジスタ102には比較的大きい光量の光が照射さ
れるので、汎用アナログポートAに入力される電圧値は
比較的高くなる。印刷媒体2がプラテン12とフォトリ
フレクタとの間にないときは、フォトトランジスタ10
2には比較的小さい光量の光が照射されるので、汎用ア
ナログポートAに入力される電圧値は比較的低くなる。
汎用アナログポートAに入力される電圧値はCPU31
のAD変換の機能によりデジタル値に変換し、任意のア
ドレス空間にライトすることが可能である。
【0049】図4は、印刷媒体2が印刷媒体搬送装置1
7にセットされている状態を示している。第一メディア
センサー20cは線分s1の延直線上を検出している。
第二メディアセンサー21cは線分s2の延直線上を検
出している。フォトリフレクタ11は線分s3の延直線
上を検出している。図4の線分s3は図3の線分Xに交
わる。線分s4の示す位置は、印刷媒体2が印刷媒体搬
送装置17にセットされた状態で、この位置に印刷媒体
2が存在していれば、印刷媒体搬送装置17で印刷媒体
2を正常に搬送することができることを保証できる、印
刷媒体搬送装置17とキャリッジ13との間にある位置
である。すなわち、印刷媒体2が印刷媒体搬送装置17
にセットされた状態というのは、線分s4の示す位置に
印刷媒体2が存在している状態である。本実施形態で
は、線分s2から線分s3までの距離をΔX1、線分s
2から線分s4までの距離をΔX2としている。但し、
ΔX1<ΔX2である。
【0050】印刷媒体2が印刷媒体搬送装置17にセッ
トされている図4の状態では、第一メディアセンサー2
0cは印刷媒体2を検出している。印刷媒体搬送装置1
7は印刷媒体2がセットされると、図4に示す印刷媒体
搬送装置17のローラー17aが印刷媒体2をプラテン
12に加圧する。そして、ローラー17aが回転するこ
とにより印刷媒体2は印刷媒体搬送方向又は印刷媒体搬
送方向とは逆方向に搬送されることになる。印刷媒体搬
送装置17が印刷媒体2を搬送し、印刷媒体2が線分s
2上まで到達すると、第二メディアセンサー21cは印
刷媒体2を検出する。このように、第二メディアセンサ
ー21a〜21dは、線分X上に印刷媒体2があるか否
かを検出するためのセンサーである。すなわち、第一メ
ディアセンサー20a〜20dのうちいずれか一つでも
印刷媒体2を検出しており、かつ第二メディアセンサー
21a〜21dのうちいずれか一つでも印刷媒体2を検
出しているときは、エンジンコントローラ30のCPU
31は、印刷媒体2が印刷媒体搬送装置17にセットさ
れており、かつ線分X上に印刷媒体2がある状態である
と認識することができる。
【0051】このような機構により、線分X上に印刷媒
体2がないときの線分X上におけるフォトリフレクタ1
1の出力レベルを検出することが可能となる。すなわ
ち、第二メディアセンサー21a〜21dのうち一つ以
上のセンサーが印刷媒体2を検出している状態から、印
刷媒体搬送装置17によって、印刷媒体2を印刷媒体搬
送方向とは逆方向に搬送していき、上記センサーが印刷
媒体2を検出しなくなった印刷媒体2の位置から、印刷
媒体2をさらにΔX3(ΔX1<ΔX3<ΔX2)だけ
印刷媒体搬送方向とは逆方向に搬送する。この状態にす
ることにより、線分s3(線分X)の位置には印刷媒体
2が存在していないことが保証される。したがって、印
刷媒体2がこの状態にあるときに、キャリッジ13を移
動しながらフォトリフレクタ11が検出動作を行うこと
により、線分X上に印刷媒体2がないときのフォトリフ
レクタ11の出力レベルを得ることができる。このよう
に、プラテン12の長手方向に沿ったプラテン12上の
任意の位置(y座標位置(図10参照))でフォトリフ
レクタ11の出力レベルを測定するために、第二メディ
アセンサー21a〜21dは必要になる。
【0052】本実施形態では、CPU31は、各部の制
御を行うだけでなく、プラテン12をキャリッジ13の
移動方向に沿って複数の領域に区分し、その区分された
各領域毎に代表位置を設定する機能や、各領域毎に、印
刷媒体2の有無を判断するための閾値を算出する機能
(上述した閾値設定機能)を備えている。
【0053】SDRAM33内部の記憶領域としては、
図6(b)に示すように、CPU31の汎用アナログポ
ートから入力される信号の電圧値(フォトリフレクタ1
1の出力レベル)を記憶しておく電圧値記憶領域33a
と、印刷媒体2の有無を判断するための閾値を記憶して
おく閾値記憶領域33bと、キャリッジ13についての
各種の位置情報を記憶しておく位置記憶領域33cとが
ある。ここで、電圧値記憶領域33aに記憶される電圧
値には、印刷媒体2が線分X上に存在しないときの各代
表位置におけるフォトリフレクタ11の出力レベルや、
印刷媒体2が線分X上に存在するときの、印刷媒体2の
所定位置におけるフォトリフレクタ11の出力レベルが
含まれる。また、位置記憶領域33cに記憶される位置
情報には、プラテン12上で印刷媒体2が存在している
領域についての情報、各領域の代表位置についての情
報、印刷媒体2の両端部についての情報等が含まれる。
したがって、電圧値記憶領域33aに記憶された情報と
位置記憶領域33cに記憶された情報とに基づいて、各
代表位置と印刷媒体2が線分X上に存在しないときのフ
ォトリフレクタ11の出力レベルとの対応を示唆する情
報が得られる。また、閾値記憶領域33bに記憶された
情報と位置記憶領域33cに記憶された情報とに基づい
て、各領域と閾値との対応を示唆する情報が得られる。
【0054】CPU31は、フォトリフレクタ11の出
力レベルとSDRAM33の各記憶領域33a,33
b,33cに記憶された情報とに基づいて印刷媒体2の
有無を検出する。具体的には、キャリッジ13を移動さ
せながら、キャリッジ位置検出装置19で検出されたフ
ォトリフレクタ11の位置に含まれる領域に対応する閾
値を閾値記憶領域33bから読み出し、フォトリフレク
タ11の出力レベルをその読み出した閾値と比較する。
そして、その比較結果の大小関係に基づいて、印刷媒体
2が当該位置に存在するか否かの判断を行う。
【0055】(プロセス概要)次に、本実施形態のイン
クジェットプリンタにおいて、印刷媒体2の検出プロセ
スについて詳しく説明する。図7、図8、図9及び図1
0は本実施形態のインクジェットプリンタおいて印刷媒
体の検出プロセスを説明するためのフローチャートであ
る。また、図11、図12、図13及び図14は印刷媒
体の有無を判断するための閾値の設定方法を説明するた
めの図である。
【0056】本実施形態のインクジェットプリンタで
は、以下のプロセスをCPU31の制御により実行し、
CPU31は印刷媒体検出のための閾値を設定し、印刷
媒体2を検出する。また、キャリッジ位置カウンタ部3
4bは、CPU31の処理とは無関係に、キャリッジ位
置検出装置19からの信号に基づいてカウント値を増減
する。また、印刷媒体位置カウンタ部34cは、CPU
31の処理とは無関係に、印刷媒体搬送装置17の制御
信号に基づいてカウント値を増減する。
【0057】プリンタの電源が投入されると、図7、図
8、図9及び図10に示す処理フローが開始される。こ
の処理フローが開始されると、まず、キャリッジ13が
ホームポジション(HP)にあるか否かが判断される
(S1)。キャリッジ13がホームポジションにないと
判断されるときは、CPU31は、キャリッジ13をホ
ームポジションに移動させる(S2)。そして、キャリ
ッジ位置カウンタ部34bのカウント値は、キャリッジ
13がホームポジションにあるときに0にリセットされ
る。
【0058】S1での判断が肯定的であるとき又はS2
の処理が終了したときには、S3に移行する。S3にお
いては、第一メディアセンサー20a〜20dからの出
力値に基づいて、印刷媒体2が印刷媒体搬送装置17に
セットされているか否かが判断される。印刷媒体2が印
刷媒体搬送装置17にセットされているときには、第一
メディアセンサー20a〜20dのうちの少なくとも一
つ以上が印刷媒体2を検出している。S3で、印刷媒体
2が印刷媒体搬送装置17にセットされていないと判断
されるときは、CPU31は、印刷媒体2をセットする
ように促すメッセージを表示部22に表示させる(S
4)。
【0059】印刷媒体2が印刷媒体搬送装置17にセッ
トされると、S3の判断が肯定的となり、CPU31
は、第一メディアセンサー20a〜20dのうち、印刷
媒体2を検出している第一メディアセンサーを認識する
(S5)。そして、印刷媒体2を検出している第一メデ
ィアセンサーから、プラテン12上の、印刷媒体2の存
在している領域(y座標の範囲)を特定する(S6)。
たとえば、第一メディアセンサー20bと第一メディア
センサー20cとが印刷媒体2を検出しているときは、
第一メディアセンサー20bと第一メディアセンサー2
0cとの間の領域に印刷媒体2があるものと認識する。
このように、印刷媒体2を検出している第一メディアセ
ンサーから、プラテン12上で印刷媒体2が存在してい
る領域(以下、「α領域」と称する。)が特定できる。
このα領域のy座標範囲は、SDRAM33の位置記憶
領域33cに記憶される。その後、CPU31は、S6
で特定されたα領域内の所定位置にフォトリフレクタ1
1の検出スポットがくるようにキャリッジ13を移動さ
せる(S7)。
【0060】次に、CPU31は、第二メディアセンサ
ー21a〜21dのいずれかが印刷媒体2を検出してい
るか否かを判断する(S8)。S8での判断が肯定的で
あるときは、線分X上に印刷媒体2が存在していること
が保証される。一方、S8での判断が否定的であるとき
は、CPU31は、印刷媒体2を印刷媒体搬送方向に微
小距離だけ移動させながら(S9)、S8の判断を繰り
返す。すなわち、S8及びS9での処理は、線分X上に
印刷媒体2が存在することを保証するための処理であ
る。こうして、第二メディアセンサー21a〜21dの
いずれかが印刷媒体2を検出していると判断されると、
CPU31は、フォトリフレクタ11の現在位置におい
てフォトリフレクタ11の出力レベルを読み取る(S1
0)。そして、そのフォトリフレクタ11の出力レベル
をV(S)としてSDRAM33の電圧値記憶領域33
aに記憶させる。S6〜S9の処理があることにより、
V(S)は印刷媒体2が存在するときのフォトリフレク
タ11の出力レベルであることが保証されている。その
後、CPU31は、キャリッジ13をホームポジション
に戻す(S11)。
【0061】次に、S12からS14までの処理を施す
ことにより、線分X上に印刷媒体2が存在しない状態に
する。具体的には、CPU31は、印刷媒体2を印刷媒
体搬送方向とは逆方向に微小距離だけ移動させる度に
(S12)、第二メディアセンサー21a〜21dのい
ずれかが印刷媒体2を検出しているか否かを判断する
(S13)。S12の処理は、S13で第二メディアセ
ンサー21a〜21dのいずれも印刷媒体2を検出して
いないと判断されるまで繰り返される。こうして、第二
メディアセンサー21a〜21dのいずれも印刷媒体2
を検出していない状態になると、CPU31は、印刷媒
体2を印刷媒体搬送方向とは逆方向にΔX3(ΔX1<
ΔX3<ΔX2)だけ移動させる(S14)。S14の
処理終了後は、印刷媒体2の先端部は図4に示される線
分s3と線分s4の間に存在し、線分X上には印刷媒体
2が存在していないことになる。
【0062】次に、CPU31は、プラテン12の端部
からもう一方の端部までの領域を、プラテン12の長手
方向に沿って例えば12個の領域に区分し、各領域に含
まれる座標の代表値(代表位置)をそれぞれy1,y
2,y3,・・・ ,y12として位置記憶領域33cに記
憶させる(S15)。このときのイメージは図11のよ
うになる。図11において、プラテン12は12個の領
域に等分割されている(図11では、各領域を丸付き数
字で示している。)。そして、CPU31は、キャリッ
ジ13を移動させながら、y1,y2,y3,・・・ ,y
12の各代表位置においてフォトリフレクタ11の出力
レベルを読み、それぞれV1,V2,V3,・・・ ,V1
2として電圧値記憶領域33aに記憶させる(S1
6)。ここで、図12に、線分X上に印刷媒体2がない
ときのフォトリフレクタ11の出力レベルと各代表値V
1〜V12の一例を示す。その後、CPU31は、キャ
リッジ13をホームポジションに戻す(S17)。
【0063】次に、CPU31は、V1〜V12のうち
の最大値V(max)を導き出した後(S18)、V(m
ax)>V(S)であるか否かを判断する(S19)。
V(max)>V(S)であるときは、印刷媒体2を検
出することができない。したがって、V(max)>V
(S)であるときは、ユーザーに対して、プリンタの電
源を落とし、プラテンの清掃、またはセンサーの交換が
必要である旨を表示部22に表示させる(S20)。こ
の場合は、S20の処理後、当該処理フローが終了す
る。
【0064】一方、S19において、V(max)>V
(S)でないと判断されるときは、CPU31は、印刷
媒体2の有無を検出するための閾値を設定する処理を行
う。具体的には、CPU31は、まず、VSLIMITをスレ
ッショルドレベルの設定可能範囲の上限値として、VSL
IMIT=(V(S)+V(max))÷2のように算出
し、電圧値記憶領域33aに記憶させる(S21)。こ
こで、図13に、線分X上に印刷媒体2があるときのフ
ォトリフレクタ11の出力レベルとVSLIMITの一例を示
す。次に、V1,V2,V3,・・・ ,V12の、中間値
V(mid)を導き出す(S22)。中間値V(mi
d)は、光学系のばらつきによりV1,V2,V3,・・
・ ,V12が大きくばらついても、値としてその系のN
レベルとして適当であるとみなすことが可能である。そ
の後、CPU31は、Vth=(V(S)−V(mi
d))をスレッショルドレベル導出定数として導出し、
電圧値記憶領域33aに記憶させる(S23)。そし
て、S23で導出したVthに基づいて、12個の各領
域の閾値S1,S2,S3,・・・ ,S12を、 S1=V1+Vth S2=V2+Vth : : S12=V12+Vth のように導出し、閾値記憶領域33bに記憶させる(S
24)。すなわち、S24において、図11に示す1〜
12の各領域のスレッショルドレベルが、Vthに基づ
いて算出されている。
【0065】その後、CPU31は、S24で導出した
閾値S1〜S12のうちで、いずれか一つでも、S21
で定めたVSLIMITを超えるものがあるか否かを判断する
(S25)。超えるものがないときは、S24で導出し
た各閾値は変更されることなく、そのまま確定する。一
方、超えるものがあるときは、VSLIMITを超える当該閾
値をVSLIMITと等値とし、閾値記憶領域33bに記憶さ
せる。たとえば閾値S2と閾値S3がVSLIMITを超える
ときは、これらの閾値をS2=S3=VSLIMITとして、
電圧値記憶領域33bに記憶させる。こうして、印刷媒
体2の有無を検出するための閾値が設定される。図14
にこうして設定された閾値の一例を示す。
【0066】次に、S27からS29において、印刷媒
体2の先端を検出する処理が行われる。具体的には、C
PU31は、まず、フォトリフレクタ11の検出スポッ
トがα領域内の所定位置にくるようにキャリッジを移動
させる(S27)。そして、フォトリフレクタ11の出
力レベルが当該領域の閾値を超えているか否かを判断す
る(S28)。フォトリフレクタ11の出力レベルが当
該領域の閾値を超えていないときには、CPU31は印
刷媒体2を印刷媒体搬送方向に微小距離だけ移動させた
後(S29)、S28の処理を繰り返す。フォトリフレ
クタ11の出力レベルがフォトリフレクタ11の存在す
る領域の閾値を越えるとき、フォトリフレクタ11の検
出スポットに印刷媒体2があるものと認識される。たと
えば、フォトリフレクタ11が図11における領域3に
ある場合には、CPU31は、フォトリフレクタ11の
出力レベルを閾値S3と比較し、フォトリフレクタ11
の出力レベルが閾値S3を超えるときに、フォトリフレ
クタ11の検出スポットに印刷媒体2があると認識す
る。S29において、フォトリフレクタ11の出力レベ
ルが当該閾値を超えていると判断されると、CPU31
は、印刷媒体位置カウンタ部343のカウント値を0に
リセットする(S30)。すなわち、印刷媒体2の先端
部の座標を印刷媒体位置カウンタ部34cのカウント値
で考えたとき、印刷媒体2の印刷媒体搬送方向に対する
送り量は印刷媒体位置カウンタ部34cのカウント値で
表され、ここでは、印刷媒体2の先端部の座標を0とし
ている。
【0067】次に、S31からS35にかけて、印刷媒
体2の右端部(プリンタを正面から見て)の座標を検出
する処理が行われる。キャリッジ移動方向の座標はキャ
リッジ位置カウンタ部34bのカウント値である。CP
U31は、まず、線分X上に印刷媒体2が存在すること
を保証するために、印刷媒体2を印刷媒体搬送方向に所
定の距離だけ移動させる(S31)。そして、フォトリ
フレクタ11の検出スポットがホームポジションに近い
側のプラテン端部に当たる位置までキャリッジ13を移
動させる(S32)。次に、CPU31は、フォトリフ
レクタ11の出力レベルが当該領域の閾値を超えている
か否かを判断する(S33)。ここで、当該領域の閾値
とは、キャリッジ位置カウンタ部342のカウント値
(キャリッジ13の座標値)を含む領域の閾値である。
たとえば、キャリッジ位置カウンタ部34bのカウント
値が領域3に含まれるときには、フォトリフレクタ11
の出力レベルを閾値S3と比較することになる。フォト
リフレクタ11の出力レベルが当該領域の閾値を超えて
いなければ、キャリッジ13を現在の位置から、ホーム
ポジションから遠ざかる方向に微小距離だけ移動させて
(S34)、S33の判断を繰り返す。フォトリフレク
タ11の出力レベルが当該領域の閾値を超えていれば、
CPU31は、フォトリフレクタ11の検出スポットに
印刷媒体2の右端があるものと認識する(印刷媒体2の
右端を検出する)。そして、S33にてフォトリフレク
タ11の出力レベルが当該領域の閾値を超えていると判
断されるときは、CPU31は、そのときのキャリッジ
位置カウンタ部34bのカウント値を印刷媒体2の右端
の座標として位置記憶領域33cに記憶させる(S3
5)。すなわち、フォトリフレクタ11が印刷媒体2の
右端部を読んだときのキャリッジ位置カウンタ部342
の値を、印刷媒体2の右端部の座標として記憶している
のである。
【0068】また、S36からS39にかけて、印刷媒
体2の左端部(プリンタを正面から見て)の座標を検出
する処理が行われる。CPU31は、まず、フォトリフ
レクタ11の検出スポットがホームポジションから遠い
側のプラテン端部に当たる位置までキャリッジ13を移
動させる(S36)。次に、CPU31は、フォトリフ
レクタ11の出力レベルが当該領域の閾値を超えている
か否かを判断する(S37)。フォトリフレクタ11の
出力レベルが当該領域の閾値を超えていなければ、キャ
リッジ13を現在の位置から、ホームポジションに近づ
く方向に微小距離だけ移動させて(S38)、S37の
判断を繰り返す。S37にてフォトリフレクタ11の出
力レベルが当該領域の閾値を超えていると判断されると
きは、CPU31は、そのときのキャリッジ位置カウン
タ部342のカウント値を印刷媒体2の左端の座標とし
て位置記憶領域33cに記憶させる(S39)。
【0069】S39までの処理により、印刷媒体2の先
端部の座標と印刷媒体2の両端部の座標がそれぞれ印刷
媒体位置カウンタ部34c及び位置記憶領域33cに記
憶されたことになる。そして、CPU31がキャリッジ
13をホームポジションに戻すと(S40)、図7、図
8、図9及び図10に示す処理が終了する。
【0070】本実施形態のインクジェットプリンタで
は、プラテンをキャリッジの移動方向に沿って複数の領
域に区分し、その区分された各領域毎に、印刷媒体の有
無を判断するための閾値を算出することにより、プラテ
ンの位置による反射率のばらつきに対応させて閾値を設
定することができるので、かかる反射率のばらつきに起
因した印刷媒体の誤検出をなくし、印刷媒体を正確に検
出することができる。
【0071】尚、本発明は上記の実施形態に限定される
ものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が
可能である。
【0072】上記の実施形態では、印刷媒体の反射率が
プラテンの反射率よりも高い場合について説明したが、
印刷媒体の種類やプラテンの材質等によっては、逆に、
プラテンの反射率が印刷媒体の反射率よりも高いことが
ある。当然のことながら、かかる場合にも、本実施形態
のインクジェットプリンタを用いることにより、印刷媒
体を正確に検出することができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明のインクジェ
ットプリンタによれば、プラテンをキャリッジの移動方
向に沿って複数の領域に区分し、その区分された各領域
毎に、印刷媒体の有無を判断するための閾値を算出する
ことにより、プラテンの位置による反射率のばらつきに
対応させて閾値を設定することができるので、かかる反
射率のばらつきに起因した印刷媒体の誤検出をなくし、
印刷媒体を正確に検出することができる。
【0074】また、本発明のインクジェットプリンタの
印刷媒体検出方法によれば、同様に、プラテンの位置に
よる反射率のばらつきに対応させて閾値を設定すること
ができるので、かかる反射率のばらつきに起因した印刷
媒体の誤検出をなくし、印刷媒体を正確に検出すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は従来のインクジェットプリンタの概略
平面図、(b)は印刷媒体が存在するときのフォトリフ
レクタの出力レベルと印刷媒体が存在しないときのフォ
トリフレクタの出力レベルとの一例を示す図である。
【図2】本発明のインクジェットプリンタにおける閾値
設定機能を説明するための図である。
【図3】本発明の一実施形態であるインクジェットプリ
ンタの概略平面図である。
【図4】図3のインクジェットプリンタを線分Aにおい
て切断したときの概略断面図である。
【図5】本実施形態のインクジェットプリンタにおける
エンジンコントローラの概略構成図である。
【図6】(a)はそのエンジンコントローラのASIC
の概略構成図、(b)はそのエンジンコントローラのS
DRAMの概略構成図である。
【図7】本実施形態のインクジェットプリンタおいて印
刷媒体の検出プロセスを説明するためのフローチャート
である。
【図8】本実施形態のインクジェットプリンタおいて印
刷媒体の検出プロセスを説明するためのフローチャート
である。
【図9】本実施形態のインクジェットプリンタおいて印
刷媒体の検出プロセスを説明するためのフローチャート
である。
【図10】本実施形態のインクジェットプリンタおいて
印刷媒体の検出プロセスを説明するためのフローチャー
トである。
【図11】印刷媒体の有無を判断するための閾値の設定
方法を説明するための図である。
【図12】印刷媒体の有無を判断するための閾値の設定
方法を説明するための図である。
【図13】印刷媒体の有無を判断するための閾値の設定
方法を説明するための図である。
【図14】印刷媒体の有無を判断するための閾値の設定
方法を説明するための図である。
【符号の説明】
2・・・ 印刷媒体、11・・・ フォトリフレクタ、12・・・
プラテン、13・・・ キャリッジ、13a・・・ 遮光体、1
4・・・ キャリッジ駆動装置、15・・・ キャリッジベル
ト、16・・・ キャリッジレール、17・・・ 印刷媒体搬送
装置、17a・・・ローラー、18・・・ ホームポジション
センサー、19・・・ キャリッジ位置検出装置、20a〜
20d・・・ 第一メディアセンサー、21a〜21d・・・
第二メディアセンサー、22・・・ 表示部、30・・・ エン
ジンコントローラ、31・・・ CPU、32・・・ EEPR
OM、33・・・ SDRAM、33a・・・ 電圧値記憶領
域、33b・・・ 閾値記憶領域、33c・・・ 位置記憶領
域、34・・・ ASIC、34a・・・ キャリッジモーター
制御部、34b・・・ キャリッジ位置カウンタ部、34c
・・・ 印刷媒体位置カウンタ部、101・・・ フォトダイオ
ード、102・・・ フォトトランジスタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷媒体を載置するプラテンと、 発光部から発した光の反射光が受光部に到達したときに
    当該反射光の光量に応じた信号を出力するフォトリフレ
    クタと、 前記フォトリフレクタを搭載しており、前記プラテンの
    上方を所定の方向に往復移動するキャリッジと、 前記キャリッジを移動するためのキャリッジ駆動手段
    と、 前記印刷媒体を前記キャリッジの移動方向に直交する方
    向に搬送する印刷媒体搬送手段と、 前記キャリッジ駆動手段及び前記印刷媒体搬送手段を制
    御する制御手段と、 前記フォトリフレクタの前記プラテンに対する相対的な
    位置を検出する位置検出手段と、 前記プラテンが前記キャリッジの移動方向に沿って複数
    の領域に区分され、その区分された前記各領域毎に代表
    位置が設定されており、前記印刷媒体が前記フォトリフ
    レクタの発光部からの光の照射範囲内に存在しないとき
    の、前記各代表位置における前記フォトリフレクタの出
    力値を記憶する第一記憶手段と、 前記印刷媒体が前記フォトリフレクタの発光部からの光
    の照射範囲内に存在するときの、前記印刷媒体の所定位
    置における前記フォトリフレクタの出力値を記憶する第
    二記憶手段と、 前記第一記憶手段に記憶された各出力値と前記第二記憶
    手段に記憶された出力値とに基づいて、前記各領域毎
    に、前記印刷媒体の有無を判断するための閾値を算出す
    る閾値算出手段と、 前記閾値算出手段で得られた前記各領域毎の前記閾値を
    記憶する第三記憶手段と、 を備え、前記制御手段は、前記キャリッジを移動させな
    がら前記フォトリフレクタの出力値に基づいて前記印刷
    媒体の有無を検出する際に、前記位置検出手段で検出さ
    れた前記フォトリフレクタの位置が含まれる前記領域に
    対応する前記閾値を前記第三記憶手段から読み出し、前
    記フォトリフレクタの出力値をその読み出した前記閾値
    と比較し、その比較結果の大小関係に基づいて、前記印
    刷媒体が当該位置に存在するか否かの判断を行うことを
    特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 印刷媒体を載置するプラテンと、発光部
    から発した光の反射光が受光部に到達したときに当該反
    射光の光量に応じた信号を出力するフォトリフレクタ
    と、前記フォトリフレクタを搭載しており、前記プラテ
    ンの上方を所定の方向に往復移動するキャリッジと、前
    記フォトリフレクタの前記プラテンに対する相対的な位
    置を検出する位置検出手段とを有するインクジェットプ
    リンタの印刷媒体検出方法であって、 前記プラテンを前記キャリッジの移動方向に沿って複数
    の領域に区分し、その区分された前記各領域毎に代表位
    置を設定する工程と、 前記印刷媒体が前記フォトリフレクタの発光部からの光
    の照射範囲内に存在しないときの、前記各代表位置にお
    ける前記フォトリフレクタの出力値を取得し、第一記憶
    手段に記憶する工程と、 前記印刷媒体が前記フォトリフレクタの発光部からの光
    の照射範囲内に存在するときの、前記印刷媒体の所定位
    置における前記フォトリフレクタの出力値を取得し、第
    二記憶手段に記憶する工程と、 前記第一記憶手段に記憶された各出力値と前記第二記憶
    手段に記憶された出力値とに基づいて、前記各領域毎
    に、前記印刷媒体の有無を判断するための閾値を算出
    し、第三記憶手段に記憶する工程と、 前記キャリッジを移動しながら、前記位置検出手段で検
    出された前記フォトリフレクタの位置が含まれる前記領
    域に対応する前記閾値を前記第三記憶手段から読み出
    し、前記フォトリフレクタの出力値をその読み出した前
    記閾値と比較し、その比較結果の大小関係に基づいて、
    前記印刷媒体が当該位置に存在するか否かの判断を行う
    ことにより、前記印刷媒体を検出する工程と、 を具備することを特徴とするインクジェットプリンタの
    印刷媒体検出方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015189191A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置
CN111923612A (zh) * 2020-06-29 2020-11-13 厦门汉印电子技术有限公司 一种缺纸阈值的学习方法、装置、设备及可读存储介质
CN113844183A (zh) * 2021-06-30 2021-12-28 厦门汉印电子技术有限公司 一种打印机及其打印介质的定位装置和定位方法

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