JP2005169948A - カラー感熱プリンタ - Google Patents

カラー感熱プリンタ Download PDF

Info

Publication number
JP2005169948A
JP2005169948A JP2003415651A JP2003415651A JP2005169948A JP 2005169948 A JP2005169948 A JP 2005169948A JP 2003415651 A JP2003415651 A JP 2003415651A JP 2003415651 A JP2003415651 A JP 2003415651A JP 2005169948 A JP2005169948 A JP 2005169948A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
fixing
recording paper
magenta
color
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003415651A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoo Morikawa
源生 森川
Atsushi Nagata
敦 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2003415651A priority Critical patent/JP2005169948A/ja
Publication of JP2005169948A publication Critical patent/JP2005169948A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

【課題】 印画中に定着光源を点灯させても正確に記録紙の端部検出が可能なカラー感熱プリンタを安価に提供する。
【解決手段】 光定着器26の近傍には、記録紙11の側端縁を検出する端部検出センサ37が配置されている。端部検出センサ37は、発光部37aから発光され、記録紙11で反射したセンサ光を、複数のCCD素子39からなる受光部37bで受光して、記録紙11の側端縁を検出する。受光部37bには、紫外光をカットするUVカットフイルタ41が設けられている。受光部37bは、光定着器26の発光面と対面しており、マゼンタ用定着ランプ28からマゼンタ定着光の照射を受ける。UVカットフイルタ41によってマゼンタ定着光に含まれる紫外光がカットされるので、サーマルヘッド22による印画中にマゼンタ用定着ランプ28を点灯させても、端部検出センサ37は正常に動作する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、カラー感熱記録紙を加熱して発色記録した後、定着光を照射して光定着するカラー感熱プリンタに関するものである。
支持体上に、イエロー,マゼンタ,シアンの各色に発色する感熱発色層を順次層設したカラー感熱記録紙(以下、単に記録紙という)を用い、この記録紙をサーマルヘッドで加熱して3色の画像を面順次に記録することによりフルカラー画像を得るカラー感熱プリンタが知られている。サーマルヘッドは、多数の発熱素子を主走査方向(記録紙の幅方向)に配列した発熱素子アレイを備えており、加熱は、発熱素子アレイを記録紙に圧接させた状態で該記録紙を前記主走査方向と直交する副走査方向に搬送させながら行われる。
各色の感熱発色層は、層設された順番によって深層の感熱発色層ほど熱感度が低く、最上層のイエロー感熱発色層が最も低い熱エネルギーで発色し、最下層のシアン感熱発色層が最も高い熱エネルギーで発色し、中間のマゼンタ感熱発色層はその中間の熱エネルギーで発色する。また、より深層の感熱発色層を加熱したときに上層の感熱発色層が発色することがないように、イエロー感熱発色層とマゼンタ感熱発色層には、それぞれに特有な波長域の光に対する光定着性が付与されており、イエロー及びマゼンタの各感熱発色層は、定着光源からそれぞれ特有な波長の定着光が照射されると、その発色能力が消失する。
プリント処理は、まず、最上層のイエロー感熱発色層をサーマルヘッドにより加熱してイエロー画像が熱記録される。この後、イエロー用の定着光源からイエロー定着光を照射して熱記録済みのイエロー感熱発色層を光定着する。このイエロー画像の熱記録及び光定着の後、サーマルヘッドによりマゼンタ画像の熱記録を行った後、マゼンタ用の定着光源からマゼンタ定着光を照射してマゼンタ感熱発色層が光定着される。そして、最後に、シアン画像を熱記録することによりフルカラー画像が得られる。
イエロー定着光の波長域は、マゼンタ定着光の波長域と一部重なるため、イエロー用定着光源の発光強度は、マゼンタ感熱発色層に影響を及ぼさないように調節されるが、シアン感熱発色層は光定着性を備えていないので、マゼンタの定着時には、マゼンタ用定着光源はフル発光される。記録紙が受光する定着光量は、定着光源の発光強度と記録紙の搬送速度に応じて決まるので、マゼンタ用定着光源の発光強度が強ければ強いほど、記録紙の搬送速度を上げることができる。これにより、プリント時間が短縮される。また、照射時間が長ければ、その分記録紙の搬送速度も上げることができるので、さらに、プリント時間を短縮化することができる。例えば、シアン印画が開始された後もマゼンタ定着光源を消灯せずに、引き続きマゼンタ定着光を照射し続ければ、その分、シアン印画前の記録紙の搬送速度を上げることができるので、プリント時間の短縮につながる。
ところで、このような感熱プリンタの中には、縁なしプリントを得るために、記録紙の側端に余白を残すことなく記録紙の幅いっぱいに画像を記録するモデルがある(例えば、特許文献1参照)。記録紙の幅には、裁断の精度等により、規定幅との間に誤差があるため、このモデルでは、記録紙の規定幅よりも発熱素子アレイを長くするとともに、記録紙の端縁を検出する端部検出センサによって記録紙の側端を検出して、側端に対応する位置を特定しながら、印画を行っている。また、発熱素子アレイの記録紙と接していない部分を発熱させると、その部分のダメージが大きいため、特定した端縁位置よりも外側に位置する発熱素子は、その駆動が停止される。
端部検出センサは、例えば、受光部を構成するCCDセンサと、センサ光源を構成するLEDとからなり、LEDから記録紙の側端部にセンサ光を照射してその反射光を前記CCDセンサで受光することにより記録紙の端縁の位置を検出する。
特開平9−272217号公報
しかしながら、前記CCDセンサを、配置スペースの制約から、マゼンタ定着光源の近傍に配置せざるを得ない場合があり、その場合には、上述したシアン印画開始後にマゼンタ定着を継続することができないという問題があった。というのは、前記CCDセンサの受光感度の分光スペクトルには、マゼンタ定着光の波長域(紫外領域)も含まれているため、CCDセンサは、センサ光に加えてマゼンタ定着光にも反応する。このため、シアン印画中に、マゼンタ定着光源を点灯させると、CCDセンサがマゼンタ定着光の影響を受けて、正確な端部検出ができなかった。
そこで、紫外光に反応しないCCD素子を用いることも考えられるが、そうしたCCD素子は特殊なものであり、コストが非常に高くなってしまうので、コスト面の制約から、採用することはできない。
本発明は、印画中に定着光源を点灯させても正確に記録紙の端部検出が可能なカラー感熱プリンタを安価に提供することを目的とする。
本発明は、イエロー,マゼンタ,シアンの3色に発色する各感熱発色層が順次層設され、イエロー及びマゼンタの感熱発色層は、それぞれ特有な波長域の定着光による光定着性を備えたカラー感熱記録紙を用い、このカラー感熱記録紙を搬送させながら、サーマルヘッドにより各感熱発色層を加熱して各色の画像を順次熱記録するとともに、記録済みのイエロー及びマゼンタの各感熱発色層に対して、それぞに特有な波長域の定着光を照射するイエロー及びマゼンタの各定着光源によって光定着を施すカラー感熱プリンタにおいて、前記サーマルヘッドによる印画中に、カラー感熱記録紙の側端部にセンサ光源からセンサ光を照射し前記側端部で反射したセンサ光を受光することにより該記録紙の側端縁を検出する端部検出センサを備えており、この端部検出センサの受光部には、前記各定着光源が発光する定着光のうち、センサ光の検出に際してノイズとなる少なくとも一部の波長域の光をカットするフイルタが設けられていることを特徴とする。
なお、前記フイルタは、前記センサ光を透過し、前記定着光に含まれる紫外光をカットするUVカットフイルタであることが好ましい。
なお、前記端部検出センサとしてCCDセンサを使用し、このCCDセンサからの出力レベルがピーク値を越えないように読み取り周期を制御することが好ましい。
本発明のカラー感熱プリンタは、サーマルヘッドによる印画中に、カラー感熱記録紙の側端部にセンサ光源からセンサ光を照射し前記側端部で反射したセンサ光を受光することにより該記録紙の側端縁を検出する端部検出センサを備えており、この端部検出センサの受光部には、前記各定着光源が発光する定着光のうち、センサ光の検出に際してノイズとなる少なくとも一部の波長域の光をカットするフイルタが設けられているから、印画中に定着光源を点灯させても正確に記録紙の端部検出が可能なカラー感熱プリンタを安価に提供することができる。
図1に示すカラー感熱プリンタ10には、長尺の記録紙11をロール状に巻いた記録紙ロール12が装填される。記録紙11は、周知のように、支持体上にシアン感熱発色層、マゼンタ感熱発色層、イエロー感熱発色層が順次層設されている。最上層となるイエロー感熱発色層は熱感度が最も高く、小さな熱エネルギーでイエローに発色する。最下層となるシアン感熱発色層は熱感度が最も低く、大きな熱エネルギーでシアンに発色する。また、イエロー感熱発色層は、発光波長のピークが約420nmの青紫色の可視光であるイエロー定着光が照射されたときに発色能力が消失する。マゼンタ感熱発色層は、イエロー感熱発色層とシアン感熱発色層との中間程度の熱エネルギーでマゼンタに発色し、発光波長のピークが約365nmの近紫外線であるマゼンタ定着光が照射されたときに発色能力が消失する。
給紙ローラ13は、記録紙ロール12と当接して、記録紙ロール12を回転させることにより、該ロール12から記録紙11の先端を、搬送路に引き出す。給紙ローラ13の下流側には、キャプスタンローラ14とピンチローラ15とからなる搬送ローラ16が配置されている。搬送ローラ16は、記録紙11をニップした状態で送り方向と戻し方向とに搬送する。搬送路は、図示しないガイド部材によって構成されており、記録紙11は、このガイド部材に進路を案内されながら搬送される。
給紙ローラ13及び搬送ローラ16は、搬送モータ17により正逆両方向に回転駆動される。搬送モータ17は、モータドライバ18を介してコントローラ21により回転速度及び回転量が制御される。搬送モータ17としては、例えば、与えられたパルス数に応じて回転量が決定するステッピングモータが使用されており、コントローラ21は、搬送モータ17へ与える駆動パルスをカウントすることによって、記録開始位置、カット位置などの記録紙11の位置及びその搬送量を特定する。
搬送ローラ16の下流側には、サーマルヘッド22が配置されている。サーマルヘッド22は、周知のように、多数の発熱素子を主走査方向に配列した発熱素子アレイ22aを備えており、この発熱素子アレイ22aを記録紙11に圧接させた状態で、各発熱素子を発熱させ記録紙11に画像データの階調値に応じた熱エネルギーを与える。発熱素子アレイ22aは、記録紙11の規定幅より僅かに長く形成されており、こうすることで、記録紙11の幅が規定幅よりも多少広くても、記録紙11の側端縁まで印画できるようにしている。このサーマルヘッド22は、コントローラ21から送られる画像データに基づいてヘッドドライバ24によって駆動される。
サーマルヘッド22と対向する位置には、記録紙11を裏面から支持するプラテンローラ23が配置されている。プラテンローラ23は、記録紙11の搬送に応じて従動回転し、記録紙11と発熱素子アレイ22aとの接触状態を安定させる。
このサーマルヘッド22による熱記録は、記録エリアをサーマルヘッド22を通過させた後、記録紙11を戻し方向に搬送しながら行われる。この印画時には、後述する端部検出センサ37を動作させて、このセンサ37により記録紙11の両側端縁を検出して、発熱素子アレイ22aの駆動範囲が特定される。
サーマルヘッド22の送り方向下流側には、光定着器26が配置されている。光定着器26は、イエロー用定着ランプ27,マゼンタ用定着ランプ28,リフレクタ29からなる。イエロー用定着ランプ27は、前記イエロー定着光を放射し、マゼンタ用定着ランプ28は、前記マゼンタ定着光を放射する。各定着ランプ27,28としては、例えば、蛍光ランプが使用される。
コントローラ21は、ランプドライバ31を介して各定着ランプ27,28の点灯を制御する。イエロー用定着ランプ27については、その発光強度がマゼンタ感熱発色層に影響を及ぼさないように調光される。マゼンタ用定着ランプ28は、フル発光される。各感熱発色層の光定着に必要な定着光量は、記録紙11の搬送速度と、定着ランプの発光強度とに応じて決まる。コントローラ21は、各感熱発色層の光定着に必要な定着光量が得られるように、搬送モータ17の回転速度を制御することによって、光定着時の搬送速度を、各定着ランプ27,28の発光強度に応じて調節する。
イエロー画像の光定着は、イエロー画像の熱記録が終了した後、イエロー用定着ランプ27を点灯させ、記録エリアを熱記録時とは逆に送り方向に搬送しながら行われる。その後、記録エリアを戻し方向に搬送させながらマゼンタ画像の熱記録が開始されるが、この時には、イエロー用定着ランプ27は消灯される。マゼンタ画像の熱記録が終了すると、マゼンタ用定着ランプ28を点灯させ、記録エリアを送り方向に搬送しながらマゼンタの光定着が開始される。記録エリアが光定着器26を通過した後、搬送方向を戻し方向に逆転させてシアン画像の熱記録が開始される。このシアン画像の熱記録は、マゼンタ用定着ランプ28を消灯せずに、点灯させたまま行われる。こうすることで、マゼンタ定着光の照射時間が長くなり、その分、マゼンタ定着時の記録紙11の搬送速度を上げることができるので、プリント処理時間が短縮される。
光定着器26の下流側には、カッタ32が配置されている。カッタ32は、熱記録及び定着が終了した記録紙11の記録済み部分を1枚のシートに切断する。切断されたシートは排紙口からプリンタ外へ排紙される。カッタ32は、コントローラ21に接続されたカッタドライバ33を介してカッタモータ34によって駆動される。記録紙11の未記録部分は、記録紙ロール12へ巻き戻される。
サーマルヘッド22と、光定着器26との間には、先端検出センサ36が設けられている。先端検出センサ36は、記録紙11の先端を検出して、記録紙11が給紙されたことを検出する。先端検出センサ36は、例えば、フォトセンサが使用される。コントローラ21は、先端検出センサ36によって記録紙11の先端位置を検出して、その検出位置を基準位置として搬送モータ17のパルス数をカウントすることにより記録紙11の位置を制御する。
先端検出センサ36の下流側には、記録紙11の側端縁を検出する端部検出センサ37が設けられている。図2(A)に示すように、端部検出センサ37は、記録紙11の両側端部と対面する位置に1つずつ設けられている。端部検出センサ37は、センサドライバ38を介して、コントローラ21によって制御される。この端部検出センサ37は、サーマルヘッド22による熱記録中に動作して、記録紙11の側端位置をコントローラ21に知らせる。この端部検出センサ37は、配置スペースの制約から、マゼンタ用定着ランプ28の近傍に配置されており、その受光面が光定着器26の発光面と対面するように配置される。
図2(B)に示すように、端部検出センサ37は、複数のCCD素子39が配列された受光部37aと、センサ光を発光する発光部37bとからなる。センサ光の光源としては、例えば、LEDが使用される。受光部37aと発光部37bとは、CCD素子39とLEDとがそれぞれケースに取り付けられることによって一体化されている。発光部37bが発光するセンサ光は、記録紙11の裏面の側端部に照射され、記録紙11で反射した反射光が受光部37aに入射する。記録紙11の側端縁よりも内側に位置するCCD素子39には、反射光が入射するが、記録紙11外側に位置するCCD素子39には、反射光は入射しない。コントローラ21は、各CCD素子39からの出力レベルに基づいて、記録紙11の側端縁の位置を特定し、その位置に応じて、記録紙11の幅いっぱいに印画が行われるようにサーマルヘッド22を制御する。また、記録紙11の端縁から外れる発熱素子については、発熱を停止させる。これにより、発熱素子に与えるダメージを軽減する。
また、受光部37aには、センサ光を透過して、紫外光をカットする特性を持つUVカットフイルタ41が設けられている。UVカットフイルタ41は、受光部37aの全面を覆う。このUVカットフイルタ41を設けることで、シアン印画中にマゼンタ用定着ランプ28を点灯させても、端部検出センサ37が正常に機能するようにしている。
図3に示すように、CCD素子39の受光感度は、紫外領域から赤外領域に至るまで幅広い分光特性を備えている。マゼンタ用定着ランプ28の分光特性は、波長が約365nmに発光ピークを有する。UVカットフイルタ41は、約400nm以下の紫外領域の光をカットするとともに、約500nm以上の波長域の光を透過する特性を持つ。このため、UVカットフイルタ41を設けることにより、マゼンタ定着光に含まれ、センサ光の検出に際してノイズとなる紫外光がカットされて、受光部37aへの入射が阻止される。発光部37bが発光するセンサ光のピーク波長は、約550nmであるため、シアン印画中(端部検出センサ動作中)にマゼンタ定着光を点灯させても、そのマゼンタ定着光の入射が抑制されることで、正確な端部検出が可能となる。
しかし、マゼンタ用定着ランプ28が放射する光には、約550nm付近の波長の光も含まれており、しかも、その付近の光強度は、発光ピークとなる約365nmの波長域には及ばないものの、その他の領域と比較するとかなり高い。この約550nm付近の光は、センサ光の波長域と重なるため、UVカットフイルタ41を透過して受光部37bに入射する。センサ光に加えて、マゼンタ用定着ランプ28からの光が入射すると、CCD素子39の電荷蓄積量がすぐに飽和してしまう。端縁付近に位置する複数のCCD素子39が飽和してしまうと、端部検出が不可能になるので、これを防止するために、コントローラ21は、受光部37aの読み取り周期(電荷転送周期)を制御している。
コントローラ21は、各CCD素子39のいずれかの出力レベルがピーク値(飽和点に達するレベル)に達するか否かを監視して、そのピーク値に達する直前でCCD素子39からの電荷転送が行われるように読み取り周期を制御する。こうすれば、各CCD素子39の出力レベルの差から、センサ光の出力レベルを検出することができるので、正確な端部検出が可能となる。
以下、上記構成による作用について図4に示すフローチャートを参照しながら説明する。プリント指示が与えられると、給紙ローラ13が回転して記録紙11が給紙される。記録紙11は送り方向へ搬送されて、いったんその記録エリアの全面がサーマルヘッド22を通過するまで送り方向に搬送される。そして、記録紙11を戻し方向に搬送しながらイエロー画像の熱記録が行われる。イエロー画像の熱記録が終了すると、イエロー用定着ランプ27が点灯し、記録紙11が送り方向へ搬送されて、イエロー感熱発色層の光定着が開始される。記録エリアが光定着器26を通過すると、イエロー用定着ランプ27が消灯し、イエローの光定着が終了する。
イエローの光定着が終了すると、記録紙11を再び戻し方向に搬送しながらマゼンタ画像の熱記録が行われる。マゼンタ画像の熱記録が終了すると、マゼンタ用定着ランプ28が点灯し、再び記録紙11が送り方向に搬送されながらマゼンタ感熱発色層の光定着が行われる。
記録紙エリアがマゼンタ用定着ランプ28を通過すると、記録紙11の搬送方向が戻し方向に逆転されて、シアン画像の熱記録が開始される。このシアン画像の熱記録が開始された後も、マゼンタ用定着ランプ28は点灯を継続して、マゼンタ定着光が記録エリアに照射される。シアン画像の熱記録が終了し、マゼンタ用定着ランプ28が消灯すると、記録紙11は送り方向に搬送されてカッタ32に送られて、切断されたシートが排紙される。
上記実施形態では、端部検出センサのノイズを含む光をマゼンタ定着光とし、端部検出センサの受光部に、マゼンタ定着光のうち紫外光をカットするUVカットフイルタを設けた例で説明したが、フイルタは、センサ光の波長、受光部の分光特性、端部検出センサへ向けて放射される定着光源の分光特性等を考慮して、適宜選択される。例えば、センサ光のセンサ光源として紫外光を発光するものを使用し、このセンサの受光部に向けて放射されるイエロー定着光をカットしたいような場合には、フイルタとしては、イエロー定着光をカットする特性を持つものが選択される。
上記実施形態では、各定着光の光源として、蛍光ランプを使用した例で説明したが、定着光源としては、蛍光ランプ以外にもLEDやEL(エレクトロルミネセンス)など各種のものが考えられ、これらのうちいずれを使用しても本発明を適用することができる。
カラー感熱プリンタの概略構成図である。 端部検出部の説明図である。 マゼンタ用定着ランプの発光強度、UVカットフイルタの透過率、CCDセンサの受光感度、センサ用LEDの発光強度のそれぞれの分光特性を示す説明図である。 プリント手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 カラー感熱プリンタ
11 カラー感熱記録紙
22 サーマルヘッド
22a 発熱素子アレイ
26 光定着器
27 イエロー用定着ランプ
28 マゼンタ用定着ランプ
37 端部検出センサ
37a 受光部
37b LED
41 UVカットフイルタ

Claims (3)

  1. イエロー,マゼンタ,シアンの3色に発色する各感熱発色層が順次層設され、イエロー及びマゼンタの感熱発色層は、それぞれ特有な波長域の定着光による光定着性を備えたカラー感熱記録紙を用い、このカラー感熱記録紙を搬送させながら、サーマルヘッドにより各感熱発色層を加熱して各色の画像を順次熱記録するとともに、記録済みのイエロー及びマゼンタの各感熱発色層に対して、それぞに特有な波長域の定着光を照射するイエロー及びマゼンタの各定着光源によって光定着を施すカラー感熱プリンタにおいて、
    前記サーマルヘッドによる印画中に、カラー感熱記録紙の側端部にセンサ光源からセンサ光を照射し前記側端部で反射したセンサ光を受光することにより該記録紙の側端縁を検出する端部検出センサを備えており、この端部検出センサの受光部には、前記各定着光源が発光する定着光のうち、センサ光の検出に際してノイズとなる少なくとも一部の波長域の光をカットするフイルタが設けられていることを特徴とするカラー感熱プリンタ。
  2. 前記フイルタは、前記センサ光を透過し、前記定着光に含まれる紫外光をカットするUVカットフイルタであることを特徴とする請求項1記載のカラー感熱プリンタ
  3. 前記端部検出センサとしてCCDセンサを使用し、このCCDセンサからの出力レベルがピーク値を越えないように読み取り周期を制御することを特徴とする請求項1又は2記載のカラー感熱プリンタ。
JP2003415651A 2003-12-12 2003-12-12 カラー感熱プリンタ Pending JP2005169948A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003415651A JP2005169948A (ja) 2003-12-12 2003-12-12 カラー感熱プリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003415651A JP2005169948A (ja) 2003-12-12 2003-12-12 カラー感熱プリンタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005169948A true JP2005169948A (ja) 2005-06-30

Family

ID=34735069

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003415651A Pending JP2005169948A (ja) 2003-12-12 2003-12-12 カラー感熱プリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005169948A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005169948A (ja) カラー感熱プリンタ
JP3467128B2 (ja) 感熱プリンタの定着装置
JP3494790B2 (ja) カラー感熱プリンタ
JP3467127B2 (ja) カラー感熱プリンタ
JP2005178093A (ja) プリンタ、記録紙情報読み取り方法、記録紙残量検出方法及び記録紙ロール
JP2005262761A (ja) カラー感熱プリント方法
JP2005329640A (ja) プリンタ
JP2005349743A (ja) プリンタ
JPH09314873A (ja) カラー感熱プリント方法
JP3494766B2 (ja) カラー感熱プリンタの光定着方法
JP3553737B2 (ja) 光定着装置
JP2005271207A (ja) サーマルプリンタ
JP2005342999A (ja) 光源、およびカラー感熱プリンタ
JP2004058653A (ja) プリンタ
JP2004299191A (ja) カラープリンタ
JP2006305985A (ja) 感熱プリンタ
JP2004050696A (ja) 光定着装置
JP2003080745A (ja) サーマルプリンタ及びサーマルプリント方法
JP2006069128A (ja) 光定着器の制御方法及びプリンタ
JP2004142213A (ja) カラー感熱プリンタ
JP2005313482A (ja) カラー感熱プリンタおよびカラー感熱プリント方法
JP2002187353A (ja) カラー感熱記録紙
JP2001054957A (ja) カラー感熱プリンタ
JP2006088655A (ja) カラープリンタ及びその色ずれ補正方法
JP2005349740A (ja) プリンタ