JP2005169691A - インキ終了検知式筆記具 - Google Patents

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Yukinori Sawa
澤  幸儀
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【課題】
軸筒内のインキ吸蔵体に含浸されたインキを筆記部となるペン先に供給する筆記具のインキ終了サインを検知するメカニズムを改良して、インキの終了サインを段階的に、かつ簡単に検知するインキ終了検知式筆記具を提供することを目的とする。
【解決手段】
軸筒10内のインキ吸蔵体20、21に含浸されたインキを筆記部となるペン先40に供給する筆記具であり、上記インキ吸蔵体が2つ以上あり、該インキ吸蔵体20、21を視認性を有するインキ誘導管30を介してそれぞれ連結し、該インキ吸蔵体20、21に含浸されたインキをそれぞれのインキ誘導管30を介してペン先40に供給するとともに、軸筒後部のインキ吸蔵体20から軸筒先部のインキ吸蔵体21まで順番に、インキ吸蔵体20、21のインキ終了サインを軸筒10に形成した視認部12を介してそれぞれのインキ誘導管30を視認することにより検知することができるようにしてなる。
【選択図】
図1

Description

本発明は、軸筒内のインキ吸蔵体に含浸されたインキを筆記部となるペン先に供給する筆記具に関し、更に詳しくは、この構造においてインキの終了サインを段階的に、かつ簡単に検知することができるインキ終了検知式筆記具に関する。
従来、軸筒内のインキ吸蔵体に含浸されたインキを筆記部となるペン先に供給する筆記具、所謂中綿式筆記具においては、今までインキの終了サインを簡単かつ正確に検知することができる機構を具備した筆記具はないのが現状である。
本出願人は、これを解決するために、新しく効果的な機構を発明して提案している。(例えば、特許文献1)
しかしながら、特許文献1については、ペン芯とインキ吸蔵体を視認性を有するインキ誘導管を介して連結し、軸筒の視認部を介してインキ吸蔵体からのインキの終了サインを視認することにより検知するメカニズムであるが、ペン芯とインキ誘導管が連結しているため、インキ誘導管内のインキが切れてしまうと、直ぐにカスレて書けなくなるので、新しい筆記具のストックがない場合に困ってしまうことがある。
特願2002−138517号(特許請求の範囲等)
本発明は、上記特許文献1のようなメカニズムを改良し、インキ誘導管内のインキが切れてもすぐにはカスレず、インキの終了が近いことを予告する機能、また段階的にインキの終了時期を告知することができるインキ終了検知式筆記具を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題等に鑑み、これを解決しようとするものであり、軸筒内に2つ以上のインキ吸蔵体を配し、該インキ吸蔵体同志を視認性を有するインキ誘導管でそれぞれ連結することによって、本発明を完成するに至ったのである。
すなわち、本発明のインキ終了検知式筆記具は、次の(1)〜(3)に存する。
(1)軸筒内のインキ吸蔵体に含浸されたインキを筆記部となるペン先に供給する筆記具であり、上記インキ吸蔵体が2つ以上あり、該インキ吸蔵体同志を視認性を有するインキ誘導管を介してそれぞれ連結し、該インキ吸蔵体に含浸されたインキをそれぞれのインキ誘導管を介してペン先に供給するとともに、インキ吸蔵体のインキ終了サインを軸筒に形成した視認部を介してそれぞれのインキ誘導管を視認することにより検知することができるようにしたことを特徴とするインキ終了検知式筆記具。
(2)軸筒先部のペン先部に近接したインキ吸蔵体とペン先部とを視認性を有するインキ誘導管を介して連結し、最終的なインキ吸蔵体からのインキ終了サインを軸筒先部に形成した視認部を介して視認し検知するようになしたことを特徴とする(1)に記載のインキ終了検知式筆記具。
(3)軸筒後部のインキ吸蔵体から軸筒先部のインキ吸蔵体まで順番にインキ終了サインを軸筒に形成した視認部を介してそれぞれのインキ誘導管を視認することにより検知することができるようにしたことを特徴とする(1)、(2)に記載のインキ終了検知式筆記具。
本発明は、前記のように構成されており、インキ誘導管内のインキが切れてしまってもすぐにカスレることがなくなる。また、インキ誘導管を複数設けることにより段階的にインキの終了を告知することもできる。
以下に、本発明を実施するための最良の実施形態を詳しく説明する。まず、インキ終了検知式筆記具の構造について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明のインキ終了検知式筆記具の一実施形態を示すものであり、サインペン、マーカー、ホワイトボード用マーカー等に好適に使用することができるものである。また、図示していないが、ペン先がボールを保持する構造のボールペン等の筆記具であってもなんら差し支えがない。
本実施形態の筆記具は、図1に示すように、筆記具本体となる軸筒10、インキ吸蔵体20、21、視認性を有するインキ誘導管30、ペン先40、インキ誘導芯50、51、52、尾栓60とを備えている。
軸筒10は、例えば、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、ガラス等で形成されるものであり、先端側がテーパー部を有する小径部10aと、大径部10bとが一体となったものであり、該小径部10a内にはペン先40を嵌着する嵌着部11を有すると共に、大径部10b内はインキ誘導芯51及びインキ誘導芯52とインキ誘導管30によって連結された筆記具用インキを含浸したインキ吸蔵体20及びインキ吸蔵体21の2つのインキ吸蔵体を収容する構造となっている。
なお、インキ誘導芯52を用いず、ペン芯40がインキ吸蔵体21に直接嵌入されていても何ら問題ない。
また、軸筒10の軸筒10内に収容した視認性を有するインキ誘導管30の位置に相当する部分の一部または全部を軸筒内のインキ誘導管30を視認できるように透明体または半透明体から構成された視認部12とする。
また、軸筒10の大径部10bの先端側13は、軸筒内を視認できるような透明体または半透明体としてもよい。
なお、軸筒10全体を視認性を有する透明または半透明材料から構成して、軸筒10全体を視認できるものであってもよいものであり、また、軸筒10全体を視認性を有する透明または半透明材料から構成して、視認部12以外を着色部や装飾部として非視認部としてもよいものである。
インキ吸蔵体20及びインキ吸蔵体21は、水性インキ、油性インキなどの筆記具用インキを含浸したものであり、例えば、天然繊維、獣毛繊維、ポリアセタール系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリフェニレン系樹脂などの1種または2種以上の組み合わせからなる繊維束、フェルト等の繊維束を加工したもの、また、スポンジ、樹脂粒子、焼結体等の多孔体を含むものであり、軸筒10の前方部を封塞する前部保持体22と尾栓60とにより軸筒10内に収容されている。
インキ誘導管30は、図1に示すように、視認性を有する筒状(管状)のインキ流通部材となるものであり、例えば、樹脂、ゴム、または、ガラス製等の透明部材または半透明部材の材質から構成されている。具体的には、透明または半透明の樹脂としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、環状ポリオレフィン、ポリ(1−メチル−4−ペンテン)などのポリオレフィン系樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、並びに、フッ素樹脂、フッ化ビニリデンなどのフッ素プラスチックなどが挙げられ、また、透明または半透明のゴムとしては、フッ素ゴムやシリコーンゴムなどが挙げられる。本実施形態では、ポリプロピレンから構成されている。
更に、上記樹脂、ゴムまたは、ガラス製等の透明部材または半透明部材の少なくともインキと接触する壁面にインキの表面エネルギーよりも低下させる表面処理を施してもよい。具体的には、フッ素コートやフッ素樹脂コート、またはジメチルシリコーンを骨格とするシリコーン樹脂コート処理等が挙げられる。
また、樹脂自体がインキをはじく材料、例としてフッ素樹脂、シリコーン樹脂、四フッ化ポリエチレン、フッ化ビニリデン、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテルコポリマー(PFA)等を使用しても良い。
このインキ誘導管30の後端部分30aは、インキ誘導管30の後部内に一部嵌入したインキ誘導芯50とともにインキ吸蔵体20内部に嵌入されると共に、前端部分30bは、インキ誘導管30の全部内に一部嵌入したインキ誘導芯51とともにインキ吸蔵体21内部に嵌入してインキ吸蔵体20及びインキ吸蔵体21を連結している。
インキ誘導芯52の一端部は、軸筒10の大径部10b内を封塞する前部保持体22を貫通してインキ吸蔵体21に嵌入するとともに、他の端部はペン先部保持体23を貫通してペン先40の後端部分に嵌入されている。これにより、インキ誘導芯52は、軸筒10内を封塞する前部保持体22とペン先部保持体23とにより、軸筒10内に視認空間部14が形成されると共に、該視認空間部14の中心部分に保持されるものとなっている。
この構成により、軸筒10の視認部12を視認すれば視認部12を介してインキ誘導管30が容易に視認されることになる。
また、インキ吸蔵体20及びインキ吸蔵体21に含浸されたインキはインキ誘導管30を介して連絡しており、毛管力の違いによりインキ吸蔵体20に含浸されたインキがなくなり、インキ誘導管30内のインキがなくなっても、インキ吸蔵体21に含浸されたインキはまだ残されており、インキ誘導芯52を通してペン先40に供給されることになるので、インキ誘導管30にインキ終了サインが視認されても、まだしばらくの間は通常通り筆記することができ、その間に新しい筆記具を用意することができる。
また、インキ吸蔵体20からインキ誘導管内の終点検知の表示をスムーズに行うために、視認性を有するインキ誘導管30のインキと接する面またはインキ誘導管30の材質自体の表面張力をインキの表面張力よりも小さくすることが好ましい。なお、インキ誘導管30のインキと接する面がインキの表面張力よりも大きい場合には、フッ素処理、シリコーン処理などをすることにより、インキ誘導管30のインキと接する面をインキの表面張力よりも小さくすることができる。
ペン先40は、例えば、天然繊維、獣毛繊維、ポリアセタール系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリビニル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリフェニレン系樹脂などの1種または2種以上の組み合わせからなる平行繊維束、フェルト等の繊維束を加工又はこれらの繊維束を樹脂加工した繊維芯、または、各種のプラスチック粉末などを融結したポーラス体などからなるペン先からなるものであり、その形状も筆記具の形態、例えば、マーキングペン、サインペン等に応じて各形状のものが選択されるものである。
図2は、本発明の第2の実施形態を説明する概略図であり、第1図の実施形態のインキ誘導芯52にかえて視認性を有するインキ誘導管31によってインキ吸蔵体21とペン先40を連結したもので、これによりインキ誘導管30のインキがなくなったことが視認され後に、インキ吸蔵体21に残っているインキがその後の筆記により完全になくなったことをインキ誘導管31を視認することにより確認することができる。
図3は、本発明の第3の実施例を説明する概略図であり、インキ誘導芯51とインキ誘導芯52を1本にしたものである。
また、図には示していないが、軸筒内のインキ吸蔵体を実施例のように2つではなく、それ以上設けて、それぞれをインキ誘導管で連結すれば、インキ吸蔵体に含浸させたインキが段階的になくなっていく様子を1本1本のインキ誘導管の変化で知ることができる。
本発明の一実施形態を示す筆記具の断面図である。 本発明の第2の実施例を示す概略図である。 本発明の第3の実施例を示す概略図である。
符号の説明
10 軸筒
12 視認部
20 インキ吸蔵体
21 インキ吸蔵体
30 視認性を有するインキ誘導管
40 ペン先
50 インキ誘導芯
51 インキ誘導芯
52 インキ誘導芯

Claims (3)

  1. 軸筒内のインキ吸蔵体に含浸されたインキを筆記部となるペン先に供給する筆記具であり、上記インキ吸蔵体が2つ以上あり、該インキ吸蔵体同志を視認性を有するインキ誘導管を介してそれぞれ連結し、該インキ吸蔵体に含浸されたインキをそれぞれのインキ誘導管を介してペン先に供給するとともに、インキ吸蔵体のインキ終了サインを軸筒に形成した視認部を介してそれぞれのインキ誘導管を視認することにより検知することができるようにしたことを特徴とするインキ終了検知式筆記具。
  2. 軸筒先部のペン先部に近接したインキ吸蔵体とペン先部とを視認性を有するインキ誘導管を介して連結し、最終的なインキ吸蔵体からのインキ終了サインを軸筒先部に形成した視認部を介して視認し検知するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のインキ終了検知式筆記具。
  3. 軸筒後部のインキ吸蔵体から軸筒先部のインキ吸蔵体まで順番にインキ終了サインを軸筒に形成した視認部を介してそれぞれのインキ誘導管を視認することにより検知することができるようにしたことを特徴とする請求項1、2に記載のインキ終了検知式筆記具。
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