JP2005169643A - インクジェット記録媒体及びインクジェット記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 インク吸収性に優れ、高解像度、高画質で発色性に優れたインクジェット記録媒体及びインクジェット記録方法を提供すること。
【解決手段】 支持体上に媒染剤を含有するインク吸収層を有するインクジェット記録媒体において、該媒染剤が下記の特性を有することを特徴とするインクジェット記録媒体。
該媒染剤の1質量%水溶液中で浸漬塗布した薄層クロマトグラフィーで、下記構造式(1)で表される染料をエタノールと水の体積比率が1対1である展開溶媒で展開したときに測定されるRf値が0.4以下であり、C.I.ダイレクトブルー199染料をエタノールと水の体積比率が1対1である展開溶媒で展開したときに測定されるRf値が0.3以下であり、且つC.I.ダイレクトイエロー86染料をエタノールと水の体積比率が1対1である展開溶媒で展開したときに測定されるRf値が0.5以下であること。
【化1】
Figure 2005169643

【選択図】 なし

Description

本発明はインクジェット記録媒体及びインクジェット記録方法に関する。
インクジェット記録はインクの微小液滴を種々の作動原理により飛翔させて紙などの記録シートに付着させ、画像・文字などの記録を行うものであるが、比較的高速、低騒音、多色化が容易である等の利点を有している。
従来の記録方法で、従来から問題となっていたノズルの目詰まりとメンテナンスについては、インク及び装置の両面から改良が進み、現在では各種プリンター、ファクシミリ、コンピュータ端末等、様々な分野に急速に普及している。
このインクジェット記録方式で使用される記録媒体としては、印字ドットの濃度が高く、色調が明るく鮮やかであること、インクの吸収が早く印字ドットが重なった場合に於いてもインクが流れ出したり滲んだりしないこと、印字ドットの横方向への拡散が必要以上に大きくなく、且つ周辺が滑らかでぼやけないこと等が要求される。
これらの要求を解決するために、従来から非常に多くの技術が提案されている。例えば、特開昭52−53012号公報に記載される低サイズ原紙に表面加工用の塗料を湿潤させた記録用紙、特開昭55−5830号公報に記載される支持体表面にインク吸収性の塗層を設けた記録用紙、特開昭56−157号公報に記載される被覆層中の顔料として非膠質シリカ粉末を含有する記録用紙、特開昭57−107878号公報に記載される無機顔料と有機顔料を併用した記録用紙、特開昭58−110287号公報に記載される二つの空孔分布ピークを有する記録用紙、特開昭62−111782号公報に記載される上下2層の多孔質層からなる記録用紙、特開昭59−68292号、同59−123696号及び同60−18383号の各公報等に記載される不定形亀裂を有する記録用紙、特開昭61−135786号、同61−148092号及び同62−149475号の各公報等に記載される微粉末層を有する記録用紙、特開昭63−252779号、特開平1−108083号、同2−136279号、同3−65376号及び同3−27976号の各公報等に記載される特定の物性値を有する顔料や微粒子シリカを含有する記録用紙、特開昭57−14091号、同60−219083号、同60−210984号、同61−20797号、同61−188183号、特開平5−278324号、同6−92011号、同6−183134号、同7−137431号、同7−276789号の各公報等に記載されるコロイド状シリカ等の微粒子シリカを含有する記録用紙、及び特開平2−276671号、同3−67684号、同3−215082号、同3−251488号、同4−67986号、同4−263983号及び同5−16517号の各公報等に記載されるアルミナ水和物微粒子を含有する記録用紙等の多数が知られている。
上記各種のインクジェット記録用紙においては、色素分子が油剤中に高濃度の微粒子状態で分散されているカラー印画紙等と異なり、色素分子が単独でバインダー中や空隙間に存在するために、水滴が記録面にかかったり、印字後に高湿度条件下で長期間保存された際に滲んだり流れ出したりしやすい欠点があった。
この色素の耐水性や耐湿性を改良するために、色素固定能力を有する物質として色素媒染剤をインク受容層中に添加しておくことが一般的に行われている。そのような色素固定能力を有する物質としては、表面がカチオン性である無機顔料(アルミナ微粒子等)、分子内に第1級ないし第3級アミノ基又は第4級アンモニウム塩基を有するカチオン性ポリマー等が挙げられる。中でも前記カチオン性ポリマーは比較的高い色素固定性を有するために好ましく用いられる。
例えば、特開昭53−49113号公報には、紙内にポリエチレンイミンを含浸させた水性インキ記録用紙が記載されている。特開昭58−24492号公報にはカチオン又はアニオン基を有する電解質ポリマーを有する記録材が記載されている。特開昭63−224988号公報には、インク受容層内に第1級ないし第3級アミン又は第4級アンモニウム塩を含有し、インク保持層のpHが2〜8にある被記録材料が記載されている。特開昭63−307979号公報には、3級又は4級窒素原子を有する親水性ポリマー媒染剤と親水性基を有する重合体を含有する層を有するインクジェット記録シートが記載されている。特開昭59−198186号及び同59−198188号の各公報にはポリエチレンイミンの有機塩基を基材中又は基材上の塗工層中に含有させた被記録材料が記載されている。特開昭60−46288号公報には特定染料を含有するインクとポリアミン等を含有する記録材料を用いたインクジェット記録方法が記載されている。特開昭61−61887号、同61−72581号、同61−252189号及び同62−174184号の各公報にはポリアリルアミンを含有するインクジェット記録用紙が記載されている。特開昭61−172786号公報には分子間水素結合を有するポリマー(ゼラチン、ポリエチレンイミン等)と分子間に水素結合性基を有しないポリマー(ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン等)を含有するインクジェット記録材料が記載されている。特開昭63−162275号公報にはカチオン性ポリマーとカチオン性界面活性剤を支持体上に塗布又は含浸させたインクジェット記録用紙が記載されている。特開平6−143798号公報にはプラスチック支持体上に第4級アンモニウム塩重合物とカチオン変成ポリビニルアルコールを主成分とする染料定着層とその上に設けられた染料透過・インク吸収層を重畳した記録シートが記載されている。更に、特開昭59−20696号、同59−33176号、同59−33177号、同59−96987号、59−155088号、同60−11389号、同60−49990号、同60−83882号、同60−109894号、同61−277484号、同61−293886号、同62−19483号、同62−198493号、同63−49478号、同63−115780号、同63−203896号、同63−274583号、同63−280681号、同63−260477号、特開平1−9776号、同1−24784号、同1−40371号、同3−133686号、同6−234268号、同7−125411号の各公報には、それぞれ特定の3級又は4級の窒素原子を含有するポリマー又は化合物をインク受容層中に添加することが記載されている。
色素媒染剤は色素固定能力が高いほど耐水性やインクジェット記録後の保存による画像の滲みも改良されるため、従来からインク中に含まれる色素に最適な色素媒染剤が選択される(例えば、非特許文献1参照。)。
しかしながら、上記公報に記載されているインクジェット記録用紙では、充分な耐水性を満足するために多量に添加するといずれもインク吸収速度を低下させ、特に近年の高速化したインクジェット記録においては画像ムラが生じやすく、画質等の上記課題を満足させるに到ってないのが実情である。
「インクジェットプリンター技術と材料」268〜269頁(シーエムシー社)
本発明は上記の実態に鑑みて為されたものであり、本発明の目的とするところは、インクジェットプリンターで印字した際に、インク吸収性に優れ、高解像度、高画質で発色性に優れたインクジェット記録媒体及びインクジェット記録方法を提供することにある。
本発明の上記目的は下記の構成により達成された。
(請求項1)
支持体上に媒染剤を含有するインク吸収層を有するインクジェット記録媒体において、該媒染剤が下記の特性を有することを特徴とするインクジェット記録媒体。
該媒染剤の1質量%水溶液中で浸漬塗布した薄層クロマトグラフィーで、下記構造式(1)で表される染料をエタノールと水の体積比率が1対1である展開溶媒で展開したときに測定される移動率Rf値が0.4以下であり、C.I.ダイレクトブルー199染料をエタノールと水の体積比率が1対1である展開溶媒で展開したときに測定される移動率Rf値が0.3以下であり、且つC.I.ダイレクトイエロー86染料をエタノールと水の体積比率が1対1である展開溶媒で展開したときに測定される移動率Rf値が0.5以下であること。
Figure 2005169643
(請求項2)
前記インク吸収層に粉砕分散された沈降法又はゲル法で製造されたシリカ微粒子を含有することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録媒体。
(請求項3)
請求項1又は2に記載のインクジェット記録媒体に前記構造式(1)で表される染料を含有する水系インク、C.I.ダイレクトブルー199染料を含有する水系インク及びC.I.ダイレクトイエロー86染料を含有する水系インクをインクジェットヘッドより液滴として吐出させ、記録することを特徴とするインクジェット記録方法。
本発明により、インクジェットプリンターで印字した際に、インク吸収性に優れ、高解像度、高画質で発色性に優れたインクジェット記録媒体及びインクジェット記録方法を提供することができた。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明のインクジェット記録媒体(以下、本発明の記録媒体とも言う)は、支持体上にインク吸収層を有する。
本発明の記録媒体に用いられる支持体は、吸水性支持体と非吸水性支持体の何れも用いることができるが、プリント後に皺の発生が無く、平滑性に差が生ぜずに高品位のプリントが得られること、又、容易に光沢面を形成できることから非吸水性支持体が好ましい。吸水性支持体としては、特に天然パルプを主体とした紙支持体が代表的であるが、合成パルプと天然パルプの混合物であってもよい。非吸水性支持体としては、プラスチック樹脂フィルム支持体、又は紙の両面をプラスチック樹脂フィルムで被覆した支持体が挙げられる。プラスチック樹脂フィルム支持体としては、ポリエステルフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリプロピレンフィルム、セルローストリアセテートフィルム、ポリスチレンフィルムあるいはこれらの積層したフィルム支持体等が挙げられる。これらのプラスチック樹脂フィルムは透明、又は半透明なものも使用できる。本発明で特に好ましい支持体は紙の両面をプラスチック樹脂で被覆した支持体であり、最も好ましいのは紙の両面をポリオレフィン樹脂で被覆した支持体である。以下、特に好ましい支持体である、紙の両面をポリオレフィン樹脂で被覆した支持体について説明する。
支持体に用いられる紙は木材パルプを主原料とし、必要に応じて木材パルプに加えてポリプロピレン等の合成パルプあるいはナイロンやポリエステル等の合成繊維を用いて抄紙される。木材パルプとしては、LBKP、LBSP、NBKP、NBSP、LDP、NDP、LUKP、NUKP(Lは広葉樹、Nは針葉樹、BKは硫酸塩晒し、BSは亜硫酸塩晒し、Pはパルプの略)の何れも用いることができるが、短繊維分の多いLBKP、NBSP、LBSP、NDP、LDPをより多く用いることが好ましい。但し、LBSP及び/又はLDPの比率は10〜70%が好ましい。
上記パルプは不純物の少ない化学パルプ(硫酸塩パルプや亜硫酸塩パルプ)が好ましく用いられ、又、漂白処理を行って白色度を向上させたパルプも有用である。紙中には、高級脂肪酸、アルキルケテンダイマー等のサイズ剤、炭酸カルシウム、タルク、酸化チタン等の白色顔料、スターチ、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール等の紙力増強剤、蛍光増白剤、ポリエチレングリコール類等の水分保持剤、分散剤、4級アンモニウム等の柔軟化剤等を適宜添加することができる。
抄紙に使用するパルプの濾水度はCSFの規定で200〜500mlが好ましく、又、叩解後の繊維長がJIS P 8207に規定される24メッシュ残分と42メッシュ残分の和が30〜70%のものが好ましい。尚、4メッシュ残分は20%以下であることが好ましい。紙の坪量は50〜250gが好ましく、特に70〜200gが好ましい。紙の厚さは50〜210μmが好ましい。紙は抄紙段階又は抄紙後にカレンダー処理して高平滑性を与えることもできる。紙密度は0.7〜1.2g/m2(JIS P 8118)が一般的である。更に原紙剛度はJIS P 8143に規定される条件で20〜200gが好ましい。紙表面には表面サイズ剤を塗布してもよく、表面サイズ剤としては上記原紙中に添加できるのと同様のサイズ剤を使用できる。紙のpHはJIS P 8113で規定された熱水抽出法により測定した場合、5〜9であることが好ましい。
次に、紙の両面を被覆するポリオレフィン樹脂について説明する。この目的で用いられるポリオレフィン樹脂としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリイソブチレン等が挙げられるが、プロピレンを主体とする共重合体等のポリオレフィン類が好ましく、ポリエチレンが特に好ましい。
以下、特に好ましいポリエチレンについて説明する。紙表面及び裏面を被覆するポリエチレンは、主として低密度のポリエチレン(LDPE)及び/又は高密度のポリエチレン(HDPE)であるが、他のLLDPE(直線状低密度ポリエチレン)やPP等も一部使用することができる。特に塗布層側のポリオレフィン層は、ルチル又はアナターゼ型の酸化チタンをその中に添加し、不透明度及び白色度を改良したものが好ましい。酸化チタン含有量はポリオレフィンに対して概ね1〜20%、好ましくは2〜15%である。ポリオレフィン層中には、白地の調整を行うための耐熱性の高い顔料や蛍光増白剤を添加することができる。
着色顔料としては、群青、紺青、コバルトブルー、フタロシアニンブルー、マンガンブルー、セルリアン、タングステンブルー、モリブデンブルー、アンスラキノンブルー等が挙げられる。蛍光増白剤としては、ジアルキルアミノクマリン、ビスジメチルアミノスチルベン、ビスメチルアミノスチルベン、4−アルコキシ−1,8−ナフタレンジカルボン酸−N−アルキルイミド、ビスベンズオキサゾリルエチレン、ジアルキルスチルベン等が挙げられる。
紙の表裏のPEの使用量は、インク吸収層の膜厚やバック層を設けた後で低湿及び高湿化でのカールを最適化するように選択されるが、一般にはポリエチレン層の厚さはインク吸収層側で15〜40μm、バック層側で10〜30μmの範囲である。表裏のPEの比率はインク吸収層の種類や厚さ、中紙の厚み等により変化するカールを調整する様に設定されるのが好ましく、通常は表/裏のPEの比率は厚みで概ね3/1〜1/3である。更に上記PEで被覆紙の支持体は、以下(1)〜(7)の特性を有していることが好ましい。
(1)引っ張り強さは、JIS P 8113で規定される強度で縦方向が2〜30kg、横方向が1〜20kgである。
(2)引き裂き強度は、JIS P 8116で規定される強度で縦方向が10〜300g、横方向が20〜400gである。
(3)圧縮弾性率は9.8×107Pa以上である。
(4)不透明度は、JIS P 8138に規定された方法で測定した時に50%以上、特に85〜98%である。
(5)白さは、JIS Z 8729で規定されるL*、a*、b*が、L*=80〜95、a*=−3〜+5、b*=−6〜+2である。
(6)クラーク剛直度は、記録媒体の搬送方向のクラーク剛直度が20〜400cm3/100である。
(7)原紙中の水分は、中紙に対して4〜10%である。
本発明のインクジェット記録媒体は、上記支持体上にインク吸収層を有するものが好ましい。
次に、インク吸収層について説明する。
本発明の記録媒体のインク吸収層には、印字後の耐水性や耐湿性を改良するために、特定の性質を有する媒染剤を含有する。本発明の媒染剤は、以下の性質を有することを特徴とする。又、媒染剤は2種以上混合されていることも好ましい態様の1つであり、1種では以下の性質を発揮しない場合でも、2種以上の混合により以下の性質を発揮することがある。
(1)媒染剤の1質量%水溶液中で該媒染剤を浸漬塗布した薄層クロマトグラフィーで、前記構造式(1)で表される染料(特開2003−238850号公報に記載)をエタノールと水の体積比率が1対1である展開溶媒で展開したときに測定される移動率Rf値が0.4以下である。好ましくは0.2以下であり、より好ましくは0.1以下である。
(2)該媒染剤の1質量%水溶液中で該媒染剤を浸漬塗布した薄層クロマトグラフィーで、C.I.ダイレクトブルー199染料をエタノールと水の体積比率が1対1である展開溶媒で展開したときに測定される移動率Rf値が0.3以下である。好ましくは0.2以下であり、より好ましくは0.1以下である。
(3)該媒染剤の1質量%水溶液中で該媒染剤を浸漬塗布した薄層クロマトグラフィーで、C.I.ダイレクトイエロー86染料をエタノールと水の体積比率が1対1である展開溶媒で展開したときに測定される移動率Rf値が0.5以下である。好ましくは0.3以下であり、より好ましくは0.2以下である。
いずれの移動率Rf値も0であっても構わない。
本発明において、移動率Rf値は以下の方法によって測定される。即ち、まず媒染剤の1質量%水溶液を調製し、この媒染剤水溶液中に市販TLCアルミニウムプレート「シリカゲル60F254」(メルク社製、20cm×20cm、シリカゲル層の厚さ約200μm)を1cm×10cmに切ったものを十分に浸漬し、該媒染剤を浸漬塗布した薄層クロマトグラフィー板を作製する。次に、この薄層クロマトグラフィー板に染料(前記構造式(1)で表される染料、C.I.ダイレクトブルー199又はC.I.ダイレクトイエロー86)の1質量%水溶液、約0.1μLを滴下し、乾燥後、その一端をエタノールと純水の体積比率が1対1である展開溶媒中に浸し、容器を密栓し、展開させる。展開溶媒が一定の高さにまで上昇したときの染料と展開溶媒の移動距離の比である移動率Rf値を測定する。なお、染料の移動が範囲を有する場合は、最も大きい値を移動率Rf値として採用する。Rf値が大きい場合は染料と前記媒染剤の吸着力が弱く、逆にRf値が小さい場合は吸着力が強いと言える。
上記媒染剤としては表面がカチオン性である無機顔料(アルミナ微粒子等)、水溶性金属化合物、塩基性塩化アルミニウム等の無機のイオン性ポリマー、分子内に第1級ないし第3級アミノ基又は第4級アンモニウム塩基を有するカチオン性ポリマー等が挙げられる。媒染剤の具体例は、例えば、「インクジェットプリンター技術と材料」268〜269頁(シーエムシー社)に記載されている。
媒染剤はインク吸収層に含有されるが、インクジェット記録媒体1m2当たり通常0.01〜10g、好ましくは0.5〜3gの範囲で用いられる。本発明の記録媒体に含有する媒染剤は上記性質を有するため少量で効果が大きく、インク吸収速度の低下を防ぐことができる。従って、高速でインクジェット記録した際においても画像ムラが生じることなく、高解像度、高画質で発色性に優れる画像を得ることができる。
本発明の記録媒体は少なくとも1層のインク吸収層を有するが、インク吸収層の物性又は構成材料等の異なる2層以上のインク吸収層を有してもよい。例えば、上層にインクに対する吸収係数が所望になるよう制御したインク吸収層、下層にインク吸収容量が大きくなるよう制御したインク吸収層を設けた多層構成のインク吸収層を用いることもできる。又、インク吸収層は支持体の片面のみでもよいが、両面に設けてもよい。この時、両面に設けられるインク吸収層は同じでも異なってもよい。インク吸収層は膨潤層型インク吸収層と空隙型インク吸収層に大別されるが、何れの場合であってもよい。又、膨潤型のインク吸収層と空隙型のインク吸収層を組み合わせてもよい。例えば、支持体に近い側に膨潤型インク吸収層を設け、支持体から離れた側に空隙型インク吸収層を設けた層構成やこの逆の層構成を用いることもできる。更には支持体の両面にインク吸収層を設けた記録媒体の場合には、表裏で同じタイプの吸収層にしてもよく、異なるタイプのインク吸収層であってもよい。本発明で特に好ましいのは空隙型インク吸収層である。空隙型インク吸収層は、無機又は有機の微粒子と少量の親水性ポリマーから形成される空隙層を有する多孔質皮膜のものが好ましく、本発明においては、インク吸収層に粉砕分散された沈降法又はゲル法で製造されたシリカ微粒子を用いることが好ましい。
本発明でいう沈殿法で製造されたシリカとは、周知の通りであり、まずケイ酸ソーダと硫酸とを混合する。このときの混合条件(例えば、温度、シリカ濃度、時間等)を制御することにより、シリカを溶液中に析出させる。析出したシリカを沈殿させ、熟成させた後、濾過、水洗、乾燥、粉砕及び分級することにより、合成非晶質シリカを製造する方法である。
又、本発明でいうゲル化法で製造されたシリカとは、周知の通りであり、まずケイ酸ソーダと硫酸とを瞬時に混合してヒドロゾルからヒドロゲルに成長させる。成長したヒドロゲルを水洗した後、熱処理することにより、その表面積を制御した後、このヒドロゲルを乾燥し、分級することにより合成非晶質シリカを製造する方法である。
本発明で好ましく用いる沈降法又はゲル法で製造されたシリカは、粉砕分散した微粒子として用いることを特徴としており、粉砕分散とは、例えば、1.0〜50μm程度のシリカ凝集体を、分散媒体中で機械的手段により細分化することを意味する。粉砕分散前の平均粒径としては1.0〜10μmであることが好ましい。これらのシリカとしては、トクヤマ(株)社のファインシール、トクシールや日本シリカ工業(株)のNIPGEL、NIPSIL等が市販されている。
粉砕分散方法としては、予備分散工程と本分散工程を有することが好ましく、用いることのできる粉砕分散方法としては、高速攪拌分散機、超音波分散機、ローラミルタイプ、ニーダータイプ、ピンミキサータイプ、高圧式ホモジナイザー、湿式メディア型粉砕機(サンドミル、ボールミル)等を挙げることができる。粉砕分散する際のシリカ濃度として、生産効率とハンドリング性を考慮して、20質量%以上、50質量%以下が好ましく、更に好ましくは25質量%以上、40質量%以下である。粉砕分散されたシリカ微粒子は粗大粒子を制御する工程を経てもよく、方法としては遠心分離による方法、フィルターによる方法等を用いることができる。遠心分離の方法としては、例えば、クレテック社製のマイクロカット等が利用できる。フィルターとしては、例えば、日本ポール(株)製のプロファイル、アドバンテック東洋(株)製のTCPD等が挙げられる。
前記分散媒体としては、特に制限はないが水性媒体が好ましく、前記水性媒体としては、水以外にカチオン性ポリマー、硬膜剤が含有されていることが好ましい。前記カチオン性ポリマーとしては、例えば、特開2002−47454号公報等に記載されたカチオン性ポリマーを挙げることができる。
前記硬膜剤としては、一般的には前記親水性ポリマーと反応し得る基を有する化合物あるいは親水性ポリマーが有する異なる基同士の反応を促進するような化合物が好ましく、親水性ポリマーの種類に応じて適宜選択して用いられる。硬膜剤の具体例としては、例えば、エポキシ系硬膜剤(ジグリシジルエチルエーテル、エチレングリコールジグリシジルエーテル、1,4−ブタンジオールジグリシジルエーテル、1,6−ジグリシジルシクロヘキサン、N,N−ジグリシジル−4−グリシジルオキシアニリン、ソルビトールポリグリシジルエーテル、グリセロールポリグリシジルエーテル等)、アルデヒド系硬膜剤(ホルムアルデヒド、グリオキザール等)、活性ハロゲン系硬膜剤(2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−1,3,5−トリアジン等)、活性ビニル系化合物(1,3,5−トリスアクリロイル−ヘキサヒドロ−s−トリアジン、ビスビニルスルホニルメチルエーテル等)、イソシアネート系硬膜剤(トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート等)、硼酸、硼酸塩、硼砂、明礬等が挙げられる。
更には親水性ポリマー、各種添加剤を予め分散媒体に添加する、又は無機微粒子分散後の分散液に添加してもよく、例えば、ノニオン又はカチオン性の各種界面活性剤、消泡剤、ノニオン性の親水性ポリマー(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキサイド、ポリアクリルアミド、各種の糖類、ゼラチン、プルラン等)、ノニオン又はカチオン性のラテックス分散液、水混和性有機溶媒(酢酸エチル、メタノール、エタノール、i−プロパノール、プロパノール、アセトン等)、無機塩類、pH調整剤など、必要に応じて適宜使用することができる。
このような構成材料から成る塗布液を、前記支持体に塗布することで本発明の記録媒体を作製することができる。
粉砕分散されたシリカ微粒子の平均粒径は、100〜350nmであることが好ましい。100nm以上であればインク吸収性が向上し、350nm以下であれば、良好な光沢を得ることができる。又、本発明においては、粉砕分散されたシリカ微粒子の平均粒径y(nm)とシリカ微粒子1g中の10μm以上の粒子数x(個)の関係が、式(A)を満足することが好ましい。
式(A) 150<y+17・ln(x)<500
式(A)で表されるy+17・ln(x)の値が150を超える値であれば良好なインク吸収性が得られ、又、500未満であれば良好な光沢を得ることができる。ここで、シリカ微粒子の平均粒径は、例えば、マルバーン社製ゼータサイザー1000HSを用いて求めることができる。又、シリカ微粒子1g中の10μm以上の粒子数は、例えば、Pacific Scientific社製、HIAC/ROYCO Model8000A Particle Counterで測定して求めることができる。シリカ微粒子1g中の10μm以上の粒子数の測定は、具体的にはシリカ微粒子分散液を希釈してシリカ微粒子の濃度で0.25質量%の液を調製し、上記測定器で、0.25質量%液の10ml中の10μm以上の粒子数を測定し、シリカ微粒子1g当たりの10μm以上の粒子数に換算して求める。測定レンジは2〜100μmレンジで測定する。
本発明のインク吸収層には、上記説明した無機微粒子と共に他の無機微粒子を含有してもよく、このような無機微粒子の例としては、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン、クレー、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、水酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、ハイドロタルサイト、珪酸アルミニウム、ケイソウ土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、合成非晶質シリカ、コロイダルシリカ、アルミナ、コロイダルアルミナ、擬ベーマイト、水酸化アルミニウム、リトポン、ゼオライト、水酸化マグネシウム等の白色無機顔料等を挙げることができる。無機微粒子は一次粒子のまま用いても、あるいは二次凝集粒子を形成した状態で使用することもできる。
本発明のインク吸収層に用いられる好ましい親水性ポリマーは、ポリビニルアルコール(PVA)である。本発明で用いられるポリビリルアルコールには、ポリ酢酸ビニルを加水分解して得られる通常のポリビニルアルコールの他に、末端をカチオン変性したポリビニルアルコールやアニオン性基を有するアニオン変性ポリビニルアルコール等の変性ポリビニルアルコールも含まれる。酢酸ビニルを加水分解して得られるポリビニルアルコールは平均重合度が300以上のものが好ましく、特に1000〜5000のものが好ましい。ケン化度は70〜100%のものが好ましく、80〜99.5%のものが特に好ましい。インク吸収層が空隙型である場合、親水性ポリマーと前記無機又は有機の微粒子の質量比率は、通常1:10〜1:3であり、特に好ましくは1:8〜1:5である。
本発明のインク吸収層が親水性ポリマーとしてポリビニルアルコール等を含有する場合には、皮膜の造膜性を改善し、皮膜の耐水性や強度を高めるために、硬膜剤を添加することが好ましい。硬膜剤としては、一般的には前記親水性ポリマーと反応し得る基を有する化合物あるいは親水性ポリマーが有する異なる基同士の反応を促進するような化合物が好ましく、親水性ポリマーの種類に応じて適宜選択して用いられる。硬膜剤の具体例としては、前記の化合物等が挙げられる。親水性ポリマーとしてポリビニルアルコールを使用する場合には、硼酸、硼酸塩又はエポキシ系硬膜剤から選ばれる硬膜剤を使用するのが好ましい。上記硬膜剤の使用量は親水性ポリマーの種類、硬膜剤の種類、シリカ微粒子の種類、親水性ポリマーに対する比率等により変化するが、通常、親水性ポリマー1g当たり5〜500mg、好ましくは10〜300mgである。又、複数の種類の硬膜剤を併用することもできる。
本発明の記録媒体には、上記以外の各種添加剤を添加することができる。例えば、特開昭57−74193号、同57−87988号及び同62−261476号の各公報に記載の紫外線吸収剤、特開昭57−74192号、同57−87989号、同60−72785号、同61−146591号、特開平1−95091号及び同3−13376号の各公報に記載の退色防止剤、アニオン、カチオン又は非イオンの各種界面活性剤、特開昭59−42993号、同59−52689号、同62−280069号、同61−242871号及び特開平4−219266号の各公報に記載の蛍光増白剤、消泡剤、ジエチレングリコール等の潤滑剤、防腐剤、増粘剤、帯電防止剤等、公知の各種添加剤を含有させることもできる。
本発明の記録媒体におけるインク吸収層面側の光沢度としては、JIS Z 8741による75°鏡面光沢度測定で40〜80%が好ましい。この光沢度が小さいほど記録画像の鮮明度が低下し易くなる。尚、光沢度は本発明では75°で測定した場合に上記範囲内が好ましいが、より低い角度、例えば、60°や45°で測定した場合にはより低い値になるのが一般的である。
本発明の記録媒体は、インク吸収層を形成する塗布液を前記支持体に塗布することにより作製できる。ここで、インク吸収層に好ましく用いられる前記無機微粒子は分散媒体中で十分に分散してから、塗布液として用いることが好ましい。
インク吸収層を塗布するに当たっては、支持体表面と塗布層との間の接着強度を大きくする等の目的で、支持体にコロナ放電処理や下引層を設けることが好ましい。下引層としては、ゼラチンやポリビニルアルコール等の親水性ポリマーを必要に応じて硬膜剤と併用して設けられる。好ましい下引層の厚さは0.01〜1μmの範囲である。
本発明のインクジェット記録媒体が片面にのみ記録する用途である場合、インク吸収層を有する側の反対側にカール防止や印字直後に重ね合わせた際のくっつきやインク転写を更に向上させるために、種々の種類のバック層を設けることができる。バック層の構成は支持体の種類や厚み、表側の構成や厚みによっても変わるが、一般には親水性バインダーや疎水性バインダーが用いられる。バック層の厚みは、通常、0.1〜10μmの範囲である。又、バック層には他の記録媒体との「くっつき」防止、筆記性改良、更にはインクジェット記録装置内での搬送性改良のために表面を粗面化できる。この目的で好ましく用いられるのは粒径が0.5〜20μmの有機又は無機の微粒子である。これらのバック層は予め設けていてもよく、反対側のインク吸収層を塗布した後で設けてもよい。
インク吸収層の塗布方式としては、ロールコーティング法、ロッドバーコーティング法、エアナイフコーティング法、スプレーコーティング法、カーテン塗布方法あるいは米国特許第2,681,294号明細書記載のホッパーを使用するエクストルージョンコート法が好ましく用いられる。支持体としてポリオレフィン樹脂コート紙を使用する場合には、乾燥は概ね0〜80℃の範囲で乾燥することが好ましい。80℃を超えると、ポリオレフィン樹脂が軟化して搬送を困難にしたり記録層表面の光沢にムラが出たりする。好ましい乾燥温度は0〜60℃である。
乾燥後に、前記界面活性剤、紫外線吸収剤、退色防止剤、硬膜剤、媒染剤、消泡剤、蛍光増白剤、潤滑剤、防腐剤、増粘剤等、公知の各種添加剤を含有する溶液をオーバーコートしてもよい。
界面活性剤としては、陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤が挙げられるが、中でも陰イオン界面活性剤もしくは陽イオン界面活性剤をそれぞれ単独で用いるか、又はこれらを併用することが好ましい。
オーバーコート塗布液には、無機粒子及び/又は有機粒子も添加できる。無機粒子としては、軽質又は重質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン、クレー、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、水酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、ハイドロタルサイト、珪酸アルミニウム、珪藻土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、合成非晶質シリカ、コロイダルシリカ、アルミナ、コロイダルアルミナ、擬ベーマイト、水酸化アルミニウム、リトポン、ゼオライト、水酸化マグネシウム等の白色無機顔料等を挙げることができる。又、有機粒子としては、アクリル樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、スチレン樹脂等が挙げられる。
インク吸収層上にオーバーコート層を設ける方法としては、特に限定されるものではなく、従来から公知のバーコーター、エアナイフコーター、ブレードコーター、カーテンコーター等の塗工機や印刷機によって設けることができる。又、オーバーコート層の塗工量は、目的性能を満足させる限り不必要に多くする必要はなく、0.1〜10g/m2の範囲が好ましく用いられる。
次に、本発明のインクジェット記録方法について説明する。
前記本発明のインクジェット記録媒体に水系インクを使用してインクジェット記録する方法は、特に限定されるものではなく、ピエゾ方式やサーマル方式のインクジェットプリンターを使用することにより印字又は画像を得ることができる。記録方法の詳細は、例えば、「インクジェット技術の動向」(日本科学情報社)に記載されている。
使用される水系インクとしては、前記構造式(1)で表される染料、C.I.ダイレクトブルー199染料又はC.I.ダイレクトイエロー86染料を含有すること以外は特に限定されず、他の色材として、例えば、油性染料、分散染料、直接染料、酸性染料、水溶性染料及び塩基性染料等を含有してもよい。これら上記した染料は、「染色ノート第21版」(色染社)等に記載されている。更に適宜、従来公知の各種添加剤、例えば、多価アルコール類のような湿潤剤、分散剤、シリコーン系等の消泡剤、クロロメチルフェノール系等の防黴剤及び/又はEDTA(エチレンジアミン四酢酸)等のキレート剤、又、亜硫酸塩等の酸素吸収剤等の助剤を含有せしめた水性インクが好ましく用いられる。
本発明のインクジェット記録方法で用いることのできるインクジェットヘッドとしては、オンデマンド方式でもコンティニュアス方式でも構わない。又、インク吐出方式としては、電気−機械変換方式(シングルキャビティー型、ダブルキャビティー型、ベンダー型、ピストン型、シェアーモード型、シェアードウォール型等)、電気−熱変換方式(サーマルインクジェット型、バブルジェット(R)型等)、静電吸引方式(電界制御型、スリットジェット型等)及び放電方式(スパークジェット型等)などを具体例として挙げることができるが、何れの吐出方式を用いても構わない。
以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明の実施態様はこれらに限定されるものではない。
(媒染剤と移動率Rf値)
表1に各種媒染剤を浸漬塗布した薄層クロマトグラフィーで、構造式(1)で表される染料、C.I.ダイレクトブルー199染料又はC.I.ダイレクトイエロー86染料の移動率Rf値を測定した結果を示す。移動率Rf値は、以下の方法によって測定した。まず媒染剤の1質量%水溶液を調製し、この媒染剤水溶液中に市販TLCアルミニウムプレート「シリカゲル60F254」(メルク社製、20cm×20cm、シリカゲル層の厚さ約200μm)を1cm×10cmに切ったものを十分に浸漬し、該媒染剤を浸漬塗布した薄層クロマトグラフィー板を作製した。次に、この薄層クロマトグラフィー板に染料(前記構造式(1)で表される染料、C.I.ダイレクトブルー199又はC.I.ダイレクトイエロー86)の1質量%水溶液、約0.1μLを滴下し、乾燥後、その一端をエタノールと純水の体積比率が1対1である展開溶媒中に浸し、容器を密栓し、展開させた。展開溶媒が一定の高さにまで上昇したときの染料と展開溶媒の移動距離の比である移動率Rf値を測定した。なお、染料の移動が範囲を有する場合は、最も大きい値を移動率Rf値として採用した。
Figure 2005169643
Figure 2005169643
表1において、媒染剤がP−2、Al2(OH)5Cl、P−3のとき以外、請求項1に記載の移動率Rf値を満たす。
(支持体の作製)
含水率6.5%、坪量170g/m2の写真用原紙の裏面に、溶融押し出し塗布法により密度0.92の低密度ポリエチレンを30μmの厚さで塗布した。次いで、表側にアナターゼ型酸化チタン5.5%を含有する密度0.92の低密度ポリエチレンを35μmの厚さで溶融押し出し法で塗布して、両面をポリエチレンで被覆した支持体を作製した。表側にコロナ放電を行い、ゼラチン下引き層を厚さ0.3g/m2、裏面にもコロナ放電を行った後、ラテックス層を厚さ0.2g/m2になるように塗布した。
(酸化チタン分散液1の調製)
平均粒径が約0.25μmの酸化チタン20kg(石原産業製:W−10)を、pH=7.5のトリポリリン酸ナトリウム150g、ポリビニルアルコール(クラレ株式会社製:PVA235)500g、カチオン性ポリマー(P−1)150g及びサンノブコ株式会社の消泡剤SN381を10g含有する水溶液90Lに添加し、高圧ホモジナイザー(三和工業株式会社製)で分散した後、全量を100Lに仕上げて均一な酸化チタン分散液1を得た。
(蛍光増白剤分散液1の調製)
チバガイギー株式会社製の油溶性蛍光増白剤UVITEX−OBの400gを、ジイソデシルフタレートの9000g及び酢酸エチルの12Lに加熱溶解し、これを酸処理ゼラチン3500g、カチオン性ポリマー(P−1)0.8kg、サポニン50%水溶液6Lとを含有する水溶液65Lに添加混合し、三和工業株式会社製の高圧ホモジナイザーで乳化分散し、減圧下で酢酸エチルを除去した後、全量を100Lに仕上げて、蛍光増白剤分散液1を調製した。
(シリカ分散液1の調製)
水 80L
硼酸 0.27kg
硼砂 0.23kg
5%硝酸 0.4L
エタノール 1.8L
カチオン性ポリマー(P−1)(25質量%水溶液) 3L
カチオン性ポリマー(P−2)(25質量%水溶液) 3L
水系媒体(以後A液と称す)として、上記を混合、溶解した。シリカとして沈降法シリカ(トクヤマ社製:商品名:T−32、平均2次粒径1.5μm、以後T−32と称す)32kgを用意し、以下のように分散し、シリカ分散液1を得た。A液を1.56kg/min、T−32を0.44kg/minの割合で分散機1としてフロージェットミキサー300型(ピンミキサータイプ、粉研パウテックス製、以下FJMと称す)に供給した。その後、分散機2としてファインフローミルFM−25(連続式高速撹拌型分散機、大平洋機工製、以下FMと称す)に供給した。その後、分散機3としてLMK−4(連続式湿式メディア型粉砕機、アシザワ製、以後LMKと称す)を用い、分散機2から出てきた分散液を、モノーポンプを用いLMKに2.0kg/minで供給した。FJMの条件は周速25m/sec、滞留時間20sec、FMの条件は周速25m/sec、滞留時間0.15sec、LMKの条件はビーズ径0.5mmジルコニア、滞留時間5min、ロータ回転周速11m/sec。その後、LMKからでてきた分散液についてフィルター処理を行った。フィルターは日本ポール社製のプロファイルを用いた。平均粒径と10μm以上の粒子数を測定し、前記式(A)の値を求めたところ、380であった。このときの平均粒径は200nmであった。
(シリカ分散液2の調製)
カチオン性ポリマー(P−1)(25質量%水溶液) 4L
カチオン性ポリマー(P−2)(25質量%水溶液) 2L
カチオン性ポリマーP−1、P−2を上記量に代えた以外は、シリカ分散液1と同様に作製した。前記式(A)の値は390で、平均粒径は210nmであった。
(シリカ分散液3の調製)
シリカをゲル法シリカ(日本シリカ社製、商品名:AZ−204、平均2次粒径1.3μm)に代えた以外は、シリカ分散液1と同様に作製した。前記式(A)の値は400で、平均粒径は220nmであった。
(シリカ分散液4の調製)
シリカを気相法シリカ(日本アエロジル社製、商品名:A−300)に代えた以外は、シリカ分散液1と同様に作製した。前記式(A)の値は300で、平均粒径は170nmであった。
(シリカ分散液5の調製)
カチオン性ポリマー(P−1)(25質量%水溶液) 3L
Al2(OH)5Cl(25質量%水溶液) 3L
カチオン性ポリマーP−1、P−2を上記に代えた以外は、シリカ分散液1と同様に作製した。前記式(A)の値は400で、平均粒径は210nmであった。
(シリカ分散液6の調製)
カチオン性ポリマー(P−1)(25質量%水溶液) 3L
カチオン性ポリマー(P−3)(25質量%水溶液) 3L
カチオン性ポリマーP−1、P−2を上記に代えた以外は、シリカ分散液1と同様に作製した。前記式(A)の値は370で、平均粒径は200nmであった。
(シリカ分散液7の調製)
カチオン性ポリマー(P−1)(25質量%水溶液) 6L
カチオン性ポリマーP−1、P−2を上記に代えた以外は、シリカ分散液1と同様に作製した。前記式(A)の値は370で、平均粒径は210nmであった。
(シリカ分散液8の調製)
カチオン性ポリマー(P−2)(25質量%水溶液) 6L
カチオン性ポリマーP−1、P−2を上記に代えた以外は、シリカ分散液1と同様に作製した。前記式(A)の値は400で、平均粒径は220nmであった。
(シリカ分散液9の調製)
Al2(OH)5Cl(25質量%水溶液) 6L
カチオン性ポリマーP−1、P−2を上記に代えた以外は、シリカ分散液1と同様に作製した。前記式(A)の値は410で、平均粒径は200nmであった。
(シリカ分散液10の調製)
カチオン性ポリマー(P−3)(25質量%水溶液) 6L
カチオン性ポリマーP−1、P−2を上記に代えた以外は、シリカ分散液1と同様に作製した。前記式(A)の値は420で、平均粒径は220nmであった。
ここでいう平均粒径はマルバーン社製ゼータサイザー1000HSで測定した値である。式(A)の値はy+17・ln(x)で算出した。但し、粉砕分散されたシリカ微粒子の平均粒径y(nm)、シリカ微粒子1g中の10μm以上の粒子数x(個)とする。10μm以上の粒子数は、Pacific Scientific社製、HIAC/ROYCO Model8000A Particle Counterで測定した値である。10μm以上の粒子数の測定は、シリカ微粒子分散液を希釈してシリカ微粒子の質量濃度で0.25%の液を作り、前記測定器で前記0.25%液10ml中の10μm以上の粒子数を測定し、シリカ微粒子1g当たりの10μm以上の粒子数に換算した値である。測定レンジは2〜100μmレンジで測定した。
〔インクジェット記録媒体1の作製〕
第1層、第2層、第3層の塗布液を以下の手順で調製した。
(第1層用塗布液)
シリカ分散液1を分散液のシリカ質量濃度が10%になるように調整した分散液560mlに40℃で攪拌しながら、以下の添加剤を順次混合した。
ポリビニルアルコール(クラレ工業株式会社製:PVA203)の10%水溶液
0.6ml
ポリビニルアルコール(クラレ工業株式会社製:PVA235)の5%水溶液
150ml
ポリビニルアルコール(クラレ工業株式会社製:PVA245)の5%水溶液
100ml
蛍光増白剤分散液1 32ml
酸化チタン分散液1 30ml
ラテックスエマルジョン(第一工業株式会社製:AE−803) 21ml
純水で全量を1000mlに仕上げる。
(第2層用塗布液)
シリカ分散液1を分散液のシリカ質量濃度が10%になるように調整した分散液630mlに40℃で攪拌しながら、以下の添加剤を順次混合した。
ポリビニルアルコール(クラレ工業株式会社製:PVA203)の10%水溶液
0.6ml
ポリビニルアルコール(クラレ工業株式会社製:PVA235)の5%水溶液
150ml
ポリビニルアルコール(クラレ工業株式会社製:PVA245)の5%水溶液
100ml
蛍光増白剤分散液1 50ml
純水で全量を1000mlに仕上げる。
(第3層用塗布液)
シリカ分散液1を分散液のシリカ質量濃度が10%になるように調整した分散液640mlに40℃で攪拌しながら、以下の添加剤を順次混合した。
ポリビニルアルコール(クラレ工業株式会社製:PVA203)の10%水溶液
0.6ml
ポリビニルアルコール(クラレ工業株式会社製:PVA235)の5%水溶液
150ml
ポリビニルアルコール(クラレ工業株式会社製:PVA245)の5%水溶液
100ml
シリコン分散液(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製:BY−22−839) 3.5ml
サポニン50%水溶液 4ml
フッ素系ノニオン性界面活性剤5%水溶液 2ml
純水で全量を1000mlに仕上げる。
(塗布)
上記のようにして得られた塗布液を、ポリエチレンで両面を被覆した前記の支持体の表側に、第1層(40μm)、第2層(110μm)、第3層(30μm)の順になるように各層を同時塗布した。かっこ内はそれぞれの湿潤膜厚を示す。塗布はそれぞれの塗布液を40℃で3層式カーテンコーターで同時塗布を行い、塗布直後に8℃に保持した冷却ゾーンで20秒間冷却した後、20〜30℃の風で60秒間、45℃の風で60秒間、50℃の風で60秒間順次乾燥した(恒率乾燥域における皮膜温度は8〜25℃であり、減率乾燥域で皮膜温度は徐々に上昇した)後、23℃、相対湿度40〜60%で調湿して、インクジェット記録媒体1を得た。
〔インクジェット記録媒体2〜11の作製〕
シリカ分散液2〜10に変更した以外は上記インクジェット記録媒体1と同様にして、インクジェット記録媒体2〜10を作製した。次に、第1層、第2層をシリカ分散液8に代えた以外は上記インクジェット記録媒体1と同様にして、インクジェット記録媒体11を得た。
表2に得られたインクジェット記録媒体についてシリカ種類、媒染剤種、75°鏡面光沢度を示す。光沢度は日本電色工業社製VGS−1001DP型光沢度計を用いて入射角75°、受光角75°でJIS Z 8741による光沢度を測定した値である。
Figure 2005169643
〔インクジェット画像の評価〕
(インク吸収性の評価)
カラーインクジェットプリンターPM800C(セイコーエプソン社製)により、前記作製した記録媒体1〜11に、イエロー(C.I.ダイレクトイエロー86染料含有インク)、マゼンタ(構造式(1)で表される染料含有インク)、及びシアン(C.I.ダイレクトブルー199染料含有インク)のベタ画像を印字し、記録直後(約10秒後)にコピー紙を接触し、インクの記録媒体への吸収性及び紙への転写状況を目視観察し、下記に示す基準に則り評価を行った。結果を表3に示す。
A:インクの吸収速度が早く、インクがコピー紙に転写されなかった
B:インクの吸収は早いが、インクがわずかにコピー紙に転写された
C:インクの吸収がやや遅く、インクがコピー紙に転写された
D:インクの吸収が遅く、インク溢れが認められる
(解像度の評価)
カラーインクジェットプリンターPM800C(セイコーエプソン社製)により、前記作製した記録媒体1〜11に、イエロー(C.I.ダイレクトイエロー86染料含有インク)、マゼンタ(構造式(1)で表される染料含有インク)、及びシアン(C.I.ダイレクトブルー199染料含有インク)の幅100μmのラインを印字し、顕微鏡で50倍に拡大し、下記に示す基準に則り目視にて評価を行った。結果を表3に示す。
A:ドット形状が非常にシャープである
B:ドット形状がシャープである
C:ドット形状が一部崩れているが、実用上問題ないレベル
D:ドット形状を保持していない
(画質の評価)
カラーインクジェットプリンターPM800C(セイコーエプソン社製)により、前記作製した記録媒体1〜11に、イエロー(C.I.ダイレクトイエロー86染料含有インク)のベタに黒文字画像、マゼンタ(構造式(1)で表される染料含有インク)のベタに黒文字画像、及びシアン(C.I.ダイレクトブルー199染料含有インク)のベタに黒文字画像を印字し、下記に示す基準に則り目視にて評価を行った。結果を表3に示す。
A:文字の滲みが全くなし
B:文字の滲みが僅かに認められるが実技上は問題ないレベル
C:文字の滲みが認められ実技上問題となるレベル
D:全く許容され得ないレベル
(発色性の評価)
カラーインクジェットプリンターPM800C(セイコーエプソン社製)により、前記作製した記録媒体1〜11に、ブラックのベタ画像を印字し、濃度計(X−Rite社製X−Rite938)を用いて反射濃度測定を行った。結果を表3に示す。
なお、解像度、画質は媒染剤の染料固着能力を表しているとも言え、従って、耐水性、耐湿性を評価していると言える。
Figure 2005169643
表3より明らかなように、本発明のインクジェット記録媒体を用いて本発明の記録方法で記録したものは、インク吸収性に優れ、解像度、画質、発色性の全ての面で優れた効果を示すことが分かった。

Claims (3)

  1. 支持体上に媒染剤を含有するインク吸収層を有するインクジェット記録媒体において、該媒染剤が下記の特性を有することを特徴とするインクジェット記録媒体。
    該媒染剤の1質量%水溶液中で浸漬塗布した薄層クロマトグラフィーで、下記構造式(1)で表される染料をエタノールと水の体積比率が1対1である展開溶媒で展開したときに測定される移動率Rf値が0.4以下であり、C.I.ダイレクトブルー199染料をエタノールと水の体積比率が1対1である展開溶媒で展開したときに測定される移動率Rf値が0.3以下であり、且つC.I.ダイレクトイエロー86染料をエタノールと水の体積比率が1対1である展開溶媒で展開したときに測定される移動率Rf値が0.5以下であること。
    Figure 2005169643
  2. 前記インク吸収層に粉砕分散された沈降法又はゲル法で製造されたシリカ微粒子を含有することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録媒体。
  3. 請求項1又は2に記載のインクジェット記録媒体に前記構造式(1)で表される染料を含有する水系インク、C.I.ダイレクトブルー199染料を含有する水系インク及びC.I.ダイレクトイエロー86染料を含有する水系インクをインクジェットヘッドより液滴として吐出させ、記録することを特徴とするインクジェット記録方法。
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