JP2005169439A - 突起付管の製造方法 - Google Patents

突起付管の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005169439A
JP2005169439A JP2003411172A JP2003411172A JP2005169439A JP 2005169439 A JP2005169439 A JP 2005169439A JP 2003411172 A JP2003411172 A JP 2003411172A JP 2003411172 A JP2003411172 A JP 2003411172A JP 2005169439 A JP2005169439 A JP 2005169439A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel plate
tubular body
tube
protrusions
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Revoked
Application number
JP2003411172A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichiro Furuse
圭一朗 古瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHIKOKU KK
Shikoku KK
Original Assignee
SHIKOKU KK
Shikoku KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHIKOKU KK, Shikoku KK filed Critical SHIKOKU KK
Priority to JP2003411172A priority Critical patent/JP2005169439A/ja
Publication of JP2005169439A publication Critical patent/JP2005169439A/ja
Revoked legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】長尺の突起付管を安価に得ることを可能とした突起付管の製造方法を提案する。
【解決手段】帯板状の素材鋼板10に対してその長手方向に所定間隔で突起3を形成する打出し工程と、突起3が形成された素材鋼板10を打出し加工側の面が内側となるようにその両側縁10a、10a側からそれぞれ弧状に曲げ成形しこれを近接対向させて管状体2とする成形工程と、管状体2における両側縁10a、10aを溶接接合して一体化する溶接工程とで構成する。
【選択図】図1

Description

本願発明は、管状体の表面にその軸方向に所定間隔で突起を形成してなる突起付管の製造方法に関するものである。
突起付管は、例えば、滑り止め機能をもった手摺として使用されるものであるが、その製造方法は、既製の管状体を素材として用い、この管状体に対して事後的にその内部から突起成形加工を施すという手法をとるのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
即ち、管状体内に、突起形成用のボールを備えた成形具を内挿すると共に、この成形具内に芯金を挿入し、該芯金によって上記ボールを径方向外側に押し出すことで、該ボールにより上記管状体の周壁の一部を径方向外側へ膨出させて突起を形成するものである。
特開2000−140965号公報(段落「0019」〜[0034],図1,図2)。
ところが、このような従来の突起付管の製造方法によれば、既製の管状体を素材として使用するものであることから、この素材の管状体とこれに突起を形成する成形具とは、常に径寸法等が対応関係にあることが必要であって、ある仕様をもつ成形具を径寸法の異なる多種類の管状体に汎用的に使用するということができず(即ち、上記成形具が「専用品」となり)、例えば、径寸法の異なる多種類の管状体を成形対象とする場合には、その成形対象管状体の種類だけ専用の成形具を用意する必要があり、非常に不経済であり、延いては製品としての突起付管の製造コストが高くつくという問題がある。
また、成形具は管状体内に嵌挿配置されるものであり、しかもこの管状体内に嵌挿配置された成形具に対して、該管状体の軸方向外側から芯金を組み付けて拡径作用を行わせるものであることから、該成形具及び芯金の取扱性とかこれらを使用しての作業性という点からして、製作可能な突起付管の長さには自ずと限界があり、突起付管の使用に際しての利便性という点において問題があった。
そこで本願発明は、長尺の突起付管を安価に得ることを可能とした突起付管の製造方法を提案することを目的としてなされたものである。
本願発明ではかかる課題を解決するための具体的手段として次のような構成を採用している。
本願の第1の発明に係る突起付管の製造方法では、帯板状の素材鋼板10に対して打出し加工を施工して該素材鋼板10の一方の面側から他方の面側へ膨出する突起3を該素材鋼板10の長手方向に所定間隔で形成する打出し工程と、上記突起3が形成された上記素材鋼板10を上記一方の面が内側となるようにその両側縁10a、10a側からそれぞれ弧状に曲げ成形しこれを近接対向させて管状体2とする成形工程と、上記管状体2における上記両側縁10a、10aを溶接接合して一体化する溶接工程とで構成したことを特徴としている。
本願の第2の発明に係る突起付管の製造方法では、上記素材鋼板10をその長手方向へ連続的に送給しながら上記各工程を実行することを特徴としている。
本願発明では以下のような特有の効果が得られる。
(a)本願の第1の発明に係る突起付管の製造方法によれば、最初に帯板状の素材鋼板10に対して打出し加工により突起3を形成した後、該素材鋼板10を弧状に曲げ成形して管状体2とし、しかる後、上記管状体2における上記両側縁10a、10aを溶接接合して一体化することで突起付管1を得るものであることから、例えば、既製の管状体の内部から突起成形加工を行う従来の製造方法の場合に比して、突起3の成形加工作業が容易であり、該突起3を精度良く的確に形成することができると共に、該突起3の成形手段等に関する制約が殆ど無く、製造しようとする突起付管1が長尺であってもこれを容易に製作することができる。
また、長尺の突起付管1を容易に製作することができることから、例えば、この長尺の突起付管1を手摺として使用する場合においては、手摺設置作業における作業の利便性が向上し、手摺の低コスト化に寄与し得る。
さらに、上述のように、最初の作業工程において帯板状の素材鋼板10に打出し加工により突起3を形成するものであることから、該突起3の打出し加工を行なう加工手段は目的とする突起付管1の径寸法に対応した専用品とする必要がなく、例えば、既製の管状体の内部に成形具を嵌挿して該管状体の壁面に突起3を形成する従来の突起付管の製造方法における成形具のように、成形対象となる管状体の径寸法等の仕様に対応した専用品とする必要がある場合に比して、該加工手段の兼用化により汎用性が向上し、延いては製品としての突起付管1の低コスト化が促進される。
(b)本願の第2の発明に係る突起付管の製造方法によれば、上記素材鋼板10をその長手方向へ連続的に送給しながら上記各工程を実行するようにしているので、上記素材10の長さの範囲内で上記突起付管1を連続的に成形することができ、その結果、特に長尺の突起付管1をより安価に製作することができる。
以下、本願発明を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
図1には、本願発明に係る突起付管の製造方法の実施状態を示し、また図2には、当該製造方法により製造された製品としての突起付管1を示している。尚、この実施形態においては、上記突起3を円形の凸部としたものを一例として示すが、該突起3の形状は係る形状に限定されるものではなく、例えば、線状凸部とか非円形凸部等、種々の形状を採用し得ることは勿論である。
この発明の突起付管の製造方法は、図1に示すように、突起成形手段11と成形手段13と溶接手段15を用いて上記突起付管1を製造するものであって、これが最大の特徴とする点は、帯板状の素材鋼板10を用い、これを丸めて管状体とする以前に、該素材鋼板10に対して突起3を形成し、しかる後、該突起3が形成された上記素材鋼板10を丸めて管状体とする点であり、この点は、既製の管状体に対して事後的にその内部から突起の成形作業を行なうものと比べて、根本的な相違点である。
即ち、この実施形態においては、突起3の打出し加工を行なう突起成形手段11と、上記素材鋼板10をその両側縁側からそれぞれ弧状に曲げ成形して管状体とする成形手段13と、該管状体における上記素材鋼板10の両側縁同士を溶接接合する溶接手段14を、上記素材鋼板10の送り方向に順次併置してなる製造装置を用い、上記素材鋼板10から上記突起付管1を製造するものである。
上記突起成形手段11は、打出し工程において使用されるもので、ポンチ12を備えて構成される。そして、この突起成形手段11は、上記素材鋼板10の幅方向の所定位置(この実施形態では、幅方向の略中央に設定した場合を示している)において該素材鋼板10の上方に位置するようにして設置され、上記素材鋼板10の送り速度に応じて所定タクトで上記ポンチ12を作動させるようになっている。
上記成形手段13は、成形工程において使用されるもので、上記素材鋼板10の幅方向両側にそれぞれ配置された左右一対の成形ロール14を備えて構成される。そして、この成形手段13は、送給される上記素材鋼板10をその両側縁10a、10a側からそれぞれ弧状に曲げ成形しこれを近接対向させて管状体2とする。尚、ここでは説明の便宜上、上記成形手段13を左右一対の成形ロール14で構成した場合を示しているが、実際上は、上記成形ロール14は上記素材鋼板10の送給方向に多段に配置される。
上記溶接手段15は、溶接工程において使用されるもので、上記成形手段13によって成形された管状体2における上記両側縁10a、10a同士を溶接接合して完全な管とする。尚、この溶接手段15は、例えば、アーク溶接とか高周波抵抗溶接等の種々の溶接手法を採用し得るものである。
ここで、上記各工程での加工順に、上記素材鋼板10から上記突起付管1を製造する場合の作業状態を説明する。
上記素材鋼板10が所定速度で加工ラインに送給されると、先ず、上記突起成形手段11が上記素材鋼板10の送り速度に対応した所定のタクトで間歇的に作動し、上記ポンチ12によって上記素材鋼板10の上面(特許請求の範囲中の「一方の面」に該当する)側からこれに対して打出し加工を行い、上記素材鋼板10にその長手方向(即ち、送給方向)に所定間隔で、上面側から下面(特許請求の範囲中の「他方の面」に該当する)側へ膨出する突起3を形成する。
上記突起3が所定間隔で形成された上記素材鋼板10は、上記成形手段13に達すると、該成形手段13の上記一対の成形ロール14によって、その両側縁10a、10a側からこれを丸めるような成形作用を受け、次第に帯板状形態から管状形態に成形され、上記両側縁10a、10aが近接対向されることで上記管状体2となる。
次に、この管状体2における上記両側縁10a、10aの対向部分に、上記溶接手段15によって溶接が施工され、該管状体2は完全な管体、即ち、上記突起付管1とされる。尚、図1及び図2において、符号4は溶接線を示している。また、この実施形態においては、上記突起付管1における上記各突起3の位置と上記溶接線4の位置とが該突起付管1の中心を挟んで直径方向に対向するように設定しているが、これら両者の相対的な位置関係は適宜変更設定可能であることは勿論である。
後は、上記突起付管1を、その用途等の条件に合わせて、切断手段(図示省略)により所要寸法に切断すれば良い。以上で、上記素材鋼板10から上記突起付管1を製造する作業が全て終了する。
このようにして製造された上記突起付管1は、例えば、図3に示すように、上記突起3を形成した側を下側に向けた状態で、ブラケット17を介して壁面18に固定され、手摺として使用される。即ち、ここでは、上記突起付管1の上記突起3を滑り止めとして利用したものであるが、この突起付管1の用途はこれに限定されないことは勿論である。
この実施形態の突起付管の製造方法によれば、次のような特有の作用効果が得られる。
即ち、この実施形態の突起付管の製造方法によれば、最初に帯板状の上記素材鋼板10に対して打出し加工により突起3を形成した後、該素材鋼板10を弧状に曲げ成形して管状体2とし、しかる後、上記管状体2における上記両側縁10a、10aを溶接接合して一体化することで突起付管1を得るものであることから、例えば、既製の管状体の内部から突起成形加工を行う従来の製造方法の場合に比して、上記突起3の成形加工作業が容易であり、該突起3を精度良く的確に形成することができると共に、該突起3の成形手段等に関する制約が殆ど無く、長尺の突起付管1を容易に製作することができる。
また、長尺の突起付管1を容易に製作することができることから、例えば、この長尺の突起付管1を手摺として使用する場合においては、手摺設置作業における作業の利便性が向上し、手摺の低コスト化に寄与し得るものである。
さらに、上述のように、最初の作業工程において帯板状の素材鋼板10に打出し加工により突起3を形成するものであることから、該突起3の打出し加工を行なう加工手段(この実施形態では、上記突起成形手段11)は、目的とする突起付管1の径寸法に対応した専用品とするような必要がない。このため、例えば、既製の管状体の内部に成形具を嵌挿して該管状体の壁面に突起3を形成する従来の突起付管の製造方法における成形具のように、成形対象となる管状体の径寸法等の仕様に対応した専用品とする必要がある場合に比して、該加工手段の兼用化によりその汎用性が向上し、延いては製品としての突起付管1の低コスト化が促進される。
また、上記素材鋼板10をその長手方向へ連続的に送給しながら上記各工程を実行するようにしているので、上記素材10の長さの範囲内で上記突起付管1を連続的に成形することができ、その結果、特に長尺の突起付管1をより安価に製作することができる。
本願発明に係る突起付管の製造方法の実施形態を示す斜視図である。 図1に示した製造方法を適用して製造された突起付管の斜視図である。 上記突起付管の使用状態の一例を示す断面図である。
符号の説明
1・・・・突起付管
2・・・・管状体
3・・・・突起
4・・・・溶接線
10・・・素材鋼板
11・・・加圧成形具
12・・・ポンチ
13・・・成形手段
14・・・成形ロール
15・・・溶接手段
17・・・ブラケット
18・・・壁面

Claims (2)

  1. 帯板状の素材鋼板(10)に対して打出し加工を施工して該素材鋼板(10)の一方の面側から他方の面側へ膨出する突起(3)を該素材鋼板(10)の長手方向に所定間隔で形成する打出し工程と、上記突起(3)が形成された上記素材鋼板(10)を上記一方の面が内側となるようにその両側縁(10a)、(10a)側からそれぞれ弧状に曲げ成形しこれを近接対向させて管状体(2)とする成形工程と、上記管状体(2)における上記両側縁(10a)、(10a)を溶接接合して一体化する溶接工程とで構成されたことを特徴とする突起付管の製造方法。
  2. 請求項1において、上記素材鋼板(10)をその長手方向へ連続的に送給しながら上記各工程を実行することを特徴とする突起付管の製造方法。
JP2003411172A 2003-12-10 2003-12-10 突起付管の製造方法 Revoked JP2005169439A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003411172A JP2005169439A (ja) 2003-12-10 2003-12-10 突起付管の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003411172A JP2005169439A (ja) 2003-12-10 2003-12-10 突起付管の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005169439A true JP2005169439A (ja) 2005-06-30

Family

ID=34731989

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003411172A Revoked JP2005169439A (ja) 2003-12-10 2003-12-10 突起付管の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005169439A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7418849B2 (en) Process of producing profiles whose cross-section is variable in the longitudinal direction
JP4959388B2 (ja) 中空ラックバー並びに中空ラックバーの端部縮径方法及び装置
KR101260484B1 (ko) 중공 부재의 코어리스 성형을 위한 방법 및 장치
JP5425148B2 (ja) クランプリング
JP2006247748A (ja) フランジを一体的に備えた管、特に車両及びボディ構造用の柔軟に圧延された材料から成る、フランジを一体的に備えた管
EP1504844B1 (en) Method of manufacturing annular body
JP5541432B1 (ja) 鋼管の製造方法
JP2007009989A (ja) 円錐ころ軸受用保持器及びその製造方法
JP2005169439A (ja) 突起付管の製造方法
JP4173818B2 (ja) 自動車のエキゾーストパイプの端部に被せ嵌められるカバーを製造するための方法、及びこの方法に従って製造されたカバー
JPH10249459A (ja) 金属製パイプの縮管方法
JP5389587B2 (ja) 薄肉曲がり管部材の成形方法及び薄肉曲がり管部材の製造装置
JPH0819816A (ja) 円筒部材の製造方法
JP2018061979A (ja) パイプ製造方法とこれに用いるプレス装置
JP2008178885A (ja) 円筒形状部品の製造方法及びそれに用いる穿孔用ダイス
JP2010012515A (ja) 金属パイプ及びその製造方法
JP2004195504A (ja) 鋼管の成形装置、成形方法、及び製造設備列
JPH0929337A (ja) 金属管の形状矯正法
JP6734952B1 (ja) 筒状部材及び筒状部材の製造方法
JP2005118794A (ja) パイプの接合構造およびその接合方法
JP2001105067A (ja) ラックバーおよびその製造方法
US20050028572A1 (en) Method for the production of a metal tube, in particular a gas distributor tube for vehicle airbags
JP2002263761A (ja) 中空ラック軸およびその製造方法
JP5291306B2 (ja) 異径管継ぎ手
JP2004351436A (ja) 成形方法および成形型

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060919

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061010

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061010

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061010

AA91 Notification of revocation by ex officio

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971091

Effective date: 20061205

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070511

A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073

Effective date: 20080219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080408

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080602

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081209