JP2005167671A - 画像転送システムおよび画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 実行中の画像データ転送ジョブは能率よく終了し、後入力ジョブの開始を早くし、転送システムのパフォーマンスを高くする。ユーザ意思による優先実行も可。
【解決手段】 画像バスPb;画像入力手段210;画像出力手段PTR;画像メモリMEM;画像バスから画像メモリへの画像データの書込み,画像メモリから画像バスへのデータの読出しを制御するメモリ制御手段IMAC;画像入力手段から画像バスへの画像データの転送および画像バスから画像出力手段への画像データの転送を制御する入出力制御手段CDIC,IPP;および、画像バスを用いる転送ジョブのバス占有情報を保持し、新たな転送ジョブの開始の可否をバス占有情報に基づいて決定し、否であると新たな転送ジョブをジョブキューに保持し、可になるとジョブキューから優先度の高い転送ジョブを読み出し該転送ジョブを開始する転送ジョブ開始制御手段31a;を備える。
【選択図】 図12

Description

本発明は、画像転送バスを介して画像蓄積メモリに画像データを入出力する画像転送システムおよびそれを用いる画像処理装置に関し、例えば、デジタルカメラ,原稿スキャナ,プリンタ,複写機あるいはファクシミリに用いることができる。
特開平09−046464号公報には、プリンタエンジンを制御するプリンタコントローラを接続した汎用高速バスであるPCIバスに、原稿スキャナ,ネットワークコントローラ,ファクシミリコントローラ,PCシステムコントローラ,画像処理コントローラ,PDLコントローラなどを接続する拡張型多機能システムが記載されている。
特開平09−272244号公報には、特許文献1に記載のごとき拡張型多機能システムであるが、PCシステムコントローラが、PCIバスを介してスキャナから画像データを受信し、PCから入力されるプリントデータはプリンタコントローラに送信するとともに各モジュールを制御する拡張型多機能システムが記載されている。
例えば画像形成装置として、プリンタエンジンやスキャナエンジンとコントローラ間I/Fをハード的に共通の画像バスI/Fを用いることに関しては、特許文献1や特許文献2のようにPCIバスを利用するものが考案されている。しかしながら、一般にカラーの画像形成装置の画像データは非常に大きいので、画像バス上に大きなデータが流れることになり、マルチファンクション(多機能)の機械としてスキャナからの入力イベントとプロッタへの出力イベントが同時に発生すると、データによっては転送容量をオーバーしてしまう。この場合、画像転送は転送要求の早いもの勝ちで片方向のデータのみを行ったり、或いは、時分割処理を行うことによって入出力処理を可能にしている。
従来技術では、スキャナの読み取り動作とプリンタの印刷動作が同時にできない条件が発生した場合、読取ジョブ/印刷ジョブの各動作が連続実行できないため、画像形成装置のパフォーマンスが低下する可能性がある他、交互にスキャナとプリンタが動作するため、見かけ上ではなかなか要求ジョブが終了しないように外部からは見えてしまい、ユーザが不安を覚えるとか、混乱するとか、不満を感じることなどがある。
本発明は、このような問題を改善することを目的とする。具体的には、すでに実行中のジョブは実質上変化なく継続して効率よく終了し、後入力で指示されたジョブの開始を早く、しかも画像転送システムのパフォーマンスを高くするように実行することを第1の目的とする。加えて、ユーザの意思による優先実行も可能にすることを第2の目的とする。
(1)システム上に画像データが転送される共通な画像バス(Pb)と、
画像バスを介してシステム上に取り込まれた画像データを保持する画像蓄積手段(MEM)と、
上記画像バス上に転送される画像データの転送量情報を保持する手段(31a)と、
上記転送量保持手段が保持する転送量情報から、新たに画像データの転送ジョブを開始することが可能かを判断する転送可能判断手段(31a)と、
上記転送可能判断手段が不可と判断した場合に前記転送ジョブをキューイング(queuing:待ち行列を生成)し、ジョブキュー(job queue:ジョブの待ち行列)に保持する転送リスト手段(31a)と、
上記転送可能判断手段が可能と判断した場合に、ジョブキューからそれに保持する優先度の高い転送ジョブを読み出し該転送ジョブを開始する画像転送開始手段(31a)と、
を有することを特徴とする画像転送システム(ACP)。
なお、理解を容易にするためにカッコ内には、図面に示し後述する実施例の対応要素又は対応事項の記号を、例示として参考までに付記した。以下も同様である。
これによれば、該画像転送システムのハード条件や使用環境に応じて、例えば、転送バス占有率が小さく他のジョブと並行実施できる可能性が高いジョブに高い優先度を与え、使用頻度が高い高速で処理できるジョブには高い優先度を与え、使用頻度が低い処理速度が低速となるジョブには低い優先度を与えるなどの優先度の設定により、画像転送システムのパフォーマンスを高くし、しかも、ユーザの不満を軽減できる。
(2)前記転送ジョブは、前記画像転送システムの外部から前記画像バス(Pb)への原稿読取り画像データの送出を含む、上記(1)に記載の画像転送システム。
(3)前記転送ジョブは、前記画像バス(Pb)から前記画像転送システムの外部への画像書込みの画像データの送出を含む、上記(1)又は(2)に記載の画像転送システム。
上記(2)あるいは(3)によれば、例えば画像書込みの画像データに基づいて用紙上に画像を形成するプリンタの画像印刷に比して、原稿読取り画像データを出力する原稿スキャナの画像読み取りが遅いような画像形成装置において、プリンタ印刷の画像転送を優先的に開始させることによって、見かけ上の生産性をあげることが可能となる。すなわちプリンタ使用の待ち時間がなく、原稿スキャナ使用の待ち時間は短い。
(4)前記転送リスト手段(31a)に保持する転送ジョブの選択順位を指定する手段(79c)を更に備え、前記画像転送開始手段(31a)は、上記転送可能判断手段が可能と判断した場合に、ジョブキューに前記転送バス(Pb)で転送可能な転送ジョブが複数あるときには、前記選択順位が上位の転送ジョブを開始する、上記(1)乃至(3)の何れか1つに記載の画像転送システム。
例えば、スキャナによる原稿読み取りがDF(ドキュメントフィーダ)でおこなわれる場合に原稿読み取りを連続して実行したい(とりあえず原稿の手離れを早くしたい)ときには、スキャナ読み取りの画像転送を優先的に開始させるように、選択順位指定手段(79c)を用いてスキャナ読み取りを優先にすることによって、ユーザがストレスを感じることなく、能率よく画像転送システムを使用することが可能となる。
(4a)前記優先度を設定する入力手段(80d)を更に備える、上記(1)乃至(4)の何れか1つに記載の画像転送システム。これによれば、該入力手段(80d)を使用して転送ジョブ(の種類)宛ての優先度を個別に設定しまた調整することによって、画像転送システムの作業能率を最適にすることが出来る。あるいはユーザの好みの優先順を設定できる。
(5)画像データを転送する画像バス(Pb);
画像データ入力手段(210);
画像データが表す画像を形成する画像出力手段(PTR);
画像データを保持するための画像蓄積手段(MEM);
前記画像バス(Pb)から前記画像蓄積手段(MEM)への画像データの書込み,前記画像蓄積手段(MEM)から前記画像バス(Pb)へのデータの読み出しを制御するメモリ制御手段(IMAC);
前記画像データ入力手段(210)から画像バス(Pb)への画像データの転送および画像バス(Pb)から画像出力手段(PTR)への画像データの転送を制御する画像データ入出力制御手段(CDIC,IPP);および、
前記画像バス(Pb)を用いる画像データの転送ジョブのバス占有情報を保持し、新たな転送ジョブの開始の可否をバス占有情報に基づいて決定し、否であると該新たな転送ジョブをジョブキューに保持し、可になるとジョブキューからそれに保持する優先度の高い転送ジョブを読み出し該転送ジョブを開始する転送ジョブ開始制御手段(31a);
を備える画像処理装置。
これによれば、前記画像出力手段(PTR),画像蓄積手段(MEM),メモリ制御手段(IMAC)および画像データ入出力制御手段(CDIC,IPP)のハード条件や使用モードに応じて、例えば、転送バス占有率が小さく他のジョブと並行実施できる可能性が高いジョブに高い優先度を与え、使用頻度が高い高速で処理できるジョブには高い優先度を与え、使用頻度が低い処理速度が低速となるジョブには低い優先度を与えるなどの優先度の設定により、画像処理装置のパフォーマンスを高くし、しかも、ユーザの不満を軽減できる。
(6)前記画像出力手段(PTR)は用紙上に画像を形成するプリンタである;上記(5)に記載の画像処理装置。
(7)前記画像データ入力手段(210)は原稿スキャナである;上記(5)又は(6)に記載の画像処理装置。
上記(6)および(7)の組み合わせによれば、プリンタ(PTR)による画像印刷に比して、原稿スキャナ(210)による原稿読み取りが遅いような画像形成装置において、プリンタ印刷の画像転送を優先的に開始させることによって、見かけ上の生産性をあげることが可能となる。すなわちプリンタ使用の待ち時間がなく、原稿スキャナ使用の待ち時間は短い。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
図1に、本発明の1実施例の複合機能フルカラーデジタル複写機を示す。このフルカラー複写機は、大略で、自動原稿送り装置(ADF)230と、操作ボード220と、カラースキャナ210と、カラープリンタPTRおよびフィニッシャ100の各ユニットで構成されている。なお、操作ボード220,ADF230付きのカラースキャナ210およびフィニッシャ100は、プリンタPTRから分離可能なユニットであり、カラースキャナ210は、動力機器ドライバやセンサ入力およびコントローラを有する制御ボードを有して、プリンタPTRの機内の制御ボードの画像データ処理装置ACP(図4)と直接または間接に通信を行いタイミング制御されて原稿画像の読み取りを行う。
画像データ処理装置ACP(図4)には、パソコンPCが接続したLAN(Local Area Network)が接続されており、ファクシミリコントロールユニットFCU(図4)には、電話回線PN(ファクシミリ通信回線)に接続された交換器PBXが接続されている。カラープリンタPTRのプリント済の用紙は、フィニッシャ100に排出される。
図2に、カラープリンタPTRの機構を示す。この実施例のカラープリンタPTRは、レーザプリンタである。1色のトナー像を形成する、感光体15および現像器27ならびに図示を省略したチャージャ,クリーニング装置および転写器の組体(作像ユニット)は、Bk(黒),C(シアン),M(マゼンタ)およびY(イエロー)のそれぞれの作像用に一組、合せて4組があり、搬送ベルト16に沿ってタンデムに配列されており、それらによって形成された各色トナー像が順次に一枚の転写紙上に重ねて転写される。
第1トレイ8,第2トレイ9および第3トレイ10に積載された転写紙は、各々第1給紙装置11,第2給紙装置12および第3給紙装置13によって給紙され、縦搬送ユニット14によって感光体15に当接する位置まで搬送される。スキャナ50にて読み込まれた画像データは、書込ユニット60からのレーザー露光によって、図示を省略したチャージャによって均一に荷電した感光体15に書込まれこれにより静電潜像を形成する。この静電潜像が現像ユニット27を通過することによって感光体15上にトナー像が現れる。転写紙が感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬送されながら、感光体15上のトナー像が転写される。その後、定着ユニット17にて画像を定着させ、排紙ユニット18によって後処理装置のフィニシャ100に排出される。
図2に示す、後処理装置のフィニシャ100は、本体の排紙ユニット18によって搬送された転写紙を、通常排紙ローラ103方向と、ステープル処理部方向へ導く事ができる。切り替え板101を上に切り替える事により、搬送ローラ103を経由して通常排紙トレイ104側に排紙する事ができる。また、切り替え板101を下方向に切り替える事で、搬送ローラ105,107を経由して、ステープル台108に搬送する事ができる。ステープル台108に積載された転写紙は、一枚排紙されるごとに紙揃え用のジョガー109によって、紙端面が揃えられ、一部のコピー完了と共にステープラ106によって綴じられる。ステープラ106で綴じられた転写紙群は自重によって、ステープル完了排紙トレイ110に収納される。
一方、通常の排紙トレイ104は前後(図2紙面と垂直な方向)に移動可能な排紙トレイである。前後に移動可能な排紙トレイ部104は、原稿毎、あるいは、画像メモリによってソーティングされたコピー部毎に、前後に移動し、簡易的に排出されてくるコピー紙を仕分けるものである。
転写紙の両面に画像を作像する場合は、各給紙トレイ8〜10から給紙され作像された転写紙を排紙トレイ104側に導かないで、経路切り替えの為の分岐爪19を下向きに廻す事で、一旦反転ユニット112に導き、そして両面給紙ユニット111にストックする。
その後、両面給紙ユニット111にストックされた転写紙は再び感光体15に作像されたトナー画像を転写するために、両面給紙ユニット111から再給紙され、経路切り替えの為の分岐爪112を図示水平に戻し、排紙トレイ104に導く。この様に転写紙の両面に画像を作成する場合に、反転ユニット112および両面給紙ユニット111が使用される。
感光体15,搬送ベルト16,定着ユニット17,排紙ユニット18および現像ユニット27は、図示を省略したメインモータによって駆動され、各給紙装置11〜13はメインモータの駆動を、やはり図示を省略した各給紙クラッチによって伝達することにより駆動される。縦搬送ユニット14は、メインモータの駆動を図示を省略した中間クラッチによって伝達することにより駆動される。
図3に、スキャナ210およびそれに装着されたADF230の、原稿画像読み取り機構を示す。このスキャナ210のコンタクトガラス231上に置かれた原稿は、照明ランプ232により照明され、原稿の反射光(画像光)が第1ミラー233で副走査方向yと平行に反射される。照明ランプ232および第1ミラー233は、図示しない、副走査方向yに定速駆動される第1キャリッジに搭載されている。第1キャリッジと同方向にその1/2の速度で駆動される、図示しない第2キャリッジには第2および第3ミラー234,235が搭載されており、第1ミラー233が反射した画像光は第2ミラー234で下方向(z)に反射され、そして第3ミラー235で副走査方向yに反射されて、レンズ236により集束され、CCD207に照射され、電気信号に変換される。第1および第2キャリッジは、走行体モーター238を駆動源として、y方向に往(原稿走査),復(リタ−ン)駆動される。
スキャナ210には、自動原稿供給装置ADF230が装着されている。ADF230の原稿トレイ241に積載された原稿は、ピックアップローラ242およびレジストローラ対243で搬送ドラム(プラテン)244と押さえローラ245の間に送り込まれて、搬送ドラム244に密着して読み取りガラス240の上を通過し、そして排紙ローラ246,247で、原稿トレイ241の下方の圧板兼用の排紙トレイ248上に排出される。
原稿の表面の画像は、原稿読取窓である読み取りガラス240を通過する際に、その直下に移動している照明ランプ232により照射され、原稿の表面の反射光は、第1ミラー233以下の光学系を介してCCD207に照射され光電変換される。すなわちRGB各色画像信号に変換される。搬送ドラム244の表面は、読み取りガラス240に対向する白色背板であり、白基準面となるように白色である。
また、原稿の裏面の画像は、光源および撮像素子を内蔵する撮像装置408で読取られ光電変換される。すなわちRGB各色画像信号に変換される。撮像装置408に対向する白色背板409があり、撮像装置408と白色背板409の間を原稿が通過する。
読み取りガラス240と原稿始端の位置決め用のスケール251との間には、基準白板239、ならびに、第1キャリッジを検出する基点センサ249がある。基準白板239は、照明ランプ232の個々の発光強度のばらつき,また主走査方向のばらつきや、CCD207の画素毎の感度ムラ等が原因で、一様な濃度の原稿を読み取ったにもかかわらず、読み取りデータがばらつく現象を補正(シェーディング補正)するために用意されている。
図4に、図1に示す複写機の画像処理系統のシステム構成を示す。このシステムでは、読取ユニット211と画像データ出力I/F(Interface:インターフェイス)212でなるカラー原稿スキャナ210が、画像データ処理装置ACPの画像データインターフェース制御CDIC(以下単にCDICと表記)に接続されている。画像データ処理装置ACPにはまた、カラープリンタPTRが接続されている。カラープリンタPTRは、画像データ処理装置ACPの画像データ処理器IPP(Image Processing Processor;以下では単にIPPと記述)から、書込みI/F134にYMCK記録画像データを受けて、作像ユニット135でプリントアウトする。作像ユニット135は、図2に示すものである。
画像データ処理装置ACP(以下では単にACPと記述)は、パラレルバスPb,画像メモリアクセス制御IMAC(以下では単にIMACと記述),画像メモリMEM(メモリモジュール;以下では単にMEMと記述),ハードディスク装置HDD(以下では単にHDDと記述),システムコントローラ31a,RAM34,不揮発メモリ35,フォントROM36,CDIC,IPP等、を備える。パラレルバスPbには、ファクシミリ制御ユニットFCU(以下単にFCUと記述)を接続している。操作ボード220はシステムコントローラ31aに接続している。
カラー原稿スキャナ210の、原稿を光学的に読み取る読取ユニット211のCCD207および撮像装置208の撮像素子のそれぞれが発生するRGB画像信号は、センサボードユニットSBU上で信号処理しかつRGB画像データに変換しかつシェーディング補正して、出力I/F212を介してCDICに送出する。
CDICは、画像データに関し、出力I/F212,パラレルバスPb,IPP間のデータ転送,プロセスコントローラ131とACPの全体制御を司るシステムコントローラ31aとの間の通信をおこなう。また、RAM132はプロセスコントローラ131のワークエリアとして使用され、不揮発メモリ133はプロセスコントローラ131の動作プログラム等を記憶している。
半導体メモリMEMの他に、多くの画像データを収納するためにHDDがある。HDDを用いる事により、外部電源が不要で永久的に画像を保持できる特徴もある。多くの原稿の画像をスキャナで読み込んでHDDに保持し、また、PCが与える多くのドキュメント画像を保持できる。
画像メモリアクセス制御IMAC(以下では単にIMACと記述)は、MEMおよびHDDに対する画像データ,制御データの書き込み/読み出しを制御する。システムコントローラ31aは、パラレルバスPbに接続される各構成部の動作を制御する。また、RAM34はシステムコントローラ31aのワークエリアとして使用され、不揮発メモリ35はシステムコントローラ31aの動作プログラム等を記憶している。
操作ボード220は、ACPがおこなうべき処理を入力する。たとえば、処理の種類(複写、ファクシミリ送信、画像読込、プリント等)および処理の枚数等を入力する。これにより、画像データ制御情報の入力をおこなうことができる。
スキャナ210およびADFのCCD207および撮像装置208で読取ったRGB画像データは、IPPで、スキャナガンマ補正,フィルタ処理などの、読取り歪を補正する画像処理を施してから、MEMに蓄積する。MEMの画像データをプリントアウトするときには、IPPにおいてRGB信号をYMCK信号に色変換し、プリンタガンマ変換,階調変換,および、ディザ処理もしくは誤差拡散処理などの階調処理などの画質処理をおこなう。画質処理後の画像データはIPPから書込みI/F134に転送される。書込みI/F134は、階調処理された信号に対し、パルス幅とパワー変調によりレーザー制御をおこなう。その後、画像データは作像ユニット135へ送られ、作像ユニット135が転写紙上に再生画像を形成する。
IMACは、システムコントローラ31aの制御に基づいて、画像データとMEM,HDDのアクセス制御,LAN上に接続した図示しないパソコンPC(以下では単にPCと表記)のプリント用データの展開,MEM,HDDの有効活用のための画像データの圧縮/伸張をおこなう。
IMACへ送られた画像データは、データ圧縮後、MEM又はHDDに蓄積され、蓄積された画像データは必要に応じて読み出される。読み出された画像データは、伸張され、本来の画像データに戻しIMACからパラレルバスPbを経由してCDICへ戻される。CDICからIPPへの転送後は画質処理をして書込みI/F134に出力し、作像ユニット135において転写紙(用紙)上に再生画像を形成する。
画像データの流れにおいて、パラレルバスPbおよびCDICでのバス制御により、デジタル複合機の機能を実現する。ファクシミリ送信は、スキャナ210,ADF230で読取られた画像データをIPPにて画像処理を実施し、CDICおよびパラレルバスPbを経由してFCUへ転送することによりおこなわれる。FCUは、通信網へのデータ変換をおこない、それを公衆回線PNへファクシミリデータとして送信する。ファクシミリ受信は、公衆回線PNからの回線データをFCUにて画像データへ変換し、パラレルバスPbおよびCDICを経由してIPPへ転送することによりおこなわれる。この場合、特別な画質処理はおこなわず、書込みI/F134から出力し、作像ユニット135において転写紙上に再生画像を形成する。
複数ジョブ、たとえば、コピー機能,ファクシミリ送受信機能,プリンタ出力機能が並行に動作する状況において、読取ユニット211,作像ユニット135およびパラレルバスPbの使用権のジョブへの割り振りは、システムコントローラ31aおよびプロセスコントローラ131において制御する。プロセスコントローラ131は画像データの流れを制御し、システムコントローラ31aはシステム全体を制御し、各リソース(ジョブ)の起動を管理する。また、デジタル複合機の機能選択は、操作ボード220においておこなわれ、操作ボード220の選択入力によって、画像読取機能,画像データ登録機能,コピー機能,プリント機能,ファクシミリ機能,連結転送機能等の処理内容を設定する。
システムコントローラ31aとプロセスコントローラ131は、パラレルバスPb,CDICおよびシリアルバスSbを介して相互に通信をおこなう。具体的には、CDIC内においてパラレルバスPbとシリアルバスSbとのデータ,インターフェースのためのデータフォーマット変換をおこなうことにより、システムコントローラ31aとプロセスコントローラ131間の通信を行う。
各種バスインターフェース、たとえばパラレルバスI/F 37、シリアルバスI/F 39、ローカルバスI/F 33AAおよびネットワークI/F 38は、IMACに接続されている。システムコントローラ31aは、ACP全体の中での独立性を保つために、複数種類のバス経由で関連ユニットと接続する。
システムコントローラ31aは、パラレルバスPbを介して他の機能ユニットの制御をおこなう。また、パラレルバスPbは画像データの転送に供される。システムコントローラ31aは、IMACに対して、画像データをMEM,HDDに蓄積させるための動作制御指令を発する。この動作制御指令は、IMAC,パラレルバスI/F 37、パラレルバスPbを経由して送られる。
この動作制御指令に応答して、画像データはCDICからパラレルバスPbおよびパラレルバスI/F 37を介してIMACに送られる。そして、画像データはIMACの制御によりMEM又はHDDに格納されることになる。
一方、ACPのシステムコントローラ31aは、PCからのプリンタ機能としての呼び出しの場合、プリンタコントローラとネットワーク制御およびシリアルバス制御として機能する。ネットワーク経由の場合、IMACはネットワークI/F 38を介してプリント出力要求データを受け取る。
汎用的なシリアルバス接続の場合、IMACはシリアルバスI/F 39経由でプリント出力要求データを受け取る。汎用のシリアルバスI/F 39は複数種類の規格に対応している。
PCからのプリント出力要求データはシステムコントローラ31aにより画像データに展開される。その展開先はMEM内のエリアである。展開に必要なフォントデータは、ローカルバスI/F 33aおよびローカルバスRb経由でフォントROM36aを参照することにより得られる。ローカルバスRbは、このコントローラ31aを不揮発メモリ35aおよびRAM34aと接続する。
シリアルバスSbに関しては、PCとの接続のための外部シリアルポート32a以外に、ACPの操作部である操作ボード220との転送のためのインターフェースもある。これはプリント展開データではなく、IMAC経由でシステムコントローラ31aと通信し、処理手順の受け付け、システム状態の表示等をおこなう。
システムコントローラ31aとMEM,HDDおよび各種バスとのデータ送受信は、IMACを経由しておこなわれる。MEM,HDDを使用するジョブはACP全体の中で一元管理される。
図5に示す様に、操作ボード220には、液晶タッチパネル79のほかに、テンキー80a,クリア/ストップキー80b,スタートキー80c,初期設定キー80d,モードクリアキー80e,テスト印刷キー80fがある。テスト印刷キー80fは、設定されている印刷部数に関わらず1部だけを印刷し、印刷結果を確認するためのキーである。初期設定キー80dを押す事で、機械の初期状態を任意にカスタマイズする事が可能である。機械が収納している用紙サイズを設定したり、コピー機能のリセットキーを押したときに設定される状態を任意に設定可能である。初期設定キ−80dが操作されると、各種初期値を設定するための「初期値設定」機能(「ジョブ宛て優先度の設定」を含む)ならびに「ID設定」機能,「著作権登録/設定」機能および「使用実績の出力」機能等を指定するための選択ボタンが表示される。また、一定時間操作が無いときに優先して選択されるアプリケーション等も選択する事、国際エネルギースター計画に従った低電力への移行時間の設定や、オートオフ/スリープモードへの移行する時間を設定する事が可能である。
液晶タッチパネル79には、各種機能キー及び画像形成装置の状態を示すメッセージなどが表示される。液晶タッチパネル79には、「コピー」機能,「スキャナ」機能,「プリント」機能,「ファクシミリ」機能,「蓄積」機能,「編集」機能,「登録」機能,「連結」機能およびその他の機能の選択用および実行中を表わす機能選択キー80gが表示される。機能選択キー80gで指定された機能に定まった入出力画面が表示され、例えば「複写」機能が指定されているときには、図5に示すように、機能キー79a,79bならびに部数及び画像形成装置の状態を示すメッセージが表示される。オペレータが液晶タッチパネル79に表示されたキーにタッチする事で、選択された機能を示すキーが灰色に反転する。また、機能の詳細を指定しなければならない場合(例えばページ印字の種類等)はキーにタッチする事で詳細機能の設定画面が表示される。このように、液晶タッチパネルは、ドット表示器を使用している為、その時の最適な表示をグラフィカルに行う事が可能である。
図6は、原稿スキャナ210による原稿画像読み取り(ファクシミリ送信の場合の原稿読み取りを含む)を指定したとき、複合機能複写機(図1,図4)が、コピー又は印刷のジョブを実行中であり、しかも、後述するジョブキューに、未実行の印刷ジョブが保持されているときの、液晶タッチパネル79の表示を示す。原稿画像読み取りを指定したときに、複写機(図1,図4)が待機中(ジョブコマンド待ち)であった場合には、ポップアップ表示79cは表示されず、原稿画像読み取りのスタートをただちに実行できる。
図7は、プリンタPTRによるHDD又はMEMに蓄積した画像の印刷(ファクシミリ受信書画の印刷を含む)を指定したとき、複合機能複写機(図1,図4)が、コピー又は印刷のジョブを実行中であり、しかも、後述するジョブキューに、未実行の原稿読み取りジョブが保持されているときの、液晶タッチパネル79の表示を示す。印刷を指定したときに、複写機(図1,図4)が待機中(ジョブコマンド待ち)であった場合には、ポップアップ表示79cは表示されず、原稿画像読み取りのスタートをただちに実行できる。
なお、LANに接続されたパソコンPCには、複合機能複写機(図1,図4)を使用するアプリケーション(プログラム)が格納されており、該アプリケーションを起動して操作入力画面から、印刷,原稿読み取りおよびコピーを指示することができる。大要では、PCのディスプレイに表示される操作入力画面の入出力機能は操作ボード220の同等であり、PCにおいても、操作ボード220を操作して可能な入出力操作を同様に行うことができる。
図8に、CDICの機能構成の概要を示す。画像データ入出力制御161は、カラー原稿スキャナ210(SBU)が出力する画像データを受けて、IPPに出力する。IPPは、「スキャナ画像処理」190(図10,図11)をして、CDICの画像データ入力制御162に送りだす。画像データ入力制御162が受けたデータは、パラレルバスPbでの転送効率を高めるためにデータ圧縮部163に於いて、画像データの1次圧縮を行う。圧縮した画像デ−タは、データ変換部164でパラレルデータに変換してパラレルデータI/F165を介してパラレルバスPbへ送出される。パラレルデータバスPbからパラレルデータI/F165を介して入力される画像データは、データ変換部164でシリアル変換される。このデータは、バス転送のために1次圧縮されており、データ伸張部166で伸張される。伸張された画像データは、画像データ出力制御167によってIPPへ転送される。IPPでは、「画質処理」300(図10,図11)によりRGB画像データをYMCK画像データに変換し、プリンタ100の画像出力用の画像データYp,Mp,Cp,Kpに変換してカラープリンタ100に出力する。
CDICは、パラレルバスPbで転送するパラレルデータとシリアルバスSbで転送するシリアルデータの変換機能を併せ持つ。システムコントローラ31aは、パラレルバスPbにデータを転送し、プロセスコントローラ131は、シリアルバスSbにデータを転送する。2つのコントローラ1,131の通信のために、デ−タ変換部164およびシリアルデ−タI/F169で、パラレル/シリアルデータ変換を行う。シリアルデータI/F168は、IPP用であり、IPPともシリアルデ−タ転送する。
図9に、IMACの構成の概略を示す。IMACは、アクセス制御172、メモリ制御173、2次圧縮/伸張モジュール176、画像編集モジュール177、システムI/F 179、ローカルバス制御180、パラレルバス制御171、シリアルポート制御175、シリアルポート174およびネットワーク制御178を備えている。2次圧縮/伸張モジュール176、画像編集モジュール177、パラレルバス制御171、シリアルポート制御175およびネットワーク制御178は、それぞれDMAC(ダイレクトメモリアクセス制御)を介してアクセス制御172に接続されている。
システムI/F 179はシステムコントローラ31aに対する命令またはデータの送受信をおこなう。基本的に、システムコントローラ31aはACP全体を制御する。また、システムコントローラ31aはMEM,HDDの資源配分を管理し、他のユニットの制御は、システムI/F 179、パラレルバス制御171およびパラレルバスPbを介しておこなう。
ACPの各ユニットは基本的にパラレルバスPbに接続されている。したがって、パラレルバス制御171は、バス占有の制御をおこなうことによってシステムコントローラ31aおよびMEM,HDDに対するデータの送受信を管理する。
ネットワーク制御178は、LANとの接続を制御する。ネットワーク制御178は、ネットワークに接続された外部拡張機器に対するデータの送受信を管理する。ここで、システムコントローラ31aは、ネットワーク上の接続機器の動作管理には関与しないが、IMACにおけるインターフェースについては制御をおこなう。
シリアルバスに接続されるシリアルポート174は複数のポートを備えている。シリアルポート制御175は、用意されているバスの種類に対応する数のポート制御機構を備えている。外部シリアルポートとは別に、操作部とのコマンド受け付けまたは表示に関するデータの送受信の制御を行う。
ローカルバス制御180は、システムコントローラ31aを起動させるために必要なRAM34a,不揮発メモリ35aおよびプリンタコードデータを展開するフォントROM36aが接続されたローカルシリアルバスRbとのインターフェースをおこなう。
動作制御は、システムI/F 179からシステムコントローラ31aによるコマンド制御を実施する。データ制御はMEM,HDDを中心に、外部ユニットからのMEM,HDDアクセスを管理する。画像データはCDICからパラレルバスPbを介してIMACに転送される。そして、その画像データはパラレルバス制御171においてIMAC内に取り込まれる。
取り込まれた画像データのメモリアクセスは、システムコントローラ31aの管理から離れる。すなわち、そのメモリアクセスは、システム制御から独立してダイレクトメモリアクセス制御(DMAC)によりおこなわれる。MEM,HDDへのアクセスについて、アクセス制御172は複数ユニットからのアクセス要求の調停をおこなう。そして、メモリ制御173は、MEM,HDDのアクセス動作またはデータの読み出し/書き込みを制御する。
ネットワークからMEM,HDDへアクセスする場合、ネットワークからネットワーク制御178を介してIMAC内に取り込まれたデータは、ダイレクトメモリアクセス制御DMACによりMEM,HDDへ転送される。アクセス制御172は、複数ジョブでのMEM,HDDへのアクセスの調停をおこなう。メモリ制御173は、MEM,HDDに対するデータの読み出し/書き込みをおこなう。
シリアルバスからMEM,HDDへアクセスする場合、シリアルポート制御175によりシリアルポート174を介してIMAC内に取り込まれたデータは、ダイレクトメモリアクセス制御DMACによりMEM,HDDへ転送される。アクセス制御172は、複数ジョブでのMEM,HDDへのアクセスの調停をおこなう。メモリ制御173は、MEM,HDDに対するデータの読み出し/書き込みをおこなう。
ネットワークまたはシリアルバスに接続されたPCからのプリント出力データは、システムコントローラ31aにより、ローカルバス上のフオントデータを用いて、MEM,HDD内のメモリエリアに展開される。
各外部ユニットとのインターフェースについては、システムコントローラ31aが管理する。IMAC内に取り込まれた後のデータ転送については、図9に示すそれぞれのDMACがメモリアクセスを管理する。この場合、各DMACは、お互いに独立してデータ転送を実行するため、アクセス制御172は、MEM,HDDへのアクセスに関するジョブの衝突、または各アクセス要求に対する優先付けをおこなう。
ここで、MEM,HDDへのアクセスには、各DMACによるアクセスの他に、格納データのビットマップ展開のためにシステムI/F 179を介してシステムコントローラ31aからのアクセスも含まれる。アクセス制御172において、MEM,HDDへのアクセスが許可されたDMACデータ、またはシステムI/F 179からのデータは、メモリ制御173によりMEM,HDDに直接転送される。
IMACは、その内部でのデータ加工に関して2次圧縮/伸張モジュール176および画像編集モジュール177を有する。2次圧縮/伸張モジュール176は、画像データまたはコードデータをMEM,HDDへ有効に蓄積できるようにデータの圧縮および伸張をおこなう。2次圧縮/伸張モジュール176はDMACによりMEM,HDDとのインターフェースを制御する。
MEM,HDDに一旦格納された画像データは、ダイレクトメモリアクセス制御DMACによりMEM,HDDからメモリ制御173、アクセス制御172を介して2次圧縮/伸張モジュール176に呼び出される。そこでデータ変換された画像データは、ダイレクトメモリアクセス制御DMACにより、MEM,HDDへ戻されるか、外部バスへ出力される。
画像編集モジュール177は、DMACによりMEM,HDDを制御し、MEM,HDD内でのデータ加工をおこなう。具体的には、画像編集モジュール177は、メモリ領域のクリアの他に、データ加工として画像データの回転処理,異なる画像同士の合成などをおこなう。画像編集モジュール177は、MEM,HDDから2次圧縮データを読出して2次圧縮/伸張モジュール176で1次圧縮データに伸張し、モジュール177内で、CDICのデータ伸張163と同じ復号化ロジックで1次圧縮データを画像データに伸張してモジュール177内のメモリに展開し、それを加工する。加工した画像データは、CDICの1次圧縮ロジックと同じ符号化ロジックで1次圧縮して、2次圧縮/伸張モジュール176で更に2次圧縮してMEM,HDDに書込む。
図10に、IPPの画像処理概略を示す。読み取り画像はSBU,CDICを介してIPPの入力I/F(インターフェース)から「スキャナ画像処理」190へ伝達される。この「スキャナ画像処理」190は、読み取り画像信号の読み取り劣化補正が目的で、シェーディング補正を行った後にスキャナガンマ変換等を行った後にCDICにデータは転送されて、MEM,HDDでの蓄積が行われる。MEM,HDDに蓄積し、そして読み出された画像データは、CDICを経由して再びIPPに転送される。ここで「地肌除去補正処理」が行われる。そして「画質処理」300が行われる。
図11に、IPPの画像処理機能の概要を示す。IPPは分離生成(画像が文字領域か写真領域かの判定:像域分離)192,地肌除去193,スキャナガンマ変換194,フィルタ195,色補正302,変倍303,画像加工304,プリンタガンマ変換305および階調処理606を行う。IPPは画像処理をおこなうプログラマブルな演算処理手段である。スキャナ210の出力I/F12からCDICに入力された画像データは、CDICを経由してIPPに転送され、IPPにて光学系およびデジタル信号への量子化に伴う信号劣化(スキャナ系の信号劣化)を補正され、再度、CDICへ出力(送信)される。CDICからIPPへ戻される画像データに対して、IPPにおいては、「画質処理」300を行う。「画質処理」300では、色補正302でRGB信号をYMCK信号に色変換し、変倍303,画像加工304,プリンタガンマ変換305および、階調変換,ディザ処理もしくは誤差拡散処理などの階調処理306などをおこなう。
図4に示すシステムコントローラ31aには、複合機能複写機(図1,図4)が実行可能な、パラレルバスPbで画像データ転送するジョブの種類宛てに「占有度」および「優先度」を記憶した優先度テーブルと、待機ジョブの情報を保持(記憶)するジョブキュー(待ち行列)テーブルがあり、いずれのテーブルも、コントローラ31aの内部RAMに割り当てた記憶領域である。優先度テーブルのジョブの数種に対して割り当てた優先度の一例を次の表1に示す。表1には、パラレルバスPbで転送する画像データの1プレーン(1色面)あたりの、パラレルバスPbのI/F上の占有率,画像データのビット数およびdPiを示す。
Figure 2005167671
例えば、600dpiのフルカラー画像印刷データは、1プレーンあたり3%の占有率なので、Bk/C/M/Yの4つのプレーンでのバスPbのI/Fの占有率は3×4=12%となる。また、RGB多値の画像読み取りデータの占有率は、32×3=96%となる。「占有度」は、上述のI/F占有率にプレーン数を乗算した、待機ジョブによる予定占有率である。「印刷」,「コピー」および「読み取り」のいずれのジョブでも、単色(1プレーン;例えばモノクロ)/カラー(RGB,YMCBk)の種類があり、またdpiも色々に選択できるので、単色かカラーか、dpiはいくらかをパラメータとした「印刷」,「コピー」および「読み取り」のジョブの種類は多い。これらすべてのジョブ種に優先度が設定され、優先度テーブルに保持されるが、表1には数種のジョブの優先度のみを示した。なお、デフォルトの優先度が書き込まれた原優先度テーブルがHDDにあり、その中の優先度を、初期設定キー80dの操作によってディスプレイ79に表示される「初期値設定」メニューの中の「ジョブ宛て優先度の設定」を選択して変更することができる。システムコントローラ31aに電源が投入された直後の初期化において、又、上述の「ジョブ宛て優先度の設定」が行われたときに、システムコントローラ31aは、HDDの原優先度テーブルのデータをコントローラ31a内部のRAMの優先度テーブルに書き込む。
ここで優先度の意義を説明する。例えば図13の(a)に示すように、パラレルバスPbを用いるジョブAの画像データ転送が、ジョブBと比して非常に転送時間のかかるものであったと仮定すると、ジョブB(印刷)の画像データ転送がジョブAの低生産性の影響を受けてしまい、プリンタアプリケーションの印刷ジョブがなかなか終了しなくなってしまうという不具合が発生する。そのため本実施例では、ジョブキューテーブルから次に画像データ転送をおこなうジョブを読み出す際、最も先にキューイングされたジョブではなく、予め定められたジョブを優先的にサーチし、もしリソース管理キュー中に優先ジョブが存在した場合には、先にキューイングされていたジョブがキュー上に存在していたとしても、優先ジョブの画像転送を実行させる。
そのときの動作例を図13の(b)に示す。ここではジョブB(プリンタ印刷)が優先指定されている例を示しており、先にキューイングされていたA1の画像データ転送は待たされ、B2の画像データ転送がジョブキュー上を「追越し」で実行することになる。このときのジョブA,Bの優先度の大小関係は次のようになる。
ジョブBの優先度>ジョブAの優先度。
なお優先ジョブのサーチ&画像データ転送をおこなう際、ジョブキューの「追越し」を実行する前に追越し対象のジョブが追い越しジョブとは異なるアプリケーションの画像転送であることが原則となる。すなわち、コピーアプリケーションのような場合、同一アプリケーションが読み取りジョブと印刷ジョブの両方を使う場合があり、そうしたケースでは読み取り画像転送がおこなえないと、印刷対象の画像をコントローラ上のメモリに確保することができないため、ジョブの追い越しをおこなってしまうとコピーアプリケーションのデッドロックが発生してしまうためである。
上記説明例では、プリンタ印刷の優先度がスキャナ読み取り優先度よりも高い例を示したが、それぞれの生産性(画像転送速度)の関係が逆であるようなシステムであった場合には、上記優先度の関係を逆とすることによって、同様な効果を得ることができる。
前述のジョブキューテーブルに保持する待機ジョブの情報を、次の表2に示す。
Figure 2005167671
ジョブキューテーブル上の「ジョブコード」は、待機ジョブの上述のジョブの種類を表わすコードであり、「優先度」は待機ジョブの種類に宛てられた優先度(優先度テーブルからの読み出し値)である。飛越しは、先に入力された待機ジョブとは種類が異なるジョブを後入力するときに、この後入力のジョブを該異種の先行入力の待機ジョブよりも先に実行することを意味する。例えば、「読み取り」ジョブを指定してスタート入力をしたときに「印刷」の待機ジョブがジョブキューテーブルにあると、システムコントローラ31aは操作ボード220のディスプレイ79に、図6に示すポップアップ79cを表示する。ここでユーザが、「読み取り」ボタンをクリックすると、この「読み取り」ジョブ欄の「飛越しジョブ」には、「印刷」を表すジョブコードが書き込まれる。これがジョブキュー上の「飛越しジョブ」のデータである。また、「印刷」ジョブを指定してスタート入力をしたときに「読み取り」の待機ジョブがジョブキューテーブルにあると、システムコントローラ31aは操作ボード220のディスプレイ79に、図7に示すポップアップ79cを表示する。ここでユーザが、「印刷」ボタンをクリックすると、この「印刷」ジョブ欄の「飛越しジョブ」には、「読み取り」を表すジョブコードが書き込まれる。
図6,図7に示すような選択操作I/Fをユーザに提供することにより、どのジョブを先行させて画像転送するかを外部より設定する。例えばスキャナ原稿読み取りを緊急でおこないたいニーズが発生した場合には、図6に示される“読み取り”ボタンをクリックすることにより、優先度は低い場合においても読み取りを先に実行させることが可能となる。
ジョブキューテーブル(表2)上の「実行条件」はユーザが設定したジョブ実施条件(たとえばコピーであれば設定枚数,サイズ,倍率,濃度,・・・)である。
図12に、ユーザによって操作ボード220又はPCから、「印刷」,「コピー」又は「読み取り」のジョブが指示されたときの、システムコントローラ31aのジョブ開始制御の概要を示す。
「印刷」のジョブが指示されると、すなわち印刷条件の入力があって「スタート」が指示されると、システムコントローラ31aは、現在「コピー」,「読み取り」又は「印刷」のジョブを実行中ではないと、すなわち待機中(ジョブ指示待ち)であるときには、今回指示された「印刷」ジョブを開始する(ステップs1〜s5)。
なお、以下においては、カッコ内には、ステップという語を省略して、ステップ番号記号のみを記す。
「コピー」,「読み取り」又は「印刷」のジョブは、画像データ転送バスであるパラレルバスPbを使用するジョブである。そこでここでは、これらのジョブを一括して「バス使用ジョブ」と称す。
「印刷」のジョブが指示されたときに「バス使用ジョブ」を実行中であるとコントローラ31aは、実行中のジョブが「印刷」であると、現在指示されたジョブはプリンタPTRの取り合いになるので実行不可であるので、「キューイング」(s8)に進む。この「キューイング」(s8)の内容は後述する。実行中のジョブが「印刷」ではないと、プリンタPTRを使用可能であるので、パラレルバスPbによる今回の「印刷」の印刷データ(画像書込みの画像データ)の転送が可能であるかを検索する(s7)。システムコントローラ31aは、現在実行中のジョブの、ジョブコード(ジョブの種類を表わすコード)および占有度をレジスタ(コントローラ31aのRAMの1領域)に保持しており、今回指示された「印刷」ジョブの占有度を優先度テーブルから読み出して、両占有度の加算値が100%以下であると、実行中のジョブと今回指定の「印刷」ジョブにバスPbを並行使用できるので、今回指定の「印刷」ジョブを開始する(s7,s5)。両占有度の加算値が100%を超えたときには、「キューイング」(s8)に進む。
「キューイング」(s8)に進むとシステムコントローラ31aは、図7に示すポップアップ79cを表示して、入力を待つ。「予約」キーがクリックされるとコントローラ31aは、ジョブキューテーブルの保持情報の最後尾の次の欄に、今回指示があった「印刷」ジョブの情報(ジョブコード,占有度,優先度および飛越しジョブ)を書き込む。すなわち待ち行列(queue:キュー)の最後尾に1行を加える(queuing:キューイング)。なお、「飛越しジョブ」は、ポップアップ79cの「印刷」ボタンがクリックされた場合のみ、読み取りジョブを表わすジョブコードとする。他の場合には、データを書き込まない。
「コピー」のジョブが指示されたときには、すなわちコピー条件の入力があって「スタート」が指示されると、システムコントローラ31aは、現在「バス使用ジョブ」(コピー,読み取り又は印刷)を実行中ではないと、今回指示された「コピー」ジョブを開始する(ステップs1〜s3−s9〜s11)。「コピー」のジョブが指示されたときに「バス使用ジョブ」を実行中であると、スキャナ210又はプリンタPTRの取り合いになるので実行不可であるので、「キューイング」(s8)に進む。「キューイング」(s8)では、コントローラ31aは、ジョブキューテーブルの保持情報の最後尾の次の欄に、今回指示があった「コピー」ジョブの情報(ジョブコード,占有度および優先度)を書き込む。すなわち待ち行列の最後尾に1行を加える。なお、本実施例では「コピー」ジョブはスキャナおよびプリンタを使用し、しかもバスPbの使用時間が長い場合が多いことが考えられるので、低優先度とし、飛越しは行わない設定である。
「読み取り」のジョブが指示されると、すなわち読み取り条件の入力があって「スタート」が指示されると、システムコントローラ31aは、現在「バス使用ジョブ」を実行中ではないと、すなわち待機中(ジョブ指示待ち)であるときには、今回指示された「読み取り」ジョブを開始する(ステップs1〜s3−s9−s12〜s14)。「読み取り」のジョブが指示されたときに「バス使用ジョブ」を実行中であるとコントローラ31aは、実行中のジョブが「コピー」や「読み取り」ではないと、スキャナ210を使用可能であるので、パラレルバスPbによる今回の「読み取り」の画像データの転送が可能であるかを検索する(s16)。すなわち、システムコントローラ31aは、今回指示された「読み取り」ジョブの占有度を優先度テーブルから読み出して、現在実行中のジョブの占有度との加算値が100%以下であるかをチェックして、100%以下であると、実行中のジョブと今回指定の「読み取り」ジョブにバスPbを並行使用できるので、今回指定の「読み取り」ジョブを開始する(s14)。両占有度の加算値が100%を超えたときには、「キューイング」(s8)に進む。
「キューイング」(s8)に進むとシステムコントローラ31aは、図6に示すポップアップ79cを表示して、入力を待つ。「予約」キーがクリックされるとコントローラ31aは、ジョブキューテーブルの保持情報の最後尾の次の欄に、今回指示があった「読み取り」ジョブの情報(ジョブコード,占有度,優先度および飛越しジョブ)を書き込む。なお、「飛越しジョブ」は、ポップアップ79cの「読み取り」ボタンがクリックされた場合のみ、印刷ジョブを表わすジョブコードとする。他の場合には、データを書き込まない。
システムコントローラ31aは、実行中の1つのジョブを終了すると、ジョブキューテーブルに保持情報(未消化ジョブ)があると、バスPbの使用可能占有度を算出する(s17,s18)。使用可能占有度は、ジョブ実行中ではないと100%、ジョブ実行中であると、100%から実行中ジョブの占有度を減算した値である。つぎにコントローラ31aは、ジョブキューテーブル上の、占有度が該使用可能占有度以下のジョブを検索する。検索で摘出したジョブを候補ジョブと言うことにすると、候補ジョブが1つであればそれを実行しその情報をジョブキューテーブルから消去する(ジョブキューテーブルの更新)。候補ジョブが2以上であると、それらの優先度を比較して優先度が高いジョブを実行しジョブキューテーブルを更新する(s19,s20)。ただし、候補ジョブに「印刷」ジョブと「読み取り」ジョブがあって、テーブル書込み順で後順位のジョブの飛越しジョブに、先順位のジョブコードがあると、後順位のジョブを優先実行する。すなわち先行して実行する。
コントローラ31aの上述のキューイング機能により、たとえば「読み取り」又は「印刷」の要求イベントが来た際、現在実行中の読み取り動作あるいは印刷動作の画像データ転送のバス占有度を参照する。例えば、スキャナアプリケーションによるRGBの画像読み取りが実行中では、読み取り動作によるバス占有度が96%なので、プリンタアプリケーションによるカラー印刷を実行させると、バス占有度の合計は96+12=108%となり、画像バスのデータ転送容量がオーバーフローしてしまうので、プリンタ印刷の画像データ転送をキューイングする。
同様にカラープリンタ印刷が実行中に、スキャナアプリケーションによるRGBの画像読み取り要求イベントが発生した場合には、スキャナアプリケーションの画像データ転送開始がキューイングされる。すなわち、この画像データ転送システムにおいては、スキャナアプリケーションのRGB読み取りとプリンタアプリケーションのカラー印刷とは排他制御がかかり、2つの画像転送対象の同時実行はおこなわれない(おこなえない)。
キューイングされたジョブの情報はジョブキューテーブルに保持され、各ジョブの画像転送が終了する(バスの空きが発生した可能性がある)度に該ジョブキューテーブルの保持情報を検索し、次に画像データ転送すべきジョブの情報を読み出す。
ここで仮にコントローラ31aに対してスキャナアプリケーションとプリンタアプリケーションとが交互にスキャナプロセスと印刷プロセスを実行要求してきた場合、仮に要求イベントの発生順に画像データ転送を開始したとすると、両者の画像転送に必要な画像バスリソースが同時に確保できないため、図13の(a)に示すような画像データ転送となる。ここでジョブAとはスキャナRGB多値読み取り、ジョブBとはカラー印刷を示しており、画像データ転送が開始できないジョブはジョブキューテーブル上にキューイングされる。
しかしながら本実施例では、ジョブキューテーブルから次に画像データ転送をおこなうジョブを読み出す際、最も先にキューイングされたジョブではなく、予め定められたジョブを優先的にサーチし、もしリソース管理キュー中に優先ジョブが存在した場合には、先にキューイングされていたジョブがキュー上に存在していたとしても、優先ジョブの画像転送を実行させる。この動作例を図13の(b)に示す。ここではジョブB(プリンタ印刷)が優先指定されている例を示しており、先にキューイングされていたA1の画像データ転送は待たされ、B2の画像データ転送がジョブキュー上を「追越し」て実行することになる。
本発明の1実施例の、複合画像処理機能があるフルカラー複写機の外観を示す拡大正面図である。 図1に示すカラープリンタPTRの拡大縦断面図である。 図1に示すカラースキャナ210およびADF230の拡大縦断面図である。 図1に示す複写機内の、画像処理システムの構成を示すブロック図である。 図1に示す操作ボード220の一部の拡大平面図であり、コピー指示の入力画面の表示状態を示す。 図1に示す操作ボード220の一部の拡大平面図であり、読み取り指示の入力画面の表示状態を示す。 図1に示す操作ボード220の一部の拡大平面図であり、印刷指示の入力画面の表示状態を示す。 図5に示す画像データインターフェース制御CDICの構成を示すブロック図である。 図5に示す画像メモリアクセス制御IMACの構成を示すブロック図である。 図5に示す画像データ処理器IPPの処理機能の概要を示すブロック図である。 図10に示す処理機能の内容を示すブロック図である。 図4に示すシステムコントローラ31aの、キューイング機能がある複合処理制御の一部の概要を示すフローチャートである。 (a)は、優先度付与のないキューイングによる画像データ転送ジョブの実行順を示すタイムチャート、(b)は優先度を用いるキューイングによる画像データ転送ジョブの実行順を示すタイムチャートである。
符号の説明
8:第1トレイ
9:第2トレイ 10:第3トレイ
11:第1給紙装置 12:第2給紙装置
13:第3給紙装置 14:縦搬送ユニット
15:感光体 16:搬送ベルト
17:定着ユニット 18:排紙ユニット
19:分岐爪 26:搬送モータ
27:現像器 100:フィニシャ
101:切り替え板 103:排紙ローラ
104:排紙トレイ 105:搬送ローラ
106:ステープラ 107:搬送ローラ
108:ステープル台
109:ジョガー 110:排紙トレイ
111:両面給紙ユニット
112:反転ユニット
221,225:ロータリエンコーダ
224:ステッピングモータ
231:原稿台ガラス 232:照明ランプ
233:第1ミラー 234:第2ミラー
235:第3ミラー 236:レンズ
207:イメージセンサ 238:ステッピングモータ
239:基準白板 240:ガラス
241:原稿トレイ 242:ピックアップローラ
243:レジストローラ対 244:搬送ドラム
245:押さえローラ 246,247:排紙ローラ
248:排紙トレイ兼用の圧板
249:基点センサ 250:軸
251:スケール 260:モータ制御ユニット
408:撮像装置 409:白色背板

Claims (6)

  1. システム上に画像データが転送される共通な画像バスと、
    画像バスを介してシステム上に取り込まれた画像データを保持する画像蓄積手段と、
    上記画像バス上に転送される画像データの転送量情報を保持する手段と、
    上記転送量保持手段が保持する転送量情報から、新たに画像データの転送ジョブを開始することが可能かを判断する転送可能判断手段と、
    上記転送可能判断手段が不可と判断した場合に前記転送ジョブをキューイングし、ジョブキューに保持する転送リスト手段と、
    上記転送可能判断手段が可能と判断した場合に、ジョブキューからそれに保持する優先度の高い転送ジョブを読み出し該転送ジョブを開始する画像転送開始手段と、
    を有することを特徴とする画像転送システム。
  2. 前記転送ジョブは、前記画像転送システムの外部から前記画像バスへの原稿読取り画像データの送出を含む、請求項1に記載の画像転送システム。
  3. 前記転送ジョブは、前記画像バスから前記画像転送システムの外部への画像書込みの画像データの送出を含む、請求項1又は2に記載の画像転送システム。
  4. 前記転送リスト手段に保持する転送ジョブの選択順位を指定する手段を更に備え、前記画像転送開始手段は、上記転送可能判断手段が可能と判断した場合に、ジョブキューに前記転送バスで転送可能な転送ジョブが複数あるときには、前記選択順位が上位の転送ジョブを開始する、請求項1乃至3の何れか1つに記載の画像転送システム。
  5. 画像データを転送する画像バス;
    画像データ入力手段;
    画像データが表す画像を形成する画像出力手段;
    画像データを保持するための画像蓄積手段;
    前記画像バスから前記画像蓄積手段への画像データの書込み,前記画像蓄積手段から前記画像バスへのデータの読み出しを制御するメモリ制御手段;
    前記画像データ入力手段から画像バスへの画像データの転送および画像バスから画像出力手段への画像データの転送を制御する画像データ入出力制御手段;および、
    前記画像バスを用いる画像データの転送ジョブのバス占有情報を保持し、新たな転送ジョブの開始の可否をバス占有情報に基づいて決定し、否であると該新たな転送ジョブをジョブキューに保持し、可になるとジョブキューからそれに保持する優先度の高い転送ジョブを読み出し該転送ジョブを開始する転送ジョブ開始制御手段;
    を備える画像処理装置。
  6. 前記画像出力手段は用紙上に画像を形成するプリンタである;請求項5に記載の画像処理装置。
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JP2015032080A (ja) * 2013-08-01 2015-02-16 日本電信電話株式会社 実行制御装置及び実行制御方法

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