JP2005166679A - キートップ板の製造方法 - Google Patents

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達也 岡村
Kimitane Kimura
公胤 木村
Yasuo Kojima
康雄 小島
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Abstract

【課題】背景や文字等の印刷の上に文字等を立体感を持たせて浮き上がらせて見せることのできるキートップを容易に形成できるキートップ板を提供すること。
【解決手段】可撓性を有する透明な樹脂フイルムからなる第一のフイルム板20を上方向に湾曲せしめると共にこの湾曲部23内に透明なモールド樹脂製のキートップ30を成形する。キートップ30の下面側にも可撓性を有する透明な樹脂フイルムからなる第二のフイルム板40を配置して印刷層41を形成する。例えば印刷層21は文字又は図形又は記号であり、印刷層41は同一色を面状に印刷した背景用の印刷である。
【選択図】図1

Description

本発明は、押釦スイッチに用いて好適なキートップ板の製造方法に関するものである。
従来、小型・薄型化を図るために樹脂フイルムからなるフイルム板にモールド樹脂製キートップを成形したキートップ板が開発されており、その中でも透明なキートップの下面に所望の表示層を表示しておき、これをさらにその下側に配置した照明手段によって照らし出すタイプのキートップ板が開発されている。
図5はこの種の従来のキートップ板200中の一つのキートップ211の部分を示す要部概略側断面図である。なおキートップ板200には実際は複数のキートップ211が配置されている。同図に示すキートップ板200は、可撓性を有する透明な樹脂フイルムからなるフイルム板201の所定部分を上方向に湾曲せしめると共にこの湾曲部203内に透明なモールド樹脂製のキートップ211を成形し、さらにキートップ211の平面状の下面に所望の文字又は図形又は記号などからなる表示層213を表示形成することで構成されている。
そして図示しない照明手段によってキートップ板200をその下側から照らし出せば、キートップ211の下面に表示した表示層213の色彩や文字などがキートップ211の表面側にくっきりと表示でき、キートップ211に高級感を持たせることができる。
ところで上記従来例において、例えばさらに高級感を出すため、同一色を面状に表示してなる背景用のベタ表示の上に文字等の表示をするような場合は、表示層213の部分にベタ表示と文字等の表示を二重に重ねて行うようにしていた。
しかしながら背景のベタ表示の上に直接文字等の表示を行なうと、背景と文字等が同一平面上に形成されるため、背景の上に文字が浮き上がって見えることはなく、更なる高級感を出すことが出来なかった。
さらに上記従来例においてはフイルム板201の湾曲部203の下面にキートップ211を取り付けているだけなので、フイルム板201とキートップ211の接着性が悪いような場合は、キートップ211がフイルム板201から外れてしまう恐れがあった。
特開平8−7698号公報
本発明は上述の点に鑑みてなされたものでありその目的は、背景等の表示の上に文字等を浮き上がらせて見せることのできるキートップを容易に形成できるキートップ板の製造方法を提供することにある。
また本発明の他の目的は例えキートップの上面をフイルム板が覆う構造のキートップ板であっても、キートップがフイルム板から外れる恐れのないキートップ板の製造方法を提供することにある。
上記問題点を解決するため本発明は、可撓性を有する透明な樹脂フイルムからなる第一,第二のフイルム板を重ね合わせた上で、これらを第一金型と第二金型の間に挟持する工程と、第一,第二のフイルム板の間から第一,第二金型間で形成されるキャビティー内に熱可塑性の溶融モールド樹脂を注入することでこのキャビティー内を溶融樹脂で満たし、溶融樹脂が固化した後に第一,第二金型を取り外すことによって、モールド樹脂製のキートップの上下面に第一,第二のフイルム板を覆うように取り付けたキートップ板を取り出すことを特徴とする。
また本発明は、前記第一金型と第二金型の間に挟持する前の第一のフイルム板と第二のフイルム板には、予め表示層が形成されていることを特徴とする。
また本発明は、前記第一金型と第二金型の間に挟持する前の第一のフイルム板に、予めキートップの上部の形状と同形状の湾曲部を形成しておくことを特徴とする。
また本発明は、前記キャビティー内への溶融樹脂の注入は、前記第二のフイルム板に設けた貫通孔から行うことを特徴とする。
本発明によれば、キートップの上下面に第一のフイルム板と第二のフイルム板を覆うように取り付けることでフイルム板からキートップが外れる恐れをなくしたキートップ板を製造できる。
本発明によれば、キートップの上下面の両者に表示層を設けることで下側の表示層の上に上側の表示層を遠近感を有した状態で立体的に高級感を持たせて表示したキートップ板を製造できる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明を用いて製造したキートップ板10中の一つのキートップ30の部分を示す要部概略図であり、同図(a)は概略断面図(同図(b)のA−A断面図)、同図(b)は平面図である。なおキートップ板10には実際は複数のキートップ30が配置されている。同図に示すようにこのキートップ板10は、第一のフイルム板20を上方向に湾曲せしめて形成した湾曲部23内にモールド樹脂製のキートップ30を成形し、さらにキートップ30の下面側にも第二のフイルム板40を配置して構成されている。言い換えればこのキートップ板10は、モールド樹脂製のキートップ30の上下面に第一のフイルム板20と第二のフイルム板40を覆うように取り付けて構成されている。そして第一のフイルム板20と第二のフイルム板40にはそれぞれ表示層(以下この実施形態に合せて「印刷層」と呼ぶ)21,41が設けられている。以下各構成部品について説明する。
第一のフイルム板20は可撓性を有する透明な樹脂フイルムで構成されており、この実施形態ではポリエチレンテレフタレートフイルムが使用されている。もちろん他の各種素材からなる樹脂フイルムを使用してもよい。そして第一のフイルム板20のキートップ30を覆う部分にキートップ30の上面形状と同形状の湾曲部23を設け、湾曲部23の下面に印刷層21を印刷している。この印刷層21は例えば文字又は図形又は記号などである。印刷層21の下面側には実際には接着材層が設けられているが図面ではその記載を省略している。
第二のフイルム板40は可撓性を有する透明な樹脂フイルムで構成されており、この実施形態ではポリカーボネートフイルムが使用されている。もちろん他の各種素材からなる樹脂フイルムを使用してもよい。そして第二のフイルム板40のキートップ30を当接する部分(具体的にはつば部31を含むキートップ30の下面全体部分)に、キートップ30の周囲部分(具体的にはキートップ30の外周における第1フイルム板20と第2フイルム板40の接合部分a)よりも下方向に突出してこのキートップ当接部分を収納する凹部43を設け、凹部43の下面に印刷層41を印刷している。この印刷層41は例えば背景用のベタ印刷(同一色でキートップ30の略下面全体にされている印刷)であって光を通す色彩(例えば白色)と厚みで印刷されている。凹部43の一角部には貫通孔45が設けられている。
キートップ30は熱可塑性の透明な材料で構成され、この実施形態ではポリカーボネート樹脂が使用されている。もちろん他の各種素材からなるモールド用樹脂を用いても良い。つば部31はキートップ30の外周下部から外方向に向けて略リング状に張り出すように設けられている。なおつば部31の一角部からは舌片状の突出部33が突出しており、突出部33の下部に前記第二のフイルム板40の貫通孔45が位置している。
そしてキートップ30の下側に図示しないスイッチ接点を配置してキートップ30を押圧すれば、そのスイッチ接点がオンする。またキートップ板10の下側に発光ダイオードなどの発光手段を配置してその光をキートップ30に導けば、透明な第二のフイルム板40とキートップ30と第一のフイルム板20とを通して第一,第二のフイルム板20,40に印刷された印刷層21,41がキートップ板10の表面に明るく照らし出される。本発明においては2つの印刷層21,41が離れているので、印刷層21の文字や図形等が、背景となる印刷層41の上に立体的に浮き上がって見え、立体感・高級感を出すことが出来る。
また本実施形態の場合、モールド樹脂製のキートップ30を、第一のフイルム板20と第二のフイルム板40で覆うように構成しているので、キートップ30がこれら第一,第二のフイルム板20,40から外れる恐れはない。
なおこの実施形態においては、キートップ30のつば部31を含む下面を第二のフイルム板40の凹部43に収納することで、つば部31の表面(上面)とキートップ30の周囲部分における第二のフイルム板40の表面(上面)とを同一面となるようにしている。言い換えればつば部31の表面(上面)とキートップ30の周囲部分における第二のフイルム板40の表面(上面)とが同一面となるように凹部43の深さ寸法を形成している。
キートップ板10をこのように構成すれば、図2に示すようにその上にケース60を配置してケース60に設けた貫通孔61からキートップ30を突出した場合でも、つば部31の表面と第二のフイルム板40の表面とが同一面なのでつば部31が第二のフイルム板40上に突出せず、つば部31の厚み分だけケース60の厚みLの薄型化が図れ、このキートップ板10を用いた電子機器の薄型化が図れる。なおこのような効果を期待しないのであれば必ずしも凹部43を設ける必要はない。
次に本発明にかかるキートップ板10の製造方法を説明する。図3はキートップ板10の製造方法を示す図である。まず図3(a−1)に示すように第二のフイルム板40の下面に、例えば背景用のベタ印刷であって光を通す色彩と厚みの印刷層41を印刷する。次に第二のフイルム板40の所定位置に貫通孔45を設ける。
次に図3(b−1)に示すように第二のフイルム板40のキートップ30の下面が当接する部分を金型を用いて絞り加工することで凹ませて凹部43を形成する。凹部43の形状はつば部31を含むキートップ30の下面側の形状と同一であり、その深さ寸法はつば部31の厚み寸法と同一にしている。
一方図3(a−2)に示すように第一のフイルム板20の下面に、例えば文字又は図形又は記号などからなる印刷層21を印刷し、さらにその下面側であって後の工程で湾曲部23となる部分全体に図示しない接着材層を印刷する。
次に図3(b−2)に示すようにこの第一のフイルム板20を金型を用いて絞り加工することで上方向に凸となるように湾曲させて湾曲部23を形成する。湾曲部23の形状はキートップ30の上面形状と略同一にする(必ずしも同一でなくても良く、例えば下記する金型70のキャビティー71の深さ寸法の半分程度の高さにしても良い)。
次に図3(c)に示すように前記絞り加工した第一,第二のフイルム板20,40を重ね合わせた上で、これらを第一,第二金型70,80の間に挟持する。ここで第一金型70には第一のフイルム板20の湾曲部23を収納する形状、即ちキートップ30の上部の形状と同形状のキャビティー71が設けられている。また第二金型80には第二のフイルム板40の凹部43を収納する形状、即ちキートップ30の下部の形状と同形状のキャビティー81と、第二のフイルム板40の貫通孔45に接続する位置に設けられるピンゲート83とが設けられている。
そしてこの状態で図3(d)に示すようにピンゲート83から溶融した樹脂を圧入して第一,第二金型70,80の両キャビティー71,81内を溶融樹脂で満たし、溶融樹脂が固化した後に第一,第二金型70,80を取り外せば、図1に示すキートップ板10が完成する。
なお上記実施形態においては第一のフイルム板20とキートップ30間は湾曲部23の下面に印刷した接着材層によって接着され、また第二のフイルム板40とキートップ30間は材質を何れもポリカーボネート製としているので接着材がなくても溶融樹脂の熱と圧力で両者を接着できる。
なおキートップ板10の製造方法は種々の変形が可能であり、例えば図4に示すように第一のフイルム板20を絞り加工せず、図3(a−2)に示すような平板状のまま第一,第二金型70,80間に挟持し、ピンゲート83から溶融した樹脂を圧入して第一,第二金型70,80の両キャビティー71,81内に溶融樹脂を満たす際に溶融樹脂の熱と圧力によって第一のフイルム板20をキャビティー71の内壁面形状に湾曲変形せしめ、これによって図3(d)に示す状態にして製造しても良い。
また例えば上記実施形態では印刷層21,41をそれぞれ第一,第二のフイルム板20,40の下面に設けたが、何れもその上面に設けても良い。但し第一のフイルム板20においてはその下面に印刷層21を表示した方が、印刷層21の磨耗による剥がれが確実に防止され、好適である。
また上記実施形態ではキートップ30を第一,第二のフイルム板20,40で覆う構造に構成したが、その代りにもし下側の第二のフイルム板40を省略し、印刷層41をキートップ30の下面に直接印刷した場合、即ち図5に示すようなキートップ211の下面に印刷層213を設けると同時に、フイルム板203の湾曲部の下面又は上面にも印刷層を設ける構造とした場合、一枚のキートップ板に多数取り付けられたキートップのそれぞれに印刷層を印刷しなければならないので手間を要し、さらに精度を保つことも困難であるが、本発明のように第二のフイルム板40を用いた場合はこの第二のフイルム板40の複数のキートップ形成箇所に同時に容易に印刷層41が形成できるので、その印刷表示が容易に行なえる。
また上記実施形態では印刷層21を文字や図形などとし、印刷層41を背景用のベタ印刷としたが、印刷の状態を種々変更できることは言うまでもない。また上記実施形態では表示層として印刷層を用いたが、印刷以外の蒸着手段などによる表示層であっても良い。
また上記実施形態では第二金型80側にピンゲート83を設けて第二のフイルム板40に設けた貫通孔45からキャビティー71,81内に溶融樹脂を注入するように構成したが、図6に示すように第一金型70側にピンゲート73を設けて第一のフイルム板20に設けた貫通孔25からキャビティー71,81内に溶融樹脂を注入するように構成してもよい。
またキートップ30の脱落防止という目的のためだけであるならば必ずしも印刷層21,41を設けなくても良い。
上記実施形態ではキートップ30と第一,第二のフイルム板20,40との固定を接着材等によって行なっているが、第一のフイルム板20や第二のフイルム板40に孔を開け、この孔を介してキートップ30となるモールド樹脂をフイルム板の反対側に至らしめてこの反対側に至ったモールド樹脂とキートップ30によって第一のフイルム板20や第二のフイルム板40を挟持することで機械的に固定するように構成しても良い。
図7は本発明を用いて製造した他のキートップ板10−2を示す図であり、同図(a)は平面図、同図(b)は同図(a)のB−B断面矢視図、同図(c)は同図(a)のC−C断面矢視図である。同図において図1に示すキートップ板10と同一又は相当部分には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。このキートップ板10−2においても、第一のフイルム板20に形成した湾曲部23内にモールド樹脂製のキートップ30を成形し、さらにキートップ30の下面側にも第二のフイルム板40を配置することで、キートップ30の上下面に第一,第二のフイルム板20,40を覆うように取り付けて構成している点は図1のキートップ板10と同一である。そしてこのキートップ板10−2において前記キートップ板10と相違する点は以下の通りである。
まずこのキートップ板10−2においては図7(b),(c)に示すように、第二のフイルム板40のキートップ30に当接している部分(面)を、キートップ30の周囲部分(面)と同一面となるように平面状に形成した点である。このため突出部33の部分は、第一のフイルム板20をキートップ30の周囲部分(具体的にはキートップ30の外周における第一フイルム板20と第二フイルム板40の接合部分a)より上方に突出することによって形成される。なおこのキートップ30においては図1のキートップ30に示すつば部31を省略しているが、もしこのつば部31を設けるとした場合も第一のフイルム板20を変形することとなる。そして図8に示すようにキートップ板10−2の上にケース60−2を配置する場合は、ケース60−2に突出部33を収納するための凹部63を設けることとなるが、この場合、ケース60−2の凹部63を設けた部分の厚みをその強度を保持した厚みにすると他の部分の厚みL−2は厚くなる。しかしながらこのように構成すると、逆にキートップ30のケース60−2下面から突出している部分の厚みを薄くでき、従ってケース60−2下面とその下に配置する図示しないスイッチ基板面までの距離を小さくでき、ケース60−2の厚みよりもこの距離を小さくしたいという要望に答えることができる。またこのように構成すると、第二のフイルム板40に図1に示すような凹部43を設けるという絞り加工工程が不要になり、製造工程の簡素化が図れ低コスト化が図れる。
次にこのキートップ板10−2においては、第一のフイルム板20に形成した印刷層(表示層)21と、第二のフイルム板40に形成した印刷層(表示層)41の両者を、何れも文字又は図形又は記号とした。このように構成すれば、同一キートップ30に表示される二種類の文字又は図形又は記号の内、上側の印刷層21による文字又は図形又は記号と、下側の印刷層41による文字又は図形又は記号との間に立体感を設けることが出来、上側の印刷層21による文字又は図形又は記号を強調でき、下側の印刷層41による文字又は図形又は記号と差別化でき、好適である。
次にこのキートップ板10−2の第一,第二のフイルム板20,40には、それぞれキートップ30を覆う部分から外方に伸びるヒンジ部27,47を設け、ヒンジ部27,47の先にこのキートップ板10−2を他の部材に固定するための固定部29,49を設けている。固定部29,49は3つのヒンジ部27,47を連結すると共に、それぞれのヒンジ部27,47に対応する部分に2つずつの固定用孔50を設けて構成されている。キートップ板10−2をこのように構成しているので、ヒンジ部を成形品で構成した場合に比べ、高寿命化、厚みの薄型化、長さの短小化が図れる。
なお上記キートップ板10−2では第一,第二のフイルム板20,40の両者からヒンジ部27,47を延ばしたが、ヒンジ部は何れか一方のフイルム板のみに設けても良い。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であっても、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技術的思想の範囲内である。
本発明を用いて製造したキートップ板10の要部を示す図であり、同図(a)は概略断面図(同図(b)のA−A断面図)、同図(b)は平面図である。 キートップ板10をケース60の下面に配置した状態を示す概略断面図である。 キートップ板10の製造方法を示す図である。 キートップ板10の他の製造方法の説明図である。 従来のキートップ板200の部分を示す要部概略側断面図である。 キートップ板10の他の製造方法を示す図である。 本発明を用いて製造した他のキートップ板10−2を示す図であり、同図(a)は平面図、同図(b)は同図(a)のB−B断面矢視図、同図(c)は同図(a)のC−C断面矢視図である。 キートップ板10−2をケース60−2の下面に配置した状態を示す概略断面図である。
符号の説明
10 キートップ板
20 第一のフイルム板
21 印刷層(表示層)
23 湾曲部
30 キートップ
31 つば部
33 突出部
40 第二のフイルム板
41 印刷層(表示層)
43 凹部
45 貫通孔
60 ケース
70 第一金型
71 キャビティー
80 第二金型
81 キャビティー
83 ピンゲート
10−2 キートップ板
27,47 ヒンジ部
29,49 固定部
50 固定用孔
60−2 ケース
63 凹部

Claims (8)

  1. 可撓性を有する透明な樹脂フイルムからなるフイルム板を上方向に湾曲せしめると共にこの湾曲部内に透明なモールド樹脂製のキートップを成形してなるキートップ板であって、
    前記フイルム板に表示層を形成すると共に、前記キートップの下面側にも表示層を設けたことを特徴とするキートップ板。
  2. 可撓性を有する透明な樹脂フイルムからなる第一のフイルム板を上方向に湾曲せしめると共にこの湾曲部内に透明なモールド樹脂製のキートップを成形し、さらに前記キートップの下面側にも可撓性を有する透明な樹脂フイルムからなる第二のフイルム板を配置し、前記第一のフイルム板と第二のフイルム板にそれぞれ表示層を形成することを特徴とするキートップ板。
  3. 前記第二のフイルム板のキートップ当接部分を、キートップの周囲部分よりも下方向に突出せしめたことを特徴とする請求項2記載のキートップ板。
  4. 前記第二のフイルム板のキートップ当接部分を、キートップの周囲部分と同一面となるように平面状に形成したことを特徴とする請求項2記載のキートップ板。
  5. 前記二つの表示層は、何れも文字又は図形又は記号であることを特徴とする請求項1乃至4の内の何れか一項記載のキートップ板。
  6. モールド樹脂製のキートップの上下面に、可撓性を有する樹脂フイルムからなる第一のフイルム板と第二のフイルム板を覆うように取り付けたことを特徴とするキートップ板。
  7. 前記第一のフイルム板及び/又は第二のフイルム板には、キートップを覆う部分から外方に伸びるヒンジ部を設け、ヒンジ部の先にこのキートップ板を他の部材に固定する固定部を設けたことを特徴とする請求項6記載のキートップ板。
  8. キートップの上部形状を成形するキャビティーを有する第一金型とキートップの下部形状を成形するキャビティーを有する第二金型の間に、可撓性を有する透明な樹脂フイルムからなる第一,第二のフイルム板を重ねて挟持し、第一,第二のフイルム板の間に溶融モールド樹脂を注入することで前記第一,第二金型に設けたキャビティー内を溶融樹脂で満たし、溶融樹脂が固化した後に第一,第二金型を取り外すことによってキートップ板を取り出すことを特徴とするキートップ板の製造方法。
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