JP2002367468A - キートップ板 - Google Patents

キートップ板

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JP2002367468A
JP2002367468A JP2001175447A JP2001175447A JP2002367468A JP 2002367468 A JP2002367468 A JP 2002367468A JP 2001175447 A JP2001175447 A JP 2001175447A JP 2001175447 A JP2001175447 A JP 2001175447A JP 2002367468 A JP2002367468 A JP 2002367468A
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layer
vapor deposition
plate
film
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JP2001175447A
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Tatsuya Okamura
達也 岡村
Atsushi Hari
篤志 播
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Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Teikoku Tsushin Kogyo Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2209/00Layers
    • H01H2209/002Materials
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2209/00Layers
    • H01H2209/002Materials
    • H01H2209/0021Materials with metallic appearance, e.g. polymers with dispersed particles to produce a metallic appearance
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H2229/00Manufacturing
    • H01H2229/044Injection moulding
    • H01H2229/047Preformed layer in mould

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  • Manufacture Of Switches (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鏡面感があり、照光性のあるキートップを有
する押釦スイッチのキートップ板において、フイルム板
からキートップが外れる恐れがなく、またキートップ形
状の自由度があり、キートップ自体の透明感によって立
体感と高級感が出せ、製造コストもかからないキートッ
プ板を提供する。 【解決手段】 可撓性を有する樹脂フイルムからなるフ
イルム板20上に、モールド樹脂からなるキートップ3
0を成形してなるキートップ板において、フイルム板2
0に蒸着層22を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種電子機器に使用
される押釦スイッチに用いて好適なキートップ板に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯機器に用いられる押釦スイッ
チにおいて、鏡面感がありかつ照光性のあるキートップ
の要求が多くなってきた。図5はこのような要求を満足
する従来のキートップ板200を示す概略断面図であ
る。このキートップ板200は、透明な樹脂製のフイル
ム板201の下面にアルミニウムなどの金属色調の蒸着
層202を蒸着し、該フイルム板201を上方に湾曲し
た部分に透明なモールド樹脂製のキートップ210を成
形して構成されている。なお、蒸着層202にはエッチ
ング等の手段により文字又は図形又は記号などからなる
抜き部分203が形成されている。
【0003】そして、図示しない照明手段によってキー
トップ板200をその下側から照らし出せば、蒸着層2
02の抜き部分203の文字又は図形又は記号などがフ
イルム板201の表面側にくっきりと表示されるととも
に、該フイルム板201の表面側は蒸着層202により
鏡面感を持つこととなる。
【0004】ところが、従来例のようにフイルム板20
1に設けた蒸着層202の下面にキートップ210を形
成する構成では、フイルム板201とキートップ210
との間に蒸着層202が形成されているが、この蒸着層
202とフイルム板201の密着強度がそれほど高くな
いため、機械的・熱的ストレスがキートップ板200に
かかるとキートップ210がフイルム板201からはが
れる恐れがあった。また、蒸着層202が形成されてい
るフイルム板201をキートップ形状に変形させるた
め、大きな変形をともなうキートップ形状の場合、蒸着
層202がその変形に追従できずにフイルム板201か
らはがれる恐れもあった。さらに、蒸着層202がキー
トップ210の表面側に設けられているので、キートッ
プ210自体の透明感が出せないという問題もある。こ
れを解決するには、蒸着層202をキートップ210の
底面に設ければよいが、キートップ210の底面への蒸
着はマスキングによりコストがかかるという問題があ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の点に鑑
みてなされたものでありその目的は、鏡面感があり、照
光性のあるキートップを有する押釦スイッチのキートッ
プ板において、フイルム板からキートップが外れる恐れ
がなく、またキートップ形状の自由度があり、キートッ
プ自体の透明感によって立体感と高級感が出せ、製造コ
ストもかからないキートップ板を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、可撓性を有する樹脂フイルムからなるフイ
ルム板上に、モールド樹脂からなるキートップを成形し
てなるキートップ板において、フイルム板に蒸着層又は
金属色調の印刷層を設けたことを特徴とする。
【0007】また、本発明は蒸着層又は金属色調の印刷
層をフイルム板の下面に設けることが好ましい。
【0008】また、本発明は蒸着層又は金属色調の印刷
層中に蒸着層又は金属色調の印刷層を設けない部分を設
け、該蒸着層又は金属色調の印刷層を設けない部分を覆
うように別途印刷層を設けることが好ましい。
【0009】また、本発明は可撓性を有する樹脂フイル
ムからなるもう一枚のフイルム板をキートップの上面に
も覆うように取り付けることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。 〔第一実施形態〕図1は本発明の第一実施形態にかかる
キートップ板10中の一つのキートップ30の部分を示
す要部概略図であり、同図(a)は概略断面図(同図
(b)のA−A断面図)、同図(b)は平面図である。
なおキートップ板10には実際は複数のキートップ30
が配置されている。同図に示すようにこのキートップ板
10は、フイルム板20の下面に蒸着層22を蒸着し、
該蒸着層22の下面に印刷層23を印刷し、該フイルム
板20の上面にキートップ30を成形して構成されてい
る。以下各構成部品について説明する。なお、フイルム
板20に施された蒸着層22はキートップ30の下面に
位置している。
【0011】フイルム板20は可撓性を有する透明な樹
脂フイルムで構成されており、この実施形態ではポリカ
ーボネートフイルムを使用している。もちろん他の各種
樹脂フイルムを用いても良い。そしてフイルム板20の
キートップ30を当接する部分に、このキートップ当接
部分を収納するフイルム板凹部21を設け、該フイルム
板凹部21の下面に蒸着層22を蒸着している。フイル
ム板凹部21の一角部には、貫通孔25が設けられてい
る。
【0012】キートップ30は熱可塑性の透明な材料で
構成され、この実施形態ではポリカーボネート樹脂を使
用している。もちろん他の各種モールド用樹脂を用いて
も良い。なお、キートップ30の一角部からは舌片状の
突出部31を突出し、突出部31の下部に前記フイルム
板20の貫通孔25が位置している。
【0013】蒸着層22は金属色調であり、かつ、鏡面
感がある材料で構成され、この実施形態ではアルミニウ
ム(銀色)を使用している。もちろん他の各種材料、例
えば、ニッケル、チタン、クロム等を用いてもよい。ま
た、蒸着層22は、真空蒸着法、イオンプレーティング
法、スパッタリング法によって形成されている。
【0014】また、蒸着層22の中には、文字又は図形
又は記号などがエッチング等により抜かれてなる抜き部
分(蒸着層22を設けない部分)24が形成されてい
る。なお、この実施形態では、蒸着層22は可視光線を
透過させない状態で蒸着されている(もちろん可視光線
を透過させる状態で蒸着してもよい)。
【0015】印刷層23は、この実施形態では有色透明
(黒色)であり、蒸着層22の抜き部分24を覆うよう
に印刷されている。もちろん、印刷層は有色透明に限ら
れず、半透明、無色透明等であっても良い。
【0016】そしてキートップ30の下側に図示しない
スイッチ接点を配置してキートップ30を押圧すれば、
そのスイッチ接点がオンする。またキートップ板10の
下側に発光ダイオードなどの発光手段を配置してその光
をキートップ板10に導くと、この光は有色透明な印刷
層23で覆われている蒸着層22の抜き部分24のみを
通るため、抜き部分24の文字又は図形又は記号などが
キートップ30の表面にくっきりと明るく照らし出され
る。また、透明なキートップ30の下面に蒸着層22を
設けたのでこれを上から見るとキートップ30自体によ
る透明感を持つとともに、鏡面感を持ち高級感のあるキ
ートップ板10となる。
【0017】次にこのキートップ板10の製造方法を説
明する。図2(a)〜(e)はキートップ板10の製造
方法を示す図である。図2(a)に示すようにまずフイ
ルム板20の下面にアルミニウムからなる蒸着層22を
蒸着する。次に、図2(b)に示すように、蒸着層22
にエッチングにより所望の文字・数字・模様などからな
る抜き部分24を形成する。
【0018】次に図2(c)に示すように、蒸着層22
の下面に上記抜き部分24が埋まるように有色透明な印
刷層23を印刷する。次にフイルム板20の上面(蒸着
層22を設けない面)のキートップ当接部分に図示しな
い接着剤層を印刷する。次にフイルム板20の所定位置
(図1(b)の突出部31が位置する部分)に、貫通孔
25を設ける。
【0019】次に図2(d)に示すようにフイルム板2
0のキートップ30が当接する部分を金型を用いて絞り
加工することで凹ませてフイルム板凹部21を形成す
る。フイルム板凹部21の形状は突出部31を含むキー
トップ30の下面側の形状と同一であり、その深さ寸法
は突出部31の厚み寸法と同一にしている。
【0020】次に図2(e)に示すように前記絞り加工
が施されたフイルム板20を第一,第二金型40,50
の間に挟持する。ここで第一金型40にはキートップ3
0の上部の形状と同形状のキャビティー41が設けられ
ている。また第二金型50にはフイルム板20のフイル
ム板凹部21を収納する形状のキャビティー51と、フ
イルム板20の貫通孔25に接続する位置に設けられる
ピンゲート52とが設けられている。
【0021】そしてこの状態でピンゲート52から溶融
した樹脂を圧入して第一,第二金型40,50の両キャ
ビティー41,51内を溶融樹脂で満たす。そして溶融
樹脂が固化した後に第一,第二金型40,50を取り外
せば、図1に示すキートップ板10が完成する。
【0022】なお、上記実施形態においては、蒸着層2
2にエッチング等により文字又は図形又は記号などから
なる抜き部分を形成したが、蒸着層22自体を可視光線
を透過させる状態でフイルム板20に蒸着し、この蒸着
層22の下面に文字又は図形又は記号などからなる印刷
層23を印刷しても良い。また、フイルム板20とキー
トップ30の材質を何れもポリカーボネート製としたの
で、接着材がなくても溶融樹脂の熱と圧力で両者は接着
するが、両者の接着をさらに強固にしたい場合や両者の
材質が異なる場合は、上記実施形態のように予めフイル
ム板20上に接着材層を塗布したり、キートップ30と
なる溶融樹脂中に接着材を混合しておけば良い。
【0023】また、この実施形態のように蒸着層22を
フイルム板20の平板上の下面に設けた場合は、蒸着層
22が変形しないため、フイルム板20からはがれる恐
れはなく、さらにフイルム板20とキートップ30の間
にフイルム板20との密着性の悪い蒸着層22が介在し
ないので、フイルム板20とキートップ30間の密着性
は良く、はがれる恐れはない。
【0024】〔第二実施形態〕図3は本発明の第二実施
形態にかかるキートップ板60中の一つのキートップ8
0の部分を示す要部概略図であり、同図(a)は概略断
面図(同図(b)のA−A断面図)、同図(b)は平面
図である。なおキートップ板60には実際は複数のキー
トップ80が配置されている。同図に示すようにこのキ
ートップ板60は、第一のフイルム板70を上方向に湾
曲せしめて形成した湾曲部72内にモールド樹脂製のキ
ートップ80を成形し、さらにキートップ80の下面側
にも第二のフイルム板90を配置し、この第二のフイル
ム板90の下面に蒸着層92を設けて構成されている。
言い換えればこのキートップ板60は、モールド樹脂製
のキートップ80の上下面に第一のフイルム板70と第
二のフイルム板90を覆うように取り付けて構成されて
いる。そして第一のフイルム板70には表示層(以下こ
の実施形態に合せて「印刷層」と呼ぶ)71が設けられ
ている。以下各構成部品について説明する。
【0025】第一のフイルム板70は可撓性を有する透
明な樹脂フイルムで構成されており、この実施形態では
ポリエチレンテレフタレートフイルムが使用されてい
る。もちろん他の各種素材からなる樹脂フイルムを使用
してもよい。そして第一のフイルム板70のキートップ
80を覆う部分にキートップ80の上面形状と同形状の
湾曲部72を設け、湾曲部72の下面に印刷層71を印
刷している。この印刷層71は例えば文字又は図形又は
記号などである。印刷層71の下面側には実際には接着
材層が設けられているが図面ではその記載を省略してい
る。
【0026】第二のフイルム板90は可撓性を有する透
明な樹脂フイルムで構成されており、この実施形態では
ポリカーボネートフイルムが使用されている。もちろん
他の各種素材からなる樹脂フイルムを使用してもよい。
そして第二のフイルム板90のキートップ80を当接す
る部分に、このキートップ当接部分を収納するフイルム
板凹部91を設け、フイルム板凹部91の下面に蒸着層
92が蒸着されている。なお、フイルム板凹部91の一
角部には貫通孔93が設けられている。
【0027】キートップ80は熱可塑性の透明な材料で
構成され、この実施形態ではポリカーボネート樹脂が使
用されている。もちろん他の各種素材からなるモールド
用樹脂を用いても良い。なお、キートップ80の一角部
からは舌片状の突出部81を突出し、突出部81の下部
に前記第一のフイルム板90の貫通孔93が位置してい
る。
【0028】蒸着層92は金属色調であり、かつ、鏡面
感がある材料で構成され、この実施形態ではアルミニウ
ム(銀色)を使用している。もちろん他の各種材料、例
えば、ニッケル、チタン、クロム等を用いてもよい。ま
た、蒸着層92は種々の蒸着法によって形成されてい
る。それら蒸着法は上記段落番号[0013]に記載し
たものがある。なお、この実施形態では、蒸着層92は
可視光線を透過させる状態で蒸着されている。
【0029】そしてキートップ80の下側に図示しない
スイッチ接点を配置してキートップ80を押圧すれば、
そのスイッチ接点がオンする。またキートップ板60の
下側に発光ダイオードなどの発光手段を配置してその光
をキートップ板60に導くと、この光は蒸着層92を通
り、透明な第二のフイルム板90とキートップ80と第
一のフイルム板70とを通して第一フイルム板70に印
刷された印刷層71の文字又は図形又は記号などがキー
トップ80の表面にくっきりと明るく照らし出される。
また、透明なキートップ80の下面に蒸着層92を設け
たのでこれを上から見ると透明感を持つとともに、鏡面
感を持ち高級感のあるキートップ板60となる。特にこ
のキートップ80の場合、蒸着層92の上に印刷層71
が立体的に浮き上がって見え、立体感及び高級感を出せ
る。
【0030】また本実施形態の場合、モールド樹脂製の
キートップ80を、第一のフイルム板70と第二のフイ
ルム板90で覆うように構成しているので、キートップ
80がこれら第一,第二のフイルム板70,90から外
れる恐れはない。
【0031】次にこのキートップ板60の製造方法を説
明する。図4はキートップ板60の製造方法を示す図で
ある。まず図4(a−1)に示すように第二のフイルム
板90の下面に、アルミニウムからなる蒸着層92を蒸
着する。次に第二のフイルム板90の所定位置に貫通孔
93を設ける。
【0032】次に図4(b−1)に示すように第二のフ
イルム板90のキートップ80の下面が当接する部分を
金型を用いて絞り加工することで凹ませてフイルム板凹
部91を形成する。フイルム板凹部91の形状はキート
ップ80の下面側の形状と同一であり、その深さ寸法は
突出部81の厚み寸法と同一にしている。
【0033】一方図4(a−2)に示すように第一のフ
イルム板70の下面に、例えば文字又は図形又は記号な
どからなる印刷層71を印刷し、さらにその下面側であ
って後の工程で湾曲部72となる部分全体に図示しない
接着材層を印刷する。
【0034】次に図4(b−2)に示すようにこの第一
のフイルム板70を金型を用いて絞り加工することで上
方向に凸となるように湾曲させて湾曲部72を形成す
る。湾曲部72の形状はキートップ80の上面形状と略
同一にする(必ずしも同一でなくても良く、例えば下記
する第一金型100のキャビティー101の深さ寸法の
半分程度の高さにしても良い)。
【0035】次に図4(c)に示すように前記絞り加工
した第一,第二のフイルム板70,90を重ね合わせた
上で、これらを第一,第二金型100,110の間に挟
持する。ここで第一金型100には第一のフイルム板7
0の湾曲部72を収納する形状、即ちキートップ80の
上部の形状と同形状のキャビティー101が設けられて
いる。また第二金型110には第二のフイルム板90の
フイルム板凹部91を収納する形状、即ちキートップ8
0の下部の形状と同形状のキャビティー111と、第二
のフイルム板90の貫通孔93に接続する位置に設けら
れるピンゲート112とが設けられている。
【0036】そしてこの状態で図4(d)に示すように
ピンゲート112から溶融した樹脂を圧入して第一,第
二金型100,110の両キャビティー101,111
内を溶融樹脂で満たし、溶融樹脂が固化した後に第一,
第二金型100,110を取り外せば、図3に示すキー
トップ板60が完成する。
【0037】なお上記実施形態においては第一のフイル
ム板70とキートップ80との間は湾曲部72の下面に
印刷した接着材層によって接着され、また第二のフイル
ム板90とキートップ80間は材質を何れもポリカーボ
ネート製としているので接着材がなくても溶融樹脂の熱
と圧力で両者を接着できる。なお、第二のフイルム板9
0とキートップ80間をさらに強固に接着したい場合や
両者の材質が異なる場合は、予め第二のフイルム板90
上に接着材層を塗布したり、キートップ80となる溶融
樹脂中に接着材を混合しておけば良い。
【0038】以上本発明の実施形態を説明したが、本発
明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求
の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範
囲内において種々の変形が可能である。なお直接明細書
及び図面に記載がない何れの形状や構造や材質であって
も、本願発明の作用・効果を奏する以上、本願発明の技
術的思想の範囲内である。例えば、本実施形態では、蒸
着層又は金属色調の印刷層がキートップの下面に位置す
るフイルム板の下面側に施されているが、その上面側で
もかまわない。この場合には蒸着層又は金属色調の印刷
層に透明な接着剤層を施しておけばキートップとの結合
は強固となりフイルム板がはがれることはない。このよ
うな形態でも、透明なキートップの下面に蒸着層を設け
ることとなり、これを上から見ると透明感を持つととも
に鏡面感を持ち高級感のあるキートップ板となる。特に
キートップ80の場合、蒸着層92の上に印刷層71が
立体的に浮き上がって見え、立体感及び高級感を出せ
る。
【0039】また、図1に示す蒸着層22と印刷層23
の構造を図3に示すキートップ板60に適用してもよい
し、逆に図3に示す蒸着層92の構造を図1に示すキー
トップ板10に適用してもよい。
【0040】また、上記各実施形態では蒸着層22、9
2を用いたが、これら蒸着層22、92の代わりに金属
色調の印刷層を用いても良い。印刷層に金属色調を出す
には、雲母、金属、酸化チタン等の粉体を樹脂中、塗料
中、インキ中に配合すればよい。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、以下のような優れた効果を有する。 フイルム板に蒸着層又は金属色調の印刷層を設けたの
で、キートップ自体の透明感が表示できるとともに、鏡
面感を持ち高級感を持たせることができ、さらにキート
ップ表面をフイルム板で覆わないので、キートップの形
状の自由度が高くなる。
【0042】また、蒸着層又は金属色調の印刷層をフ
イルム板の下面に設けたので、上記効果に加えてフイル
ム板とキートップの密着性が良くなり、はがれにくくな
る。
【0043】また、蒸着層又は金属色調の印刷層中に
蒸着層又は金属色調の印刷層を設けない部分を設け、該
蒸着層又は金属色調の印刷層を設けない部分を覆うよう
に別途印刷層を設けたので、可視光線を透過させない蒸
着層又は金属色調の印刷層を用いても、印刷層の文字又
は図形又は記号などをキートップの表面にくっきりと明
るく照らし出すことができる。
【0044】また、可撓性を有する樹脂フイルムから
なるもう一枚のフイルム板をキートップの上面にも覆う
ように取り付け、該もう一枚のフイルム板に表示層を形
成した場合は、キートップに透明感と鏡面感を持たせる
ことができて、立体感及び高級感を持たせることができ
る上に、キートップが第一、第二のフイルムからはずれ
る恐れがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態にかかるキートップ板1
0の要部を示す図であり、同図(a)は概略断面図(同
図(b)のA−A断面図)、同図(b)は平面図であ
る。
【図2】キートップ板10の製造方法を示す図である。
【図3】本発明の第二実施形態にかかるキートップ板6
0の要部を示す図であり、同図(a)は概略断面図(同
図(b)のA−A断面図)、同図(b)は平面図であ
る。
【図4】キートップ板60の製造方法を示す図である。
【図5】従来のキートップ板200を示す要部概略断面
図である。
【符号の説明】
10 キートップ板 20 フイルム板 22 蒸着層 23 印刷層 24 抜き部分 30 キートップ 40 第一金型 50 第二金型 60 キートップ板 70 第一のフイルム板 71 印刷層(表示層) 80 キートップ 90 第二のキートップ板 92 蒸着層 100 第一金型 110 第二金型

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する樹脂フイルムからなるフ
    イルム板上に、モールド樹脂からなるキートップを成形
    してなるキートップ板において、 前記フイルム板に蒸着層又は金属色調の印刷層を設けた
    ことを特徴とするキートップ板。
  2. 【請求項2】 前記蒸着層又は金属色調の印刷層をフイ
    ルム板の下面に設けたことを特徴とする請求項1記載の
    キートップ板。
  3. 【請求項3】 前記蒸着層又は金属色調の印刷層中に蒸
    着層又は金属色調の印刷層を設けない部分を設け、該蒸
    着層又は金属色調の印刷層を設けない部分を覆うように
    別途印刷層を設けたことを特徴とする請求項1又は2記
    載のキートップ板。
  4. 【請求項4】 可撓性を有する樹脂フイルムからなるも
    う一枚のフイルム板を前記キートップの上面にも覆うよ
    うに取り付けたことを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れか1項に記載のキートップ板。
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