JP2005164737A - 現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 現像装置において、画像むら及び画像かぶり等の画像欠陥を防止するとともに、寿命を長くし、さらに、現像剤漏れを防止する。
【解決手段】 現像装置10は、静電潜像が形成される像担持体と対面する開口11bが形成された現像装置筐体11と、非磁性回転スリーブ14と回転スリーブ内に内包され複数の磁極を備える固定マグネットローラ13とを有しており、像担持体と最も近接する現像位置よりも回転スリーブの回転方向上流側に回転スリーブと対向して、磁性ブレード16が配置され、磁性ブレードによってトナー薄層の層厚が規制される。現像装置は画像形成装置筐体に着脱可能に配置され、固定マグネットローラは長手方向に延びる軸回りに揺動可能に配置されており、画像形成装置筐体からの着脱の際、固定マグネットローラが揺動して、固定マグネットローラの一磁極と磁性ブレードとの間に形成される磁界分布を変化させトナー凝集物にほぐす。さらに、固定マグネットローラの他の磁極の少なくとも一つを開口付近で現像装置筐体の内面と対向させて磁気シールを形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機、プリンター、又はファクシミリ装置等の画像形成装置で用いられる現像装置に関し、特に、一成分磁性現像剤又は二成分現像剤を用いる現像装置に関するものである。
一般に、画像形成装置においては、像担持体である感光体ドラム上に静電潜像が形成され、この静電潜像は現像装置によって現像されてトナー像となる。そして、感光体ドラム上のトナー像は記録用紙に転写され、記録用紙上のトナー像は定着装置によって定着される。このような現像装置において、例えば、一成分磁性現像剤(トナー)を用いて、感光体ドラム上の静電潜像を現像するものがあり、現像装置は感光体ドラムと対峙する非磁性金属の円筒状の回転スリーブ(現像剤担持体)を備えて、回転スリーブ内は固定マグネットローラが回転スリーブと同心的に配設されている(回転スリーブと固定マグネットローラとによって現像ローラが構成される)。
固定マグネットローラにはその円周に沿って複数の磁極が所定の間隔で着磁されており、トナーを固定マグネットローラの吸引力によって回転スリーブ上に付着させて。トナーを回転スリーブによって現像位置に搬送して感光体ドラム上の静電潜像を現像する。なお、二成分現像剤を用いた現像装置においても、同様の構成を有している。
このような現像装置では、回転スリーブによって搬送されるトナーの厚さを所定の厚さに規制するため、トナー層厚規制部材(層厚規制ブレード(例えば、磁性ブレード))が現像位置よりも回転スリーブの回転方向上流側に配置され、回転スリーブの周面と所定の隙間(ギャップ)をおいて対面している。そして、トナー層厚規制部材では、回転スリーブ上のトナー層厚を規制するとともにトナーを摩擦によって帯電している。
上述のような現像装置では、画像形成領域(感光体ドラム上の現像領域)において、特に、その長手方向両端部近傍では、画像形成が行われることが少ない関係上、この部分におけるトナー消費量は少なく、回転スリーブの長手方向両端部において、トナーが摩擦によって過帯電してしまい、これによって、トナー凝集が生じることがある。そして、トナー凝集が生じると、トナー薄層の層厚が乱れて、回転スリーブの長手方向両端部においてトナー薄層が厚くなると、非画像形成領域へトナーが飛翔しやすくなって、所謂画像かぶり及び画像むら等の画像欠陥が発生してしまう。さらには、トナー凝集物が回転スリーブとトナー層厚規制部材との隙間に詰まるような自体が発生すると、回転スリーブ表面がトナー凝集物によって傷つけられて、画像形成の際(つまり、現像の際)、所謂スジが入ってしまうことがある。
さらには、現像剤中のトナー、トナー内部のワックス成分、及びトナーの外添剤等が層厚規制ブレードに融着して凝集することもあり、このトナー凝集によって前述のギャップが狭くなってトナー層厚に乱れが生じてしまう。また、回転スリーブとトナー層厚規制ブレードとのギャップに異物が詰まって、これによって、トナー層厚に乱れが生じることもある。
一方、非磁性トナー及び磁性体粒子を含む現像剤(二成分磁性現像剤)を用いる現像装置において、長時間使用の際に非磁性トナーがトナー層厚規制体へ融着することを防止するため、現像スリーブとトナー層厚規制体との対向位置に異極であるN極とS極とを配設して、トナー層厚規制体の回転方向下流側に上記のS極に隣接して別に同極のS極を配設して、現像スリーブによって対向位置に運ばれた磁性体粒子をトナー層厚規制体の回転によって運搬し、次いで両S極間の反発力を用いて、磁性体粒子をトナー層厚規制体から引き剥し、磁性体粒子のみを現像容器内に戻すようにしたものがある(特許文献1参照)。
さらに、非磁性トナーと磁性キャリアとを含む二成分磁性現像剤を用いる現像装置において、現像剤の劣化を防止するとともに良好な画質を安定して維持するため、感光体ドラム等の像担持体に対向して配置された現像剤担持体と対向するようにして現像剤循環移送部材を設けて、トナー層規制部材を、現像剤循環移送部材と現像剤担持体との間隙内に先端を下流側から突き出すように設け、トナー層規制部材上流側の現像剤の滞留を解消するようにし、さらに、トナー層規制部材が設けられた位置より上流側において、現像剤担持体に内蔵された磁石が隣接した同極性の二つの磁極を備えて、これによって、反発磁界を形成し、現像剤担持体上で搬送される現像剤を反発磁界で攪拌するようにしたものがある(特許文献2)。
ところで、上述の現像装置は、保守メンテナンス等を考慮して、画像形成装置筐体に着脱可能となっており、保守メンテナンスの際には、画像形成装置筐体から現像装置を引き出すことになるが、この際、現像容器内の現像剤又は回転スリーブ上の現像剤が、感光体ドラムと現像ローラとが対面する開口部から漏れて周囲を汚染することがある。つまり、現像装置の引き出しによる振動等に起因して、上記の開口部から現像剤が漏れ出てしまうことがある。
このような不具合に対処するため、支持板金に現像ブレードを支持し、磁気シール部材が第1及び第2のシール部を備えて、第1のシール部を現像ローラの長手方向一端側と他端側の少なくとも一方に現像ローラの外周面と所定間隙をもって形成し、第2のシール部を支持板金と対向させて、第1のシール部と現像ローラの間隙の現像ブレード側の出口近傍に、現像ローラと当接する現像剤掻き部材を設け、第1及び第2のシール部に磁力を施し、現像剤掻き部材の現像ローラの当接部の現像ローラとは反対側の、支持板金と第2シール部の対向する場所において、トナーを貯留するための空間を有するようにしたものがある(特許文献3)。
特開平7−301994号公報(段落(0043)〜段落(0057)、第1図) 特開平11−7194号公報(段落(0031)〜段落(0042)、第1図〜第4図) 特開2003−15413公報(段落(0034)〜段落(0046)、第10図〜第15図)
上述のように、現像装置においては、回転スリーブとトナー層規制部材とのギャップ付近でトナー凝集が生じると、トナー薄層の層厚が乱れ、これによって、画像かぶり及び画像むら等の画像欠陥が発生してしまうばかりでなく、回転スリーブ表面がトナー凝集物によって傷つけられて、画像にスジが入ってしまう。そして、回転スリーブの表面が傷つけられてしまうと、現像ローラを交換しなければならず、結果的に現像装置自体の寿命が短くなってしまうことになる。
一方、特許文献1に記載された現像装置では、磁性体粒子をトナー層厚規制体の回転によって運搬し、反発力(反発磁界)を用いて、磁性体粒子をトナー層厚規制体から引き剥して、磁性体粒子のみを現像容器内に戻すようにしているものの、トナー凝集については考慮されておらず、トナー凝集及び異物によるトナー層厚の乱れ及び回転スリーブの傷つきを防止することができない結果、画像欠陥を防止できないばかりか現像装置自体の長寿命化を達成することが難しいという課題がある。
さらに、特許文献2に記載された現像装置では、現像剤循環移送部材と現像剤担持体との間隙内にトナー層規制部材の先端を下流側から突き出すように設けて、トナー層規制部材上流側の現像剤の滞留を解消するとともに、反発磁界を形成して、現像剤担持体上で搬送される現像剤を反発磁界で攪拌するようにしているものの、この現像装置は、二成分磁性現像剤を用いて現像剤循環移送部材によって所謂穂切り及び穂出しを行うに際して、トナー層規制部材で上流側の現像剤滞留を解消しているだけであって、現像剤をブレードで層厚規制する際に、回転スリーブとブレードとのギャップ間で発生するトナー滞留を防止することはできない。いずれにしても、従来の現像装置では、静電潜像を現像する際に画像欠陥を防止してしかも現像装置自体の寿命を長くできないという課題がある。
さらに、特許文献3に記載された現像装置では、第1及び第2のシール部を有する磁気シール部材を別に設けて、現像剤漏れ防止を図っているものの、新たに磁気シール部材を現像装置に配置さなければならず、しかも前述したような画像欠陥に対処することができない。
従って、本発明はかかる従来技術の問題に鑑み、画像むら及び画像かぶり等の画像欠陥が生じることがなくしかもメンテナンス等の際現像剤漏れを防止して寿命の長い現像装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明はかかる課題を解決するために、静電潜像が形成される像担持体と対面する開口が形成された現像装置筐体と、非磁性の回転スリーブと該回転スリーブ内に内包され複数の磁極を備える固定マグネットローラとを有し所定の方向に延びる現像剤担持体と、前記像担持体に最も近接する現像位置よりも前記回転スリーブの回転方向上流側に前記回転スリーブと対向して配置され現像剤の層厚を規制する磁性層厚規制部材とを有し、画像形成装置筐体に着脱可能に配置された現像装置において、前記固定マグネットローラを前記所定の方向に延びる軸回りに揺動可能に配置し、前記画像形成装置筐体からの着脱の際前記固定マグネットローラを揺動させて前記固定マグネットローラの一磁極と前記磁性層厚規制部材との間に形成される磁界分布を変化させるとともに、前記固定マグネットローラの他の磁極の少なくとも一つを前記開口付近で前記現像装置筐体の内面と対向させて磁気シールを形成する揺動手段を有することを特徴とする。
また、本発明では、前記画像形成装置筐体から引き出した後再び前記画像形成装置に収納した際、前記回転スリーブを回転駆動することが望ましい。また、前記揺動手段は、前記画像形成装置筐体に収納した際前記固定マグネットローラの一磁極を予め規定された規制位置に位置付け、前記画像形成装置筐体から引き出した際前記固定マグネットローラの一磁極を前記規制位置からずれた解除位置に位置づけて、前記固定マグネットローラを揺動させて、前記解除位置において前記固定マグネットローラの一磁極は前記規制位置よりも前記磁性層厚規制部材に近づくようにすることが望ましい。
以上のように、本発明の現像装置は、画像形成装置筐体からの着脱の際固定マグネットローラを揺動させて固定マグネットローラの一磁極と前記磁性層厚規制部材との間に形成される磁界分布を変化させるとともに、固定マグネットローラの他の磁極の少なくとも一つを開口付近で前記現像装置筐体の内面と対向させて磁気シールを形成するようにしたので、磁界分布の変化によってトナー凝集物がほぐれることになって、トナー凝集物が回転スリーブと層厚規制部材との隙間に詰まることがほとんどなくなり、画像欠陥が低減されるばかりでなく回転スリーブの表面への傷付きを防止でき、さらに、別にシール部材を設けることなく、現像剤の漏れを防止できるという効果がある。
さらに、本発明では、非現像時には回転スリーブを回転駆動するようにしたから、トナー凝集物を回転スリーブで搬送して現像装置筐体内に回収できる。さらに、本発明では、画像形成装置筐体に収納した際、固定マグネットローラの一磁極を予め規定された規制位置に位置付け、画像形成装置筐体から引き出した際固定マグネットローラの一磁極を規制位置からずれた解除位置に位置づけて固定マグネットローラを揺動させ、解除位置において固定マグネットローラの一磁極は規制位置よりも磁性層厚規制部材に近づくようにしたので、規制位置よりも解除位置においては、磁束密度が高くなる結果、簡単にトナー凝集物をほぐすことができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は、本発明による現像装置の実施例1を一部破断して概略的に示す斜視図であり、図示の現像装置10は、複写機等の画像形成装置(図示せず)で用いられ、例えば、一成分磁性現像剤(一成分磁性トナー(以下単にトナーと呼ぶ))を用いて像担持体である感光体ドラム上に形成された静電潜像を現像する。画像形成装置は、例えば、アモルファスシリコン(a−Si)系材料を用いた感光体ドラムを備えており、感光体ドラムの周囲には、帯電器、現像装置10、転写器(転写ローラ)、及びクリーニングユニット等が配置され、感光体ドラムの表面を帯電器で均一に帯電した後、画像データに応じて感光体ドラム表面が露光されて、感光体ドラム上に静電潜像が形成される。感光体ドラム上の静電潜像は現像装置10によって現像されて、トナー像となり、転写ローラと感光体ドラムとのニップ部に搬送された記録用紙上にトナー像が転写される。そして、記録用紙は定着装置に搬送されて、ここでトナー像が記録用紙上に定着された後、例えば、排紙トレイに排紙される。
現像装置10は、現像装置筐体11を備えており、現像装置筐体11にはトナー補給口11aが形成され、このトナー補給口11aを介してトナーコンテナ(図示せず)から現像装置筐体11内にトナーが供給される。現像装置筐体11内には複数の攪拌機(ミキサー)12が配設されており、現像装置筐体11のドラム開口11b側には、複数の磁極を有する固定マグネットローラ13を内包する非磁性の回転スリーブ14が配置されており、回転スリーブ14は図中実線矢印で示す方向に回転駆動される。そして、固定マグネットローラ13及び回転スリーブ14とによって現像ローラ15が構成され、この現像ローラ15は現像位置で感光体ドラム(図示せず)と対面している。
現像装置筐体11には、磁性トナー層厚規制部材である磁性ブレード16が回転スリーブ14の長手方向に沿って取り付けられており、回転スリーブ14が図中実線矢印で示す方向に回転するとすると、磁性ブレード16は、回転スリーブ14が感光体ドラムに最も近接する位置(現像位置)から回転スリーブ14の回転方向上流側に位置することになる。そして、磁性ブレード16の先端部と回転スリーブ14との表面には僅かな隙間(ギャップ)が形成されている。
図2も参照すると、固定マグネットローラ13は長手方向に延びる軸体13aが設けられており、この軸体13aの一端は現像装置筐体11に支承されている。一方、軸体13aの他端は、現像装置筐体11に設けられた角度規制部材21(図2(a)参照)に支承され、角度規制部材21によって軸体13aは所定の規制位置に位置付けられている。つまり、固定マグネットローラ13が規制位置に位置付けられている。そして、軸体13aの他端にはレバー部材22が装着されている(図2(b)参照)。
図3を参照すると(図3では回転スリーブ14は省略されている)、固定マグネットローラ13はN極(N1極,N2極)及びS極(S1極,S2極)の4極を有しており、上記の規制位置は現像が行われる際の固定マグネットローラ13の位置であり、この規制位置においては、固定マグネットローラ13のS2極が磁性ブレード16よりも回転スリーブ14の回転方向上流側に位置付けられている。
図1及び図3を参照して、回転スリーブ14の回転につれて磁性ブレード16近傍に搬送されたトナーは、磁性ブレード16の先端部からS2極に向う磁路(磁界)によって、磁性ブレード16の先端部から回転スリーブ14の方向に向ってトナーチェーンを形成する。そして、トナーチェーンの先端が回転スリーブ14との摩擦によって帯電する。また、磁性ブレード16の先端部に吸着されたトナーは回転スリーブ14の回転によっても、回転スリーブ14の回転方向に搬送されることはなく、この結果、磁性ブレード16を通過したトナーはトナー薄層として回転スリーブ14の回転によって現像位置に搬送される。つまり、磁性ブレード16によってトナー層厚規制が行われる。
ところで、現像を行うに連れて(つまり、長期間に亘って現像を行うと)、前述したように、トナー凝集が生じて、トナー凝集物が回転スリーブ14と磁性ブレード16とのギャップに詰まることがある。このようにトナー凝集物が生成されると、トナー薄層の層厚が乱れるばかりでなく、回転スリーブ14の表面がトナー凝集物によって傷つけられてしまう。このため、本実施例1においては、後述するように、軸体13a(つまり、固定マグネットローラ13)を規制位置から解除位置に回動制御する。
図4を参照して、前述のように、軸体13aにはレバー部材22が取り付けられており(図2(b)参照)、レバー部材22の腕部22aに連結動作部材31の一端がピン部材24に取り付けられ、この連結動作部材31の他端はギア(ピニオン)32にピン部材32aによって連結されている。なお、図示のように、連結動作部材31の他端とピニオンとの連結位置は、ピニオン32の回転中心から偏心した位置となっている。図示の例では、連結動作部材31は第1及び第2の連結部31a及び31bを有しており、第1及び第2の連結部31a及び31bはピン部材31cによって連結されて、ピン部材31c周りに回動可能となっている。図2(c)に示すように、前述の角度規制部材21には扇形状の穴部21aが形成されており、軸体13aはこの穴部21aに挿入されて、この穴部21a内で回動する。そして、穴部21aの下端側が解除位置とされ、穴部21aの上端側が規制位置とされる(図2(a)及び(b)においては、角度規制部材21の穴部21aは示されていない)。
図5(a)を参照すると、上述の現像装置10は保守メンテナンス等を考慮して、画像形成装置筐体41に着脱可能となっており、画像形成装置筐体41の一面にはラック41aが形成されて、前述のピニオン32はラック41aと噛み合っている。現像装置10(図5には示さず)を保守メンテナンスする際には、例えば、現像装置10を画像形成装置筐体41から引き出した後、保守メンテナンスを行い、その後、再び現像装置10を画像形成装置筐体41に収納することになる。
図5(a)は現像装置10が画像形成装置筐体41に収納された状態(以下収納状態と呼ぶ)におけるレバー部材22の位置を概略的に示しており、この収納状態においては、ピニオン32は図中ラック41aの右端側に位置しており、ピン部材32aの位置はピニオン32の回転中心よりも左側に位置している。この状態におけるレバー部材22の位置は、軸体13a、つまり、固定マグネットローラ13(図5(a)には示さず)が規制位置に位置付けられた状態である。
再び図3を参照すると、規制位置においては、固定マグネットローラ13と磁性ブレード16との位置関係は図3に示す状態となっており、前述したように、磁性ブレード16の先端とS2極との間に磁界が形成される。これによって、磁性ブレード16の方向に固定マグネットローラ16が引かれる。この際には、前述のように、角度規制部材21によって軸体13aが規制位置に規制されて位置決めが行なわれる。図3に示す状態では、固定マグネットローラ13のS1極がドラム開口11b付近で、現像装置筐体11の内面と対向している。
つまり、S1極と現像装置筐体11との間に形成された磁界によって磁気シールが構成されることになって、この磁気シールは符号42で示すように一箇所に形成されることになる。従って、磁気シール42によってドラム開口11bがシールされることになって、別に磁気シール部材等を配置することなく、現像装置筐体11中からドラム開口11b側にトナーが漏れ出すことがない。
現像装置10を保守メンテナンスするため、現像装置10を画像形成装置筐体41から引き出すと(以下現像装置10を引き出した状態を引き出し状態と呼ぶ)、ピニオン32がラック41a上を回転して、図5(b)に示すように、ピニオン32は図中ラック41aの左端側に位置する。この際、ピニオン32の回転によってピン部材32aの位置はピニオン32の回転中心よりも右側に位置し、連結動作部材31によってレバー部材22が図5(b)において左側に引っ張られて回動し、これによって、軸体13a、つまり、固定マグネットローラ13が解除位置に回動する。
図6を参照すると(図6においては、回転スリーブ14は省略されている)、解除位置においては、固定マグネットローラ13のS2極は規制位置におけるS2極の位置よりも磁性ブレード16側から離れ、この結果、磁性ブレード16の先端部とS2極との距離が長くなって、磁性ブレード16の先端からS2極に向う磁路(磁界)の密度(つまり、磁束密度)が小さくなる。つまり、固定マグネットローラ13が規制位置から解除位置に回動(揺動)することによって磁気拘束力が変化する(弱くなる)。
一方、解除位置においては、固定マグネットローラ13のS1極がドラム開口11b付近で現像装置筐体11の内面と対向するとともに、N2極が現像装置筐体11の内面と対向しており、S1極及びN2極と現像装置筐体11との間に磁界が形成され、これら磁界によってドラム開口11bがシールされることになる。つまり、S1極及びN2極と現像装置筐体11との間に形成された磁界によって磁気シール42及び43が構成されることになって、磁気シール42及び43の二箇所でドラム開口11bがシールされ、別に磁気シール部材等を配置することなく、保守メンテナンスの際、現像装置10を画像形成装置筐体41から引き出しても、二箇所で確実にシールが行われる結果、現像装置筐体11中からドラム開口11b側にトナーが漏れ出すことがなく、周囲がトナーによって汚染されることがない。
保守メンテナンス終了の後、現像装置10を画像形成装置筐体41に収納すると、図5(a)に示す状態となって固定マグネットローラ13が規制位置を復帰して、固定マグネットローラ13と磁性ブレード16との位置関係は図3に示す状態となる。つまり、固定マグネットローラ13と磁性ブレード16との位置関係は図6に示す状態から図3に示す状態となって、磁性ブレード16の先端からS2極に向う磁界の密度が大きくなる。つまり、磁気拘束力が変化する(強くなる)。そして、この磁気拘束力の変化によってトナー凝集物がほぐれることになって、現像装置10を画像形成装置筐体41に収納した後、回転スリーブ14を回転させれば、回転スリーブ14の回転によって、磁性ブレード16と回転スリーブ14とのギャップ近傍のトナー凝集物はギャップを通過して、回転スリーブ14によって運搬されて現像装置筐体11に回収されることになる。
このようにして、現像装置10を保守メンテナンス等する際には、現像装置10を画像形成装置筐体41から引き出した後、再度現像装置10を画像形成装置筐体41に収納するという操作が行われることになって、この操作によって固定マグネットローラ13は規制位置と解除位置との間で揺動することになり、磁気拘束力の変化に応じてトナー凝集物がほぐされることになる。なお、上述の例では、規制位置から解除位置に固定マグネットローラ13を回動する際、図3及び図6に示すように右回りとしたが、固定マグネットローラ13の磁極数及びその配置によっては、左回りに回動することもある。この際(つまり、左回りに回動した際)、解除位置において、S2極を磁性ブレード16の直下(ブレード位置)に位置づけるようにすれば、ブレード位置におけるシール性を向上させることができる。
固定マグネットローラを所定の方向(長手方向)に延びる軸回りに揺動可能に配置して、画像形成装置筐体からの着脱の際固定マグネットローラを揺動させて、固定マグネットローラの一磁極と磁性層厚規制部材との間に形成される磁界分布を変化させるとともに、固定マグネットローラの他の磁極の少なくとも一つを像担持体と対面する開口付近で現像装置筐体の内面と対向させて磁気シールを形成するようにしたから、磁界分布の変化によってトナー凝集物がほぐれることになってトナー凝集物が回転スリーブと層厚規制部材との隙間に詰まることがほとんどなくなり、画像欠陥が低減されるばかりでなく回転スリーブの表面への傷付きを防止でき、さらに、別にシール部材を設けることなく、現像剤の漏れを防止できるから、複写機、プリンター、又はファクシミリ装置等の画像形成装置における現像装置に適用できる。
本発明による現像装置の実施例1を一部破断して概略的に示す斜視図である。 固定マグネットローラを揺動する際の部材を示す図であり、(a)は角度を規制する角度規制部材を概略的に示す斜視図、(b)はレバー部材を示す斜視図、(c)は角度規制部材の穴部の形状を示す図である。 固定マグネットローラが規制位置にある際の磁性ブレードとの位置関係を概略的に示す図である。 固定マグネットローラを揺動する機構の一例を示す図である。 図4に示す揺動機構の動作を説明するための図であり、(a)は現像装置を収納した状態を示す図、(b)は現像装置を引き出した状態を示す図である。 固定マグネットローラが解除位置にある際の磁性ブレードとの位置関係を概略的に示す図である。
符号の説明
10 現像装置
11 現像装置筐体
11b 開口
12 攪拌機(ミキサー)
13 固定マグネットローラ
14 回転スリーブ
15 現像ローラ
16 磁性ブレード(層厚規制部材)
21 角度規制部材
22 レバー部材
31 連結動作部材
32 ピニオン
41 画像形成装置筐体
41a ラック

Claims (3)

  1. 静電潜像が形成される像担持体と対面する開口が形成された現像装置筐体と、非磁性の回転スリーブと該回転スリーブ内に内包され複数の磁極を備える固定マグネットローラとを有し所定の方向に延びる現像剤担持体と、前記像担持体に最も近接する現像位置よりも前記回転スリーブの回転方向上流側に前記回転スリーブと対向して配置され現像剤の層厚を規制する磁性層厚規制部材とを有し、画像形成装置筐体に着脱可能に配置された現像装置において、
    前記固定マグネットローラは前記所定の方向に延びる軸回りに揺動可能に配置されており、
    前記画像形成装置筐体からの着脱の際前記固定マグネットローラを揺動させて前記固定マグネットローラの一磁極と前記磁性層厚規制部材との間に形成される磁界分布を変化させるとともに、前記固定マグネットローラの他の磁極の少なくとも一つを前記開口付近で前記現像装置筐体の内面と対向させて磁気シールを形成する揺動手段とを有することを特徴とする現像装置。
  2. 前記画像形成装置筐体から引き出した後再び前記画像形成装置に収納した際、前記回転スリーブを回転駆動するようにしたことを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 前記揺動手段は、前記画像形成装置筐体に収納した際前記固定マグネットローラの一磁極を予め規定された規制位置に位置付け、前記画像形成装置筐体から引き出した際前記固定マグネットローラの一磁極を前記規制位置からずれた解除位置に位置づけて、前記固定マグネットローラを揺動させて、
    前記解除位置において前記固定マグネットローラの一磁極は前記規制位置よりも前記磁性層厚規制部材に近づくようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の現像装置。
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