JP6291959B2 - 現像装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現像装置及びこれを用いた画像形成装置に関する。
従来この種の現像装置としては例えば特許文献1に記載のものが既に提供されている。
特許文献1には、現像ロールに向かって移動する現像剤の移動を遮る湾曲ブロックを配置する発明が開示されている(段落[0041]、図5)。
特開2012−189636号公報(段落[0041]、図5)
本発明の課題は、層規制部材への現像剤の供給密度を高め、安定した現像剤の層規制を実施することにある。
請求項1に係る発明は、トナー像が保持可能な像保持体に対向配置されて回転する中空状の現像回転体、及び、前記現像回転体内に固定的に内包され且つ周囲に複数の磁極が配列される磁石部材を有し、前記現像回転体を回転させることで前記磁石部材の磁極による磁力にて前記現像回転体上にトナー及びキャリアが含まれる現像剤を保持する現像剤保持体と、前記現像剤保持体よりも下方に配置され、前記現像剤を前記現像剤保持体に供給する現像剤供給部材と、前記現像回転体と非接触となるように間隙を介して対向配置され、少なくとも前記現像回転体側に向かって突出する断面円弧状の曲面部を有し、前記現像剤保持体上に保持される現像剤の層厚を規制する磁性を有する層規制部材と、前記現像剤供給部材と前記層規制部材との間に設けられ、前記現像剤供給部材から供給される現像剤の一部を押し当てた状態で前記現像剤保持体側に案内する現像剤案内部材と、を備え、前記現像剤保持体は、前記現像剤案内部材による現像剤案内位置よりも前記現像回転体の回転方向上流側に位置する現像剤吸着位置に設けられる吸着用磁極と、前記吸着用磁極とは異なる磁性を有し、前記現像回転体の中心と前記層規制部材の最近接点とを結ぶ直線よりも前記現像回転体の回転方向下流側に位置する層規制位置に設けられる層規制用磁極とを有し、前記現像剤案内部材は、前記現像剤供給部材から供給される現像剤が押し当てられる押し当て壁を有し、この押し当て壁を、前記層規制部材よりも前記現像回転体の回転方向上流側に突出させ、かつ、前記現像剤供給部材の外周縁のうち前記層規制部材側の鉛直線よりも前記現像剤供給部材側に突出させることで、前記押し当て壁に押し当てた現像剤を前記現像剤保持体側に案内することを特徴とする現像装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の現像装置において、前記層規制部材は、前記現像回転体と対向する面の表面粗さが前記キャリアの直径以上であることを特徴とする現像装置である。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の現像装置において、前記現像回転体の回転速度よりも速い速度で前記現像剤供給部材を回転させることを特徴とする現像装置である。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の現像装置において、前記現像剤案内部材は、現像剤が収容される現像容器とは別体に設けられ、前記層規制部材と前記現像剤供給部材との間に位置する現像容器の内壁に設置されることを特徴とする現像装置である。
請求項5に係る発明は、静電潜像が保持される像保持体と、前記像保持体上に形成された静電潜像をトナーにて現像する請求項1乃至4のいずれかに記載の現像装置と、を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
請求項1に係る発明によれば、層規制部材への現像剤の供給密度を高め、安定した現像剤の層規制を実施することができる。
請求項2に係る発明によれば、本構成を有さない態様に比べて、層規制部材に現像剤を留めることで層規制部材への現像剤の供給密度を更に高めることができる。
請求項3に係る発明によれば、本構成を有さない態様に比べて、現像剤をより供給することで層規制部材への現像剤の供給密度を更に高めることができる。
請求項4に係る発明によれば、本構成を有さない態様に比べて、現像容器へ外乱の影響を少なく抑え、現像剤案内部材による現像剤の案内動作を実施することができる。
請求項5に係る発明によれば、層規制部材への現像剤の供給密度を高め、安定した現像剤の層規制を実施することが可能な現像装置を含む画像形成装置を提供することができる。
本発明が適用された現像装置の実施の形態の概要を示す説明図である。 実施の形態1に係る画像形成装置の全体構成を示す正面図である。 実施の形態1の画像形成部を示す説明図である。 実施の形態1の現像装置の要部を示す断面図である。 図4に示す現像装置の現像ロール、撹拌搬送部材、層規制ロール及び案内ブロック周辺の現像剤の挙動を示す説明図である。 図4に示す現像装置の層規制用磁極の設置例を示す説明図である。 層規制ロールによる層規制に当たって、層規制用磁極の配設位置の違いの影響を示す説明図であり、(a)はTSAを−10°にした構成での現像ロール及び層規制ロールの近傍の磁力線図であり、(b)はTSAを+10°にした構成での現像ロール及び層規制ロールの近傍の磁力線図であり、(c)はTSAがマイナスのときの作用のイメージ図であり、(d)はTSAがプラスのときの作用のイメージ図である。 (a)は実施例1に係る現像装置の現像剤の搬送ムラを測定した結果を示す説明図、(b)は比較例1係る現像装置の現像剤の搬送ムラを測定した結果を示す説明図である。
◎実施の形態の概要
図1は本発明が適用された現像装置を含む画像形成装置の実施の形態の概要を示す。
同図において、画像形成装置は、静電潜像が保持される像保持体2と、像保持体2上に形成された静電潜像をトナーにて現像する現像装置1と、を備えた態様が挙げられる。
そして、本実施の形態では、現像装置1は、トナー像が保持可能な像保持体2に対向配置されて回転する中空状の現像回転体4、及び、現像回転体4内に固定的に内包され且つ周囲に複数の磁極が配列される磁石部材5を有し、現像回転体4を回転させることで磁石部材5の磁極による磁力にて現像回転体4上にトナー及びキャリアが含まれる現像剤を保持する現像剤保持体6と、現像剤保持体6よりも下方に配置され、現像剤Gを現像剤保持体6に供給する現像剤供給部材7と、現像回転体4と非接触となるように間隙を介して対向配置され、少なくとも現像回転体4側に向かって突出する断面円弧状の曲面部8aを有し、現像剤保持体6上に保持される現像剤の層厚を規制する磁性を有する層規制部材8と、現像剤供給部材7と層規制部材8との間に設けられ、現像剤供給部材7から供給される現像剤の一部を押し当てた状態で現像剤保持体6側に案内する現像剤案内部材9と、を備え、現像剤保持体6は、現像剤案内部材9による現像剤案内位置Eよりも現像回転体4の回転方向上流側に位置する現像剤吸着位置Bに設けられる吸着用磁極5bと、吸着用磁極5bとは異なる磁性を有し、現像回転体4の中心と層規制部材8の最近接点とを結ぶ直線Cよりも現像回転体4の回転方向下流側に位置する層規制位置Aに設けられる層規制用磁極5aとを有し、現像剤案内部材9は、現像剤供給部材7から供給される現像剤Gが押し当てられる押し当て壁9aを有し、この押し当て壁9aを、層規制部材8よりも現像回転体4の回転方向上流側に突出させ、かつ、現像剤供給部材7の外周縁のうち層規制部材8側の鉛直線Lよりも現像剤供給部材7側に突出させることで、押し当て壁9aに押し当てた現像剤を現像剤保持体6側に案内するものである。
画像形成装置の画像形成方式は、像保持体2としての感光体に潜像を形成してそれを現像し、記録材に転写、定着する方式(例えば、電子写真方式を始めイオン流を用いた静電記録方式等)用いることができる。
また、現像剤保持体6は、円筒状部材である現像回転体4に円柱状部材である磁石部材5を内包して構成される。磁石部材5は固定され、外側の現像回転体4のみが磁石部材5の外周面に沿って回転する。
更に現像回転体4は、磁石部材5の磁力で吸着された現像剤Gを外表面に保持して回転する。
磁石部材5の外周面には、複数の磁極を設けている。磁石部材5の外周面の複数の磁極のうちの一つは現像剤Gを吸着する吸着用磁極(ピックアップ磁極)5bであり、磁石部材5の外周面の複数の磁極のうちの別の一つは層規制用磁極(トリミング磁極)5aである。
また、現像剤供給部材7は、例えば、現像剤保持体6に沿って延びる回転軸と、この回転軸の周囲に形成された螺旋状の搬送羽根と、を有し、現像剤Gを攪拌しながら搬送する搬送部材とすることができる。
現像剤保持体6に現像剤を供給する現像剤供給部材7は、現像容器3内の現像剤Gを攪拌して搬送する攪拌搬送部材を兼用してもよいし、これとは別に設けてもよい。ここで、攪拌搬送部材は例えば、現像剤保持体6に沿って延びる回転軸と、この回転軸の周囲に形成されたに螺旋状の搬送羽根と、を有し、現像剤Gを攪拌して搬送することができるものであればよい。この種の攪拌搬送部材は複数設ける場合が多く、攪拌部搬送材の位置関係は上下方向に並べるものであってもよいし、左右方向に並べるものであってもよい。
更に、層規制部材8は、現像剤保持体6に対向して配置され、層規制部材8と現像剤保持体6との間隙によって現像剤保持体6上に保持される現像剤の層厚を規制する。
層規制部材8は例えば丸棒形状とすることができる。層規制部材8の断面形状は、少なくとも現像剤保持体8に対向する面が円弧状の曲面部8aであればよい。
層規制部材8は磁性を有する。これによって、層規制部材8が磁化し、層規制用磁極5aと層規制部材8との間に層規制部材8へ吸引される磁界が形成される。このとき、現像回転体4の中心と層規制部材8の最近接点とを結ぶ直線よりも現像回転体4の回転方向下流側に層規制用磁極5aが位置することで、層規制部材8へ吸引される磁界がより大きく形成される。
また、現像剤案内部材9は、現像剤供給部材7から現像剤保持体6に向けて搬送、供給される現像剤Gの案内を行うように現像剤Gの進路を規制する。まず、押し当て壁9aによって現像剤Gの行方を押し当てて案内し、その後押し当て壁9aから抜け出た現像剤が、現像剤保持体6に向けて供給される。
本態様の作用は以下のようである。
現像剤保持体6上の現像剤Gのムラの発生が低減される。
現像剤供給部材7が螺旋状の搬送羽根を回転することによって現像剤の搬送、供給を行う構成においては、現像剤保持体6上の現像剤のムラとしては、搬送羽根の螺旋形状に起因するムラや、現像剤搬送量がまばらになってしまうことに起因するムラが生じる虞があるが、本例によれば、これらのムラの発生を低減することも可能である。
また、層規制用磁極5aと吸着用磁極5bとの間の磁力線が広範囲に亘って層規制部材8を横切ることから、層規制部材8の最近接点付近に、層規制部材へ吸引される強い磁界が形成される。すると、現像剤保持体6の層規制位置直前で層規制部材8への吸引力が強く働き、現像剤Gの搬送に対して抵抗する力として作用し、層規制部材8前に現像剤Gが多く留められる。これにより、層規制前で現像剤Gの密度が高まる。
更に、現像剤供給部材7から供給される現像剤Gは、現像剤案内部材9の押し当て壁9aに押し当てられることで現像剤供給部材7の外周方向の速度が下げられ、密度が高められる。これにより高密度であるが故に大量の現像剤Gを一気に現像剤保持体6に吸着し、高い圧力を生成することができる。
層規制前で現像剤Gが多く留まり、かつ現像剤Gの圧力が高くなるので、層規制前の現像剤Gの密度が高められる。これにより現像剤供給部材7から供給された現像剤Gの吸着時のムラや、現像回転体4の搬送に起因する搬送ムラが生じても、層規制前のムラを緩和できるので、安定した現像剤の層形成がなされる。
次に、本実施の形態に係る現像装置の代表的態様又は好ましい態様について説明する。
先ず、層規制部材8の好ましい態様としては、現像回転体4と対向する面の表面粗さがキャリアの直径以上である態様が挙げられる。ここで、層規制部材8の面のうち、少なくとも現像剤保持体6と対向する面の表面粗さは現像剤に含まれるキャリアの直径以上であればよい。
この層規制部材8によって、現像剤保持体6による現像剤Gの搬送がより抑制され、層規制前の現像剤の密度が高まるため、現像剤供給部材7から供給された現像剤Gの吸着時のムラや、現像回転体の搬送に起因する搬送ムラが生じても、層規制前のムラを緩和できるので、安定した現像剤の層形成がなされる。
また、現像回転体4と現像剤供給部材7の回転速度の好ましい態様としては、現像回転体4の回転速度よりも速い速度で現像剤供給部材7を回転させる態様が挙げられる。本態様では、現像剤Gの供給量(現像剤供給部材7の回転速度で決まる)に対して、現像剤保持体6の搬送量(現像回転体の回転速度で決まる)を下げる(現像剤供給部材7の回転速度を現像回転体4の回転速度よりも速くする)ことで層規制前の現像剤Gの滞留を促し、現像剤の密度を高める。これにより現像剤供給部材7から供給された現像剤Gの吸着時のムラや、現像回転体4の搬送に起因する搬送ムラが生じても、層規制前のムラを緩和できるので、安定した現像剤Gの層形成がなされる。
更に、現像剤案内部材9の好ましい態様としては、現像剤Gが収容される現像容器3とは別体に設けられ、層規制部材8と現像剤供給部材7との間に位置する現像容器3の内壁に設置される態様が挙げられる。
本態様では、現像容器3が受ける熱膨張・収縮や現像剤駆動のひずみなどの外乱から、現像剤案内部材9が分離されるため、安定して現像剤の吸着がなされる。そのため、現像剤供給部材7から供給された現像剤の吸着時のムラや、現像回転体4の搬送に起因する搬送ムラが生じても、層規制前のムラを緩和できるので、安定した現像剤Gの層形成がなされる。
以下、添付図面に示す実施の形態に従って本発明を更に詳細に説明する。
◎実施の形態1
−全体構成−
図2は実施の形態1に係る画像形成装置の全体構成を示す。
同図において、本実施の形態の画像形成装置は、装置筐体20内に4色(本例ではイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)の画像形成部21(21a〜21d)を横方向に配列し、その上方には各画像形成部21の配列方向に沿って循環搬送される中間転写ベルト30を配設する一方、装置筐体20の下方に配置した記録材供給装置28からの記録材搬送経路を略垂直方向に配置したものである。
各画像形成部21(21a〜21d)は、中間転写ベルト30の循環方向上流側からイエロー用、マゼンタ用、シアン用、ブラック用(配列は必ずしもこの順番に限定されない)のトナー像を形成するものであり、有機感光材料等の感光層が表面に形成され像保持体2としての感光体22と、この感光体22の周囲に配置されて感光体22を帯電する帯電装置23、帯電された感光体22に潜像を書き込む露光装置24、感光体22上の潜像を現像してトナー像化する現像装置25、感光体22と中間転写ベルト30を挟んで対向する位置に設けられ感光体22上のトナー像を中間転写ベルト30上に転写する一次転写装置26、感光体22上の残留トナーを清掃する清掃装置27にて構成されている。尚、図中符号29は、各画像形成部21の現像装置25にトナーを補給するためのトナーカートリッジであり、夫々対応する現像装置25との間には図示外のトナー供給路が設けられ、トナーカートリッジ29からトナーが現像装置25に対し適宜補給されるようになっている。
また、本実施の形態では、露光装置24は4色の画像形成部21(21a〜21d)に共通の一つのモジュールとして用いられている。この露光装置24は、ケース24a内に例えば半導体レーザ、ポリゴンミラー、レンズ、ミラー等を格納し、色成分毎の光ビームBmを感光体22に照射し、露光ポイントにて結像するようにしたものである。
更に、本実施の形態の中間転写ベルト30は、複数の張架ロール31〜34に掛け渡されたものであり、例えば張架ロール31を駆動ロールとして循環移動するようになっている。また、この中間転写ベルト30の張架ロール34に対向する位置には、中間転写ベルト30上に各画像形成部21から一次転写されて多重化されたトナー像を記録材供給装置28から供給された記録材上に一括転写する二次転写装置35が、張架ロール34をバックアップロールとして配置されている。
更に、中間転写ベルト30上の残留トナーを清掃するベルト清掃装置40が、張架ロール31に対向する位置に設けられている。
また、本実施の形態では、記録材供給装置28の下流側近傍には、記録材を1枚だけ捌いて記録材搬送経路に搬送する対構成のフィードロール36が設けられ、図示外のピックアップロールによって記録材供給装置28からピックアップされた記録材の1枚を記録材搬送経路に搬送するようになっている。
更に、記録材搬送経路(図中一点鎖線で示す経路)には、記録材の位置決めを行い、所定のタイミングで二次転写部位(二次転写装置35の設置部位)側に搬送する位置決めロール(レジストレーションロール)37が配置され、二次転写装置35の下流側には記録材上に一括転写されたトナー像を定着する定着装置38が設けられ、例えば加熱ロール38aと加圧ロール38bとの加熱ニップによって良好な定着がなされるようになっている。
そして、定着を終えた記録材は、装置筐体20の一部で構成される収容受け20a上に排出ロール39によって排出されるようになる。
更に、本実施の形態では、装置筐体20の上部に分岐搬送装置11が取り付けられており、装置筐体20側の定着装置38を通過した記録材を2箇所の排出ロール11a、11bによって、夫々2箇所の収容受け12,13に排出するようになっている。これらの収容受け12、13のうち、収容受け12は、装置筐体20側の収容受け20a(10b)の上方に設けられている。尚、定着装置38を通過した記録材が、これら3箇所の収容受け20a、12、13に適宜排出されるように、記録材搬送経路には切替器や記録材搬送部材が設けられていることは云うまでもない。
−プロセスカートリッジ−
本実施の形態では、各画像形成部21は、図3に示すように、感光体22、帯電装置23、現像装置25及び清掃装置27を一体化したプロセスカートリッジ100として構成され、装置筐体20のカートリッジ受部に対して着脱可能に装着されるようになっている。
特に、本例では、プロセスカートリッジ100は、感光体22が組み込まれる感光体組立体101と、この感光体組立体101に対向するように設けられ、現像装置25が組み込まれる現像組立体102と、を有し、感光体組立体101及び現像組立体102が装置筐体20の対応するカートリッジ受部に着脱される。ここで、プロセスカートリッジとしては、寿命の違いを考慮して感光体組立体101及び現像組立体102を別個に着脱する態様のもの、あるいは、両者を一体に着脱する態様がある。
<感光体組立体>
本例では、感光体組立体101は、図3に示すように、感光体22が収容される収容容器110を有し、この収容容器110内の感光体22の周囲には帯電装置23及び清掃装置27を配設したものである。
ここで、感光体22はその回転軸両端部が収容容器110の両端に回転自在に支持されており、感光体組立体101装着時には感光体22の回転軸の一端が図示外の駆動機構に駆動連結されるようになっている。
また、帯電装置23は、収容容器110の一部に帯電容器部111を設け、この帯電容器部111内に感光体22の表面に接触若しくは近接する帯電ロール112及びこの帯電ロール112に給電する給電ロール113を設けたものである。
更に、清掃装置27は、収容容器110の一部に清掃容器部114を設け、この清掃容器部114の開口縁には感光体22表面の残留トナーが掻き取られる板状の清掃部材115を設けると共に、この清掃容器部114内には清掃部材115で掻き取られた残留トナーが図示外の回収容器に向けて搬送される回収搬送部材(例えば回転軸の周囲に螺旋状羽根を付した態様)116を配設したものである。
<現像組立体>
現像組立体102は、図3に示すように、感光体22に向かって開口し且つトナー及びキャリアが含まれる二成分現像剤が収容される現像容器43を有し、この現像容器43の開口に面した部位には現像剤が保持搬送される現像ロール44を配設すると共に、現像容器43内の現像ロール44の背面側には現像剤が撹拌搬送される一対の撹拌搬送部材45,46を配設し、更に、現像ロール44の現像部位よりも回転方向上流側には現像ロール44に保持される現像剤の層厚が規制される層規制部材48を設けたものである。
更に、本例では、現像ロール44の両端には現像ロール44径よりも僅かに大きい位置調整用のトラッキングロール(図示せず)が設けられ、このトラッキングロールを感光体22表面に接触させることで現像ロール44と感光体22との間のギャップが予め決められた所定量に調整されるようになっている。そして、現像組立体102は、その長手方向の両端付近において夫々付勢バネ(図示せず)によって感光体組立体101側に付勢され、トラッキングロールが感光体22に接触した状態で感光体組立体101との位置関係を保つようになっている。
−現像装置の代表的要素−
<現像ロール>
現像ロール44は、図4に示すように、図中時計回り方向に回転する金属製の円筒状の現像スリーブ51と、この現像スリーブ51内に固定的に設けられ、周囲に複数(本例では5つ)の磁極が配列される磁石ロール52とを備えている。本例では、磁石ロール52の磁極としては、現像スリーブ51の周囲に現像剤を吸着する吸着用磁極(P極)と、層規制ロール48に対応した部位に設けられて層規制部材48との間に現像剤の層厚を規制するための磁力が形成可能な層規制用磁極(T極)と、感光体22と対向する現像位置に設けられて感光体22上の静電潜像を現像する現像用磁極(D極)と、現像位置に対して現像スリーブ51の回転方向の下流側に設けられる搬送用磁極(U極)と、この搬送用磁極(U極)と吸着用磁極(P極)との間に設けられ、現像スリーブ51上の現像剤を剥離する剥離用磁極(H極)と、を有している。
本例では、吸着用磁極(P極)、層規制用磁極(T極)、現像用磁極(D極)及び搬送用磁極(U極)は隣り合う磁極が異なる極性に着磁され、剥離用磁極(H極)が搬送用磁極(U極)と同極性に着磁されている。
なお、現像スリーブ51には図示外の現像電圧が印加され、感光体22と現像スリーブ51との間に所定の現像電界が形成されるようになっている。
<撹拌搬送部材>
本例では、現像容器43の現像剤収容室は仕切り壁43aを介して二室に区分され、一方の現像剤収容室には現像ロール44及び一方の撹拌搬送部材45が収容され、他方の現像剤収容室には他方の撹拌搬送部材46が収容されている。そして、仕切り壁43aの長手方向の両端付近に通過口(図示せず)が開設され、現像剤収容室の二室で対構成の撹拌搬送部材45,46が回転することで現像剤収容室内の現像剤が二室に分かれて通過口を通じて循環して搬送するようになっている。
本例では、撹拌搬送部材45,46は、いずれも回転軸61の周囲に螺旋状羽根62を付した態様のものであり、一方の撹拌搬送部材45は現像ロール44の略直下に配設されており、撹拌搬送部材45で撹拌搬送されている現像剤が現像ロール44側に向けて供給されることから、現像ロール44への現像剤供給部材として機能している。
また、撹拌搬送部材45の回転速度は適宜選定して差し支えなく、例えば現像スリーブ51の回転速度と同程度に設定されるが、現像スリーブ51の回転速度よりも速い回転速度に設定した態様にあっては、現像スリーブ51の回転速度と同程度である態様に比べて、撹拌搬送部材45からの現像剤の供給量をより増加させることが可能である。
なお、本例では、現像剤供給部材を兼用する撹拌搬送部材45は図4中では時計回りに回転し、撹拌搬送部材46は図4中では反時計回りに回転する。
<層規制ロール>
本例では、層規制部材48は丸棒状の層規制ロールとして構成されており、層規制ロール48は現像容器43に予め形成された層規制受部43bに受け止められ、その両端部を現像容器43の両側板に固定することで現像容器43に取り付けられている。
特に、本例では、層規制ロール48は磁性体(例えばSUS430)にて構成されており、例えば層規制用磁極(T極)の磁力によって磁化し、現像ロール44との間に所定の磁場を形成するようになっている。
更に、本例では、層規制用磁極(T極)は、図4及び図6に示すように、層規制ロール48と現像ロール44との最近接部位(層規制ロール48の中心と現像ロール44の中心とを結んだ直線Cと交差する部位に相当)よりも現像スリーブ51の回転方向下流側にθだけ変位して配置されている。
また、本例では、層規制ロール48は、現像ロール44の中心位置から鉛直方向に延びる鉛直線位置L1よりも感光体22側に変位して配置されており、更に、撹拌搬送部材45の外周部のうち感光体22側との水平方向距離が最も接近する部位での鉛直線位置L2よりも感光体32側に変位して配置されている。
更に、本実施の形態では、図4に示すように、層規制ロール48の表面粗さδは現像剤のキャリアの直径以上に設定されている。
<案内ブロック>
本例では、図3及び図4に示すように、現像容器43のうち、層規制ロール48と撹拌搬送部材45との間には現像剤案内部材としての案内ブロック80が設けられている。
この案内ブロック80は、非磁性の材料(例えばABS樹脂)を用いて一体的に構成されており、現像容器43の底部に予め形成された例えば断面L字状のブロック受部43cに支持され、図示外の止め具にて現像容器43の底部及び両側板に固定されている。
本例において、案内ブロック80は撹拌搬送部材45で撹拌して搬送される現像剤を現像ロール44側の所定部位に向けて案内する機能を有している。
具体的には、案内ブロック80は、ブロック受部43cに受け止められるブロック本体81を有し、このブロック本体81の層規制ロール48側には層規制ロール48の周囲が保持される湾曲状保持部82を一体的に突出して形成し、一方、ブロック本体81の撹拌搬送部材45側には撹拌搬送部材45から撹拌搬送される現像剤を、現像ロール44の最下端付近に向けて案内する案内部85を一体的に形成したものである。
ここで、案内部85は、ブロック本体81から撹拌搬送部材45の外周部のうち最も感光体22側に接近した部位を通る鉛直線位置L2よりも撹拌搬送部材45側に突出して形成されており、撹拌搬送部材45の外周部を覆うように当該外周部に沿って湾曲する湾曲状の押し当て壁86を有している。
そして、本例では、案内部85の突出端87は、現像ロール44の中心を通る鉛直線位置L1の近傍に選定されている。
−現像装置の作動−
次に、現像装置25の作動について説明する。
今、現像容器43内の現像剤は撹拌搬送部材45,46によって撹拌搬送され、現像に供される上で十分な帯電特性を有している。
この状態において、撹拌搬送部材45は現像ロール44に向けて現像剤を供給するが、この現像剤の供給過程においては、現像剤は案内ブロック80の案内部85によって案内された後に現像ロール44へと供給される。
一方、現像ロール44は、吸着用磁極(P極)にて現像剤を吸着して保持し、現像スリーブ51の回転に伴って搬送される。この後、現像剤は撹拌搬送部材45から案内ブロック80を介して供給された現像剤と合流し、合流した現像剤が層規制ロール48を経て層規制され、予め決められた搬送量の現像剤が現像位置へと搬送される。
<案内ブロックの作用>
このような現像装置25の作動において、案内ブロック80の作用について詳述すると以下の通りである。
案内ブロック80は、図4及び図5に示すように、撹拌搬送部材45から現像ロール44に向けて搬送、供給される現像剤の案内を行うように現像剤の進路を規制する。案内ブロック80の案内部85は押し当て壁86を有していることから、撹拌搬送部材45によって搬送された現像剤はこの押し当て壁86に押し当てられ、これによって現像剤の行方を押し当てて案内し、その後、押し当て壁86から抜け出た現像剤が現像ロール44に向けて供給される。
本実施の形態では、案内部85の押し当て壁86は、撹拌搬送部材45の外周部のうち層規制ロール側の鉛直線位置L2よりも撹拌搬送部材45側に突出配置されているので、押し当て壁86に押し当てられた現像剤は押し当て壁86に沿って現像ロール44側に案内される。
また、本例では、磁石ロール52の吸着用磁極(P極)は、案内ブロック80による現像剤案内位置Eよりも現像スリーブ51の回転方向上流側に位置する現像剤吸着位置(ピックアップ位置)Bに設けられる。本実施の形態では、現像スリーブ51の中心と撹拌搬送部材45の中心とを結ぶ線L3に対して、現像スリーブ51の回転方向上流側にα(例えば5°)変位した位置が吸着用磁極(P極)の磁力のピークとなるように設定されている。
このため、本実施の形態では、撹拌搬送部材45から供給される現像剤は、案内ブロック80の案内部85の押し当て壁86に押し当てられることで、撹拌搬送部材45の外周方向の速度が下げられ、密度が高められる。一方、現像ロール44は吸着用磁極(P極)にて現像剤を吸着して保持することから、案内ブロック80にて案内された現像剤は現像ロール44に保持して搬送されてくる現像剤に合流する。
これにより、高密度であるが故に大量の現像剤が一気に現像ロール44に供給されることから、現像ロール44に保持して搬送される現像剤には高い圧力を生成することができ、現像剤のムラの発生を低減することができる。
<層規制ロールの作用>
本実施の形態では、図4及び図6に示すように、層規制用磁極(T極)は、層規制ロール48と現像ロール44との最近接部位(層規制ロール48の中心と現像ロール44の中心とを結んだ基準線Cと交差する部位に相当)よりも現像スリーブ51の回転方向下流側にθだけ変位した位置Aに配置されていることから、これとは異なる態様(比較の形態1)に比べて、層規制ロール48による層規制動作が安定する。
ここで、本実施の形態に係る層規制用磁極(T極)のレイアウトが層規制動作にどのように影響するかについて説明する。
今、θは層規制用磁極の配設位置を決める角度情報(TSA:Trimmer set angleの略)であるが、θに関し、層規制用磁極(T極)の配設位置が基準線Cに対して現像スリーブ51の回転方向下流側である態様はθをマイナスで表記し、一方、基準線Cに対して現像スリーブ51の回転方向上流側である態様はθをプラスで表記するものと仮定する。
図7(a)は実施の形態1に係る現像装置の実験例を用い、TSAを−10°にした構成での現像ロール44及び層規制ロール48の近傍の磁力線図の一例を示す。また、(b)は比較の形態1に係る現像装置の実験例を用い、TSAを+10°にした構成での現像ロール44及び層規制ロール48の近傍の磁力線図の一例を示す。更に、(c)はTSAがマイナスのときの作用のイメージ図であり、(d)はTSAがプラスのときの作用のイメージ図である。
図7(a)において、図中矩形枠で囲んだ箇所J及び図7(b)において図中に矩形枠で囲んだ箇所Kは、現像ロール44と層規制ロール48との最近接位置よりも現像スリーブ51の回転方向上流側の位置であり、この箇所Jや箇所Kにおいて磁束密度がより高ければ、その箇所により多くの現像剤をとどめることができ、現像剤の密度をより高めることができる。
ここで、図7(a)と図7(b)を比較してみると、TSAがマイナスのときの方が、TSAがプラスのときよりも磁束密度が高いことが分かる。このように、TSAをマイナスにした方が、層規制ロール48の層規制前で磁束密度が高く、現像ロール44及び層規制ロール48に対して吸引作用が強く働くので、現像剤の搬送をとどめることができ、層規制ロール48により、現像ロール44における現像剤の層厚を安定して規制することができ、ムラを低減することができる。
図7(c)及び図7(d)を参照しながら更に説明する。
TSAがマイナスの場合、現像ロール44と層規制ロール48との最近接位置の近くで層規制ロール48に磁極(N極、S極)を形成することができるので、層規制ロール48の層規制直前で層規制ロール48への吸引力を強く働かせることができる。それにより、TSAがプラスの場合に比べて、層規制ロール48の層規制前に現像剤を多く留まらせることができ、層規制ロール48の層規制前で現像剤の密度を高めることができる。
このため、本実施の形態の方が、比較の形態1に比べて、層規制ロール48を通過する現像剤の密度をより高めることが可能になり、その分、層規制ロール48による層規制動作が安定的に行われる。
更に、本例では、層規制ロール48の表面粗さがキャリアの粒径以上に粗いことから、現像剤は層規制ロール48との接触部で留まり易く、層規制ロール48による層規制動作がより安定する。
<案内ブロックへの外乱の影響>
また、本実施の形態では、案内ブロック80は、現像剤が収容される現像容器43とは別体に設けられ、現像容器43に予め設けられたブロック受部43cに設置されている。このため、現像容器43が熱膨張・収縮や現像剤駆動のひずみなどの外乱を受けたとしても、現像容器43と案内ブロック80とはパーツとして分離されているため、案内ブロック80には現像容器43に作用した熱膨張・収縮や現像剤駆動のひずみなどの外乱が直接的には伝達し難い。
◎実施例1
実施例1は、案内ブロック80の案内部85の突出端87を鉛直線位置L2よりも撹拌搬送部材45側に突出させた態様である。本例では、案内部85の突出端87は鉛直線位置L2に対し1.5mm突出させた。
◎比較例1
比較例1は、案内ブロック80の案内部85の突出端を鉛直線位置L2よりも撹拌搬送部材45側に突出させない態様である。本例では、案内部85の突出端87は鉛直線位置L2に対し1.5mm反対側に後退させた。
この両者について、現像装置の効能を検証する。
これらの実験条件は、以下のとおりである。
・現像スリーブ51の中心と撹拌搬送部材45の中心とを結ぶ線に対して、現像スリーブ51の中心を軸に反時計回りに5°の位置が吸着用磁極(P極)の磁力のピークとなるようにした。
・撹拌搬送部材45,46の回転軸は直径8mmであり、その搬送羽根は直径12mmである。
・層規制ロール48は直径6mmの丸棒であって、その材質はSUS430である。
・現像スリーブ51は直径16mmである。
・現像スリーブ51の回転速度と撹拌搬送部材45の回転速度を同じにした。
実施例1、比較例1の結果を図8(a)(b)に示す。
図8(a)及び図8(b)において、縦軸はムラレベルであり、横軸は層規制用磁極(T極)の設定角度(TSA)である。ムラレベルは2以上である場合にはムラが多く、良好ではないことを示す。
実施例1によれば、図8(a)に示すように、TSAがマイナスであればムラレベルは1であって良好であることが分かり、TSAがプラスではムラレベルが2以上になってしまい、良好ではない。
また、比較例1によれば、図8(b)に示すように、TSAがマイナスであってもプラスであっても、ムラレベルが3以上になってしまい、良好ではない。
したがって、実施例1のように、案内ブロック80を設け、かつ、TSAをマイナスにすることで、ムラレベルが1になり、良好な結果が得られることが確認された。
1…現像装置,2…像保持体,3…現像容器,4…現像回転体,5…磁石部材,5a…層規制用磁極,5b…吸着用磁極,6…現像剤保持体,7…現像剤供給部材,8…層規制部材,8a…曲面部,9…現像剤案内部材,9a…押し当て壁,G…現像剤

Claims (5)

  1. トナー像が保持可能な像保持体に対向配置されて回転する中空状の現像回転体、及び、前記現像回転体内に固定的に内包され且つ周囲に複数の磁極が配列される磁石部材を有し、前記現像回転体を回転させることで前記磁石部材の磁極による磁力にて前記現像回転体上にトナー及びキャリアが含まれる現像剤を保持する現像剤保持体と、
    前記現像剤保持体よりも下方に配置され、前記現像剤を前記現像剤保持体に供給する現像剤供給部材と、
    前記現像回転体と非接触となるように間隙を介して対向配置され、少なくとも前記現像回転体側に向かって突出する断面円弧状の曲面部を有し、前記現像剤保持体上に保持される現像剤の層厚を規制する磁性を有する層規制部材と、
    前記現像剤供給部材と前記層規制部材との間に設けられ、前記現像剤供給部材から供給される現像剤の一部を押し当てた状態で前記現像剤保持体側に案内する現像剤案内部材と、
    を備え、
    前記現像剤保持体は、前記現像剤案内部材による現像剤案内位置よりも前記現像回転体の回転方向上流側に位置する現像剤吸着位置に設けられる吸着用磁極と、前記吸着用磁極とは異なる磁性を有し、前記現像回転体の中心と前記層規制部材の最近接点とを結ぶ直線よりも前記現像回転体の回転方向下流側に位置する層規制位置に設けられる層規制用磁極とを有し、
    前記現像剤案内部材は、前記現像剤供給部材から供給される現像剤が押し当てられる押し当て壁を有し、この押し当て壁を、前記層規制部材よりも前記現像回転体の回転方向上流側に突出させ、かつ、前記現像剤供給部材の外周縁のうち前記層規制部材側の鉛直線よりも前記現像剤供給部材側に突出させることで、前記押し当て壁に押し当てた現像剤を前記現像剤保持体側に案内する
    ことを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1に記載の現像装置において、
    前記層規制部材は、前記現像回転体と対向する面の表面粗さが前記キャリアの直径以上である
    ことを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1又は2に記載の現像装置において、
    前記現像回転体の回転速度よりも速い速度で前記現像剤供給部材を回転させる
    ことを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の現像装置において、
    前記現像剤案内部材は、現像剤が収容される現像容器とは別体に設けられ、前記層規制部材と前記現像剤供給部材との間に位置する現像容器の内壁に設置される
    ことを特徴とする現像装置。
  5. 静電潜像が保持される像保持体と、
    前記像保持体上に形成された静電潜像をトナーにて現像する請求項1乃至4のいずれかに記載の現像装置と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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