JP2005164077A - 貯湯式電気温水器及びその設置方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 既存の洗面器に後付けで設置可能で、車椅子使用者も無理なく温水を使用できるような電気温水器を提供する。
【解決手段】 筐体10の内部で、ヒータを内蔵する円筒形状の貯湯タンク21を立壁面と平行に横置きにし、貯湯タンク21の下方からケース本体11の背面部にかけての空間に給水管24や減圧弁26などの入水側の配管部を配置し、
貯湯タンク21の上方から同じくケース本体11の背面部にかけての空間に出湯管32や逃がし弁31などの出湯・出水側の配管部を配置する。また、前面板の下方コーナーは角が切り落とされたテーパ形状とされる。これにより、筐体10の奥行サイズが小さく、筐体10の下面と床面と間の距離も充分に確保することができ、車椅子使用者が洗面器を利用する際に足が接触することを回避することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は貯湯式電気温水器及びその設置方法に関し、更に詳しくは、既設の洗面設備に後付け設置するのに好適な貯湯式電気温水器及びその設置方法に関する。
最近の住宅では、洗面化粧台の水栓において温水の供給機能を有するものが一般的になっている。一方、各種の公共施設、店舗、事務所などの施設の洗面設備では、これまで水のみの供給が一般的であったが、温水の供給の要求が強くなっている。こうした要求に対応して、従来、壁掛式又はカウンタ式洗面器の下方に設置される小型の電気温水器が開発されている(例えば、特許文献1など参照)。
こうした小型の電気温水器は壁掛式又はカウンタ式洗面器の下方の床上に設置されるのが一般的であったが、車椅子使用者がその洗面器を利用しようとした場合、その使用者の足や車椅子自体が電気温水器に接触してしまい、車椅子使用者が充分に洗面器に近づくことができず、或いは電気温水器を避けるように無理な姿勢で洗面器に近づかざるをえないという不具合が発生する。
近年、各種の公共施設や駅などを中心としていわゆるバリアフリー化が推進されており、車椅子使用者にとっても使い勝手のよい施設が必須となりつつある。そのため、上記のように電気温水器を床上に設置するのではなく洗面器下方の立壁面に床面から所定距離以上離して取り付け、車椅子使用者の足下の邪魔にならないようにした壁掛型の電気温水器も開発されている(例えば、非特許文献1など参照)。
特開2002−372313号公報 "パブリック施設用小型電気温水器"、「湯ポットオート壁掛式(自動水栓一体型)」、[Online]、日本ユプロ株式会社、[平成15年3月10日検索]、インターネット〈URL: http://www.yupro.co.jp/yp/index.htm〉
上記従来の壁掛型の電気温水器は、その電気温水器の手前側(給水側)で止水を行う元止め式であるため、止水時に貯湯タンクに大きな水圧が掛からず、減圧弁や膨張水の逃がし弁を設ける必要がない。そのため、小型化に適している。
しかしながら、蛇口等を含む給水栓は元止め専用のものを必要とするため、既存の一般的な給水栓に取り付けることができない。従って、こうした電気温水器を既存の洗面器に取り付ける場合には、単に電気温水器を設置するのみならず、既存の給水栓も同時に交換する必要があり、大きなコストを要するとともに施工にも時間が掛かる。
さらに、従来の壁掛側の電気温水器は、配管の取出し口が製品側面の右側のみの右配管取り出しタイプであるため、電気温水器本体を洗面器下方かつ該洗面器の底部に連通する排水管に対して左側のみしか設置できず、同箇所に止水栓や水石鹸タンクが配置されている場合は、電気温水器を取り付けられなかった。そのため、配管取出口を右側面に配置した右配管取り出しタイプのみならず、該排水管に対して右側にも設置できるように、左側面に配管取出し口を配置した左配管取出しタイプの品揃えの要望が多い。
その理由として考えられる点は、前述した通り、車椅子でも容易にアプローチしやすい、洗面器下に設ける壁掛け式電気温水器においては、極力前出寸法を抑える必要がある。そのためには、電気温水器を貯湯タンクの方向及び配管をその隙間に配置することになるため、この配管が三次元的な配置にならざるをえない。
一方、上記のような床置き型の電気温水器では、その電気温水器の下流(出湯側)で止水を行う先止め式のものもあるが、先止め式では貯湯タンクに大きな水圧が掛かるために堅牢性が必要であり、また減圧弁や逃がし弁を設ける必要があるため、小型化が困難である。そのため、車椅子使用者が洗面器を使用する際に邪魔にならないように壁掛設置することは実質的に不可能であり、車椅子使用者が洗面器を利用する際の妨げとならない程度に洗面器から離して据え付なければならない。しかしながら、洗面室(トイレスペース)内のスペースの制約上、そうした据付けが不可能な場合もあり、また可能であっても連結管が長くなって見栄えが悪くなったり、一般使用者の歩行の邪魔になったりするという問題もあった。
本発明はかかる課題に鑑みて成されたものであり、その主たる目的とするところは、貯湯タンクの配置及びそのタンクと外部配管との接続口を接続する配管の形状を考慮することにより、既存の壁掛式洗面器やカウンタ式洗面器などに容易に設置することができ、且つ車椅子使用者が無理なく洗面器を利用することができるような設置が可能である貯湯式電気温水器及びその設置方法を提供することにある。
課題を解決するための手段、及び効果
上記課題を解決するために成された本発明は、立壁面に沿って設けられた壁掛式又はカウンタ式の洗面器の下方であって前記立壁面に取り付けられる貯湯式電気温水器において、
略箱形状の筐体の内部に、周面が略円筒形状である貯湯タンクを前記立壁面と略平行となるように横置き配置し、
該貯湯タンクへ水を導入するための配管及び該貯湯タンクから湯を導出するための配管を、前記筐体内で前記貯湯タンクの上部から後方側の空間及び該貯湯タンクの下部から後方側の空間に配置し、
且つ、前記筐体の側面の一方に前記筐体内の配管と外部配管とを接続するための接続口を集約して設け、前記接続口を、製品上部から出湯口、膨張水排出口、出水口、給水口の順に設けたことを特徴としている。
この発明に係る貯湯式電気温水器では、貯湯タンクは堅牢性を考慮して周面円筒形状体とし、それを筐体の内部に横置き配置する。そして、筐体内で貯湯タンクの上部から後方側にかけての貯湯タンクと後面板との間の空間と、該貯湯タンクの下部から後方側にかけての貯湯タンクと後面板との間の空間とに、貯湯タンクへ水を導入するための配管や貯湯タンクから湯を導出するため配管等を配設する。このように、筐体と貯湯タンクとの間に形成される空間をうまく利用して配管を配設しているので、同一の貯湯タンク容量に対して筐体のサイズを小型化、特に奥行き方向に薄型化することができる。これにより、壁掛式又はカウンタ式の洗面器の下方の立壁面にこの電気温水器を取り付けた場合、前方への突出長が小さくて済むので、車椅子使用者が洗面器を利用するためにアプローチした際でも足や車椅子に接触することを回避でき、車椅子使用者にも非常に使い勝手が良好である。
また、本発明に係る貯湯式電気温水器では、筐体の側面の一方に接続口を集約して設け、さらに製品上部から出湯口、膨張水排出口、出水口、給水口の順に設けられているため、それら接続口と止水栓や洗面器の給水栓などを連結するための連結管の引き回しが煩雑になることを回避することができる。従って、こうした連結管が前方に突出して車椅子使用者の邪魔になることも防止することができる。また、給水圧力がかかる給湯配管とタンクとを水平且つ平行に配置でき、逃し弁によって給水圧力がかからない膨張水チューブを給水配管とタンクとの隙間に配置できる為、製品の内部空間を有効に利用しつつ、右配管取出しタイプと左配管取出しタイプとで給湯配管部品の共用化が容易となる。
また、本発明に係る貯湯式電気温水器では、前記筐体において、製品背面部に、該配管を支える為の梁を一体に設けたこと構成とすることが望ましい。
この構成によれば、クィックファスナーで両端が締結された配管を、水平以上に保つことができる為、凍結破損防止のために製品内部の水を抜く際、吸気栓を開けることで自然吸気により製品内部の水を十分抜くことができ、かつ右配管取出しタイプと左配管取出しタイプとで配管部品の共用化が容易となる。
また、本発明に係る貯湯式電気温水器の設置方法は、上述したような貯湯式電気温水器を壁掛式又はカウンタ式の洗面器の下方であって前記立壁面に設置する設置方法において、前記貯湯式電気温水器の接続口が設けられた側面が前記洗面器の底部に連通する排水管に面するような、該排水管に対する左右いずれかの位置であって、床面と所定距離以上離れた立壁面に前記貯湯式電気温水器を固定し、前記接続口とそれに対応する前記洗面器側の接続口とを連結管を介して連結するとともに、その連結管を遮蔽する遮蔽部材を取り付け、遮蔽部材をその前面が前記貯湯式電気温水器の前面より一定の隙間をあけて大きくした相似形状であって、前記貯湯式電気温水器および前記連結管、前記洗面器の排水管をすべて遮蔽するようにしたことを特徴としている。
この設置方法によれば、車椅子使用者が洗面器を使用する際の邪魔にならないように本発明に係る貯湯式電気温水器を取り付けることができるとともに、連結管などが遮蔽部材によって遮蔽されて露出しないので、外観上の見栄えも非常に良好であって、更に不所望のいたずら行為の抑止効果も期待できる。
遮蔽部材をその前面が前記貯湯式電気温水器の前面より一定の隙間をあけて大きくした相似形状であって、前記貯湯式電気温水器および前記連結管、前記洗面器の排水管をすべて遮蔽する構成としたことにより、意匠上での一体性が高まり、見栄えが一層良好になるのはもちろん、連結管だけでなく排水管や電気温水器への不所望のいたずら行為の抑止効果が期待できる。
以下、本発明の内容を、第一、第二、第三の実施形態を用いて説明する。
第一の実施形態において、右配管取り出しタイプに特化して、本発明の主な内容をにて説明する。
左配管取出しタイプへの展開について、左配管取出しタイプへの展開が容易な第二の実施形態と左配管取出しタイプへの展開が困難な第三の実施形態とで比較しながら説明する。
まずは、第一の実施形態である貯湯式電気温水器及びその設置方法について、図1〜図6を参照しながら説明する。
図1は本実施形態による貯湯式電気温水器1の正面図(A)及び側面図(B)、
図2は本実施形態による貯湯式電気温水器1の組立図、図3は本実施形態の貯湯式電気温水器1を壁掛型の洗面器カウンタ2に取り付けた状態を示す正面図、図4は図3の状態の側面図、図5及び図6は図3の状態に更に配管カバーを取り付けた状態を示す斜視図である。
まず、図1及び図2により、本実施形態の貯湯式電気温水器1の構成について説明する。図1に示すように、この貯湯式電気温水器1は、箱形状で且つ前面下部のコーナーが斜めに切り落とされてテーパ部10aとされている筐体10を有し、その前面に開閉自在の上部点検口カバー14a及び下部点検口カバー14bが設けられ、上部点検口カバー14aの横にはウイークリータイマ20の前面が覗いている。筐体10の右側面後部には、下から順に、給水口23、出水口27、
膨張水排出口34、及び出湯口33が略縦一直線上に配置されている。また、同じ面には電源スイッチ35と水抜き用の排水口28が設けられている。
図2に示すように、筐体10はケース本体11、ケース底板12、ケース天板13及び前面パネル14から成る。ケース本体11の背面側上端には、本電気温水器1を立壁面に掛止するための掛止片11aが取り付けられている。また、ケース天板13にはタイマ固定板13aが形成されており、このタイマ固定板13aにウイークリータイマ20が取り付けられている。筐体10が組み立てられた状態では、上述したように前面パネル14に設けられた開口部14cからウイークリータイマ20の前面が覗いている。
筐体10の内部には、略円筒形状の貯湯タンク21がその中心軸が水平になるように横置きに配置され、その貯湯タンク21の右端面には貯湯タンク21内に設置された図示しないシーズヒータに電流を供給するためのヒータ端子22が露出している。貯湯タンク21には図2では隠れている下面に水導入口21aが、
上面に湯導出口21bが設けられている。ケース底板12には減圧弁固定板25を介して減圧弁26が固定されている。給水口23は給水管24を介して減圧弁26の入口側に接続され、その出口側は貯湯タンク21の水導入口21aと、出水口27とに接続され、更に後述する出湯管32の途中にも接続されている。貯湯タンク21の湯導出口21bは出湯管32を介して出湯口33に接続されるとともに、逃がし弁固定板30を介してケース天板13に固定された逃がし弁(膨張水調節弁)31を経て膨張水排出口34に接続されている。
なお、貯湯タンク21内の熱が周囲に散逸することを防止するため、また逆に電気回路などに対する貯湯タンク21からの熱の影響を避けるため、貯湯タンク21の周囲は図示しないグラスウールなどの断熱材で囲まれる。
次に、上記構成を有する貯湯式電気温水器1の取付構造について図3及び図4を参照して説明する。即ち、図3に示すように、この貯湯式電気温水器1は、立壁面Aに設置された既存の壁掛型洗面器カウンタ2の下方にあって立壁面Aに取り付けられる。具体的には、貯湯式電気温水器1は洗面器のボウル部2aの最底部から下方に延伸している排水管4の左方に取り付けられ、立壁面Aに設けられている給水源としての止水栓5と給水口23とが給水連結管40で、混合水栓3の給水口6と出水口27とが出水連結管41で、混合水栓3の給湯口7と出湯口33とが出湯連結管42で、排水管4に接続されている排水ホッパー8と膨張水排出口34とが排水連結管43でそれぞれ接続される。これら連結管40、41、42、43はいずれもフレキシブル管であって、適宜に湾曲させた状態で配設が可能である。給水口23、出水口27、膨張水排出口34、出湯口33は立壁面Aに近接して略縦一直線上に並んでいるため、連結管40、41、42、43の引き回しはあまり煩雑にならずに済む。
貯湯式電気温水器1は、筐体10の下面が床面Bから250mm以上、右側面が排水管4から80mm(好ましくは100mm)以上離間して設置される。また、立壁面Aから貯湯式電気温水器1の前面までの突出長は約180mmとなる。筐体10の前面下部のコーナーはテーパ部10aとなっているため、このコーナーは更に後方(つまり立壁面A側)に後退している。これにより、図4に示すように、車椅子使用者Cが洗面器カウンタ2を使用しようとする際に、洗面器カウンタ2の下方に足が入る位置まで前進しても、足先や脛部又は車椅子が貯湯式電気温水器1の前面に当接することを回避することができる。
使用者(車椅子使用者Cに限らない)がこの洗面器カウンタ2を使用する際の、貯湯式電気温水器1を中心とする動作は次の通りである。混合水栓3の給水栓及び給湯栓が共に閉鎖状態にあるときには、貯湯式電気温水器1の出湯連結管42及び出水連結管41の出口側で流路が遮断されており、貯湯タンク21内には所定温度に加熱された湯がほぼ満杯に貯留されている。貯湯タンク21内での加熱によって膨張した湯は逃がし弁31を経て、膨張水排出口34から排水連結管43を通り排水ホッパー8へと排出される。
使用者が例えばレバー操作によって混合水栓3の給湯栓バルブのみを開放すると、止水栓5より供給される水道水が給水連結管40を介して給水口23から貯湯式電気温水器1内へと流入し、内部の給水管24を経て減圧弁26で減圧された後に貯湯タンク21内へとその底部から流れ込む。それ以前に貯湯タンク21内に貯留されていた湯は上記のように流入する水に押し上げられるようにして湯導出口21bから出る。上記給水管24を経た水の一部は分岐されて出水口27へ向かい、更にその一部は分岐されて出湯管32を経た湯と混合される。これによって、出湯口33から出る湯の温度は適度に調節され、出湯連結管42を通って混合水栓3の給湯口7へ供給され、混合水栓3の蛇口3bから温水が吐出する。
一方、使用者が例えばレバー操作によって混合水栓3の給水栓バルブのみを開放すると、上記と同様に、止水栓5より供給される水道水が給水連結管40を介して給水口23から電気温水器1内へと流入し、給水管24を経て減圧弁26で減圧された後に出水口27から出て、出水連結管41を通って混合水栓3の給水口6へ供給され、混合水栓3の蛇口3bから水道水が吐出する。更にまた、混合水栓3のレバー操作により給水栓バルブと給湯栓バルブの両方をそれぞれ所定開度で以て開放すると、上記のように出湯口33及び出水口27を経て供給される湯と水とが混合水栓3で混合されて蛇口3bから吐出する。
上記のように、本実施形態の貯湯式電気温水器1は出水口27及び出湯口33の下流側の混合水栓3の水栓バルブの開閉によって貯湯タンク21への給水を制御する先止め式である。そのため、既設の様々な形態の給水栓に後付けで取り付けることができる。その際に、排水ホッパー8のみは追加で取り付ける必要があるものの、減圧弁及び逃がし弁は筐体10に内蔵されているため追加設置の必要がない。また、先止め式給水の場合、貯湯タンク21に大きな水圧が掛かり、この水圧に耐えるように貯湯タンク21を堅牢な構造とする必要があるが、タンク形状を円筒形とすることで強度を確保している。
ところで、図3及び図4に示した構成で混合水栓3での温水の供給という機能は達成されるものの、図3を見ても明らかなように、洗面器カウンタ2の下方の空間には各種の配管が露出するため、外観上の見栄えがあまり良好ではなく、いたずら行為を受け易いという問題もある。そこで、図5に示すように、排水管4や排水ホッパー8、止水栓5、各連結管40、41、42、43等を覆う配管カバー50を立壁面Aに取り付けるとよい。立壁面Aから配管カバー50の前面までの突出長は電気温水器1の筐体10と同じであり、テーパ部10aについても同様に設けられている。また、配管カバー50の右端面は電気温水器1の左端面と僅かな隙間を有しているだけであるので、この配管カバー50と電気温水器1とはほぼ一体であるように見える。従って、非常に見栄えが良好になり、こうした配管類に対するいたずら行為の抑止効果も大きい。
但し、既存の洗面器カウンタに電気温水器を取り付けることを想定する場合、排水管4の形状としては様々なものが考えられる。そのため、図5に示したような形状の配管カバー50を用いると、排水管と干渉する場合があり得る。そうした場合には、図6に示すような別の形状の配管カバー51を利用するとよい。即ち、この配管カバー51は排水管4を除外して、それよりも右方に位置する各連結管や止水栓などを覆うものである。
また、電気温水器や排水管に対するいたずら行為も抑止したい場合や意匠性をさらに向上させた場合には、図7に示すような別の形状の配管カバー52を利用すると良い。この配管カバー52は洗面器下に設置される電気温水器や連結管、排水管、止水栓などを覆う
以下、本発明の第2の実施形態に関わる貯湯式電気温水器及びその設置方法について、図8〜図11を参照しながら説明する。
図8、図9はそれぞれ第2の実施形態における貯湯式電気温水器の右配管取出しタイプ及び左配管取出しタイプの正面図である。
図10、図11はそれぞれ第2の実施形態における貯湯式電気温水器の右配管取出しタイプ及び左配管取出しタイプを壁掛型の洗面器カウンタに取り付けた状態を示す正面図である。
まず図8、図9により第2の実施形態における貯等湯式電気温水器の構成について説明する。
図8、図9に示すように、この貯湯式電気温水器の右配管取出しタイプと左配管取出しタイプとの外観は、製品の中央に対して対称に構成されており、
上部点検口カバー及び下部点検口カバーは製品中央に配置しされている。
上記構成を有する第2の実施形態での貯湯式電気温水器の取り付け構造について、図12、図13により説明する。
壁掛型の洗面器カウンタの下部に電気温水器を設置する場合は、洗面器カウンタの背面壁内部に構成されている給水配管から通じる止水栓の位置により、洗面器カウンタの右下に設置する場合と左下に設置する場合とがある。
図12は止水栓が洗面器カウンタの右下に配置されており、右配管取り出しタイプの電気温水器を洗面器カウンタの左下に配置した場合であり、図13は止水栓が洗面器カウンタの左下に配置されており、左配管取出しタイプの電気温水器を洗面器カウンタの左下に配置した場合である。
このように、電気温水器の右配管取り出しタイプと左配管取出しタイプを品揃えすることで、止水栓の位置によらず洗面器カウンタの下に配置することができ、施工時の制約条件が大幅に緩和される。
以下、本発明の第二の実施形態である貯湯式電気温水器の構成について、第三の実施比較しながら説明する。図8〜図13を参照しながら説明する。
図10、図11はそれぞれ第二の実施形態による貯湯式電気温水器の右配管取出しタイプ及び左配管取出しタイプの内観図である。本内観図から、右配管取出しタイプと左取出しタイプとでは、その構成が対象であることがわかる。
図14は第二の実施形態による貯湯式電気温水器の内観斜視図を示し、製品側面最上部に給湯口を設置し、その下に膨張水排水口を配置した場合の配管図である。
図15は第三の実施形態による貯湯式電気温水器の内観斜視図を示し、製品側面最上部に膨張水排水口を設置し、その下に給湯口を配置した場合の配管図である。
である。
図14に示された第二の実施形態を用いた出湯配管の形状は、水平面内で構成され、逃がし弁から膨張水排水口までの配管はチューブにて構成されている。
一方、図15に示す第三の実施形態の出湯配管は、第二の出湯配管に比べ、水平面から垂直下方向に曲げを構成しなければならず、配管形状が三次元形状となる。
第二の実施形態を用いた出湯配管は、水平面内で構成されたており、上下を反転されるだけで右配管取出しタイプと左配管取出しタイプとで部品の共用化が可能となが、第三の実施形態を用いた出湯配管は、部品の共用化ができない。
同様に、給水配管について、図16と図17を用いて説明する。
図16は第二の実施形態による貯湯式電気温水器の側面図の下部拡大図である。
図17は第三の実施形態による貯等式電気温水器の側面図の下部拡大図である。
電気温水器内部に構成された配管は、お手入れのため、自然吸気により水を抜けなければならない。特に、本発明の給水配管は製品下部に設けられている為、トラップにならないようにすることが要求される。
加えて、給水配管の両端は、組立性を容易にし且つシール性能を向上させる為、袋ナットとパッキンで固定するのではなく、クィックファスナーとOリングにて固定することが一般的である。、
上記を実現するために、図16に示した第二の実施形態における給水配管は、給水配管内にたまった水が自然吸気により排出できるように、配管自体を水平に保つ為の梁53をケースに一体に設け、給水配管の管を水平面内で構成できるようにしている。
一方、図15に示す第三の実施形態の給水配管は、給水配管自体に垂直方向の曲げを加え、給水配管内にたまった水が自然吸気により排出できるようにした。しかしながら、垂直方向の曲げを加えたことにより、給水配管の管を水平面内で構成できず、配管形状が三次元形状となる。
第二の実施形態を用いた給水配管は、水平面内で構成されているため、上下を反転されるだけで右配管取出しタイプと左配管取出しタイプとで部品の共用化が可能となる一方、第三の実施形態を用いた給水配管は、部品の共用化ができない。
なお、上記実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の趣旨の範囲で適宜変更、修正、追加を行っても本発明に包含されることは当然である。
本発明の第一実施形態による貯湯式電気温水器1の正面図(A)及び側面図(B)。 本実施形態による貯湯式電気温水器1の組立図。 本実施形態の貯湯式電気温水器1を壁掛型の洗面器カウンタ2に取り付けた状態を示す正面図。 図3の状態の側面図。 図3の状態に更に配管カバーを取り付けた状態を示す斜視図。 別の形状の配管カバーを取り付けた状態を示す斜視図。 さらに別形状の配管カバーを取り付けた状態を示す斜視図。 本発明の第二の実施形態による貯湯式電気温水器の右配管取出しタイプの外観図。 本発明の第二の実施形態による貯湯式電気温水器の左配管取出しタイプの外観図。 第二の実施形態による貯湯式電気温水器の右配管取出しタイプを壁掛型の洗面器カウンタに取り付けた状態を示す正面図。 第二の実施形態による貯湯式電気温水器の左配管取出しタイプを壁掛型の洗面器カウンタに取り付けた状態を示す正面図。 第二の実施形態による貯湯式電気温水器の右配管取出しタイプの内観図。 第二の実施形態による貯湯式電気温水器の左配管取出しタイプの内観図。 第二の実施形態による貯湯式電気温水器の内観斜視図。 本発明の第三の実施形態による貯湯式電気温水器の内観斜視図。 第二の実施形態による貯湯式電気温水器の側面図の下部拡大図。 第三の実施形態による貯湯式電気温水器の側面図の下部拡大図。
符号の説明
1 …貯湯式電気温水器
2 …壁掛型洗面器カウンタ
2a …ボウル部
3 …混合水栓
3b …蛇口
4 …排水管
5 …止水栓
6 …給水口
7 …給湯口
8 …排水ホッパー
10 …筐体
10a…テーパ部
11 …ケース本体
11a…掛止片
12 …ケース底板
13 …ケース天板
14 …前面パネル
14a…上部点検口カバー
14b…下部点検口カバー
21 …貯湯タンク
21a…水導入口
21b…湯導出口
22 …ヒータ端子
23 …給水口
24 …給水管
25 …減圧弁固定板
26 …減圧弁
27 …出水口
28 …排水口
30 …逃がし弁固定板
31 …逃がし弁
32 …出湯管
33 …出湯口
34 …膨張水排出口
40 …給水連結管
41 …出水連結管
42 …出湯連結管
43 …排水連結管
50、51、52…配管カバーA…立壁面B…床面C…車椅子使用者
53 …梁

Claims (3)

  1. 立壁面に沿って設けられた壁掛式又はカウンタ式の洗面器の下方であって前記立壁面に取り付けられる貯湯式電気温水器において、
    略箱形状の筐体の内部に、周面が略円筒形状である貯湯タンクを前記立壁面と略平行となるように横置き配置し、
    該貯湯タンクへ水を導入するための配管及び該貯湯タンクから湯を導出するための配管を、前記筐体内で前記貯湯タンクの上部から後方側の空間及び該貯湯タンクの下部から後方側の空間に配置し、
    且つ、前記筐体の側面の一方に前記筐体内の配管と外部配管とを接続するための接続口を集約して設け
    、前記接続口を、製品上部から出湯口、膨張水排出口、出水口、給水口の順に設けられていることを特徴とする貯湯式電気温水器。
  2. 前記筐体は、製品背面部において、該配管を支える為の梁を一体に設けたことを特徴とする請求項1に記載の貯湯式電気温水器。
  3. 前記請求項1〜2のいずれかに記載の貯湯式電気温水器を壁掛式又はカウンタ式の洗面器の下方であって前記立壁面に設置する設置方法において、前記貯湯式電気温水器の接続口が設けられた側面が前記洗面器の底部に連通する排水管に面するような、該排水管に対する左右いずれかの位置であって、床面と所定距離以上離れた立壁面に前記貯湯式電気温水器を固定し、前記接続口とそれに対応する前記洗面器側の接続口とを連結管を介して連結するとともに、その連結管を遮蔽する遮蔽部材を取り付け、
    該遮蔽部材は、その前面が前記貯湯式電気温水器の前面より一定の隙間をあけて大きくした相似形状であって、前記貯湯式電気温水器および前記連結管、前記洗面器の排水管をすべて遮蔽することを特徴とする貯湯式電気温水器の設置方法。




























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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007064493A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 貯湯タンクユニット
JP2008025952A (ja) * 2006-07-25 2008-02-07 Suteki Nice Group Kk 貯湯式給湯装置及び該装置を有する集合住宅におけるベランダ構造
JP2016063944A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 株式会社Lixil 電気温水器の設置構造

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