JP5041274B2 - 貯湯式給湯装置 - Google Patents
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Description
したがって、従来型の住宅をオール電化住宅に改造する場合は、100ボルト電源を200ボルト電源に変更するための電気配線や分電盤等の工事が必要となるため、既築のマンション等では、かかる工事は不可能である場合が多く、仮に可能だとしても相当のコストと時間を必要とする。
したがって、新築のマンション等においては、オール電化住宅型の構造が採用され始めている。
貯湯タンクの設置場所として理想的とされるのは、湯を大量に使う風呂や台所に近い場所であるが、現実問題として、集合住宅の場合、共用廊下又はベランダやバルコニー(以下、バルコニー等と称す。)に設置され、共用廊下に設置すると、住戸の専有面積に算入される場合があるため、バルコニー等に設置する場合が多い。
一般にバルコニー等は、十分な広さを有している場合は少なく、貯湯タンクを設置することによってさらに利用可能面積が狭くなっても、洗濯物を干すスペースや緊急時の避難経路としてのスペースは必ず確保しておかなければならない。
また、観賞用の植物等を置くスペースも確保しておきたいところである。
また、植物への散水もすぐにできるようになるので、利便性は向上するが、かかる設備を設置すると、給水や排水用の配管を新たに設置しなければならず、コストアップするということ、また、設置するスペースが足りないこと等の問題により、比較的高級なマンションにしか殆ど備わっていないのが現状である。
このベランダ用シンクは、壁面等に垂直状に取付けられる取付基板と、当該取付基板に対して水平状態と起立状態との間を揺動自在になされたボール部と、前記取付基板に固定され、ボール部が起立状態のときにボール部内に収容される棚部とで構成したことを特徴としている。
そのため、使用時には、取付基板に対してボール部が水平に突出した状態となり、ボール部の広い洗い鉢面の領域を確保することができる。
また、不使用時には、ボール部を起立状態にしてボール部の突出寸法を抑制し、全体をコンパクトにすることができるため、ベランダの通路に広い空間を確保できる、というものである。
この電気温水器の設置構造は、電気温水器を洗面化粧台キャビネットの収納空間の上部側方領域に配置し、電気温水器の下面に給水管と給湯管を接続することで、デッドスペースを電気温水器の設置可能領域として有効活用することができ、キャビネットの収容空間における実質的に利用可能な容積を拡張することができるというものである。
また、前面板の下方コーナーは角が切り落とされたテーパ形状とされる。これにより、筐体の奥行サイズが小さく、筐体の下面と床面と間の距離も充分に確保することができ、車椅子使用者が洗面器を利用する際に足が接触することを回避することができる、貯湯式電気温水器及びその設置方法である。
しかしながら、特許文献1のベランダ用シンクは、ベランダの使用面積を有効に利用することができるものであるが、電気温水器を設置しているバルコニー等の場合、給水用および排水用の配管をそれぞれ別に設置する必要があるので、バルコニー内の配管が複雑になってしまう。
かかる配管の複雑化は、バルコニー等に何らかの工事が必要になった際、工事の障害となる可能性が非常に高いため避けるべきことである。
したがって、かかる貯湯タンクは、必要に応じた容量のタンクを選択する必要がある。
また、貯湯タンクとスロップシンクの距離を開けて設置した場合は、給水用と排水用の配管をそれぞれ設置する必要が生じるとともに、施工作業に倍の日数を要し、相応のコストも生じていた。
加えて、バルコニー等に新たな機器や器具を設置する場合、既に設置されている配管が邪魔となるので、工事にさらなる丁寧さや精密化が要求され、工事の難化や納期の延長をさせる原因となっていた。
集合住宅のベランダに設置される貯湯式給湯装置であって、
前記ベランダに上下方向の各階に貫通させて配置された排水本管又はベランダに配置された専用排水溝のトラップの近傍に配置される、開閉可能な扉を有する外装ケースと、
前記外装ケース内に設けられ、室内に配管された給水用配管からの給水を加熱し、得た湯を同じく室内に配管された給湯用配管を介して室内側に給湯する貯湯タンクと、
前記外装ケースの外側面に設けられ、前記給水管もしくは前記貯湯タンクから給水を受ける、泥水などを流すことのできるスロップシンクとから構成され、
前記貯湯タンクおよびスロップシンクからの排水は、いずれも前記排水本管又は専用排水溝のトラップを介して行うよう構成されたこと
を特徴とする貯湯式給湯装置である。
請求項1に記載の貯湯式給湯装置において、
前記スロップシンクは、
前記貯湯タンクへの給水用配管から分岐した水と、貯湯タンクの給湯用配管から分岐した温水とをそれぞれ単独で、もしくは水とお湯とを適温とする混合栓を介して供給されるよう構成されていること
を特徴とするものである。
なお、排水本管5が近傍に存在しない場合にあっては、ベランダVに形成されたお湯を排水するための専用排水溝のトラップ近傍が好ましい。
また、図中、2aは外装ケース3の底面部に設けられた支持脚である。
貯湯タンク2で沸かされお湯は、同じく天井部に配管された給湯管7を通じて洗面所、台所、お風呂などお湯を必要とする水回り(部署)に給湯されるものである。
貯湯タンク2への給水手段は、マンションの構造によっては床面配管も可能で、特段の限定はない。
また、スロップシンク4への給水は、屋内から引き出される給水管6を屋外において2つに分岐させ、一方を貯湯タンク2に、他方をスロップシンク4に接続し、それぞれ個別に給水されることも当然可能である。
しかしながら、マンションの構造上、上下方向に配置される排水本管5の近傍に貯湯タンク2を設置できない場合もあるので、このような場合には、ベランダVに形成された専用排水溝のトラップ(図示せず)に接続することになる。
さらに、スロップシンク4の材質は、樹脂製、陶器製、金属製に関わらず、いずれの材質のものでも利用可能であるが、貯湯タンク2から熱が伝播する可能性があることや屋外に設置するということを考慮すると、陶器製であることが好ましい。
さらに、ドレーン管2cや排水管10は、臭気を遮断するS字トラップを使用することが好ましい。
そのため、排水本管5に多量の排水が勢い良く流れると、排水本管5と接続されているドレーン管2cや排水管10内は減圧状態になり、各排水管4a,4bに設置されたS字トラップ内の溜水が吸い取られて空になってしまう場合があるので、各排水管4a,4bの下流側の端部に、逆流防止用に弁を設けることが好ましい。
その際、バルコニー等は、スロップシンクと貯湯式給湯装置を備えているにもかかわらず、有効利用面積が狭くなることはないので、従来どおり、洗濯物を干したり、植木を育てたりすることが可能である。
2 貯湯タンク
2a 支持脚
2b 排水口
2c ドレーン管
3 外装ケース
4 スロップシンク
5 排水本管
6 給水管
7 給湯管
8 分岐管
9 水栓部材
10 排水管
V ベランダ
Claims (2)
- 集合住宅のベランダに設置される貯湯式給湯装置であって、
前記ベランダに上下方向の各階に貫通させて配置された排水本管又はベランダに配置された専用排水溝のトラップの近傍に配置される、開閉可能な扉を有する外装ケースと、
前記外装ケース内に設けられ、室内に配管された給水用配管からの給水を加熱し、得た湯を同じく室内に配管された給湯用配管を介して室内側に給湯する貯湯タンクと、
前記外装ケースの外側面に設けられ、前記給水管もしくは前記貯湯タンクから給水を受ける、泥水などを流すことのできるスロップシンクとから構成され、
前記貯湯タンクおよびスロップシンクからの排水は、いずれも前記排水本管又は専用排水溝のトラップを介して行うよう構成されたこと
を特徴とする貯湯式給湯装置。 - 前記スロップシンクは、
前記貯湯タンクへの給水用配管から分岐した水と、貯湯タンクの給湯用配管から分岐した温水とをそれぞれ単独で、もしくは水とお湯とを適温とする混合栓を介して供給されるよう構成されていること
を特徴とする請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
Priority Applications (1)
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JP2006201453A JP5041274B2 (ja) | 2006-07-25 | 2006-07-25 | 貯湯式給湯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006201453A JP5041274B2 (ja) | 2006-07-25 | 2006-07-25 | 貯湯式給湯装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2008025952A JP2008025952A (ja) | 2008-02-07 |
JP5041274B2 true JP5041274B2 (ja) | 2012-10-03 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2006201453A Expired - Fee Related JP5041274B2 (ja) | 2006-07-25 | 2006-07-25 | 貯湯式給湯装置 |
Country Status (1)
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- 2006-07-25 JP JP2006201453A patent/JP5041274B2/ja not_active Expired - Fee Related
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