JP2005163910A - ばねテンション機構ならびにこれを備えたベルト伝導装置ならびにこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

ばねテンション機構ならびにこれを備えたベルト伝導装置ならびにこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 省スペース及び省作業性を図ることで低コスト化を実現すること。
【解決手段】 コイル部及びこのコイル部の両端から延びる両端部からなるコイルばね207と、コイルばね207を一端部で係止する第1係止部307及び他端部で係止する第2係止部308で加負荷状態で保持する第1保持部材208と、コイルばね207のコイル部を回動自在に保持する回動軸209及びコイルばね207の一端部を第1係止部307より広い係止面で係止する第3係止部310を有する第2保持部材210とを備えるばねテンション機構において、第1保持部材208に保持されたコイル部を回動軸209に保持させ、一端部を第3係止部310に当接させた後に他端部をコイルばね207の加負荷状態方向に回動させ、一端部を第1係止部307による係止から解放すると共に第3係止部310の係止面を移動させ第3係止部310で係止する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、捻りコイルばねによるばねテンション機構ならびにこれを備えたベルト伝導装置ならびにこれを備えた画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置(印字装置、画像通信装置、複写機等)においては、駆動すべき機構に対して駆動源たるモータの回転力を伝導すべくばねテンション機構を備えたベルト伝導装置が使用されている。
ばねテンション機構を備えたベルト伝導装置は、テンションローラとテンションローラを回転自在に保持するレバーとレバーを一方向に付勢するコイルスプリングより成るばねテンション機構と、駆動源たるモータにより回転する駆動側プーリと従動側プーリとに巻きかけられた回転力伝達ベルトとより構成される。そして、ばねテンション機構のコイルスプリングによって反時計方向に付勢されたレバーが、テンションローラを回転力伝達ベルトに圧接させることにより、コイルスプリングの付勢力に対応する張力を回転力伝達ベルトに発生させている。これにより、駆動側プーリの回転力を回転力伝達ベルトを介して従動側プーリに滑りなどを低減して効率良く伝導させている(例えば特許文献1参照)。
特開平7−168474号公報(図1)
しかし、かかる従来の技術では以下の問題が生じる。
即ち、ばねテンション機構は、概L字状のレバーの一端に設けたテンションローラを、他端に設けたコイルばねによるてこの原理により回転力伝達ベルトに圧接させるので、概L字状のレバーが長大になりかつコイルばねを取り付けるスペースも必要になり、装置が大型になるという問題がある。
また、ばねテンション機構をベルト伝導装置に取り付ける場合は、テンションローラを一端に設けた概L字状のレバーを、レバーの中心近傍において装置側にある回動軸に回動自在に取り付けた後に、テンションローラを回転力伝達ベルトに当接させたままレバーの他端にコイルばねの一端を取り付け、コイルばねの他端を装置に固定して、テンションローラを回転力伝達ベルトに圧接させる、といった煩わしい作業が必要となる。このため、装置の組立性を低下させ作業時間の増大を招くという問題がある。
本発明は、かかる問題点に鑑みて為されたものであり、省スペースおよび省作業性を図ることにより低コスト化を実現することできるばねテンション機構ならびにこれを備えたベルト伝導装置ならびにこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、コイル状に捲かれたコイル部とこのコイル部の両端から延びる両端部とからなる捻じりコイルばねと、この捻じりコイルばねを一端部で係止する第1の係止部と他端部で係止する第2の係止部とにより加負荷状態で保持する第1の保持部材と、捻じりコイルばねのコイル部を回動自在に保持する回動軸と前記捻じりコイルばねの一端部を前記第1の係止部より広い係止面で係止する第3の係止部とを有する第2の保持部材とを具備するばねテンション機構において、第1の保持部材に保持された捻じりコイルばねのコイル部を回動軸に保持させ、捻じりコイルばねの一端部を第3の係止部に当接させた後に他端部を当該捻じりコイルばねの加負荷状態方向に回動させ、捻じりコイルばねの一端部を第1の係止部による係止から解放すると共に第3の係止部の係止面を移動させ第3の係止部で係止するものである。
本発明に係るばねテンション機構ならびにこれを備えたベルト伝導装置ならびにこれを備えた画像形成装置によれば、省スペースおよび省作業性を図ることにより低コスト化を実現することができる。
本発明の第1の態様に係るばねテンション機構は、コイル状に捲かれたコイル部とこのコイル部の両端から延びる両端部とからなる捻じりコイルばねと、この捻じりコイルばねを一端部で係止する第1の係止部と他端部で係止する第2の係止部とにより加負荷状態で保持する第1の保持部材と、前記捻じりコイルばねのコイル部を回動自在に保持する回動軸と前記捻じりコイルばねの一端部を前記第1の係止部より広い係止面で係止する第3の係止部とを有する第2の保持部材とを具備し、前記第1の保持部材に保持された前記捻じりコイルばねのコイル部を前記回動軸に保持させ、前記捻じりコイルばねの一端部を第3の係止部に当接させた後に他端部を当該捻じりコイルばねの加負荷状態方向に回動させ、前記捻じりコイルばねの一端部を前記第1の係止部による係止から解放すると共に前記第3の係止部の係止面を移動させ第3の係止部で係止する構成を採る。
この構成によれば、ばねテンション機構を実現するスペースとして、回動軸に保持される捻じりコイルばねに要するスペースと、捻じりコイルばねの両端部を係止するスペースしか必要としない。このため、省スペースでばねテンション機構を実現することができる。
また、この構成によれば、捻じりコイルばねの他端部を加負荷状態方向に回動させるという簡単な作業を行うだけで、捻じりコイルばねの一端部を第3の係止部に係止させることができ、同時に捻じりコイルばねの付勢力を作用させることができる。このため、ばねテンション機構の構築に要する省作業性を図ることができ、低コスト化を実現することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様に係るばねテンション機構において、前記第1の保持部材は、前記第2の係止部に連続して形成され、前記捻じりコイルばねの他端部を当該捻じりコイルばねの加負荷状態方向に回動させる腕部を有する構成を採る。
この構成によれば、腕部を捻じりコイルばねの加負荷状態方向に回動させることにより、他端部を加負荷状態方向に回動させることができるので、簡単かつ確実に他端部を回動させて捻じりコイルばねの付勢力を作用させることができる。
本発明の第3の態様は、第1又は第2の態様に係るばねテンション機構において、前記第1の保持部材は、前記第1の係止部近傍に、前記捻じりコイルばねの他端部を前記捻じりコイルばねの加負荷状態方向に回動させた場合に前記捻じりコイルばねの一端部を移動させ前記第1の係止部による係止から解放させる凸部を有する構成を採る。
この構成によれば、捻じりコイルばねの他端部を加負荷状態方向に回動させるだけで、凸部で一端部を移動させ第1の係止部から解放することができるので、簡単かつ確実に一端部を第3の係止部で係止させ、捻じりコイルばねの付勢力を作用させることができる。
本発明の第4の態様は、第1から第3のいずれかの態様に係るばねテンション機構において、前記第1の保持部材は、前記捻じりコイルばねを加負荷状態で保持した状態における前記コイル部の近傍に、当該コイル部の変位を規制する規制部を有する構成を採る。
この構成によれば、捻じりコイルばねを加負荷状態で保持した場合においても、規制部により捻じりコイルばねのコイル部が変位するのを規制することができる。このため、第1の保持部材に保持されたコイル部を簡単かつ確実に回動軸に保持することができる。
本発明の第5の態様は、第1から第4のいずれかの態様に係るばねテンション機構において、前記第3の係止部は、前記捻じりコイルばねの一端部を移動させると共に前記第1の係止部による係止から解放された当該一端部を収容する溝部を有する構成を採る。
この構成によれば、第1の係止部による係止から解放された捻じりコイルばねの一端部が溝部に確実に収容されるので、第1の係止部から解放された一端部を確実に第3の係止部に係止させ続けることができる。このため、当該ばねテンション機構が動作中であっても捻じりコイルばねの一端部が第1の係止部に干渉されることがないので、当該機構の動作を妨げることなく、確実に実行させることができる。
本発明の第6の態様は、第5の態様に係るばねテンション機構において、前記第3の係止部は、前記第1の係止部による係止から解放された前記捻じりコイルばねの一端部を前記溝部に導く斜面を有する構成を採る。
この構成によれば、第1の係止部による係止から解放された捻じりコイルばねの一端部を斜面が溝部に導くので、捻じりコイルばねの一端部をより確実に溝部に収容することができ、ひいては第1の係止部から解放された一端部を確実に第3の係止部に係止させ続けることができる。
本発明の第7の態様に係るベルト伝導装置は、駆動側プーリと従動側プーリとに巻きかけられた回転力伝達ベルトと、コイル状に捲かれたコイル部とこのコイル部の両端から延びる両端部とからなる捻じりコイルばねと、この捻じりコイルばねを一端部で係止する第1の係止部と他端部で係止する第2の係止部とにより加負荷状態で保持し前記第2の係止部から延びる腕部とこの腕部の先端に回動自在に設けられたテンションローラとを有する第1の保持部材と、前記捻じりコイルばねのコイル部を回動自在に保持する回動軸と前記捻じりコイルばねの一端部を前記第1の係止部より広い係止面で係止する第3の係止部とを有する第2の保持部材とを具備し、前記第1の保持部材に保持された前記捻じりコイルばねのコイル部を前記回動軸に保持させ、前記回転力伝達ベルトに前記テンションローラを接触させた後、前記捻じりコイルばねの一端部を前記第3の係止部に当接させた後に前記腕部を当該捻じりコイルばねの加負荷状態方向に回動させ、前記捻じりコイルばねの一端部を前記第1の係止部による係止から解放すると共に前記第3の係止部の係止面を移動させ第3の係止部で係止させると同時に前記テンションローラを前記回転力伝達ベルトに圧接させる構成を採る。
この構成によれば、ベルト伝導装置に搭載されるばねテンション機構を実現するスペースとして、回動軸に保持される捻じりコイルばねに要するスペースと、捻じりコイルばねの両端部を係止するスペースしか必要としない。このため、省スペースでばねテンション機構を実現することができ、これを搭載するベルト伝導装置の省スペース化をも図ることができる。
また、この構成によれば、捻じりコイルばねの他端部を加負荷状態方向に回動させるという簡単な作業を行うだけで、捻じりコイルばねの一端部を第3の係止部に係止させることができ、同時に捻じりコイルばねの付勢力を作用させることができる。この結果、テンションローラを回転力伝達ベルトに圧接させることができる。このため、ベルト伝導装置の構築に要する省作業性を図ることができ、低コスト化を実現することができる。
本発明の第8の態様は、第7の態様に係るベルト伝導装置において、前記第1の保持部材は、前記第1の係止部近傍に、前記腕部を前記捻じりコイルばねの加負荷状態方向に回動させた場合に前記捻じりコイルばねの一端部を移動させ前記第1の係止部による係止から解放させる凸部を有する構成を採る。
この構成によれば、腕部を捻じりコイルばねの加負荷状態方向に回動させだけで、凸面で一端部を移動させ第1の係止部から解放することができるので、簡単かつ確実に一端部を第3の係止部で係止させ、捻じりコイルばねの付勢力を作用させることができる。
本発明の第9の態様は、第7又は第8の態様に係るベルト伝導装置において、前記第1の保持部材は、前記捻じりコイルばねを加負荷状態で保持した状態における前記コイル部の近傍に、当該コイル部の変位を規制する規制部を有する構成を採る。
この構成によれば、捻じりコイルばねを加負荷状態で保持した場合においても、規制部により捻じりコイルばねのコイル部が変位するのを規制することができる。このため、第1の保持部材に保持されたコイル部を簡単かつ確実に回動軸に保持することができる。
本発明の第10の態様は、第7から第9のいずれかの態様に係るベルト伝導装置において、前記第3の係止部は、前記捻じりコイルばねの一端部を移動させると共に前記第1の係止部による係止から解放された当該一端部を収容する溝部を有する構成を採る。
この構成によれば、第1の係止部による係止から解放された捻じりコイルばねの一端部が溝部に確実に収容されるので、第1の係止部から解放された一端部を確実に第3の係止部に係止させ続けることができる。このため、当該ベルト伝導装置が動作中であっても捻じりコイルばねの一端部が第1の係止部に干渉されることがないので、当該装置の動作を妨げることなく、確実に実行させることができる。
本発明の第11の態様は、第10の態様に係るベルト伝導装置において、前記第3の係止部は、前記第1の係止部による係止から解放された前記捻じりコイルばねの一端部を前記溝部に導く斜面を有する構成を採る。
この構成によれば、第1の係止部による係止から解放された捻じりコイルばねの一端部を斜面が溝部に導くので、捻じりコイルばねの一端部をより確実に溝部に収容することができ、ひいては第1の係止部から解放された一端部を確実に第3の係止部に係止させ続けることができる。
本発明の第12の態様に係る画像形成装置は、第1から第6のいずれかの態様に係るばねテンション機構を有する構成を採る。
本発明の第13の態様に係る画像形成装置は、第7から第11のいずれかの態様に係るベルト伝導装置を有する構成を採る。
これらの構成を採ることで、第1から第6のいずれかの態様に係るばねテンション機構により得られる効果、あるいは、第7から第11のいずれかの態様に係るベルト伝導装置により得られる効果を画像形成装置において実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るばねテンション機構又はこのばねテンション機構を備えるベルト伝導装置が適用される画像形成装置100の概略構成図である。図1に示すように、本画像形成装置100は、上部に原稿の読み取りを行う読取ユニット101を備え、その下方に給紙、転写、記録、定着の処理を実行する本体ユニット102を備える。
本体ユニット102の下方領域に給紙カセット103が設置されている。給紙カセット103にセットされた用紙束から最上面の用紙がピックアップローラ104によって取り出される。給紙カセット103から取り出された用紙は、給紙ローラ105によって本体ユニット102の底部から上方に向けて形成された紙パス106に送り込まれる。紙パス106には、用紙をさらに上方に搬送する複数の搬送ローラ107が配置されている。
搬送ローラ107によって搬送された用紙は、レジストローラ108に渡される。レジストローラ108による用紙の搬送先には、二次転写ローラ109が配置されている。二次転写ローラ109は、後述する中間転写ベルトが巻回されたベルト搬送ローラ110、111のうち、ベルト搬送ローラ110と対向して配置されている。二次転写ローラ109は、中間転写ベルトに形成されたカラー画像を、搬送されてくる用紙に転写させる。なお、中間転写ベルト上の画像と用紙の記録領域との位置調整はレジストローラ108によって制御される。
ベルト搬送ローラ110は、本画像形成装置100の図1に示す右方端部近傍に配置され、ベルト搬送ローラ111は、図1に示す左方端部近傍に配置されている。中間転写ベルト112は、これらのベルト搬送ローラ110、111に巻回されている。ベルト搬送ローラ110が駆動ローラにより駆動され、その駆動に応じて中間転写ベルト112は、図中矢印方向に回転する。中間転写ベルト112の下方に、中間転写ベルト112の表面にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を形成するプロセスユニット113Y〜Kが並列配置されている。
各プロセスユニット113は、中間転写ベルト112に転写させる画像を担持する感光体ドラム114Y〜Kを備える。各感光体ドラム114の表面に対してプロセスユニット113の下方に配置されたレーザスキャンユニット(LSU)115からレーザ光により潜像画像が形成される。各感光体ドラム114に対向して、各感光体ドラム114上に形成された潜像画像にトナーを付着させることで画像を顕像化させる現像ローラ116Y〜Kが配置されている。
中間転写ベルト112の内側であって、各感光体ドラム114と対向する位置に一次転写ローラ117Y〜Kが設けられている。各一次転写ローラ117は、各感光体ドラム114に形成された画像を中間転写ベルト112に転写させる。一次転写ローラ117Y〜Kが各色の画像を同一位置に重ねて転写させることで、中間転写ベルト112にカラー画像が形成される。この中間転写ベルト112上のカラー画像が二次転写ローラ109により用紙に転写される。
カラー画像が転写された用紙の搬送先に、定着ユニット118が配置されている。定着ユニット118は、定着ローラ119と、定着ローラ119に対向配置された加圧ローラ120と、を備えている。定着ローラ119が用紙の記録面に熱を加え、加圧ローラ120が用紙を定着ローラ119との間で押圧することにより、用紙にカラー画像が定着する。定着ユニット118から排出された用紙は、排出ローラ121により排紙トレイ122上に排出される。なお、本画像形成装置100においては、排紙トレイ122は、本体ユニット102の内部領域に形成されている。
本実施の形態に係る画像形成装置100は、中間転写ベルト112の上方にばねテンション機構123を備えるベルト伝導装置124を備えている。なお、ベルト伝導装置124は、中間転写ベルト112と特に関係するものではなく、ベルト伝導装置124を構成する従動プーリに連結されたギア125とこれに一定距離を空けて配置されたギア126とに巻回されたベルト127を駆動するために設けられている。
図2は、本実施の形態に係るばねテンション機構123を備えるベルト伝導装置124の構成について示す拡大図である。
同図に示すように、ベルト伝導装置124は、ばねテンション機構123、駆動プーリ201、従動プーリ202及びこれらのプーリに巻回された回転力伝達ベルト(以下、「伝達ベルト」という)203を備えている。駆動プーリ201は、ブラケット204に回動自在に取り付けられている。駆動プーリ201に不図示の駆動モータの軸が固定されている。駆動モータの駆動力によって駆動プーリ201は、図中矢印方向に回転する。従動プーリ202は、図1に示すギア125に噛合される。これにより、駆動モータの駆動力がギア125に伝達される。
駆動プーリ201が矢印方向に回転すると、駆動プーリ201から従動プーリ202に向かう下側の伝達ベルト203aは張力を有した状態となる。しかし、従動プーリ202から駆動プーリ201に向かう上側の伝達ベルト203bは、下側の伝達ベルト203aに比べて張力を有しない状態となる。ばねテンション機構123は、この上側の伝達ベルト203bに張力を付与すべく、上側の伝達ベルト203bを上側から押圧する。これにより、伝達ベルト203全体が張力を有した状態となり、駆動プーリ201の回転が十分に従動プーリ202に伝達されるようになる。
ばねテンション機構123は、上端部近傍に上側の伝達ベルト203bを押圧する押圧ローラ205を回動自在に支持する軸206を具備し下端部近傍で捻じりコイルばね(以下、「コイルばね」という)207を加負荷状態で保持する第1の保持部材(以下、「第1保持部材」という)208と、この第1保持部材208を回動可能に支持する軸209を具備しブラケット204と対向して連結される第2の保持部材(以下、「第2保持部材」という)210と、を備える。
なお、図2においては、コイルばね206が加負荷状態から解放された状態について示している。加負荷状態から解放された状態でコイルばね206は、第1保持部材208を反時計方向に回転させるように作用する。コイルばね206の作用により、第1保持部材208が軸209を支点として回動する。これにより、押圧ローラ205が上側の伝達ベルト203bを押圧する。
図3は、本実施の形態に係るばねテンション機構123を備えるベルト伝導装置124の組立図である。また、図4は、本実施の形態に係るばねテンション機構123の第1保持部材208の構成を示す拡大図である。なお、図4に示す第1保持部材208においては、コイルばね207を省略している。
図3に示すように、ブラケット204は、本実施の形態に係るばねテンション機構123を構成する第2保持部材210と連結される。図3に示すように、駆動プーリ201は、ブラケット204の第2保持部材210側で取り付けられている。また、第1保持部材208は、第2保持部材210のブラケット204側で取り付けられている。ブラケット204と第2保持部材210とを連結することで、第1保持部材208に取り付けられた押圧ローラ205が伝達ベルト203に対応する位置に配置される。
図3及び図4に示すように、第1保持部材208は、第2保持部材210側に形成された第1面301と、ブラケット204側に形成された第2面302とを備えている。第1面301と第2面302とは、一定距離を空けて形成されている。具体的には、コイルばね207のコイル部の厚みより僅かに広い距離を空けて形成されている。
第2面302は、第1面301よりも上方に長く形成されている。この第1面301より長く延びた部分に押圧ローラ205が取り付けられる。この第1面301より長く延びた部分は、後述する第1係止部からコイルばね207の一端を解放する際に腕部として用いられる。
また、第1保持部材208は、第1面301及び第2面302と直交する方向に形成された第1規制部303及び第2規制部304を備えている。第1規制部303と第2規制部304とは、一定距離を空けて形成されている。具体的には、コイルばね207のコイル部の幅(直径)よりも僅かに広い距離を空けて形成されている。
第1規制部303及び第2規制部304は、収容されたコイルばね207の変位を規制するために用いられる。これらの規制部によれば、後述するように、コイルばね207を加負荷状態で保持した場合においても、コイルばね207のコイル部が変位するのを規制することができる。このため、第1保持部材208に保持されたコイル部を簡単かつ確実に第2保持部材210に形成された軸209に保持することができる。
これらの第1面301、第2面302、第1規制部303及び第2規制部304で囲まれる空間に、上方からコイルばね207が収容できるようになっている。収容されたコイルばね207のコイル部の内側に対応する第1面301及び第2面302の位置に、それぞれ開口部305及び開口部306が形成されている。第1保持部材208が第2保持部材210に取り付けられる際、第2保持部材210に形成された軸209は、開口部305、コイルばね207のコイル部の内側及び開口部306を貫通する。
さらに、第1保持部材208は、コイルばね207を収容した状態で、コイルばね207の両端を係止する係止部を備えている。具体的には、第1面301にコイルばね207の一端を係止する第1係止部307、第2面302にコイルばね207の他端を係止する第2係止部308を備えている。これらの第1係止部307及び第2係止部308は、第1面301及び第2面302に形成した小片をそれぞれ第2面302及び第1面301側に折り曲げて形成される。
コイルばね207の両端を、第1係止部307及び第2係止部308で係止することで、コイルばね207は、加負荷状態で第1保持部材208に保持される。これにより、第1保持部材208を第2保持部材210に取り付ける際には、コイルばね207を手で抑えるといった作業を削減することができる。
さらに、第1保持部材208は、第1係止部307の近傍に、第1係止部307に係止しているコイルばね207の一端を解放する凸部309を備えている。凸部309は、第1面301において、第1係止部307よりも開口部305側の位置であって、第1係止部307よりも低い位置に形成されている。例えば、凸部309は、第1面301を第2面302側にプレス加工することで形成される。なお、凸部309がコイルばね207の一端を第1係止部307から解放する仕組みについては後述する。
一方、第2保持部材210には、図3に示すように、コイルばね207の一端を係止する第3係止部310が形成されている。第3係止部310は、第2保持部材210に取り付けられた状態の第1保持部材208における第1係止部307よりも僅かに上方の位置に形成されている。また、第3係止部310は、第1係止部307より広い係止面でコイルばね207の一端を係止する。
第1保持部材208が第2保持部材210に取り付けられた状態において、第1係止部307に係止されたコイルばね207の一端は、第3係止部310の下方に形成されている開口部311から第2保持部材210の外側に突出する。第2保持部材のうち、開口部311の下方であって第1保持部材208側に、コイルばね207の一端の脱落を防止するストッパ312が形成されている。
第3係止部310の下端部に溝部313が形成されている。溝部313は、第1保持部材208の第1係止部307から解放されたコイルばね207の一端を安定した状態で係止するために設けられている。なお、かかる溝部313の側方には緩やかな傾斜が形成されている。コイルばね207の一端は、この傾斜により溝部313に導かれた後、溝部313で安定した状態で係止されることとなる。
このように本実施の形態に係るばねテンション機構123によれば、ばねテンション機構123を実現するスペースとして、第2保持部材210に形成された軸209に保持されるコイルばね207に要するスペースと、コイルばね207の両端部を係止するスペースしか必要としない。このため、省スペースでばねテンション機構123を実現することができる。また、かかるばねテンション機構123を備えるベルト伝導装置124においても、同様に省スペース化を図ることができる。
以下、本実施の形態に係るばねテンション機構123を備えるベルト伝導装置124を組み立てる際の際の工程について図3を参照しながら図5〜図11を用いて説明する。
図5〜図11は、本実施の形態に係るばねテンション機構123を備えるベルト伝導装置124を組み立てる際の際の工程を説明するための図である。
本実施の形態に係るばねテンション機構123を備えるベルト伝導装置124を組み立てる際には、作業者は、まず、図5に示すように、第1保持部材208にコイルばね207を収容する。具体的には、第1面301、第2面302、第1規制部303及び第2規制部304で構成される空間にコイルばね207を上方から挿入し、コイルばね207の両端を第1係止部307及び第2係止部308に係止する。これにより、コイルばね207は、加負荷状態で第1保持部材208に保持された状態となる。
図6は、第1保持部材208に保持された状態におけるコイルばね207と第1保持部材208との関係を示す断面図である。図6においては、コイルばね207を第2規制部304側から見た場合について示している。以下、図8及び図10においても同様である。また、図6においては、第1係止部307、第2係止部308及び凸部309と接触する位置におけるコイルばね207の断面図を示している。
図6に示すように、コイルばね207の上側に配置される一端は、第1係止部307に係止され、下側に配置される他端は、第2係止部308に係止されている。そして、第1係止部307に向かう途中の位置で凸部309の上端部に接触するようにコイルばね207が配置された状態となっている。なお、図6では、凸部309に接触するコイルばね207の断面に縦線を付している。以下、図8及び図10においても同様である。
このようにコイルばね207を保持した状態の第1保持部材208を、図3に示すように、第2保持部材210に取り付ける。具体的には、第2保持部材210に形成された軸209を、第1保持部材208の開口部305及び開口部306を貫通させた後、留め金を軸209に嵌め込むことで取り付ける。
図7は、第2保持部材210に第1保持部材208を取り付けた状態について示す側面図である。
図7に示すように、第2保持部材210に第1保持部材208を取り付けた状態において、コイルばね207の一端は、第2保持部材210の開口部311から突出する。この状態では、第1保持部材208には何ら力が作用していない。このため、第1保持部材208は、第2保持部材210に形成された軸209を支点として自重により回動する。このとき、図7に示すように、押圧ローラ205が軸209よりも図7に示す右側に配置されているため、第1保持部材208は、自重により図7に示す時計方向に回動する。よって、開口部311より突出したコイルばね207の一端は、第2保持部材210に引っ掛かった状態となる。
図8は、第2保持部材210に第1保持部材208を取り付けた状態におけるコイルばね207と第1保持部材208及び第2保持部材210との関係を示す断面図である。
図8においても、コイルばね207と第1保持部材208との関係は図6と同様である。上述のように、第1保持部材208には、何ら力が作用していないため、第1保持部材208は、コイルばね207の一端が開口部311の上端及び下端に当接する範囲内で自由に回動可能となっている。図8では、その回動によりコイルばね207の一端が移動した場合の関係について示している。
第2保持部材210に第1保持部材208を取り付けた後、図3に示すように、第2保持部材210とブラケット204とを連結する。なお、ブラケット204には、予め従動プーリ202との間で伝達ベルト203が巻回された駆動プーリ201が取り付けられているものとする。このとき、第1保持部材208に取り付けられた押圧ローラ205は、伝達ベルト203と接触していない状態である。
第2保持部材210とブラケット204とを連結した後、作業者は、押圧ローラ205で伝達ベルト203を押圧するための作業を行う。具体的には、加負荷状態で保持されていたコイルばね207を第1保持部材208から解放し、コイルばね207の付勢力により押圧ローラ205を伝達ローラ203に対して押し付けるための作業を行う。
図9は、加負荷状態で保持されていたコイルばね207を第1保持部材208から解放し、コイルばね207の付勢力により押圧ローラ205を伝達ベルト203に対して押し付けるための作業を説明するための図である。
加負荷状態で保持されていたコイルばね207を第1保持部材208から解放する作業を行う際、まず、作業者は、第1保持部材208の第2面302で構成される腕部をコイルばね207の加負荷状態方向(図9に示す矢印方向)に回動させる。この回動に応じて第2保持部材210の開口部311から突出していたコイルばね207の一端が上方に移動する。そして、ある程度、第1保持部材208が回動すると、このコイルばね207の一端が第3係止部310に当接する。
このように本実施の形態に係るばねテンション機構123によれば、腕部をコイルばね207の加負荷状態方向に回動させることにより、コイルばね207の他端部を加負荷状態方向に回動させることができるので、簡単かつ確実に他端部を回動させてコイルばね207の付勢力を作用させることができる。
この状態からさらに第1保持部材208を回動させると、この回動に応じて第1係止部307が上方移動する。しかし、コイルばね207の一端は、第3係止部310により係止されているので、これ以上上方に移動することはない。このため、コイルばね207の一端は、第1係止部307の係止から解放されることとなる。
一方、第1保持部材208の回動に応じて凸部309も上方に移動している。そして、ある程度まで上方移動すると、第3係止部310により係止されているコイルばね207の一端にこの凸部309が当接する。凸部309に当接すると、コイルばね207は、凸部309に押し出されるように水平移動する。
このように水平移動すると、コイルばね207の一端は、第3係止部310に形成された溝部313に入り込む。このとき、溝部313の側方に形成された傾斜は、コイルばね207の一端を溝部313に入り易くする役割を果たしている。
このように本実施の形態に係るばねテンション機構123によれば、コイルばね207の他端部を加負荷状態方向に回動させるだけで、凸部309でその一端部を移動させ第1係止部307から解放することができるので、簡単かつ確実に一端部を第3係止部310で係止させ、コイルばね207の付勢力を作用させることができる。
また、第1係止部307による係止から解放されたコイルばね207の一端部が溝部313に確実に収容されるので、第1係止部307から解放された一端部を確実に第3係止部310に係止させ続けることができる。このため、当該ばねテンション機構123が動作中であってもコイルばね207の一端部が第1係止部307に干渉されることがないので、当該機構の動作を妨げることなく、確実に実行させることができる。
さらに、第1係止部307による係止から解放されたコイルばね207の一端部を斜面が溝部313に導くので、コイルばね207の一端部をより確実に溝部313に収容することができ、ひいては第1係止部307から解放された一端部を確実に第3係止部310に係止させ続けることができる。
溝部313にコイルばね207の一端が入り込んだのを確認した後、作業者は、第1保持部材208から手を離す。これにより、第1保持部材208は、コイルばね207の負荷状態方向(図9に示す反矢印方向)に回動する。ここで、溝部313は、第1係止部307の先端部よりも離れた位置に形成されている。このため、第1保持部材208が回動してきた場合でも、第1係止部307がコイルばね207の一端に干渉することはない。
第1保持部材208がある程度まで回動すると、押圧ローラ205が伝達ベルト203と接触する。そして、コイルばね207の付勢力により、押圧ローラ205は、伝達ベルト203を押圧することとなる。
図10は、加負荷状態で保持されていたコイルばね207を第1保持部材208から解放する作業におけるコイルばね207と第1保持部材208及び第2保持部材210との関係を示す断面図である。
図10においては、第1保持部材208の回動に応じてコイルばね207の一端が第3係止部310に当接した状態及びコイルばね207が凸部309により図中左方向に押し出され、コイルばね207の一端が第3係止部310の溝部313に入り込んだ状態について示している。
第1保持部材208を回動させることで、コイルばね207の一端が第3係止部310に当接する共に、凸部309でコイルばね207が図中左方向に押し出される。これにより、コイルばね207の一端は、第3係止部310の表面を滑りながら溝部313に入り込むこととなる。すなわち、第1保持部材208を回動するだけでコイルばね207の一端が溝部313に入り込むまでの一連の動作を行うことができる。
図11は、押圧ローラ205により伝達ベルト203が押圧された状態について示す図である。
このように押圧ローラ205が伝達ベルト203を押圧することで、伝達ベルト203が張力を有した状態となり、駆動モータの駆動力が駆動プーリ201を介して従動プーリ202に確実に伝達されるようになる。
このように本実施の形態に係るばねテンション機構123によれば、コイルばね207の他端部を加負荷状態方向に回動させるという簡単な作業を行うだけで、コイルばね207の一端部を第3係止部310に係止させることができ、同時にコイルばね207の付勢力を作用させることができる。このため、ばねテンション機構123の構築に要する省作業性を図ることができ、低コスト化を実現することができる。
また、かかるばねテンション機構によりコイルばね207の付勢力を作用させることで、簡単に押圧ローラ205を伝達ベルト302に圧接させることができる。このため、ベルト伝導装置124の構築に要する省作業性を図ることができ、低コスト化を実現することができる。
さらに、本実施の形態に係るばねテンション機構123又は当該ばねテンション機構123を備えたベルト伝導装置124を画像形成装置100に搭載することで、当該ばねテンション機構123又はベルト伝導装置124により得られる効果を画像形成装置100においても実現することができる。
なお、本実施の形態では、ベルト127を駆動するために必要となるばねテンション機構123を備えるベルト伝導装置124ついて説明している。しかし、これに限定されず、従動プーリと駆動プーリとに巻回されたベルトにテンションを付与する必要がある構造であれば、画像形成装置100内のいかなる構造においても適用することができる。
本発明に係るばねテンション機構ならびにこれを備えたベルト伝導装置ならびにこれを備えた画像形成装置によれば、省スペースおよび省作業性を図ることができ、当該機構、あるいは、当該機構を備えた装置本体のコストを低減できる点で有用である。
本発明の一実施の形態に係るばねテンション機構又はこのばねテンション機構を備えるベルト伝導装置が適用される画像形成装置の概略構成図 上記実施の形態に係るばねテンション機構を備えるベルト伝導装置の構成について示す拡大図 上記実施の形態に係るばねテンション機構を備えるベルト伝導装置の組立図 上記実施の形態に係るばねテンション機構の第1保持部材の構成を示す拡大図 上記実施の形態に係るばねテンション機構を備えるベルト伝導装置を組み立てる際の際の工程を説明するための図 上記実施の形態に係るばねテンション機構を備えるベルト伝導装置を組み立てる際の際の工程を説明するための図 上記実施の形態に係るばねテンション機構を備えるベルト伝導装置を組み立てる際の際の工程を説明するための図 上記実施の形態に係るばねテンション機構を備えるベルト伝導装置を組み立てる際の際の工程を説明するための図 上記実施の形態に係るばねテンション機構を備えるベルト伝導装置を組み立てる際の際の工程を説明するための図 上記実施の形態に係るばねテンション機構を備えるベルト伝導装置を組み立てる際の際の工程を説明するための図 上記実施の形態に係るばねテンション機構を備えるベルト伝導装置を組み立てる際の際の工程を説明するための図
符号の説明
100 画像形成装置
112 中間転写ベルト
113 プロセスユニット
114 感光体ドラム
123 ばねテンション機構
124 ベルト伝導装置
201 駆動プーリ
202 従動プーリ
203 回転力伝達ベルト(伝達ベルト)
204 ブラケット
205 押圧ローラ
207 捻じりコイルばね(コイルばね)
208 第1の保持部材(第1保持部材)
210 第2の保持部材(第2保持部材)
301 第1面
302 第2面
303 第1規制部
304 第2規制部
307 第1係止部
308 第2係止部
309 凸部
310 第3係止部
313 溝部

Claims (13)

  1. コイル状に捲かれたコイル部とこのコイル部の両端から延びる両端部とからなる捻じりコイルばねと、この捻じりコイルばねを一端部で係止する第1の係止部と他端部で係止する第2の係止部とにより加負荷状態で保持する第1の保持部材と、前記捻じりコイルばねのコイル部を回動自在に保持する回動軸と前記捻じりコイルばねの一端部を前記第1の係止部より広い係止面で係止する第3の係止部とを有する第2の保持部材とを具備し、
    前記第1の保持部材に保持された前記捻じりコイルばねのコイル部を前記回動軸に保持させ、前記捻じりコイルばねの一端部を第3の係止部に当接させた後に他端部を当該捻じりコイルばねの加負荷状態方向に回動させ、前記捻じりコイルばねの一端部を前記第1の係止部による係止から解放すると共に前記第3の係止部の係止面を移動させ第3の係止部で係止することを特徴とするばねテンション機構。
  2. 前記第1の保持部材は、前記第2の係止部に連続して形成され、前記捻じりコイルばねの他端部を当該捻じりコイルばねの加負荷状態方向に回動させる腕部を有することを特徴とする請求項1記載のばねテンション機構。
  3. 前記第1の保持部材は、前記第1の係止部近傍に、前記捻じりコイルばねの他端部を前記捻じりコイルばねの加負荷状態方向に回動させた場合に前記捻じりコイルばねの一端部を移動させ前記第1の係止部による係止から解放させる凸部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のばねテンション機構。
  4. 前記第1の保持部材は、前記捻じりコイルばねを加負荷状態で保持した状態における前記コイル部の近傍に、当該コイル部の変位を規制する規制部を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のばねテンション機構。
  5. 前記第3の係止部は、前記捻じりコイルばねの一端部を移動させると共に前記第1の係止部による係止から解放された当該一端部を収容する溝部を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のばねテンション機構。
  6. 前記第3の係止部は、前記第1の係止部による係止から解放された前記捻じりコイルばねの一端部を前記溝部に導く斜面を有することを特徴とする請求項5記載のばねテンション機構。
  7. 駆動側プーリと従動側プーリとに巻きかけられた回転力伝達ベルトと、コイル状に捲かれたコイル部とこのコイル部の両端から延びる両端部とからなる捻じりコイルばねと、この捻じりコイルばねを一端部で係止する第1の係止部と他端部で係止する第2の係止部とにより加負荷状態で保持し前記第2の係止部から延びる腕部とこの腕部の先端に回動自在に設けられたテンションローラとを有する第1の保持部材と、前記捻じりコイルばねのコイル部を回動自在に保持する回動軸と前記捻じりコイルばねの一端部を前記第1の係止部より広い係止面で係止する第3の係止部とを有する第2の保持部材とを具備し、
    前記第1の保持部材に保持された前記捻じりコイルばねのコイル部を前記回動軸に保持させ、前記回転力伝達ベルトに前記テンションローラを接触させた後、前記捻じりコイルばねの一端部を前記第3の係止部に当接させた後に前記腕部を当該捻じりコイルばねの加負荷状態方向に回動させ、前記捻じりコイルばねの一端部を前記第1の係止部による係止から解放すると共に前記第3の係止部の係止面を移動させ第3の係止部で係止させると同時に前記テンションローラを前記回転力伝達ベルトに圧接させることを特徴とするベルト伝導装置。
  8. 前記第1の保持部材は、前記第1の係止部近傍に、前記腕部を前記捻じりコイルばねの加負荷状態方向に回動させた場合に前記捻じりコイルばねの一端部を移動させ前記第1の係止部による係止から解放させる凸部を有することを特徴とする請求項7記載のベルト伝導装置。
  9. 前記第1の保持部材は、前記捻じりコイルばねを加負荷状態で保持した状態における前記コイル部の近傍に、当該コイル部の変位を規制する規制部を有することを特徴とする請求項7又は請求項8記載のベルト伝導装置。
  10. 前記第3の係止部は、前記捻じりコイルばねの一端部を移動させると共に前記第1の係止部による係止から解放された当該一端部を収容する溝部を有することを特徴とする請求項7から請求項9のいずれかに記載のベルト伝導装置。
  11. 前記第3の係止部は、前記第1の係止部による係止から解放された前記捻じりコイルばねの一端部を前記溝部に導く斜面を有することを特徴とする請求項10記載のベルト伝導装置。
  12. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のばねテンション機構を有する画像形成装置。
  13. 請求項7乃至請求項11のいずれかに記載のベルト伝導装置を有する画像形成装置。
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