JP4824369B2 - 用紙搬送装置 - Google Patents

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Description

この発明は、用紙搬送装置に関する。
用紙搬送装置は、例えばプリンタ、複写機等の画像形成装置に用いられていて、画像が形成された用紙を、所定の搬送路に沿って搬送する。この搬送路は、装置本体内に区画され、装置本体に回動可能に支持されたカバーにより開閉可能に覆われている(例えば、特許文献1参照。)。
このカバーは、通例、通常時には開かないようにロックされ、紙詰まり等のトラブルに対処するために、手動操作によりロックを解除して開閉できるようになっている。
また、特許文献1では、カバーにダンパーを取り付けて、開閉動作のショックを緩和するようにしている。
特開平11−84982号公報
ところで、カバーが損傷することがある。その原因の一つとして、カバーが勢いよく閉められるときのショックにより、カバーが損傷すると考えられる。
また、特許文献1では、カバーの開閉時にダンパーが作用するので、開閉のための操作力が重くなる。
そこで、この発明の目的は、カバーの開閉時の操作力を重くすることなく、カバーの損傷の発生を抑制できる用紙搬送装置を提供することである。
本発明の用紙搬送装置は、装置本体に回動自在に支持されて開位置および閉位置に移動可能とされ、開位置で係止可能とされ、閉位置でロック可能とされるカバーと、カバーに設けられ、閉位置のカバーのロックおよびその解除のためにロック位置と解除位置とに変位可能なフックと、ユーザにより操作されるレバーであって、操作位置と非操作位置とに変位可能であり、非操作位置にあるときには、フックをロック位置に保ち、且つカバーが開位置のときには、カバーを開位置に係止し、操作位置にあるときには、フックを解除位置にし、且つカバーの開位置での係止を解除するレバーと、カバーを開位置から閉位置に移動させるときのフックの移動経路であって、レバー操作位置にあるときのフックの移動経路上に設けられ、フックと当たってカバーの閉位置への移動を禁止する規制部材と、を備え、カバーを開位置から閉じるときには、レバーを非操作位置から操作位置に変位させることにより、開位置のカバーの係止を解除し、レバーを操作位置に維持したままで、カバーを開位置から閉位置へ向けて移動させる途中で、フックが規制部材と当接するようにされていることを特徴とする。本発明によれば、ユーザがカバーを開位置から閉じようとするときには、レバーを操作する必要がある。従って、ユーザが不用意にカバーを勢いよく閉めることを防止できる。また、カバーが閉じる途中に、フックが規制部材に当たるので、カバーの動きが一旦止められる結果、カバーが勢いよく閉じられることが防止される。従って、カバーや装置本体の損傷の発生を防止することができる。また、フックと規制部材とは、カバーの開閉操作の操作力を重くする虞はない。
また、本発明において、上記カバーは、カバー本体と、このカバー本体の端部に回動自在に支持された可動カバーとを含む場合がある。この場合、傷み易い傾向にある可動カバーの傷みの発生を防止することができる。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態では、用紙搬送装置を画像形成装置としての複写機に適用する場合に則して説明するが、用紙搬送装置を、仕分け等の用紙の処理をするための単独の用紙搬送装置の少なくとも一部として構成することもできる。また、画像形成装置としては、複写機の他、プリンタ、ファクシミリであってもよい。
図1は、本発明の一実施形態の画像形成装置の要部の概略構成を示す模式図である。
画像形成装置1は、入力部としての原稿読取部2と、この原稿読取部2から与えられる画像データに基づきこの画像データに応じた所定のビーム光を得るための光学部3と、所定のビーム光に応じた潜像を形成してこの潜像をトナー像に顕像化して転写材としての用紙に転写するための画像形成部4と、この画像形成部4により転写されたトナー像を用紙に加熱定着させる定着部5と、この定着部5から用紙を所定の搬送路6に沿って排紙口(図示せず)へ搬送する用紙搬送装置7とを有している。なお、図1には、用紙搬送装置7により、所定の搬送路6を所定の搬送方向に沿って搬送される用紙の搬送経路HKを破線で図示している。また、図1には、用紙搬送装置7以外の各部を模式的に図示した。
定着部5は、加熱部材としての加熱ローラ8と、加圧部材としての加圧ローラ9とを有している。加熱ローラ8と加圧ローラ9との間に用紙を通すことにより、用紙上に形成された未定着のトナー像を定着する。
用紙搬送装置7は、用紙の搬送方向について定着部5よりも下流側にある所定の搬送路6を区画している。用紙搬送装置7は、所定の搬送路6にて用紙を搬送するとともに、この所定の搬送路6内での紙詰まり等のトラブルを処理できるように、搬送路6を開放可能なカバー10により覆っている。
具体的には、用紙搬送装置7は、装置本体であり且つ固定部としてのハウジング11と、このハウジング11に固定されて所定の搬送路6を区画する区画部材12と、ハウジング11に第1の支軸13を介して回動自在に支持されて所定の搬送路6を開閉可能に覆う上述のカバー10と、区画部材12に回動可能に支持されている第1の搬送ローラ14と、カバー10に回動可能に支持されている第2の搬送ローラ15と、加熱ローラ8の周面から用紙を剥離するために周面に当接できるようにカバー10に設けられた分離爪16とを有している。また、第1の搬送ローラ14は、駆動源としての電動モータ(図示せず)の出力軸に駆動可能に連結されている。
図2〜図11は、図1の用紙搬送装置の要部の正面図である。図2〜図11の各図は、図の番号の順にカバー10が閉じた状態から開いた状態を経て閉じた状態に戻る状態が図示されている。図2は、カバー10の閉じた状態を示す。図3,図4および図5は、カバー10の閉じた状態から開いた状態へ変化する途中の状態を示す。図6は、カバー10の開いた状態を示す。図7,図8,図9,図10および図11は、カバー10の開いた状態から閉じた状態への途中の状態を示す。なお、図1は、図2に図示された状態を模式的に図示したものでもある。以下では、図1を主に参照しながら、必要に応じて他の図をも参照して説明する。
カバー10は、閉位置(図2参照)と開位置(図6参照)とに手動操作により移動可能である。
閉位置のカバー10は、ハウジング11内に収容されていて、区画部材12と所定の隙間を開けて対向して配置され、その隙間により所定の搬送路6を区画している。この状態の区画部材12とカバー10とは、搬送される用紙を案内する案内部材として機能する。また、カバー10が閉位置にあるときには、分離爪16が加熱ローラ8の外周に接触し、これとともに、第1および第2の搬送ローラ14,15が互いに対向して配置されていて、第1および第2の搬送ローラ14,15のニップ部同士の間に用紙を挟んで搬送することができる。すなわち、電動モータの出力軸が所定の向きに回転すると、第1の搬送ローラ14が所定の向きに回転し、これに伴って、第2の搬送ローラ15は、第1の搬送ローラ14と直接に接触した状態で、またはその間に用紙を挟んだ状態で、第1の搬送ローラ14に連動して第1の搬送ローラ14と逆向きに回転する。これにより、用紙が搬送される。
また、図6を参照して、カバー10が開位置にあるときには、カバー10の一部がハウジング11の外に配置されていて、所定の搬送路6が、区画部材12とは反対側に広く開放されていて、これとともに、第1および第2の搬送ローラ14,15が互いに離隔して配置され、また、分離爪16が加熱ローラ8の外周から離隔して配置されている。
図1に戻って、用紙搬送装置7は、カバー10を手動操作により開閉するためにカバー10に設けられたつかみ部17と、カバー10に設けられていてカバー10を閉位置にロックするために変位可能なフック18と、カバー10を閉位置にロックするためにフック18に係合可能にハウジング11に固定して設けられた係合部としての係合ピン19と、閉位置でのカバー10のロックを解除するためのレバー20とを有している。
また、本実施形態の用紙搬送装置7は、カバー10を開位置に係止するためにレバー20に一体移動可能に設けられた可動係止部21と、カバー10を開位置に係止するために可動係止部21に係止可能にハウジング11に固定して設けられた固定係止部22と、開位置から閉位置への移動途中のカバー10を一旦停止させるためにフック18と当接することによりカバー10の移動を規制する規制部材23とを有している。
カバー10が閉位置にあるときに、フック18と係合ピン19とは、互いにひっかかり状態で係合することにより、カバー10を閉位置にロックすることができ、このためのロック機構として機能する。また、カバー10が開位置にあるときに(図6参照)、可動係止部21と固定係止部22とは、互いにひっかかり状態で係合することにより、カバー10を開位置に係止することができ、このための係止機構として機能する。レバー20は、ロック機構による係合状態および係止機構による係合状態をそれぞれ解除操作するためにあり、これら両方の係合状態の解除操作に兼用されている。
レバー20は、カバー10に第2の支軸24を介して回動可能に支持されていて、操作位置(図3,図7参照)と非操作位置(図2,図6参照)とに変位できる。レバー20と、フック18と、可動係止部21と、第2の支軸24とは、回動中心軸線としての第2の支軸24の中心線の回りに一体回動できるように互いに連結されている。また、レバー20は、非操作位置に向けて付勢部材25により弾力的に付勢されている。
フック18は、レバー20に連動して、カバー10に対して、レバー20の非操作位置に対応する位置であってカバー10を閉位置にロックするためのロック位置(非解除位置ともいう。図2参照。)と、レバー20の操作位置に対応する位置であってロックを解除するための解除位置(図3参照)とに変位することができる。
可動係止部21は、レバー20に連動して、カバー10に対して、レバー20の非操作位置に対応する位置であってカバー10を開位置に係止するための非解除位置(ロック位置、図6参照)と、レバー20の操作位置に対応する位置であってカバー10の開位置への係止を解除するための解除位置(図7参照)とに変位できる。
レバー20が操作されないとき(図2,図6参照)には、レバー20は付勢部材25の付勢により非操作位置に変位し、これに伴い、フック18および可動係止部21はそれぞれの非解除位置に変位する。カバー10が閉位置にあるときであり且つレバー20が操作されないとき(非操作中)には(図2参照)、フック18と係合ピン19とが互いに係合し、カバー10の閉位置でのロックが達成される。また、カバー10が開位置にあるときであり且つレバー20が操作されないときには(図6参照)、可動係止部21および固定係止部22が互いに係合することにより、カバー10が開位置に係止される。
レバー20が操作されて操作位置に回動すると(図3,図7参照)、レバー20とつかみ部17とが接近し、フック18および可動係止部21は、それぞれの解除位置に変位する。レバー20が操作位置にあるとき(操作中)に、フック18は解除位置に位置する。これにより、カバー10の閉位置でのロックを解除し、カバー10を閉位置から移動可能にすることができる。また、レバー20が操作位置にあるときに、可動係止部21は解除位置に位置する。これにより、カバー10の開位置での係止を解除し、カバー10を開位置から移動可能にすることができる。
本実施形態では、カバー10を開位置(図6)から閉位置(図2)に移動するには、係止機構による係止を解除する必要があり、これには、レバー20を操作することが必要である。操作者がレバー20を操作位置に維持したままでカバー10を開位置から閉位置へ向けて回動すると(図7参照)、フック18が規制部材23に後述するように当接する(図8参照)。その結果、カバー10を閉じる動作を一旦停止でき、カバー10が勢いよく閉じられることを防止でき、ひいてはカバー10等の損傷の発生を抑制できる。
フック18は、カバー10の開閉時の移動に伴い、所定の移動経路MK(図1に一点鎖線で図示。)に沿って移動する。ここで、所定の移動経路MKは、カバー10の移動に伴うフック18の移動軌跡であり、正面視で所定幅の円弧形状または扇形形状をなす。
規制部材23は、フック18の移動経路MK上に配置されている。より詳細には、規制部材23は、第1の位置(図2参照)と第2の位置(図4参照)とに、中心軸線の回りに回動して変位可能である。第1の位置にある規制部材23は、第2の位置から第1の位置へ向けての変位を規制され、逆向きの変位を許容されている。第1の位置にある規制部材23が、カバー10を開位置から閉位置に移動させるときのフック18の移動経路MKであって解除位置にあるフック18の移動経路MK上に配置されている。このように配置された規制部材23は、閉じる途中のカバー10において解除位置にあるフック18と当たって、カバー10の閉位置への移動を禁止する。なお、規制部材23の少なくとも一部が、カバー10を閉じるときに解除位置にあるフック18の移動経路MKに重なるように配置されていればよい。
また、第2の位置にある規制部材23は、移動経路MK外に位置していて、カバー10の移動を許容している。これとともに、規制部材23は、第1の位置へ向けて付勢部材26により弾力的に付勢されている。カバー10を開くときに、規制部材23は、第1の位置から第2の位置に一時的に変位して、カバー10の移動を許容し、その後、第1の位置に弾力的に自律的に戻るようにされている。
ハウジング11は、規制部材23およびカバー10を共通に支持する支持部材であり固定部材である。ハウジング11は、所定の搬送路6の両側に配置された一対の側板11aと、一対の側板11aを互いに接続する接続部材11bとを有している。一対の側板11aは、所定の搬送路6での用紙の搬送方向と垂直な方向であって所定の搬送路6を搬送される用紙の紙面に沿う方向(図1の紙面垂直方向に相当し、用紙の幅方向ともいう。)について、その間に所定間隔を開けて、互いに対向して平行に配置されている。
カバー10は、ハウジング11の一対の側板11aの間に配置されている。カバー10の全体としての形状は、開位置と閉位置とで変化し、開位置では中折れ状態に屈曲した形状(図6参照)をなし、閉位置では区画部材12に平行な真直に延びた形状(図2参照)をなす。このようにカバー10が変形することにより、カバー10を開閉するときに、分離爪16と加熱ローラ8との干渉を防止することができる。
具体的には、カバー10は、ハウジング11に上述の第1の支軸13を介して回動自在に連結された板状のカバー本体27と、このカバー本体27に上述の第2の支軸24を介して回動自在に連結された板状の第1の可動カバー28と、この第1の可動カバー28に移動自在に第3の支軸29を介して連結された板状の第2の可動カバー30とを有している。第1の支軸13、第2の支軸24および第3の支軸29は、互いに平行に配置され、ともに用紙の幅方向に平行に配置されている。また、第1の支軸13は、ハウジング11の側板11aに支持されている。
カバー本体27は、回動中心軸線としての第1の支軸13の中心線の回りに、ハウジング11に対して回動して、カバー10の閉位置に対応する第1の位置(図2参照)および開位置に対応する第2の位置(図6参照)に移動することができる。
また、カバー本体27は、付勢部材31によりハウジング11に対して第2の位置へ向けて回動付勢されている。付勢部材31は、第1の支軸13を取り囲んで取り付けられた捩じりコイルばねを含んでいる。
カバー本体27は、カバー10が閉位置にあるときに(図2参照)、区画部材12と対向して配置され、第1および第2の搬送ローラ14,15よりも搬送方向についての下流側において、用紙を案内する案内部材として機能する。カバー本体27の一端には、第1の支軸13が貫通して配置されている。また、カバー本体27の他端27aには、第2の搬送ローラ15が配置されている。また、カバー本体27の他端であり第2の搬送ローラ15の近傍には、つかみ部17が配置されている。カバー本体27の他端であり第2の搬送ローラ15およびつかみ部17の間には、第2の支軸24が配置されている。第2の支軸24は、カバー本体27および第1の可動カバー28を貫通している。
第1の可動カバー28は、第2の回動中心軸線としての第2の支軸24の中心線の回りに、カバー本体27に対して回動して、カバー10の閉位置に対応する第1の位置(図2参照)および開位置に対応する第2の位置(図6参照)に移動することができる。
第1の可動カバー28は、カバー10が閉位置にあるときに(図2参照)、区画部材12と対向して配置され、搬送方向について定着部5から第2の搬送ローラ15までの区間において、用紙を案内する案内部材として機能する。第1の可動カバー28の一端には、第2の支軸24が配置されている。また、第1の可動カバー28の他端には、分離爪16が配置されている。また、第1の可動カバー28は、第2の可動カバー30を案内するための案内部としての案内溝32を有している。
案内溝32は、カバー10が閉位置(図2参照)にあるときにおいて用紙の搬送方向に延びていて、第1の可動カバー28の一端から他端へ延びている。案内溝32には案内部としての第3の支軸29が挿通して嵌合している。第3の支軸29が案内溝32に沿って移動することにより、第2の可動カバー30の移動を案内できるようにされている。
第2の可動カバー30の一端に、第3の支軸29が配置されている。第2の可動カバー30は、第3の支軸29を介して案内溝32に沿って移動できるとともに、第3の回動中心軸線としての第3の支軸29の中心線の回りに第1の可動カバー28に対して相対回動することができ、カバー10の閉位置に対応する第1の位置(図2参照)と、カバー10の開位置に対応する第2の位置(図6参照)に移動できる。第1の位置では、第3の支軸29が第1の可動カバー28の一端側の案内溝32の端部に位置し、第2の位置では、第3の支軸29が第1の可動カバー28の他端側の案内溝32の端部に位置している。
また、第1の可動カバー28には、第2の可動カバー30を第2の位置へ付勢する付勢部材(図示せず)が設けられている。また、ハウジング11には、カバー10が閉位置に移動したときに、第2の可動カバー30が第1の可動カバー28上に載るように、第3の支軸29に当接してこの第3の支軸29の移動を規制する当接部材(図示せず)が設けられている。また、ハウジング11には、カバー10が閉位置の近傍に位置したときに、第1の可動カバー28の移動を案内する案内部(図示せず)が設けられている。
カバー10の開閉動作を説明する。先ず、図2を参照して、カバー10が閉位置にあるときには、カバー本体27、第1の可動カバー28、および第2の可動カバー30はそれぞれの第1の位置にあり、第1の可動カバー28とカバー本体27とは真直に延びた形状をなし、第2の可動カバー30は第1の可動カバー28の上に載せられている。
図3,図4を参照して、カバー10を開くには、レバー20を操作して、フック18と係合ピン19との係合を解除して、レバー20とつかみ部17とを挟持して、カバー10を引き上げて、回動させると、カバー10は、中折れ状態に自律的に変形するようにされている。すなわち、第1の可動カバー28の移動を案内する上述の案内部により、カバー10の開位置への移動に応じて、第1の可動カバー28は所定の向きで所定の位置へカバー本体27に対して自律的に回動するようになっていて、カバー本体27と第1の可動カバー28とが屈曲した状態に持ち上げられる。これとともに、第2の可動カバー30を付勢する上述の付勢部材の付勢により、第2の可動カバー30は、第1の可動カバー28上をせりだして、分離爪16を覆う。
また、図4に示すように、カバー10を開くときには、その途中で、フック18と規制部材23とがぶつかるが、規制部材23が第2の位置へ変位することにより、カバー10の移動が許容される。図5を参照して、カバー10を最大角度まで回動させると、カバー本体27が、ハウジング11の接続部材11bに当接する。図6に示すように、レバー20の操作を止めると、レバー20は、弾力的にもとの位置に戻る。これにともなって、接続部材11bの固定係止部22と、カバー10の可動係止部21とが互いに係合する。この係合状態では、カバー10は回動できない。
図6を参照して、カバー10が開位置にあるときには、カバー本体27、第1の可動カバー28、および第2の可動カバー30はそれぞれの対応する第2の位置にある。第1の可動カバー28とカバー本体27とは屈曲状に配置されるとともに、第2の可動カバー30が、第1の可動カバー28の他端からせりだしている。せりだした第2の可動カバー30の先端部が分離爪16を覆っている。
図7を参照して、カバー10を閉じるには、レバー20を操作し、解除状態に変位させる。これにより、係止機構による係合が解除され、カバー本体27を回動させることができるようになる。このとき、レバー20とつかみ部17とをつまんだ状態で、カバー10を回動させる。解除位置のフック18がカバー本体27とともに回動し、カバー本体27が第2の位置(図6参照)から所定角度回動した状態であってカバー10が閉じる途中の状態で、解除位置のフック18が図8に示すように規制部材23に当接する。その結果、カバー10の回動が一旦停止する。
フック18と規制部材23とが当接した状態から、カバー10を閉位置に移動させるには、図9に示すように、レバー20の操作を止める。これにより、フック18が非解除位置に変位する。規制部材23は、非解除位置に変位したフック18の移動経路(図示せず)上から外れて配置されているので、レバー20が操作中でなくなったことにより、図10に示すように、カバー10の閉位置への移動が許容される。このとき、つかみ部17のみをつまんで、カバー10を回動させることができる。
図11を参照して、第3の支軸29が案内溝32に沿って移動し、第2の可動カバー30が第1の可動カバー28に載せられる。また、第1の可動カバー28の移動を案内する上述の案内部により、カバー10の閉位置への移動に応じて、第1の可動カバー28は所定の向きで所定の位置へカバー本体27に対して自律的に回動するようになっている。また、フック18の傾斜面が、係合ピン19に当接しながら案内されて、フック18が係合ピン19を弾力的に乗り越えて、フック18と係合ピン19とが自律的に係合する。
このように本実施形態では、レバー20は、ユーザにより操作されるレバーであって、非操作中は、フック18をロック位置に保ち、且つカバー10が開位置のときには、カバー10を開位置に係止し、操作中は、フック18を解除位置にし、且つカバー10の開位置での係止を解除するようにしている。また、規制部材23は、カバー10を開位置から閉位置に移動させるときのフック18の移動経路であって、レバー20の操作中に対応したフック18の移動経路MK上に設けられ、フック18と当たってカバー10の閉位置への移動を禁止するようにしている。これにより、カバー10を開位置から閉じようとするときには、レバー20を操作する必要があるので、ユーザが不用意にカバー10を勢いよく閉めることを防止できる。また、カバー10が閉じる途中に、フック18が規制部材23に当たるので、カバー10の動きが一旦止められる結果、カバー10が勢いよく閉じられることが防止される。従って、カバー10やハウジング11の損傷の発生を防止することができる。この効果を得るためのフックとしては、カバー10に設けられ、ロック位置と解除位置とに変位可能であり、レバー20の動きに伴って変位できればよい。また、フック18と規制部材23とは、カバー10の開閉操作の操作力を重くする虞はない。
レバー20を、カバー10の閉位置でのロック解除と、閉じ動作の一旦停止の解除とに共用しているので、部品点数を削減して、構造を簡素化できる。
フック18を、カバー10の閉位置でのロックと、閉じ動作の一旦停止とに共用しているので、部品点数を削減して、構造を簡素化できる。
また、本実施形態では、カバー10は、カバー本体27と、このカバー本体27の端部27aに回動自在に支持された可動カバーとしての第1および第2の可動カバー28,30とを含んでいる。これらの可動カバーは、傷み易い傾向にあるが、本実施形態では、この傷みの発生を防止することができる。
また、本実施形態について、以下のような変形例を考えることができる。以下の説明では、上述の実施形態と異なる点を中心に説明し、同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
上述の実施形態では、カバー10は、可動カバーとして第1および第2の可動カバー28,30を有していたが、これには限定されない。例えば、第2の可動カバー30を廃止した構成も考えられる。また、カバー10を回動するための回動中心軸線の延びる向きは、用紙の幅方向以外の方向であってもよい。カバーとしては、可動カバーを有していないカバー(図示せず)でもよく、この場合であっても、上述の規制部材23を設けることにより、勢いよく閉められるときのカバーの損傷の発生を抑制できる。また、規制部材23は、変位可能であったが、上述の第1の位置に固定した構成も考えられる。分離爪16が設けられたカバー10の他、分離爪16が設けられていないカバー(図示せず)であってもよい。その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
本発明の一実施形態の用紙搬送装置を含む画像形成装置の要部の模式図である。 図1の用紙搬送装置の要部の正面図であり、カバーが閉位置にある状態を示す。 図1の用紙搬送装置の要部の正面図であり、カバーを閉位置から開位置へ移動するときの途中状態を示す。 図1の用紙搬送装置の要部の正面図であり、図3の状態よりも後の状態を示す。 図1の用紙搬送装置の要部の正面図であり、図4の状態よりも後の状態を示す。 図1に示す用紙搬送装置の要部の正面図であり、カバーが開位置にある状態を示す。 図1の用紙搬送装置の要部の正面図であり、カバーを開位置から閉位置へ移動するときの途中状態を示す。 図1の用紙搬送装置の要部の正面図であり、図7の状態よりも後の状態を示す。 図1の用紙搬送装置の要部の正面図であり、図8の状態よりも後の状態を示す。 図1の用紙搬送装置の要部の正面図であり、図9の状態よりも後の状態を示す。 図1の用紙搬送装置の要部の正面図であり、図10の状態よりも後の状態を示す。
符号の説明
7…用紙搬送装置
10…カバー
11…ハウジング(装置本体)
18…フック
20…レバー
23…規制部材
27…カバー本体
27a…カバー本体の端部
28…第1の可動カバー(可動カバー)
30…第2の可動カバー(可動カバー)
MK…フックの移動経路

Claims (2)

  1. 装置本体に回動自在に支持されて開位置および閉位置に移動可能とされ、開位置で係止可能とされ、閉位置でロック可能とされるカバーと、
    カバーに設けられ、閉位置のカバーのロックおよびその解除のためにロック位置と解除位置とに変位可能なフックと、
    ユーザにより操作されるレバーであって、操作位置と非操作位置とに変位可能であり、非操作位置にあるときには、フックをロック位置に保ち、且つカバーが開位置のときには、カバーを開位置に係止し、操作位置にあるときには、フックを解除位置にし、且つカバーの開位置での係止を解除するレバーと、
    カバーを開位置から閉位置に移動させるときのフックの移動経路であって、レバー操作位置にあるときのフックの移動経路上に設けられ、フックと当たってカバーの閉位置への移動を禁止する規制部材と、
    を備え
    カバーを開位置から閉じるときには、レバーを非操作位置から操作位置に変位させることにより、開位置のカバーの係止を解除し、レバーを操作位置に維持したままで、カバーを開位置から閉位置へ向けて移動させる途中で、フックが規制部材と当接するようにされていることを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 請求項1に記載の用紙搬送装置において、
    上記カバーは、カバー本体と、このカバー本体の端部に回動自在に支持された可動カバーとを含むことを特徴とする用紙搬送装置。
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