JP7009195B2 - 動力伝達装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、動力を伝達する動力伝達装置及びシートに画像を形成する画像形成装置に関する。
プリンタ、複写機、及び複合機等の画像形成装置の内部には、歯付きベルト等の伝動機構を用いて、モータが出力した動力を搬送ローラ等の駆動対象に伝達する動力伝達装置が用いられている。歯付きベルトを用いる場合、駆動プーリ又は従動プーリの歯と歯付きベルトの歯が噛み合わずにプーリとベルトが相対回転する歯飛びが発生すると、動力伝達に支障が生じる。そこで、特許文献1には、駆動プーリ又は従動プーリに対向する回転体を設け、プーリと回転体でベルトを挟み込むことで歯飛びの発生を防ぐ技術が記載されている。
特開2017-31985号公報
ところで、歯付きベルトの歯飛びが生じる主な要因の1つは、回転部材である駆動プーリ及び従動プーリの軸線同士の距離(軸間距離)が変化してしまうことである。このような軸間距離の変化は、各プーリの回転軸を支持する支持部材として屈曲部を有する板状の支持部材を使用した場合に、組み立て時に加えられた外力やベルトの張力等によって折曲部が変形することで発生する場合がある。
そこで、本発明は、支持部材の変形による回転部材の相対位置の変化を抑制可能な動力伝達装置、及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る動力伝達装置は、第1軸部材と、第2軸部材と、前記第1軸部材に設けられた回転可能な第1回転部材と、前記第2軸部材に設けられた回転可能な第2回転部材と、前記第1回転部材と前記第2回転部材との間で動力を伝達する動力伝達手段と、前記第1軸部材を支持する第1面と、前記第2軸部材を支持する第2面と、前記第1面及び前記第2面を接続する、屈曲した屈曲部と、を有する板状の第1支持部材と、前記第1軸部材の軸線方向において前記第1支持部材に対向するように配置され、前記第2軸部材を支持し、前記第1軸部材から離間している第2支持部材と、前記第1支持部材の前記第1面及び前記第2支持部材のいずれか一方に設けられ、前記第1面及び前記第2支持部材の他方に係合することにより、前記第1面の移動を規制する第1位置決め手段と、を備え、前記第1支持部材の前記第1面及び前記第2面は、いずれも前記第1軸部材の軸線方向に垂直な平面を構成し、前記第2支持部材は、前記第1支持部材の前記第1面及び前記第2面に対向する、前記第1軸部材の軸線方向に垂直な平面を構成し、前記第1支持部材の前記屈曲部は、前記第1面から第2支持部材まで距離に比べて、前記第2面から前記第2支持部材までの距離が大きくなるように、前記第1面と前記第2面とを段状に接続している、ことを特徴とする。
本発明によれば、支持部材の変形による回転部材の相対位置の変化の低下を抑制することができる。
本開示に係る画像形成装置の概略図。 実施例1に係る動力伝達装置の側面図。 実施例1に係る動力伝達装置の、第2支持板を取り外した状態における斜視図。 実施例1に係る位置決め軸の配置を説明するための模式図。 実施例1の変形例における位置決め軸の配置を説明するための模式図。 実施例1の変形例における軸間距離の変動を説明するための模式図。 実施例2に係る動力伝達装置の、第2支持板を取り外した状態における斜視図。 実施例2に係る動力伝達装置の要部を示す概略図。
以下、図面を参照しながら、本開示に係る動力伝達装置及び画像形成装置について説明する。画像形成装置は、プリンタ、複写機、ファクシミリ、及び複合機を含み、外部PCから入力された画像情報や原稿から読取った画像情報に基づいて、記録媒体として用いられるシートに画像を形成する。記録媒体として用いられるシートの例としては、用紙及び封筒等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用のプラスチックフィルム、並びに布が挙げられる。
図1に示す画像形成装置100は、フルカラーの複合機であり、画像形成装置100の装置本体90には、電子写真方式の画像形成部1が搭載されている。画像形成部1によって形成されたトナー像は、中間転写ベルト36に一次転写された後、二次転写部T2において、シート給送装置(2,60)から給送されたシートSに二次転写される。装置本体90の上部には、原稿の画像を読み取る原稿読取装置43(リーダー部)が配置されている。原稿読取装置43は、原稿画像を走査して光電変換する不図示の走査光学系を有し、画像情報を電子信号に変換して画像形成装置100のコントローラ101に転送する。
画像形成部1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)のトナー像を形成する4つの画像形成ステーション1Y,1M,1C,1Kによって構成される。各画像形成ステーション1Y~1Kの構成は、現像に用いるトナーの色を除いて実質的に同様であるため、以下、イエローの画像形成ステーション1Yを例に説明し、他の画像形成ステーション1M,1C,1Kについては説明を省略する。
画像形成ステーション1Yは、ドラム状の感光体である感光ドラム11と、帯電器12と、露光装置13Yと、現像装置14と、ドラムクリーナ15とを備えている。画像形成ステーション1Yに対してトナー像の形成が要求されると、感光ドラム11が回転駆動され、帯電器12はドラム表面を一様に帯電させる。露光装置13Yは、コントローラ101から伝送される信号に基づいてレーザ光を変調して感光ドラム11に照射し、感光ドラム11の表面に静電潜像を形成する。この静電潜像は、現像装置14から供給されるトナーによって可視化(現像)される。感光ドラム11に担持されたトナー像は、一次転写ローラ35によって中間転写ベルト36へと一次転写される。中間転写ベルト36に転写されずに感光ドラム11に残留したトナー等の付着物は、ドラムクリーナ15によって除去される。
このようなトナー像の形成動作は各画像形成ステーション1Y,1M,1C,1Kにおいて並行して進められ、各色のトナー像は中間転写ベルト36に互いに重なりあうように多重転写される。中間転写体である中間転写ベルト36に担持されたトナー像は、二次転写内ローラ37と二次転写ローラ16との間に形成される二次転写部T2においてシートSに二次転写される。シートSに転写されずに中間転写ベルト36に残留したトナー等の付着物は、ベルトクリーナ39によって除去される。
このような画像形成プロセスに並行して、画像形成装置100が備えるシート給送部(60,2)から二次転写部T2へ向けてシートSが給送される。図示した画像形成装置100は、装置本体90の下部に設けられたフロントローディング式のカセット式給送装置60と、装置本体90の側部に設けられた手差し給送装置2とを有している。
カセット式給送装置は、装置本体90に引き出し可能に装着された給送カセット61,62,63,64と、各カセットに収納されたシートSを給送する給送ユニット71,72,73,74とを備える。給送ユニット71~74は、例えばカセット61~64からシートSを送り出すピックアップローラと、シートSを一枚ずつ分離しながら搬送する搬送ローラ対(フィードローラ及びリタードローラ)によって構成される。給送ユニット71~74から送り出されたシートSは、装置本体90の内部を上方に向かって延びる縦パスに配置された搬送ローラ対110によって順に挟持されて搬送され、レジストレーション部75に到達する。また、手差し給送装置2の手差しトレイ3にセットされたシートSは、給送ユニット4及び搬送ローラ対24を介してレジストレーション部75に搬送される。レジストレーション部75は、シートSの斜行を補正し、トナー像の転写タイミングに合わせてシートSを二次転写部T2に送り出す。
二次転写部T2においてトナー像を転写されたシートSは、定着前搬送部17を介して定着ユニット5へ搬送される。定着ユニット5は、シートSに熱及び圧力を付与されることでトナー像をシートSに定着させる。片面印刷の場合、シートSは排出口50を介して装置本体90の外部に排出され、排出トレイや装置本体90に連結されるシート処理装置にシートSが受け渡される。両面印刷の場合、切替部51によってシートSが反転部52に受け渡され、反転部52によってシートSの表面(第1面)と裏面(第2面)とが入れ替えられる。そして、両面搬送部85を介してシートSが再びレジストレーション部75へと搬送され、二次転写部T2及び定着ユニット5を通過する間にシートSの裏面に画像形成された後、排出口50からシートSが排出される。
以上説明した画像形成部1は画像形成手段の一例であり、直接転写方式の電子写真ユニットを用いてもよく、インクジェット方式やオフセット印刷方式の画像形成手段を用いてもよい。
次に、第1の実施形態(実施例1)に係る動力伝達装置について説明する。この動力伝達装置は、画像形成装置100の装置本体90に搭載された搬送モータの動力を、搬送ローラ対110に伝達する装置として使用される。図1に示すように、各搬送ローラ対110は、搬送モータの駆動力が入力される駆動ローラ111と、駆動ローラ111に従動回転する従動ローラ112によって構成される。動力伝達装置は、搬送モータの駆動力を1つ以上の搬送ローラ対110に伝達する。
図2及び図3を用いて本実施形態に係る動力伝達装置120の構成を説明する。図2は駆動源である搬送モータM1の軸方向に垂直な方向から見た動力伝達装置120の側面図であり、図3は一部の構成(第2支持板127等)の図示を省略した斜視図である。
図2に示すように、動力伝達装置120は駆動軸121及び従動軸123と、駆動軸121に設けられた駆動プーリ122と、従動軸123に設けられた従動プーリ124と、駆動プーリ122及び従動プーリ124に巻き回された歯付きベルト125を備える。駆動軸121は搬送モータM1の出力軸であり、駆動プーリ122は搬送モータM1の駆動力によって駆動軸121と共に回転する。従動プーリ124は駆動軸121に平行に配置される従動軸123に取付けられており、歯付きベルト125を介して駆動プーリ122から伝達される駆動力によって従動軸123と共に回転する。
駆動軸121は第1軸部材に相当し、従動軸123は第2軸部材に相当する。駆動プーリ122は第1回転部材に相当し、従動プーリ124は第2回転部材に相当する。また、歯付きベルト125は、第1回転部材と第2回転部材との間で動力を伝達する動力伝達手段の一例である。
以下、駆動軸121の軸線方向をZ軸方向とし、Z軸方向に垂直かつ駆動軸121の軸線と従動軸123の軸線とを結ぶ方向をX軸方向とし、X軸方向及びZ軸方向に垂直な方向をY軸方向とする。なお、部材間の位置関係を説明するために「平行」又は「垂直」の語を用いるが、これらは実質的に平行又は垂直であればよいものとし、例えば厳密な平行又は垂直から5度以内の傾斜角度であれば平行又は垂直と見做すことができるものとする。
従動軸123の端部123aには、平行ピン等を用いて歯車が取付けられ、従動軸123の回転が歯車列等の伝動機構を介して駆動ローラ111が取付けられたローラ軸に伝達されるように構成される。また、従動軸123には、必要に応じて、他の駆動対象部へ駆動力を分配するための駆動伝達部材131が設けられる。駆動伝達部材131の例として、搬送モータM1が2つ以上の搬送ローラ対110を駆動する構成において、従動軸123の端部123aに設けた歯車が駆動する搬送ローラ対(A)とは別の搬送ローラ対(B)に駆動力を伝達する駆動プーリが挙げられる。
駆動軸121及び従動軸123の支持構造について説明する。駆動軸121及び従動軸123は、板状の第1支持板126によって回転可能に支持されている。また、駆動軸121及び従動軸123のうち、従動軸123のみ、第1支持板126に支持される端部123bとは反対側の端部123aを板状の第2支持板127によって回転可能に支持されている。駆動軸121は、既述のように搬送モータM1の出力軸であり、搬送モータM1は、後に述べるように取付け板M1aを介して第1支持板127に取り付けられている。駆動軸121は、搬送モータM1から第2支持板127へ向けて延びている。駆動軸121は、第1支持板127にあけられた駆動軸121の外径よりも大きな穴に挿入されている。搬送モータM1は第1支持板127に取り付けられているので、実質的に駆動軸121は第1支持板127に支持されている。駆動軸121の端部は、第2支持板127から離間した状態で配置されている。言い換えると、駆動軸121は第1支持板126によって支持される片持ち構成であり、従動軸123は第1支持板126及び第2支持板127によって2点を支持される両持ち構成である。
第1支持板126は、両端部126d,126eにおいて平板状の第2支持板127に当接しており、両端部126d,126eの間で第2支持板127から離れた状態となるように折れ曲がっている。これにより、2つのプーリ122,124及び歯付きベルト125を収容する空間が第1支持板126と第2支持板127との間に形成されている。動力伝達装置120及び搬送モータM1は、第1支持板126及び第2支持板127に支持される駆動装置としてユニット化され、第1支持板127及び/又は第2支持板127が装置本体90の枠体に締結されることで装置本体90に組付けられる。
第1支持板126は、搬送モータM1を(即ち、駆動軸121を)支持する第1平面部126aと、従動軸123を支持する第2平面部126bと、第1平面部126aと第2平面部126bとを接続する折曲部126cと、を有する。第1平面部126aは第1支持部材の第1面に相当し、第2平面部126bは第2面に相当する。また、折曲部126cは、第1面及び第2面を接続すると共に、第1面と第2面との間で少なくとも1箇所において屈曲した屈曲部に相当する。
第1平面部126a及び第2平面部126bは、いずれもZ軸方向に垂直な平面を構成し、同じくZ軸方向に垂直な平面を構成する第2支持板127に対向している。折曲部126cは第1角部c1及び第2角部c2において直角に屈曲し、第1平面部126a及び第2平面部126bを段状に接続している。これにより、第2平面部126bから第2支持板127までの距離が、第1平面部126aから第2支持板127までの距離に比べて大きく設定されている。第1支持板126及び第2支持板は、ステンレス等の金属板によって構成されるが、板状に成型したプラスチック(エンジニアリングプラスチック等の強度があるもの)を用いてもよい。また、第1支持板126の屈曲形状は、金属板の曲げ加工やプラスチックの射出成型によって形成される。
搬送モータM1は、取付け板M1aを介して第1支持板126の第1平面部126aに取付けられている。また、搬送モータM1は、第1平面部126aに対して駆動プーリ122の反対側であって、第2支持板127までのZ軸方向の距離d1が第2平面部126bから第2支持板127までの距離d2より小さくなるように配置される。言い換えると、X軸方向から視たとき、搬送モータM1の少なくとも一部が第1支持板126及び第2支持板127の間の空間と重なるように配置されている。また、従動軸123に駆動伝達部材131が設けられている場合、Z軸方向における搬送モータM1の位置と駆動伝達部材131の位置とがオーバーラップする。このような配置により、Z軸方向における搬送モータM1及び動力伝達装置120の占有空間を可能な限り小さくして画像形成装置100の小型化に貢献することができる。
(位置決め手段の配置)
ここで、第1支持板126の変形と、駆動プーリ122及び従動プーリ124の相対位置の変化について説明する。本実施形態では、第1支持板126として折曲部126cを有する板状部材を用いており、かつ回転部材の1つである駆動プーリが、第1支持板126によって片持ち構成で支持された駆動軸121に取付けられている。従って、第1支持板126の変形(特に、折曲部126cの変形)により第1平面部126aの位置や姿勢が変化することにより、駆動プーリ122と従動プーリ124とが相対的に移動する可能性に注意する必要があった。ここで、プーリ同士の相対移動には、一方のプーリ122を固定して考えた場合の、他方のプーリの平行移動及び回転変位(姿勢変化)を含むものとする。第1支持板126の変形によってプーリ同士が相対移動すると、プーリ同士の回転中心の間の距離(軸間距離)の変動等の影響が現われる。
具体的に、製造工程において第1支持板126を運搬したり組付け作業を行ったりする際に、第1支持板126が、両端部126d,126eを把持して挟み込むように把持される場合を想定することができる。この場合、図3の矢印F1のようなX軸方向の外力により、折曲部126cの曲げ角度がきつくなるような第1支持板126の変形が生じ得る。また、歯付きベルト125を駆動プーリ122及び従動プーリ124に巻き回す際に、プーリ間の軸間距離を近づけて取付け作業を容易にする目的で、矢印F2のように駆動軸121を従動軸123へ向けて倒すようなX軸方向の外力が加えられる場合がある。
このような外力(F1,F2)により、駆動プーリ122及び従動プーリ124の相対移動が生じると、動力伝達装置120による動力伝達に好ましくない影響が生じ得る。特に、プーリ間の軸間距離が設計上の長さより短くなった場合、歯付きベルト125の張力が十分に得られずに歯飛びが生じ易くなる。また、駆動プーリ122の回転軸線と従動プーリ124の回転軸線が相対的に傾いた状態では、歯付きベルト125の脱落や動力伝達効率の低下が懸念される。
そこで、本実施形態では、図2及び図3に示すように、第1位置決め手段としての位置決め軸128を設け、駆動軸121を支軸する第1平面部126aと第2支持板127との相対位置の変化を規制している。位置決め軸128は、第1平面部126aに突設され、Z軸方向に延びる軸状部材である。第2支持板127には、位置決め軸128(位置決め部材)の端部が係合する第1の穴部としての穴部127aが設けられている。穴部127aは、貫通穴として形成されるものとするが、変形例として、プレス加工等により、貫通していない凹形状として形成されてもよい。
また、従動軸123の近傍で第1支持板126と第2支持板127の相対位置の変化を規制するための第2位置決め手段として、エンボス加工による突起部129を第1支持板126に設けている。突起部129は、第1支持板126の従動軸123に近い方の端部126eに設けられ、第2支持板127にはエンボス加工等の方法により、突起部129が係合する第2の穴部として穴部127bが設けられている。
位置決め軸128は、第1支持板126にカシメ加工で固定される。ただし、位置決め軸128を第2支持板127に固定し、第1支持板126に設けた穴部に係合させる構成としてもよいし、固定方法もカシメ加工に限られない。また、突起部129についても同様であり、第2支持板127に突起部129を設けて第1支持板126に設けた穴部に係合させてもよいし、エンボス加工による突起に代えて例えば軸状の部材を第2位置決め手段として用いてもよい。また、穴部127bを凹形状とすることに代えて、そのような軸状の部材が挿通される貫通穴を穴部127bとして用いてもよい。
ここで、本実施形態の第1位置決め手段である位置決め軸128は、第1支持板126のうち駆動軸121を支持する部分、即ち第1平面部126aに設けられている。仮に、位置決め軸128が第1平面部126aとは別の面に設けられている場合、即ち、駆動軸121と位置決め軸128との間に1箇所以上の屈曲が存在する構成の場合、その屈曲箇所の変形により、駆動軸121の位置決め精度が低下してしまう。屈曲箇所の変形により位置決め軸128と第1平面部126aとの相対位置が変化して、第1支持板126の位置決め軸128が設けられた部分が位置決めされていたとしても、第1平面部126aの移動を十分に抑制できないためである。これに対し、本実施形態では位置決め軸128を第1平面部126aに設けたため、このような不都合を回避して駆動軸121を高い精度で位置決めすることができる。
また、図示した例では、第1支持板126が折曲部126cを有するのに対し、第2支持板127が平板状の部材によって構成されている。そして、位置決め軸128及び突起部129は、いずれも第2支持板127に形成された穴部127a,127bと係合するように構成されている。従って、折曲部126cの変形や公差等により第1支持板126の形状にずれが生じていても、第2支持板127と組み合わせることで、位置決め軸128及び突起部129が穴部127a,127bに係合するように第1支持板126がわずかに変形する。
これにより、外力に対して面内方向の変形を生じにくい、平板状の第2支持板127に形成された2つの穴部127a,127bによって、X軸方向及びY軸方向における第1支持板126と第2支持板127との相対位置が規定される。従って、駆動プーリ122及び従動プーリ124の軸間距離を高い精度で維持することが可能である。なお、第2支持板127は平板状の部材に限らず、少なくとも第1支持板126に比べてZ軸方向に垂直な方向の外力に対する剛性が高い構成であればこのような効果が得られる。
次に、図4~図6を用いて、位置決め軸128及び突起部129の配置について説明する。本実施例では、駆動プーリ122及び従動プーリ124の軸間距離の変動を最小限に抑えるように位置決め軸128及び突起部129の詳細な配置を決定している。上述した通り、位置決め軸128を設けることで、第1支持板126の第1平面部126aの移動を規制し、折曲部126cの倒れ(角部c1,c2の曲げ角がきつくなること)を少なくとも部分的に抑制することができる。しかしながら、位置決め軸128の配置によっては、折曲部126cの一部の倒れが規制されても他の一部に倒れが生じ、折曲部126cが歪むように変形する可能性がある。
実施例1の変形例として、図5に示すように、位置決め軸228が各プーリ122,124の回転軸線O1,O2を結ぶ直線Lからオフセットして配置される構成について考える。位置決め軸228は、直線Lと重なる位置にはなく、X軸方向から視て駆動プーリ122、従動プーリ124及び歯付きベルト125と重なることもない。このような構成で、駆動軸121を従動軸123に向かって倒れ込ませる方向の外力Fr(図3の矢印F1,F2参照)が、直線Lの付近で第1支持板126に作用したとする。
すると、折曲部126cの内、位置決め軸228の中心を通りX軸方向に延びる直線L2と交差する部分126gについては、位置決め軸228の作用により変形が規制される。一方、直線L2から離れるほど位置決め軸228による位置決め作用の効果は小さくなり、折曲部126cの内、各プーリ122,124の回転軸線を結ぶ直線Lに対して位置決め軸228と反対側の部分126fは図中右側に倒れ込んでしまう。言い換えると、外力Frが、位置決め軸228を中心にして第1平面部126aを図中反時計回り方向に回動させようとする力のモーメントMrを生じさせ、駆動軸121及び駆動プーリ122が図中右側に変位してしまう。このような理由で駆動プーリ122及び従動プーリ124の軸間距離が大きく変化することを許容すると、歯付きベルト125の歯飛び等を十分に抑制できない可能性がある。
そこで、本実施形態に係る位置決め軸128は、図4に示すように、好ましくはX軸方向から視て各プーリ122,124の回転軸線O1,O2を結ぶ直線L(駆動軸121及び従動軸123の軸線を結ぶ直線)と重なる位置に配置される。さらに、軸状部材である位置決め軸128の中心が、直線Lと重なるように配置するとより好適である。
このような配置により各プーリ122,124の間の軸間距離が維持される理由について、図4と図6を比較しながら説明する。図6は、上述の変形例と同様に、位置決め軸228が各プーリ122,124の回転軸線O1,O2を結ぶ直線Lからオフセットした配置を表している。R1は、第1支持板126の変形が生じていない状態において、従動プーリ124の回転軸線O2を中心とし、駆動プーリ122の回転軸線O1を通る円の半径を表している。駆動プーリ122の中心がこの円の内側に移動すると、プーリ同士の軸間距離が設計上の距離に比べて短くなることを意味する。
R2は、位置決め軸228を中心とし、駆動プーリ122の回転軸線O1を通る円の半径を表している。ここで図5に示すような外力Frが第1支持板126に加えられた場合、第1平面部126aには、位置決め軸228を中心とする力のモーメントMrが作用する。すると、折曲部126cが歪むようにして第1平面部126aが回転し、図6において駆動プーリ122の回転軸線O1は位置決め軸228を中心にして半径R2の円に沿って図中反時計回り方向に移動する。このとき、駆動プーリ122の回転軸線O1が半径R1の円の内側に移動することになるため、プーリ同士の軸間距離が短くなり、歯付きベルト125の歯飛びにつながる張力の低下が生じてしまう。
一方、図4に示すように、本実施形態の位置決め軸128は直線Lの上であって、駆動プーリ122の回転軸線O1に対して従動プーリ124の回転軸線O2の反対側に配置されている。この構成では、図6のように半径R1の円と半径R2の円とが交差している部分がなく、2つの円は外接している。従って、仮に外力によって第1平面部126aを回転させようとするモーメントが生じたとしても、駆動プーリ122の回転軸線O1は2つの円の共通接線の方向(図中上下方向)に移動しようとする。このため、駆動プーリ122の回転軸線O1が半径R1の円の内側に移動することがなく、プーリ間の軸間距離が保たれる。なお、第1平面部126aに対して、図5に示すような外力Frが直線Lの上で作用する場合、位置決め軸128が第2支持板127の穴部127aに係合した状態で突っ張ることでプーリ同士の軸間距離が保たれる。
なお、位置決め軸128を直線Lの上に(又は可能な限り直線Lに近い位置に)配置することは、上述のようにプーリ同士の軸間距離の変動につながる第1支持板126の変形を抑制することに加え、位置決め軸128自体の配置精度を向上する利点がある。即ち、位置決め軸128を第1支持板126に設ける製造過程において、一般的に、駆動プーリ122の回転軸線O1から位置決め軸128までの距離が短いほど、回転軸線O1に対する位置決め軸128の相対位置に関する寸法公差が小さくなる。これにより、図4及び図6を比較して、X軸方向の位置を固定して考えたときは位置決め軸の位置を直線Lに近づけた方が寸法公差の点でも有利であり、プーリ同士の相対位置を高い精度で規制することができる。
位置決め軸128を直線Lの上に配置することの利点は、従動軸123の付近に配置される突起部129についても同様に当てはまる。即ち、本実施形態の突起部129は、Z軸方向から見て各プーリ122,124の回転軸線O1,O2を結ぶ直線Lの上であって、従動軸123に対して駆動軸121の反対側に配置される(図3参照)。これにより、従動軸123の付近で第1支持板126と第2支持板127の相対位置がX軸方向にずれることを効果的に規制し、プーリ同士の軸間距離の変動を抑制することができる。また、突起部129が従動軸123の付近に配置されることにより、従動軸123から突起部129のまでの寸法精度も向上する。
(変形例)
上述した通り、位置決め軸128及び突起部129は直線Lの上に配置することが好ましいが、直線Lからオフセットした位置にあっても、少なくとも位置決め軸128や突起部129がない場合に比べてプーリ同士の軸間距離の変動が抑制される。従って、例えば部品公差や配置スペース等の理由で直線Lの上に位置決め軸を配置できない場合、プーリ間の軸間距離の変動量が一定以下となる有効な範囲に位置決め軸を配置すれば歯飛びを抑制することができる。この範囲とは、プーリ同士の軸間距離の変化量について、歯飛びが発生する可能性がある閾値を予め決定しておき、この閾値に対応する位置決め軸から直線Lまでの距離d3(図6)である。本実施形態を適用した動力伝達装置120の構成例では、直線Lからの距離が3mm以内であれば実用上十分な程度に歯飛びを抑制できることが分かっている。ただし、この閾値は固定値ではなく、動力伝達装置120及びこれに関係する周辺部位(搬送モータM1や駆動対象部位)の具体的構成によって変化するため、計算や実験によって求めておく必要がある。考慮すべき要因としては、プーリ同士の軸間距離の大きさや、使用時の搬送モータM1の出力トルク、歯付きベルト125の歯形、動力伝達に伴う歯付きベルト125の負荷等が挙げられる。
また、本実施形態では、第1位置決め手段としての位置決め軸128及び第2位置決め手段としての突起部129が両方とも設けられた構成例について説明したが、第2位置決め手段を省略することも考えられる。この場合も、両持ち構成である従動軸123と第2支持板127との軸受部と、位置決め軸128と第2支持板127の穴部127aとの、少なくとも2箇所において第1支持板126が位置決めされる。そして、位置決め軸128が第1平面部126aの移動を規制することで、プーリ同士の軸間距離の変動を抑制することができる。なお、従動軸123を挿通するために第2支持板127に形成する穴の位置や大きさの精度を十分に確保できない場合もあるため、本実施形態では突起部129を設けることでより一層の精度向上を図っている。
なお、以上の説明では、搬送モータM1を第1平面部126aに支持させ、第1軸としての駆動軸121が第1平面部126aに支持される構成を例示した。しかし、これに限らず、例えば、モータからギアなどを介して駆動力が伝達される第1軸を、軸受を介して第1平面部126aが支持する形態であってもよい。
次に、第2の実施形態(実施例2)に係る動力伝達装置120Bについて、図7及び図8を用いて説明する。本実施形態に係る動力伝達装置120Bは、歯付きベルト125に張力を付与するテンショナユニット130が設けられている点で上記実施例1と異なっている。その他の、実施例1と共通する要素については実施例1と同じ符号を付して説明を省略する。
本実施形態の動力伝達装置120Bは、テンショナユニット130により歯付きベルト125に張力が付与されると共に、駆動プーリ122及び従動プーリ124に対する歯付きベルト125の巻き付き角が増加する。このため、実施例1の動力伝達装置120と比べた場合、比較的駆動負荷が高い状況であっても、歯飛びを発生させることなく安定して動力を伝達することができる。
図7及び図8に示すように、テンショナユニット130は、コロ状の回転体130aと、回転体130aの回転軸130bと、回転体130a及び回転軸130bを支持するテンショナ台130cと、付勢ばね130dによって構成される。回転体130aは、X軸方向における駆動軸121及び従動軸123の間の位置で歯付きベルト125の外周面に当接するように配置され、テンショナ台130cに固定された回転軸130bに回転可能に支持されている。付勢ばね130cは第1支持板126とテンショナ台130cとの間に張設され、回転体130aを歯付きベルト125に押し当てるように(つまり図8の時計回り方向に)テンショナ台130cを付勢する。
実施例1と同様に、第1支持板126には第1位置決め手段としての位置決め軸128及び第2位置決め手段としての突起部129が設けられている。位置決め軸128は、駆動軸121を支持する第1支持板126の第1平面部126aに設けられ、Z軸方向から見て各プーリ122,124の軸線を結ぶ直線Lの上に配置される。突起部129は、同じく直線Lの上であって、従動軸123に対して駆動軸121の反対側に配置される。従って、実施例1において位置決め軸128及び突起部129を設けた結果と同様の効果を得ることができる。
ここで、本実施形態では、回動部材であるテンショナ台130cが位置決め軸128を中心にして回動するように構成した。テンショナ台130cには駆動軸121及び駆動プーリ122等との干渉を避けるための切り欠き形状130eが設けられている。位置決め軸128をテンショナ台130cの回動中心として使用することで、テンショナユニット130を追加するために回動軸を新たに追加する必要がないため、低コスト化、省スペース化が可能である。
なお、テンショナユニット130の回転体130aを歯付きベルト125に対して安定して当接させるためには、回転体130aのZ軸方向の移動を規制しつつZ軸に垂直な方向への移動を可能とする必要がある。この点、本実施形態のテンショナ台130cは、Z軸方向において第1支持板126の第1平面部126aに対向する板状部材であり、Z軸方向に延びる位置決め軸128を中心にして回動する。この構成により、位置決め軸128及び第1平面部126aを利用した簡単な構成により、回転体130aを歯付きベルト125に対して安定して当接させることができる。
(その他の実施形態)
以上説明した各実施形態では、第1回転部材(駆動プーリ122)から第2回転部材(従動プーリ124)に動力を伝達する動力伝達手段として、歯付きベルト125を採用している。しかしながら、歯のないフラットベルトを用いてもよいし、第1軸部材と第2軸部材との間の動力伝達手段としてチェーンや歯車列を採用してもよい。これらの場合でも、本実施形態の位置決め手段を用いることで第1回転部材の回転軸線と第2回転部材の回転軸線との相対移動が規制される。従って、チェーンや歯車の歯飛びを防ぐとともに、チェーンのねじれや歯の底当たりを防ぐことで静音性の向上や動力伝達効率の向上といった効果を得ることができる。
なお、第1軸部材及び第2軸部材は、第1支持部材及び第2支持部材に回転可能に支持される構成に限らず、第1支持部材及び第2支持部材に固定され、第1回転部材及び第2回転部材を回転可能に支持するものであってもよい。また、第1軸部材はモータの出力軸に限らず、第2軸部材との間で動力伝達手段を介して動力を伝達可能な軸であればよい。
また、各実施形態における第2支持板127を平板状の部材として説明したが、強度向上のための絞り形状や、端部に曲げ形状が追加されたものを用いても良い。また、第1支持板126の屈曲部は、互いに平行な第1平面部126a及び第2平面部126bを1段の段形状によって接続する上述の折曲部126cに限らず、より複雑な屈曲形状を有するものであってもよい。
また、各実施形態における動力伝達装置120,120Bは、画像形成装置100において搬送モータM1の動力を搬送ローラ対110に伝達するものとして説明したが、画像形成装置100の他の部位に用いられる動力伝達装置としても適用可能である。なお、画像形成機能を備えた画像形成装置の本体に連結可能な装置である、画像形成されたシートを処理するシート処理装置や装置本体にシートを給送するシート給送装置に本実施形態で説明した動力伝達装置の構成を適用してもよい。
1…画像形成手段(画像形成部)/100…画像形成装置/121…第1軸部材(駆動軸)/122…第1回転部材(駆動プーリ)/123…第2軸部材(従動軸)/124…第2回転部材(従動プーリ)/125…動力伝達手段(歯付きベルト)/126…第1支持部材(第1支持板)/126a…第1面(第1平面部)/126b…第2面(第2平面部)/126c…屈曲部(折曲部)/127…第2支持部材(第2支持板)/127a…第1の穴部(穴部)/127b…第2の穴部(穴部)/128…第1位置決め手段(位置決め軸)/129…第2位置決め手段(突起部)/130a…回転体/130c…回動部材(テンショナ台)/130d…付勢手段(付勢ばね)/M1…モータ(搬送モータ)

Claims (10)

  1. 第1軸部材と、
    第2軸部材と、
    前記第1軸部材に設けられた回転可能な第1回転部材と、
    前記第2軸部材に設けられた回転可能な第2回転部材と、
    前記第1回転部材と前記第2回転部材との間で動力を伝達する動力伝達手段と、
    前記第1軸部材を支持する第1面と、前記第2軸部材を支持する第2面と、前記第1面及び前記第2面を接続する、屈曲した屈曲部と、を有する板状の第1支持部材と、
    前記第1軸部材の軸線方向において前記第1支持部材に対向するように配置され、前記第2軸部材を支持し、前記第1軸部材から離間している第2支持部材と、
    前記第1支持部材の前記第1面及び前記第2支持部材のいずれか一方に設けられ、前記第1面及び前記第2支持部材の他方に係合することにより、前記第1面の移動を規制する第1位置決め手段と、を備え
    前記第1支持部材の前記第1面及び前記第2面は、いずれも前記第1軸部材の軸線方向に垂直な平面を構成し、
    前記第2支持部材は、前記第1支持部材の前記第1面及び前記第2面に対向する、前記第1軸部材の軸線方向に垂直な平面を構成し、
    前記第1支持部材の前記屈曲部は、前記第1面から第2支持部材まで距離に比べて、前記第2面から前記第2支持部材までの距離が大きくなるように、前記第1面と前記第2面とを段状に接続している、
    ことを特徴とする動力伝達装置。
  2. 前記第1軸部材の軸線と前記第2軸部材の軸線が平行であり、
    前記第1位置決め手段は、前記第1軸部材の軸線方向から視て、前記第1軸部材の軸線と前記第2軸部材の軸線とを結ぶ直線と重なる位置に配置される、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の動力伝達装置。
  3. 前記第1位置決め手段は、前記第1軸部材の軸線方向に延び、前記第1面及び前記第2支持部材の他方に設けられた第1の穴部に係合する軸状部材であり、
    前記軸状部材が、前記第1軸部材の軸線方向から視て前記第1軸部材及び前記第2軸部材を通る直線に重なる位置であって、前記第1軸部材に対して前記第2軸部材の反対側に配置される、
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の動力伝達装置。
  4. 前記第1支持部材及び前記第2支持部材のいずれか一方に設けられ、前記第1軸部材の軸線までの距離に比べて前記第2軸部材の軸線に近い位置において、前記第1支持部材及び前記第2支持部材の他方に係合することで、前記第1支持部材と前記第2支持部材の相対移動を規制する第2位置決め手段を備える、
    ことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の動力伝達装置。
  5. 前記第2位置決め手段は、前記第1軸部材の軸線方向から視て、前記第1軸部材の軸線と前記第2軸部材の軸線とを結ぶ直線と重なる位置であって、前記直線が延びる方向において前記第2軸部材に対して前記第1軸部材の反対側に配置される、
    ことを特徴とする、請求項4に記載の動力伝達装置。
  6. 前記第2位置決め手段は、前記第1支持部材及び前記第2支持部材の一方から前記第2軸部材の軸線方向に突設され、前記第1支持部材及び前記第2支持部材の他方に設けられた第2の穴部に係合する突起部である、
    ことを特徴とする、請求項4又は5に記載の動力伝達装置。
  7. 前記第1回転部材及び前記第2回転部材がいずれも歯付きプーリであり、
    前記動力伝達手段が前記歯付きプーリに巻き回された歯付きベルトである、
    ことを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の動力伝達装置。
  8. 前記第1回転部材及び前記第2回転部材の間の位置で前記歯付きベルトの外周面に当接する回転体と、
    前記回転体を回転可能に支持し、前記第1位置決め手段を中心に回動する回動部材と、
    前記回転体によって前記歯付きベルトに張力を付与するように、前記回動部材を付勢する付勢手段と、を備える、
    ことを特徴とする、請求項7に記載の動力伝達装置。
  9. 前記第1軸部材を出力軸とし、前記第1支持部材の前記第1面に対して前記第1回転部材の反対側に配置されたモータを備え、
    前記第1軸部材の軸線方向における前記モータから前記第2支持部材までの距離が、前記第2面から前記第2支持部材までの距離より小さくなるように、前記モータが配置される、
    ことを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の動力伝達装置。
  10. シートに画像を形成する画像形成手段と、
    請求項1乃至のいずれか1項に記載の動力伝達装置と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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