JP2005162206A - 交通機関案内装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 交通機関の運行時刻に加えて交通機関の乗換時間をも考慮した交通機関案内装置を提供すること。
【解決手段】 出発地および目的地を入力するための入力手段4と、交通機関のデータが記憶されたデータ記憶手段36と、入力手段4によって入力された出発地および目的地に基づいて交通経路を探索するルート探索手段32と、ルート探索手段32によって探索された交通経路を表示するための表示手段2と、を具備する交通機関案内装置。データ記憶手段36には、交通機関の運行時刻データおよび交通機関の乗換えに要する乗換時間データが記憶されており、ルート探索手段32は、運行時刻データおよび乗換時間データに基づいて出発地から目的地までの交通経路を探索する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入力された出発地と目的地に基づいて目的地までの交通機関の経路を探索する交通機関案内装置および方法に関する。
従来、出発地および目的地(たとえば、駅名でよい)を入力するための入力手段と、交通機関のデータが記憶されたデータ記憶手段と、上記出発地および目的地に基づいて交通経路を探索するルート探索手段と、ルート探索手段によって探索された交通経路を表示するための表示手段と、を備えた交通機関案内装置が提案されている。この交通機関案内装置においては、データ記憶手段は、JR、私鉄等の列車の運行時刻データが記憶された時刻データ記憶手段を含み、ルート探索手段は、上記時刻データ記憶手段に記憶された運行時刻データに基づいて交通経路を探索する。
一般に、出発地から目的地に移動するときに、各種交通機関を乗換えて目的地に到着する場合が多く、このような場合、ある交通機関(たとえばJR在来線)から他の交通機関(JR新幹線)に乗換る際に、乗車券を新たに購入する、あるいは乗換えの駅間を移動する等の必要があり、それ故に、乗換えのためにある程度の時間が必要となる。
しかし、従来の交通機関案内装置においては、データ記憶手段に記憶された運行時刻データのみに基づいて交通経路を探索し、交通機関を乗換する際の乗換時間を実質上考慮されていないため、探索された交通経路は実状に合わず、実際に利用するには信頼性に欠けていた。また、探索された交通経路の移動途中で予定時間を越えてしまうと、探索された上記案内経路情報は用いることができず、案内装置のさらなる改良が求められていた。
本発明の目的は、交通機関の到着時刻を基準に経路を探索し、乗換時間を表示することができる交通機関案内装置および方法を提供することである。
本発明は、出発地に関連する情報と目的地に関連する情報と目的地への到着時刻とを入力する入力手段と、
少なくとも交通機関の運行時刻データと交通機関の乗換えに要する乗換時間データとを記憶したデータ記憶手段と、
前記到着時刻と前記データ記憶手段に記憶されたデータとに基づいて、出発地から目的地に至る交通経路を探索するルート探索手段と、
少なくとも前記交通経路における交通機関の利用時間と交通機関を待つ時間を含む乗換時間とを表示する表示手段とを備えることを特徴とする交通機関案内装置である。
本発明に従えば、交通機関案内装置は、入力手段とデータ記憶手段とルート探索手段と表示手段とを備える。ルート探索手段は、入力手段に入力される目的地への到着時刻に基づき、データ記憶手段に記憶されている運行時刻データと乗換時間データとを加味して交通経路を探索する。表示手段は、探索された交通経路における交通機関の利用時間と乗換時間とを表示する。表示する乗換時間は、本来の乗換時間である交通機関相互間の移動時間ばかりではなく、たとえば列車などの交通機関を待つ時間を含むので、移動時間と待ち時間との合計時間として、乗換え前の交通機関の到着時刻から乗換え後の交通機関の出発時刻までの時間を、到着時刻を基準に探索して表示することができる。運行時刻データおよび乗換時間データに基づいて交通経路が探索されるので、探索された交通経路は乗換時間を含めた交通経路となり、実状に沿った信頼性の高いものとなる。
さらに本発明は、出発地に関連する情報と目的地に関連する情報と目的地への到着時刻とを入力する入力手段と、
少なくとも交通機関の運行時刻データと交通機関の乗換えに要する乗換時間データとを記憶したデータ記憶手段と、
前記到着時刻と前記データ記憶手段に記憶されたデータとに基づいて、出発地から目的地に至る交通経路を探索するルート探索手段と、
少なくとも前記交通経路における利用駅での出発時刻または到着時刻の少なくとも一つと交通機関を待つ時間を含む乗換時間とを表示する表示手段とを備えることを特徴とする交通機関案内装置である。
本発明に従えば、交通機関案内装置は、入力手段とデータ記憶手段とルート探索手段と表示手段とを備える。ルート探索手段は、入力手段に入力される目的地への到着時刻に基づき、データ記憶手段に記憶されている運行時刻データと乗換時間データとを加味して交通経路を探索する。表示手段は、探索された交通経路における利用駅での出発時刻または到着時刻の少なくとも一つと、交通機関を待つ時間を含む乗換時間とを表示する。表示する乗換時間は、本来の乗換時間である交通機関相互間の移動時間ばかりではなく、たとえば列車などの交通機関を待つ時間を含むので、移動時間と待ち時間との合計時間として、乗換え前の交通機関の到着時刻から乗換え後の交通機関の出発時刻までの時間を、到着時刻を基準に探索して表示することができる。運行時刻データおよび乗換時間データに基づいて交通経路が探索されるので、探索された交通経路は乗換時間を含めた交通経路となり、実状に沿った信頼性の高いものとなる。
さらに本発明は、出発地に関連する情報と目的地に関連する情報とを入力する入力手段と、
少なくとも交通機関の運行時刻データと交通機関の乗換えに要する乗換時間データとを記憶したデータ記憶手段と、
前記データ記憶手段に記憶されたデータに基づいて、出発地から目的地に至る交通経路を探索するルート探索手段と、
少なくとも前記交通経路における利用駅間の利用時間と交通機関を待つ時間を含む乗換時間とを表示する表示手段とを備えることを特徴とする交通機関案内装置である。
本発明に従えば、交通機関案内装置は、入力手段とデータ記憶手段とルート探索手段と表示手段とを備える。ルート探索手段は、データ記憶手段に記憶されている運行時刻データと乗換時間データとを加味して交通経路を探索する。表示手段は、探索された交通経路における利用駅間の利用時間と、交通機関を待つ時間を含む乗換時間とを区別して表示する。表示する乗換時間は、本来の乗換時間である交通機関相互間の移動時間ばかりではなく、たとえば列車などの交通機関を待つ時間を含むので、移動時間と待ち時間との合計時間として、乗換え前の交通機関の到着時刻から乗換え後の交通機関の出発時刻までの時間を、到着時刻を基準に探索して表示することができる。運行時刻データおよび乗換時間データに基づいて交通経路が探索されるので、探索された交通経路は乗換時間を含めた交通経路となり、実状に沿った信頼性の高いものとなる。
また本発明で、前記表示手段は、前記交通経路における利用駅での交通機関が出発するホームの番号または到着するホームの番号の少なくとも一つを表示することを特徴とする。
本発明に従えば、交通機関が出発するホームの番号または到着するホームの番号の少なくとも一つを表示するので、利用者に判りやすい表示を行うことができる。
また本発明で、前記入力手段は、前記表示手段に表示された交通経路に関する情報の内容を進めたり戻したりする指示情報を入力可能であり、
前記表示手段は、前記指示情報に基づいて変更された前記交通経路に関する情報の内容を表示することを特徴とする。
本発明に従えば、ルート探索手段によって探索された交通経路の全ての内容を表示手段では表示することができないような場合でも、入力手段に、たとえば表示進みキーや表示戻りキーなどとして設けられているキーに対する操作での指示情報に従い、表示内容を進めたり戻したりすることができる。
さらに本発明は、出発地に関連する情報と目的地に関連する情報と目的地への到着時刻とを取得する探索条件取得ステップと、
少なくとも交通機関の運行時刻データと交通機関の乗換えに要する乗換時間データと前記到着時刻とを加味して、出発地から目的地に至る交通経路を探索するルート探索ステップと、
少なくとも前記交通経路における交通機関の利用時間と交通機関を待つ時間を含む乗換時間との表示出力を行う表示出力ステップとを含むことを特徴とする交通機関案内方法である。
本発明に従えば、交通機関案内方法は、探索条件取得ステップとルート探索ステップと表示出力ステップとを備える。ルート探索ステップでは、探索条件取得ステップで取得される目的地への到着時刻に基づき、交通機関の運行時刻データと交通機関の乗換えに要する乗換時間データとを加味して交通経路を探索する。表示出力ステップでは、探索された交通経路における交通機関の利用時間と乗換時間とを表示出力する。表示出力する乗換時間は、本来の乗換時間である交通機関相互間の移動時間ばかりではなく、たとえば列車などの交通機関を待つ時間を含むので、移動時間と待ち時間との合計時間として、乗換え前の交通機関の到着時刻から乗換え後の交通機関の出発時刻までの時間を、到着時刻を基準に探索して表示することができる。運行時刻データおよび乗換時間データに基づいて交通経路が探索されるので、探索された交通経路は乗換時間を含めた交通経路となり、実状に沿った信頼性の高いものとなる。
さらに本発明は、出発地に関連する情報と目的地に関連する情報と目的地への到着時刻とを取得する探索条件取得ステップと、
少なくとも交通機関の運行時刻データと交通機関の乗換えに要する乗換時間データと前記到着時刻とを加味して、出発地から目的地に至る交通経路を探索するルート探索ステップと、
少なくとも前記交通経路における利用駅での出発時刻または到着時刻の少なくとも一つと交通機関を待つ時間を含む乗換時間との表示出力を行う表示出力ステップとを含むことを特徴とする交通機関案内方法である。
本発明に従えば、交通機関案内装置は、探索条件取得ステップとルート探索ステップと表示出力ステップとを備える。ルート探索ステップでは、交通機関の運行時刻データと交通機関の乗換えに要する乗換時間データとを加味して交通経路を探索する。表示出力ステップでは、探索された交通経路における利用駅での出発時刻または到着時刻の少なくとも一つと、交通機関を待つ時間を含む乗換時間とを表示出力する。表示出力する乗換時間は、本来の乗換時間である交通機関相互間の移動時間ばかりではなく、たとえば列車などの交通機関を待つ時間を含むので、移動時間と待ち時間との合計時間として、乗換え前の交通機関の到着時刻から乗換え後の交通機関の出発時刻までの時間を、到着時刻を基準に探索して表示することができる。運行時刻データおよび乗換時間データに基づいて交通経路が探索されるので、探索された交通経路は乗換時間を含めた交通経路となり、実状に沿った信頼性の高いものとなる。
さらに本発明は、出発地に関連する情報と目的地に関連する情報とを取得する探索条件取得ステップと、
少なくとも交通機関の運行時刻データと交通機関の乗換えに要する乗換時間データと加味して、出発地から目的地に至る交通経路を探索するルート探索ステップと、
少なくとも前記交通経路における利用駅間の利用時間と交通機関を待つ時間を含む乗換時間との表示出力を行う表示出力ステップとを含むことを特徴とする交通機関案内方法である。
本発明に従えば、交通機関案内方法は、探索条件取得ステップとルート探索ステップと表示出力ステップとを備える。ルート探索ステップでは、交通機関の運行時刻データと交通機関の乗換えに要する乗換時間データとを加味して交通経路を探索する。表示出力ステップでは、探索された交通経路における利用駅間の利用時間と、交通機関を待つ時間を含む乗換時間とを区別して表示する。表示する乗換時間は、本来の乗換時間である交通機関相互間の移動時間ばかりではなく、たとえば列車などの交通機関を待つ時間を含むので、移動時間と待ち時間との合計時間として、乗換え前の交通機関の到着時刻から乗換え後の交通機関の出発時刻までの時間を、到着時刻を基準に探索して表示することができる。運行時刻データおよび乗換時間データに基づいて交通経路が探索されるので、探索された交通経路は乗換時間を含めた交通経路となり、実状に沿った信頼性の高いものとなる。
また本発明は、前記表示出力ステップにおいて、さらに前記交通経路における利用駅での交通機関が発車するホームの番号または到着するホームの番号の少なくとも一つを表示出力することを特徴とする。
本発明に従えば、交通機関が出発するホームの番号または到着するホームの番号の少なくとも一つを表示するので、利用者に判りやすい表示を行うことができる。
また本発明は、前記表示出力ステップにおいて表示出力された前記交通経路に関する情報の内容を進めたり戻したりする指示情報を取得する指示情報取得ステップと、
前記指示情報に基づいて変更された前記交通経路に関する情報の内容を表示出力する表示出力変更ステップとをさらに含むことを特徴とする。
本発明に従えば、ルート探索手段によって探索された交通経路の全ての内容を表示手段では表示することができないような場合でも、入力手段に、たとえば表示進みキーや表示戻りキーなどとして設けられているキーに対する操作での指示情報に従い、表示内容を進めたり戻したりすることができる。
本発明によれば、目的地への到着時刻に基づき、データ記憶手段に記憶されている運行時刻データと乗換時間データとを加味して交通経路を探索し、探索された交通経路における交通機関の利用時間と乗換時間とが表示される。表示される乗換時間は、本来の乗換時間である交通機関相互間の移動時間ばかりではなく、たとえば列車などの交通機関を待つ時間を含むので、移動時間と待ち時間との合計時間として、乗換え前の交通機関の到着時刻から乗換え後の交通機関の出発時刻までの時間を、到着時刻を基準に探索して表示することができる。運行時刻データおよび乗換時間データに基づいて交通経路が探索されるので、探索された交通経路は乗換時間を含めた交通経路となり、実状に沿った信頼性の高いものとなる。
さらに本発明によれば、目的地への到着時刻に基づき、運行時刻データと乗換時間データとを加味して交通経路を探索し、探索された交通経路における利用駅での出発時刻または到着時刻の少なくとも一つと、交通機関を待つ時間を含む乗換時間とが表示される。表示される乗換時間は、本来の乗換時間である交通機関相互間の移動時間ばかりではなく、たとえば列車などの交通機関を待つ時間を含むので、移動時間と待ち時間との合計時間として、乗換え前の交通機関の到着時刻から乗換え後の交通機関の出発時刻までの時間を、到着時刻を基準に探索して表示することができる。運行時刻データおよび乗換時間データに基づいて交通経路が探索されるので、探索された交通経路は乗換時間を含めた交通経路となり、実状に沿った信頼性の高いものとなる。
さらに本発明によれば、交通機関案内装置は、運行時刻データと乗換時間データとを加味して交通経路を探索し、探索された交通経路における利用駅間の利用時間と、交通機関を待つ時間を含む乗換時間とが区別して表示される。表示される乗換時間は、本来の乗換時間である交通機関相互間の移動時間ばかりではなく、たとえば列車などの交通機関を待つ時間を含むので、移動時間と待ち時間との合計時間として、乗換え前の交通機関の到着時刻から乗換え後の交通機関の出発時刻までの時間を、到着時刻を基準に探索して表示することができる。運行時刻データおよび乗換時間データに基づいて交通経路が探索されるので、探索された交通経路は乗換時間を含めた交通経路となり、実状に沿った信頼性の高いものとなる。
また本発明によれば、交通機関が出発するホームの番号または到着するホームの番号の少なくとも一つを表示するので、利用者に判りやすい表示を行うことができる。
また本発明によれば、ルート探索手段によって探索された交通経路の全ての内容を表示手段では表示することができないような場合でも、入力手段に、たとえば表示進みキーや表示戻りキーなどとして設けられているキーに対する操作での指示情報に従い、表示内容を進めたり戻したりすることができる。
さらに本発明によれば、目的地への到着時刻に基づき、運行時刻データと乗換時間データとを加味して交通経路を探索し、探索された交通経路における交通機関の利用時間と乗換時間とを表示出力する。表示出力する乗換時間は、本来の乗換時間である交通機関相互間の移動時間ばかりではなく、たとえば列車などの交通機関を待つ時間を含むので、移動時間と待ち時間との合計時間として、乗換え前の交通機関の到着時刻から乗換え後の交通機関の出発時刻までの時間を、到着時刻を基準に探索して表示することができる。運行時刻データおよび乗換時間データに基づいて交通経路が探索されるので、探索された交通経路は乗換時間を含めた交通経路となり、実状に沿った信頼性の高いものとなる。
さらに本発明によれば、運行時刻データと乗換時間データとを加味して交通経路を探索し、探索された交通経路における利用駅での出発時刻または到着時刻の少なくとも一つと、交通機関を待つ時間を含む乗換時間とを表示出力する。表示出力する乗換時間は、本来の乗換時間である交通機関相互間の移動時間ばかりではなく、たとえば列車などの交通機関を待つ時間を含むので、移動時間と待ち時間との合計時間として、乗換え前の交通機関の到着時刻から乗換え後の交通機関の出発時刻までの時間を、到着時刻を基準に探索して表示することができる。運行時刻データおよび乗換時間データに基づいて交通経路が探索されるので、探索された交通経路は乗換時間を含めた交通経路となり、実状に沿った信頼性の高いものとなる。
さらに本発明によれば、運行時刻データと乗換時間データとを加味して交通経路を探索し、探索された交通経路における利用駅間の利用時間と、交通機関を待つ時間を含む乗換時間とを区別して表示する。表示する乗換時間は、本来の乗換時間である交通機関相互間の移動時間ばかりではなく、たとえば列車などの交通機関を待つ時間を含むので、移動時間と待ち時間との合計時間として、乗換え前の交通機関の到着時刻から乗換え後の交通機関の出発時刻までの時間を、到着時刻を基準に探索して表示することができる。運行時刻データおよび乗換時間データに基づいて交通経路が探索されるので、探索された交通経路は乗換時間を含めた交通経路となり、実状に沿った信頼性の高いものとなる。
また本発明によれば、交通機関が出発するホームの番号または到着するホームの番号の少なくとも一つを表示するので、利用者に判りやすい表示を行うことができる。
また本発明によれば、ルート探索手段によって探索された交通経路の全ての内容を表示手段では表示することができないような場合でも、入力手段に、たとえば表示進みキーや表示戻りキーなどとして設けられているキーに対する操作での指示情報に従い、表示内容を進めたり戻したりすることができる。
図1は本発明に従う交通機関案内装置の一実施形態を簡略的に示すブロック図であり、図2は図1の交通機関案内装置の外観を示す正面図である。図1および図2において、本実施形態の交通機関案内装置1は、交通経路等を表示する表示手段2、出発地および目的地等を入力する入力手段4および現在時刻等を計る時計手段6を具備している。表示手段2は、たとえば液晶表示装置から構成することができ、たとえば図3および図4に示すとおりに探索された交通経路が表示される。案内装置1は、略矩形状のハウジング8を備え、このハウジング8の表面の大部分の領域に表示手段2が配設される。入力手段4は、各種入力キーを有している。本実施の形態では、各種入力キーは、入力キー10、入力確認キー12、再探索キー14、優先条件選択キー16、表示切換キー18およびシフトキー20を含んでおり、これらキーはハウジング8の下端部に横方向にこの順序で配列されている。入力キー10は、入力手段4によって出発地、目的地、到着時刻等を設定するためにこれらの入力を開始する、および入力が終了したときに押圧される。入力確認キー12は、後述するごとくして出発地等の文字入力を行い、その入力内容が正しく認識されたときに押圧され、かく押圧することによって認識された内容が確認される。再探索キー14は、探索された交通経路を再探索するときに押圧される。優先条件選択キー16は、出発地から目的地までの交通経路を探索する際の条件を決定するときに押圧される。たとえば、優先条件選択キー16を1回押圧すると時間優先探索モード、すなわち出発地から目的地までに要する時間が最も短くなるように交通経路を探索するモードとなり、このキー16を2回押圧すると、料金優先探索モード、すなわち出発地から目的地までに要する料金が最も安くなるように交通経路を探索するモードとなり、このキー16を3回押圧すると、到着時間優先探索モード、すなわち指定した時刻に目的地に到着することを優先するように交通経路を探索するモードとなる。このキー16を4回以上押圧すると、時間優先モード、料金優先モードおよび到着時間優先モードがこの順序で繰返し選択される。表示切換手段18は、探索された交通経路の表示を通常表示(図3に示す表示形態)から詳細表示(図4に示す表示形態)に、またはその逆に切換えるときに押圧され、押圧しないときには通常表示であるが、1回押圧する毎に詳細表示、通常表示、詳細表示・・・と切換られる。シフトキー20は、入力手段4による入力ステップを進めるときに押圧され、たとえば出発地を入力した後目的地を入力する前に、出発地入力が終了したとしてシフトキー20が押圧される。
入力手段4は、表示進みキー24および表示戻りキー26を含んでいる。表示進みキー24および表示戻りキー26は、ハウジング8の右側下部に配置され、表示形態が通常表示または詳細表示のときにおいて、表示進みキー24を1回押圧する毎に、その表示内容が1つずつ進み(たとえば図4(a)に示す表示内容から図4(b)に示す表示内容に1つずつ駅名が進む)、一方表示戻りキー26を1回押圧する毎に、その表示内容が1つずつ戻る(たとえば図4(b)に示す表示内容から図4(a)に示す表示内容に1つずつ駅名が戻る)。
入力手段4は、さらに、画像認識手段(図示せず)を含んでいる。本実施形態の場合、出発地、目的地、到着時間等の文字情報は、ペン手段(図示せず)を用いて入力される。すなわち、入力キー10を押圧して入力可能状態にした後ペン手段を用いて表示手段2の表面に文字情報を描くことによって、画像認識手段は描かれた文字情報を認識し、認識した文字情報を表示手段2の一部に表示する。この表示された内容が正しいときには、上述した確認キー12を押圧する。かくすると、表示された内容が確定し、確定された入力文字情報が後述するとおり入力条件記憶手段22に記憶される。
ハウジング8の右側上部には、電源スイッチ28およびリセットスイッチ30が設けられている。電源スイッチ28は、交通機関案内装置1を作動、作動停止するときに押圧され、1回押圧すると作動状態となり、さらにもう1回押圧すると作動停止状態になる。また、リセットスイッチ30は、案内装置1のシステムに何らかのトラブルが発生したとき、このトラブルを解消するためにシステム全体をリセットするときに押圧される。
交通機関案内装置1は、ルート探索手段32、乗換案内手段34、データ記憶手段36および探索データ記憶手段38を備えている。ルート探索手段32は、入力手段4によって入力された出発地および目的地に基づいて、優先条件選択キー16によって選択された優先条件に従って交通経路を探索する。優先条件選択キー16によって時間優先モードを選択すると、ルート探索手段32は、出発地から目的地までに要する時間が短くなる交通経路を優先して探索し、優先条件選択キー16によって料金優先モードを選択すると、ルート探索手段32は、出発地から目的地までに要する料金が安くなる交通経路を優先して探索し、また優先条件選択キー16によって到着時間優先モードを選択すると、指定した時刻に目的地に到着することを優先する交通経路を探索する。乗換案内手段34は、探索された交通経路における乗換駅を表示し、この乗換案内手段34による乗換駅情報は、表示手段2にたとえば黒丸印として表示される(図4参照)。データ記憶手段36は、次の通りの交通機関に関するデータを記憶している。本実施形態では、JR列車運行時刻データ、JR乗車料金データ、私鉄列車運行時刻データ、私鉄乗車料金データ、地下鉄列車運行時刻データ、地下鉄乗車料金データ、JR/私鉄乗換時間データ、私鉄/地下鉄乗換時間データおよびJR/地下鉄乗換時間データを含んでいる。したがって、容易に理解されるごとく、データ記憶手段36に記憶されたデータが上述したデータであるので、この案内装置1のルート探索手段32は、JR、私鉄および地下鉄を利用する交通経路を探索する。なお、ルート探索のシステムをより簡略化するために、たとえばJRおよび私鉄を利用したものとしてもよく(この場合には、JRおよび私鉄の列車時刻データと、これらの乗車料金データと、これらの乗換時間データがデータ記憶手段36に記憶される)、またルート探索のシステムを一層完全なものとするために、JR、私鉄、地下鉄および飛行機(さらには、たとえば船および/またはバス)を利用したものとすることもできる(たとえばJR、私鉄、地下鉄および飛行機を利用する場合には、JR、私鉄、地下鉄および飛行機の時刻データと、これらの乗車・搭乗料金データと、これら相互間の乗換時間データがデータ記憶手段36に記憶される)。また、探索データ記憶手段38には、ルート探索手段32によって探索された交通経路に関するデータが記憶され、この探索データ記憶手段38に記憶されたデータが表示手段2に表示される。
案内装置1は、さらに、装置1の各種構成手段を制御するための制御手段40を含んでいる。制御手段40は、たとえばマイクロプロセッサから構成することができ、入力手段4、時計手段6、電源スイッチ28およびリセットスイッチ30からの各種信号が制御手段40に送給され、制御手段40は送給されたこれら各種信号に基づいて表示手段2、入力条件記憶手段22、ルート探索手段32、乗換案内手段34、データ記憶手段36および探索データ記憶手段38を作動制御する。
上述した交通経路案内装置1のルート探索等は、次のとおりに行われる。図1とともに図5を参照して、案内装置1を作動するには、電源スイッチ28を閉(オン)にし、案内装置1を使用可能状態にする(ステップS1)。次いで、ステップS2に進んで、入力手段4により出発地、目的地等の探索設定条件を入力する。探索設定条件を入力すると、ステップS3に進み、探索設定条件が入力条件記憶手段22に記憶される。
ここで、ステップS2における探索設定条件の入力様式について図6を参照して説明すると、入力手段4による入力を開始するには、まず、入力キー10を押圧して入力可能状態とする(ステップS2−1)。次いで、ステップS2−2において優先条件の選択を行う。この優先条件の選択とは、目的地までの交通経路を探索するときの優先条件であり、優先条件選択キー16を1回押圧すると時間優先モードが選択され、、このキー16を2回押圧すると料金優先モードが選択され、このキー16を3回押圧すると到着時間優先モードが選択される。なお、優先条件の選択については、優先条件選択キー16を押圧しないときには自動的に時間優先モードとなり、このキー16を1回押圧すると料金優先モードとなり、このキー16を2回押圧すると到着時刻優先モードとなるようにすることもでき、使用者の使用し易いように設定することができる。
優先条件選択キー16を押圧して時間優先モードが選択されると、ステップS2−3からステップS2−4に進む。優先条件選択キー16を押圧して料金優先モードを選択すると、ステップS2−3からステップS2−5を経てステップS2−4に進む。また、優先条件選択キー16を押圧して到着時刻優先モードを選択すると、ステップS2−3からステップS2−5、ステップS2−6およびステップS2−7を経てステップS2−4に進む。到着時刻優先モードを選択した場合には、ステップS2−6において目的地の到着時刻の入力が行われる。この入力は、ペン手段(図示せず)を利用して入力すべき文字情報を表示手段2の表面に描けばよく、描いた文字情報は画像認識手段(図示せず)の作用によってその内容が認識され、、認識された内容が表示手段2に表示される。使用者は、表示手段2に表示された情報を確認し、その内容が正しいときには確認キー12を押圧する。確認キー16を押圧すると、表示された内容が入力内容として確定される。到着時刻の入力が終了すると、ステップS2−7に移り、シフトキー20を押圧することによって入力条件の入力ステップが進められる。
時間優先モードまたは料金優先モードを選択した場合には、ステップS2−4において、まず、出発地の入力が行われるが、到着時間優先モードを選択した場合には、目的地への到着時刻を入力した後ステップS2−4に進んで出発地の入力が行われる。本実施形態では、データ記憶手段36には、交通機関としてのJR、私鉄および地下鉄に関する情報しか記憶されていないので、この出発地としてはJR、私鉄および地下鉄のいずれか特定の駅名(乗車駅)が入力される。出発地の入力は、上述した到達時刻の入力と同様に、ペン手段を用いて表示手段2の表面に出発地の駅名を描くことによって行うことができる。出発地の入力が終了すると、ステップS2−8においてシフトキー20を押圧して入力ステップを次に進める。次いで、ステップS2−9において目的地の入力を行う。目的地の入力は、出発地の入力と同様に行うことができる。なお、この目的地についても、データ記憶手段36がJR、私鉄および地下鉄に関する情報しか記憶していないので、いずれかの駅名(最終降車駅)が入力される。目的地の入力後、シフトキー20を押圧して入力ステップをさらに進める(ステップS2−10)。
その後、ステップS2−11において、出発地(乗車駅)までの所要時間が入力される。この入力も、到着時刻の入力と同様にしてペン手段(図示せず)を用いて行うことができる。この出発地(乗車駅)までの所要時間の入力に関して、現時点から出発地(乗車駅)に向かって目的地(最終駅)まで行く場合には、このステップS2−11における所要時間は、単純に現在地から出発地までに要する時間を入力すればよい。また、現時点からたとえば1時間後に出発地に向かって目的地に行く場合には、ステップS2−11における所要時間は、現在地から出発地までに要する時間に上記1時間を加えた時間を出発地まで要する時間として入力すればよい。出発地までの所要時間を入力した後、ステップS2−12においてシフトキー20を押圧する。このようにステップS2−12にてシフトキー20を押圧すると、入力手段4による入力条件の設定が終了し、ステップS3に進む。
ステップS3においては、入力手段4によって入力された入力情報が入力条件記憶手段22に記憶される。次いで、ステップS4において、データ記憶手段36に記憶された交通機関に関するデータが読出される。このとき、入力条件記憶手段22に記憶された入力条件に関連するデータを読出すようにすることによって、効率のよい経路探索が可能となる。そして、続くステップS5において、入力条件記憶手段22に記憶された入力情報およびデータ記憶手段36から読出されたデータに基づいて、ルート探索手段32は出発地から目的地までの交通経路を探索する。ルート探索手段32による交通経路の探索は、次のようにして行われる。ステップS2−2において時間優先モードが選択された場合には、ルート探索手段32は、出発地から目的地に到着するまでの時間が短くなる交通経路を優先して探索し、出発地をたとえば「JR兵庫」と入力し、目的地をたとえば「JR東京」と入力したときには、その交通経路は、図3に示すとおりとなる。すなわち、ルート探索手段36は、兵庫駅から三ノ宮駅まではJRに乗車し、次いで三ノ宮駅から新神戸駅までは地下鉄に乗車し、次に新神戸駅から東京駅まではJR新幹線に乗車する交通経路を探索する。ステップS2−2において料金優先モードが選択された場合には、ルート探索手段32は、出発地から目的地までの乗車料金が安くなる交通経路を優先して探索する。また、ステップS2−2において到着時刻優先モードが選択された場合には、ルート探索手段32は、ステップS2−6において設定された到着時刻に最も近い時刻(設定した時刻を越えない範囲で最も近い時刻)に到着する交通経路を探索する。なお、この場合、設定時刻に目的地に到着することが不可能なときには、ルート探索手段32は交通経路を探索することができず、表示手段2にたとえば「到着不可」とその旨が表示される。
ステップS5において目的地までの交通経路が探索されると、ステップS6に進み、乗換案内手段34によって、探索された交通経路に所定の乗換順序が設定され、その結果、上述したとおりの交通経路が選定される。次いで、ステップS7に進み、ルート探索手段32によって探索された交通経路のデータおよび乗換案内手段34によって設定された乗換データが探索データ記憶手段38に送給され、これらデータが探索データ記憶手段38に記憶される。しかる後、ステップS8において、探索データ記憶手段38に記憶されたデータが表示手段2に送給され、表示手段2はこれらデータの内容を表示する。
このとき、表示手段2の表示形態が通常表示であるときには、図3に示すとおりに表示される。図3を参照して、本実施の形態では、表示手段2に、探索された交通経路の内容を上下3段の範囲に渡って表示することができ、上下3段を用いても全てを表示することができないときには、出発地から表示可能な範囲までを表示する。すなわち、出発地(乗車駅)から始まって最初の降車駅、次の乗車駅、その降車駅・・・と最終目的地(降車駅)まで表示される。なお、全て表示することができないときには、表示進みキー24(図2)を押圧することによって表示内容を1つずつ進めることができ、したがってこのキー24を必要回数押圧することによって目的地までの交通経路を表示することができる。そして、表示駅名のうち乗車駅においては、乗車する列車の発車時刻が表示され、降車駅においては、乗車する列車の到着時刻が表示される。また駅名と駅名との間には、移動する方向に矢印が表示される。また、表示手段2の下部には、図3において左から右に4つの表示欄が設けられている。左に位置する第1の表示欄42は、現在時刻表示欄であり、時計手段6からの時刻信号によって現在時刻が表示される。第1の表示欄42の右側の第2の表示欄44は、遅れ表示欄であり、探索された交通経路に従って移動している途中に予定された時刻よりも遅れたときに表示される。第2の表示欄44の右側の第3の表示欄46は、到着時刻表示欄であり、ルート探索手段32によって選定された交通経路を利用したときの目的地に到着する予定時刻が表示される。右側の第4の表示欄48は、料金表示欄であり、選定された交通経路に従って移動したときの目的地までの料金が表示される。
表示切換キー18を押圧して通常表示から詳細表示に切換えると、図3の表示内容から図4(a)の表示内容に切換えられる。すなわち、本実施形態においては、詳細表示に切換えると、交通経路の内容の表示を上下2段の範囲に渡って表示することができ、出発地(乗車駅)から始まって最初の降車駅、次の乗車駅、その降車駅・・・と最終目的地(降車駅)まで表示される。なお、上下2段の範囲において全て表示することができないときには、表示進みキー24(図2)を押圧することによって表示内容を1つずつ進めることができ、したがってこのキー24を必要回数押圧することによって、通常表示のときと同様に、目的地までの交通経路を表示することができる。なお、図4(a)の表示内容において表示進みキー24を1回押圧すると、その表示内容は、駅名表示は1つ目的地側に進んで図4(b)に示す内容となる。詳細表示においては、表示駅名のうち乗車駅においては、駅名の上側に乗車する列車の発車時刻が表示され、駅名の下側に発車するホームの番号が表示される。また、降車駅においては、駅名の上側に乗車する列車の到着時刻が表示され、駅名の下側に到着するホームの番号が表示される。また、駅名と駅名との間には、移動する方向に矢印が表示される。そして、列車に乗車している間を示す矢印の上側には、列車のマーク50が表示され、この矢印の下側には、その列車に乗車する時間が表示される。一方、乗換をする間を示している矢印の上側には、乗換を示す記号、実施形態では黒丸印52が表示され、この矢印の下側には、乗換えに要する時間が表示される。さらに、目的地までの交通経路を全て表示することができないときには、2段表示の最後のところに三角記号54が表示され、全て表示されていないことを示す。なお、この三角記号については、全て表示されていないときには通常表示においても表示される。また、第1〜第4の表示欄42,44,46,48の表示内容については変わることなく、同様の内容が表示され続ける。通常表示および/または詳細表示の内容は、単なる一例であり、使用者等の要望、装置の使い勝手等を考慮して適宜変更、修正することができる。
ステップS8において交通経路の表示が行われると、出発地から目的地までの交通経路探索動作が終了し、ステップS9において入力キー10を再度押圧する。ステップS9において入力キー10を押圧すると、ルート探索手段32による交通経路の選定が終了し、交通機関案内装置1の経路案内状態となる。
交通機関案内装置1の経路案内状態(目的地に向けて移動しながら交通経路およびそれに従って移動するときの予定時間の確認作業中)において、出発地にて最初の列車に乗車すると、ステップS10からステップS11に進み、シフトキー20を押圧する。このシフトキー20を押圧すると、ステップS12に移り、表示手段2の表示が1つ進み、出発地およびその次に示された矢印が表示手段2の表示から消える。このとき、交通経路の全てが表示されていないときには、表示されていなかった内容の一部が表示手段2に表示されるようになる。なお、実施形態では、シフトキー20を押圧したときに、選定された交通経路に従って予定の時刻どおりに移動しているか否かがチェックされるように構成され、予定時間よりも遅れている場合には、表示手段2の第2の表示欄44が遅れを表示してその旨を使用者に知らせるように構成されている。このチェックは、たとえば、時計手段6からの現在時刻と、探索された交通経路における最初の列車の出発時刻とを比較し、ステップS11においてシフトキー20を押圧したときの時刻が上記出発時刻から所定時間(たとえば3分)内であるか否かによって行うことができる。そして、シフトキー20を上記所定期間内に押圧したときには予定どおりに移動しているが、所定時間を越えてシフトキー20を押圧すると予定時間より遅れて移動しているとして第2の表示欄44はその旨を表示する。なお、チェックは上述したとおりに行われるので、容易に理解されるごとく、使用者は、列車に乗車した後早い時期にシフトキー20を押圧しなければ上記チェック動作に誤りが生じることになる。
その後、最初の列車を降車すると、ステップS13からステップS14に進み、シフトキー20を押圧する。シフトキー20を押圧すると、ステップS15に進んで表示手段2の表示内容が1つ進む。また、本実施形態では、予定時間どおりに移動しているか否かのチェックが行われる。このチェックについては、上述したと同様に行われる。
そして、次の駅で列車を乗換えて乗車すると、ステップ16を経てステップS17に進む。ステップS17においては、上述したと同様に、シフトキー20を押圧する。このように押圧すると、ステップS18進み、表示手段2の表示内容が1つ進められる。また、本実施形態においては、このシフトキー20の押圧操作によって、上述したとおり、予定時間どおり移動しているか否かのチェックも行われる。
次いで、次の乗換駅に到着して列車を降車すると、ステップS19からステップS20に進み、シフトキー20を押圧する。キー20を押圧すると、ステップS21に移り、表示手段2の表示内容が1つ進められ、また同時に、目的地に向けての移動が予定時間どおりであるか否かのチェックが行われる。
しかる後、最後の列車に乗車すると、ステップS22からステップS24に進み、シフトキー20を押圧する。このようにキー20を押圧するとステップS24に進み、上述したと同様に、表示手段2の表示内容が1つ進められるとともに、移動が予定時間どおりであるか否かのチェックも行われる。
その後、最後の列車を降車して目的地に到達すると、ステップS25からステップS26に進み、この交通機関案内装置1の経路案内が終了するので、電源スイッチ28を開(オフ)にする。
以上のとおり、この交通機関案内装置1においては、データ記憶手段36には交通機関の時刻データのみならず交通機関相互間の乗換データが記憶されているので、ルート探索手段32による交通経路の探索は、時刻データおよび乗換時間データを考慮して選定され、実状に沿った経路探索が行われる。
本実施形態の装置1においては、目的地に向かって移動している途中において予定の時刻より遅れている場合(表示手段2の第2の表示欄44が遅れている旨を表示した場合等)には、目的地までの交通経路を再探索することができる。図1および図8を参照して再探索操作について説明すると、再探索する場合には、入力手段4の再探索キー14(図2)を押圧する。キー14を押圧すると、ステップS31からステップS32に進み、優先条件の選定が行われる。この優先条件の選定は、ステップS2−2と同様に、優先条件選択キー16を1回押圧したときには時間優先モードとなり、キー16を2回押圧したときには料金優先モードとなり、このキー16を3回押圧したときには到着時刻優先モードとなる。時間優先モードが選択された場合には、ステップS33からステップS34に進む。料金優先モードが選択された場合には、ステップS33からステップS35を経てステップS34に進む。また、到着時刻優先モードが選択された場合には、ステップS33からステップS35〜S37を経てステップS34に移る。ステップS33およびS35〜S37の動作は、図6におけるステップS2−3およびS2−4〜S2−7と実質上同一でり、それ故にその詳細については説明を省略する。
上述したようにしてステップS34に進むと、現時点で乗車している列車を乗車した利用駅名を入力手段4によって入力する。次いで、ステップS35にてシフトキー20を押圧した後、ステップS36において上記乗車駅において乗車した利用列車の発車時刻を入力手段4によって入力する。このように入力情報を入力することによって再探索の条件が設定され、再設定の後ステップS37にてシフトキー20を押圧する。かくキー20を押圧すると、再探索のための入力情報の入力条件設定が終了し、再設定された条件に従って図5におけるステップS3以降の動作が行われる。なお、入力手段4による乗車駅名の入力およびその駅における発車時刻の入力は、ペン手段を用いて上述したと同様に行うことができる。また、目的地については探索当初において入力されているので再度入力する必要がなく、その入力操作は省略することができる。また、再探索において入力された条件は、ステップS3において、入力条件記憶手段22に記憶されているデータと異なるデータのみ書換えられ、ルート探索手段32は、入力条件記憶手段22に記憶された新しい条件に従って新たに交通経路を探索する。
以上のとおりであるので、予定時間よりも遅れて移動しているときには、再探索動作を行うことによって目的地に到着する新たな到着予定時刻を知ることができ、待合わせ等の場合においては、この新たな到着予定時刻を前もって相手方に連絡することによって、相手方が長時間待つといったことが生じることはない。
以上、本発明に従う交通機関案内装置の一実施形態について説明したが、本発明はこの実施形態に限定されることなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変更、修正が可能である。
本発明に従う交通機関案内装置の一実施形態を簡略的に示すブロック図である。 図1の案内装置を示す正面図である。 図2の案内装置の表示手段に通常表示の形態で表示内容を示した図である。 図2の案内装置の表示手段に詳細表示の形態で表示内容を示した図である。 図1の案内装置における経路探索までの制御を示すフローチャートである。 図5のフローチャートにおけるステップS2の動作を詳細に説明するためのフローチャートである。 図1の案内装置における経路探索後の制御を示すフローチャートである。 図1の案内装置における再探索を行うときの制御の一部を示すフローチャートである。
符号の説明
1 交通機関案内装置
2 表示手段
4 入力手段
6 時計手段
14 再探索キー
16 優先条件選択キー
20 シフトキー
22 入力条件記憶手段
28 電源スイッチ
32 ルート探索手段
34 乗換案内手段
36 データ記憶手段
38 探索データ記憶手段
40 制御手段

Claims (10)

  1. 出発地に関連する情報と目的地に関連する情報と目的地への到着時刻とを入力する入力手段と、
    少なくとも交通機関の運行時刻データと交通機関の乗換えに要する乗換時間データとを記憶したデータ記憶手段と、
    前記到着時刻と前記データ記憶手段に記憶されたデータとに基づいて、出発地から目的地に至る交通経路を探索するルート探索手段と、
    少なくとも前記交通経路における交通機関の利用時間と交通機関を待つ時間を含む乗換時間とを表示する表示手段とを備えることを特徴とする交通機関案内装置。
  2. 出発地に関連する情報と目的地に関連する情報と目的地への到着時刻とを入力する入力手段と、
    少なくとも交通機関の運行時刻データと交通機関の乗換えに要する乗換時間データとを記憶したデータ記憶手段と、
    前記到着時刻と前記データ記憶手段に記憶されたデータとに基づいて、出発地から目的地に至る交通経路を探索するルート探索手段と、
    少なくとも前記交通経路における利用駅での出発時刻または到着時刻の少なくとも一つと交通機関を待つ時間を含む乗換時間とを表示する表示手段とを備えることを特徴とする交通機関案内装置。
  3. 出発地に関連する情報と目的地に関連する情報とを入力する入力手段と、
    少なくとも交通機関の運行時刻データと交通機関の乗換えに要する乗換時間データとを記憶したデータ記憶手段と、
    前記データ記憶手段に記憶されたデータに基づいて、出発地から目的地に至る交通経路を探索するルート探索手段と、
    少なくとも前記交通経路における利用駅間の利用時間と交通機関を待つ時間を含む乗換時間とを表示する表示手段とを備えることを特徴とする交通機関案内装置。
  4. 前記表示手段は、前記交通経路における利用駅での交通機関が出発するホームの番号または到着するホームの番号の少なくとも一つを表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の交通機関案内装置。
  5. 前記入力手段は、前記表示手段に表示された交通経路に関する情報の内容を進めたり戻したりする指示情報を入力可能であり、
    前記表示手段は、前記指示情報に基づいて変更された前記交通経路に関する情報の内容を表示することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の交通機関案内装置。
  6. 出発地に関連する情報と目的地に関連する情報と目的地への到着時刻とを取得する探索条件取得ステップと、
    少なくとも交通機関の運行時刻データと交通機関の乗換えに要する乗換時間データと前記到着時刻とを加味して、出発地から目的地に至る交通経路を探索するルート探索ステップと、
    少なくとも前記交通経路における交通機関の利用時間と交通機関を待つ時間を含む乗換時間との表示出力を行う表示出力ステップとを含むことを特徴とする交通機関案内方法。
  7. 出発地に関連する情報と目的地に関連する情報と目的地への到着時刻とを取得する探索条件取得ステップと、
    少なくとも交通機関の運行時刻データと交通機関の乗換えに要する乗換時間データと前記到着時刻とを加味して、出発地から目的地に至る交通経路を探索するルート探索ステップと、
    少なくとも前記交通経路における利用駅での出発時刻または到着時刻の少なくとも一つと交通機関を待つ時間を含む乗換時間との表示出力を行う表示出力ステップとを含むことを特徴とする交通機関案内方法。
  8. 出発地に関連する情報と目的地に関連する情報とを取得する探索条件取得ステップと、
    少なくとも交通機関の運行時刻データと交通機関の乗換えに要する乗換時間データと加味して、出発地から目的地に至る交通経路を探索するルート探索ステップと、
    少なくとも前記交通経路における利用駅間の利用時間と交通機関を待つ時間を含む乗換時間との表示出力を行う表示出力ステップとを含むことを特徴とする交通機関案内方法。
  9. 前記表示出力ステップにおいて、さらに前記交通経路における利用駅での交通機関が出発するホームの番号または到着するホームの番号の少なくとも一つを表示出力することを特徴とする請求項6〜8のいずれか1つに記載の交通機関案内方法。
  10. 前記表示出力ステップにおいて表示出力された前記交通経路に関する情報の内容を進めたり戻したりする指示情報を取得する指示情報取得ステップと、
    前記指示情報に基づいて変更された前記交通経路に関する情報の内容を表示出力する表示出力変更ステップとをさらに含むことを特徴とする請求項6〜9のいずれか1つに記載の交通機関案内方法。
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