JP2012202920A - 駐車場案内システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】駐車場案内システム10は、車両移動区間と非車両移動区間とを組み合わせて出発地から目的地までの経路を探索する経路探索処理部37と、探索した経路において車両移動区間と非車両移動区間とを中継する中継施設を特定する中継施設特定部38と、特定した中継施設の近辺に存在する複数の駐車場を特定する駐車場特定部39と、特定した複数の駐車場のうち、車両とは異なる移動手段の出発時刻から少なくとも駐車所要時間と徒歩所要時間とを差し引いた時刻に車両が入場することができる駐車場を推奨駐車場として案内する駐車場案内部40と、を備える。
【選択図】図1
Description
しかしながら、例えば、中継施設の近辺に存在する駐車場として案内された駐車場が大規模である場合には、車両が当該駐車場に入場してから空スペースを見つけて駐車を完了するまでに要する時間(駐車所要時間)や、車両が駐車を完了してから当該車両のユーザが中継施設に到着するまでの時間(徒歩所要時間)が無視できないほどかかる場合が考えられる。また、例えば駐車場から中継施設までのルートや中継施設の構造(例えば駅構内の構造)が複雑である場合に、このような事情まで考慮して上記の徒歩所要時間を推測することは困難である。
これにより、複数の推奨駐車場のうち過去に利用した駐車場が優先して案内されるようになり、ユーザにとって一層最適な駐車場を案内することができる。
これにより、推奨駐車場の中に過去に利用した駐車場が存在しない場合であっても、ユーザは、案内された複数の推奨駐車場の中から最適な駐車場を選択することができる。
これにより、複数の推奨駐車場から優先条件に合致する駐車場を優先して案内することができ、ユーザにとって一層最適な駐車場を案内することができる。
以下、本発明の第1実施形態について図1から図8を参照しながら説明する。図1に示すように、駐車場案内システム10は、ナビゲーション装置11と、情報センター31と、携帯端末51とを備える。
まず、ナビゲーション装置11の構成について説明する。
車載機器であるナビゲーション装置11は、例えば自動車などの車両に搭載され、制御装置12、位置検出部13、RTC14(Real Time Clock)、地図データ入力部15、操作スイッチ部16、記憶部17、表示器18、音声コントローラ19、リモコンセンサ20、通信部21などを備えている。
位置検出部13は、方位センサ13a、ジャイロセンサ13b(ジャイロスコープ)、距離センサ13c、GPS受信器13dなどを有しており、ナビゲーション装置11が搭載された車両(自車両)の現在位置を検出する。方位センサ13aは、車両の方位を検出する。ジャイロセンサ13bは、車両の回転角度を検出する。距離センサ13cは、車両の走行距離を検出する。GPS受信器13dは、GPS(Global Positioning System)により車両の現在位置を測位するために、図示しないGPS衛星から送信される電波を受信する。
RTC14は、例えば日付や時刻など時間に関する情報を取得するための計時手段である。RTC14は、図示しない発信器が出力したクロックパルスのパルス数をカウントし、カウントしたカウント値が基準値に到達すると単位時間を示す単位時間信号を生成する。そして、RTC14は、生成した単位時間信号に基づいて端末時刻を生成する。
地図データ記憶部15aに記憶されている地図データは、図示しないドライブ装置によって地図データ入力部15に読み取られる。地図データ記憶部15aとしては、例えばDVDやCDなどの大容量記憶媒体、メモリカードあるいはハードディスクドライブなどの記憶媒体が用いられる。
通信部21は、例えば無線の通信回線61を経由して、情報センター31および携帯端末51との間でデータ通信を行う。即ち、通信部21は、各種のデータの送信機能および受信機能を有する。
駐車所要時間計測・記憶部22は、RTC14によって得られる端末時刻に基づいて駐車所要時間(ナビゲーション装置11が搭載された車両が駐車場に入場してから駐車を完了するまでに要する所要時間)を計測し、計測した駐車所要時間を記憶部17に記憶する。
情報センター31は、制御装置32、通信部33、駐車場情報データベース34、交通機関情報データベース35、駐車場利用履歴データベース36などを備えている。
制御装置32は、図示しないCPU、ROMおよびRAMを有するマイクロコンピュータを主体として構成されている。情報センター31は、制御装置32のCPUにおいて制御プログラムを実行することにより、マルチモーダル経路探索処理部37(経路探索手段に相当)、中継施設特定部38(中継施設特定手段に相当)、駐車場特定部39(駐車場特定手段に相当)、駐車場案内部40(駐車場案内手段に相当)をソフトウェアによって仮想的に実現する。
通信部33は、例えば無線の通信回線61を経由して、各車両のナビゲーション装置11との間でデータ通信を行う。即ち、通信部33は、各種のデータの送信機能および受信機能を有する。
中継施設特定部38は、マルチモーダル経路探索処理部37が探索した経路において車両移動区間と非車両移動区間とを中継する中継施設(例えば駅など)を特定する。
駐車場特定部39は、中継施設特定部38が特定した中継施設の近辺に存在する複数の駐車場を特定する。
駐車場案内部40は、駐車場特定部39が特定した複数の駐車場のうち、車両とは異なる移動手段(例えば電車など)の出発時刻から少なくとも駐車所要時間と徒歩所要時間とを差し引いた時刻に車両が入場することができる駐車場を推奨駐車場として案内する。
携帯端末51は、車両のユーザが所有する例えば携帯電話機や携帯情報端末などで構成される。この携帯端末51は、制御装置52、通信部53、位置検出部54、RTC55、記憶部56などを備えている。
制御装置52は、図示しないCPU、ROMおよびRAMを有するマイクロコンピュータを主体として構成されている。携帯端末51は、制御装置52のCPUにおいて制御プログラムを実行することにより、徒歩所要時間計測・記憶部57(徒歩所要時間を計測し記憶する手段)をソフトウェアによって仮想的に実現する。
位置検出部54は、ナビゲーション装置11が備える位置検出部13と同様の構成であり、携帯端末51の現在位置を検出する。
RTC55は、ナビゲーション装置11が備えるRTC14と同様の構成であり、生成した単位時間信号に基づいて端末時刻を生成する。
徒歩所要時間計測・記憶部57は、RTC55によって得られる端末時刻に基づいて徒歩所要時間(車両が駐車を完了してから当該車両のユーザが中継施設に到着するまでに要する所要時間)を計測し、計測した徒歩所要時間を記憶部56に記憶する。
(駐車所要時間の計測・記憶処理)
この処理は、車両が駐車場に入場した場合に、当該車両に搭載されたナビゲーション装置11の制御装置12が、主として駐車所要時間計測・記憶部22によって駐車所要時間を計測し記憶する処理である。
即ち、図2に示すように、ナビゲーション装置11の制御装置12は、当該ナビゲーション装置11が搭載された車両が駐車場に入場したか否かを監視している(ステップA1)。この場合、制御装置12は、位置検出部13によって検出される車両の現在位置が駐車場の敷地内に進入した場合に、車両が駐車場に入場したと判断するように構成されている。なお、車両が駐車場に入場したか否かを監視する手段は、このような手段に限られるものではない。例えば、駐車場の入口に入場監視用の端末(ゲート端末)を設置し、制御装置12は、このゲート端末との通信が確立した場合に、車両が駐車場に入場したと判断するように構成してもよい。
制御装置12は、車両が駐車を完了すると(ステップA3:YES)、駐車所要時間の計測を終了する(ステップA4)。そして、制御装置12は、計測した駐車所要時間を記憶部17に記憶(保存)し(ステップA5)、この駐車所要時間の計測・記憶処理を終了する。
この処理は、車両が駐車場に駐車を完了した場合に、当該車両のユーザが所有する携帯端末51の制御装置52が、主として徒歩所要時間計測・記憶部57によって徒歩所要時間を計測し記憶する処理である。
この処理は、ナビゲーション装置11の制御装置12が、当該ナビゲーション装置11が搭載された車両が実際に駐車した駐車場に関する各種の情報を駐車場利用履歴情報として記憶し、編集し、転送する処理である。
即ち、制御装置12は、上述の駐車所要時間の計測・記憶処理によって得られた駐車所要時間、および、上述の徒歩所要時間の計測・記憶処理によって得られた徒歩所要時間(携帯端末51から転送された徒歩所要時間)を、駐車場利用履歴情報として記憶部17に記憶する。なお、この駐車場利用履歴情報には、ユーザによる手動操作によって付加情報(駐車した駐車場の名称、所在地、種類、予約可/不可情報、電話番号、利用料金、お好み設定、お勧め度、コメントなど)を入力することが可能である。また、この駐車場利用履歴情報には、ユーザによる手動操作によって優先条件情報を設定することが可能である。この優先条件情報は、後述する案内駐車場決定処理において、案内駐車場として決定する駐車場の優先条件を特定する情報である。優先条件としては、例えば、駐車場が空車状態であること、予約可の駐車場であること、お好み設定がされていること、お勧め度が所定レベル以上であること、利用料金が格安であること、などを設定可能である。これら駐車所要時間、徒歩所要時間、付加情報、優先条件情報は駐車場ごとに対応付けられて記憶される。
即ち、制御装置12は、ユーザが操作スイッチ部16を介して編集の開始操作を入力すると、記憶部17に記憶されている駐車場利用履歴情報を選択可能に表示器18に表示する。この駐車場利用履歴情報の表示態様としては、種々の表示態様を採用することができ、例えば、図6に示すようにリスト型の表示態様であってもよいし、図7に示すように地図型の表示態様であってもよい。そして、表示された駐車場利用履歴情報のうち何れか1つの駐車場をユーザが操作スイッチ部16を介して選択すると、制御装置12は、その選択された駐車場に対応する駐車場利用履歴情報を、図8に示すように詳細情報として表示する。この詳細情報は、表示器18の画面上で編集可能であり、ユーザは、編集したい項目を選択してその内容を編集することが可能である。ユーザが駐車場利用履歴情報(詳細情報)を編集すると、制御装置12は、その編集内容を記憶部17に記憶されている駐車場利用履歴情報に反映させ、当該駐車場利用履歴情報を更新する。なお、「お勧め度」については、制御装置12は、ユーザが手動入力した情報を参照するように構成してもよいし、駐車場情報データベース34に蓄積されている情報を参照するように構成してもよい。
即ち、制御装置12は、記憶部17に記憶した駐車場利用履歴情報を所定のタイミングで情報センター31に転送する。駐車場利用履歴情報を転送するタイミングは、例えば定期的なタイミングを予め設定しておいてもよいし、ユーザが転送を実行するための操作をナビゲーション装置11に入力したタイミングで転送するように構成してもよいし、駐車場利用履歴情報が更新・編集されたタイミングで転送するように構成してもよい。要は、制御装置12は、記憶部17に記憶した駐車場利用履歴情報を情報センター31に随時転送する構成であればよい。
この処理は、ナビゲーション装置11において目的地などが設定された場合に、情報センター31の制御装置32が、車両によって移動する車両移動区間と例えば電車(車両とは異なる移動手段)によって移動する電車移動区間(非車両移動区間)とを組み合わせた経路を探索するとともに、その探索された経路において車両移動区間と電車移動区間とを中継する駅(中継施設)の近辺に存在する駐車場を案内する処理である。
制御装置32は、マルチモーダル経路探索処理によって経路を探索すると、その探索した経路において車両移動区間と電車移動区間とを中継する駅(利用駅)を特定する(ステップD3)。そして、制御装置32は、案内駐車場決定処理を実行する(ステップD4)。
即ち、制御装置32は、特定した利用駅の近辺に存在する複数の駐車場を探索(特定)する(ステップE1)。この場合、制御装置32は、利用駅の近辺に存在する駐車場として、その利用駅から所定距離(例えば、500メートル)以内の範囲に存在する駐車場を特定するように構成されている。
即ち、特定した推奨駐車場の数N1が「0」である場合(ステップE3:YES)には、制御装置32は、案内駐車場を決定することなく、この案内駐車場の決定処理を終了する。
特定した複数の推奨駐車場の中に過去に利用した駐車場が含まれていない場合(ステップE5:NO)には、制御装置32は、全ての推奨駐車場を案内駐車場として決定する。つまり、この場合、案内駐車場は複数となる。
優先条件に基づいて推奨駐車場の絞り込みを行った場合(ステップE7)には、制御装置32は、その絞り込んだ駐車場を案内駐車場として決定する。
また、推奨駐車場が複数存在する場合には、これら複数の推奨駐車場のうち過去に利用した駐車場が優先して案内されるので、ユーザにとって一層最適な駐車場を案内することができる。
また、推奨駐車場が複数存在する場合には、予め設定された優先条件に基づいて案内駐車場が選定される。これにより、複数の推奨駐車場から優先条件に合致する駐車場を優先して案内することができ、ユーザにとって一層最適な駐車場を案内することができる。
次に、本発明の第2実施形態について図9を参照しながら説明する。本実施形態は、マルチモーダル経路探索・駐車場案内処理の内容が上述の第1実施形態と異なる。
即ち、図9に示すように、情報センター31の制御装置32は、利用駅を特定(ステップD3)すると、上述の案内駐車場決定処理(ステップD4参照)に代わり推奨駐車場特定処理(ステップF4)を実行する。この推奨駐車場特定処理では、制御装置32は、上述のステップE1,E2と同様の処理を実行する。即ち、制御装置32は、特定した利用駅の近辺に存在する複数の駐車場を探索し、さらに、探索した複数の駐車場から推奨駐車場を特定する。
制御装置12は、ステップC5にて設定した案内経路に従って車両の経路案内を実施する(ステップC8)。この経路案内に際し、受信した返送情報に含まれる利用駅に車両が接近すると、制御装置12は、ステップG7にて決定した案内駐車場を表示器18に表示して案内する。
また、推奨駐車場が複数存在する場合には、ナビゲーション装置11にてユーザが選択した駐車場が案内されるようになり、ユーザにとって一層最適な駐車場を案内することができる。
本発明は、上述した各実施形態にのみ限定されるものではなく、例えば以下のように変形または拡張することができる。
駐車所要時間計測・記憶部22を携帯端末51に設け、駐車所要時間の計測処理および記憶処理を携帯端末51で実行するように構成してもよい。この場合、車両が駐車場に入場してから当該車両のユーザが中継施設に到着するまでの時間、つまり、駐車所要時間と徒歩所要時間とを合算した時間(駐車・徒歩所要時間)をまとめて計測し記憶する構成としてもよい。
中継施設としては、駅に限られるものではなく、例えば、船乗り場、飛行場など種々の交通機関の中継施設が考えられる。
本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
Claims (4)
- 車両によって移動する車両移動区間と前記車両とは異なる移動手段によって移動する非車両移動区間とを組み合わせて出発地から目的地までの経路を探索する経路探索手段と、
前記経路探索手段が探索した前記経路において前記車両移動区間と前記非車両移動区間とを中継する中継施設を特定する中継施設特定手段と、
前記中継施設特定手段が特定した前記中継施設の近辺に存在する複数の駐車場を特定する駐車場特定手段と、
前記駐車場特定手段が特定した複数の前記駐車場のうち、前記車両とは異なる移動手段の出発時刻から少なくとも前記車両が駐車場に入場してから駐車を完了するまでに要する所要時間と前記車両が駐車を完了してから当該車両のユーザが前記中継施設に到着するまでに要する所要時間とを差し引いた時刻に前記車両が入場することができる駐車場を推奨駐車場として案内する駐車場案内手段と、
を備えることを特徴とする駐車場案内システム。 - 前記駐車場案内手段は、前記推奨駐車場が複数存在する場合には、これら複数の推奨駐車場のうち過去に利用した駐車場を優先して案内することを特徴とする請求項1記載の駐車場案内システム。
- 前記駐車場案内手段は、前記推奨駐車場の中に過去に利用した駐車場が存在しない場合には、全ての前記推奨駐車場を案内することを特徴とする請求項2記載の駐車場案内システム。
- 前記駐車場案内手段は、前記推奨駐車場が複数存在する場合には、案内する駐車場を、予め設定された優先条件に基づいて選定することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の駐車場案内システム。
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