JP2005161818A - 刷版着脱装置並びにそれを用いた刷版の取り付け方法及び取り外し方法 - Google Patents

刷版着脱装置並びにそれを用いた刷版の取り付け方法及び取り外し方法 Download PDF

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雄一 近藤
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Abstract

【課題】 シンプルな構成で簡単に版胴に刷版を着脱することができる刷版着脱装置を提供する。
【解決手段】版胴1の軸方向に延在し開口を有する長穴と、長穴内に嵌装されフック部を有するテンションバー16と、閉位置と開位置との間でテンションバー16を回動させる開閉レバー12と、版胴の回転中心に対して非回転であって係合部を係合させて開閉レバーを揺動させるレバー揺動装置26と、開口に刷版のくわえ尻部を押し込む刷版押圧装置13とを備え、開閉レバー12がテンションバー16が開位置にある時に版胴1の外周面と略同心円状に位置する円弧面を有し、開口にくわえ尻部が押し込まれる際にはレバー揺動装置26の係合部が円弧面に係合してテンションバー16を開位置に保持し、開口へのくわえ尻部の押し込みが完了したら係合部の円弧面への係合が解除されテンションバー12が閉位置へ回動されるよう構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、オフセット輪転機やオフセット枚葉機をはじめとした印刷機の版胴に対して刷版を着脱する刷版着脱装置に関するものである。
印刷機では、印刷時には印刷すべき印刷像に対応した刷版を版胴に取り付ける。このため、印刷すべき印刷像を変えたいときには、現在取り付けられている刷版を版胴から取り外し、これから印刷しようとする印刷像に対応した刷版を版胴に装着することになる。
印刷時、版胴に装着された刷版がずれていたり波打っていたりしていると印刷像に悪影響を与えることになる。このため、刷版を版胴に取り付ける場合には、刷版に張力を与えながら、刷版を版胴に巻きつける。従来、そのための技術が様々に提案されており、例えば、次のような技術が提案されている。
図9に示すように、版胴1の外表面近傍には、版胴1の軸方向と平行に略円筒形の長穴15が形成されていて、長穴15の版胴外周側には、刷版2の前後両端(後述するくわえ部18及びくわえ尻部17)を長穴15に挿入するためのギャップ(開口)Kが形成されている。したがって、ギャップKにおいて長穴15は版胴1の周方向外部に開口していることになる。
長穴15内には、テンションバー16が嵌装されていて、このテンションバー16は、テンションバー16の軸端部に設けれられた回転駆動手段(図示省略)を介して、長穴15内で所定の角度だけ自由に回転できるように形成されている。また、テンションバー16には、軸方向に延びたフック部Fが形成されており、このフック部Fは、後述する刷版2のくわえ尻部17を係止し、テンションバー16の回転に伴ってくわえ尻部17を引っ張って刷版2にテンションを与えるようになっている。
このような構成を有する版胴1に装着する刷版2は、図10に示すように、一端にVの字型に折り曲げられたくわえ部18が形成され、他端に略Uの字型に折り曲げられたくわえ尻部17が形成されたものである。なお、通常くわえ部18及びくわえ尻部17は、図示省略の版曲げ機により加工形成される。
以上のような構成の版胴1に刷版2を装着する場合、まず、刷版2のくわえ部18を版胴1のギャップKに挿入し、くわえ部18をギャップKのくわえ側エッジ部Sに係止させる。続いて、版胴1を図9中の矢印A1の方向へ回転させ、刷版2を順次、版胴1の外周面に巻回させる。版胴1を略1回転させて版胴1の略全外周に刷版2を巻回させた後、刷版2の他端、即ちくわえ尻部17をギャップKから長穴15内に挿入する。このとき、テンションバー16はフック部Fがくわえ尻部17と干渉しないように、フック部Fが後退した位相としておく。くわえ尻部17を長穴15に挿入した後、テンションバー16を図9中の矢印A2の方向へ回転させてテンションバー16のフック部Fにくわえ尻部17の端部を引っ掛ける。続いて、テンションバー16を更に所定量だけ図9中の矢印A2の方向へ回転させてから、テンションバー16を固定する。
これにより、刷版2は、一端(くわえ部18)を刷版1のくわえ側エッジ部Sに係止され、他端(くわえ尻部17)をテンションバー16のフック部Fに係止されて、版胴1に装着される。このとき、刷版2のくわえ尻部17がテンションバー16のフック部Fによって引っ張られることにより、刷版2は刷版1の接線方向に引っ張られるので、刷版2には所定の張力が付加されるのである。
また、版胴1から刷版2を取り外す場合は、上記の装着する場合とは逆の操作を行なう。即ち、刷版2を固定しているテンションバー16を、図9中矢印A2とは反対方向に回転させ、刷版2のくわえ尻部17をテンションバー16のフック部Fから外して開放し、刷版2のくわえ尻部17をギャップKから飛び出させる。続いて、版胴1を図9中矢印A1とは反対方向に回転させ、刷版2を巻き出す。版胴1を略1回転させた後、版胴1を停止させて、刷版2のくわえ部18を版胴1のくわえ側エッジ部Sから取り外す。
以上のような構成により、刷版2に張力を付加しながら、刷版2を版胴1に装着しているが、上述した構成では、版胴1に刷版2を装着する操作、及び、版胴1から刷版2を取り外す操作をすべてオペレータ(作業者)が手作業で行なうことになる。このように版胴1に対する刷版2の着脱を手作業で行なう場合には、次のような点が改善すべき点として挙げられる。
(1)刷版2の装着時に、刷版2のくわえ尻部17を手でしっかりと押さえておかないと、刷版2が外れる虞がある。また特に、頭上での作業となる印刷機上部のスタックの版胴1に対して刷版2の着脱作業を行なう際には、くわえ尻部17をギャップKに挿入する際、他のスタックにある版胴1に着脱を行なう場合に比べてギャップK周辺が見え難く、また、作業スペースが小さいため、作業性が悪い。
(2)刷版2の取付け位置や状態の精度が、作業者の熟練度に左右される。
(3)印刷時の一部頁変更による刷版2の取替え作業では、変更頁に対応する刷版交換位置を作業者が確認し、刷版2の交換を行なう必要があるが、刷版2の交換を行なう箇所を間違える虞がある。特に、新聞オフセット輪転機においては、印刷ユニット、即ち印刷版胴1の数が多い上、版胴1の幅も通常4頁分あるため、交換を行なう箇所を間違える可能性が高く、誤刷の虞があり、作業性が悪い。
(4)印刷開始時や終了時に、刷版2の着脱を行なうのに手間及び時間がかかる虞がある。したがって、輪転機の稼働率を上げることができず、生産性の向上が困難である。
以上のような点を改善しうる技術として、特許文献1には、以下のような構成の輪転機の刷版交換装置が提案されている。
図11(a),(b)に示すように、図9,10に示した構成と同様、ゴム胴25に対向して設置された版胴1の外表面近傍には、版胴1の軸方向に平行に長穴15が形成され、長穴15の版胴外周側には、刷版2の前後両端(くわえ部18及びくわえ尻部17)を長穴15に挿入するためのギャップ(開口)Kが形成されている。
そして、この従来の刷版交換装置では、長穴15にテンションバー16が嵌装されていて、このテンションバー16は、図11(b)に示すように、版胴1の円周方向に延在するカム面を備えたカムレバー20を軸端部に有している。また、テンションバー16には、その軸方向に延びた溝16aが形成され、刷版2のくわえ部18を長穴15の壁面との間で挟み込んで保持するくわえ側保持部23aと、くわえ尻部17を係止して保持するくわえ尻側保持部23bとを有する板ばね23が溝16a内に係止されて備えられている。また、テンションバー16は、カムレバー20の揺動に伴って回転するように構成されている。
印刷機の機台フレーム(図示省略)には図示しないエアシリンダが設置されている。このエアシリンダの図示しないピストンロッドは、カムレバー20に近接して機台フレームに揺動自在に支持されたレバー21と連結されている。レバー21にはカムフォロア(押圧部材)22が枢着されていて、このカムフォロア22は上記カムレバー20のカム面に圧接している。また、レバー21は上記エアシリンダを動かすことで揺動し、レバー21に枢着されたカムフォロア22はレバー21の揺動に伴ってカムレバー20に圧接する圧接位置と、カムレバー20から離隔する離隔位置とのいずれかに切り替えられるように構成されている。
カムフォロア22が圧接するカムレバー20のカム面は、テンションバー16の軸に遠い方から順に、曲率半径小さいカム面Aと、曲率半径が大きいカム面Bとを有する段状に形成されている。カム面Aにカムフォロア22が圧接すると、くわえ尻側保持部23bが開口Kから挿入されるくわえ尻部17と干渉しない程度にテンションバー16が図中時計方向に回転し{図11(a),(b)参照}、カム面Bにカムフォロア22が圧接すると、カムフォロア22がカム面Aに圧接した場合よりも大きくテンションバー16が図中時計方向に回転する{図11(a),(c)参照}。即ち、カムフォロア22がカムレバー20のカム面Aに圧接する場合とカム面Bに圧接する場合とでは、テンションバー16の動作回転角及び回転位相が相違する。
また、図示しないエアシリンダによって版胴1の表面に離接可能とされた押圧パッド51が、刷版2のくわえ尻部17をギャップKに挿入するときにギャップKに対向する位置に来るように設置されている。さらに、この刷版交換装置には、上記版胴1の回転、及び、レバー21を揺動させるエアシリンダ及び押圧パッド51を版胴1の表面に離接させるエアシリンダの駆動を制御する図示しない制御装置が備えられている。
以上のような構成の刷版構成装置を用いて刷版2を版胴1に装着する場合には、まず、図11(b)に示すように、カムレバー20のカム面Bをカムフォロア22で押し付けてテンションバー16を回転させ、長穴15の壁面と板ばね23のくわえ側保持部23aとの間を開口させて、刷版2のくわえ部18をギャップ15に手作業で挿入する。
続いて、カムフォロア22をカムレバー20から離すとテンションバー16は板ばね23のばね力により図11(a)中反時計方向に回転して元の位置(図11(a)参照)に戻り、くわえ部18の端部が長穴15の壁面と板ばね23のくわえ側保持部23aとの間に挟まれて保持される。その後、版胴1を図11(a)中の時計方向へ回転させて、刷版2を順次、版胴1の外周面に巻回させる。版胴1を略1回転させて版胴1の略全外周に刷版2を巻回させ、刷版2のくわえ尻部17をギャップKに挿入する直前で版胴1の回転を停止させる。
次いで、図11(c)に示すように、カムレバー20のカム面Aをカムフォロア22で押し付けて、板ばね23のくわえ尻側保持部23bがくわえ尻部17の挿入を妨害しない位置、即ち、くわえ尻側保持部23bが開口Kから挿入されるくわえ尻部17と干渉しない位置にくるまでテンションバー16を回転させる。その後、押圧パッド51で押圧してくわえ尻部17をギャップKに挿入する。カムフォロア22をカムレバー20から離すと、板ばね23のばね力によりテンションバー16は元の位置(図11(a)参照)に戻り、板ばね23のくわえ尻側保持部23bによりくわえ尻部17は係止される。
これにより、刷版2は、一端(くわえ部18)を刷版1のくわえ側エッジ部Sに係止され、且つ、くわえ部18の端部を長穴15の壁面と板ばね23のくわえ側保持部23aとの間で保持され、また、他端(くわえ尻部17)を板ばね23のくわえ尻側保持部23bに係止されて、版胴1に装着される。このとき、刷版2のくわえ尻部17が板ばね23のくわえ尻側保持部23bによって引っ張られることにより、板ばね23のばね力によって刷版2は刷版1の接線方向に引っ張られるので、刷版2には所定の張力が負荷されるのである。
また、版胴1から刷版2を取り外す場合は、上記の装着する場合とは逆の操作を行なう。即ち、まずカムフォロア22をカムレバー20のカム面Aに押し付けて、板ばね23のくわえ尻側保持部23bから刷版2のくわえ尻部17を解放したあと、版胴1を図11(a)中の反時計方向に回転させ、版胴1を略1回転させた後、版胴1を停止させる。そして、カムフォロア22をカムレバー20のカム面Bに押し付けて刷版2のくわえ部18を長穴15の壁面と板ばね23のくわえ側保持部23aとの間から解放し、刷版2を版胴1から取り外すのである。
このように、特許文献1記載の刷版交換装置では、刷版2の装着時及び取り外し時の操作は、刷版2のくわえ部18を挿入する操作以外は制御装置によって制御されるので、作業者の安全性が向上され、また、刷版2の取付け位置や状態の精度が作業者の熟練度に左右されることを防止し、刷版2の着脱に要する時間を短くすることができる。
特許3030582号公報
しかし、特許文献1に記載された技術では、その装置構成が複雑なものとなってしまう。例えば、カムレバー20として2種類のカム面A,Bを有するカムレバーを用いるので、カムレバー20の製造コストが大きくなってしまう。また、例えば、刷版2のくわえ尻部17をギャップKに挿入するときに、押圧パッド51が確実にギャップKに対向する位置に来るようにしなくてはならず、押圧パッド51とギャップKとの位置を合わせるよう制御するために手間がかかった。
本発明は上記の課題に鑑みて創案されたもので、シンプルな構成で、簡単に版胴に刷版を着脱することができるようにした、刷版着脱装置を提供することを目的とする。
本発明の刷版着脱装置は、一端にくわえ部が形成され他端にくわえ尻部が形成された刷版を、版胴に対して着脱する、印刷機の刷版着脱装置であって、上記版胴の軸方向に延在して形成され、上記版胴の外表面に開口を有する長穴と、上記長穴内に回転可能に嵌装され、上記刷版のくわえ尻部を係止するフック部を有するテンションバーと、上記テンションバーの端部に上記テンションバーと一体に設けられ、上記フック部が上記くわえ尻部を係止する上記テンションバーの閉位置と上記フック部が上記くわえ尻部を係止しない上記テンションバーの開位置との間で上記テンションバーを回動させるように揺動可能な開閉レバーと、少なくとも上記刷版の上記版胴への装着時には位置を固定されるとともに上記開閉レバーに設けられた係合面と係合する係合部を備え、上記係合によって、上記開閉レバーを揺動させるレバー揺動装置と、上記版胴の周外側から上記くわえ尻部を押圧し、上記開口に上記刷版のくわえ尻部を押し込む刷版押圧装置とを備え、上記開閉レバーの係合面は、上記テンションバーが上記開位置にある時に上記版胴の外周面と略同心円状に位置する円弧面を有し、上記開口に上記くわえ尻部が押し込まれる際には、上記レバー揺動装置の係合部が上記円弧面に係合して、上記テンションバーを上記開位置に保持し、上記開口への上記くわえ尻部の押し込みが完了したら、上記係合部の上記円弧面への係合が解除され、上記テンションバーが上記閉位置へ回動されることを特徴とする(請求項1)。これにより、レバー押さえローラの精密な制御を行なうことなく、版胴の回転により簡単に、刷版のくわえ尻部を開口に押込みフック部で係止することができる。また、開閉レバーの形状を簡単なものとすることができ、開閉レバーの製造コストを下げることができる。
なお、上記の係合部は、ローラで構成されることが好ましい。
また、上記開閉レバーの係合面は、上記円弧面の一端に連続して形成され、上記円弧面の中心部側へ変曲する変曲面を有し、上記開口への上記くわえ尻部の押し込みが完了したら、上記係合部が上記変曲面に係合することにより、上記揺動装置の係合部の上記円弧面への係合が解除されることが好ましい(請求項2)。
また、上記刷版押圧装置は、回転可能な版押さえローラを有していることが好ましい(請求項3)。これにより、版押さえローラによってくわえ尻部を開口に押し込むことができ、シンプルな装置構成で簡単に(位置調整を行なうこと無く)くわえ尻部を開口に押し込むことができる。
また、上記版胴の上記開口の縁部に上記くわえ部を係止するエッジ部が形成されるとともに、上記版押さえローラが、上記エッジ部で上記くわえ部を係止された後、上記刷版を押圧した状態で上記版胴に巻着するように構成されていることが好ましい(請求項4)。これにより、レバー揺動装置を簡単な構成とすることができるほか、開口の縁部にエッジ部を形成し、版押さえローラによって刷版の中間部を版胴に押圧するというシンプルな構成によって、確実に刷版のくわえ部を版胴に保持させることができる。
さらに、上記刷版着脱装置において、上記版押さえローラは、上記印刷装置に設置された水着けローラであることが好ましく(請求項5)、また、上記印刷装置に設置されたインキ着けローラであることが好ましい(請求項6)。これにより、上記刷版着脱装置の構成を簡単にすることができる。
また、上記刷版着脱装置は、上記版胴に上記刷版を装着する際に、上記開口に上記くわえ部が係止された状態で着指令信号を受けると、あらかじめ設定された手順に従って、上記版胴の回転と、上記レバー揺動装置の揺動とを自動的に制御する着操作制御部を備えることが好ましい(請求項7)。例えば着操作制御部は、上記版胴の上記開口に上記刷版のくわえ部を挿入して上記くわえ部を上記開口に係止させた状態での上記版胴の回転や、上記刷版のくわえ尻部を上記版胴の上記開口に押込んだ際に上記くわえ尻部を上記フック部に係止させるべく行なう上記レバー揺動装置の揺動などを制御する。これにより、くわえ部を開口に係止した後、刷版の取り付け完了までの操作を自動化することができる。さらに、上記刷版の取り付け完了後に、上記着操作制御部が、上記印刷装置を用いて印刷運転を行なうのに適当な位相位置へ上記版胴を自動的に回転させるようにすると、刷版の交換から印刷開始までに要する時間を短縮でき、好ましい。
上記刷版着脱装置は、上記版胴から上記刷版を取り外す際に、脱指令信号を受けると、あらかじめ設定された手順に従って、上記版胴の回転と、上記レバー揺動装置の揺動とを自動的に制御する脱操作制御部を備えることが好ましい(請求項8)。例えば脱操作制御部は、上記くわえ尻部を上記フック部から取り外すべく上記開閉レバーを揺動させるために行なう上記レバー揺動装置の揺動や、上記開口から上記くわえ尻部を抜き出した後に上記刷版を上記版胴から外すために行なう上記版胴の回転や、上記刷版が上記くわえ部のみにより上記版胴に装着されている状態となったときに上記版胴の回転を停止させることなどの制御を行なう。これにより、刷版の取り外し操作を自動化することができる。
本発明の刷版の取り付け方法は、上記の刷版着脱装置を用いて版胴に刷版を装着する方法であって、上記版胴の上記開口に上記刷版のくわえ部を挿入して上記くわえ部を上記開口に係止させ、上記版胴を回転させて上記刷版を上記版胴に巻きつけ、上記刷版のくわえ尻部を上記版胴の上記開口に押込み、上記レバー揺動装置により上記開閉レバーを揺動させて、上記くわえ尻部を上記フック部に係止させることを特徴とする(請求項9)。
本発明の刷版の取り外し方法は、上記の刷版着脱装置を用いて版胴から刷版を取り外す方法であって、上記レバー揺動装置により上記開閉レバーを揺動させて、上記くわえ尻部を上記フック部から取り外し、上記開口から上記くわえ尻部を抜き出し、上記版胴を回転させて上記刷版を上記版胴から外し、上記刷版が、上記くわえ部のみにより上記版胴に装着されている状態となったときに上記版胴の回転を停止させ、上記開口から上記くわえ部を取り外すことを特徴とする(請求項10)。なお、くわえ尻部が上記開口から出てこない場合には、版押さえローラを刷版のくわえ尻部近傍に1回ないし複数回だけ着脱させれば、くわえ尻部を上記開口から確実に抜き出すことができる。
本発明の刷版着脱装置並びにそれを用いた刷版の取り付け方法及び取り外し方法によれば、シンプルな構成で簡単に、版胴に刷版を着脱することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明するが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形して実施することができる。
なお、以下の説明において、従来技術の説明において用いた符号が指すものと実質同一のものは、同じ符号を用いて示す。また、各実施形態間においても実質同一のものには、同じ符号を用いて示す。
(A.第1実施形態)
図1〜図5は、本発明の第1実施形態としての刷版着脱装置を説明するもので、図1はその全体構成を示す側面図、図2はその要部を拡大して示す要部拡大図、図3〜図5はいずれもその使用方法を説明するための図である。
図1に示すように、本実施形態の刷版着脱装置3が設置された印刷機は、サイドフレーム(図示省略)の内側に、外周に刷版2が装着される版胴1、版胴1に装着された刷版2に対して湿し水を供給し刷版着脱装置3の版押さえローラとしても機能する水着けローラ(刷版押圧装置)13、及び、版胴1に装着された刷版2に対してインキを供給する複数のインキ着けローラ19を有している。版胴1に装着される刷版2は、従来技術で説明したのと同様に、図10に示すような、一端にVの字型に折り曲げられたくわえ部18が形成され、他端に略Uの字型に折り曲げられたくわえ尻部17が形成されたものである。なお、刷版2の長さ(版胴1に装着された場合の周方向の長さ)は、刷版2を版胴1に装着された際に刷版2に適当な張力を付加することができる長さであれば任意であるが、ここでは版胴1の外周の長さと略等しいものとして説明する。また、水着けローラ13及びインキ着けローラ19はそれぞれ、版胴1に対向する位置に、回転可能、且つ、位置調整可能に設置されたものである。なお、もちろんこの印刷機にはインキを練るための練りローラやインキを貯めておくインキツボなど、通常印刷機に備えられている部品が備えられているが、それらについての説明は省略する。
図2に示すように、版胴1の外表面近傍には、版胴1の軸方向と平行に長穴(ここでは、略円筒形の長穴として説明する)15が形成されていて、長穴15の版胴外周側には、刷版2の前後両端、即ち、刷版2のくわえ部18及びくわえ尻部17を長穴15に挿入するためのギャップ(開口)Kが形成されている。したがって、ギャップKにおいて長穴15は版胴1の周方向外部に開口していることになる。
ギャップKの一方の縁部には、刷版2のくわえ部18を係止するためのくわえ側エッジ部Sが形成されている。また、くわえ側エッジ部Sが形成されているのと同じ側の、長穴15の壁面には、刷版2のくわえ部18の先端を挿入するための切欠35が形成されている。
長穴15には、円柱形のテンションバー16が嵌装されている。さらに、テンションバー16の軸端部には、テンションバー16と一体的に開閉レバー12が設けられている。このテンションバー16は、開閉レバー12の揺動に伴って、長穴15内で所定の角度だけ、後述する開位置と閉位置との間で自由に回動するようにされている。なお、図2においてテンションバー16は開閉レバー12の裏に隠れて見えないが、ここではテンションバー16が位置する部分から引き出し線を引いて示すものとする。また、図1、図3〜図8についても、テンションバー16については同様にして示すものとする。
さらに、テンションバー16には、刷版2のくわえ尻部17を係止してテンションバー16が回転することによって、くわえ尻部17を引っ張って、刷版2にテンションを与えるフック部Fが形成されている。即ち、開閉レバー12が図中時計方向に揺動されたときには、開閉レバー12の揺動に伴ってテンションバー16も図中時計方向に回動した位相位置(開位置)となり、これにより、フック部FはギャップKから挿入されるくわえ尻部17と係合しないことになる。逆に、開閉レバー12が図中反時計方向に揺動されたときには、開閉レバー12の揺動に伴ってテンションバー16も図中反時計方向に回動した位相位置(閉位置)となり、これにより、フック部FはギャップKから挿入されるくわえ尻部17と係合することになる。
版胴1の軸方向端部には、長穴15が形成された部分の近傍に、版胴1を部分的に切り取って形成された取付部1Pが設けられている。この取付部1Pには、スプリング台31が設置されていて、スプリング台31には付勢部材としてのスプリング32の一端が結合されている。開閉レバー12には、スプリング32結合用の突起がスプリング固定部12Sとして形成されていて、スプリング32の他端は、このスプリング固定部12Sに固定されている。また、スプリング32は圧縮された状態で介装されており、テンションバー16はスプリング32の付勢力によって図2中反時計方向に回る向き、即ち、テンションバー16を閉位置とする方向(閉位置の方向)に付勢されている。
取付部1Pの、長穴15よりもスプリング台31とは逆側にはストッパ33が形成され、また、テンションバー16にはストッパバー34が設置されている。このストッパバー34はテンションバー16の回動と共に揺動するが、ストッパバー34がストッパ33に当接することにより、テンションバー16はそれ以上、図中反時計方向に回動しないようにされている。これにより、スプリング32の付勢力によってテンションバーが図2中反時計方向に回動しても、ストッパ33及びストッパバー34によって所定の角度以上は回動しないよう構成されている。
なお、開閉レバー12に外部からスプリング32による付勢力以外の力が与えられていない場合には、開閉レバー12は、開閉レバー12の先端部にいくにしたがって版胴1の回転軸から外周面12Rまでの距離が大きくなるように、開閉レバー12の外周面12Rが版胴1の該周面に対して傾斜するように設定されている。また、スプリング32を付勢する程度は刷版2に付加する張力に応じて設定すればよい。また、テンションバー16が回転する所定の角度も刷版2に付加する張力に応じて設定すればよいが、通常はスプリング32の付勢力によってテンションバー16が回りきっても(即ち、ストッパバー34がストッパ33に当接しても)、フック部Fが長穴15の壁面に衝突しないように、テンションバー16が回転する所定の角度を設定する。
本実施形態においては、版胴1の径方向に対して外側の開閉レバー12の外周面12Rは、曲率半径が一様な円弧面である係合面12BR、及び、係合面12BRの一端と連結して形成された変曲面12ERを有する面として形成されている。
係合面12BRは、開閉レバー12を、テンションバー16が開位置となる状態にまで揺動させた場合に、版胴1の外周面と略平行となるように形成されている。即ち、係合面12BRは、テンションバー16が開位置となる状態まで開閉レバー12を揺動させたときに、版胴1の外周面と同心円上に略位置するように形成されているのである。さらに、係合面12BRは、後述するレバー押さえローラ(係合部)4に係合された場合に、図中時計方向、即ち、テンションバー16を開位置へとする方向(開位置の方向)へのモーメントを開閉レバー12に対して与え、テンションバー16を開位置に保持することができる部分として形成されている。
変曲面12ERは、係合面12BRの基部(テンションバー16側端部)に形成されていて、また、係合面12BRと滑らかに連続して形成されている。さらに、変曲面12ERは、後述するレバー押さえローラ4に係合された場合でも、上記の開位置の方向へのモーメントを開閉レバー12に対して与えないか、または、与えたとしてもテンションバー16を開位置に保持することができない部分、即ち、テンションバー16の開位置から閉位置への回動を許容する部分として形成されている。なお、ここで変曲面12ERは、係合面12BRよりも中心部側、即ち、版胴1の中心側に位置するように変曲する円弧面として形成されている。
また、本実施形態では、印刷機のサイドフレームにブラケット7が設置されており、ブラケット7の一端には支軸8を介して揺動アーム9が軸着されている。揺動アーム9の先端には、ベアリングを介してレバー押さえローラ(係合部,レバー押さえ部材)4が回転可能に枢着されている。このレバー押さえローラ4は、水着けローラ19と版胴1とが接触する位置の近傍に配置されている。さらに、レバー押さえローラ4は、少なくとも刷版2の版胴1への装着時には、位置を固定されるように、即ち、版胴1が回転しても版胴1の周方向へ移動しないように設置されている。また、揺動アーム9の後端には、エアシリンダ10の先端(ヘッド部)が連結しており、エアシリンダ10の後端は、上記のブラケット7の他端に、ピン11を介して揺動自在に支持されている。
エアシリンダ10は、図示省略の菅継手、空気配管、電磁弁を介して図示省略の空気供給源に連結され、この空気供給源から空気を供給されて伸縮動作する。このエアシリンダ10の伸縮動作により揺動アーム9を駆動させることができる。具体的には、揺動アーム9の駆動により揺動アーム9の先端に軸着されたレバー押さえローラ4を開閉レバー12に対して離接させ、レバー押さえローラ4を係合面12BRに係合させることにより、レバー押さえローラ4で開閉レバー12の係合面12BRをスプリング32の付勢力に抗して押さえつけるようになっており、これにより、開閉レバー12の揺動方向の姿勢(角度)を規制し、開閉レバー12の係合面12BRの形状に応じて、開閉レバー12を揺動させることができるようになっている。なお、レバー押さえローラ4が開閉レバー12の外周面12Rに係合している際に版胴1が回転すると、版胴1の回転に伴って、レバー押さえローラ4は開閉レバー12の外周面12Rを回転走行することになる。
レバー押さえローラ4が版胴1の外側から開閉レバー12の係合面12BRに係合することにより、係合面12BRが押圧されると、開閉レバー12は図中時計方向に揺動し、テンションバー16は開位置にくるので、フック部Fは刷版2を開放する。逆に、レバー押さえローラ4の開閉レバー12の係合面12BRに対する係合が解除されると、即ち、レバー押さえローラ4が変曲面12ERに係合するか、若しくは、開閉レバー12の外周面12Rから離れるかをすると、スプリング32の付勢力によって開閉レバー12は図中反時計方向に揺動する。その結果、テンションバー16も図中反時計方向に揺動して閉位置となり、フックFは刷版2を保持して張力を与えることができるようになる。したがって、レバー押さえローラ4、開閉レバー12の係合面12BR、及びスプリング32により、テンションバー16を開位置とする状態と閉位置とする状態との間で開閉レバー12を揺動させるレバー揺動装置26が構成される。なお、レバー揺動装置26としては、レバー押さえローラ4の位置を開閉レバー12の係合面12BRに対して離接調整する機構(ここでは、ブラケット7、揺動アーム9、エアシリンダ10、及びピン11から構成されている)も含むものとすることができる。
本実施形態の刷版着脱装置3が設置された印刷機には、この印刷機の動作を制御する制御部27が備えられている。この制御部27は、上記の版胴1の回転、水着けローラ13の位置調整、及び、エアシリンダ10の伸縮動作についても制御を行なう。即ち、印刷機の制御部27は、着操作制御部及び脱操作制御部として機能する。上述のような、長穴15に嵌入されたテンションバー16と、テンションバー16の端部に取り付けられた開閉レバー12と、水着けローラ13と、レバー揺動装置26と、制御部27とにより構成される。
次に、図3(a)〜(d)、図4(a)〜(d)を用いて、上述した刷版着脱装置3を使用して版胴1に刷版2を装着する方法を説明する。なお、図4(a)〜(d)では、簡単のために、ブラケット7、スプリング台31、スプリング32、ストッパ33、ストッパバー34、及び制御部27の図示を省略する。
まず、図3(a),図4(a)に示すように、版胴1が停止した状態で、手作業によって、版胴1に形成されたギャップK内に刷版2のくわえ部18の先端を挿入する。このとき、水着けローラ13及びインキ着けローラ19は版胴1から離隔させておく。くわえ部18の先端は切欠35に挿入され、くわえ部18の折り曲げ部分は、版胴1のくわえ側エッジ部Sに係止される。
次いで、制御部27に対して、刷版2取り付け操作開始の指令信号(着指令信号)を出す。なお、本実施形態では、制御部27に取り付けられた版装着釦(図示略)を押すことにより、指令信号を出している。指令信号を受けた制御部27は、あらかじめ設定された手順に従って、以下のような制御を自動的に行なう。
取り付け操作開始の指令を受けた制御部27は、図4(b)に示すように、水着けローラ13を版胴1に圧接させる。その後、水着けローラ13を版胴1に圧接させた状態で、版胴1を正回転(図中、時計方向への回転)させる。回転に伴い刷版2は版胴1に巻きつけられるが、刷版2はやがて版胴1と版押さえローラ13との間を通過することになる。刷版2が版胴1と版押さえローラ13との間を通過する際に刷版2は版押さえローラ13によって版胴1に押し付けられるので、刷版2は版胴1に密着させられ、刷版2は波打つことなく版胴1周面に沿って装着されていく。また、従来であれば、刷版2のくわえ部18をくわえ側エッジ部Sに係止しただけでは、版胴1の回転中にくわえ部18がくわえ側エッジ部Sから外れて刷版2が版胴1から外れる虞があったが、本実施形態では水付けローラ13が刷版2を押さえつけた状態で版胴1を回転させるので、版胴1の回転中にくわえ部18をくわえ側エッジ部Sに確実に保持することができる。
版胴1の回転に伴い刷版2のくわえ尻部17がギャップKの直前にくると、制御部27は版胴1の回転速度を低速に切り替える。そして、図3(b)、図4(c)に示すように、エアシリンダ10を伸動作させ、レバー押さえローラ4を開閉レバー12の係合面12BRに係合させることにより係合面12BRを押圧して開閉レバー12を揺動させる。これにより、テンションバー16を図2中時計方向に回動させて開位置に保持することができ、フック部Fがくわえ尻部17を係止しないようにさせことができる。ただし、このときレバー押さえローラ4が開閉レバー12を押さえつける程度としては、開閉レバー12の外周面12Rが、版胴1の回転軸を中心とした同一円弧状に位置する程度に抑える。このように、テンションバー16を開位置に保持することにより、ギャップKから刷版2のくわえ尻部17を挿入させた場合にくわえ尻部17がテンションバー16のフック部Fと干渉することを防止することができ、くわえ尻部17をスムーズに長穴15内に挿入することができる。
版胴1がさらに回転し、刷版2のくわえ尻部17がギャップKまでくると、図3(d)に示すように、くわえ尻部17は版押さえローラである水着けローラ13によって版胴1の周外側からギャップKに押し込まれ、長穴15内に挿入される。
くわえ尻部17がギャップKに押し込まれると、テンションバー16は図中反時計方向に回動し、フック部Fがくわえ尻部17を係止する。つまり、押さえローラ4が開閉レバー12の外周面12Rを押さえつけた始めた直後(図3(b))から、版押さえローラ13によってギャップKへのくわえ尻部17の押し込みが完了する直前(図3(c))までは、押さえローラ4が版胴1の回転に伴って開閉レバー12の係合面12BR上を回転走行し相対移動する。これによって、レバー押さえローラ4が開閉レバー12の係合面12BRに係合することにより係合面12BRを押圧して、テンションローラ16を開位置に保持し、フック部Fをくわえ尻部17と干渉しないように保持しておくことができる。しかし、版押さえローラ13によるくわえ尻部17のギャップKへの押し込みが完了したとき(図3(c))には、レバー押さえローラ4は回転走行の結果、開閉レバー12の変曲面12ERに係合し、このため、レバー押さえローラ4の係合面12BRへの係合が解除されることになる。したがって、その時にはレバー押さえローラ4は、もはやテンションバー16を開位置に保持するのに十分なモーメントを開閉レバー12に与えることができなくなり、テンションバー16を図3(a)〜(c)中時計方向に回動させるように係合することができない。よってこれ以降、版胴1の回転に伴って、レバー押さえローラ4は開閉レバー12の変曲面12ERを回転走行し、開閉レバー12はスプリング32の付勢力によって、図中反時計方向へ揺動する。このため、テンションバー16は閉位置の方向{図3(a)〜(d),図4(a)〜(d)中反時計方向}に回転し、フック部Fはくわえ尻部17を係止する。したがって、刷版2は、テンションバー16のフック部Fによってくわえ尻部17を係止されるとともに、スプリング32の付勢力によるテンションバー16の回動によってフック部Fを通してくわえ尻部17を引っ張られ、張力が付加される。この際、開閉レバー12の係合面12BRと変曲面12ERとが滑らかに連続して形成されているため、テンションバー16の回転も滑らかになり、フック部Fがくわえ尻部17に衝突することなく、フック部Fによってくわえ尻部17を確実に係止することができる。
くわえ尻部17を長穴15に挿入して後、図4(d)に示すように、制御部27はエアシリンダ10を縮動作させてレバー押さえローラ4を開閉レバー12から離れさせ、また、水着けローラ13を版胴1表面(即ち、版胴1表面に装着されら刷版2)から離す。
その後、制御部27によって版胴1は回転され、印刷運転を行なうのに適当な初期位相位置とされる。なお、刷版2の取り付け時には、制御部27は、指令信号を受けた後はここまでの制御を自動的に行なっている。
以上のようにして刷版2を版胴1に装着させる。
次に、図5(a)〜(e)を用いて、上述した刷版着脱装置3を使用して版胴1から刷版2を取り外す方法を説明する。なお、図5(a)〜(e)では、簡単のために、ブラケット7、スプリング台31、スプリング32、ストッパ33、ストッパバー34、及び制御部27の図示を省略する。
版胴1から刷版2を取り外す場合には、まず、制御部27に対して、刷版2取り付け操作開始の指令信号(脱指令信号)を出す。なお、本実施形態では、制御部27に取り付けられた版取外取外し釦(図示略)を押すことにより、指令信号を出している。指令信号を受けた制御部27は、あらかじめ設定された手順に従って、以下のような制御を自動的に行なう。
指令信号が与えられると、図5(a)に示すように、制御部27は、版胴1の回転を停止し、水着けローラ13を版胴1から離隔させ、インキ着けローラ19を版胴1表面の刷版2に圧接する。そして、この状態で、レバー押さえローラ4を開閉レバー12の係合面12BRに係合させることにより係合面12BRを押圧し、テンションバー16を回転させて開位置とする。テンションバー16が開位置となることにより、刷版2のくわえ尻部17はフック部Fから離脱し、また、水着けローラ13が版胴1から離れることにより刷版2は水着けローラ13の押圧から開放されるので、刷版2のくわえ尻部17をギャップKから抜き出すことができる。なお、刷版2は平板状のものが弾性変形した状態で、版胴1の外周に取り付けられているので、くわえ尻部17がフックFから離脱し水着けローラ13の押圧からも開放されると、自己の弾性により、くわえ尻部17がギャップKから外方へ外れるが、このときくわえ尻部17がギャップKから出てこない場合には、図5(b)に示すように、水着けローラ13を刷版2のくわえ尻部17近傍に1回ないし複数回だけ着脱させれば、くわえ尻部17をギャップKから確実に抜き出すことができる。
制御部27は、くわえ尻部17をギャップKから抜き出した後、レバー押さえローラ4を開閉レバー12から離れさせると共に、版胴1を逆回転(図5(a)〜(e)中反時計回転)させる。そして、制御部27は、逆回転開始後、刷版2を安定して巻き出しすることが可能となった時点で、図5(c)に示すように、水着けローラ13を版胴1表面の刷版2に押圧させ、インキ着けローラ19を版胴1表面の刷版2から離す。これにより、刷版2をくわえ尻部17側から安定して巻きだして外すことができると共に、刷版2のくわえ部18を刷版2に確実に保持することができる。
制御部27は、図5(d)に示すようにして版胴1を略1回転させた後、刷版2のくわえ部18を取り外すのに適当なときに版胴1の回転を停止させて、図5(e)に示すように水着けローラ13を版胴1から離れさせる。この際、刷版2はくわえ部18のみにより版胴1に装着されている状態となっている。
なお、刷版2の取り外し時には、制御部27は、指令信号を受けた後ここまでの操作の制御を自動的に行なっている。
そして、版胴1の停止後、オペレータの手作業で刷版2のくわえ部18をギャップKから抜き出す。
以上のようにして、刷版2を版胴1から取り外す。
このように、本実施形態の刷版着脱装置3によれば、シンプルな構成で簡単に、版胴1に刷版2を着脱することができる。
また、刷版2の装着作業時において、従来は刷版2のくわえ尻部17をパット51によりギャップKに押し込んでいたのでくわえ尻部17を押し込む位置合わせをする必要があり装置構成や操作が複雑になっていたが、本実施形態の刷版装着装置3では、版押さえローラ13によってくわえ尻部17をギャップKに押し込むようにしたのでくわえ尻部17を押し込むために特別な装置を設置すること無く、シンプルな装置構成で簡単に(刷版2のくわえ尻部17を押し込むタイミングや位置の調整を行なうこと無く)くわえ尻部17をギャップKに押し込むことができる。
さらに、従来は開閉レバー12を複雑な形状のカムとして形成していたが、本実施形態では開閉レバー12の形状をシンプルにし、開閉レバー12の製造コストを下げることができる。
また、従来は開閉レバー12のカム面Aとカム面Bとのどちらを押圧するかを制御することで、テンションバー16を閉位置から開位置に切り替えていたが、本実施形態では、刷版2の装着時には、レバー押さえローラ4の位置(版胴1の周方向及び径方向の位置)を精密に制御することなく、即ち、レバー揺動装置26の制御を精密に行なうことなく、版胴1の回転に伴ってテンションバー16を開位置と閉位置との間で切り替えることができ、シンプルな装置構成で簡単に(複雑な制御を行なうこと無く)くわえ尻部17をフック部Fで保持することができる。
また、刷版2の装着後、版胴1が制御部27により回転させられて、印刷運転を行なうのに適当な位相位置に復帰させられるので、例えば印刷像を変えるために刷版2の交換を行なった場合でも、すぐに印刷を再開することができる状態に復旧することができ、印刷を効率よく行なうことができる。
また、刷版2の装着時には、手作業で刷版2のくわえ部18をギャップKに押し込んだ後は、制御部27によって自動的に刷版2を装着することができるので、刷版2の取付け位置や状態の精度が、作業者の熟練度に左右されることがない。
また、刷版2の着脱操作の大部分(刷版2のくわえ部18の着脱以外の操作)を自動化することにより、刷版2の装着に要する手間や時間を小さくすることができ、また、作業性を従来よりも安全に行なうことができる。
また、刷版2の着脱作業を確実に行なうことができるため、印刷の準備時間を短縮することが可能となり、省力化が図れると共に、印刷機のランニングコストを低減し、生産性を大幅に向上させることができる。
(B.第2実施形態)
図6は、本発明の第2実施形態を説明する図である。
第2実施形態においては、複数の版胴1を有する印刷機の各版胴1それぞれに、刷版着脱装置3が設置されている。各刷版着脱装置3は、第1実施形態で説明したものと以下の点を除き同様の構成となっている。
本実施形態では、すべての刷版着脱装置3が共通の制御部27によって制御されている。また、制御部27はデータファイル28を有しており、データファイル28には、この印刷機を用いて印刷を行なう際に、印刷対象物(例えば、新聞など)の少なくとも一部頁の印刷変更により複数の版胴1の内の少なくとも一部の刷版2を変更する場合に、変更建て頁(印刷変更を行なう頁)に対応するユニットナンバー(交換して新たに装着すべき刷版の番号)と、シリンダナンバー(刷版2を交換する版胴1の番号)と、シリンダ上の刷版変更位置(版胴1に装着されている刷版2のうち、交換する刷版2の位置)とが記録されている。
以上の点のほかは、各刷版着脱装置3は第1実施形態で説明したものと同様の構成となっている。
本発明の第2実施形態としての刷版着脱装置は以上のように構成されているので、シンプルな構成で簡単に、版胴に刷版を着脱することができ、第1実施形態で説明したのと同様の作用・効果を奏することができる。
さらに、本実施形態では、印刷対象物の刷版2の交換を行なう際に、制御部27がデータファイル28から、変更建て頁に対応するユニットナンバー、シリンダナンバー、及び、シリンダ上の刷版変更位置の情報を読み取り、交換する刷版2の位置を自動的に特定し、全交換箇所の刷版2を同時に外すことが可能となる。これにより、作業者は巻き出された旧版(版胴1から取り外すべき刷版2)を目印にすばやく刷版2交換箇所に移動し、交換する刷版2を間違えることなく作業ができる。したがって、誤刷の可能性を低くすることができる。
(C.その他)
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述した第1,第2実施形態に限定されるものではなく、適宜変形して実施することができる。
例えば、上述した各実施形態では、版押さえローラとして水着けローラ13を用いたが、図7に示すように、インキ付けローラ19を版押さえローラとして兼用すれば、上記実施形態と同様に、装置の構成をシンプルにすることができ、好ましい。もちろん、版押さえ専用のローラを別に備え、その版押さえ専用のローラを版押さえローラとして用いてもよく、また、ローラ形状以外の版押さえ専用の部材を用いてもよい。
また、例えば、上述した各実施形態では、版胴1に装着されている刷版2を取り外す際に、刷版2のくわえ部18が外れることを防止するために水着けローラ13及びインキ着けローラ19で刷版2を保持したが、この保持動作は刷版2の状態に応じて適宜行なえばよい。具体例としては、くわえ部18が版胴1の回転により外れる虞がない場合などに水着けローラ13及びインキ着けローラ19で刷版2を保持することなく取り外しを行なってもよい。また、くわえ部18が外れることを確実に防止するため、水着けローラ13及びインキ着けローラ19の両方を同時に用いて刷版2を保持するようにしてもよい。
また、例えば図8に示すように、刷版2の取り外し時におけるギャップKからのくわえ尻部17の抜き出し状況を確認するためにテンションバー16の回転角度を検出する回転角検出器29を設置したり、版胴1から取り外された刷版2の版走行路に光電センサやリミットスイッチ等の検出器30を配設したりして、異常が発生した場合に回転角検出器29や検出器30が信号を出力し、刷版2の取り付け又は取り外し動作を停止あるいは表示するなどの、安全対策をとることが好ましい。なお、図8では、回転角検出器29又は検出器30が異常を検出して信号を出力した場合、その信号は制御部27に入力され、制御部27は版胴1の回転を停止させるよう構成されている。
また、上記の実施形態では装置の制御を制御部27により自動的に制御するようにしたが、制御部27の代わりに制御盤を設置し、制御盤を用いてオペレータのボタン操作により装置の制御を手動で行なうようにしてもよい。
また、上記実施形態では変曲面12ERを、係合面12BRの中心部側へ変曲する面としてとして形成したが、その構成に特に制限はない。したがって、レバー押さえローラ4などの押圧部材に押さえつけられても、テンションバー16の開位置から閉位置への回動を許容するよう構成されていれば良い。例えば、水着けローラ13がくわえ尻部17をギャップKに押し込む時点に、開閉レバー12の係合面12BRと変曲面12ERとの境界が版胴1の回転軸とギャップKとを結ぶ直線上に位置するようにすれば、変曲面12ERを係合面12BRと同様の形状に形成してもよい。また、変曲面12ERを適当な切欠の表面として形成しても良い。これらによっても、レバー押さえローラ4などの係合部により変曲面12ERが押さえつけらたとしても、テンションバー16の開位置から閉位置への回動を許容するように開閉レバー12を揺動させるという機能は達成される。
また、レバー押さえ部材として、レバー押さえローラ4以外に、ローラ形状以外の形状を有する部材を用いても良い。
さらに、付勢部材として、スプリング32以外のものを用いても良い。
本発明は、刷版を使用する任意の印刷機において実施することができ、特に、新聞オフセット輪転機をはじめとしたオフセット印刷機に用いて好適である。
本発明の第1実施形態を説明する図である。 本発明の第1実施形態を説明するため、要部を拡大して示す図である。 (a)〜(d)はいずれも、本発明の第1実施形態を説明するための図である。 (a)〜(d)はいずれも、本発明の第1実施形態を説明するための図である。 (a)〜(e)はいずれも、本発明の第1実施形態を説明するための図である。 本発明の第2実施形態を説明するための図である。 本発明の別の実施の形態を説明する図である。 本発明のさらに別の実施の形態を説明する図である。 従来の技術を説明する図である。 刷版の構成を説明するための図である。 別の従来の技術を説明するための図で、(a)はその要部を説明する図、(b),(c)はいずれもその使用状態を説明するための図である。
符号の説明
1 版胴
1P 取付部
2 刷版
3 刷版着脱装置
4 レバー押さえローラ
7 ブラケット
8 支点軸
9 揺動アーム
10 エアシリンダ
11 ピン
12 開閉レバー
12R (開閉レバー12の)外周面
12BR 係合面
12ER 変曲面
12S スプリング固定部
13 水着けローラ(版押さえローラ)
15 長穴
16 テンションバー
17 (刷版2の)くわえ尻部
18 (刷版2の)くわえ部
19 インキ着けローラ
20 カムレバー
21 レバー
22 カムフォロア
25 ゴム胴
26 レバー揺動装置
27 制御部
28 データファイル
29 回転角検出器
30 検出器
31 スプリング台
32 スプリング
33 ストッパ
34 ストッパバー
35 切欠
A,B (カムレバー20の)円弧面
F (テンションバー16の)フック部
K ギャップ
S (ギャップKの)くわえ側エッジ部

Claims (10)

  1. 一端にくわえ部が形成され他端にくわえ尻部が形成された刷版を、版胴に対して着脱する、印刷機の刷版着脱装置であって、
    上記版胴の軸方向に延在して形成され、上記版胴の外表面に開口を有する長穴と、
    上記長穴内に回転可能に嵌装され、上記刷版のくわえ尻部を係止するフック部を有するテンションバーと、
    上記テンションバーの端部に上記テンションバーと一体に設けられ、上記フック部が上記くわえ尻部を係止する上記テンションバーの閉位置と上記フック部が上記くわえ尻部を係止しない上記テンションバーの開位置との間で上記テンションバーを回動させるように揺動可能な開閉レバーと、
    少なくとも上記刷版の上記版胴への装着時には位置を固定されるとともに上記開閉レバーに設けられた係合面と係合する係合部を備え、上記係合によって上記開閉レバーを揺動させるレバー揺動装置と、
    上記版胴の周外側から上記くわえ尻部を押圧し、上記開口に上記刷版のくわえ尻部を押し込む刷版押圧装置とを備え、
    上記開閉レバーの係合面は、
    上記テンションバーが上記開位置にある時に上記版胴の外周面と略同心円状に位置する円弧面を有し、上記開口に上記くわえ尻部が押し込まれる際には、上記レバー揺動装置の係合部が上記円弧面に係合して、上記テンションバーを上記開位置に保持し、上記開口への上記くわえ尻部の押し込みが完了したら、上記係合部の上記円弧面への係合が解除され、上記テンションバーが上記閉位置へ回動される
    ことを特徴とする、刷版着脱装置。
  2. 上記開閉レバーの係合面は、上記円弧面の一端に連続して形成され、上記円弧面の中心部側へ変曲する変曲面を有し、
    上記開口への上記くわえ尻部の押し込みが完了したら、上記係合部が上記変曲面に係合することにより、上記揺動装置の係合部の上記円弧面への係合が解除される
    ことを特徴とする 請求項1記載の刷版着脱装置。
  3. 上記刷版押圧装置は、回転可能な版押さえローラを有している
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の刷版着脱装置。
  4. 上記版胴の上記開口の縁部に上記くわえ部を係止するエッジ部が形成されるとともに、上記版押さえローラが、上記エッジ部で上記くわえ部を係止された後、上記刷版を押圧した状態で上記版胴に巻着するように構成されている
    ことを特徴とする、請求項3記載の刷版着脱装置。
  5. 上記版押さえローラが、上記印刷装置に設置された水着けローラである
    ことを特徴とする、請求項3又は4記載の刷版着脱装置。
  6. 上記版押さえローラが、上記印刷装置に設置されたインキ着けローラである
    ことを特徴とする、請求項3又は4記載の刷版着脱装置。
  7. 上記版胴に上記刷版を装着する際に、上記開口に上記くわえ部が係止された状態で着指令信号を受けると、あらかじめ設定された手順に従って、上記版胴の回転と、上記レバー揺動装置の揺動とを自動的に制御する着操作制御部を備える
    ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の刷版着脱装置。
  8. 上記版胴から上記刷版を取り外す際に、脱指令信号を受けると、あらかじめ設定された手順に従って、上記版胴の回転と、上記レバー揺動装置の揺動とを自動的に制御する脱操作制御部を備える
    ことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の刷版着脱装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の刷版着脱装置を用いて版胴に刷版を取り付ける方法であって、
    上記版胴の上記開口に上記刷版のくわえ部を挿入して上記くわえ部を上記開口に係止させ、
    上記版胴を回転させて上記刷版を上記版胴に巻きつけ、
    上記刷版のくわえ尻部を上記版胴の上記開口に押込み、
    上記レバー揺動装置により上記開閉レバーを揺動させて、上記くわえ尻部を上記フック部に係止させる
    ことを特徴とする、刷版の取り付け方法。
  10. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の刷版着脱装置を用いて版胴から刷版を取り外す方法であって、
    上記レバー揺動装置により上記開閉レバーを揺動させて、上記くわえ尻部を上記フック部から取り外し、
    上記開口から上記くわえ尻部を抜き出し、
    上記版胴を回転させて上記刷版を上記版胴から外し、
    上記刷版が、上記くわえ部のみにより上記版胴に装着されている状態となったときに上記版胴の回転を停止させ、
    上記開口から上記くわえ部を取り外す
    ことを特徴とする、刷版の取り外し方法。

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