JP2001277472A - 刷版交換装置 - Google Patents

刷版交換装置

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JP2001277472A
JP2001277472A JP2000093146A JP2000093146A JP2001277472A JP 2001277472 A JP2001277472 A JP 2001277472A JP 2000093146 A JP2000093146 A JP 2000093146A JP 2000093146 A JP2000093146 A JP 2000093146A JP 2001277472 A JP2001277472 A JP 2001277472A
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Katsuichi Furukawa
勝一 古川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刷版交換装置において、刷版の交換を安定し
て且つ効率良く行なえるようにする。 【解決手段】 輪転印刷機において刷版3を版胴1bに
着脱する刷版交換装置であって、刷版3を保持する刷版
保持手段8と、刷版保持手段8による刷版3の保持位置
を規定する刷版位置決め手段2,3Cと、刷版保持手段
8によって保持された刷版3を搬送する刷版搬送手段7
とをそなえて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輪転印刷機の印刷
装置部において版胴に装着させる刷版の着脱(差し替え
交換)を行なう、刷版交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】輪転印刷機では、印刷が終了すると刷版
の交換が行なわれ、従来よりこのような刷版の交換を行
なう刷版交換装置が開発されている。以下、このような
従来の刷版交換装置の一例を、図10〜図14を参照し
ながら説明する。図10(a)〜(c)に示すように、
刷版交換装置137a,137bが取り付けられる輪転
印刷機の印刷装置部35は、ウェブ60の両面に印刷を
行なう両面印刷機として構成されている。ウエブ60の
搬送経路上方には、ウェブ60の上面に絵柄を転写する
上側ブランケット胴36a、及び、印刷絵柄を焼き付け
た刷版を巻着し上側ブランケット胴36aに刷版の絵柄
を転写する上側版胴1aが取り付けられ、同様にウエブ
60の搬送経路下方には、ウェブ60の下面に印刷を施
すための下側ブランケット胴36b及び下側版胴1bが
取り付けられており、版胴1a,1bにそれぞれ巻着さ
れた刷版を交換するために、上側版胴1aについては刷
版交換装置137aが、下側版胴1bについては刷版交
換装置137bがそれぞれ取り付けられている。
【0003】各刷版交換装置137a,137bは、図
10及び図11に示すように、移動フレーム(搬送装着
部)13に取り付けられ、この移動フレーム13は、水
平方向に伸びるレール101に移動可能に取り付けられ
ており、刷版交換装置137a,137bは移動フレー
ム13を介してレール101上を、印刷装置部3に対し
て離接方向に移動できるようになっている。レール10
1は、フロアに立設された支持フレーム102a及び版
胴1a,1bやブランケット胴36a,36b等を支持
する駆動側フレーム(版胴1a,1bやブランケット胴
36a,36bの駆動側が取り付けられたフレーム)1
02b,操作側フレーム(版胴1a,1bやブランケッ
ト胴36a,36bの操作側が取り付けられたフレー
ム)102cに支持されている。なお、図11では、下
方の移動フレーム13が取り付けられるレールは省略し
ている。
【0004】また、刷版交換装置137a,137b
は、図10及び図11では簡略化して示しているが、下
方の刷版交換装置137bに着目して説明すると、刷版
交換装置137bは、図14(a),(b)に示すよう
に、移動フレーム13の腕部13´,13´に支持軸を
介して回転可能に支持される外枠40と、図14(b)
中に矢印D1又は矢印D2で示す方向に沿って進退可能
に外枠40に係合された中枠41と、図14(b)中に
矢印A3又は矢印A4で示す方向に沿って進退可能に中
枠41内に組み込まれた内枠42とをそなえて構成され
ており、図12及び図13を用いて後述するように、こ
の内枠42に旧版外し装置150と新版挿入装置170
とが取り付けられている。
【0005】このような構成により、刷版交換装置13
7a,137bを作動させない時には、刷版交換装置1
37a,137bを、図11に二点鎖線で示すように、
印刷装置部35から離隔した待機位置まで待避させてお
く。印刷装置部35の作動中は、その近辺でインキや紙
粉が飛散しており、刷版交換装置137a,137bを
常に印刷装置部35の常に近接させておくと、このイン
キや紙粉が旧版外し装置150及び新版挿入装置170
の可動部に付着してしまい動作不良を招く虞があるた
め、非作動時にはこのようにして旧版外し装置150及
び新版挿入装置170を印刷装置部35から離隔させる
のである。
【0006】一方、刷版3の交換を行なう時には、待機
位置で、刷版交換装置137a,137bに、新たに版
胴1a,1bに取り付ける刷版(新版)3をセットする
等の準備を行なった後、図11に実線で示すように、刷
版交換装置137a,137bを版胴1a,1bに近接
した印刷ライン内の交換位置まで移動させる。さらに、
刷版3の交換時には、この交換位置において、図10
(a)に示すような刷版交換装置137a,137bが
移動フレーム13内に収納された状態から、図10
(b)及び図14(b)に示すように、移動フレーム1
3に対して外枠40(刷版交換装置137a,137
b)を、刷版3を着脱可能な所定角度まで傾斜させ、さ
らに、中枠41を、外枠40内に収納された図10
(b)に示す状態〔図10(c)に二点鎖線で示す状
態〕から、図14(b)中に矢印D1で示す方向にスラ
イドさせて、図14(b)に示すように外枠40から突
出させた状態、即ち、刷版交換装置137a,137b
の先端が、図10(c)に実線で示すような版胴1a,
1bに近接した状態とされる。
【0007】そして、このような状態から、図12及び
図13に示すような旧版外し装置150と新版挿入装置
170とが取り付けられた内枠42を、中枠41に対し
て図14(b)に矢印A3,A4で示す方向にスライド
させることにより、後述するように刷版3を交換するこ
とができるようになっている。以下、下方の刷版交換装
置137bに着目して、旧版外し装置150及び新版挿
入装置170についてさらに説明する。
【0008】まず、旧版外し装置150について説明す
ると、図13に示すように、真空吸着パッド8をそなえ
たヘッド151と、ヘッド151に一端を接続された支
持軸152と、支持軸152の他端を挿入され支持軸1
52を案内するガイド部材153と、ガイド部材153
に取り付けられヘッド151に駆動軸を接続されたエア
シリンダ154と、ガイド部材153に駆動軸を接続さ
れ内枠42に取り付けられたエアシリンダ155とをそ
なえて構成されており、エアシリンダ154により真空
吸着パッド8を版胴1bに取り付けられた刷版(旧版)
3に押しつけることができ、エアシリンダ155によ
り、真空吸着パッド8やヘッド151やガイド部材15
3等を、版胴1bに対して移動させることができるよう
になっている。
【0009】そして、旧版3を版胴1bから取り外す際
には、先ず、旧版3を取り外し可能な所定の回転位相で
版胴1を停止・固定し、図示しない刷版締付手段を緩め
る。刷版3は、図13に示すように、くわえ側先端3A
とくわえ尻側先端3Bとにそれぞれ折り曲げ部が形成さ
れており、この折り曲げ部を、版胴1bの周面に設けら
れた凹部(ギャップ部)Gにはめ込むことにより、版胴
1bに刷版3を係止することができるようになっている
が、刷版締付手段を緩めることにより、旧版3は、その
スプリングバック力により、版胴1bに巻き付けられて
いる湾曲状態から直線状態に復帰しようとして、旧版3
のくわえ尻側先端3Bが自ずと版胴1bのギャップ部G
から出てくる。
【0010】この時、旧版3は版押さえローラ12によ
り版胴1bに押圧されており、旧版3のくわえ尻側先端
3Bがギャップ部Gから外れて、旧版3が版胴1に対し
てフリーとなっても、旧版3が落下しないようになって
いる。なお、版押さえローラ12は、図13に示すよう
にシリンダ12Bの駆動軸に取り付けられ、版胴1bに
対して離接方向に移動可能になっており、刷版の交換作
業が行なわれていないときは、版胴1bから離隔した待
機状態とされる。
【0011】そして、版胴1bを図13中に矢印B2で
示す方向に略一回転させると、図13に示すように、旧
版3は、そのスプリングバック力により、くわえ尻3B
側から順次押し出され、旧版ガイド38により、新版挿
入装置170側に移動してしまわないように規制される
とともに内枠42に設けられたポケット39内部に案内
される。そして、旧版3がポケット39内部に回収され
る直前では、図13に示すように旧版3は版押さえロー
ラ12から外れてしまうため、旧版外し装置150のエ
アシリンダ154,155を伸長させて、真空吸着パッ
ド8を旧版3に当接させ、旧版3を吸着保持させる。そ
して、この状態で内枠42を真空吸着パッド8と一体に
ギャップ部Gのくわえ側の端面(くわえ側エッジ部)2
0に沿うように移動させて、くわえ側先端3Aをギャッ
プ部Gから抜き取り、さらに、エアシリンダ155を縮
退させて旧版3をポケット39内部に移動させた後、真
空吸着パッド8による吸着を解除し、これにより旧版3
がポケット39内に回収される。
【0012】なお、旧版ガイド38は、軸支部38Aを
介して傾動可能に内枠42に取り付けられており、新版
3を版胴1bに取り付ける際には、軸支部38Aを中心
に回転させて図13中に二点鎖線で示す待避状態とさ
せ、版胴1b側に伸長する新版挿入装置170と旧版ガ
イド38とが接触しないようにしている。次に、新版挿
入装置170について説明すると、新版挿入装置170
は、図13に示すように、上述した旧版外し装置150
とともに内枠42に取り付けられており、図12に示す
ように、真空ポンプ(図示略)により吸着口を真空とさ
れる真空吸着パッド8をそなえた刷版保持部26と、真
空吸着パッド8(刷版保持部26)を図12中に矢印A
1,A2で示すように版胴1の接線方向に移動させるた
めの平行移動用ガイド(直動型軸受け)27と、この平
行移動用ガイド27を、図12中に矢印A3,A4で示
すように版胴1に対して斜め方向へ昇降移動させるため
の傾斜移動用ガイド(直動型軸受け)29(図13では
図示略)とをそなえて構成されている。
【0013】平行移動用ガイド27は、内枠42に固設
されたブロック31に摺動可能に支持されるとともに、
その一端(図12及び図13中で右側の図示しない端
部)を、内枠42に取り付けられた駆動装置(例えばシ
リンダ)に接続されており、内枠42に対して進退可能
に構成されている。つまり、平行移動用ガイド27は、
図13に示すような新版挿入装置170の待機中(旧版
外し装置150の作動中)では、旧版外し装置150と
接触しないように版胴1bから離隔した状態とされ、一
方、図12に示すような新版挿入装置170の作動中で
は、新版3を装着可能な版胴1bに近接した状態とされ
る。なお、図12では省略しているが、図13に示すシ
リンダ161は、ブロック30,31やガイド29より
も、図12において紙面表側にせり出すようにして取り
付けられており、シリンダ161やその駆動軸がブロッ
ク30,31やガイド29に当たらないようになってい
る。
【0014】また、平行移動用ガイド27には、真空吸
着パッド8がそなえられたブロック28が摺動可能に取
り付けら、ブロック28は、図13に示すように、ブロ
ック162を介してシリンダ161(図12ではいずれ
も図示略)の駆動軸に接続されている。シリンダ161
は、平行移動用ガイド27に取り付けられており、シリ
ンダ161の駆動軸を伸縮させることによりブロック2
8を平行移動用ガイド27により案内させつつ移動させ
ることができるようになっている。
【0015】さらに、傾斜移動用ガイド(直動型軸受
け)29は、一端(図12で下側の図示しない端部)を
中枠41〔図14(a),(b)参照〕に取り付けら
れ、また、傾斜移動用ガイド29にはブロック30が摺
動可能に取り付けられている。ブロック30には図示し
ないエアシリンダやモータ等の駆動装置が取り付けられ
ており、ブロック30は傾斜移動用ガイド29上を移動
することができるようになっている。
【0016】また、ブロック30には、ブロック31を
介して内枠42及び平行移動用ガイド27が取り付けら
れており、ブロック30を傾斜移動用ガイド29上で移
動させることにより、ブロック31が固設された内枠4
2を、平行移動用ガイド27や真空吸着パッド8等と一
体に、中枠41に対して図12中に矢印A3,A4で示
す方向に沿って移動させることができるようになってい
る。
【0017】このような構成により、刷版交換装置13
7bを図10(c)及び図11に実線で示すように、版
胴1に近接した状態とし、さらに旧版外し装置150に
より旧版3を取り外した後、新版挿入装置170によ
り、以下のようにして新版3が版胴1に取り付けられ
る。つまり、図13に示すように、新版挿入装置170
が版胴1bから離隔した状態から、図示しない駆動装置
により平行移動用ガイド27をシリンダ161や真空吸
着パッド8と一体にブロック31上で摺動させて、図1
2に示すように、新版挿入装置170を版胴1b近接さ
せて新版挿入装置170により新版3を版胴1bに装着
可能な状態にする。そして、新版3を版胴1に固定する
ためのギャップ部Gが図12中に二点鎖線で示すような
所定位置にくるように版胴1を所定位相に固定した後、
刷版3を吸着・保持している真空吸着パッド8を、シリ
ンダ161(図13参照)によりブロック28と一体に
平行移動用ガイド27に沿って前方(図12中で左側)
へ移動させて、図12中に実線で示すように、新版3の
くわえ側先端3Aをギャップ部Gの上方に移動させる。
【0018】次に、ブロック30(内枠42)を、傾斜
移動用ガイド29上で図12中に矢印A4で示す方向に
下降させ、これにより、真空吸着パッド8が、ブロック
28,平行移動用ガイド27,ブロック31を介してブ
ロック30(内枠42)と一体に、図12中に二点鎖線
で示す状態まで下降し、新版3のくわえ側先端3Aがギ
ャップ部Gに挿入される。そして、この後、ブロック2
8を図12中で矢印A2で示す方向に後退させ、版胴1
のギャップ部Gと刷版3のくわえ側先端3Aの微少な隙
間をさらに狭めて、ギャップ部Gとくわえ側先端3Aと
の係合をより強固なものとする。なお、各ガイド27,
29は、真空吸着パッド8により吸着された刷版3のく
わえ側先端3Aが、ギャップ部Gのくわえ側エッジ部2
0に沿って移動するように各条件(例えば傾斜移動用ガ
イド29の傾斜角)が設定されている。
【0019】そして、図12に二点鎖線で示すように、
ギャップ部Gに刷版3のくわえ側先端3Aが挿入された
後、版胴1を、図12中に矢印B1で示す方向に僅かに
回転させた後、エアシリンダ12Bを伸長させて版押さ
えローラ12(図13参照)を、版胴1に押圧させ、同
時に、真空吸着パッド8による吸着を停止させる。そし
て、くわえ側先端3Aをギャップ部Gに係止された刷版
3を版押さえローラ12により版胴1に押圧させて支持
させながら、版胴1を回転させて刷版3を送り出して版
胴1に巻着させていく。そして、版胴1を略1回転させ
て刷版3のくわえ尻側先端3Bをギャップ部Gに挿入し
た後、所定の回転位相位置にて版胴1を停止させてから
図示しない刷版締付手段により締め付けて刷版3を版胴
1に固定する(これを止め版締めという)。これによっ
て、一連の版装着作業が終了する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の刷版交換装置137a,137bでは、新版挿
入装置170による新版3の保持位置が不安定で、新版
3が所定の位置からずれて新版挿入装置170にセット
される虞がある。つまり、新版挿入装置170には、図
示しない位置決め用のブラケットがそなえられており、
新版3を新版挿入装置170に取り付けるときには、作
業者がこのブラケットの端面に新版3の端面を当接させ
て、新版3と新版挿入装置170との位置決めを手作業
により行なっているが、刷版(新版)3は、例えば0.
3mm程度のアルミ製で強度が低いために、新版3の端
面をブラケットに押し付けて位置決めする際に変形して
しまうことがある。このため、新版3と新版挿入装置1
70との位置関係にずれが生じてしまうのである。
【0021】さらに、このように新版3と新版挿入装置
170との位置関係にズレが生じると、例えば、新版3
を版胴1a,1bに装着する際、版胴1a,1bの回転
位相や、版胴1a,1bの軸心線への平行度に対してズ
レが生じてしまい、くわえ側先端3Aが版胴1a,1b
のギャップ部Gに挿入できなくなったり、或いは、挿入
できたとしても、版胴1a,1bの軸心線に対する平行
度がずれた状態で新版3が取り付けられてしまう。この
ように新版3の取付精度が悪いと、印刷品質が低下した
り、新版3の取付位置の修正が必要となって作業効率が
低下してしまうという課題がある。
【0022】また、上述したように、新版3を版胴1
a,1bに取り付ける際には、版胴1a,1bを所定の
回転位置まで移動させて停止させなければならないの
で、このように版胴1a,1bを所定の回転位置に停止
させるための調整に手間が掛かってしまうという課題が
ある。さらに、新版3を版胴1a,1bに取り付ける際
には、上述したように新版3を、版胴1a,1bの接線
方向(図12中に矢印A1,A2で示す方向)及び版胴
1a,1bのギャップ部Gのくわえ側エッジ部20の沿
った方向(図12中に矢印A3,A4で示す方向)に移
動させなけらばならないため、このような移動機構が複
雑となってその調整が微妙で難しいものとなってしまう
という課題がある。
【0023】また、上述したが、印刷装置部35の近辺
にはインキや紙粉が飛散しているため、このインキや紙
粉が可動部に付着しないように、旧版外し装置150と
新版挿入装置170とを共に内枠42に取り付けて一体
化させ、内枠42とともに待機中(非作動中)には印刷
装置部35の近辺から退避させるようにしている。この
ように旧版外し装置150と新版挿入装置170とが何
れも内枠42に取り付けられているため、取付スペース
に余裕がないことから、旧版外し装置150の旧版3を
収容するポケット39のスペースを十分に確保できず、
ポケット39は旧版3を1枚しか収容できない。このた
め、版交換の度にポケット39から旧版3を回収しなけ
ればならないので回収作業が繁雑となってしまうという
課題がある。また、旧版外し装置150と新版挿入装置
170の重みにより内枠42が撓んでしまい、この点か
らも、版胴1a,1bへの新版3の取付精度が低下して
しまうという課題がある。
【0024】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、刷版の交換を安定して且つ効率良く行なえる
ようにした、刷版交換装置を提供することを目的とす
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の刷版交換装置は、輪転印刷機において刷版を
版胴に着脱する刷版交換装置であって、該刷版を保持す
る刷版保持手段と、該刷版保持手段による該刷版の保持
位置を規定する刷版位置決め手段と、該刷版保持手段に
よって保持された該刷版を搬送する刷版搬送手段とをそ
なえて構成されていることを特徴としている。
【0026】請求項2記載の本発明の刷版交換装置は、
請求項1記載の刷版交換装置において、該刷版位置決め
手段が、該刷版に形成された位置決め孔と、該刷版搬送
手段に具備され該位置決め孔と係合する位置決めピンと
で構成されていることを特徴としている。請求項3記載
の本発明の刷版交換装置は、輪転印刷機において刷版を
版胴に着脱する刷版交換装置であって、該刷版の版くわ
え側先端を回転中の該版胴のギャップ部へ押圧して該刷
版を該版胴に装着する刷版装着手段と、所定のタイミン
グで該刷版装着手段により該刷版を該版胴に装着させる
版装着指示手段とをそなえて構成されていることを特徴
としている。
【0027】請求項4記載の本発明の刷版交換装置は、
請求項3記載の刷版交換装置において、該版装着指示手
段が、該版胴の回転位相を検出する版胴回転位相検出手
段と、該版胴回転位相検出手段からの版胴回転位相検出
信号に基づいて、該刷版装着手段に装着指令を出力する
制御手段とをそなえて構成されていることを特徴として
いる。
【0028】請求項5記載の本発明の刷版交換装置は、
請求項3記載の刷版交換装置において、該版装着指示手
段が、該版胴と機械的に連結されたカムと、該カムと該
刷版装着手段とを連結するリンク機構とで構成されてい
ることを特徴としている。請求項6記載の本発明の刷版
交換装置は、輪転印刷機において刷版を版胴に着脱する
刷版交換装置であって、該刷版を搬送する刷版搬送手段
と、該刷版搬送手段の搬送経路上に設けられた位置決め
ストッパとをそなえ、該刷版搬送手段により搬送される
該刷版が該位置決めストッパと当接して版装着待機位置
に規定されるように構成されていることを特徴としてい
る。
【0029】請求項7記載の本発明の刷版交換装置は、
輪転印刷機において刷版を版胴に着脱する刷版交換装置
であって、該版胴から該刷版を取り外す該刷版取外し手
段と、該刷版取外し手段により該版胴から取り外された
該刷版を収納する旧版受けとをそなえ、該旧版受けが、
独立して支持されていることを特徴としている。請求項
8記載の本発明の刷版交換装置は、請求項7記載の刷版
交換装置において、該旧版受けの導入部に、該刷版の版
くわえ側先端の折曲げ部及び版くわえ尻側先端の折曲げ
部を平坦にする平坦化手段がそなえられていることを特
徴としている。
【0030】請求項9記載の本発明の刷版交換装置は、
請求項8記載の刷版交換装置において、互いに押圧され
る一対のローラをそなえ、該一対のローラが、該刷版取
外し手段及び該平坦化手段として機能することを特徴と
している。請求項10記載の本発明の刷版交換装置は、
請求項1〜9のいずれかの項に記載の刷版交換装置にお
いて、該版胴のギャップ部に該版くわえ側先端が挿入さ
れた状態で該版胴を回転させる際に、該刷版に対し制動
力を付加する制動手段をそなえたことを特徴としてい
る。
【0031】請求項11記載の本発明の刷版交換装置
は、請求項1〜10のいずれかの項に記載の刷版交換装
置において、該刷版に該版胴を装着する際、及び/又
は、該刷版を該版胴から取り外す際に該刷版の動きを規
制する規制手段を有することを特徴としている。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。まず、本発明の第1実施形
態としての刷版交換装置について説明する。図1〜図6
は本実施形態の刷版交換装置について示す図であり、図
1はその要部構成を示す模式的な側面図、図2はその新
版挿入装置の新版装着方法を説明するための模式的な要
部側面図、図3はその真空吸着パッドへの真空供給系統
の構成を示す模式的な側面図、図4はその新版挿入装置
において新版装着時に新版に作用する制動力を説明する
ための模式的な要部側面図、図5はその旧版外し装置の
構成を示す模式的な側面図、図6はその旧版外し装置の
旧版取り外し方法を説明するための模式的な要部側面図
である。また、従来技術の説明に使用した図10及び図
11についても流用して説明する。なお、従来技術で説
明した構成部と同一の構成部については、同一の符号を
付しその説明を省略する。
【0033】本発明の第1実施形態としての刷版交換装
置は、図10及び図11に示す輪転印刷機の印刷装置部
35において、従来の刷版交換装置137a,137b
に置き換えて使用されるものであり、版胴1a,1bに
おいて、印刷終了後、それまで取り付けられていた刷版
(旧版)3を取り外した後、新しい刷版(新版)3を取
り付ける装置である。以下、本発明の刷版交換装置を、
特に印刷装置部35を搬送されるウエブ60の下面に印
刷を施すための版胴1bに適用した例を説明する。
【0034】本刷版交換装置は、図1に示すように、版
胴1bから旧版3を外すための旧版外し装置50と、版
胴1bに新版3を取り付けるための新版挿入装置55と
をそなえて構成されている。旧版外し装置50は、新版
挿入装置55と独立して印刷装置部35(図10参照)
の図示しないフレームに取り付けられ、一方、新版挿入
装置55は、従来装置137a,137bと同様に、図
10及び図11に示すような移動フレーム13に回転可
能に軸支されており、例えば、移動フレーム13に軸支
された第1のフレーム〔図14(a),(b)に示す従
来装置の外枠40に相当するもの〕と、版胴1bに対し
て離接移動可能に第1のフレームに取り付けられた第2
のフレーム〔図14(a),(b)に示す従来装置の中
枠41に相当するもの〕とをそなえて構成されている。
【0035】これにより、新版挿入装置55は、作動時
は、反転胴1bに新版3を装着可能に、図11に実線で
示す従来装置137a,137bのように印刷装置部3
5に近接した位置とされ、一方、非作動時は、図11に
二点鎖線で示す従来装置137a,137bのように、
インキや紙粉が飛散する印刷装置部35の近辺から離隔
した待機状態とされ、可動部にインキや紙粉が付着して
動作不良を起こさないようしている。
【0036】なお、図1〜図6は、図10(c)に示す
ような状態、即ち、移動フレーム13を図11に実線で
示すように版胴1b側に移動させ、第1のフレームを移
動フレーム13に対して所定角度傾斜させ、且つ、第2
のフレームを第1のフレームから突出させて版胴1bに
近接させた状態を示す。以下、旧版外し装置50及び新
版挿入装置55についてさらに説明する。
【0037】まず、旧版外し装置50について説明する
と、旧版外し装置50は、図1に示すように、旧版3を
収容する旧版受け14と、旧版受け14の導入部に配設
され旧版3の版くわえ側先端3A及びくわえ尻側先端3
Bに形成された折曲げ部を延ばして平坦化する平坦化手
段10と、平坦化手段10に旧版3を案内するガイド1
0Aと、図示しない刷版締付手段とをそなえて構成され
ている。旧版受け14,平坦化手段10及びガイド10
Aは、何れも、新版挿入装置55を支持する第2のフレ
ームとは独立した印刷装置部35の図示しないフレーム
に支持されている。
【0038】平坦化手段10は、図5に示すように、フ
レーム間に掛け渡される横梁33に設置されたブラケッ
ト15と、ブラケット15に位置固定で取り付けられた
駆動ローラ16aと、移動ローラ16bとをそなえて構
成されている。移動ローラ16bはエアシリンダ32の
駆動軸に接続されて駆動ローラ16aに対して離接方向
に移動可能になっており、エアシリンダ32の駆動軸を
伸長させることにより移動ローラ16bが駆動ローラ1
6aに押圧されて、ローラ16a,16bがニップロー
ラ(押圧部材)として機能するようになっている。
【0039】そして、このような構成により、図示しな
い刷版締付手段が緩められた後、版胴1bを図5中で矢
印B2で示す方向に逆回転させることにより版胴1bか
ら送り出されてくる旧版3のくわえ尻3Bを、ガイド1
0Aにより開放状態のローラ16a,16b間に案内
し、その後、エアシリンダ32を伸長させて図6に示す
ようにローラ16a,16bにより旧版3を挟みつけ、
図6中に矢印C1で示すように駆動ローラ16aを正転
又は矢印C2で示すように逆回転させて、この旧版3の
版くわえ側先端3A及びくわえ尻3Bの曲げ部を平坦化
するようにしている。この旧版3は、その後、駆動ロー
ラ16aを正転させることにより、旧版受け14に搬送
されて収容されるが、ローラ16a,16bにより平坦
形状とされているので、旧版受け14内に一括して複数
の旧版を収容することができるようになっている。
【0040】また、平坦化手段10は、旧版3が版胴1
bから取り外される(離脱される)際に、旧版3の動き
を規制する制動手段としても機能し、さらに、上述した
図示しない刷版締付手段とともに刷版取外し手段を構成
している。つまり、旧版3を取り外す際、刷版締付手段
による締め付けを解除されても、旧版3は、図6中に二
点鎖線で示すように、版胴1bのギャップGにくわえ側
先端3Aを係止されているため、この旧版3をローラ1
6a,16b(平坦化手段10)により挟みつけること
により、図6中に矢印B2で示す方向に回転する版胴1
bにより駆動される旧版3に制動力Pbを作用させ(ブ
レーキを掛け)、これにより、図6中に二点鎖線で示す
状態のくわえ側先端3Aが実線で示すように上方に反っ
て、ギャップGとくわえ側先端3Aとの係止が解除され
旧版3が版胴1bから取り外されるようになっているの
である。
【0041】なお、このような制動手段は、上述のもの
に限定されず、その他、種々の構成が考えられる。例え
ば、ローラ以外の部材で旧版3を表裏両側から押圧する
ことにより構成しても良いし、又は、旧版3にサクショ
ンローラやサクションボックスの吸着面を当接させて旧
版3を吸着保持させることにより構成しても良い。そし
て、このような構成により、旧版外し装置50は、第2
のフレームや新版挿入装置55と独立して設けることが
できるようになっている。つまり、図13に示す従来の
旧版外し装置150は、エアシリンダ154,155等
の可動部を有していたため、印刷装置部35の近辺に飛
散するインキや紙粉をこれらの可動部に付着させないよ
うに、非作動中は、同様に駆動部を有する新版挿入装置
170と共に印刷装置部35から退避させるべく、新版
挿入装置170と一体に内枠42に取り付けられてい
た。
【0042】これに対し、旧版外し装置50は、上述し
たようにエアシリンダのような可動部を有していないた
め、印刷装置部35の近辺(印刷ライン上)のインキや
紙粉が飛散する雰囲気下に配置することが可能である。
したがって、旧版外し装置50を、印刷装置部35から
退避させる必要はないので、可動部を有する新版挿入装
置55と独立して、版胴1bから旧版3を取り外し可能
な印刷装置部35の近辺(印刷ライン上)に配設してい
るのである。
【0043】次に、新版挿入装置55について説明する
と、新版挿入装置55は、図1に示すように、新版3を
吸着して保持する真空吸着パッド(刷版保持手段)8
と、吸着パッド8により吸着された新版3を所定の版装
着位置まで搬送する搬送装置(刷版搬送手段)7と、版
胴1bに新版3を装着するための装着指令を所定のタイ
ミングで出力する版装着指示手段と、版装着指示手段か
らの装着指令を受けると版胴1bに新版3を装着させる
べく新版3の版くわえ側先端3Aを回転中の版胴1bの
ギャップ部Gへ押圧する刷版装着手段4とをそなえて構
成されており、版装着指示手段は、版胴1の回転位相位
置を検知する版胴回転位相検出手段5と、版胴回転位相
検出手段5からの版胴回転位相検出信号を受けて刷版装
着手段10へ装着指令を出力する制御装置(制御手段)
6とから構成されている。
【0044】真空吸着パッド8は、図3に示すように、
空気配管8A,電磁弁8Bを介して真空ポンプ(吸引ブ
ロア)8Dへ接続されており、電磁弁8Bを制御装置6
で開弁制御することにより、真空ポンプ8Dにより真空
吸着パッド8の吸着口が真空とされて新版3が吸着され
て保持されるようになっている。なお、吸着パッド8は
新版3を吸着できればよいので、吸着パッド8には真空
でなくとも大気圧よりも低い負圧が供給されればよい。
また、エジェクタを使用して圧縮空気により真空状態を
作りだして、これにより吸着パッド8の吸着口を真空と
するように構成しても良い。
【0045】また、真空吸着パッド8は、新版3を保持
する刷版保持手段として機能するだけでなく、図4に示
すように、版装着時に新版3に対してくわえ尻3B側へ
所定の制動力(引張力,バックテンション)Paを付加
する制動手段として機能するようになっている。つま
り、版胴1bのギャップ部Gへ新版3のくわえ側先端3
Aを挿入させた後、この状態で版胴1bを図4中で矢印
B1で示す方向に回転させ(正転させ)新版3を版胴1
bに巻着させていく際に、所定の時間だけ真空吸着パッ
ド8による新版3の吸着を維持することにより、くわえ
尻3B側(図4中で右側)へ所定の制動力(バックテン
ション)Paを付加させ、ギャップ部Gのくわえ側エッ
ジ部20に対し刷版3のくわえ側先端3Aを馴染ませる
(くわえ側エッジ部20とくわえ側先端3Aとを強固に
係合させる)ようになっているのである。
【0046】搬送装置7は、図1に示すように、第2の
フレームに支持されたガイド7Aと、真空吸着パッド8
を取り付けられれるとともに図示しない駆動装置を有し
ガイド7A上を移動するブロック7Bとをそなえて構成
されており、ブロック7Bを真空吸着パッド8と一体に
ガイド7A上で移動させることより、上述したように、
真空吸着パッド8に吸着・保持された新版3を、版胴1
bに対して離接方向(ここでは水平方向)に移動させる
ことができるようになっている。
【0047】また、搬送装置7のガイド7Aには、真空
吸着パッド8に吸着・保持された新版3に向けて位置決
めピン2が設けられており、この位置決めピン2と新版
3に穿設された位置決め用の孔(位置決め孔)3Cとに
より刷版位置決め手段が構成されている。つまり、位置
決めピン2に位置決め孔3Cをはめ込むことにより、搬
送装置7による新版3の保持位置が規定される(搬送装
置7と新版3との位置決めが行なわれる)ようになって
おり、この状態で真空吸着パッド8により新版3を吸着
保持後、真空吸着パッド8をブロック7Bと一体に所定
量だけ版胴1b側に移動させることにより、新版3を版
胴1bに装着可能な所定位置に移動させて、新版3と版
胴1bとの位置決めが行なわれるようになっている。
【0048】なお、位置決めピン2には、図示しない昇
降装置がそなえられており、真空吸着パッド8により新
版3を吸着した後、ブロック7Bによる新版3の搬送が
行なえるように、昇降装置により位置決めピン2を上昇
させて新版3の位置決め孔3Cとの係止を解除するよう
になっている。また、版胴回転位相検出手段5は、ここ
では、版胴1bの軸端に連結されたエンコーダにより構
成される。
【0049】刷版装着手段4は、図1に示すように、エ
アシリンダ4Aと、このエアシリンダ4Aの駆動軸に接
続された撓ませローラ(版押さえ部材)4Bと、配管1
7A,17Cに介装された電磁弁17Bとから構成され
ている。エアシリンダ4Aは、空気配管17A,電磁弁
17B及び空気配管17Cを介してコンプレッサ17へ
接続されており、版胴回転位相検出手段5からの版胴回
転位相検出信号を受けて制御装置6から装着指令が出力
されると、これを受けて電磁弁17Bが開弁し、エアシ
リンダ4Aにエアが供給されてエアシリンダ4Aの駆動
軸に取り付けられた撓ませローラ4Bが、図2中に実線
で示す状態から二点鎖線で示す状態に移動するようにな
っている。
【0050】また、図2に示すように、吸着パッド8に
吸着された新版3の前端部(くわえ側先端)3Aが自重
により下方に垂れ下がってしまうことを防止すべく、垂
れ防止ガイド18が設けられており、この垂れ防止ガイ
ド18は、吸着パッド8に吸着された新版3の下方で新
版3の幅方向(図2中で紙面に対して垂直方向)に沿っ
て図示しないフレーム間に架設されている。ここでは、
この垂れ防止ガイド18は、くわえ側先端3Aが垂れ下
がってしまうことを防止するだけでなく、新版3を装着
させるべく機能するようになっている。つまり、図2に
示すように、撓ませローラ4Bを二点鎖線で示すように
下降させた際、新版3が撓ませローラ4Bにより押され
て垂れ防止ガイド18に当接し、これにより、垂れ防止
ガイド18を支点として新版3のくわえ側先端3Aが、
版胴1bのギャップ部Gのくわえ側エッジ部20に沿う
ようにして所定量だけ下方に曲がってこのギャップ部G
に挿入されるようになっている。
【0051】なお、くわえ側先端3Aと吸着パッド8と
の距離が短い場合、即ち、新版3において吸着パッド8
よりも版胴1b側に突出した部分が少なく、くわえ側先
端3Aが殆ど垂れ下がることのない場合には、版たれ防
止ガイド18を設けなくても良い。この場合、撓ませロ
ーラ4Bにより新版3を押圧したときにくわえ側先端3
Aがギャップ部Gのくわえ側エッジ部20に沿うよう
に、吸着パッド8をブロック7Bに対して揺動可能に構
成しても良い。
【0052】本発明の第1実施形態としての刷版交換装
置によれば、印刷終了後の反転胴1bにおいて、以下の
ようにして刷版3の交換が行なわれる。先ず、旧版3の
取り外しについて説明する。刷版(旧版)3を版胴1b
に巻着させている図示しない刷版締付手段を緩めると、
旧版3はその弾性力により版胴1bに巻き付けられた湾
曲状態から直線状態に復帰しようとして、旧版3のくわ
え尻3Bが版胴1bのギャップ部Gから自然に外れ、そ
の後、版押さえローラ(規制手段)12を降下させて旧
版3を版胴1bに押圧して保持しながら図1〜図6中に
矢印B2で示す方向に逆回転させる。これにより、旧版
3は、くわえ尻3Bからガイド10Aに案内されなが
ら、図5に示すように、開放状態のローラ16a,16
b間に挿入される。このように、版押さえローラ12に
より旧版3を版胴1bに押圧させて旧版3の移動を規制
することにより、ガイド10Aと協働して旧版3を安定
して旧版受け14に搬送することができるという利点が
ある。
【0053】そして、この直後、エアシリンダ32を伸
長させて可動ローラ16bを下降させ、図6に示すよう
にローラ16a,16bにより刷版3を把持させる。こ
れにより、ギャップGにくわえ側先端3Aを係止され版
胴1bに図6中で右下方に駆動されている旧版3に制動
力Pbが作用して、くわえ側先端3Aが図6中に破線で
示す状態から実線で示すように上方に反り返る。したが
って、本刷版交換装置によれば、旧版3を取り外す際に
旧版3に制動力Pbを掛けることにより、旧版が反り返
って、旧版3のくわえ側先端3Aを版胴1bのギャップ
部Gから確実に取り外すことができるという利点があ
る。
【0054】そして、くわえ側先端3Aが版胴1bのギ
ャップ部Gから外れると、反転胴1bを停止させた後、
駆動ローラ16bを図6中に矢印C2で示す方向に逆転
させ、これにより、旧版3のくわえ尻3B(図5参照)
がローラ16a,16bの押圧点を通過する直前まで旧
版3を図6中で左側に移動させる。これにより、くわえ
尻3Bがローラ16a,16b間で押圧されて延ばされ
平坦化する。そして、次に、駆動ローラ16bを図6中
に矢印C1で示す方向に正転させ、これにより、くわえ
側先端3Aがローラ16a,16bを通過して延ばされ
平坦化された後、旧版3が旧版受け14(図5参照)に
搬送・収容される。その後、エアシリンダ32(図5参
照)を縮退させて可動ローラ16bを上昇させ、これに
よりローラ16a,16bを開口させて待機状態とさ
せ、旧版3の取り外し及び収容が終了する。
【0055】このように、旧版3のくわえ側先端3A及
びくわえ尻3Bが延ばされて平坦化されるので、旧版3
を収容するためのスペースがこの分少なくてすみ、旧版
受け14に複数枚の旧版3を収容することができるとい
う利点がある。また、これにより、旧版3を取り外す毎
に、この取り外した旧版3を旧版受け14から回収する
必要がないので、必要に応じて複数の旧版3を纏めて回
収することができ、作業効率を向上させることができる
という利点もある。
【0056】次に、新版3の取り付けについて説明する
と、上述したように旧版3が取り外された後、先ず、図
1に示すように、搬送装置7の位置決めピン2に刷版3
の位置決め孔3Cを係合させて搬送装置7と新版3との
位置を規定した状態で、電磁弁8Bが開弁されて真空ポ
ンプ8D(図3参照)により真空吸着パッド8の吸着面
が真空とされ、これにより、真空吸着パッド8により新
版3が吸着して保持された図1に実線で示す状態とな
る。
【0057】そして、新版3が真空吸着パッド8により
吸着・保持された後、位置決めピン2を図示しない昇降
装置により待避させて(上方に移動させて)刷版3の位
置決め孔3Cから脱した状態とし、位置決めピン2によ
る刷版3の係止を解除する。そして、ブロック7Bを真
空吸着パッド8と一体に版胴1b側に所定量だけ移動さ
せ、これにより、新版挿入装置55は、新版3のくわえ
側先端3Aが図1中に二点鎖線で示す状態(図2に実線
で示す状態)となる初期待機状態に設定される。
【0058】この時、版胴1bは、図1及び図2中に矢
印B1で示す正転方向に所定の回転速度で回転駆動され
ており、エンコーダ5により版胴1bが所定回転位相に
あることが検出されると、エンコーダ5から制御装置6
に検出信号が出力される。制御装置6は、この検出信号
を受けると直ちに電磁弁17Bに開弁指令を出力して、
電磁弁17Bを開弁させる。これにより、エアシリンダ
4Aにエアが供給されて駆動軸が伸長し、この駆動軸に
取り付けられた撓ませローラ4Bが、図2中に二点鎖線
で示すように下方に移動して、新版3のくわえ側を、垂
れ防止ガイド18を中心に図中に二点鎖線で示すように
下方に湾曲させ、くわえ側先端3Aが版胴1bのギャッ
プ部G内に挿入される。
【0059】この時、版胴1bは引き続き図中にB1で
示す方向に回転駆動され、また、この時点では、新版3
は真空吸着パッド8により吸着保持されており、このた
め、図4に示すように、新版3には進行方向とは逆に制
動力Paが作用する(ブレーキが掛かる)ので、本装置
によれば、これにより、新版3のくわえ側先端3Aと版
胴1bのギャップ部G(くわえ側エッジ部20)とを密
に係合させることができるという利点がある。
【0060】そして、この時、版押さえローラ12は、
図4に示すように版胴1bに押圧されており、新版3の
くわえ側先端3Aと版胴1bのギャップ部Gとが係合さ
れるとすぐに、新版3は、版押さえローラ12,版胴1
b間に送られる。また、これと同時に、電磁弁8B(図
1参照)が閉弁されて真空吸着パッド8から新版3は開
放される。その後、新版3は、版胴1bの回転に応じ
て、版押さえローラ12と版胴1bとに挟み付けられつ
つ版胴1bの外周面に巻着される。やがて、反転胴1b
が図4に示す状態から略一回転して、新版3が反転胴1
bの全周に渡って巻着される。したがって、版押さえロ
ーラ12により新版3を反転胴1bに押圧して(反転胴
1bから離隔しないように規制して)、新版3を安定し
て版胴1bに巻着させることができるという利点があ
る。
【0061】そして、反転胴1bを所定の回転位相で停
止させた後、新版3Aのくわえ尻3B(図5参照)を版
胴1bのギャップ部Gに挿入して図示しない刷版締付手
段を締め付けて新版3が反転胴1bに取り付けられ、そ
の後、真空吸着パッド8や版押さえローラ12を反転胴
1bから離隔させて待機位置まで待避させる等して、新
版3の取り付け及び刷版3の交換が終了する。
【0062】本刷版交換装置によれば、上述した利点の
他、以下に示す利点がある。つまり、旧版外し装置50
は、上述したようにエアシリンダのような可動部を有し
ていないため、インキや紙粉が飛散する印刷装置部35
の近辺に固設することが可能である。このため、可動部
を有する新版挿入装置55は非作動時には印刷装置部3
5から退避させるべく、印刷装置部35に対して離接移
動可能な図示しない第2のフレームに支持させる必要が
あるのに対し、旧版外し装置50は、第2のフレームと
は異なるフレームに固設させることができる。したがっ
て、この分、第2のフレームの撓みが減少するので、第
2フレームに取り付けられた新版挿入装置55による新
版3の版胴1bへの取付精度を向上させることができる
という利点がある。
【0063】また、上述したように、従来装置では、作
業者の手作業により搬送装置に設けられたブラケットに
新版3の端面を当接させて位置決めを行なっていたため
に、かかる位置決めの際に新版3に不要な力が掛かって
新版3を変形させてしまう虞があったが、本装置では、
位置決めピン2と新版3の位置決め孔3Cとを係止させ
ることで搬送装置7と新版3との位置決めを行なうこと
ができるので、位置決めの際に新版3を変形させてしま
うようなことが防止されるという利点がある。また、こ
れにより、反転胴1bに対する新版3の取付を精度良く
且つ容易に行なうことができ、取付位置の修正が不要と
なって刷版交換作業を効率的に行なうことができるとい
う利点もある。
【0064】また、上述したように、エンコーダ(版胴
回転位相検出手段)5により、反転胴1bの所定の回転
位相を検出し、これに基づいて所定のタイミングで回転
中の反転胴1bに新版3を取り付けることができるの
で、反転胴1bを停止させる必要がなくなって、新版3
を取り付けるための作業を簡素化できるという利点もあ
る。また、反転胴1bを停止させる必要がないので、新
版3の取り付けるために反転胴1bを所定の回転位相で
精度良く停止させための手段及び制御が不要となって、
構成を大幅に簡素化できるという利点がある。
【0065】また、上述した図12及び図13に示す従
来技術では、新版3のくわえ側先端3Aを反転胴1bの
ギャップ部Gに挿入するために、くわえ側先端3Aをギ
ャップ部Gのくわえ側エッジ部20の沿って(図12中
に矢印A3,A4で示す方向に沿って)移動させるため
の機構が必要であったのに対し、本装置では、上述した
ように、新版3を、撓ませローラ4により押圧して垂れ
防止ガイド18を支点に湾曲させ、且つ、新版3を吸着
して保持する真空吸着パッド8を新版3に制動力を作用
させる制動手段として機能させながら、反転胴1bの回
転力を利用して刷版3をギャップ部Gに挿入できるの
で、くわえ側エッジ部20に沿って新版3を移動させる
ための機構が不要となって、新版3の搬送装置の構成を
簡素化できるという利点がある。
【0066】なお、上述の実施形態では、版胴回転位相
検出手段(エンコーダ)5により版胴1bが所定回転位
相にあることが検出されると、版胴回転位相検出手段5
からの検出信号を受けて制御手段(制御装置)6は、直
ちに撓ませローラ4Bを下降させて新版3のくわえ側3
Aを版胴1bのギャップ部G内に挿入させるように、版
装着指示手段は構成されているが、例えば、以下のよう
に版装着指示手段を構成しても良い。
【0067】つまり、旧版3を取り外した後、反転胴1
bを停止させ、この停止位置での反転胴1bの回転位相
を版胴回転位相検出手段(例えばエンコーダ)5により
検出させた後、反転胴1bの回転を開始する。この際、
制御手段6により、かかる停止位置での回転位相情報に
基づいて、反転胴1bが回転を開始してから新版3を装
着可能な所定の回転位相になるまでの時間を演算してお
き、反転胴1bの回転開始後、かかる時間が経過したら
制御手段6から版装着指令を出力してエアシリンダ4A
を伸長させて撓ませローラ4Bを下降させ、撓ませロー
ラ4Bにより新版3のくわえ側3Aを版胴1bのギャッ
プ部G内に挿入させるように構成すればよい。なお、反
転胴1bの回転開始後の時間経過は、制御手段6にそな
えられたタイマをカウントすることにより演算すればよ
い。
【0068】また、上述の実施形態では、版胴回転位相
検出手段をエンコーダにより構成しているが、版胴回転
位相検出手段は、これに限定されず、種々の形式を採用
することができ、例えば、近接スイッチにより構成して
も良い。この場合、版胴1bの外周面の所定位置に検出
片を固設するとともに、近接スイッチを版胴1bの外周
面から所定距離だけ外側(半径方向外側)で装置フレー
ム部に固設して、検出片を近接スイッチにより検出する
ことにより版胴1bの所定の回転位相を検出するように
しても良い。
【0069】或いは、版胴回転位相検出手段をリミット
スイッチにより構成してもよい。この場合、版胴1bと
同期駆動される円板型カムを設けるとともに、装置フレ
ーム部にリミットスイッチを位置固定で設け、版胴1b
の所定回転位相でこのカムの一部がリミットスイッチの
検出端と当接してリミットスイッチから検出信号が出力
されるように構成すればよい。
【0070】又は、版胴回転位相検出手段を、高速度で
移動する物体を正確に検出可能な高速度カメラにより構
成しても良い。具体的には、高速度カメラで回転する反
転胴1bを撮影し、この高速度カメラにより検出された
画像情報を制御手段に取り込んで演算処理することによ
り、高速度カメラの視野の所定位置に反転胴1bのギャ
ップ部Gが写ったこと、即ち、反転胴1bが所定の回転
位相になったことを検出するのである。
【0071】次に、本発明の第2実施形態としての刷版
交換装置について説明する。図7は本実施形態にかかる
新版挿入装置の要部構成を示す模式的な側面図である。
なお、従来技術及び第1実施形態で説明した構成部と同
一の構成部については、同一の符号を付しその説明を省
略する。本発明の第2実施形態としての刷版交換装置
は、図1に示す第1実施形態の刷版交換装置において、
新版挿入装置55を、図7に示す新版挿入装置55Aに
置き換えたものである。したがって、以下、図7を参照
しながら新版挿入装置55Aについてのみ説明する。
【0072】新版挿入装置55Aは、図7に示すよう
に、新版3を保持して搬送する刷版保持搬送部26A
と、版胴1bの軸方向両端に対応する位置に設けられた
一対のアーム(リンク機構)22a,22bと、図7中
に簡略化して示す連結機構24Aを介して反転胴1bと
連動して回転しアーム22a,22bを反転胴1bの所
定回転位相で駆動する一対の円板型カム24,24とを
そなえて構成されている。
【0073】各アーム22a,22bは、一端を支点軸
21により図示しないフレームに軸支され、他端には、
撓ませローラ(刷版装着手段)4Cが軸支されている。
さらに、各アーム22a,22bの中央部の突出部の先
端にはそれぞれカムフォロア23が軸支され、また、各
アーム22a,22bには、カムフォロア23を円板型
カム24に向けて付勢するための圧縮バネ25がそれぞ
れ設けられている。カムフォロア23は圧縮バネ25に
より押圧されて常に円板型カム24の周面に押圧される
ので、各アーム22a,22bは、カムフォロア23を
介して支点軸21を中心に円板型カム24の外形(半径
寸法)に応じて揺動駆動されるようになっている。
【0074】このような構成により、アーム22a,2
2bや円板型カム24,24等により、版装着指示手段
が形成されている。つまり、円板型カム24には凹部2
4Bが設けられており、新版3のくわえ側先端3Aに版
胴1bのギャップ部Gが位置する所定の回転位相で、カ
ムフォロア23と凹部24Bとが当接するように凹部2
4Bの形状や位置が設定されている。すなわち、所定の
タイミングで、カムフォロア23が、円板型カム24の
凹部24Bに押圧されて、アーム22a,22bの揺動
端の撓ませローラ4Cが支点軸21を中心に反転胴1b
側に揺動し、これにより、撓ませローラ4Cにより押圧
されてくわえ側先端3Aが確実にギャップ部Gに挿入で
きるようになっている。
【0075】なお、図7では簡略化して示しているが、
刷版保持部26Aは、第1実施形態と同様に、刷版3を
保持する真空吸着パッド8や、この真空吸着パッド8を
反転胴1bに対して離接方向に移動させるための搬送装
置7や、搬送装置7に設けられた位置決めピン2等から
構成されている。また、新版挿入装置55Aには、当然
であるが、待機中に、アーム22a,22bを作動させ
ないための図示しない操作手段がそなえられている。こ
の操作手段は、例えば、反転胴1bと円板型カム24と
を連結する連結機構24Aを電気的に断接できるよう電
磁石等を用いて構成される。
【0076】本発明の第2実施形態にかかる新版挿入装
置55Aによれば、以下のようにして新版3の取り付け
が行なわれる。つまり、先ず、図7中に一点鎖線で示す
ように、刷版保持搬送部26Aの真空吸着パッド8(図
1参照)により新版3を吸着保持させ、その後、ブロッ
ク7B(図1参照)を真空吸着パッド8と一体に反転胴
1b側に近接した初期待機位置へ移動させる(図7に実
線で示す状態)。次に、版胴1を所定の速度で回転さ
せ、そして、連結機構24Aに設けられた図示しない操
作手段を操作して、反転胴1bに対してカム24を連動
させる。そして、版胴1bと同期回転するカム24によ
り、カムフォロワ23を介して撓ませローラ4Bが所定
のタイミングで反転胴1b側に揺動駆動されて、撓ませ
ローラ4Bにより刷版3のくわえ側先端3Aが反転胴1
bのギャップ部Gに挿入され、以降、第1実施形態と同
様の操作により新版3の取り付けが行なわれる。
【0077】したがって、本実施形態の刷版交換装置に
よれば、上述した第1実施形態の刷版交換装置では、所
定のタイミングで撓ませローラ4Bを作動させるため
に、図1に示すように、エアシリンダ4A,電磁弁17
B,エンコーダ5や電磁弁17Bに制御指令を送る制御
手段6が必要であったのに対し、カム24やアーム22
a,22b等を用いた機械的な構成により撓ませローラ
4Bを駆動できるので、簡素な構成で、第1実施形態の
刷版交換装置と同様の効果を得ることができるという利
点がある。
【0078】また、エアシリンダ4A,電磁弁17B,
エンコーダ5等が不要な分、保守点検や修理が容易にな
ってコストダウンを図ることができるという利点があ
る。なお、上述の実施形態では各アーム22a,22b
をそれぞれ別のカム24により駆動するようにしている
が、例えば、アーム22aとアーム22bとを固定軸で
連結し、アーム22a,22bの何れか一つにカムフォ
ロア23を設けて、このカムフォロア23を介して、1
つのカム24によりアーム22a,22bの両方を駆動
するように構成しても良い。
【0079】次に、本発明の第3実施形態としての刷版
交換装置について説明する。図8及び図9は本実施形態
にかかる新版挿入装置について示す図であり、図8はそ
の要部構成を示す模式的な側面図、図9はその新版装着
方法を説明するための模式的な要部側面図であって、
(a)は待機状態を示す図、(b)は新版の装着時の状
態を示す図である。
【0080】従来技術及び上述の各実施形態で説明した
構成部と同一の構成部については、同一の符号を付しそ
の説明を省略する。本発明の第3実施形態としての刷版
交換装置にかかる新版挿入装置55Bは、図1に示す第
1実施形態の刷版交換装置の新版挿入装置55におい
て、位置決めピン2と新版3に穿設された位置決め用の
孔3Cとから構成され搬送装置7と新版3との位置決め
を行なう刷版位置決め手段の代わりに、搬送装置7の搬
送経路上に位置決めストッパ44を設けたものであり、
位置決めストッパ44は図示しないフレームに支持され
ている。
【0081】これにより、新版3は、図8に実線で示す
ように、真空吸着パッド8により吸着されつつ搬送装置
7(真空吸着パッド8)によりくわえ側先端3Aが位置
決めストッパ44と当接するまで搬送され、反転胴1b
に対して新版3が版装着可能な所定位置(版装着可能待
機位置)に規定される(反転胴1bに対する新版3の位
置決めが行なわれる)ようになっている。
【0082】なお、新版3を搬送させるべく真空吸着パ
ッド8と一体に移動するブロック7Bにそなえられた図
示しない駆動装置は、位置決めストッパ44にくわえ側
先端3Aが当接した際、新版3が変形してしまわないよ
うに駆動力が設定されている。この他の構成について
は、上述した第1実施形態の装置と同様なので説明を省
略する。
【0083】本発明の第3実施形態にかかる新版挿入装
置55Bによれば、以下のようにして新版3の取り付け
が行なわれる。つまり、先ず、真空吸着パッド8により
吸着保持された新版3が、真空吸着パッド8を支持する
ブロック7Bと一体に反転胴1b側に移動するが、新版
3は、やがて、くわえ側先端3Aが位置決めストッパ4
4と当接して停止する。これにより、図9(a)に示す
ように、新版3が反転胴1bに対して位置決めされ版装
着可能待機位置に規定される。
【0084】この時、版胴1bは、図中に矢印B1で示
す正転方向に所定の回転速度で回転駆動されており、図
8に示すように、エンコーダ5により版胴1bが所定回
転位相にあることが検出されると、制御装置6は、電磁
弁17Bに開弁指令を出力して、電磁弁17Bを開弁さ
せる。これにより、エアシリンダ4Aにエアが供給され
て駆動軸が伸長し、この駆動軸に取り付けられた撓ませ
ローラ4Bが、図9(b)に示すように下方に移動し
て、旧版3のくわえ側を、垂れ防止ガイド18を中心に
下方に湾曲させ、くわえ側先端3Aが版胴1bのギャッ
プ部G内に挿入され、以下、第1実施形態の刷版交換装
置と同様にして新版3が取り付けられる。
【0085】このように本実施形態の刷版交換装置によ
れば、上述した第1実施形態の装置の利点に加え、以下
のような利点がある。つまり、第1実施形態の装置のよ
うに新版3に位置決め用孔を設けたり位置決めピンを昇
降させる昇降装置を設けたりする必要がなくなるので、
一層簡素な構成により、反転胴と新版との位置決めを行
なうことができるという利点がある。
【0086】なお、本発明の刷版交換装置は、上述の各
実施形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々の変更が可能である。
【0087】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の刷版交換装置によれば、刷版位置決め手段によ
り、刷版保持手段による刷版の保持位置が規定されるこ
とで、刷版と刷版搬送手段との位置決め、ひいては、刷
版搬送手段により版胴まで搬送される刷版と版胴との位
置決めが行なわれるので、刷版位置決め手段により、人
手を介さずに、刷版と版胴との位置決めを、刷版を変形
させることなしに精度良く行なうことができ、これによ
り、刷版の交換を安定して且つ効率良く行なえるという
利点がある。
【0088】請求項2記載の本発明の刷版交換装置によ
れば、刷版搬送手段に具備された位置決めピンと、刷版
に形成された位置決め孔とを係合させるという簡素な構
成により、刷版保持手段による刷版の保持位置を規定す
ることができるという利点がある。請求項3記載の本発
明の刷版交換装置によれば、版装着指示手段により、所
定のタイミングで版くわえ側先端が刷版装着手段により
回転中の版胴のギャップ部に押圧され、これにより、刷
版を回転中の版胴に装着することができるので、版装着
時に版胴を所定の回転位相に停止させる作業が不要とな
って、版装着作業を簡素化でき、刷版の交換を効率良く
行なえるという利点がある。
【0089】請求項4記載の本発明の刷版交換装置によ
れば、版回転位相検出手段からの版回転位相検出信号に
基づいて制御手段により版装着手段に版装着指令が出力
されるので、版装着手段により、回転中の版胴に確実に
刷版を装着することができるようになるという利点があ
る。請求項5記載の本発明の刷版交換装置によれば、版
胴と機械的に連結されたカムにより、リンク機構を介し
て刷版装着手段が駆動されるので、機械的な簡素な構成
で請求項3記載の刷版交換装置の効果を得ることができ
るという利点がある。
【0090】請求項6記載の本発明の刷版交換装置によ
れば、刷版搬送手段により搬送される刷版が、刷版搬送
手段の搬送経路上に設けられた位置決めストッパと当接
して版装着待機位置に規定されて、人手を介することな
く刷版と版胴との位置決めが行なわれ、これにより、刷
版が変形されることなしに版胴に対して精度良く位置決
めされるようになるので、刷版の交換を安定して且つ効
率良く行なえるという利点がある。
【0091】請求項7記載の本発明の刷版交換装置によ
れば、刷版取外し手段により版胴から刷版が取り外され
るが、この取り外された刷版を収納する旧版受けが独立
して支持されるので、旧版受けの刷版収納スペースを、
複数枚の刷版を格納可能な大きさとすることが可能とな
って、これにより、刷版の交換の度に旧版受けから刷版
を回収する必要がなくなるので、都合の良いときに旧版
受けから刷版を回収することができ、回収作業の効率ひ
いては刷版交換作業の効率を向上させることができると
いう利点がある。
【0092】また、旧版受けが、独立して支持されるの
で、この分、刷版交換装置の他の構成部を支持する支持
部に掛かる荷重が低減されるので、かかる支持部のたわ
みが少なくなって、刷版交換装置による作業精度を向上
させることができるという利点がある。請求項8記載の
本発明の刷版交換装置によれば、旧版受けの導入部に設
けられた平坦化手段により、版胴から取り外された刷版
の版くわえ側の折り曲げ部と版くわえ尻側の折り曲げ部
が、平坦化手段により平坦化されてから旧版受けに収納
されるようになるので、刷版を効率良く旧版受けに収納
することができ、一層多数の刷版を旧版受けに収納する
ことができるようになるという利点がある。
【0093】請求項9記載の本発明の刷版交換装置によ
れば、互いに押圧する一対のローラが、版くわえ側の折
り曲げ部と版くわえ尻側の折り曲げ部を押圧して平坦化
する平坦化手段として機能するとともに、刷版を旧版受
け側に送りだして版胴から取り外す刷版取外し手段とし
て機能するので、一対のローラにより平坦化手段と刷版
取外し手段との2つの機能を併せ持たせて、装置を簡素
化できるという利点がある。
【0094】請求項10記載の本発明の刷版交換装置に
よれば、版胴のギャップ部に版くわえ側が挿入された状
態で版胴を回転させる際に、制動手段により刷版に対し
制動力が付加されるので、版胴に刷版を装着させる時に
は、版胴のギャップ部と版くわえ側が強固に係合される
ので、版胴に刷版を安定して装着することができ、ま
た、版胴から刷版を取り外す時には、版胴のギャップ部
から版くわえ側先端が押し出されるので、版胴から刷版
を確実に取り外すことができるという利点がある。
【0095】請求項11記載の本発明の刷版交換装置に
よれば、版胴に刷版を装着する際、及び/又は、版胴か
ら刷版を取り外す際には、規制手段により刷版の動きが
規制されるので、刷版の装着及び取り外しを安定して行
なうことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としての刷版交換装置の
要部構成を示す模式的な側面図である。
【図2】本発明の第1実施形態にかかる新版挿入装置の
新版装着方法を説明するための模式的な要部側面図であ
る。
【図3】本発明の第1実施形態にかかる真空吸着パッド
(刷版保持手段,制動手段)への真空供給系統の構成を
示す模式的な側面図である。
【図4】本発明の第1実施形態にかかる新版挿入装置に
おいて新版装着時に新版に作用する制動力を説明するた
めの模式的な要部側面図である。
【図5】本発明の第1実施形態にかかる旧版外し装置の
構成を示す模式的な側面図である。
【図6】本発明の第1実施形態にかかる旧版外し装置の
旧版取り外し方法を説明するための模式的な要部側面図
である。
【図7】本発明の第2実施形態にかかる新版挿入装置の
要部構成を示す模式的な側面図である。
【図8】本発明の第3実施形態にかかる新版挿入装置の
要部構成を示す模式的な側面図である。
【図9】本発明の第3実施形態にかかる新版挿入装置の
新版装着方法を説明するための模式的な要部側面図であ
って、(a)は待機状態を示す図、(b)は新版の装着
時を示す図である。
【図10】刷版交換装置の作動を説明するための図であ
り、(a)〜(c)は一般的な輪転機の印刷装置部及び
刷版交換装置の全体構成を示す模式的な側面図である。
【図11】刷版交換装置の作動を説明するための図であ
り、一般的な輪転機の印刷装置部及び刷版交換装置の全
体構成を示す模式的な正面図である。
【図12】従来の刷版交換装置の新版挿入装置の要部構
成を示す模式的な側面図であり、図13のX1矢視から
見た図である。
【図13】従来の刷版交換装置の全体構成を示す模式的
な側面図である。
【図14】従来の刷版交換装置のフレーム構成を示す図
であり、(a)は模式的な正面図、(b)は模式的な側
面図である。
【符号の説明】
1,1a,1b 版胴 2 位置決めピン 3 刷版 3A くわえ側先端(版くわえ側先端) 3B くわえ尻側先端(版くわえ尻側先端) 3C 位置決め孔 4 刷版装着手段 4A 駆動装置(エアシリンダ) 4B 撓ませローラ(刷押さえ部材) 4C 撓ませローラ(刷版装着手段) 5 エンコーダ(版胴回転位相検出手段) 6 制御装置(制御手段) 7 搬送装置(刷版搬送手段) 8 真空吸着パッド(刷版保持手段,制動手段) 8A,8C 配管 8B 電磁弁 8D 真空ポンプ(吸引ブロア) 10 平坦化手段,制動手段,刷版取外し手段 10A ガイド 12 版押さえローラ(規制手段) 13 移動フレーム 13´ 腕部 14 旧版受け 15 ブラケット 16a 駆動ローラ 16b 移動ローラ 17 コンプレッサ 17B 電磁弁 17A,17C 空気配管 18 垂れ防止ガイド 20 くわえ側エッジ部 21 支点軸 22a,22b アーム(リンク機構) 23 カムフォロア 24 円板型カム 24A 連結機構 26A 刷版保持搬送部 32 エアシリンダ 33 横梁 35 印刷装置部 36,36a,36b ブランケット胴 40 外枠 41 中枠 42 内枠 44 位置決めストッパ 50 旧版外し装置 55,55A,55B 新版挿入装置 60 ウエブ G ギャップ部 Pa,Pb 制動力

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輪転印刷機において刷版を版胴に着脱す
    る刷版交換装置であって、 該刷版を保持する刷版保持手段と、 該刷版保持手段による該刷版の保持位置を規定する刷版
    位置決め手段と、 該刷版保持手段によって保持された該刷版を搬送する刷
    版搬送手段とをそなえて構成されていることを特徴とす
    る、刷版交換装置。
  2. 【請求項2】 該刷版位置決め手段が、 該刷版に形成された位置決め孔と、 該刷版搬送手段に具備され該位置決め孔と係合する位置
    決めピンとで構成されていることを特徴とする、請求項
    1記載の刷版交換装置。
  3. 【請求項3】 輪転印刷機において刷版を版胴に着脱す
    る刷版交換装置であって、 該刷版の版くわえ側先端を回転中の該版胴のギャップ部
    へ押圧して該刷版を該版胴に装着する刷版装着手段と、 所定のタイミングで該刷版装着手段により該刷版を該版
    胴に装着させる版装着指示手段とをそなえて構成されて
    いることを特徴とする、刷版交換装置。
  4. 【請求項4】 該版装着指示手段が、 該版胴の回転位相を検出する版胴回転位相検出手段と、 該版胴回転位相検出手段からの版胴回転位相検出信号に
    基づいて、該刷版装着手段に装着指令を出力する制御手
    段とをそなえて構成されていることを特徴とする、請求
    項3記載の刷版交換装置。
  5. 【請求項5】該版装着指示手段が、 該版胴と機械的に連結されたカムと、 該カムと該刷版装着手段とを連結するリンク機構とで構
    成されていることを特徴とする、請求項3記載の刷版交
    換装置。
  6. 【請求項6】 輪転印刷機において刷版を版胴に着脱す
    る刷版交換装置であって、 該刷版を搬送する刷版搬送手段と、 該刷版搬送手段の搬送経路上に設けられた位置決めスト
    ッパとをそなえ、 該刷版搬送手段により搬送される該刷版が該位置決めス
    トッパと当接して版装着待機位置に規定されるように構
    成されていることを特徴とする、刷版交換装置。
  7. 【請求項7】 輪転印刷機において刷版を版胴に着脱す
    る刷版交換装置であって、 該版胴から該刷版を取り外す該刷版取外し手段と、 該刷版取外し手段により該版胴から取り外された該刷版
    を収納する旧版受けとをそなえ、 該旧版受けが独立して支持されていることを特徴とす
    る、刷版交換装置。
  8. 【請求項8】 該旧版受けの導入部に、該刷版の版くわ
    え側先端の折曲げ部及び版くわえ尻側先端の折曲げ部を
    平坦にする平坦化手段がそなえられていることを特徴と
    する、請求項7記載の刷版交換装置。
  9. 【請求項9】 互いに押圧される一対のローラをそな
    え、 該一対のローラが、該刷版取外し手段及び該平坦化手段
    として機能することを特徴とする、請求項8記載の刷版
    交換装置。
  10. 【請求項10】 該版胴のギャップ部に該版くわえ側先
    端が挿入された状態で該版胴を回転させる際に、該刷版
    に対し制動力を付加する制動手段をそなえたことを特徴
    とする、請求項1〜9のいずれかの項に記載の刷版交換
    装置。
  11. 【請求項11】 該刷版に該版胴を装着する際、及び/
    又は、該刷版を該版胴から取り外す際に該刷版の動きを
    規制する規制手段を有することを特徴とする、請求項1
    〜10のいずれかの項に記載の刷版交換装置。
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