JP2005158183A - ディスク再生装置および電子装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スタンバイモードにおける装置としての消費電力を低減する。
【解決手段】スタンバイモードとなるときには主要回路部1への第1の動作電源31の供給が停止される構成において、スタンバイモードとなるときには、第2の動作電源32の電圧を、動作モードにおける電圧より低い電圧であって、マイクロコンピュータ2の動作電源の電圧許容範囲の下限近傍の電圧まで低下させている。
【選択図】 図1
【解決手段】スタンバイモードとなるときには主要回路部1への第1の動作電源31の供給が停止される構成において、スタンバイモードとなるときには、第2の動作電源32の電圧を、動作モードにおける電圧より低い電圧であって、マイクロコンピュータ2の動作電源の電圧許容範囲の下限近傍の電圧まで低下させている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、スタンバイモードとなるときには、制御用のマイクロコンピュータに供給される動作電源の電圧を、動作モード時より低くするディスク再生装置および電子装置に関するものである。
DVD再生装置等の民生用の機器においては、電源オフ状態であるスタンバイモードとなるときにも、リモートコントローラや前面パネルからの電源オンの指示の受け付けが可能なように構成されている。その一方で、スタンバイモードにおける消費電力を少なくすることが求められている。このため、従来では、スタンバイモードとなる場合、制御用のマイクロコンピュータには動作電源を供給するが、その他の主要回路部への動作電源の供給を停止することによって、スタンバイモード時の消費電力を少なくしている(第1の従来技術とする)。
また、以下に示す技術が提案されている(第2の従来技術とする)。すなわち、この技術においては、2つの一次コイルと2つの二次コイルとが巻回されたトランスを設けている。また、2つの二次コイルの一方の整流平滑出力をマイクロコンピュータの動作電源とし、二次コイルの他方の整流平滑出力を主要回路部の動作電源としている。そして、スタンバイモードとなるときには、一次コイルの一方の側にのみ商用電源を供給し、一次コイルの他方の側への商用電源の供給を停止している。また、主要回路部への動作電源の供給経路を遮断している。従って、スタンバイモードとなって二次側の消費電力が少なくなるときにも、トランスの変換効率の低下が防止され、スタンバイモードにおける消費電力が低減されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
また、以下に示す技術が提案されている(第3の従来技術とする)。すなわち、この技術においては、一次コイルにタップが形成されたトランスを設けている。そして、動作モードとなるときには、商用電源の一方の経路を前記したタップに接続し、スタンバイモードとなるときには、前記一方の経路を一次コイルの端部端子の側に切り換え接続するようになっている。つまり、スタンバイモードにおける一次コイルの巻回数が、動作モードにおける一次コイルの巻回数より多くなるようにしている。このため、スタンバイモード時に二次コイルに発生する電圧は、動作モード時に二次コイルに発生する電圧より低くなる。その結果、二次コイルの出力を整流平滑して得られた直流出力を動作電源とする主要回路部のスタンバイモード時の消費電力は、動作モードとなるときの消費電力より低減されることになる。また、制御用のマイクロコンピュータのための動作電源を生成する定電圧回路の消費電力も、スタンバイモードとなるときには、動作モード時よりも低減されることになる(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−14005号公報
特開2000−125468号公報
しかしながら、第1の従来技術を用いる場合にも、以下に示す問題を生じていた。すなわち、スタンバイモードとなるときの消費電力については、さらに低減を求める動きがある。しかし、スタンバイモードとなるときに、主要回路部への動作電源の供給を停止するのみでは、マイクロコンピュータの消費電力がネックとなって、さらなる低減への対応が困難となっている。
また、第2の従来技術は、トランスの変換効率を改善することによって、スタンバイモードにおける消費電力を少なくする技術となっているので、スイッチング電源を用いた装置の場合には、適用することが困難な技術となっている。
また第3の従来技術は、スタンバイモードとなる場合に、二次コイルに発生する電圧を低下させることによって、負荷となる主要回路部の消費電力を低減する技術となっている。また、併せて、マイクロコンピュータ用の動作電源を生成する定電圧回路の消費電力(マイクロコンピュータ用の電源回路の消費電力)をも低減している。しかし、マイクロコンピュータそのものが消費する電力については、スタンバイモードとなるときにも、動作モード時と同じ電力を消費する構成となっているので、第1の従来技術において生じた問題を解決しようとする場合には、適用することが困難な技術となっている。
本発明は、上記の問題点を解決するため創案されたものであり、その目的は、スタンバイモードとなるときには、リモートコントローラからの赤外線信号を受光する受光ユニットとマイクロコンピュータとに供給される動作電源の電圧を、動作モード時の電圧より低い電圧とすることにより、スタンバイモードにおける装置としての消費電力を、高い比率でもって低減することのできるディスク再生装置を提供することにある。
また本発明の目的は、スタンバイモードとなるときには、マイクロコンピュータに供給される動作電源の電圧を、動作モード時の電圧より低くして、スタンバイモードにおけるマイクロコンピュータの消費電力を少なくすることにより、スタンバイモードにおける装置としての消費電力を低減することのできる電子装置を提供することにある。
また、上記目的に加え、リモートコントローラからの赤外線信号を受光する受光ユニットに供給される電圧を、動作モード時の電圧より低くして、スタンバイモードにおける受光ユニットの消費電力を少なくすることにより、スタンバイモードにおける装置としての消費電力を、より低減することのできる電子装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明に係るディスク再生装置は、動作モードとなるときには、光ディスクを再生するとともに再生して得られた映像信号と音声信号とを出力するディスク再生部と、商用電源が供給された状態における電源オフ状態であるスタンバイモードにおいて動作モードへの移行を指示されたときにはスタンバイモードから動作モードへの移行の制御を行うとともに、動作モードにおいてはディスク再生部の動作を制御するマイクロコンピュータと、リモートコントローラから送信される赤外線信号を受光するとともに、受光した赤外線信号により示されるデータをマイクロコンピュータに出力する受光ユニットと、商用電源に基づいて、ディスク再生部の動作電源となる第1の動作電源とマイクロコンピュータおよび受光ユニットの動作電源となる第2の動作電源とを生成するスイッチング電源とを備え、スタンバイモードとなるときにはディスク再生部への第1の動作電源の供給が停止されるディスク再生装置に適用している。そして、スタンバイモードとなるときには、第2の動作電源の電圧を、動作モードにおける電圧より低い電圧であって、マイクロコンピュータの動作電源の電圧許容範囲と受光ユニットの動作電源の電圧許容範囲との共通範囲の下限近傍の電圧まで低下させている。
すなわち、スタンバイモードにおけるマイクロコンピュータの消費電力と受光ユニットの消費電力とは、少なくとも、第2の動作電源の電圧が低下した比率に対応して減少する。従って、スタンバイモードにおける装置としての消費電力は、マイクロコンピュータの消費電力と受光ユニットの消費電力とが減少した分だけ、減少することになる。
また本発明に係る電子装置は、一次側電源に基づいて第1の動作電源と第2の動作電源とを生成するスイッチング電源と、第1の動作電源を動作電源とし、動作モードとなるときには所定の動作を行う主要回路部と、第2の動作電源を動作電源とし、一次側電源が供給された状態における電源オフ状態であるスタンバイモードにおいて動作モードへの移行を指示されたときにはスタンバイモードから動作モードへの移行の制御を行うとともに、動作モードにおいては主要回路部の動作を制御するマイクロコンピュータとを備え、スタンバイモードとなるときには主要回路部への第1の動作電源の供給が停止される電子装置に適用している。そして、スタンバイモードとなるときには、第2の動作電源の電圧を、動作モードにおける電圧より低い電圧であって、マイクロコンピュータの動作電源の電圧許容範囲の下限近傍の電圧まで低下させている。
すなわち、スタンバイモードにおけるマイクロコンピュータの消費電力は、少なくとも、第2の動作電源の電圧が低下した比率に対応して減少する。従って、スタンバイモードにおける装置としての消費電力が減少する。
また上記構成に加え、リモートコントローラから送信される赤外線信号を受光するとともに、受光した赤外線信号により示されるデータをマイクロコンピュータに出力する受光ユニットを備え、マイクロコンピュータは、スタンバイモードにおいて受光ユニットから出力されるデータが動作モードへの移行を示すときには主要回路部への第1の動作電源の供給を開始させる電子装置に適用している。そして、受光ユニットには動作電源として第2の動作電源を供給し、スタンバイモードとなるときには、第2の動作電源の電圧を、マイクロコンピュータの電圧許容範囲と受光ユニットの電圧許容範囲との共通範囲の下限近傍まで低下させている。
すなわち、スタンバイモードにおける受光ユニットの消費電力は、少なくとも、第2の動作電源の電圧が低下した比率に対応して減少する。従って、スタンバイモードにおける装置としての消費電力は、受光ユニットの消費電力が減少した分だけ、さらに、減少することになる。
本発明によれば、スタンバイモードとなるときには、マイクロコンピュータと受光ユニットとの動作電源である第2の動作電源の電圧を、動作モードにおける電圧より低い電圧であって、マイクロコンピュータの動作電源の電圧許容範囲と受光ユニットの動作電源の電圧許容範囲との共通範囲の下限近傍の電圧まで低下させている。このため、スタンバイモードにおけるマイクロコンピュータの消費電力と受光ユニットの消費電力とは、少なくとも、第2の動作電源の電圧が低下した比率に対応して減少する。従って、スタンバイモードにおける装置としての消費電力は、マイクロコンピュータの消費電力と受光ユニットの消費電力とが減少した分だけ減少するので、スタンバイモードにおける装置としての消費電力を、高い比率でもって低減することができる。
また本発明によれば、スタンバイモードとなるときには、マイクロコンピュータの動作電源となる第2の動作電源の電圧を、動作モードにおける電圧より低い電圧であって、マイクロコンピュータの動作電源の電圧許容範囲の下限近傍の電圧まで低下させている。このため、スタンバイモードにおけるマイクロコンピュータの消費電力は、少なくとも、第2の動作電源の電圧が低下した比率に対応して減少する。従って、スタンバイモードにおける装置としての消費電力が減少するので、スタンバイモードにおける装置としての消費電力を低減することができる。
またさらに、スタンバイモードとなるときには、受光ユニットにも供給されることになる第2の動作電源の電圧を、マイクロコンピュータの電圧許容範囲と受光ユニットの電圧許容範囲との共通範囲の下限近傍まで低下させている。このため、スタンバイモードにおける受光ユニットの消費電力は、少なくとも、第2の動作電源の電圧が低下した比率に対応して減少する。従って、スタンバイモードにおける装置としての消費電力は、受光ユニットの消費電力が減少した分だけ、さらに、減少することになるので、スタンバイモードにおける装置としての消費電力を、より低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明に係る電子装置の第1の実施形態であるディスク再生装置(具体的にはDVD再生装置)の電気的構成を示すブロック線図であり、大別すると、ディスク再生部1、マイクロコンピュータ2、スイッチング電源3、受光ユニット4、および、リモートコントローラ5を備えている。
図において、ディスク再生部(主要回路部)1は、DVD再生装置としての所定の動作、すなわち、DVD11を再生するとともに、再生して得られたアナログ映像信号を映像端子21に出力し、再生して得られたアナログ音声信号を音声端子22に出力する。このため、DVD11を回転駆動するスピンドルモータ12、回転駆動されるDVD11に記録された信号を読み取るピックアップ13、サーボ制御部14、信号処理部15、D/A変換部16、および、表示部17を備えている。
サーボ制御部14は、内部にRF信号処理回路を備えており、ピックアップ13の出力からフォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号とを生成する。そして、生成したフォーカスエラー信号に基づいてピックアップ13のフォーカシングをサーボ制御する。また、生成したトラッキングエラー信号に基づいてピックアップ13のトラッキングをサーボ制御する。
また、RF信号を生成して信号処理部15に出力する。また、信号処理部15においてRF信号より再生されたクロック信号に基づき、スピンドルモータ12の回転速度をサーボ制御する。また、サーボ制御に関連するアナログ信号(フォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号等)をマイクロコンピュータ2に出力する。
信号処理部15は、サーボ制御部14より出力されたRF信号から、再生の基準となるクロック信号を生成するとともに、生成したクロック信号を用いて、RF信号からデジタルデータを取り出す。そして、取り出したデジタルデータを復調した後、エラー訂正することによって、データストリームを再生する。
次いで、データストリームのうちのプログラムストリームを伸長した後、D/A変換することによってアナログ映像信号を再生し、映像端子21に出力する。また、オーディオストリームを伸長して得られたデジタル音声信号をD/A変換部16に出力する。また、生成した基準となるクロック信号をサーボ制御部14に出力する。また、DVD11の再生における各種の情報をマイクロコンピュータ2に出力する。
D/A変換部16は、信号処理部15から出力されるデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換して音声端子22に出力する。表示部17は、マイクロコンピュータ2から送出されるデータに従って、DVD11の再生位置を示す時刻情報やチャプタ情報等を表示する。
受光ユニット4は、リモートコントローラ5から送信される赤外線信号を受光するとともに、受光した赤外線信号により示されるデータをマイクロコンピュータ2に出力する。スイッチング電源3は、商用電源30を一次側電源として、ディスク再生部1が必要とする第1の動作電源31を生成し、出力する。また、マイクロコンピュータ2や受光ユニット4が必要とする第2の動作電源32を生成し、出力する。
マイクロコンピュータ2は、DVD再生装置としての主要動作を制御する。すなわち、ディスク再生部1におけるサーボ制御部14を制御することによって、ピックアップ13を所定位置に移動させる。また、信号処理部15より出力される各種の情報に基づいて、信号処理部15の動作を制御する。また、表示部17に表示用のデータを出力する。
以下に、第1の動作電源31と第2の動作電源32とについて説明する。
ディスク再生部1におけるサーボ制御部14と信号処理部15とは、5Vの直流出力を動作電源として動作する。このため、第1の動作電源31には、5Vの直流出力が含まれている。また、第1の動作電源31には、D/A変換部16が必要とするアナログ信号用の直流出力、表示部17が必要とするマイナス電圧の直流出力、等のように、ディスク再生部1が必要とするその他の直流出力も含まれている。すなわち、第1の動作電源31は、複数種の直流出力の総称となっている。
マイクロコンピュータ2には、動作電源としての電圧許容範囲が、3.0V〜5.5Vである素子が用いられている。一方、サーボ制御部14と信号処理部15とは、動作電源の電圧が5V系の回路となっているので、マイクロコンピュータ2との間でのデータの遣り取りには、5V系の信号を用いる。このため、サーボ制御部14と信号処理部15との制御が必要となるときには、マイクロコンピュータ2には5Vの直流出力が第2の動作電源32として供給される。
一方、商用電源(一次側電源)30が供給された状態における電源オフ状態であるスタンバイモードとなるとき、すなわち、マイクロコンピュータ2がサーボ制御部14と信号処理部15との制御を行う必要が無くなるときには、第2の動作電源32の電圧は、マイクロコンピュータ2の電圧許容範囲の下限の近傍の電圧である3.3Vに設定される。
また、受光ユニット4には、動作電源としての電圧許容範囲が3.0V〜5.5Vであるユニットが用いられている。そして、マイクロコンピュータ2に供給される第2の動作電源32の電圧が5Vとなる場合、マイクロコンピュータ2にデータを出力するには5V系の信号を用いる必要がある。また、マイクロコンピュータ2に供給される第2の動作電源32の電圧が3.3Vとなる場合、マイクロコンピュータ2にデータを出力するには3.3V系の信号を用いる必要がある。このため、受光ユニット4には、第2の動作電源32が、動作電源として供給されるようになっている。
つまり、スタンバイモードとなるときには、第2の動作電源32の電圧は、マイクロコンピュータ2の電圧許容範囲と受光ユニット4の電圧許容範囲との共通範囲の下限近傍の電圧に低下するようになっている。
なお、スイッチング電源3は、マイクロコンピュータ2から送出される制御信号に従って、第1の動作電源31を構成する複数の直流出力のそれぞれを所定の電圧にし、且つ、第2の動作電源32の電圧を5Vにする状態(動作モードに対応した状態)と、第1の動作電源31を構成する複数の直流出力の全てを0Vにし(第1の動作電源31の出力を停止し)、且つ、第2の動作電源32の電圧を3.3Vにする状態(スタンバイモードに対応した状態)とに切り換わる。また、第2の動作電源32の電圧を5Vから3.3Vに切り換える手段としては、電圧誤差の検出対象となる直流出力を分圧するときの分圧比を切り換える方法を用いている。
すなわち、商用電源30の側から第2の動作電源32を見るとき、第2の動作電源32の電圧を3.3Vとするときのスイッチング電源3の変換効率は、第2の動作電源32の電圧を5Vとするときのスイッチング電源3の変換効率とほぼ同等の変換効率に維持されるようになっている。
上記構成からなる第1の実施形態の動作を説明する。
いま、動作モードの状態にあるとする。すなわち、スイッチング電源3は、第1の動作電源31を構成する直流出力のそれぞれが所定の電圧となり、第2の動作電源32の電圧が5Vとなるように、スイッチングを行っているとする。従って、マイクロコンピュータ2は、5V系の信号によって、サーボ制御部14や信号処理部15の動作を制御することができる。
この状態において、リモートコントローラ5から再生の指示を入力されると、マイクロコンピュータ2は、サーボ制御部14と信号処理部15とを制御することによって、DVD11の再生を行う。その結果、映像端子21からは、再生されたアナログ映像信号が出力され、音声端子22からは、再生されたアナログ音声信号が出力される。
そして、DVD11の再生が終了したことから、リモートコントローラ5の電源キー(図示を省略)が操作されると、マイクロコンピュータ2は、スイッチング電源3の動作状態を、動作モードに対応した状態からスタンバイモードに対応した状態に変更する制御を行う。従って、第1の動作電源31を構成する直流出力の全てが0Vとなり、ディスク再生部1の消費電力は0になる。また、第2の動作電源32の電圧が3.3Vになる。
上記したスタンバイモードとなるときでは、マイクロコンピュータ2に流れる電流値および受光ユニット4に流れる電流値が、第2の動作電源32の電圧が5Vであるときと同一であるとみなすときにも、マイクロコンピュータ2と受光ユニット4とによって消費される電力は、第2の動作電源32の電圧が5Vであるときに比すると、約66%(3.3/5.0)に低減されることになる。従って、商用電源30の側から見たときのスタンバイモードにおける消費電力も、同様に、約66%に低減されることになる(改善率が34%となる)。
なお、一般的には、マイクロコンピュータ2および受光ユニット4に流れる電流は、第2の動作電源32の電圧を3.3Vにする場合には、5Vであるときに比して少なくなる。従って、第2の動作電源32の電圧を5Vから3.3Vに低下させたときの消費電力は、5Vであるときの消費電力の66%よりも少ない値(例えば、60%)となる。従って、実質的には、34%を超える改善率を得ることができる。
また、スタンバイモードにおいても、受光ユニット4とマイクロコンピュータ2とは動作が可能な状態に維持されている。従って、リモートコントローラ5の電源キーを操作すると、この操作がマイクロコンピュータ2に知らされる。その結果、マイクロコンピュータ2は、スイッチング電源3の状態を、スタンバイモードに対応した状態から動作モードに対応した状態に移行させる。すなわち、第1の動作電源31を構成する直流出力のそれぞれが所定の電圧となり、第2の動作電源32の電圧が5Vになる。従って、マイクロコンピュータ2は、5V系の信号によって、サーボ制御部14や信号処理部15の動作を制御することができるようになる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態は、電気的構成として示すときには、図1に示す構成と同一となる。また、サーボ制御部14、信号処理部15、D/A変換部16、表示部17、マイクロコンピュータ2、受光ユニット4のそれぞれの機能は、第1の実施形態と同一である。但し、ディスク再生部1におけるサーボ制御部14と信号処理部15との動作電源の電圧は、5Vから3.3Vに変更されている。
このため、第1の動作電源31には、3.3Vの直流出力が含まれている。また、第1の動作電源31には、D/A変換部16が必要とするアナログ信号用の直流出力、表示部17が必要とするマイナス電圧の直流出力、等のように、ディスク再生部1が必要とするその他の直流出力も含まれている。すなわち、第1の動作電源31は、第1の実施形態と同様に、複数種の直流出力の総称となっている。
また、マイクロコンピュータ2には、動作電源としての電圧許容範囲が、3.0V〜3.6Vである素子が用いられている。また、受光ユニット4には、動作電源としての電圧許容範囲が、3.0V〜3.6Vであるユニットが用いられている。このため、サーボ制御部14と信号処理部15との制御が必要となるときには、マイクロコンピュータ2には3.3Vの直流出力が第2の動作電源32として供給される(このときには、受光ユニット4にも、3.3Vの第2の動作電源32が供給される)。
一方、商用電源30が供給された状態における電源オフ状態であるスタンバイモードとなるとき、すなわち、マイクロコンピュータ2がサーボ制御部14と信号処理部15との制御を行う必要が無くなるときには、第2の動作電源32の電圧は、マイクロコンピュータ2の電圧許容範囲と受光ユニット4の電圧許容範囲との共通範囲(3.0V〜3.6V)の下限の近傍の電圧である3.05Vに設定される。従って、動作モードとなるときには、マイクロコンピュータ2と受光ユニット4とには、3.3Vである第2の動作電源32が供給され、スタンバイモードとなるときには、3.05Vである第2の動作電源32が供給される。
その結果、スタンバイモードとなるときのマイクロコンピュータ2と受光ユニット4とにより消費される電力は、スタンバイモードとなるときにも、第2の動作電源32の電圧が3.3Vから変化しない場合に比すると、電流値が変化しないとみなす場合であっても、約90%となり、実質的には10%を超える改善効果が得られることになる。
なお、スタンバイモードとなるときでは、第2の動作電源32の電圧のマージンが0.05Vと小さくなっている。しかし、スタンバイモード時では、スピンドルモータ12の駆動といったような、スイッチング電源3の負荷が大きく変化するような事態が生じないので、0.05Vのマージンは充分な値となり、第2の動作電源32の電圧が電圧許容範囲外となることにより生じる誤動作の発生は防止されることになる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、マイクロコンピュータを制御手段とするその他の任意の電子装置(例えば、テレビ受像機、ビデオカセットレコーダ、等)にも、同様に適用することができる。
また、一次側電源については、商用電源30とした場合について説明したが、電池等を一次側電源に用いる装置の場合にも、同様に適用することができる。
1 ディスク再生部(主要回路部)
2 マイクロコンピュータ
3 スイッチング電源
4 受光ユニット
5 リモートコントローラ
31 第1の動作電源
32 第2の動作電源
2 マイクロコンピュータ
3 スイッチング電源
4 受光ユニット
5 リモートコントローラ
31 第1の動作電源
32 第2の動作電源
Claims (3)
- 動作モードとなるときには、光ディスクを再生するとともに再生して得られた映像信号と音声信号とを出力するディスク再生部と、
商用電源が供給された状態における電源オフ状態であるスタンバイモードにおいて動作モードへの移行を指示されたときにはスタンバイモードから動作モードへの移行の制御を行うとともに、動作モードにおいてはディスク再生部の動作を制御するマイクロコンピュータと、
リモートコントローラから送信される赤外線信号を受光するとともに、受光した赤外線信号により示されるデータをマイクロコンピュータに出力する受光ユニットと、
商用電源に基づいて、ディスク再生部の動作電源となる第1の動作電源とマイクロコンピュータおよび受光ユニットの動作電源となる第2の動作電源とを生成するスイッチング電源とを備え、
スタンバイモードとなるときにはディスク再生部への第1の動作電源の供給が停止されるディスク再生装置において、
スタンバイモードとなるときには、第2の動作電源の電圧を、動作モードにおける電圧より低い電圧であって、マイクロコンピュータの動作電源の電圧許容範囲と受光ユニットの動作電源の電圧許容範囲との共通範囲の下限近傍の電圧まで低下させることを特徴とするディスク再生装置。 - 一次側電源に基づいて第1の動作電源と第2の動作電源とを生成するスイッチング電源と、
第1の動作電源を動作電源とし、動作モードとなるときには所定の動作を行う主要回路部と、
第2の動作電源を動作電源とし、一次側電源が供給された状態における電源オフ状態であるスタンバイモードにおいて動作モードへの移行を指示されたときにはスタンバイモードから動作モードへの移行の制御を行うとともに、動作モードにおいては主要回路部の動作を制御するマイクロコンピュータとを備え、
スタンバイモードとなるときには主要回路部への第1の動作電源の供給が停止される電子装置において、
スタンバイモードとなるときには、第2の動作電源の電圧を、動作モードにおける電圧より低い電圧であって、マイクロコンピュータの動作電源の電圧許容範囲の下限近傍の電圧まで低下させることを特徴とする電子装置。 - リモートコントローラから送信される赤外線信号を受光するとともに、受光した赤外線信号により示されるデータをマイクロコンピュータに出力する受光ユニットを備え、
マイクロコンピュータは、スタンバイモードにおいて受光ユニットから出力されるデータが動作モードへの移行を示すときには主要回路部への第1の動作電源の供給を開始させる請求項2に記載の電子装置において、
受光ユニットには動作電源として第2の動作電源が供給され、
スタンバイモードとなるときには、第2の動作電源の電圧を、マイクロコンピュータの電圧許容範囲と受光ユニットの電圧許容範囲との共通範囲の下限近傍まで低下させることを特徴とする電子装置。
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