JP2005157591A - サーマルシャットダウン回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】サーマルシャットダウン特性が温度変化に対して急峻でない。
【解決手段】温度(の一次係数)に比例する一次電流IPTATを出力する一次電流回路42と、一次電流に基づいて温度のN(N:2以上の整数)乗係数に比例する二次電流IPTAT2を出力する二次電流回路43と、一次および二次電流回路に電流を供給する定電流源41と、二次電流の上昇に基づいて動作して電圧供給を遮断する給電制御スイッチQ11とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、温度上昇時に被給電回路への給電を停止させるサーマルシャットダウン回路に関する。
図8にサーマルシャットダウン回路の代表的な構成を示す。
サーマルシャットダウン回路100は、ある特定の回路200に接続され、温度上昇時に回路200の動作を停止させるように用いられる。この図解した回路200は、電源電圧VDDを定電流源201に与えたときに定電流源201から供給されるバイアス電流により駆動される。
サーマルシャットダウン回路100は、電源電圧VDDと基準電位VSSとの間に直列接続されている定電流源101およびツェナーダイオードZDと、ツェナーダイオードZDのカソードと基準電位VSSとの間に直列接続されている抵抗R100およびR101と、抵抗R100とR101の接続中点にベースが接続され、回路200の給電端にコレクタが接続され、基準電位VSSでエミッタが保持されている給電制御スイッチとしてのNPNトランジスタQ100とから構成されている。
電源電圧VDDが供給されたときに定電流源101から基準電流が供給され抵抗R100とR101に流れる。このときツェナーダイオードZDのカソードが一定の基準電圧VREFで保持されることから抵抗R100とR101の接続中点の一定電圧でNPNトランジスタQ100のベースバイアス電圧が決まる。
NPNトランジスタQ100のベース・エミッタ間電圧Vbeは約−2mV/℃の温度特性を有していることから、温度の上昇とともにNPNトランジスタQ100のベースバイアス電圧が上昇し、所定の温度に達すると、NPNトランジスタQ100がオンする。NPNトランジスタQ100がオンすると回路200の給電端が基準電位VSSに引き落とされることから、回路200に供給されていた電流が遮断される。このようなサーマルシャットダウン動作によって、回路200が保護され、あるいは、その出力が停止される。
このサーマルシャットダウン回路100は、次のような幾つかの欠点を有する。
第1に、ツェナーダイオードZDなどの基準電圧の温度特性によって検知温度が大きく変化する。
第2に、NPNトランジスタQ100の特性変化や製造時のばらつきによって検知温度が大きく変化する。
第3に、温度の上昇とともにNPNトランジスタQ100がオフ状態からオン状態に徐々に変化するため、急峻なシャットダウン特性を得づらい。
このサーマルシャットダウン回路100は、以上の幾つかの欠点が重なって回路動作保証外の温度で動作することがあることから動作温度範囲を保証するのが難しいという実用上の不利益があった。さらに、サーマルシャットダウン回路100の検知温度の幅が広いということがこの不利益をひどくさせていた。
解決しようとする課題は、サーマルシャットダウン回路の構成素子特性やそれらのばらつきに依存してシャットダウンの動作点が変化し、また温度変化に対して急峻なシャットダウン特性を得づらいことである。
本発明に係るサーマルシャットダウン回路は、温度上昇時に被給電回路への給電を停止させるサーマルシャットダウン回路であって、主として温度の一次の係数に依存する第1の電流を出力する第1の電流回路と、前記第1の電流を入力して主として温度のN(N:2以上の整数)次の係数に依存する第2の電流を出力する第2の電流回路と、前記第1及び第2の電流回路に電流を供給する定電流源と、前記第2の電流の上昇に応答して動作して被給電回路への給電を遮断するための給電制御回路とを有する。
前記サーマルシャットダウン回路は、好適に、前記給電制御回路が、前記定電流源と前記第1の電流回路及び前記第2の電流回路との接続中点に接続され、当該接続中点から被給電回路に対する給電が行なわれる。
好適に、前記第1の電流回路が、前記接続中点にバンドギャップ電圧を供給するためのバンドギャップ回路を有し、前記給電制御回路がトランジスタ素子で構成され、前記定電流源が供給する電流よりも大きな電流を前記トランジスタ素子が前記接続中点から引き込むことで前記接続中点の電圧が低下して前記被給電回路への給電が遮断される。
更に、好適には、前記第2の電流回路が、当該第2の電流回路を構成する回路素子のパラメータのばらつきに影響されない前記第2の電流を供給するトランスリニア回路を有する。
更には、前記第1の電流回路が、第1のミラー電流を供給する第1のカレントミラー回路と、前記第1のミラー電流に応じた第2のミラー電流を供給する第2のカレントミラー回路とを有し、前記トランジスタ素子の制御端子が前記第2の電流を供給する前記第2の電流回路のトランジスタの制御端子に接続されている。
このような構成のサーマルシャットダウン回路は、被給電回路への給電を温度上昇時に停止させるために用いられる。定電流源から一定の電流が流れ、これが第1の電流回路の入力に流れると、第1の電流回路から主として一次の温度係数(温度の一次関数)に依存した第1の電流が出力される。第1の電流は第2の電流回路に入力され、ここで、主としてN(N:2以上の整数)次の温度係数(温度のN次関数)に依存した第2の電流が出力される。温度上昇にともなう第2の電流の上昇に応答して給電制御回路が被給電回路への給電を遮断する。これにより、当該被給電回路への給電が断たれる(サーマルシャットダウン動作)。
温度上昇は環境温度の上昇に加え、被給電回路に過電流が流れた場合に起ることがある。この場合、サーマルシャットダウン動作によって、被給電回路が過電流から保護される。あるいは、給電の遮断により被給電回路が出力停止状態となる。この被給電回路からの出力に基づいて他の回路群の動作制御を行う場合に、被給電回路の出力停止によって他の回路群が過電流等から保護される。
温度上昇が内部発熱に大きく依存している場合、給電停止によって温度が低下すると再び被給電回路への給電が開始される。そのため、被給電回路への電源の供給と停止が短時間で断続的に繰り返されることがある。本発明では、このような現象を防止するスタートアップと初期化の制御を行うことを目的として、起動制御回路および監視回路を有する。
給電制御回路が被給電回路への給電を遮断してサーマルシャットダウンが起こると、これに応じて起動制御回路から定電流源、延いては、第1及び第2の電流回路への給電が絶たれる。その結果、被給電回路への電源の供給と停止が短時間で断続的に繰り返す現象は防止される。
本発明に係るサーマルシャットダウン回路によれば、2次以上の高次の温度係数(温度の高次の関数)に依存した電流(第2の電流)を生成し、この電流を利用して給電の停止動作(サーマルシャットダウン動作)を行なうことから、動作点付近の少しの温度上昇によって急峻なサーマルシャットダウンが可能であるという利点が得られる。このサーマルシャットダウン特性は、定電流源が供給する電流を適宜に調整することにより、容易に調整することができる。
第1の電流回路をバンドギャップ回路構成とし、第2の電流回路をトランスリニアN乗回路構成とした場合、回路構成素子パラメータに殆ど依存しない第2の電流を発生させることができ、規定した温度付近の狭い範囲での動作が可能である。また、既存のバンドギャップ回路とトランジスタ素子とを組み合わせることで、精度よく、完全なシャッドダウン動作を行なえるサーマルシャットダウン回路を簡単な構成で実現できる。
スタートアップや初期化の機能をもたせることにより、サーマルシャットダウン後の復帰制御を任意に定めたスタートアップ情報にもとづいて行うことができる。その結果、電源電圧の供給と停止が断続的に繰り返され、これが機器の寿命を縮め、ノイズ源となり、さらには無駄な電力消費の要因となるなどの不具合を防止できる。このスタートアップ情報としては、供給した電源電圧が任意に定めたシャットダウン電圧レベルより下がった後に上昇し、任意に定めたスタートアップ電圧レベルに達したことを検出するようにすると、外部電源の抜き差し動作やリセット動作などに対応させて適切なスタートアップおよび初期化を行うことができる。また、この場合、スタートアップ情報の生成のための回路が簡単な電圧検出回路で構成できるため好ましい。
2電源駆動であり給電遮断の必要性に軽重の差があるような場合、少なくとも、その遮断の必要が高い給電経路に遮断スイッチを設け、他の経路をスタートアップ時の給電バイパスとして利用することができる。その場合、スタートアップ回路の構成を簡素にできるという利益が得られる。
以下、本発明の実施の形態を2電源駆動のレギュレータを例として図面を参照しつつ説明する。
図1は、2電源駆動レギュレータの概略構成図である。
このレギュレータ1は、たとえばACアダプタ電源とバッテリ電源の2電源対応のバッテリパックに内蔵され、当該バッテリの残量表示や保護のための回路に一定電圧を供給する電圧発生回路である。レギュレータ1は、図1に示すように、レギュレータ部6と、レギュレータ部6等に過電流等が流れて温度が上昇したときにレギュレータ部6への給電を停止するサーマルシャットダウン部とからなる。
サーマルシャットダウン部は、温度のN(N:2以上の整数)次係数、たとえば温度の二次係数に依存する、即ち、温度の2乗に比例した二次電流を生成する回路(BANDGAP&LT−SQR.)4、スタートアップ回路(STARTUP)5、給電制御回路6および監視回路7を有する。
図2は、二次電流を生成する回路(BANDGAP&TL−SQR.)4の回路図である。
この回路4は、給電線40(電圧:VSTUP)と内部給電線44(電圧:VBG)との間に接続された定電流源41と、定電流源41からの電流を入力して温度の一次の係数に依存する、即ち、温度係数に比例した一次電流IPTATを出力する一次電流回路42と、一次電流IPTATを入力し、温度のN(ここではN=2)次の係数に依存する、即ち、温度の2乗係数に比例した二次電流IPTAT2を出力する二次電流回路43と、二次電流IPTAT2の上昇に応じてオンして内部給電線44の電圧VBGを基準電位VSSに引き落とす短絡トランジスタQ11とから構成されている。
一次電流回路42は、半導体PN接合のバンドギャップに近いNPNバイポーラトランジスタのベース・エミッタ間電圧Vbeの関係式を利用して温度に比例した出力を得る回路であって、いわゆるバンドギャップ(BANDGAP)回路である。この回路は、IPTAT・R(=R1+R2+R3)+VBEの電圧をVBGとして供給する。トランジスタのベース・エミッタ間電圧VBEは−2mV/℃の温度係数を有するから、抵抗値Rが+2mV/℃となるように、可変抵抗R2の値を調整することで、温度の一次係数に依存しない1.2V程度のバンドギャップ電圧VBGを出力する。
また、図2に示す二次電流回路43は、バンドギャップ回路と類似した構成を有し、また後述するように、いわゆるトランスリニア原理を利用して、その構成素子特性や半導体製造プロセスに依存しない温度に対する二乗伝達特性を有するトランスリニア二乗回路(TL−SQR.)である。以下、図2に示す回路(BANDGAP&TL−SQR.)4全体を便宜上、「温度検出回路」と称する。
一次電流回路42は、3つのNPNトランジスタQ1,Q2およびQ3と、3つのPNPトランジスタQ4,Q5およびQ6と、3つの抵抗R1,R2およびR3とを有する。
内部給電線44と基準電位VSSの供給線との間に並列接続された4つの電流経路を構成する回路、すなわち、3つの抵抗R1〜R3とトランジスタQ1の直列回路、トランジスタQ4とQ2との直列回路、トランジスタQ5とQ3の直列回路、トランジスタQ6とトランスリニア二乗回路の入力段との直列回路を有する。このうちトランジスタQ1が接続された電流経路が当該一次電流回路42の入力段を構成し、トランジスタQ6が接続された電流経路が出力段を構成する。
トランジスタQ1とQ3のベース同士が接続され、その共通接続点が抵抗R2とR3との接続中点に接続されている。トランジスタQ2のベースは、トランジスタQ1のコレクタに接続されている。また、トランジスタQ4とQ5とQ6のベース同士が接続され、その共通接続点がトランジスタQ4のコレクタに接続されている。また、トランジスタQ1とQ3はサイズが同じで近接配置されたトランジスタであり、トランジスタQ4〜Q6はサイズが同じで近接配置されたトランジスタである。したがって、入力段のトランジスタQ1を流れる電流IQのミラー電流がトランジスタQ3とQ5に流れ、さらに、そのトランジスタQ3とQ5に流れる電流のミラー電流がトランジスタQ2とQ4、および、トランジスタQ6を流れる。結局、入力電流IQが決まれば、それとほぼ等しい出力電流IPTATが決まり、これが次段の二次電流回路(TL−SQR.)に入力される。
また、トランジスタQ2のサイズがトランジスタQ1、Q3のサイズより十分大きなM倍(例えば、8倍)に規定されている。抵抗R1とR3は、数10kΩのオーダ、抵抗R2は数百kΩ〜数MΩのオーダに設定され、かつ抵抗R2はその抵抗値r2の微調整が可能に形成されている。尚、抵抗R2が固定抵抗であってもよい。ここで、抵抗R3の抵抗値をr3、トランジスタQ2,Q3のベース・エミッタ間電圧をVBEQ2,VBEQ3とすると、
VBEQ2+IQ・r3=VBEQ3
の関係式が成立する。
VBEQ2=VT・ln{IQ/(M・Is)}、VBEQ3=VT・ln(IQ/Is)と表わせるから(Is:飽和電流)、
IQ・r3=VT・ln(IQ/Is)−VT・ln{IQ/(M・Is)}
=VT(lnIQ−lnIs−lnIQ+lnM+lnIs)
=VT・lnM
と表わせる。従って、電流IQは、
IQ=VT・{(lnM)/r3}
(VT=k・T/q)
と表わせる。ここで、MはトランジスタQ3に対するトランジスタQ2のサイズ比、VTはいわゆる熱電圧、kはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは電荷素量をそれぞれ表す。
抵抗値r3は温度特性を有するが、それは熱電圧VTに対して無視でき得る程度に小さいものであるから、上記IQの式から明らかなように、当該一次電流回路42の入力電流は絶対温度Tに比例した値を有し、この電流値がそのまま一次電流IPTATとして出力される。つまり、一次電流IPTATは絶対温度Tの一次の係数(一次関数)に比例した線形出力となる。また、その一次係数値は規定のトランジスタサイズ比Mや抵抗値r3を変えることで変更できる。
厳密には、電流IPTATは温度の高次の係数にも影響を受けるが、それらは無視できる程度に小さいものであり、電流IPTATは温度に対してその一次の係数が支配的となる。
図3に、二次電流回路43の一般的な回路(トランスリニア二乗回路:TL−SQR.)を示す。なお、対応関係を明確にするため、図3では対応するトランジスタの符号を図2と共通にしている。
図3に示すトランスリニア二乗回路(TL−SQR.)は、4つのNPNトランジスタQ7,Q8,Q9およびQ10と、1つの定電流源45とから構成されている。
トランジスタQ7とQ8は直列接続され、それぞれのコレクタとベースが接続されている。また、トランジスタのQ7とQ9のベース同士が接続され、トランジスタQ9のエミッタと基準電位VSSの供給線との間に定電流源45が接続されている。トランジスタQ9のコレクタは電源電圧VCCの供給線に接続され、そのエミッタと定電流源45との接続中点がトランジスタQ10のベースに接続されている。また、トランジスタQ10とトランジスタQ8のエミッタはともに基準電位VSSの供給線に接続されている。このような構成のトランスリニア二乗回路は、トランジスタQ7のコレクタから電流が入力され、温度に対する依存性が二乗変換された電流がトランジスタQ10を流れる。
いま、トランジスタQ7,Q8,Q9,Q10のベース・エミッタ間電圧をそれぞれVBEQ7,VBEQ8,VBEQ9,VBEQ10とすると(VBEQ7+VBEQ8=VBEQ9+VBEO10)の式が成り立つ。入力電流をIin、出力電流をIout、定電流源45に流れる電流をIとし、トランジスタQ7,Q8,Q9,Q10のサイズが等しいとすると、
VBEQ10=VBEQ7+VBEQ8−VBEQ9
VT・ln(Iout/Is)=VT・ln(Iin/Is)
+VT・ln(Iin/Is)
―VT・ln(I/Is)
ln(Iout)=ln(Iin)+ln(Iin)−ln(I)
Iout=(Iin)/I
の関係式が成立する。ここで、Iin=IPTAT(IQ)とすると、
Iout={(VT・lnM)/r3}/I (VT=k・T/q)
と表わせる。定電流源45に流れる電流Iについて、その特性が温度に対して一次的に平坦になるように設定すると、出力電流Ioutは絶対温度Tの2乗に比例することになる。即ち、出力電流Ioutは、絶対温度Tの2次の係数に依存することになる。従って、図3の回路は、絶対温度Tの2乗に比例する電流Ioutを出力するトランスリニア2乗回路と云える。
図2においては、トランスリニア二乗回路(二次電流回路)43の入力電流は一次電流回路42からの一次電流IPTATであり、図3の電源電圧VCCとして内部電源電圧VBGが用いられている。また、定電流源54に代えて、抵抗R4が設けられている。抵抗R4の抵抗値をr4とすると、図3における電流Iは、VBEQ10/r4と表わせる。このVBEQ10/r4は温度特性を持つが、この一次の温度係数は上述した二次の温度係数に比べれば小さいものであるから、出力電流IPTAT2は絶対温度Tの2乗の係数が支配的な電流と云える。この図2の回路では、回路構成を簡略化するために、図3における定電流源45に代えて抵抗R4を用いているが、定電流源45をそのまま用いることができることは云うまでもないことである。
トランジスタQ10のベース電位は、基準電圧VBGの供給線44と基準電位VSSの供給線との間に接続されているトランジスタQ11のベースを駆動する。従って、トランジスタQ11に流れる電流は、トランジスタQ10に流れる電流IPTAT2と同様となる。その結果、図2に示す回路では、一次電流回路の入力電流IQと出力電流(一次電流)IPTATが温度に比例した同じ電流となり、一次電流に基づいて得られた電流IPTAT2が温度の2乗に比例し、そして温度の2乗係数に比例した電流がトランジスタQ11に流れる。通常、室温ではトランジスタQ11に流れる電流は微小で、定電流源41に流れる定電流Irefよりも小さいが、温度が上昇すると電流IPTAT2が二乗曲線で急増し、ある動作温度でトランジスタQ11に流れる電流が定電流Irefよりも大きくなる。それにより、内部供給線44の電圧が通常動作時のVBGから基準電位VSSに急落する。この動作温度は、130℃〜180℃程度に設定され得る。
このように構成され動作する温度検出回路4の出力線を兼ねる内部給電線44が次段のレギュレータ部6に接続されている。
レギュレータ部6は、図1に示すように、誤差アンプ61、「給電制御スイッチ」としてのPMOSトランジスタMP1、および、給電制御の基準電圧V1を生成する2つの抵抗R5とR6を有する。
給電制御スイッチを構成するPMOSトランジスタMP1のソースに対し2種類の電源電圧、すなわち内蔵バッテリからの電源電圧(バッテリ電源電圧)VBATと、当該バッテリパックが装着された電気機器のACアダプタからの電源電圧であるパック電源電圧VPACKが、ダイオードオア接続された2つのパワーダイオードD1とD2のいずれかを介して入力可能に接続されている。ダイオードD1のアノードがバッテリ電源電圧VBATの給電線11に接続され、そのカソードがPMOSトランジスタMP1のソースに接続されている。また、ダイオードD2のアノードがパック電源電圧VPACKの給電線12に接続され、そのカソードがPMOSトランジスタMP1のソースに接続されている。
その一方、PMOSトランジスタMP1のドレインと基準電位、たとえば接地電位の供給線との間に抵抗R5とR6が直列接続されている。
また、PMOSトランジスタMP1のドレインには、電圧保持のためのキャパシタンスC1が接続されている。図1の回路構成において、キャパシタンスC1以外の回路素子は、1つの半導体集積回路(半導体チップ)に形成され得る。
誤差アンプ61の反転入力「−」が内部給電線44に接続され、非反転入力「+」が抵抗R5とR6の接続中点に接続されている。また、誤差アンプ61は電源電圧VSTUPの給電線40から電源供給を受けて動作する。誤差アンプ61は、抵抗R5とR6との接続中点の電圧V1が基準電圧VBGと等しくなるように、PMOSトランジスタMP1のゲート電圧を制御する。例えば、基準電圧VBGは1.2V程度であり、PMOSトランジスタMP1の出力電圧は3.3V程度である。
前述したように、内部給電線44の電圧は、通常状態では内部電源電圧VBGに保持され、温度が規定値に達すると基準電位VSSに引き落とされる。内部給電線44の電圧が基準電位VSSに引き落とされて基準電圧VBGよりも低くなると、誤差アンプ61の出力がトランジスタMP1をオフし得るレベルのハイレベルとなり、PMOSトランジスタMP1がオフ状態となり、レギュレータ部6からの電圧の出力が停止される。
監視回路7は、抵抗R7とR8、コンパレータ72および定電圧源73を有する。抵抗R7とR8はレギュレータ給電線71と基準電位VSSの供給線との間に直列接続され、その接続中点がコンパレータ72の非反転入力「+」に接続されている。コンパレータ72の反転入力「−」と基準電位VSSの供給線との間に、たとえばバンドギャップ定電圧回路など温度に依存しない基準電圧V2を生成する回路からなる定電圧源73が接続されている。この温度に依存しない基準電圧V2は「遮断電圧」または「スタートアップ電圧」と称され、温度検出回路4の停止(給電経路の遮断)とスタートアップの条件を規定する。コンパレータ72は、レギュレータ部6からの電圧の供給が停止し、レギュレータ給電線71の電圧、延いては、抵抗R7とR8との接続中点の電圧が基準電圧V2よりも低くなると、ローレベルの出力信号XINITをスタートアップ回路5に出力する。このコンパレータ72の出力信号XINITは、ハイレベルからローレベルに変化するときに「遮断信号」として機能し、このレベル変化に応答して、スタートアップ回路5から温度検出回路4の給電線40への電圧供給が停止される。逆に、出力信号XINITがローレベルからハイレベルに変化するときには「初期化信号」として機能し、スタートアップ回路5を初期化動作させる。
図4に、スタートアップ回路5の構成を示す。
スタートアップ回路5は、それぞれ「遮断スイッチ」として機能するPMOSトランジスタMP2とNMOSトランジスタMN1、逆流防止用のパワーダイオードD3とD4、レベルシフト用のツェナーダイオードZD1とZD2、抵抗R9とR10、および、シャットダウンと初期化の制御用のNMOSトランジスタMN3とMN4を有する。
遮断スイッチMP2はダイオードD3を介してバッテリ電源電圧VBATの供給線に接続され、遮断スイッチMN1はダイオードD4を介してパック電源電圧VPACKの供給線に接続されている。遮断スイッチMN1のドレインとゲート、遮断スイッチMP2のドレインが短絡線51によって相互に接続され、遮断スイッチMN1のゲートと基準電位VSSとの間にツェナーダイオードZD1が接続されている。遮断スイッチMN1のソースから、温度検出回路4(図1)に供給する電源電圧VSTUPが出力される。
バッテリ側の遮断スイッチMP2のゲートとダイオードD3のカソードとの間にツェナーダイオードZD2と抵抗R9が並列に接続されている。また、遮断スイッチMP2のゲートと基準電位VSSの供給線との間に抵抗R10とNMOSトランジスタMN3、MN4とが直列に接続されている。
これらツェナーダイオードZD、抵抗R9およびNMOSトランジスタMN3とMN4によって、バッテリ側の遮断スイッチMP2の遮断および初期化を制御するゲートバイアス回路が構成される。なお、NMOSトランジスタMN4のゲートには前述した初期化信号XINITが入力され、NMOSトランジスタMN3のゲートには、たとえばバッテリシステムのマイクロコンピュータなどから、ローレベルでシャットダウンや初期化を禁止し、ハイレベルでシャットダウンや初期化を許可する制御信号XSHUTが入力される。
つぎに、図1および図4に示す回路の動作を説明する。
初期状態では、バッテリ電源電圧VBATとパック電源電圧VPACKの何れも印加されていないことから、いずれの回路も動作できない。このとき、制御信号XINITがローレベルであることからトランジスタMN4がオフしている。このためバッテリ電源電圧VBATが先に供給されたとしても、ダイオードD1とツェナーダイオードZD2によるゲートバイアス設定によって遮断スイッチMP2がオフ状態を維持する。一方、パック電源電圧VPACKが供給されると、ダイオードD4および短絡線51を介して遮断スイッチMN1のゲートがハイレベルとなることから遮断スイッチMN1がオンし、パック電源電圧VPACKからレベル低下した電圧VSTUPが温度検出回路4に供給される。
電圧VSTUPの供給を受けた温度検出回路4は、前述した動作によって二次の温度係数に比例した二次電流IPTAT2を発生させる。ただし、温度が異常温度のしきい値を規定する温度に達しない間はトランジスタQ11に流れる電流IQ11は定電流源41の定電流Irefよりも小さい。このため、内部給電線の電圧VBGは所定のレベルを維持し、誤差アンプ61の出力がPMOSトランジスタMP1をオフさせるハイレベルではないことから給電制御スイッチMP1から電圧が供給される。その結果、パック電源電圧VPACKからレベル低下した所定のレギュレータ電圧VREG(たとえば3.3V)がレギュレータ部6によって生成され、そのレギュレータ電圧が出力電圧Voutとして出力される。
このとき監視回路7は、給電制御スイッチMP1のドレインに接続されたレギュレータ給電線71の電圧を監視している。パック電源電圧VPACKの供給途中でレギュレータ給電線71の電圧が基準電圧V2より高くなると、コンパレータ72の出力信号XINITがローレベルからハイレベルとなる。そのため、図4に示すトランジスタMN4がオンとなり、遮断トランジスタMP2のゲート電圧を下げてオンさせる。その結果、バッテリからの電源供給路が形成され初期化される。一方、パック電源電圧VPACKが所定電圧、たとえば4.5Vを下回らない限りパック電源電圧VPACKから電流検出回路4への給電は継続される。
つぎに、バッテリの充電が十分となり電源がパック電源電圧VPACKからバッテリ電源電圧VBATに切り替わると、オン状態の遮断スイッチMP2とMN1を介してバッテリ電源電圧VBATがレベル低下した電圧VSTUPが温度検出回路4に伝達される。
電圧VSTUPの供給を受ける温度検出回路4は、前述したと同様に二次電流IPTAT2を発生させるが、温度が異常とならない間はトランジスタQ11に流れる電流IQ11が定電流Irefよりも小さく、基準電圧VBGが誤差アンプ61に供給される。その結果、レギュレータ部6がバッテリ電源電圧VBATを電圧制御したレギュレータ電圧VREG(たとえば3.3V)を出力電圧Voutとして出力する。
このときバッテリの温度が異常放電などにより急激に上昇すると、この温度変化により二次電流IPTAT2が急峻に上昇してトランジスタQ11に流れる電流IQ11が定電流Irefよりも大きくなり、給電線44の電圧が基準電圧よりも低くなる。すると、誤差アンプ61の反転入力「−」レベルが電圧V1より大きく低くなることから、その出力がハイレベルとなって給電制御トランジスタMP1がオフする。
その後、レギュレータ給電線71の電圧が3.3Vから低下し、これが基準電圧V2、たとえば2.4Vを下回るとコンパレータ72の出力信号XINITがハイレベルからローレベルに変化することから、図4に示すトランジスタMN4がオフする。その結果、遮断スイッチMP2のゲートがバッテリ電源電圧VBATによりプルアップされ、遮断スイッチMP2がオフする。これによりバッテリ電源電圧VBATの給電路が絶たれ、温度検出回路4が動作しなくなる。
再びバッテリの充電が始まるとパック電源電圧VPACKからの電源供給に切り替わるので、再び、電圧VSTUPが電流検出回路4に供給され、給電制御トランジスタMP1が動作してレギュレータ給電線71の電圧が上昇し始める。その電圧が基準電圧V2に達すると再びコンパレータ72の出力信号がハイレベルとなってトランジスタMN4をオンさせ、遮断トランジスタMP2がオンして初期化され、いつでもバッテリ側への切り替えがあっても電源電圧の供給できる状態が整えられる。
このように、本実施の形態では異常な温度上昇によって二次曲線を描いて二次電流IPTAT2が上昇し、それに応答してトランジスタQ11に流れる電流が定電流Irefよりも大きくなって、内部給電線44の電圧が基準電圧VBGよりも低くなって基準電位VSSとされる。定電流Irefの値を変えることで、内部給電線44の電圧低下までの時間を調整できるので、シャットダウンまでの時間を適宜に調整できる。このようなシャットダウン機能を使うことによって、たとえばリセット回路などの出力をサーマルシャットダウンさせることが可能である。定電流源41が供給する定電流Irefの値を小さくするほど、急峻なシャットダウン動作とすることができる。
図5に、検出温度に対する出力(給電線の電位)のレスポンス特性を示す。検出温度を150度に設定し、シミュレーションした結果、検出感度のストロング(A)とワースト(B)間で、16度程度の開きとなる特性であることが観測された。また、温度に対して急峻な特性をもたせることもできた。このように、本発明においては、二次電流IPTAT2が構成素子パラメータや製造プロセスの影響を受け難いため精度が高くばらつかない結果、温度検出範囲を狭くして急峻で敏感な温度検出が可能である。
レギュレータ給電線71の電圧が監視され、シャットダウン動作により、この電圧が基準値V2を下回るとスタートアップ回路5内のトランジスタMN4がオフして遮断スイッチMP2をオフさせ温度検出回路4への給電を停止させる。このため、温度低下しても再びパック電源電圧VPACKの供給がない限り、給電制御トランジスタMP1はオフ状態を維持する。その結果、従来のように温度検出点を境に電源供給のオンとオフが断続的に繰り返す現象が防止でき、またバッテリの無駄な電力消費が抑制されるという利点がある。
さらに、つぎにパック電源電圧VPACKが供給され、レギュレータ給電線71の電圧が再び上昇し、基準電圧V2に達するとスタートアップ回路5内のトランジスタMN4がオンして遮断スイッチMP2をオンさせ初期化することから、以後、いつでもバッテリ側への切り替え準備が整う。このようなシーケンスを制御するスタートアップ情報が電圧をモニタする監視回路7で実現できることから簡素な回路構成ですむ。とくにアナログBiCMOSプロセスにおいて、ある程度一般的に使われている回路構成を応用できることから、回路変更の度合いが少ないという利点がある。
図6に、1電源対応の場合の構成を示す。
前述した図1の構成ではスタートアップ回路5内に遮断スイッチMP2を設けていたが、図6に示す構成ではスタートアップ回路5Aの外に遮断スイッチMP2を設けている。また、図6に示す温度検出回路4Aは、図2に示す構成から定電流源41とトランジスタQ11を除いた一次および二次電流回路42と43のみから構成される。遮断スイッチMP2は、電源電圧VINの供給線80と定電流源41との間に接続されている。この場合、スタートアップ回路5Aは電源電圧VINの供給線80と電圧VSTUPの供給線40との間に接続され、遮断スイッチMP2がオフしているときにスタートアップを可能にするために電源電圧VINの供給バイパスとして一時的に機能する。その結果、温度検出回路4Aが動作し、異常温度を検出し二次電流IPTAT2の上昇によりトランジスタQ11を流れる電流IQ11が定電流Irefよりも大きくなると、給電線40の電圧を低下させる。電圧VSTUPが基準電位VSSに接続されると、コンパレータ72Aの出力信号XSDがローレベルからハイレベルとなり遮断スイッチをオフさせて定電流源41側の給電路を遮断する。一方、つぎに電源電圧が印加されると、これをスタートアップ回路5Aが検知して電源電圧VINの供給バイパスを一時的に開き、電圧VSTUPが上昇しコンパレータの出力信号XSDがハイレベルからローレベルになる。その結果、遮断トランジスタMP2がオンして初期化される。
図7に、スタートアップが必要でない場合の構成を示す。
たとえば極端な異常温度の上昇を検出した場合に、回路200の給電を完全に停止して以後動作させない最終的なフェールセーフを行う用途が存在する。そのような場合、スタートアップさせる必要がないので、一次および二次電流回路からなる温度検出回路4A、定電流源41およびトランジスタQ11のみを設けることによって回路200の給電点を基準電位VSSに接続させて動作停止制御を行うことができる。
この図7および前記図5の構成においても、二次の温度係数に比例した二次電流IPTAT2を用いてトランジスタQ11を用いて最適なシャットダウン動作で給電制御を行うことができるという利点がある。
図2の回路においては、トランジスタQ1のベースをトランジスタQ3のベースと共に抵抗R2とR3との接続中点に接続しているが、トランジスタQ2のベースと共にトランジスタQ1のコレクタに接続し、トランジスタQ1のサイズをトランジスタQ2と同様にトランジスタQ3のM倍とすることもできる。このような構成としても、図2の回路と同様の電流を得ることができる。
また、3乗回路、4乗回路などの高次の回路を用いて、絶対温度TのN乗に比例する電流を用いてシャットダウン動作を行なうようにしてもよい。
更には、サーマルシャットダウン動作の設定温度は、適用される回路に応じて任意の温度に設定することができる。
本発明の実施の形態にかかる2電源駆動レギュレータ(電圧発生回路)の概略構成図である。 二次電流を生成する温度検出回路(サーマルシャットダウン回路)の回路図である。 二乗回路の一般的な回路図である。 スタートアップ回路の回路図である。 検出温度に対する出力(給電線の電位)のレスポンス特性を示すグラフである。 1電源対応の場合のサーマルシャットダウン回路の接続例を図である。 スタートアップが必要でない場合に適したサーマルシャットダウン回路の接続例を示す図である。 従来のサーマルシャットダウン回路の代表的な構成を示す図である。
符号の説明
1…レギュレータ、4…温度検出回路、41…定電流源、42…一次電流回路、43…二次電流回路、44…内部給電線、5…スタートアップ回路、6…レギュレータ部、61…誤差アンプ、7…監視回路、71…レギュレータ部の給電点、MP1…給電制御スイッチ、MP2,MN1…遮断スイッチ、V1…給電制御の基準電圧、XINIT…初期化信号

Claims (9)

  1. 温度上昇時に被給電回路への給電を停止させるサーマルシャットダウン回路であって、
    主として温度の一次の係数に依存する第1の電流を出力する第1の電流回路と、
    前記第1の電流を入力して主として温度のN(N:2以上の整数)次の係数に依存する第2の電流を出力する第2の電流回路と、
    前記第1及び第2の電流回路に電流を供給する定電流源と、
    前記第2の電流の上昇に応答して動作して被給電回路への給電を遮断するための給電制御回路と、
    を有するサーマルシャットダウン回路。
  2. 前記給電制御回路が、前記定電流源と前記第1の電流回路及び前記第2の電流回路との接続中点に接続され、当該接続中点から被給電回路に対する給電が行なわれる
    請求項1に記載のサーマルシャットダウン回路。
  3. 前記第1の電流回路が、前記接続中点にバンドギャップ電圧を供給するためのバンドギャップ回路を有し、
    前記給電制御回路がトランジスタ素子で構成され、前記定電流源が供給する電流よりも大きな電流を前記トランジスタ素子が前記接続中点から引き込むことで前記接続中点の電圧が低下して前記被給電回路への給電が遮断される
    請求項2に記載のサーマルシャットダウン回路。
  4. 前記第2の電流回路が、当該第2の電流回路を構成する回路素子のパラメータのばらつきに影響されない前記第2の電流を供給するトランスリニア回路を有する
    請求項3に記載のサーマルシャッドダウン回路。
  5. 前記第1の電流回路が、第1のミラー電流を供給する第1のカレントミラー回路と、前記第1のミラー電流に応じた第2のミラー電流を供給する第2のカレントミラー回路とを有し、
    前記トランジスタ素子の制御端子が前記第2の電流を供給する前記第2の電流回路のトランジスタの制御端子に接続されている
    請求項3又は4に記載のサーマルシャットダウン回路。
  6. 前記接続中点から供給される電圧を受ける前記被給電回路としてのレギュレータ回路を有し、前記給電制御回路により当該レギュレータ回路からのレギュレータ電圧の供給が制御される
    請求項3、4又は5に記載のサーマルシャットダウン回路。
  7. 前記レギュレータ回路の出力に接続され、前記レギュレータ電圧を監視する監視回路と、
    前記レギュレータ電圧が所定の電圧にないときに前記定電流源に対する給電を停止する起動制御回路と、
    を有する請求項6に記載のサーマルシャットダウン回路。
  8. 前記起動制御回路が、第1の電源端子と、当該第1の電源端子と前記定電流源との間の給電経路に挿入された第1のスイッチ素子とを有し、前記第1のスイッチ素子を遮断することで前記定電流源への給電を停止する
    請求項7に記載のサーマルシャットダウン回路。
  9. 前記起動制御回路が、第2の電源端子と、前記第1のスイッチ素子と前記定電流源との間の給電経路に挿入された第2のスイッチ素子とを有し、前記第2の電源端子に電圧が供給されると前記第2のスイッチ素子が導通して前記定電流源が給電される
    請求項8に記載のサーマルシャットダウン回路。
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