JP2005155515A - スロットル装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】吸気通路10aを開閉する弁体30を有しかつ吸気圧力を取り出すサンプリング通路16が形成されたスロットルボディ10、サンプリング通路16に連通する圧力導入通路21c及び圧力導入通路を通して吸気圧力を検出する圧力センサ22を含みスロットルボディに接合されるセンサユニット20、を備え、センサユニット20とスロットルボディ10との接合領域に、サンプリング通路と圧力導入通路との間に介在するように所定の容積をもつ圧力室17を形成した。これにより、装置を小型化しつつ、通路内で気柱振動を防止でき、吸気圧力を高精度に検出できる。
【選択図】 図4
Description
この構成によれば、吸気通路を流れる吸気の圧力は、サンプリング通路から圧力導入通路を経て、圧力センサにより検出される。この経路において、所定の容積をもつ圧力室が設けられているため、サンプリング通路あるいは圧力導入通路内で気柱振動等が発生するのを防止でき、吸気圧力を高精度に検出でき、それ故に、エンジンを高精度に制御することができる。
また、圧力室は、センサユニットとスロットルボディとの接合領域に形成されている(すなわち、両者の壁面により形成されている)ため、センサユニットをスロットルボディに接合するだけで圧力室を画定することができる。したがって、圧力室を形成するための専用の部品が不要であり、装置の低コスト化、小型化等を達成することができる。
この構成によれば、スロットルボディに形成された窪み及びセンサユニットの壁面等により圧力室が形成されるため、センサユニットを小型化でき、又、センサユニットに圧力室を画定するスペースが取れない場合に有効である。
この構成によれば、スロットルボディに形成された環状の窪み及びセンサユニットの壁面等により圧力室が形成されるため、センサユニットを小型化でき、又、センサユニットに圧力室を画定するスペースが取れない場合に有効であり、さらには、環状の窪みであるが故に、より大きい容積の圧力室を必要とする場合に有効である。
この構成によれば、センサユニットに形成された窪み及びスロットルボディの壁面等により圧力室が形成されるため、スロットルボディを薄肉化でき、又、スロットルボディに圧力室を画定するスペースが取れない場合に有効である。
この構成によれば、スロットルボディに形成された窪みとセンサユニットに形成された窪みとにより圧力室が形成されるため、装置全体としての小型化を達成しつつ、より大きい容積の圧力室を必要とする場合に有効である。
この構成によれば、吸気の圧力を導く通路の途中に絞り部を設けたことにより、吸気通路内の脈動が直接影響するのを確実に防止でき、又、ブローバイガス等が流れ込むのを防止できる。これにより、吸気圧力を高精度に検出できる。
この構成によれば、圧力センサ及び温度センサが一体的にモジュール化されているため、従来のように各々のセンサを個別に取り扱う場合に比べて、管理コストを低減でき、取り扱いの煩雑さを解消でき、組み付け作業を簡略化でき、装置のコストを低減できる。
この構成によれば、圧力センサ及び開度センサの二個のセンサ、又は、圧力センサ,温度センサ及び開度センサの三個のセンサが一体的にモジュール化されているため、各々のセンサを個別に取り扱う場合に比べて、前述同様に、管理コストを低減でき、取り扱いの煩雑さを解消でき、組み付け作業を簡略化でき、装置のコストを低減できる。
また、圧力室を、センサユニットとスロットルボディとの接合領域に形成するため、センサユニットをスロットルボディに接合するだけで圧力室を画定することができ、それ故に、圧力室を形成するための専用の部品を設ける必要がなく、装置の低コスト化、小型化等を達成することができる。
図1ないし図4は、本発明に係るスロットル装置の一実施形態を示すものであり、図1は装置の外観図、図2はセンサユニットを接合面側から見た平面図、図3及び図4は装置の断面図である。尚、ここでは、二輪車に搭載される小排気量のエンジンに適用される電子制御用のスロットル装置を示す。
また、窪み17(圧力室)は、フランジ部15の接合面に開口するようにかつサンプリング通路16と平行に又挿入孔18とも平行に形成されているため、スロットルボディ10を金型により成形した後に、サンプリング通路16又は挿入孔18と一緒にドリル等により容易に加工することができる。尚、窪み17は、スロットルボディ10を金型により成形する際に、抜き型により同時に成形してもよい。
ここでは、特に、窪み17がスロットルボディ10に形成されているため、センサユニット20を小型化でき、又、センサユニット20に圧力室を画定するスペースが取れないような場合に好ましい。
この実施形態において、スロットルボディ10´には、フランジ部15の接合面に開口するサンプリング通路16a´を画定するパイプ部16´が形成され、パイプ部16´の周りにおいて、同様に接合面に開口する環状の窪み17´が形成されている。ここで、環状の窪み17´は、前述の実施形態における窪み17に比べて、数倍の容積をもつように形成されている。
この実施形態において、スロットルボディ10´´には、フランジ部15の接合面に開口するサンプリング通路16´´が形成され、センサユニット20´には、ケース21´の接合面に開口すると共に圧力導入通路21cに連通する窪み21i、圧力導入通路21c及び窪み21iを取り囲むシール溝21d´が形成されている。
この実施形態において、スロットルボディ10´´´には、フランジ部15の接合面に開口するサンプリング通路16´´´窪み17´´´が形成され、センサユニット20´には、ケース21´の接合面に開口すると共に圧力導入通路21cに連通する窪み21i、圧力導入通路21c及び窪み21iを取り囲むシール溝21d´が形成されている。
この実施形態では、センサユニット20´´のケース21´´において、圧力導入通路21cの途中に、通路面積を絞る絞り部21jが設けられている。
上記実施形態においては、センサユニット20,20´,20´´に設けるセンサとして、圧力センサ22の他に、温度センサ23及び開度センサ24(センサ部24b)を示したが、圧力センサ22のみを設ける構成、あるいは、圧力センサ22の他に温度センサ23又は開度センサ24の一方を設ける構成において、本発明を採用してもよい。
さらに、上記実施形態においては、複数のセンサとして、圧力センサ22の他に、温度センサ22と開度センサ24を示したが、それ以外の状態量を検出するセンサを一体的に設ける構成において、本発明を採用してもよい。
10a 吸気通路
11 筒状部
12 上流側連結部
13 下流側連結部
14 軸受孔
15 フランジ部
16,16a´,16´´,16´´´ サンプリング通路
16´ パイプ部
17,17´,17´´´ 窪み(圧力室)
18 挿入孔
19 凹部
20,20´,20´´ センサユニット
21,21´,21´´ ケース
21a 凹部
21b 嵌合部
21c 圧力導入通路
21d,21d´ シール溝
21e パイプ部
21f シール溝
21g ネジ孔
21h コネクタ部
21i 窪み(圧力室)
21j 絞り部
22圧力センサ
22a センサ部
23 温度センサ
23a センサ部
23b 配線
24 開度センサ
24a 可動部
24b センサ部
25 端子
30 弁体
40 スロットルシャフト
50 ゴムシール
Claims (8)
- 吸気通路を開閉する弁体を有しかつ吸気圧力を取り出すサンプリング通路が形成されたスロットルボディと、前記サンプリング通路に連通する圧力導入通路及び前記圧力導入通路を通して吸気圧力を検出する圧力センサを含み前記スロットルボディに接合されるセンサユニットと、を備えたスロットル装置であって、
前記センサユニットとスロットルボディとの接合領域には、前記サンプリング通路と圧力導入通路との間に介在するように所定の容積をもつ圧力室が形成されている、
ことを特徴とするスロットル装置。 - 前記圧力室は、前記スロットルボディに形成された窪みにより画定されている、
ことを特徴とする請求項1記載のスロットル装置。 - 前記圧力室は、前記サンプリング通路を画定するパイプ部の周りに形成された環状の窪みにより画定されている、
ことを特徴とする請求項2記載のスロットル装置。 - 前記圧力室は、前記センサユニットに形成された窪みにより画定されている、
ことを特徴とする請求項1記載のスロットル装置。 - 前記圧力室は、前記スロットルボディ及び前記センサユニットにそれぞれ形成された窪みにより画定されている、
ことを特徴とする請求項1記載のスロットル装置。 - 前記サンプリング通路又は圧力導入通路の途中には、所定の通路面積に絞る絞り部が設けられている、
ことを特徴とする請求項1ないし5いずれかに記載のスロットル装置。 - 前記センサユニットは、前記弁体の上流側の吸気温度を検出する温度センサと、前記弁体の下流側の吸気圧力を検出する前記圧力センサと、を含む、
ことを特徴とする請求項1ないし6いずれかに記載のスロットル装置。 - 前記センサユニットは、前記弁体の開度を検出する開度センサを含む、
ことを特徴とする請求項1ないし7いずれかに記載のスロットル装置。
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