JP2005153345A - 画像記録装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 画像記録装置1は、画像記録部と、開閉自在な弁を備え、インクを流出させるためのインク出口を有するインクボトル74と、前記画像記録部とインクボトルとを接続するインク供給部と、インク供給部を制御する制御部90とを具備している。インク供給部は、インクボトルを着脱自在に保持するとともに、インク出口を接続するためのインク出口接続部を有しているボトルホルダ73と、インクボトルがボトルホルダの所定位置に配設されたことを検出する検出手段と、インク出口の弁を開閉する弁開閉機構とを有している。制御部90は、検出手段からの検出信号を受信してから所定時間経過した後に、弁開閉機構を駆動させてインクボトルのインク出口の弁を開放させる。
【選択図】 図2
Description
[画像記録機構20]
画像記録機構20は、記録媒体を搬送するための記録媒体搬送機構30と、記録媒体に対してインクを吐出するための画像記録部40とを具備している。画像記録部40は、インクを吐出するための複数のインクジェットヘッドユニット43を有している。画像記録部40は、各インクジェットヘッドユニット43が、記録媒体搬送機構により順次搬送される記録媒体に対して、インクを吐出することにより、画像を記録する。
インク供給部70は、画像記録部20に対して、インク供給源からのインクを供給するための搬送路である。このインク供給部70は、インクが貯留されたインク供給源であるインクボトル74を取り付けるためのボトルホルダ73と、ボトルホルダ73と画像記録部20とを接続するインク供給路である接続チューブ72bと、接続チューブ72bの開閉を行う接続チューブ弁72hと、ボトルホルダからの廃インクを回収する廃液タンク67とを有している。
インクボトル74は、各色毎に、対応するボトルホルダ73に取り付けられる。なお、本実施の形態において、4色分、即ち4つのインクボトル74が、対応するボトルホルダ73に取り付けられる。なお、インクボトル74は、後述するボトルホルダ73の説明において詳述するが、ボトルホルダ73の取付初期位置に配置した後、接続位置まで移動させて、ボトルホルダ73に接続する。この接続時の移動は、ボトルホルダ73の案内により、後述するボトル案内軸心GD(図2参照)に沿って行われる。接続位置において、インクボトル74は、後述のボトルホルダ73のボトル接続部73C(図2参照)と接続される。
ボトル通気口74A並びにインク出口74Bは、前記接続時において、ボトル接続部73Cと対向するボトル本体74Cの側壁に設けられており、ボトル案内軸心GDに沿って延びている。言い換えると、ボトル通気口74A並びにインク出口74Bは、接続時の移動方向において、ボトル本体74Cの前側に配置されている。
続いて、インク出口74Bについて説明する。インク出口74Bは、ボトル通気口74Aと実質的に同一の構成を有している。従って、図4中に示されるように、インク出口74Bにおいて、ボトル連通流路74BAは、ボトル連通流路74AAと同様に構成されている。従って、流路弁支持部74BAaは、流路弁支持部74AAaと同様に構成されている。さらに、流路開口部74BBは、流路開口部74ABと同様に構成されている。従って、流路開口74BBa、流路開口カバー74BBb、並びにカバー突起部74BBcは、流路開口74ABa、流路開口カバー74ABb、並びにカバー突起部74ABcと同様に構成されている。流路弁74BCは、インク出口74Bの弁であり、流路弁74ACと同様に構成されている。従って、摺動部74BCa、弁部材74BCb、並びに弁付勢部材74BCcは、摺動部74ACa、弁部材74ACb、並びに弁付勢部材74ACcと同様に構成されている。また、開口部外カバー74BDは、開口部外カバーADと同様に構成されている。従って、外カバー端部74BDaは、外カバー端部74ADaと同様に構成されている。
ボトル本体74Cは、インクボトルを識別するための識別部であるインクラベル74Caを有している。インクラベル74Caは、インクボトル74中のインクの色などの情報が記録された記録媒体である。本実施の形態において、インクラベル74Ca中には、格納されているインクの種類を示す情報が記録されている。このインクラベル74Caは、後述する無線読み取り装置73Iにより、非接触で前記情報が読み取られ得るように構成されている。このインクラベル74Caは、ボトル本体74Cにおいて、前記接続時においてボトル接続部73Cと対向する部分に、張り付けられている。
ボトルホルダ73は、インクが貯留されたインクボトル74を着脱可能に保持するボトル保持手段である。このボトルホルダ73は、保持したインクボトル74を、ボトル接続チューブ72bと接続するための接続手段を有している。なお、ボトルホルダ73は、画像記録装置1に取り付けられるインクボトル74の本数と同数配置されており、各ボトルホルダ73は、インクボトル1本を保持し得るように構成されている。本実施の形態のボトルホルダは、4つのインクボトル74を保持し得るように、4つ設けられている。
インクボトルガイド部材73Bは、ボトルホルダ73の底部73A上に配置されいる。このインクボトルガイド部材73Bは、インクボトル74を所定の軸心に沿って案内するボトルガイド面73Baを有している。本実施の形態のボトルガイド面73Baは、インクボトル74を、ボトルホルダ73の長手方向(図2中左右方向)に沿って移動し得るように案内する。また、本実施の形態のボトルガイド面73Baは、インクが充填されたインクボトル74をボトル接続部73Cに向かって容易に移動し得るように、水平面に対して、ボトル接続部73Cに向かって傾斜している。これらの構成により、本実施の形態のボトルガイド面73Baは、ボトルホルダ73の長手方向を含む垂直面内において、水平面に対して傾斜したボトル案内軸心GDに沿って、インクボトル74を案内する。
ボトル接続部73Cは、インクボトル74のボトル通気口74A並びにインク出口74Bと接続するための接続手段である。このボトル接続部73Cは、後述するが、接続後のインク出口74Bの開閉を選択的に行うことが可能に構成されている。なお、上述のように、ボトルホルダ73は、画像記録部40より、鉛直方向において上方に配置されている。従って、インクボトル74中のインクは、インク出口74Bを開放した際に、ボトル接続チューブ72bを介して、画像記録部40に補充され得る。
<ボトル接続部73Cの通気口接続部73E>
通気口接続部73Eは、図3中に示されるように、ボトル案内軸心GDと平行な中央軸心を有しており、インクボトル74との接続時にボトル本体74Cの前側と対向する通気口ボトル対向部73Eaを有している。
<ボトル接続部73Cのインク出口接続部73F>
インク出口接続部73Fは、図4中に示されるように、ボトル案内軸心GDと平行な中央軸心を有しており、インクボトル74との接続時にボトル本体74Cの前側と対向するインク出口ボトル対向部73Faを有している。
開閉駆動部73Gは、インク出口接続部弁73FCを移動させることにより、インク出口接続部73Fの開閉を行う弁開閉機構である。この開閉駆動部73Gは、図2中に示されるように、回転板73GAと、回転板ロック部73GBとを有している。
緩衝機構73Hは、ボトルホルダ73に対するインクボトル74の接続時に、過度の衝撃がボトル接続部73Cに与えることを防止する機構である。緩衝機構73Hは、ボトルホルダ73の底部73Aから延びているホルダフレームに、例えばコイルばねなどの付勢部材73Haを介して固定されている。また、緩衝機構73Hは、前記ホルダフレームにより、ボトル案内軸心GDに沿って移動するように、案内されている。この緩衝機構73Hは、ボトル案内軸心GDに沿って、通気口接続部73E並びにインク出口接続部73Fより、接続時のインクボトル74側に突出している。また、この緩衝機構73Hは、付勢部材73Haにより、ボトル案内軸心GDに沿って、接続時のインクボトル側に付勢されている。即ち、付勢部材73Haは、緩衝機構73Hを、インクボトル74とボトルホルダ73との接続の解除方向に付勢している。この付勢部材73Haの対ボトル付勢力FUaは、インクが満タンに充填されたインクボトル74を、押し返し得る値に設定されている。従って、インクボトル74は、ボトルホルダ73に配置された際に、緩衝機構73Hにより押圧され、前記取付初期位置に配置される。また、この対ボトル付勢力FUaは、ボトル接続部抵抗力FRsより小さく設定されている。言い換えると、対ボトル付勢力FUaは、ボトルホルダ73によるインクボトル74に対する保持力より、弱く設定されている。即ち、緩衝機構73Hは、ボトル接続部73Cに完全に接続されたインクボトル74の接続を、対ボトル付勢力FUaにより解除することはない。
無線読み取り装置73Iは、インクラベル74Ca中の情報を非接触で読みとる識別センサである。この無線読み取り装置73Iは、インクラベル74Caの情報を読みとるためのアンテナ73Iaを有している。アンテナ73Iaは、ボトル接続部73Cにおいて、インクボトル74が接続された際に、インクラベル74Caと対向する位置に配置されている。この無線読み取り装置73Iは、制御部90と接続されており、インクラベル74Caから読みとった情報を、制御部90に送る。なお、無線読み取り装置73Iは、インクラベル74Caに対して、情報を書き込むことが可能な無線読み書き装置に代えることも可能である。
ホルダカバー73Dは、ボトルホルダ73全体を覆う開閉可能な蓋である。ホルダカバー73Dは、ボトルホルダ73全体を覆うカバー本体73DAと、カバー本体の内側に配置されたカバーリブ73DBとを有している。なお、図2は、開放位置のホルダカバー73Dを示している。
制御部90は、図6中に示されるように、CPU、タイマ、ROM、RAM、及び出力部92などを含むコンピュータによって構成されている。制御部90は、画像記録機構20、並びにインク供給部70に接続されており、これらの駆動を制御する。
[インクボトル取付時の動作]
インクボトル74は、対応するボトルホルダ73に取り付けられる。このとき、インクボトル74は、使用者によってまず、ボトルガイド面73Ba上の取付初期位置に配置される。インクボトル74は、取付初期位置から、使用者により、ボトルガイド面73Baの案内に従って、ボトル接続部73Cに向けて押圧されることにより、ボトル接続部73Cと接続され、接続位置に配置される。なお、インクボトル74は、使用者によって、緩衝機構73Hの対ボトル付勢力FUaを越える力で、接続位置に向けて押圧されることにより、ボトル接続部73C側に移動され得る。インクボトル74は、カバー突起部74ABc並びにカバー突起部74BBcが、対応するカバー凹部73EBa並びにカバー凹部73FBcに嵌合すると、インクボトル74とボトルホルダ73との接続が完了する。なお、使用者は、インクボトル74とボトルホルダ73とを接続した際に、カバー突起部74ABcがカバー凹部73EBaに嵌合する時、カバー突起部74BBcがカバー凹部73FBcに嵌合する時のクリック感により、これらの接続完了を認識することが出来る。
画像記録装置1により画像を記録する際、制御部90は、記録媒体搬送機構に記録媒体の搬送命令を出す。これとともに、制御部90は、画像記録部40に駆動命令を出し、搬送される記録媒体に対して、インクを吐出させる。これにより、画像記録装置1は、記録媒体に対して、所望の画像を記録する。
インクボトル74は、交換する際等にボトルホルダ73から取り外される。使用者がインクボトル74を取り外すためにホルダカバー73Dを開くと、開閉センサ73Abは、カバー73Dが開いたことを検知し、開放検知信号を出力する。その信号を制御部90が受信すると、制御部90は、全てのボトルホルダ73の開閉駆動部73Gに対して、出口弁押圧部73GAbを回転板73GAから離間させるために、離間駆動命令信号を出す。
Claims (10)
- インクを吐出することにより画像を記録する画像記録部と、
画像記録用のインクを貯留し、開閉自在な弁を備えたインクを流出させるためのインク出口を有する少なくとも1つのインクボトルと、
前記画像記録部とインクボトルとを接続するインク供給部と、
インク供給部の駆動を制御する制御部とを具備し、
前記インク供給部は、前記インクボトルを着脱自在に保持するとともに、前記インク出口を接続するためのインク出口接続部を有しているボトルホルダと、
前記インクボトルが前記ボトルホルダの所定位置に配設されたことを検出する検出手段と、
インク出口の弁を開閉する弁開閉機構と、
を有し、
前記制御部は、前記検出手段からの検出信号を受信してから所定時間経過した後に、前記弁開閉機構を駆動させてインクボトルのインク出口の弁を開放させる画像記録装置。 - 前記インク供給部は、前記インクボトルが前記ボトルホルダにおける所定位置に配設された際に閉鎖完了位置に配設される開閉可能なカバーを有し、
前記検出手段は、前記カバーが閉鎖完了位置に配設されたことを検出するカバーセンサを有している請求項1に記載の画像記録装置。 - インク供給部は、所定のボトルホルダに装着されるインクボトルが適切かどうかを識別する識別センサを有しており、
前記制御部は、前記識別センサの出力に基づき、不適切なインクボトルがボトルホルダに装着されたと識別した場合には、前記弁開閉機構を駆動させず、インクボトルの出口の弁を開放させないことを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。 - さらに、ユーザーにエラーを報知させる報知部を有し、
前記制御部は、前記識別センサの出力に応じて、前記報知部を通じてユーザーにインクボトルの装着エラーを報知させる請求項3に記載の画像記録装置。 - 前記カバーは、複数のインクボトルのうち、一つでも所定位置に配設されていないインクボトルが有る場合に、閉鎖完了位置に配設されないように構成されている請求項2に記載の画像記録装置。
- 前記ボトルホルダの所定位置に配設されているときのインクボトルは、前記カバーの閉鎖完了位置への移動を阻害せず、
前記ボトルホルダ内に配設されているものの前記所定位置以外に配設されているときのインクボトルは、前記カバーの閉鎖完了位置への移動軌跡上に位置し、カバーの閉鎖を直接阻害するように、前記カバーに対して前記所定位置が設定される請求項2に記載の画像記録装置。 - 前記制御部は、前記カバーが閉鎖完了位置から開放されたときの前記カバーセンサの出力に応じて、直ちに弁開閉機構を駆動させ、前記インクボトルのインク出口の弁を閉鎖させる請求項2に記載の画像記録装置。
- さらに、ユーザーにインクボトルの取り出しを報知させる報知部を有し、
前記制御部は、インク出口の弁の閉鎖が完了したところで、その旨をユーザーに報知する請求項7に記載の画像記録装置。 - さらに、ボトルホルダの所定位置に配設されたインクボトル内のインク温度を検出する温度検出手段を有し、
前記制御手段は、前記温度検出手段の検出結果に応じて、検出手段からの検出信号を受信してから前記インク出口の弁を開放させるまでの時間を設定する請求項1に記載の画像記録装置。 - 前記ボトルホルダは、
インクボトルを接続した際に、所定の保持力でもってインクボトルを保持する保持部材と、
インクボトルを接続した際に、所定の付勢力でもって、インクボトルを接続解除方向に付勢する付勢部材と
を有し、
前記付勢部材の付勢力は、前記保持力より弱く設定されている請求項1に記載の画像記録装置。
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