JP2003063029A - キャリッジ、およびインクジェット記録装置 - Google Patents

キャリッジ、およびインクジェット記録装置

Info

Publication number
JP2003063029A
JP2003063029A JP2001260441A JP2001260441A JP2003063029A JP 2003063029 A JP2003063029 A JP 2003063029A JP 2001260441 A JP2001260441 A JP 2001260441A JP 2001260441 A JP2001260441 A JP 2001260441A JP 2003063029 A JP2003063029 A JP 2003063029A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink cartridge
carriage
mounting state
elastic member
ink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001260441A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3835530B2 (ja
Inventor
Masaki Shimomura
正樹 下村
Satoshi Nakada
聡 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2001260441A priority Critical patent/JP3835530B2/ja
Publication of JP2003063029A publication Critical patent/JP2003063029A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3835530B2 publication Critical patent/JP3835530B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクカートリッジが誤装着されにくく、か
つ複雑な装着操作や構造も必要としないインクジェット
記録装置のキャリッジを提供すること。 【解決手段】 キャリッジ11の低部には、弾性部材と
しての板ばね15、17、17’が設けられており、少
なくとも1つの個別ホルダにおける初期装着状態におい
ては、突出した板ばね17’により、インクカートリッ
ジを他の個別ホルダにおける初期装着状態のインクカー
トリッジに比べて突出させ、該突出した初期装着状態を
とる個別ホルダにおける本装着状態においては、インク
カートリッジを他の個別ホルダにおける初期装着状態の
インクカートリッジに比べ凹入させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクカートリッ
ジを着脱可能に装着したキャリッジ、および該キャリジ
を備えたインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置におけるインク
供給機構として、インクを充填したインクカートリッジ
をキャリッジに装着して、このインクカートリッジから
記録ヘッドへインクを供給する方式が実用化されてい
る。このカートリッジ方式のインク供給機構では、イン
クの交換や補充はインクカートリッジごとキャリッジに
装着し、あるいは取り外すことにより行われる。印刷時
にはキャリッジをキャリッジガイド軸に沿って主走査方
向に高速で往復移動させるため、キャリッジ内に搭載す
るインクカートリッジはカートリッジホルダ内に正常な
状態でしっかりと固定しておく必要がある。
【0003】しかし、インクカートリッジの交換時に、
インクカートリッジがキャリッジのカートリッジホルダ
に正常な状態で装着されない場合には、インクの供給が
正常に行われず、印刷に支障をきたしたり、カートリッ
ジホルダを始めとする周辺構造に負荷を与え、最悪の場
合には破損させるなどの事故を招くおそれがある。した
がって、キャリッジのカートリッジホルダは、インクカ
ートリッジの誤装着が起こり難い構造であることが望ま
しいが、その一方でインクカートリッジの交換を行うの
は一般ユーザーであるため、何人にも容易に装填できる
構造にする必要があり、両方の要請を同時に満足するこ
とは必ずしも容易ではない。つまり、インクカートリッ
ジの誤装着防止に重点をおくと、構造的な厳密さが必要
となったり、煩雑な装着操作を伴ったりすることになる
ため、一般ユーザーには甚だ不便なものとなる。逆に、
ユーザーの利便性を優先すると、比較的単純な構造で、
かつ簡易な操作でインクカートリッジを装填できるよう
にしなければならないため、誤装着を起こす余地が生じ
てしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、インクカ
ートリッジの誤装着を防止する対策の一つとして、簡易
な操作でインクカートリッジの装着を可能にしつつ、不
十分な装着状態にある場合にはユーザーが容易に識別で
きるようにしておくことが有効である。
【0005】本発明の課題は、インクカートリッジが誤
装着されにくく、かつ煩雑な装着操作や複雑な構造を必
要としないインクジェット記録装置のキャリッジを提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み、請求項
1に記載のキャリッジの発明は、装着されたインクカー
トリッジから供給されたインクを被記録材に向けて吐出
して記録を行う記録ヘッドを有するヘッドユニットを備
えたキャリッジであって、該キャリッジ内のインクカー
トリッジ格納部は、複数の異なる色のインクカートリッ
ジをそれぞれ別個に収納可能に区分けされた複数の個別
ホルダより構成され、各個別ホルダは、装着時のインク
カートリッジが、前記個別ホルダ内にインクカートリッ
ジを予備挿入した初期装着状態と、該初期装着状態か
ら、さらに記録ヘッドへのインク供給が可能になる位置
まで個別ホルダ内にインクカートリッジを挿入した本装
着状態と、の2段階の装着状態をとるように構成されて
おり、少なくとも1つの個別ホルダにおける初期装着状
態においては、インクカートリッジを他の個別ホルダに
おける初期装着状態のインクカートリッジに比べて突出
させた位置に保持するとともに、該突出した初期装着状
態をとる個別ホルダにおける本装着状態においては、イ
ンクカートリッジを他の個別ホルダにおける初期装着状
態のインクカートリッジに比べ凹入させた位置に保持す
るようにしたことを特徴とする。
【0007】この特徴によれば、予備的な初期装着状態
から本装着状態への移行により装着が行われるインクカ
ートリッジの装着機構において、少なくとも1つの個別
ホルダにおける初期装着状態においては、インクカート
リッジを他の個別ホルダにおける初期装着状態のインク
カートリッジに比べて突出させた位置に置くことによっ
て、予備的な(つまり、不完全な装着状態)である初期
装着状態では、並列配置されるカートリッジ列に、ユー
ザーが容易に視認できる不自然な段差が形成されること
から、不完全な装着状態であることを認識しやすい。
【0008】また、突出した初期装着状態をとる個別ホ
ルダにおける本装着状態においては、インクカートリッ
ジを他の個別ホルダにおける初期装着状態のインクカー
トリッジに比べ凹入(当該インクカートリッジが他のイ
ンクカートリッジよりも窪むように深く挿入された状態
を意味する)させるようにしたことによって、ユーザー
が不自然さを解消しようとして突出したインクカートリ
ッジを押し入れた場合には、再び段差が生じるため、依
然として他のインクカートリッジが不完全な初期装着状
態にあることを容易に認知することができる。このよう
に、配列されたインクカートリッジに段差を与えるとい
う容易に視認可能な手段によって、不完全な装着位置に
あることをユーザーに気づかせ、かつ、その段差を解消
させようとする行為により、完全な装着状態へ導くこと
が可能であるため、複雑な装着操作や構造を必要とせず
に、インクカートリッジの誤装着を防止することが可能
になる。
【0009】また、請求項2に記載のキャリッジの発明
は、請求項1において、前記個別ホルダは、弾性部材の
付勢力によってインクカートリッジを初期装着状態に保
持するものであることを特徴とする。この特徴によれ
ば、弾性部材の付勢力によってインクカートリッジを初
期装着状態に保持することとしたため、少なくとも1つ
のインクカートリッジの突出状態を、容易に視認識別可
能な変位量で形成することができる。
【0010】また、請求項3に記載のキャリッジの発明
は、請求項1において、前記個別ホルダは、付勢力を利
用してインクカートリッジを保持するための第1の弾性
部材を備えるとともに、前記突出した初期装着状態をと
る個別ホルダにおいては、さらに、付勢力を利用してイ
ンクカートリッジを突出した位置に保持するための第2
の弾性部材を備えており、該第2の弾性部材は、前記第
1の弾性部材に比べて付勢力が小さいものであることを
特徴とする。この特徴によれば、インクカートリッジを
保持するための第1の弾性部材に加え、突出した初期装
着状態をとる個別ホルダに第2の弾性部材を備えたこと
により、初期装着状態におけるインクカートリッジの突
出状態を容易に形成することができるとともに、本装着
時にインクカートリッジの保持に必要な付勢力(ここで
は、第1の弾性部材により行われる)と全く別に、もっ
ぱら初期装着状態における突出状態を作るために第2の
弾性部材を利用できる。すなわち、本装着状態でのイン
クカートリッジの保持に必要な弾性部材の応力限界や寸
法を離れて、突出状態を作るためだけに第2の弾性部材
を利用できるので、第2の弾性部材の設計の自由度が増
し、より視認性、識別性の高い突出状態を形成すること
ができる。また第1の弾性部材に比べて第2の弾性部材
の付勢力を小さいものとしたことによって、突出状態か
らのインクカートリッジの挿入時の押圧力を少なく抑え
ることが可能であり、ユーザーの押圧行動に対する抵抗
を軽減し、本装着状態へのスムーズな移行を図ることが
できる。
【0011】また、請求項4に記載のキャリッジは、請
求項1において、前記個別ホルダは、付勢力を利用して
インクカートリッジを保持するための第1の弾性部材を
備えるとともに、さらに、付勢力を利用してインクカー
トリッジを初期装着状態に保持するための第2の弾性部
材を備え、前記突出した初期装着状態をとる個別ホルダ
においては、前記第2の弾性部材とインクカートリッジ
との当接点が突出して設けられており、該第2の弾性部
材は、前記第1の弾性部材に比べて付勢力が小さいもの
であることを特徴とする。この特徴によれば、インクカ
ートリッジを保持するための第1の弾性部材に加え、初
期装着状態に保持するための第2の弾性部材を備えたこ
とにより、初期装着状態と本装着状態との変位量を大き
くできるため、初期装着状態を際立たせて識別し易くす
ることが可能であるとともに、本装着時にインクカート
リッジの保持に必要な付勢力(ここでは、第1の弾性部
材により行われる)と全く別に、もっぱら初期装着状態
における突出状態を作るために第2の弾性部材を利用で
きる。また、第2の弾性部材とインクカートリッジとの
当接点を突出して設けたことにより、インクカートリッ
ジの突出状態を容易に形成することができる。また第1
の弾性部材に比べて第2の弾性部材の付勢力を小さいも
のとしたことによって、初期装着状態からのインクカー
トリッジの挿入時の押圧力を少なく抑えることが可能で
あり、ユーザーの押圧行動に対する抵抗を軽減し、本装
着状態へのスムーズな移行を図ることができる。
【0012】また、請求項5に記載のキャリッジの発明
は、請求項2から請求項4のいずれか1項において、前
記弾性部材が、個別ホルダの底部に設けられた板ばねで
あることを特徴とする。この特徴によれば、弾性部材と
して板ばねを用いることによって、構造簡単にして目的
に応じて必要な付勢力を持たせることができるので有利
である。
【0013】また、請求項6に記載のキャリッジの発明
は、請求項2から請求項5のいずれか1項において、イ
ンクカートリッジは、本装着状態において、前記弾性部
材により付勢された状態で、前記キャリッジと係合する
係合手段によって保持されることを特徴とする。この特
徴によれば、本装着状態においてインクカートリッジ
は、弾性部材の付勢力と係合手段によってしっかりと個
別ホルダ内に保持されるため、キャリジが主操作方向へ
高速で往復移動を繰り返す印刷時においても、正常な装
着状態を維持することができる。
【0014】また、請求項7に記載のインクジェット記
録装置の発明は、請求項1から請求項6のいずれか1項
に記載のキャリッジを備えたことを特徴とする。この特
徴によれば、インクジェット記録装置において、請求項
1ないし請求項6と同様の作用効果が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にかか
るキャリッジ11を装備したインクジェットプリンタ1
01の概略構成を示すものであり、内部の構造を明らか
にするために、本体カバーは外してある。キャリッジ1
1は、図示しない駆動モータに接続されたタイミングベ
ルト85により、キャリッジガイド軸83に沿って主走
査方向に往復移動しながら、記録ヘッド(ここでは図示
せず)より記録媒体Pへインクを吐出して画像形成を行
う。キャリッジ11には、インクカートリッジ21を装
着する格納部が設けられ、ブラック、シアン、マゼン
タ、イエローなど複数の異なる色のインクカートリッジ
21のための個別ホルダに分割されている。
【0016】図2および図3は、キャリッジ11のイン
クカートリッジ21の格納部の構造を示す斜視図であ
り、図2では、ヘッドユニット31を除いた状態を示し
ており、図3では、キャリッジ11のインクカートリッ
ジ21の格納部の底部の構造を拡大して示している。ま
た、図4および図5は、キャリッジ11の断面構造を示
す図面である(図4と図5とは、互いに直交する角度の
断面を示している)。
【0017】図2および図5に示すように、キャリッジ
11内には、ケーブル固定具82を介して片方の側壁1
3bに沿って、フラットケーブル81(フレキシブル・
フラット・ケーブル)81が上部から導入されている。
このフラットケーブル81はキャリッジ11底部に設け
られたヘッドユニット31内のヘッド駆動基板37と電
気的接合部39により接続されている。
【0018】フラットケーブル81とヘッドユニット3
1の側面との間隙(図5参照)には、スポンジ(ウレタ
ンフォーム)などの材質の吸液性弾性体19が配備され
ている。ここで、吸液性弾性体19は、図6(a)に示
すように予めフラットケーブル81に固着させておくこ
とが好ましい。吸液性弾性体19の大きさはヘッドユニ
ット31の側面とフラットケーブル81の間隙を封止で
きる程度に設定することができる。インク滴が電気的接
合部39に到達する経路としては、ヘッドユニット31
の側面とフラットケーブル81の間隙に落下するか、あ
るいはフラットケーブル81に付着して流下することが
考えらるため、フラットケーブル81に接し、かつ前記
間隙を塞ぐように吸液性弾性体19を配備することによ
って、インク滴から電気的接合部39を確実に保護でき
る。また、スポンジのような吸液性の部材はインクを集
めやすいため、通常キャリッジ11内の電気的接合部3
9の近傍に配備することはしなかったが、インクカート
リッジ21の取り外し等の際に飛沫となって滴下するイ
ンク滴は、一般にごく少量であるため、別途多量のイン
クが流出した場合の対策(後述の合成樹脂製のフィルム
層20)を講じた上で、吸液性の高い材質を用い、イン
ク滴を直ぐに吸収してしまうようにして電気的接合部3
9への影響を確実に防ぐこととした。
【0019】吸液性弾性体19は、図6(a)に示すよ
うに、予めフラットケーブル81に固着しておくことに
より、吸液性弾性体19の配備を確実にするとともに、
組立作業が容易になる。さらにフラットケーブル81の
向き(表裏)を識別し易くなるので、配線間違いを防止
するという効果もある。
【0020】吸液性弾性体19の側面(すなわち、フラ
ットケーブル81への固着面とは反対側の面)には、図
6(b)に示すように、例えば、ポリエチレンテレフタ
レートなどの合成樹脂製のフィルム層20が設けられて
いる。万一、キャリッジ11正面側のヘッドユニット3
1の壁面を伝って比較的多量のインクが流下するような
状況になった場合に、吸液性弾性体19はインクを吸収
しやすいことから、インクを集めてしまう可能性があ
る。吸液性弾性体19が多量のインクを含む状態になる
と、吸液性弾性体19からインクが滲出して電気的接合
部39を二次的に汚損するおそれがあるため、インクを
透過させない合成樹脂製フィルム層20を設けて吸液性
弾性体19に多量のインクが含浸した状態になるのを防
いでいる。また、合成樹脂製フィルム層20によって、
ヘッドユニット31壁面を流下してきたインクをブロッ
クし、インクが電気的接合部39へ到達するのを防ぐ役
割も兼ねている。
【0021】吸液性弾性体19としては、スポンジなど
の吸液性と弾性変形可能な性質を併せ持つ材料を用いる
ことが好ましいが、その理由は、以下のとおりである。
本実施形態に係るキャリッジ11は、ヘッドユニット3
1をキャリッジ11内に装着した後で、記録ヘッド35
に設けられたドット形成素子列と被記録材Pの搬送方向
との平行度を調整する(以下、単に「平行度調整」と記
す)機構を有している。この平行度調整を行うには、キ
ャリッジ11内に柔構造で固定された状態のヘッドユニ
ット31を変位させる必要がある。図7(a)は、キャ
リッジ11内のヘッドユニット31を上方からみた状態
を示す要部平面図であり、図7(b)は、キャリッジ1
1側面の要部斜視図である。本実施形態のキャリッジ1
1は、記録ヘッド35に設けられたドット形成素子列と
被記録材Pの搬送方向との平行度を、キャリッジ11の
側面に設けたアジャストレバー43によって調整するこ
とができる。平行度調整は、ヘッドユニット31を押圧
部材41で一方から押しつけた状態で、キャリッジ11
の側面のアジャストレバー43を調節して、図7(a)
において仮想線で示すように、ヘッドユニット31ごと
水平方向に僅かな量で回動変位させることによって行わ
れる。したがって、インク滴による電気的接合部39の
汚損防止の目的でヘッドユニット31の側部に配備する
部材は、ヘッドユニット31の平行度調整の妨げになら
ないことが必要である。また、平行度調整を行った後で
も、電気的接合部39を上から保護できるようにヘッド
ユニット31とフラットケーブル81との間を隙間なく
塞ぐことが重要である。このような理由から、本実施形
態では、弾性変形して平行度調整が可能なようにヘッド
ユニット31の変位量を確保しつつ、ヘッドユニット3
1とフラットケーブル81との間隙を封止できる部材と
して吸液性弾性体19を用いている。
【0022】次に、再び図2〜図4に戻り、本発明のイ
ンクカートリッジ21の装着方法について説明する。キ
ャリッジ11の底部には、インクカートリッジ21を保
持する弾性部材としての板ばね15および板ばね17
が、インクカートリッジ21の個別ホルダ毎に配備され
ている。つまり、ここでは仕切壁は設けていないが、各
板ばね15に対応してそれぞれ上部空間にインクカート
リッジ21を格納できるように個別ホルダが形成されて
いる。図3および図4から見て取れるように、各個別ホ
ルダの底部には、板ばね15の上を板ばね17が覆うよ
うに重ねて配備されている。本実施形態では、各個別ホ
ルダに板ばね15と板ばね17の2枚を配備することに
より、予備的な装着位置(初期装着状態)とインクカー
トリッジ21から記録ヘッド35へのインク供給が可能
な本装着状態との段差を際立たせて視認しやすくしてい
る。後述するように、板ばね15は、本装着状態におい
てインクカートリッジ21を上方に向けて付勢し、個別
ホルダ内にしっかりと固定するものであり、板ばね17
は、初期装着状態にインクカートリッジ21を保持する
役割を担う。
【0023】本実施形態では、4枚の板ばね17のう
ち、2枚の板ばね17’,17’は他の2枚の板ばね1
7,17に比べて上に突出した状態で設けられている。
このように、突出した2枚の板ばね17’,17’によ
って、インクカートリッジ21の初期装着状態を他の個
別ホルダのインクカートリッジ21に比べて突出させた
状態に置くことが可能になる。また、突出した2枚の板
ばね17’,17’は、中央部が開口した窓構造になっ
ているが、これは板ばね17’,17’の弾性力が強す
ぎると、本装着状態へ移行する際に大きな押圧力が必要
になるので、インクカートリッジ21の載置領域(つま
り、板ばね17’,17’とインクカートリッジ21と
の当接部分)を十分に確保しつつ、弾性力を調整するた
めである。
【0024】また、4枚の板ばね15の先端は、略直角
に、あるいは折返すように折曲して形成されており、イ
ンクカートリッジ21の挿入時に強く押圧されても板ば
ね15が変形し過ぎないようにして、ばね性を保持でき
るようになっている。
【0025】図8から図10は、インクカートリッジ2
1が装着されたキャリッジ11の断面構造の図面であ
り、図8はインクカートリッジ21の本装着状態を示
し、図9はインクカートリッジ21の初期装着状態を示
し、図10は突出した板ばね17’が配備された個別ホ
ルダにおけるインクカートリッジ21の初期装着状態を
示す。
【0026】図8の本装着状態では、インクカートリッ
ジ21のインク供給口22は、ヘッドユニット31のイ
ンク供給針33と嵌合し、記録ヘッド35へインク供給
が可能な状態である。この本装着状態では、主として板
ばね15の付勢力によってインクカートリッジ21は上
側に付勢された状態にあり、係合手段としての弾性変形
部23a,23bがキャリッジ11の係止部12a,1
2bとスナップフィットの状態で係合し、個別ホルダ内
にしっかりと固定されている。
【0027】図9および図10では、インクカートリッ
ジ21は板ばね17あるいは板ばね17’によって初期
装着状態に保持され、インクカートリッジ21のインク
供給口22は、ヘッドユニット31のインク供給針33
に嵌合しておらず、弾性変形部23a,23bもキャリ
ッジ11の係止部12a,12bとは係合していない。
ここで図9と図10を比較すると、突出した板ばね1
7’により保持される図10のインクカートリッジ21
の位置の方が図9よりも上方に突出していることが見て
取れる。このように、突出した板ばね17’によって、
他の個別ホルダのインクカートリッジ21との間でユー
ザーに視認しやすい段差が形成される。図9および図1
0の初期装着状態からインクカートリッジ21を押し込
むことによって、弾性変形部23a、23bは変形を伴
いながらキャリッジ11の係止部12a、12bに係合
してスナップフィットした状態で本装着され、図8の状
態となる。
【0028】図11および図12は、インクカートリッ
ジ21を装着したキャリッジ11を正面から見た状態を
模式的に示す図面であり、便宜上インクカートリッジ2
1にA〜Dの符号を付している。図11は全てのインク
カートリッジ21A〜21Dが初期装着の状態にあり、
突出した板ばね17’(ここでは図示せず)によって保
持されるインクカートリッジ21Bおよびインクカート
リッジ21Dは、板ばね17によって保持されるインク
カートリッジ21Aおよびインクカートリッジ21Cよ
り高い位置に突出している。このように、少なくとも1
つ(ここでは2つ)の個別ホルダにおける初期装着状態
において、インクカートリッジ21(21B、21D)
を他の個別ホルダにおける初期装着状態のインクカート
リッジ21(21A、21C)に比べて突出させた状態
に置くことによって、並列配置されるインクカートリッ
ジ21にユーザーが容易に視認できる不自然な段差が形
成されることから、不完全な装着状態であることを認識
しやすくなる。
【0029】次に、図11の状態からインクカートリッ
ジ21Bおよびインクカートリッジ21Dを押し込んで
本装着状態にすると、図12のようにインクカートリッ
ジ21B、21Dは初期装着状態にあるインクカートリ
ッジ21A、21Cよりも凹入された状態(すなわち、
奥まで挿入された状態)になる。このように、突出した
初期装着状態をとる個別ホルダでも、本装着状態では、
インクカートリッジ21(21B、21D)を他の個別
ホルダにおける初期装着状態のインクカートリッジ21
(21A、21C)に比べインクカートリッジ21が窪
むように深い装着位置に設定している。これは、ユーザ
ーが不自然な段差を解消しようとして突出したインクカ
ートリッジ21(21B、21D)を押し入れた場合
に、今度は他のインクカートリッジ21(21A、21
C)が不完全な初期装着状態にあることを容易に認知で
きるようにしたものであり、突出した初期装着状態の
インクカートリッジ21の押し込み動作によって、他
のインクカートリッジ21の押し込み動作が誘発され、
最終的に全てのインクカートリッジ21が本装着状態に
なるまで一連の動作として自然に誘導することが可能と
なるのである。
【0030】以上のように、配列されたインクカートリ
ッジ21に段差を与えるという容易に視認可能な手段に
よって、不完全な装着位置にあることをユーザーに気づ
かせ、かつ、その段差を解消させようとする行為によ
り、完全な装着状態へ導くことが可能であるため、複雑
な装着操作や構造を必要とせずに、インクカートリッジ
21の誤装着を防止することが可能になる。
【0031】以上、本発明を種々の実施形態に関して述
べたが、本発明は上記実施形態に限られるものではな
く、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、他の
実施形態についても適用されるものであることは勿論で
ある。
【0032】例えば、上記実施形態では、インクカート
リッジ21を上からキャリッジ11内に挿入する形式と
したが、横方向に向けて挿入して装着する形式において
も、本発明の装着機構を採用することが可能である。
【0033】また、上記実施形態では、インクカートリ
ッジ21の装着に弾性部材として板ばね15、17、1
7’を使用したが、これに限らず、他の弾性部材を利用
することも可能であり、さらに、初期装着状態にインク
カートリッジ21を保持する手段としては、弾性部材に
限らず、例えば個別ホルダ内にリブを設けてインクカー
トリッジ21を保持するようにすることも可能である。
【0034】さらに、上記実施形態では、各個別ホルダ
に板ばね15および板ばね17を配備する構成とした
が、突出した初期装着状態にする個別ホルダにのみ板ば
ね17を配備する構成としてもよく、あるいは、各個別
ホルダに板ばね15のみを配備して、その中の少なくと
も1枚の板ばね15を他の板ばね15よりも突出させる
ことにより、突出した初期装着状態をとるようにするこ
とも可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、予備的な初期装着状態
から本装着状態への移行により装着が行われるインクカ
ートリッジの装着機構において、少なくとも1つの個別
ホルダにおける初期装着状態においては、インクカート
リッジを他の個別ホルダにおける初期装着状態のインク
カートリッジに比べて突出させた状態に置くことによっ
て、予備的な(つまり、不完全な装着状態)である初期
装着状態では、並列配置されるカートリッジ列にユーザ
ーが容易に視認できる不自然な段差が形成されることか
ら、不完全な装着状態であることを認識しやすい。
【0036】また、突出した初期装着状態をとる個別ホ
ルダにおける本装着状態においては、インクカートリッ
ジを他の個別ホルダにおける初期装着状態のインクカー
トリッジに比べ凹入させるようにしたことによって、ユ
ーザーが突出したインクカートリッジを不自然さを解消
しようとして押し入れた場合には、他のインクカートリ
ッジが不完全な初期装着状態にあることを容易に認知す
ることができる。このように、配列されたインクカート
リッジに段差を与えるという容易に視認可能な手段によ
って、不完全な装着位置にあることをユーザーに気づか
せ、かつ、その段差を解消させようとする行為により、
完全な装着状態へ導くことが可能であるため、複雑な装
着操作や構造を必要とせずに、インクカートリッジの誤
装着を防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るインクジェットプリ
ンタの概略構成を示す斜視図。
【図2】キャリッジ内部の説明に供する斜視図。
【図3】キャリッジ内部の要部拡大図。
【図4】キャリッジの断面構造の説明に供する図面。
【図5】キャリッジの断面構造の説明に供する図面であ
り、図4とは直交する断面を示す。
【図6】吸液性弾性体の説明に供する図であり、(a)
はフラットケーブルに固着された状態を示し、(b)は
フラットケーブルに固着された要部断面の状態を示す。
【図7】ヘッドユニットの平行度調整の説明に供する図
面であり、(a)はキャリッジ内部の要部平面図、
(b)はキャリッジ側部の要部斜視図である。
【図8】インクカートリッジを本装着したキャリッジ断
面を示す図面。
【図9】インクカートリッジを初期装着したキャリッジ
断面を示す図面。
【図10】突出した板ばねを有する個別ホルダにおい
て、インクカートリッジを初期装着したキャリッジ断面
を示す図面。
【図11】インクカートリッジを初期装着したキャリッ
ジの正面図。
【図12】図11から一部のインクカートリッジのみを
本装着にしたキャリッジの正面図。
【符号の説明】
1 メインフレーム 3 オート・シート・フィーダー 11 キャリッジ 12a、12b 係合部 13a、13b 側壁部 15 板ばね 17、17’ 板ばね 19 吸液性弾性体 20 合成樹脂製フィルム層 21 インクカートリッジ 22 インク供給口 23a、23b 弾性変形部 31 ヘッドユニット 33 インク供給針 35 記録ヘッド 37 ヘッド駆動基板 39 電気的接合部 41 押圧部材 43 アジャストレバー 51 エンコーダ 53 エンコーダ基板 81 フラットケーブル 82 ケーブル固定具 83 キャリッジガイド軸 85 タイミングベルト 87 リニヤスケール 91 小歯車

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装着されたインクカートリッジから供給
    されたインクを被記録材に向けて吐出して記録を行う記
    録ヘッドを有するヘッドユニットを備えたキャリッジで
    あって、 該キャリッジ内のインクカートリッジ格納部は、複数の
    異なる色のインクカートリッジをそれぞれ別個に収納可
    能に区分けされた複数の個別ホルダより構成され、 各個別ホルダは、装着時のインクカートリッジが、 前記個別ホルダ内にインクカートリッジを予備挿入した
    初期装着状態と、 該初期装着状態から、さらに記録ヘッドへのインク供給
    が可能になる位置まで個別ホルダ内にインクカートリッ
    ジを挿入した本装着状態と、の2段階の装着状態をとる
    ように構成されており、 少なくとも1つの個別ホルダにおける初期装着状態にお
    いては、インクカートリッジを他の個別ホルダにおける
    初期装着状態のインクカートリッジに比べて突出させた
    位置に保持するとともに、 該突出した初期装着状態をとる個別ホルダにおける本装
    着状態においては、インクカートリッジを他の個別ホル
    ダにおける初期装着状態のインクカートリッジに比べ凹
    入させた位置に保持するようにしたことを特徴とする、
    キャリッジ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記個別ホルダは、
    弾性部材の付勢力によってインクカートリッジを初期装
    着状態に保持するものであることを特徴とする、キャリ
    ッジ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記個別ホルダは、
    付勢力を利用してインクカートリッジを保持するための
    第1の弾性部材を備えるとともに、 前記突出した初期装着状態をとる個別ホルダにおいて
    は、さらに、付勢力を利用してインクカートリッジを突
    出した位置に保持するための第2の弾性部材を備えてお
    り、 該第2の弾性部材は、前記第1の弾性部材に比べて付勢
    力が小さいものであることを特徴とする、キャリッジ。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記個別ホルダは、
    付勢力を利用してインクカートリッジを保持するための
    第1の弾性部材を備えるとともに、 さらに、付勢力を利用してインクカートリッジを初期装
    着状態に保持するための第2の弾性部材を備え、 前記突出した初期装着状態をとる個別ホルダにおいて
    は、前記第2の弾性部材とインクカートリッジとの当接
    点が突出して設けられており、 該第2の弾性部材は、前記第1の弾性部材に比べて付勢
    力が小さいものであることを特徴とする、キャリッジ。
  5. 【請求項5】 請求項2から請求項4のいずれか1項に
    おいて、前記弾性部材が、個別ホルダの底部に設けられ
    た板ばねであることを特徴とする、キャリッジ。
  6. 【請求項6】 請求項2から請求項5のいずれか1項に
    おいて、インクカートリッジは、本装着状態において、
    前記弾性部材により付勢された状態で、前記キャリッジ
    と係合する係合手段によって保持されることを特徴とす
    る、キャリッジ。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれか1項に
    記載のキャリッジを備えたインクジェット記録装置。
JP2001260441A 2001-08-29 2001-08-29 キャリッジ、およびインクジェット記録装置 Expired - Fee Related JP3835530B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001260441A JP3835530B2 (ja) 2001-08-29 2001-08-29 キャリッジ、およびインクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001260441A JP3835530B2 (ja) 2001-08-29 2001-08-29 キャリッジ、およびインクジェット記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003063029A true JP2003063029A (ja) 2003-03-05
JP3835530B2 JP3835530B2 (ja) 2006-10-18

Family

ID=19087636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001260441A Expired - Fee Related JP3835530B2 (ja) 2001-08-29 2001-08-29 キャリッジ、およびインクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3835530B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1504907A3 (en) * 2003-08-08 2005-05-25 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting apparatus and liquid container holder thereof
JP2005153345A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Olympus Corp 画像記録装置
US7806523B2 (en) 2003-08-08 2010-10-05 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting apparatus and liquid container holder thereof
US10059114B2 (en) 2016-09-23 2018-08-28 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting apparatus

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1504907A3 (en) * 2003-08-08 2005-05-25 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting apparatus and liquid container holder thereof
CN1313270C (zh) * 2003-08-08 2007-05-02 精工爱普生株式会社 液体喷射装置及其液体容器座
US7806523B2 (en) 2003-08-08 2010-10-05 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting apparatus and liquid container holder thereof
JP2005153345A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Olympus Corp 画像記録装置
US10059114B2 (en) 2016-09-23 2018-08-28 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP3835530B2 (ja) 2006-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2417934C2 (ru) Контейнер для жидкости
EP1892103B1 (en) Ink tank
JP3624950B2 (ja) インクカートリッジ
US7293864B2 (en) Liquid container with mounting and removal operation guide groove regulating movement
US7165829B2 (en) Liquid container, liquid container holder and recording head cartridge
US7438401B2 (en) Inkjet recording apparatus and ink cartridge
JP5094273B2 (ja) インクタンク
JP4994648B2 (ja) インクタンクおよびこれを用いるインクジェット記録装置
JP2011088450A (ja) インクカートリッジホルダ
EP2614960A1 (en) Cartridge and printing material supply system
KR100459802B1 (ko) 잉크용기와,잉크용기위치시스템
JPH05318764A (ja) インクジェット記録装置
JP2004351935A (ja) インクカートリッジ
JP2003063029A (ja) キャリッジ、およびインクジェット記録装置
JP2006116786A (ja) 液体収納容器および該容器用ホルダ
US10821738B2 (en) Liquid container, liquid consuming apparatus and electrical connector
JP2003063042A (ja) キャリッジ、およびインクジェット記録装置
JP4529150B2 (ja) 液体供給具
JP2004148651A (ja) 液体噴射装置
JPH09174870A (ja) インク補充装置
JP2006306114A (ja) インクカートリッジ
JP5076885B2 (ja) インクカートリッジ
US8807722B2 (en) Ink cartridge and inkjet printer
JP2003182099A (ja) インクカートリッジ及びインクジェット式記録装置
JP2024082061A (ja) インクカートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040802

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060320

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060412

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060612

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060718

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090804

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120804

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130804

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees