JP2005151051A - 携帯端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 通信可能距離が短くなることを抑制しつつ、通信モジュールが通信に用いるアンテナを理想的な位置に配置することができるようにする。
【解決手段】 開閉検知部20からの検知信号に変化が生じたと判断すると、主制御部21はその開閉検知部20からの検知信号に基づいて携帯電話機が折り畳まれた状態にあるのか、折り畳まれていない状態にあるのかを判定する。そして、携帯電話機が折り畳まれた状態にあると判定された場合には、主制御部21は共振周波数調整部18に対して供給する電圧VcをHレベルとし、アンテナ17の共振周波数を移動させる。また、折り畳まれていない状態にあると判定された場合には、主制御部21は共振周波数調整部18に対して供給する電圧VcをLレベルとし、アンテナ17の共振周波数を移動させない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、通信モジュールを備えた携帯端末に関する。
近年、携帯電話機に基地局との通信を行う通信モジュールとは別に、FeliCa(登録商標)等の短距離の通信を行う通信モジュールや、Bluetooth(登録商標)等の近距離の通信を行う通信モジュールを搭載したものが提案されている。また、携帯電話機の構造についても、クラムシェルタイプの折り畳み構造だけではなく、回転タイプやスライドタイプの折り畳み構造や、クラムシェルで更に主表示部が回動するタイプの折り畳み構造が提案されている。
特開2003−125039号公報 特開2001−298513号公報 特開2002−135380号公報
ところで、折り畳み可能な携帯端末において、通信モジュールが通信に用いるアンテナを配置する場合、この通信モジュールが、主に、交通機関の定期券の代わりや、コンビニエンスストア等のレジでの決済に用いられることから、携帯端末を折り畳んだとき、および折り畳んでいないときの何れの状態でも、相手側端末に近づけ易く、かつユーザの持ち替え操作を必要としない位置に設けるのが理想的である。
そこで、携帯端末を折り畳んだとき、および折り畳んでいないときの何れの状態でも、相手側端末に近づけ易く、かつユーザの持ち替え操作が比較的少ない位置として、第1筐体の主表示部の裏面側が考えられる。
ところが、この位置にアンテナを配置すると、回転タイプやスライドタイプの折り畳み構造や、クラムシェルでさらに主表示部が回動するタイプの折り畳み構造では、携帯端末を折り畳んだときに、アンテナが第2筐体の主操作部と第1筐体の主表示部との間に挟まれる状態となる。このとき、第2筐体には基板を含めていろいろな金属パーツが存在しているため、これらの影響によりアンテナの共振周波数が通常状態に比べて変化してしまう。具体的には、クラムシェルで更に主表示部が回動するタイプの折り畳み構造携帯端末にFeliCa(登録商標)を搭載した場合、図14に示すように、主表示部を外側(アンテナを内側)として折り畳んだ状態と、主表示部を内側(アンテナを外側)として折り畳んだ状態(通常状態)とでは、500kHz程度の共振周波数のズレが生じる。そして、アンテナの共振周波数が通常状態に比べて変化することに伴い、送受信レベルが低下し、通信可能距離が短くなるといった課題があった。
本発明は、上記課題に鑑みて成されたものであり、通信可能距離が短くなることを抑制しつつ、通信モジュールが通信に用いるアンテナを理想的な位置に配置することができる携帯端末を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は、折り畳み可能に構成される携帯端末において、前記携帯端末を折り畳んでいるときに内側となり、折り畳んでいないときに外側となる面に配置されたアンテナと、前記アンテナを用いて通信を行う通信モジュールと、前記携帯端末が折り畳まれているか否かを検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて前記アンテナの共振周波数を調整する調整手段とを備える構成としたものである。
また、本発明は、上記の構成に加え、主表示部が設けられた第1筐体と、電池が設けれられる第2筐体とを折り畳み可能に構成し、前記アンテナを、前記第1筐体の主表示部が設けられた側と反対側の面の近傍に配置する構成としたものである。
また、本発明は、主表示部が設けられた第1筐体と、電池が設けられる第2筐体とが折り畳み可能で且つ回動可能に構成される携帯端末において、前記第1筐体の前記主表示部が設けられた側と反対側の面の近傍に配置されたアンテナと、前記アンテナを用いて通信を行う通信モジュールと、前記携帯端末が前記主表示部を外側にして折り畳まれたか否かを検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて前記アンテナの共振周波数を調整する調整手段とを備える構成としたものである。
また、本発明は、上述の何れかの構成に加え、前記通信モジュールが、前記アンテナを用いて短距離の通信を行うよう構成したものである。
さらに、本発明は、上述の構成に加え、前記第2筐体にバッテリを配置する構成としたものである。
以上の構成により、本発明によれば、アンテナが第1筐体と第2筐体との間に挟まれた場合にも、送受信レベルの低下、および通信可能距離が短くなることを抑制することができるため、アンテナ配置の自由度をあげることができる。
また、本発明によれば、アンテナを第1筐体の主表示部が設けられた側の反対側の面の近傍に配置することで、携帯端末を折り畳んだとき、および折り畳んでいないときの何れの状態でも、アンテナを相手側端末に近づけ易く、かつユーザの持ち替え操作を比較的少なくすることができる。
さらに、本発明によれば、第2筐体にバッテリを配置することができるため、アンテナの制約を受けることがなく、大容量のバッテリを搭載することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の携帯端末の一実施の形態である携帯電話機の構成を示す機能ブロック図、図2は同携帯電話機のアンテナの共振周波数を調整する調整回路の構成を示す回路図、図3および図4は同携帯電話機の構成の一例を示す外観図、図5および図6は同携帯電話機の構成の他の例を示す外観図、図7は同携帯電話機における筐体開閉時の動作制御を示すフローチャート、図8は本発明の携帯端末の他の実施の形態である携帯電話機の構成を示す機能ブロック図、図9ないし図11は同携帯電話機の構成を示す外観図、図12は同携帯電話機の第1筐体(上側筐体)の構成を示す断面図、図13は同携帯電話機における筐体開閉時の動作制御を示すフローチャートである。
以下、本発明の携帯端末の一実施の形態である携帯電話機を図1ないし図7に基づいて説明する。
図1ないし図7において、1は第1アンテナ、2は第1アンテナ1を介して図示しない基地局との信号の送受信を行う無線部、3は無線部2における送受信制御を行う通信制御部、4は通信制御部3によって送受信制御された信号に対して所定の信号処理を施す信号処理部、5は信号処理部4で信号処理された音声信号を出力するスピーカ、6は信号処理部4に音声信号を出力するマイクである。
7はCCDやCMOSによって構成された撮像部、8は撮像部7の近傍に位置し被写体に対して光を照射する発光部であり、これら撮像部7および発光部8は第2筐体(下側筐体)の裏面側に設けられ、携帯電話機を折り畳んでいないとき、および折り畳んだときの何れの状態でも外側となる位置に配置されている。9は撮像部7によって撮影された画像に対して露出・画質等の調整を行う画像処理部、10は画像処理部9によって調整された画像データや各種表示データを記憶する第1メモリである。
11は第1メモリ10に記憶された画像データや各種表示データに基づいて表示用の駆動信号を生成する第1表示ドライバ、12は第1表示ドライバ11からの駆動信号に基づいて画像や文字等を表示する第1表示部であり、この第1表示部12は第1筐体(上側筐体)の表面側に設けられ、携帯電話機を折り畳んでいないとき、および折り畳んだときの何れの状態でも外側となる位置に配置され、主表示部として用いられる。13は第1表示部12を背面から照明する第1バックライトである。
14は信号処理部4および画像処理部9からの画像データや電話帳データやスケジュールデータ等の各種情報を記憶する第2メモリ、15は電話番号・文字・記号等の入力や各種機能の選択・起動・停止等の指示を行う第1操作部、16は各種機能の選択・起動・停止等を行う第2操作部である。
17は第2アンテナ、18は第2アンテナ17の共振周波数を調整する共振周波数調整部であり、図2(A)に示すように、アンテナ17を等価回路として表すコイルLとコンデンサC1に対して並列に、コンデンサC2,C3、抵抗R1,R2、PINダイオードDからなる、容量切替による共振周波数調整回路が接続される構成となっており、Vc=LとすることでPINダイオードをHiインピーダンス状態として回路を切断し、Vc=HとすることでPINダイオードをLoインピーダンス状態としてC1に対してC2//C3が合成された状態とし、共振周波数を低い方へ移動させることができるよう構成されている。19は第2アンテナ17を介して図示しない相手側端末との短距離通信を行う通信モジュールである。
20は携帯端末の開閉状態を検知する開閉検知部であって、第1筐体(上側筐体)の開放端側に配置されたマグネット20aと、第2筐体(下側筐体)の開放端側に配置されたホール素子20bとから構成されており、マグネット20aがホール素子20bに近接することによってホール素子20bがONする構成となっている。21は予め記憶されたプログラムや通信回線を介してダウンロードしたプログラムに従って各部を制御する主制御部である。
そして、これら第1アンテナ1と、無線部2と、通信制御部3と、信号処理部4と、スピーカ5と、マイク6と、撮像部7と、発光部8と、画像処理部9と、第1メモリ10と、第1表示ドライバ11と、第1表示部12と、第1バックライト13と、第2メモリ14と、第1操作部15と、第2操作部16と、第2アンテナ17と、共振周波数調整部18と、通信モジュール19と、開閉検知部20と、主制御部21とによって携帯電話機が構成されている。
また、このように構成された携帯電話機は、図3および図4に示すような回転タイプや、図5および図6に示すようなスライドタイプの折り畳み構造を有しており、それぞれの構造において、第1アンテナ1が第2筐体(下側筐体)に配置されると共に、第2アンテナ17が第1筐体(上側筐体)の第1表示部12が設けられた側と反対側の面に筐体の外周を這うように配置されている。また、バッテリが第2筐体(下側筐体)の裏面側に配置されている。
次に、上記のように構成された携帯電話機について開閉時の動作を図7に基づいて説明する。
携帯電話機の電源をONすることで、このフローチャートに基づく制御が開始され、主制御部21は開閉検知部20からの検知信号の変化を確認する(ステップS1)。このとき、電源ONした直後は前の状態が不明であるため、検知信号に変化が生じたと判断し、以後は携帯電話機が折り畳まれた状態から折り畳まれていない状態に移行したときや、折り畳まれていない状態から折り畳まれた状態に移行したときの検知信号に変化が生じたと判断する。
そして、開閉検知部20からの検知信号に変化が生じたと判断すると、主制御部21はその開閉検知部20からの検知信号に基づいてホール素子20bがON状態(携帯電話機が折り畳まれた状態)にあるのか、ホール素子20bがOFF状態(折り畳まれていない状態)にあるのかを判定する(ステップS2)。
そして、ホール素子20bがON状態(携帯電話機が折り畳まれた状態)にあると判定された場合には、主制御部21は共振周波数調整部18に対して供給する電圧VcをHレベルとし(ステップS3)、アンテナ17の共振周波数を移動させる。また、ホール素子20bがOFF状態(折り畳まれていない状態)にあると判定された場合には、主制御部21は共振周波数調整部18に対して供給する電圧VcをLレベルとし(ステップS4)、アンテナ17の共振周波数を移動させない。
したがって、上述の動作制御によれば、アンテナ17が第1筐体と第2筐体との間に挟まれた状態となった場合において、アンテナ17の共振周波数を適正な範囲に移動させることができ、これにより、送受信レベルの低下や通信可能距離が短くなることを抑制することができるため、このアンテナ17を、携帯端末を折り畳んだとき、および折り畳んでいないときの何れの状態でも、相手側端末に近づけ易く、かつユーザの持ち替え操作が比較的少ない位置として理想的と考えられる、第1筐体の第1表示部12の裏面側に配置することができる。しかも、アンテナ17を第1筐体側に配置することで、第2筐体側に配置するバッテリの形状を考慮しなくて良くなるため、大容量のバッテリを搭載することができるといった効果も奏する。
また、第2アンテナ17をループアンテナとし、第1筐体(上側筐体)の第1表示部12が設けられた側と反対側の面の近傍に筐体の外周を這うように配置しているため、アンテナ17が第1筐体と第2筐体との間に挟まれた状態となった場合においても、電波が放射され易く受け易い。したがって、送受信レベルの低下や通信可能距離が短くなることをより一層抑制することができる。
なお、上述の動作制御では、携帯電話機を折り畳んでいないときにアンテナの共振周波数が最適となるよう構成したことから、携帯電話機を折り畳んだときにアンテナの共振周波数を移動するよう調整するようにしたが、これに限定されるものではなく、携帯電話機を折り畳んだときにアンテナの共振周波数が最適となるよう構成した場合には、携帯電話機を折り畳んでいないときにアンテナの共振周波数を移動するよう調整するようにしても良い。
次に、本発明の携帯端末の他の実施の形態である携帯電話機を図8ないし図13に基づいて説明する。なお、図8ないし図13において、図1ないし図7と共通する部分には共通の符号を付し、その説明については省略する。
図8において、31は第1メモリ10に記憶された画像データや各種表示データに基づいて表示用の駆動信号を生成する第2表示ドライバ、32は第1表示ドライバ31からの駆動信号に基づいて画像や文字等を表示する第2表示部であり、この第2表示部32は第1筐体(上側筐体)の裏面側に設けられ、携帯電話機を折り畳んでいないとき、および第1筐体(上側筐体)を回転させずに折り畳んだときの何れの状態でも外側となる位置に配置され、副表示部として用いられる。33は第2表示部32を背面から照明する第2バックライトである。
34は携帯端末の開閉状態を検知する第1開閉検知部であって、第1筐体(上側筐体)のヒンジ部付近に配置された突起34aと、第2筐体(下側筐体)のヒンジ部付近の凹部に配置されたスイッチ34bとから構成されており、突起34aが凹部内のスイッチ34bを押下することによってスイッチ34bがONする構成となっている。
35は携帯端末の開閉状態を検知する第2開閉検知部であって、第1筐体(上側筐体)の開放端側に配置されたマグネット35aと、第2筐体(下側筐体)の開放端側に配置されたホール素子35bとから構成されており、マグネット35aがホール素子35bに近接することによってホール素子35bがONする構成となっている。
そして、これら第2表示ドライバ31と、第2表示部32と、第2バックライト33と、第1開閉検知部34と、第2開閉検知部35と、第1アンテナ1と、無線部2と、通信制御部3と、信号処理部4と、スピーカ5と、マイク6と、撮像部7と、発光部8と、画像処理部9と、第1メモリ10と、第1表示ドライバ11と、第1表示部12と、第1バックライト13と、第2メモリ14と、第1操作部15と、第2操作部16と、第2アンテナ17と、共振周波数調整部18と、通信モジュール19と、主制御部21とによって携帯電話機が構成されている。
また、このように構成された携帯電話機は、図9ないし図12に示すように、第1筐体と第2筐体とがヒンジ部を介して折り畳み可能に構成されると共に、その折り畳み機構とは別に第1筐体が第2筐体に対して少なくとも180度回転できるような機構を有して構成されており、かつ第1アンテナ1が第2筐体(下側筐体)に配置されると共に、第2アンテナ17が第1筐体(上側筐体)の第1表示部12が設けられた側と反対側の面の近傍に筐体の外周を這うように配置されている。また、バッテリが第2筐体(下側筐体)の裏面側に配置され、さらに第2操作部16が第1筐体(上側筐体)または第2筐体(下側筐体)の側面に配置されている。
次に、上記のように構成された携帯電話機について開閉時の動作を図13に基づいて説明する。
携帯電話機の電源をONすることで、このフローチャートに基づく制御が開始され、主制御部21は第1開閉検知部34および第2開閉検知部35からの検知信号の変化を確認する(ステップS11)。このとき、電源ONした直後は前の状態が不明であるため、検知信号に変化が生じたと判断し、以後は携帯電話機が折り畳まれた状態から折り畳まれていない状態に移行したときや、折り畳まれていない状態から折り畳まれた状態に移行したときの検知信号に変化が生じたと判断する。
そして、第1開閉検知部34または第2開閉検知部35からの検知信号に変化が生じたと判断すると、主制御部21は第1開閉検知部34からの検知信号に基づいてスイッチ34aがON状態(第1筐体を回転させずに携帯電話機が折り畳まれている状態)にあるか判定する(ステップS12)。
このとき、第1開閉検知部34からの検知信号に基づいてスイッチ34aがON状態(第1筐体を回転させずに携帯電話機が折り畳まれている状態)にあると判定された場合には、主制御部21は共振周波数調整部18に対して供給する電圧VcをLレベルとし(ステップS13)、アンテナ17の共振周波数を移動させないようにすると共に、第1メモリ10、第1表示ドライバ11、第1バックライト13、第2表示ドライバ31、第2バックライト33を制御し、第1表示部12をOFF、第2表示部32をONさせ(ステップS14,S15)、第2表示部32に所定の表示を行わせる。
一方、第1開閉検知部34からの検知信号に基づいてスイッチ34aがON状態(第1筐体を回転させずに携帯電話機が折り畳まれている状態)にないと判定された場合には、主制御部21は第2開閉検知部35からの検知信号に基づいてホール素子35bがON状態(第1筐体を回転させて携帯電話機を折り畳んだ状態)にあるか判定する(ステップS16)。
このとき、第2開閉検知部35からの検知信号に基づいてホール素子35bがON状態(第1筐体を回転させて携帯電話機を折り畳んだ状態)にないと判定された場合には、主制御部21は共振周波数調整部18に対して供給する電圧VcをLレベルとし(ステップS17)、アンテナ17の共振周波数を移動させないようにすると共に、第1メモリ10、第1表示ドライバ11、第1バックライト13、第2表示ドライバ31、第2バックライト33を制御し、第1表示部12をON、第2表示部32をOFFさせ(ステップS18,S19)、第1表示部12に待受画面等の所定の表示を行わせる。
一方、第2開閉検知部35からの検知信号に基づいてホール素子35bがON状態(第1筐体を回転させて携帯電話機を折り畳んだ状態)にあると判定された場合には、主制御部21は共振周波数調整部18に対して供給する電圧VcをHレベルとし(ステップS20)、アンテナ17の共振周波数を移動させる。その後、予め設定されたアプリケーション(例えば、カメラやブックビューア)を起動する(ステップS21)と共に、第1メモリ10、第1表示ドライバ11、第1バックライト13、第2表示ドライバ31、第2バックライト33を制御し、第1表示部12をON、第2表示部32をOFFさせ(ステップS18,S19)、第1表示部12に起動したアプリケーションに対応する画像の表示を行わせる。
したがって、上述の動作制御によれば、アンテナ17が第1筐体と第2筐体との間に挟まれた状態となった場合において、アンテナ17の共振周波数を適正な範囲に移動させることができ、これにより、送受信レベルの低下や通信可能距離が短くなることを抑制することができるため、このアンテナ17を、携帯端末を折り畳んだとき、および折り畳んでいないときの何れの状態でも、相手側端末に近づけ易く、かつユーザの持ち替え操作が比較的少ない位置として理想的と考えられる、第1筐体の第1表示部12の裏面側に配置することができる。しかも、アンテナ17を第1筐体側に配置することで、第2筐体側に配置するバッテリの形状を考慮しなくて良くなるため、大容量のバッテリを搭載することができるといった効果も奏する。
また、第2アンテナ17をループアンテナとし、第1筐体(上側筐体)の第1表示部12が設けられた側と反対側の面の近傍に筐体の外周を這うように配置しているため、アンテナ17が第1筐体と第2筐体との間に挟まれた状態となった場合においても、電波が放射され易く受け易い。したがって、送受信レベルの低下や通信可能距離が短くなることをより一層抑制することができる。
さらに、アンテナ17の共振周波数を移動させる基準となる開閉検知と、アプリケーションを起動させる基準となる開閉検知とを共通化することができるため、多くの部品を追加することなく、ユーザの使い勝手を向上することができる。
なお、上述の動作制御では、携帯電話機を折り畳んでいないとき、および第1筐体(上側筐体)を回転させずに携帯電話機を折り畳んだときにアンテナの共振周波数が最適となるよう構成したことから、第1筐体(上側筐体)を回転させて携帯電話機を折り畳んだときにアンテナの共振周波数を移動するよう調整するようにしたが、これに限定されるものではなく、第1筐体(上側筐体)を回転させて携帯電話機を折り畳んだときにアンテナの共振周波数が最適となるよう構成した場合には、携帯電話機を折り畳んでいないとき、および第1筐体(上側筐体)を回転させずに携帯電話機を折り畳んだときにアンテナの共振周波数を移動するよう調整するようにしても良い。
また、上述の実施の形態では、共振周波数調整部18として、容量切替による共振周波数調整回路を用いたが、これに限定するものではなく、アンテナ17の共振周波数を移動することができる回路であれば良い。すなわち、例えば、図2(B)に示すように、アンテナ17を等価回路として表すコイルLとコンデンサC1に対して並列に、コンデンサC2,C3、抵抗R1,R2、可変容量ダイオードCvからなる、容量可変による共振周波数調整回路を接続する構成とし、Vc電圧を高くすることで容量Cvを小さくし、Vc電圧を低くすることで容量Cvを大きくする構成とすることで、共振周波数を移動させる(C1+C2//C3//CvまたはC1+C2//C3//Cv)ことできるようにしても良く、このような構成とすることで、Vc電圧により容量を可変できるため任意に容量を決めることが可能となり、厳密な調整を行うことができるといった利点がある。また、リアクタンスを調整するようにしても良い。
また、上述の実施の形態では、携帯電話機の電源をONすることで開始されるソフト制御により、携帯電話機の開閉検知に基づく共振周波数の移動を行うようにしたが、これに限定されるものではなく、開閉検知部20(第2開閉検知部35)と共振周波数調整部18との信号のやり取りを主制御部21を介さずに行うように構成し、ハード的に携帯電話機の開閉検知に基づく共振周波数の移動を行うようにしても良く、このような構成とすることにより、バッテリが装着されたときに開閉検知部20(第2開閉検知部35)と通信モジュール19とに電源供給を行うことで、携帯電話機の電源をONしなくても通信モジュール19を用いた通信を行わせることができ、通信モジュール19としてFeliCa(登録商標)を用いた場合において非常に便利である。
さらに、上述の実施の形態では、本発明の携帯端末として、携帯電話機を用いて説明したが、これに限定されるものではなく、携帯情報端末(PDA)、電子ブックビューア、電子翻訳機、ノートパソコン等の携帯端末にも用いることができることは言うまでもない。
本発明の携帯端末の一実施の形態である携帯電話機の構成を示す機能ブロック図である。 同携帯電話機のアンテナの共振周波数を調整する調整回路の構成を示す回路図である。 同携帯電話機を折り畳んでいない状態の構成の一例を示す外観図であり、(A)は正面を、(B)は裏面を示すものである。 同携帯電話機を折り畳んだ状態の構成の一例を示す外観図であり、(A)は正面を、(B)は裏面を示すものである。 同携帯電話機を折り畳んでいない状態の構成の他の例を示す外観図であり、(A)は正面を、(B)は裏面を示すものである。 同携帯電話機を折り畳んだ状態の構成の他の例を示す外観図であり、(A)は正面を、(B)は裏面を示すものである。 同携帯電話機における筐体開閉時の動作制御を示すフローチャートである。 本発明の携帯端末の他の実施の形態である携帯電話機の構成を示す機能ブロック図である。 同携帯電話機を折り畳んでいない状態でかつ表示部を回転させていない状態の構成を示す外観図であり、(A)は正面を、(B)は裏面を示すものである。 同携帯電話機を折り畳んでいない状態でかつ表示部を回転させている状態の構成を示す外観図であり、(A)は正面を、(B)は裏面を示すものである。 同携帯電話機を折り畳んだ状態の構成を示す外観図であり、(A)は表示部を回転させてない状態の正面を、(B)は表示部を回転させた状態の正面を、(C)は表示部を回転させていない状態または回線させた状態の裏面を示すものである。 同携帯電話機の第1筐体(上側筐体)の構成を示す断面図であり、(A)は側面を、(B)は背面を示すものである。 同携帯電話機における筐体開閉時の動作制御を示すフローチャートである。 従来の構成におけるアンテナの周波数特性を示す周波数特性図であり、(A)は主表示部を外側として折り畳んだ状態を、(B)は主表示部を内側として折り畳んだ状態を示すものである。
符号の説明
1 第1アンテナ
2 無線部
3 通信制御部
4 信号処理部
5 スピーカ
6 マイク
7 撮像部
8 発光部
9 画像処理部
10 第1メモリ
11 第1表示ドライバ
12 第1表示部
13 第1バックライト
14 第2メモリ
15 第1操作部
16 第2操作部
17 第2アンテナ
18 共振周波数調整部
19 通信モジュール
20 開閉検知部
21 主制御部

Claims (5)

  1. 折り畳み可能に構成される携帯端末において、
    前記携帯端末を折り畳んでいるときに内側となり、折り畳んでいないときに外側となる面に配置されたアンテナと、
    前記アンテナを用いて通信を行う通信モジュールと、
    前記携帯端末が折り畳まれているか否かを検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて前記アンテナの共振周波数を調整する調整手段とを備えたことを特徴とする携帯端末。
  2. 主表示部が設けられた第1筐体と、主操作部が設けれられる第2筐体とが折り畳み可能に構成され、
    前記アンテナは、前記第1筐体の主表示部が設けられた側と反対側の面の近傍に配置されることを特徴とする請求項1記載の携帯端末。
  3. 主表示部が設けられた第1筐体と、主操作部が設けられた第2筐体とが折り畳み可能で且つ回動可能に構成される携帯端末において、
    前記第1筐体の前記主表示部が設けられた側と反対側の面の近傍に配置されたアンテナと、
    前記アンテナを用いて通信を行う通信モジュールと、
    前記携帯端末が前記主表示部を外側にして折り畳まれたか否かを検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて前記アンテナの共振周波数を調整する調整手段とを備えたことを特徴とする携帯端末。
  4. 前記通信モジュールは、前記アンテナを用いて短距離の通信を行うことを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れかに記載の携帯端末。
  5. 前記第2筐体にバッテリを配置したことを特徴とする請求項2または請求項3記載の携帯端末。
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