JP2004072285A - 携帯電話機 - Google Patents

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JP2004072285A JP2002226824A JP2002226824A JP2004072285A JP 2004072285 A JP2004072285 A JP 2004072285A JP 2002226824 A JP2002226824 A JP 2002226824A JP 2002226824 A JP2002226824 A JP 2002226824A JP 2004072285 A JP2004072285 A JP 2004072285A
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水田 政智
Kazuo Otsuta
大蔦 一夫
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Abstract

【課題】大型の表示器を搭載し表示部の保護のためのスライド式構造を有し、これに各種機能をスライド操作と連係させて使い勝手を向上させた新規な携帯電話機を提供する。
【解決手段】スライド式の携帯電話機は、少なくとも表示部及び入力操作部を有する主筐体と、送話部を有し主筐体の上方部にスライド自在に係合された第1可動筐体と、受話部を有し主筐体の下方部にスライド自在に係合された第2可動筐体とを含む。例えば、第1可動筐体及び前記第2可動筐体が共に縮退し閉じた状態にあるときに、両可動筐体が主筐体の表示部及び入力操作部の全面を覆うようにする。例えば、伸展検出手段が、第1可動筐体或いは第2可動筐体いずれか一方の伸展を検出したときに所定機能を実行し、更に他方の可動筐体の伸展を検出したときに第1の伸展により実行された所定機能に付帯する所定調整機能を実行する。
【選択図】図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機に関し、より詳しくは新規な構成のスライド式構造を有する携帯電話機、更にはこれに従来に無い機能を持たせ使い勝手を向上させた携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機は、単に通話のみでなくインターネット等のブラウザ、電子メール送受信端末、スケジュール管理等の機能を付加した携帯情報端末としても活用されるようになってきた。このため、その表示内容は多量の文字情報や画像等多岐にわたり、また表示器は大型であることが望まれる。携帯電話機は従来より、ストレートタイプ以外にも、小形化の要求に対応するため、筐体を2つのユニットで構成し両ユニットを結合部材で結合して折り畳み可能にした折り畳み構造や、2つのユニットをスライド可能に結合したスライド式構造が用いられている。こうした構造は、大型の表示器搭載する場合にも配置スペースが確保でき極めて好適である。
【0003】
従来のスライド式構造は、一般には主筐体(第1ユニット)と一部の機能部を実装した可動筐体(第2ユニット)を主筐体に対して長軸方向にスライド可能に結合して構成され、両ユニットが重なるように縮退させて携行し、通話時等には両ユニットを長軸方向に離間するようにスライドさせ伸展させて使用する。スライド構造の携帯電話機も、多くのものが非使用時に両ユニットをスライドさせ縮退状態にすることで表示部が隠れて保護されるようになっている。この種の携帯電話機は、例えば特開2000−316043公報、特表2000−506323公報等にも開示されている。
【0004】
表示器の大型化の他、最近では携帯電話機の多機能化・高機能化のため光学機能部を備えたものも提供されている。すなわち、画像データを取り込むための電子カメラを搭載した携帯電話機も増えている。また、携帯電話機自体の操作を正当なユーザのみに限るため、また発信者の本人確認のため等に指紋認証システムを搭載した携帯電話機が提供されている。
【0005】
これらの光学機能部は、外部に露呈した光学開口部を備えているが、この光学開口部は正常に機能するためには汚れや疵があると正常に機能しないおそれがある。この点に対処した従来のこの種の携帯電話機の例として、特許願2001−328921号の明細書に記載されたスライド式の携帯電話機がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、大型の表示器を搭載し表示部の保護のためのスライド式構造を有した携帯電話機において新規な構造の携帯電話機を提供し、また、更にこれに各種機能をスライド操作と連係させて使い勝手を従来の携帯電話機より向上させた携帯電話機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
課題解決のため請求項1に記載の本発明の携帯電話機は、少なくとも表示部及び入力操作部を有する主筐体と、送話部を有し前記主筐体の上方部に長軸方向にスライド自在に係合された第1可動筐体と、受話部を有し前記主筐体の下方部に長軸方向にスライド自在に係合された第2可動筐体とを含み構成される。
【0008】
請求項2に記載の本発明の携帯電話機は、請求項1に記載の携帯電話機において、前記第1可動筐体が、縮退し閉じた状態にあるときに、前記主筐体の表示部の少なくとも一部又は全部を覆うようにする。請求項3に記載の本発明の携帯電話機は、請求項1または2に記載の携帯電話機において、前記第2可動筐体が、縮退し閉じた状態にあるときに、前記主筐体の入力操作部の少なくとも一部、又は全部を覆うようにする。
【0009】
請求項4に記載の携帯電話機は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の携帯電話機において、前記第1可動筐体及び前記第2可動筐体が、ともに縮退し閉じた状態にあるときに、両可動筐体が前記主筐体の表示部及び入力操作部の全面を覆うように構成する。
【0010】
請求項5に記載の携帯電話機では、請求項1〜4のいずれか1項に記載の携帯電話機において、前記第1可動筐体および/または前記第2可動筐体が、スライド範囲の複数の位置で係止可能に構成する。
【0011】
請求項6に記載の携帯電話機では、請求項1〜5のいずれか1項に記載の携帯電話機において、前記第1可動筐体および/または前記第2可動筐体を、前記主筐体に対して常時伸展方向に付勢する付勢手段を更に備え、両可動筐体を縮退状態に係止するとともに所定操作により係止を解除可能な係止手段とを具備したことを特徴とする。
【0012】
請求項7に記載の携帯電話機では、請求項1〜6のいずれか1項に記載の携帯電話機において、前記第1可動筐体および前記第2可動筐体それぞれのスライド状態(伸展状態)を判別する伸展検出手段を具備させる。
【0013】
請求項8に記載の携帯電話機は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の携帯電話機において、前記主筐体が光学機能部を少なくとも一つ具備しており、前記光学機能部の光学開口部は、前記第1可動筐体および/または前記第2可動筐体が縮退した状態で前記可動筐体によって覆われる表面に設けられ、前記第1可動筐体および/または前記第2可動筐体を伸展状態にスライドさせたときのみ前記光学開口部が外部に露呈して前記光学機能部が利用可能になることを特徴とする。
【0014】
請求項9に記載の携帯電話機は、請求項1〜8のいずれか1項に記載の携帯電話機において、前記第1可動筐体および/または前記第2可動筐体のスライド状態に応じて、前記入力操作部による入力操作を有効とするかを制御する操作制御手段を更に備えたことを特徴とする。
【0015】
請求項10に記載の携帯電話機では、請求項5〜8のいずれか1項に記載の携帯電話機において、第1可動筐体および/または前記第2可動筐体の複数のスライド係止位置に応じて、前記入力操作部の予めの設定に応じた特定のキーまたは全てのキーの入力操作を有効とするかを制御する操作制御手段を更に備える。
【0016】
請求項11に記載の携帯電話機では、請求項1〜10のいずれか1項に記載の携帯電話機において、前記表示部にタッチパネル機構を備える。請求項12に記載の携帯電話機では、請求項11に記載の携帯電話機において、第1可動筐体および/または前記第2可動筐体前記可動筐体のスライド位置に応じて、タッチパネル機能を有効とするかを制御するタッチパネル制御手段を更に備える。
【0017】
請求項13に記載の携帯電話機では、請求項5〜12のいずれか1項に記載の携帯電話機において、前記タッチパネル制御手段が、第1可動筐体および/または前記第2可動筐体の複数のスライド係止位置に応じて前記表示部のタッチパネル機能の有効領域を変更する構成とする。
【0018】
請求項14に記載の携帯電話機では、請求項7〜13のいずれか1項に記載の携帯電話機において、前記伸展検出手段が、それぞれが縮退し閉じた状態にある前記第1可動筐体、或いは前記第2可動筐体の伸展を検出したときに、機能制御部が前記第1可動筐体の伸展、或いは前記第2可動筐体の伸展のそれぞれに応 じて、異なる機能の制御を行う。
【0019】
請求項15に記載の携帯電話機では、請求項7〜14のいずれか1項に記載の携帯電話機において、前記伸展検出手段が、前記第1可動筐体、或いは前記第2可動筐体いずれか一方の第1の伸展を検出したときに機能制御部が所定機能を実行し、更に他方の可動筐体の第2の伸展を検出したときに、前記第1の伸展により実行された所定機能に付帯する所定調整機能を実行する。
【0020】
【発明の実施の形態】
〔第1実施例〕以下、実施例を挙げ、図面を参照して本発明について詳述する。図1の外観図は、本発明の携帯電話機の第1の実施例を示している。図1に示す本実施例の携帯電話機600 は、表示部101 及び操作部102Aを有する主筐体100 と、受話部611 を有しこの主筐体100 の上方部分に係合されて前記主筐体100 に対して長軸方向にスライド自在な第1可動筐体610 と、送話部621 を有しこの主筐体100 の下方部分に係合されて前記主筐体100 に対して長軸方向にスライド自在な第2可動筐体620 と、から主に構成されている。
【0021】
前記第1可動筐体610 及び前記第2可動筐体620 は一端が開口した有底筒状をしており、それぞれ中空部に主筐体100 の一部を収容可能で、いっぱいに縮退し閉じた状態(図1(a) )にあるときに、前記主筐体100 の表示部101 及び主操作部102Aの一部を覆うように構成されている。すなわち、縮退時には両可動筐体が主筐体100 の中央部分を残して上下部分を覆い、これにより全体が短くなると同時に表示部を保護し、また、キーの誤操作を防止する。
【0022】
図1(a) は、両可動筐体610,620 を主筐体100 を収納する状態にした縮退状態での携帯電話機600 の外観斜視図を示している。また図1(b) は、同じ携帯電話機600 で第1可動筐体610 のみを縮退状態にして主筐体100 を収納した場合の外観斜視図を、図1(c) は第2可動筐体620 のみを縮退状態にし主筐体100 を収納した場合の外観斜視図を、図1(d) は両可動筐体610,620 をともに主筐体100 から伸展状態にした場合の外観斜視図をそれぞれ示している。また、図2は、本実施例の電気回路部の概略ブロック図である。
【0023】
主筐体100 は、箱状で一般的な携帯電話機本体と殆ど同様な形状を有し、一般的な携帯電話機の受話器(レシーバ)および送話器(マイクロホン)を除いて略全ての構成・機能を備えたユニットである。受話器611 及び送話器621 は、それぞれ、主筐体100 にスライド自在に係合された第1可動筐体610 及び第2可動筐体620 に設けられている。
【0024】
主筐体100 には、正面側表面の上方寄り領域に大型の表示部(LCD表示器)101 が組み込まれており、表示部の下方の正面側表面下方寄り領域には操作部102Aが、設けられている。主筐体100 の正面側表面の中央部分には、カーソルキーを含む3個の中央操作キー102Bが配置されている。そして、内部に光学機能部として画像取り込み用の電子撮像装置(CCDカメラ)202 と指紋認証装置203 が実装されており、図に現れないが裏面側表面の上方寄り部分にはその光学開口部が配設けられている。主筐体100 の内部にはアンテナやその他の電気回路部が収容されている。
【0025】
上記主筐体100 に対して長軸方向上方から係合する第1可動筐体610 には、正面側の上端部(有底側)近傍中央部分には受話器(レシーバ)611 が設けられており、主筐体100 内部の電気回路に電気接続されている。そして、図1(a) 或いは図1(b) に示すように第1可動筐体610 が下方にスライドした状態(縮退状態)では、第1可動筐体610 が、前記表示器101 の上方大部分を覆い保護するが、表示器101 の下端領域は縮退状態であっても視認可能であり、後述するように最少限の重要な情報が表示されるようになっている。
【0026】
また、筐体100 に対して下方から係合する第2可動筐体620 には、正面側の下端部(有底側)近傍中央部分には送話器(マイクロホン)621 が設けられていて、主筐体100 内部の電気回路に電気接続されている。そして、図1(a) 或いは図1(c) に示すように第2可動筐体620 が上方にスライドした状態(縮退状態)では、第2可動筐体620 が前記操作部102Aを覆い保護するようになっている。なお、前述中央操作キーは、縮退状態であっても露出していて常に操作可能である。
【0027】
上述のように、実施例の携帯電話機600 では、上下の可動筐体が(主筐体に対して)縮退し閉じた状態にあるときにも、主筐体の中央部が露出して残り表示器は一部を残して可動筐体によって収納・保護状態となり、また、操作部102Aが収納・保護状態となるように構成されている。
【0028】
そして、実施例の携帯電話機には、第1可動筐体610 が下方にスライドした縮退状態にあるか、上方にスライドした伸展状態にあるかを、また同様に第2可動筐体620 が下方にスライドした伸展状態にあるか上方にスライドした縮退状態にあるかを判別するための、伸展検出手段が設けられている。伸展検出手段は、可動筐体610,620 の適宜位置に配置したマグネット(図示なし)と、主筐体100 内部に配設された磁気センサ(ホール素子等;図示なし)及び伸展検出部により実現している。すなわち、可動筐体が縮退状態にある場合には、前記マグネットが前記ホール素子に接近するように各部品を配置しておき、電気回路部(後述の伸展検出部)で各ホール素子の出力の有無から両可動筐体それぞれのスライド状態(係止位置)を判別している。なお、それぞれの可動筐体のスライド範囲の中間位置に対応して更に磁気センサを設けるようにすればスライド状態を段階的に判定することもできる。
【0029】
次に、上述機構に対応した本実施例の携帯電話機の電気回路部等について説明する。図2の電気回路部概略ブロック図に示すように、実施例の携帯電話機は、アンテナ105 、RF回路106 、変復調回路107 、ベースバンド処理回路108 、コーディック回路109 、制御部110 、マイクロホン621 、操作部(操作キー)102A、中央操作キー102B、報知手段111 、表示器(液晶ディスプレイ:LCD)101 、受話器(スピーカ)611 、主筐体100 と可動筐体610,620 との相対位置(伸展状態)を検出するためのマグネット118A,118a 及び磁気センサ119A,119a 、表示器101 の表面に組み込まれたタッチパネル(機構)113 、電子撮像装置201 と画像処理部202 、指紋認証装置203 と認証処理部204 を含み構成されている。
【0030】
上記制御部110 は、磁気センサ119A,119a の出力に接続されて両筐体の縮退・伸展状態を判別する伸展検出部116 、表示を制御する表示制御部117 、両筐体の縮退・伸展状態に対応した着信制御動作も可能な着信・終話制御部(着信・終話制御手段)114 、縮退・伸展状態に対応した着信時報知動作も制御可能な報知制御部115 と、操作部のキー操作を検出する操作検出部123 、操作制御手段としての操作制御部124 を有している。また、所定操作に応じて、電子撮像装置202 や指紋認証装置203 にて得られる画像信号を画像処理部119 や認証処理部120 で処理した信号を伝送に適合したデータに変換して送信する信号変換回路121 を有している。
【0031】
なお、前記RF回路106 は、明示しない受信回路と、送信回路と、周波数シンセサイザとを有している。操作部102A及び中央操作キー102Bを構成する操作キーは、周知の送信キー、英字/カナ/漢字/数字の変換キー、電源のオン/オフキー、カーソル操作を行う十文字キー、終了キー等である。実施例の電気回路部を構成している図2に示したその他の部分については、既知のもので良く、個々の詳細な説明は省略する。
【0032】
続いて、実施例の携帯電話機の概略動作を説明する。なお、この携帯電話機の通話機能やデータ送受信機能については、周知の技術と同様でよいため、これらの機能・動作全体についての説明は省略し、主として本発明に関連深い動作についてのみ説明する。
【0033】
この実施例の携帯電話機では、第1可動筐体610 が縮退状態の場合は、表示器101 の上部は第1可動筐体610 により覆われて保護されているが、表示器101 の下部は見えるようになっている。また、第2可動筐体620 が縮退状態の場合は、操作部102Aは第2可動筐体620 により覆われて保護されて、主筐体100 の中央操作キーのみが操作可能になっている。そして、この状態は前述伸展検出部により判定され、待ち受け状態では、表示器101 の視認可能な下部部分に非使用時における必要な最少限の情報を表示するようになっている。例えば、現在時刻、受信状態、電池残量等が表示される。従って、副表示器を設けていないが、縮退状態でも有効な情報を確認することができる。
【0034】
そして、着信があると、報知制御部115 によって報知動作を行うとともに当該着信に関連する情報を表示器101 の視認可能な下部部分に表示する。着信に対する簡単な応答操作、例えば通話の保留やメールへの定型返信送付等は、ユーザが当該表示により判断しそのまま中央操作キーによって必要な最少限の操作が行える。通話への応答は、2つの可動筐体を伸展状態にして必要な操作を行うが、縮退状態のままの応答も可能になっている。
【0035】
また、本実施例の携帯電話機では、ユーザが設定すれば、2つの筐体が縮退状態のときに着信があり報知がなされると、ユーザが可動筐体をスライドさせて伸展し使用状態(通話可能位置)に移行するとこれを前述した伸展検出部116 が検出して着信・終話制御部114 が自動的にオフフック状態とし、電話回線が接続されて発呼先から送信されてきた音声信号は、RF回路106 を介して変復調回路107 に供給される。同時に報知制御部115 が報知動作を停止させる。
【0036】
そして、変復調回路106 は、発呼先から送信されてきた音声信号を復調し、ベースバンド処理回路108 に供給する。ベースバンド処理回路108 は、音声信号から元のベースバンド信号を取り出し、これをコーデック回路109 に供給する。コーデック回路109 は、供給されたベースバンド信号をD/A変換した後、これをスピーカ(受話器)611 に供給する。これによりスピーカ611 からは、発呼先から送信されてきた音声が放音される。コーデック回路109 は、携帯電話機から送信するマイクロホン621 で集音された音声信号のA/D変換処理も行う。これによりユーザは直ちに通話を行うことができる。
【0037】
上記ユーザ設定がされていない場合や、着信時に既に第1可動筐体610 が主筐体100 に対して伸展されている場合には、ユーザによる通話開始キーでのオフフック操作が行われると電話回線が接続されて、発呼先から送信されてきた音声信号は、RF回路204 を介して、変復調回路205 に供給され上述と同様にして通話が可能になる。
【0038】
通話が終了した際に、ユーザが可動筐体をスライドさせて縮退状態にすると、これを伸展検出部116 が検出して着信・終話制御部114 が携帯電話機を自動的にオンフック状態にする(終話処理)。もちろん、伸展状態のままでユーザが所定終了操作キーによりオフフック操作を行うことでも同じく終話処理が行われる。
【0039】
前記伸展検出部116 は、上述のように着信報知時に、図1(a) の縮退し閉じた状態において、前記第1可動筐体610 を伸展した場合にはオフフック機能として動作するようにする他、この着信時に、前記第2可動筐体620 を伸展した場合には、報知音量低下機能(サイレント機能)として動作するように制御を行う。
【0040】
伸展検出部116 は、前記可動筐体のスライドを検出したときに、無効状態、或いは有効状態にある前記操作部102A等による入力操作を、有効状態、或いは無効状態へと状態遷移させることができる(キーロック機能)。
【0041】
また、スライド状態を前記伸展検出部116 で判定して表示を制御して、省電力化を図っても良い。すなわち、表示器101 を区分して駆動するように構成しておきスライド状態を前記伸展検出部116 で判定して表示制御部117 で露呈していない部分の表示を駆動しないようにして省電力化を図ることができる。
【0042】
表示部が照明される構成では、照明機能部を分割して駆動できる構成としておき、図4の表示器101 がスライドの縮退状態では、外部から見える画面部分の照明(バックライト)がなされ、見えない部分の照明が停止し、伸展状態では、すべての画面が照明されるように表示制御部117 で制御する。このように、表示部が分割して駆動される構成とすることで、省電力化が図れる。
【0043】
なお、表示器は、バックライトを使ったLCDだけでなく、EL素子などの自発光型の表示装置でも良い。その場合の表示制御は、スライドの縮退状態では、外部から見える画面部分の表示のみがなされ、見えない部分の表示駆動が停止する。一方、伸展状態では、全ての画面で表示できるように、表示制御部117 で制御される。
【0044】
その他にも、可動筐体のスライド状態に応じた制御を行うことが考えられる。第1可動筐体610 の縮退時に表示器101 に表示される内容と、伸展時(使用時)に表示器101 に表示される内容を変更するようにしても良い。すなわち、縮退状態では表示器101 の視認可能な下部部分に概略表示をし、伸展状態では画面全体を使った詳細表示となる等、表示内容の切り換えを適宜する。例えば、縮退時には表示器の下端部領域に表示される現在時刻、受信状態、電池残量等の表示を伸展時(使用時)には最上部に移動する等が考えられる。なお、この表示内容の変更と前述した表示の分割駆動とを併せて行うことができる。
【0045】
また、前記伸展検出部116 (制御部110 )は、前記第1可動筐体のスライド状態及び前記第2可動筐体の双方のスライド状態に応じてシーケンシャルに機能制御を行うことができる。すなわち、前記第1可動筐体610 、或いは前記第2可動筐体620 による第1の伸展を検出したときに所定機能を実行し、これに続いて更に別の可動筐体による第2の伸展を検出したときに、前記第1の伸展による所定機能に付帯する機能を実行させる。
【0046】
本実施例の構造によって以下のことが可能となる。すなわち、可動筐体が表示器を備えた主筐体に収納できるので、大画面とサイズ小型化が両立できる。非使用時には縮退状態とすれば表示画面の大部分が可動筐体により覆われて収納・保護される。特に上下2つの可動筐体がスライドすることから伸展時には受話器と送話器の離間距離が大きくとれ、全体を従来よりもより小形に設計することが可能になる。縮退状態でも常に表示画面の一部のみは視認可能に構成されているのでこの部分に最低限の情報を表示させるようにすれば、副表示部を備える必要がなくなる。
【0047】
スライド状態を検出して、状態に合わせて表示内容を切り替えたり、縮退状態で着信があった場合に、可動筐体の伸展状態へのスライド操作のみで自動的にオフフック動作を行うようにしたので、着信に迅速に応答ができ、使い勝手が向上する。通話終了後に伸展状態から縮退状態に戻した場合にこれを検出して自動的に終話処理を行うようにしたので、使い勝手が向上する。
【0048】
〔第2の実施例〕続いて本発明の第2実施例について説明する。図3及び図4は、本発明の携帯電話機の第2実施例を示している。図3に示すように、本実施例の携帯電話機600Aは、図1の第1実施例と同様に、表示部101 及び操作部102Aを有する主筐体100 と、受話部611 を有しこの主筐体100Aの上方部分に係合されて前記主筐体100Aに対して長軸方向にスライド自在な第1可動筐体610Aと、送話部621 を有しこの主筐体100Aの下方部分に係合されて前記主筐体100Aに対して長軸方向にスライド自在な第2可動筐体620Aと、から主に構成されている。
【0049】
主筐体600 は、前実施例の主筐体と略同様に、表面側には表示部101 及び操作部102A、を有している。主筐体100 の正面側表面の中央部分には、カーソルキーを含む3個の中央操作キー102Bが配置されている。そして、内部に光学機能部として画像取り込み用の電子撮像装置(CCDカメラ)201 と指紋認証装置203 が実装されており、図に現れないが裏面側表面の上方寄り部分にはその光学開口部が配設けられている。主筐体100 の内部にはアンテナやその他の電気回路部が収容されている。
【0050】
そして、第2実施例では第1可動筐体610A及び第2可動筐体620Aは、一端が開口した有底筒状をしており、それぞれ中空部に主筐体100 のそれぞれ半分を収容可能であり、両者を同時に縮退状態にスライドさせた場合に(表示部101 、主操作部102A 及び中央操作キーを含め)主筐体100 の全体を覆うような寸法に形成されている。そして、この第1可動筐体610A及び第2可動筐体620Aは、主筐体100 に対して複数のスライド係止位置で係止可能かつこれを検出可能に構成されている。
【0051】
図3(a) 〜(d) は、各可動筐体が主筐体100Aに対してスライドして各種係止位置にある場合のいくつかの例を外観斜視図で示している。図3(a) は両可動筐体を主筐体100 の中央部までいっぱいにスライドさせた縮退状態(収納時)を示し、主筐体100 は完全に両可動筐体によって覆われて、表示部101 及び操作部102A全体と中央操作キー102Bが保護される。(b) は、同じ携帯電話機600Aで第1可動筐体610Aのみをスライド範囲の略半分の位置まで伸展させた状態を示す。(c) は第1可動筐体610Aをいっぱいに伸展させ、第2可動筐体620Aを操作部102Aの最上段一列のみが露出する係止位置までスライドさせた状態を示す。また、(d) は両可動筐体をいっぱいに伸展方向にスライドさせた状態を示している。
【0052】
この携帯電話機600Aも、第1可動筐体610A及び第2可動筐体620Aがどのようなスライド状態(位置)にあるかを判別するための伸展検出手段を備えている。本実施例では、上下の各可動筐体の適宜位置に複数のマイクロスイッチ112A,112B,…(第1筐体側)及び112a,112b,…(第2筐体側)がそれぞれ配設してあり、それぞれの可動筐体がスライドした縮退状態では、主筐体100 の所定部位が前記各マイクロスイッチの接点をスライド位置に応じて閉じるようになっている。前記各可動筐体のスライド状態は、伸展検出部116 にて前記複数のマイクロスイッチ群の接点出力を監視することで電気回路部(伸展検出部)で両可動筐体のスライド状態を段階的に判別される。そして、制御部110 の各機能によってスライド状態に応じた着信・終話制御や表示の制御及びその他の制御が行われる。
【0053】
図4に示す本実施例の携帯電話機の電気回路部は、図2と同等の構成を略全て含んでいる(電子撮像装置201 、画像処理部202 、指紋認証装置203 、認証処理部204 と制御部の信号変換回路121 については図示を省略してある。なお、伸展検出手段は前記のようにマイクロスイッチ群112A,112B,…,112a,112b, …による)。そして、各種設定を記憶するための設定記憶部(RAM)126 を更に備えている。制御部110 には図2の各部に加えて更にタッチパネル制御手段としてタッチパネル制御部122 と、両可動筐体の伸展を検出したときに所定機能を制御するための機能制御部125 が備わっている。
【0054】
前記タッチパネル制御手段(制御部)122 は、表示部101 の有するタッチパネル機能の有効、或いは無効を制御する。すなわち、該タッチパネル制御手段122 は、伸展検出部1 16が前記主筐体100Cと前記可動筐体200Cとのスライドを検出したときに、無効状態或いは有効状態にある前記表示部のタッチパネル機能を、有効状態、或いは無効状態へと状態遷移させる。
【0055】
本実施例では、前記主筐体と前記可動筐体とのスライド係止位置が複数あるので、前記タッチパネル制御手段(制御部)122 は、記憶部(RAM)126 に記憶させた設定に基づいて、前記第1可動筐体のスライド状態または前記第2可動筐体のスライド状態に応じた、多様な機能制御を行うこともできる。例えば、前記主筐体と前記可動筐体との係止位置に応じて、前記表示部のタッチパネル機能の有効領域を増減させるようにタッチパネル機能を制御する。例えば、前記第1可動筐体610Aを徐々に開いた状態としたときに、表示部101 のタッチパネル領域を表示部面積の1/ 4、1/ 2、…と増加させる。
【0056】
操作制御部124 は、前記可動筐体のスライドを検出したときに、無効状態、或いは有効状態にある前記操作部102A等による入力操作を、有効状態、或いは無効状態へと状態遷移させる。前記主筐体100 と前記可動筐体とのスライド係止位置が複数ある本実施例の場合には、入力操作制御手段(操作制御部)124 は、設定に基づいて、前記第1可動筐体610Aのスライド状態または前記第2可動筐体620Aのスライド状態に応じた、多様な機能制御を行うこともできる。
【0057】
入力操作制御手段124 は、前記主筐体100 と前記第2可動筐体620Aとの係止位置に応じて、前記操作部102A等の入力操作の有効領域(入力操作可能キー数)を増減させる。例えば、前記主筐体と前記第2可動筐体620Aとのスライド係止位置に応じて、携帯電話機の機能が異なる構成の場合(通話、web、メール、DB管理、…)は、入力操作制御手段124 はそれぞれのスライド係止位置に応じて、例えば、ダイヤルボタン(数字キー)のみ、方向キーのみ、全部のキー、…を予めの設定に応じて、活性、或いは不活性化させる。この際、キー操作の有効・無効の設定情報は記憶部(RAM)126 に記憶され、キー操作の有効・無効は、図4の制御部110 の伸展検出部116 、機能制御部125 を経て操作制御部124 で検出・制御される。
【0058】
この他、機能制御部125 (制御部110 )は、前記第1可動筐体610 のスライド状態及び前記第2可動筐体620 の双方のスライド状態に応じてシーケンシャルに機能制御を行う。例えば、前記第1可動筐体610 、或いは前記第2可動筐体620 による第1の伸展を検出したときに所定機能を実行し、これに続いて更に別の可動筐体による第2の伸展を検出したときに、前記第1の伸展による所定機能の調整や所定機能に付帯する機能の実行を行う。
【0059】
例えば、前記伸展制御部125 は、着信報知時に、図3(a) の縮退し閉じた状態において、前記第1可動筐体610 を伸展した場合にはオフフック機能を動作させ、更に、前記第2可動筐体620 の伸展を検出した場合には、伸展量に応じて受話音量の調整を行うよう制御させる。
【0060】
この他、前記伸展制御部125 は、待ちうけ時に、図4(a)の縮退し閉じた状態において、前記第1可動筐体610 を伸展した場合には図示しないカメラ機能を動作させ、更に、前記第2可動筐体620 の伸展を検出した場合には、伸展量に応じて電子撮像装置202 (カメラ)のズーム量の調整を行うよう制御する。
【0061】
このような、伸展機能制御部によって、着信時、或いは待ちうけ時等に、第1伸展によりどのような機能動作させ、第2伸展により該機能の調整等を行うか、は任意に設定可能になっており記憶部(RAM)126 にこの設定が記憶される。
【0062】
以上説明した本実施例では、前実施例と同様の機能に加えて更に次のようなことが可能となる。スライド状態を検出して、状態に合わせて表示内容を切り替えたり、操作キーの機能切り替え(ソフトキー)を行うことができる。また、前記第1可動筐体610 、或いは前記第2可動筐体620 による第1の伸展を検出したときに所定機能を実行し、これに続いて更に別の可動筐体による第2の伸展を検出したときに、前記第1の伸展による所定機能の調整等を行うことで、使い勝手をより向上させることができる。
【0063】
本発明は、実施例に限定されることなく発明の技術範囲内で種々の変更が可能である。例えば、なお、第1実施例、第2実施例では光学機能部として電子撮像装置と指紋認証部の両方を備えた例を挙げたが、いずれか一方のみを備えるようにしても良いことは言うまでも無い。第1実施例において可動筐体のスライド状態を段階的に検出する構成も考えられる。また、既述したマイクロスイッチを主筐体側に設けるようにしても良い。その他、前記第1可動筐体および/または前記第2可動筐体を、前記主筐体に対して常時伸展方向に付勢する付勢手段を内部に更に備え、可動筐体を縮退状態に係止するとともに所定操作により係止を解除可能な係止手段とを表面に具備するようにして、ワンタッチで伸展状態になるように構成しても良い。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果が得られる。すなわち、上下の可動筐体それぞれのスライド動作により、タッチパネル機能、キーロック機能、その他機能の制御を行うことができるという優れた効果を奏する。また、可動筐体が表示器を備えた主筐体に収納できるので、大画面とサイズ小型化が両立できる。非使用時には縮退状態とすれば表示画面の大部分が可動筐体により覆われて収納・保護される。カメラ・指紋認証部などの光学機能部を備えたものでは、これらの部分も収納・保護される。縮退状態でも常に表示画面の一部のみは視認可能に構成したものでは、この部分に最低限の情報を表示させるようにすれば、副表示部を備える必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例の携帯電話機の外観斜視図を示し、第1、第2両可動筐体が縮退状態(a) 、第1可動筐体のみが縮退状態(b) 、第2可動筐体のみが縮退状態(c) 、両可動筐体を共に伸展状態にした場合(d) 、をそれぞれ示す。
【図2】第1実施例の携帯電話機の電気回路部の概略ブロック図である。
【図3】(a) 〜(d) は、第2実施例の携帯電話機の両可動筐体が主筐体に対してスライドして各種係止位置にある場合の外観斜視図である。
【図4】第2実施例の携帯電話機の電気回路部の概略ブロック図である。
【符号の説明】
100 …主筐体
101 …表示器
102A…操作部(操作キー)
102B…中央操作キー
105 …アンテナ
106 …RF回路
107 …変復調回路
108 …ベースバンド処理回路
109 …コーディック回路
110 …制御部
111 …報知手段
112A,112B,…マイクロスイッチ(第1筐体側)
112a,112b,…マイクロスイッチ(第2筐体側)
113 …タッチパネル
114 …着信・終話制御部
115 …報知制御部
116 …伸展検出部
117 …表示制御部
118A,118a …マグネット
119A,119a …磁気センサ(ホール素子)
121 …信号変換回路
122 …タッチパネル制御部
123 …操作検出部
124 …操作制御部
125 …機能制御部
126 …設定記憶部(RAM)
201 …電子撮像装置(CCDカメラ)
202 …画像処理部
203 …指紋認証装置(センサ部)
204 …認証処理部
600,600A…携帯電話機
610,610A…第1可動筐体
611 …スピーカ(受話器)
620,620A…第2可動筐体
621 …マイクロホン(送話器)

Claims (15)

  1. 少なくとも表示部及び入力操作部を有する主筐体と、送話部を有し前記主筐体の上方部に長軸方向にスライド自在に係合された第1可動筐体と、受話部を有し前記主筐体の下方部に長軸方向にスライド自在に係合された第2可動筐体と、を含み構成された携帯電話機。
  2. 前記第1可動筐体は、縮退し閉じた状態にあるときに、前記主筐体の表示部の少なくとも一部、又は全部を覆うことを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。
  3. 前記第2可動筐体は、縮退し閉じた状態にあるときに、前記主筐体の入力操作部の少なくとも一部、又は全部を覆うことを特徴とする請求項1または2に記載の携帯電話機。
  4. 前記第1可動筐体及び前記第2可動筐体が、ともに縮退し閉じた状態にあるときに、両可動筐体が前記主筐体の表示部及び入力操作部の全面を覆うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の携帯電話機。
  5. 前記第1可動筐体および/または前記第2可動筐体が、スライド範囲の複数の位置で係止可能に構成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の携帯電話機。
  6. 前記第1可動筐体および/または前記第2可動筐体を、前記主筐体に対して常時伸展方向に付勢する付勢手段を更に備え、両可動筐体を縮退状態に係止するとともに所定操作により係止を解除可能な係止手段とを具備したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の携帯電話機。
  7. 前記第1可動筐体および前記第2可動筐体それぞれのスライド状態(伸展状態)を判別する伸展検出手段を具備したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の携帯電話機。
  8. 前記主筐体が光学機能部を少なくとも一つ具備しており、前記光学機能部の光学開口部は、前記第1可動筐体および/または前記第2可動筐体が縮退した状態で前記可動筐体によって覆われる表面に設けられ、前記第1可動筐体および/または前記第2可動筐体を伸展状態にスライドさせたときのみ前記光学開口部が外部に露呈して前記光学機能部が利用可能になることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の携帯電話機。
  9. 前記第1可動筐体および/または前記第2可動筐体のスライド状態に応じて、前記入力操作部による入力操作を有効とするかを制御する操作制御手段を更に備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の携帯電話機。
  10. 第1可動筐体および/または前記第2可動筐体の複数のスライド係止位置に応じて、前記入力操作部の予めの設定に応じた特定のキーまたは全てのキーの入力操作を有効とするかを制御する操作制御手段を更に備えた ことを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載の携帯電話機。
  11. 前記表示部にタッチパネル機構を備えたことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の携帯電話機。
  12. 第1可動筐体および/または前記第2可動筐体前記可動筐体のスライド位置に応じて、タッチパネル機能を有効とするかを制御するタッチパネル制御手段を更に備えたことを特徴とする請求項11に記載の携帯電話機。
  13. 前記タッチパネル制御手段が、第1可動筐体および/または前記第2可動筐体の複数のスライド係止位置に応じて前記表示部のタッチパネル機能の有効領域を変更することを特徴とする請求項5〜12のいずれか1
    項に記載の携帯電話機。
  14. 前記伸展検出手段が、それぞれが縮退し閉じた状態にある前記第1可動筐体、或いは前記第2可動筐体の伸展を検出したときに、機能制御部が前記第1可動筐体の伸展、或いは前記第2可動筐体の伸展のそれぞれに応 じて、異なる機能の制御を行うことを特徴とする請求項7〜13のいずれか1項に記載の携帯電話機。
  15. 前記伸展検出手段が、前記第1可動筐体、或いは前記第2可動筐体いずれか一方の第1の伸展を検出したときに機能制御部が所定機能を 実行し、更に他方の可動筐体の第2の伸展を検出したときに、前記第1の伸展により実行された所定機能に付帯する所定調整機能を実行することを特徴とする請求項7〜14のいずれか1項に記載の携帯電話機。
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