JP4480545B2 - 携帯通信端末 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯通信端末に係り、さらに詳しくは、表示パネルが設けられた表示筐体と、操作パネルが設けられた操作筐体とを有する携帯通信端末、例えば、折り畳み式携帯電話機の改良に関する。特に、表示パネルを外側に向けて折り畳んだ逆クローズ状態における操作性を向上させた携帯通信端末に関する。
携帯電話機は、携帯性の向上という観点から、より小型軽量であることが求められている。ところが、操作性を考慮すれば、操作キーの小型化には限界がある。加えて、メイン表示画面の画面サイズについては大型化が求められている。このような相反する要求を両立させるため、最近の携帯電話機では、メイン表示画面が設けられた表示筐体と、操作キーが設けられた操作筐体とをヒンジによって連結し、メイン表示画面を含む表示パネルと、操作キーを含む操作パネルとを対向させて、折り畳むことができるものが主流となっている。
さらに、折り畳み用の第1回転軸だけでなく、第1回転軸に直交する第2回転軸を有する2軸ヒンジを用い、第2回転軸を中心として操作筐体及び表示筐体を相対的に回転可能にした携帯電話機が従来から提案されている。このような折り畳み式携帯電話機では、表示パネルを外側に向け、操作パネルを内側に向けて折り畳むことにより、携帯電話機全体をコンパクトにした状態で、メイン表示画面を閲覧することができる。
しかしながら、表示パネルを外側に向けて折り畳んだ状態では、操作パネルが内側となるので、当該操作パネル上でのキー操作を行うことができない。そこで、表示パネル上に操作キーを設けることにより、表示パネルを外側にして折り畳んだ状態でも操作入力を可能した携帯電話機が提案されている(例えば、特許文献1)。
さらに、最近の携帯電話機は、押圧部位に応じて2以上の異なる操作入力が可能な多機能キーが操作パネル上に配置されている。この種の多機能キーは、上下左右の4種類の操作入力が可能な場合が多く、方向キー、十字キーなどと呼ばれ、操作パネルの小型化及び操作性の向上に貢献している。この様な多機能キーを2つ備えた携帯電話機が従来から提案されている(例えば、特許文献2)。
特開2001−251406号公報 特開2002−118644号公報 特開2003−316496号公報
特許文献1に記載された携帯電話機では、表示パネル上に設けられる各操作キーが押圧によって単一の操作入力を行うキーとなっている。このため、表示パネルを外側にして折り畳んだ状態において様々な操作入力を可能にするには、表示パネル上に設けられる操作キーの数を増やさなければならない。この場合、表示パネルにおける操作キーの配置領域が広がるため、表示パネル上の画面領域を縮小するか、あるいは、表示筐体を大きくしなければならないという問題があった。
また、表示パネル上に操作キーが設けられた携帯電話機の場合、誤操作が生じ易いというという問題もあった。すなわち、通話用レシーバは、一般に表示パネルに設けられており、通話は、通常、表示パネル及び操作パネルを同一方向に向けて両筐体を展開させた端末状態(通常オープン状態)で行われる。このような通常オープン状態での通話中に、ユーザの耳などが上記表示パネル上の操作キーに接触すれば、誤操作が生じてしまうと考えられる。
一方、特許文献2に記載された携帯電話機では、一方の多機能キーが、操作パネル上に設けられ、他方の多機能キーが、メイン表示画面とは反対側の表示筐体上に設けられている。このため、操作筐体を内側に、表示パネルを外側に向けて筐体を折り畳み、メイン表示画面を閲覧しているユーザは、いずれの多機能キーも使用することができないという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、表示パネル及び操作パネルを同一方向に向けて両筐体を展開させた状態と、表示パネルを外側に向けて両筐体を折り畳んだ状態とを遷移可能な携帯通信端末の操作性を向上させることを目的とする。特に、表示パネルのサイズの増大を抑制しつつ、表示パネルを外側に向けて折り畳んだ状態において様々な操作入力を行うことができる携帯通信端末を提供することを目的とする。
また、通常オープン状態における誤操作、特に、通常オープン状態での通話中における誤操作を抑制することができる携帯通信端末を提供することを目的とする。また、通常オープン状態及び逆クローズ状態における誤操作を抑制することができる携帯通信端末を提供することを目的とする。
第1の本発明による携帯電話機は、表示画面を含む表示パネルが設けられた表示筐体と、操作キーからなる操作パネルを有する操作筐体と、上記表示筐体及び上記操作筐体を折り畳み可能に連結する可動連結部とを備え、上記可動連結部が、両筐体を折り畳むための第1回転軸と、第1回転軸に直交し、両筐体を相対的に回転させるための第2回転軸からなり、表示パネル及び操作パネルを同一方向に向けて両筐体を展開させた通常オープン状態と、操作パネルを内側に、表示パネルを外側に向けて両筐体を折り畳んだ逆クローズ状態と、操作パネル及び表示パネルを反対方向に向けて両筐体を展開させた逆オープン状態とを遷移可能な携帯通信端末において、上記表示パネル上に設けられ、押圧部位に応じて2以上の異なる操作入力が可能な第1の多機能キーと、上記可動連結部による両筐体の連結状態を検出する端末状態検出手段と、上記端末状態検出手段により通常オープン状態であることが検出されると、上記第1の多機能キーによる操作入力を無効とし、逆クローズ状態及び逆オープン状態のいずれかであることが検出されると、上記第1の多機能キーによる操作入力を有効とする入力制御手段とを備えて構成される。
この様な構成により、逆オープン状態では、ユーザは、表示画面を閲覧しながら、表示パネル上の第1の多機能キーを使用することができる。従って、表示パネル上に設けられる操作キーの数を増やすことなく、逆クローズ状態における操作性を向上させることができる。また、通常オープン状態において第1の多機能キーによる操作入力を無効とすることにより、通常オープン状態での通話中に、第1の多機能キーの誤操作が生ずるのを防止することができる。
第2の本発明による携帯電話機は、上記構成に加えて、上記操作パネル上に設けられ、押圧部位に応じて2以上の異なる操作入力が可能な第2の多機能キーを備え、上記第1の多機能キーが、上記第2の多機能キーと同一の操作を行うことにより、同一の操作入力が可能であるように構成される。この様な構成により、通常オープン状態及び逆オープン状態のいずれであっても、ユーザは、表示画面を閲覧しながら、多機能キーを操作することができる。すなわち、通常オープン状態では、操作パネル上の第2の多機能キーを使用し、逆クローズ状態では、表示パネル上の第1の多機能キーを使用することができる。また、通常オープン状態及び逆クローズ状態における操作方法が統一され、ユーザは端末状態ごとに操作方法を覚える必要がなく、操作方法を容易に理解し、習得することができる。
第4の本発明による携帯電話機は、上記構成に加えて、通話時に音声出力を行うレシーバを上記表示パネル上に備え、上記入力制御手段は、通常オープン状態の場合に、上記第2の多機能キーによる操作入力を有効とするように構成される。この様な構成によれば、通常オープン状態において第1の多機能キーが誤操作されるのを防止することができる。特に、第1の多機能キーは、通話用レシーバが設けられている表示パネル上にあるため、通話中に誤操作が生じやすい。このため、通常オープン状態において第1の多機能キーによる操作入力を無効とすることにより、通常オープン状態での通話中に、第1の多機能キーの誤操作が生ずるのを防止することができる。
第5の本発明による携帯電話機は、上記構成に加えて、上記入力制御手段は、通常オープン状態であることが検出され、かつ、通話中である場合に、上記第1の多機能キーによる操作入力を無効とするように構成される。この様な構成により、通常オープン状態での通話中における第1の多機能キーの誤操作を防止することができる。
第6の本発明による携帯電話機は、上記構成に加えて、上記第1の多機能キーは、上記表示画面の外側であって、上記可動連結部とは反対側に設けられる。この様な構成により、逆クローズ状態ではユーザに対して第1の多機能キーが表示画面よりも手前となるので、ユーザは、通常オープン状態及び逆クローズ状態のいずれの端末状態においても、表示画面よりも手前に配置された多機能キーにより操作入力を行うことができる。従って、いずれの端末状態においても、多機能キーについて良好な操作性が得られ、多機能キーの操作によって、表示画面の閲覧が妨げられることもない。
第7の本発明による携帯電話機は、上記構成に加えて、上記操作パネル上に設けられ、上記表示画面上に機能割り当てが表示される2以上の第1のガイドキーと、上記表示パネル上に設けられ、上記第1のガイドキーに対応づけられた第2のガイドキーとを備え、上記入力制御手段は、通常オープン状態及び逆クローズ状態に応じて、上記第1及び第2のガイドキーによる操作入力の有効及び無効を制御するように構成される。この様な構成により、通常オープン状態及び逆クローズ状態のいずれであっても、ガイドキーによる操作入力を行うことができる。
第8の本発明による携帯電話機は、上記構成に加えて、上記第1の多機能キー及び上記第2の多機能キーをそれぞれ背面側から照明する2つのバックライトと、通常オープン状態及び逆クローズ状態に応じて、上記バックライトを点灯させるキー照明制御手段とを備えて構成される。この様な構成により、端末状態に基づいてバックライトが点灯され、端末状態に応じた多機能キーに照明を行うことにより、視覚を介して、操作入力が可能な多機能キーをユーザに知らせることができる。
第9の本発明による携帯電話機は、上記構成に加えて、上記キー照明制御手段は、操作入力が有効となる多機能キーに対応するバックライトを点灯させ、操作入力が無効となる多機能キーに対応するバックライトを消灯させるように構成される。この様な構成により、多機能キーの切り替えに対応づけてキー照明が行われるので、ユーザは有効である多機能キーを容易に認識できる。
第10の本発明による携帯電話機は、上記構成に加えて、上記第1の多機能キーを背面側から照明するバックライトと、通常オープン状態及び逆クローズ状態に応じて照明色を切り替え、上記バックライトを点灯させるキー照明制御手段とを備えて構成される。この様な構成により、端末状態に基づいてバックライトによる照明色が切り替えられるので、端末状態ごとに第1の多機能キーに対する照明色を異ならせることができる。従って、ユーザは照明色によって有効である多機能キーを容易に認識することができる。

本発明による携帯通信端末は、操作パネル上に第1の多機能キーを設けるとともに、表示パネル上に第2の多機能キーを設けている。このため、通常オープン状態及び逆オープン状態のいずれの場合であっても、ユーザは、表示パネル上の表示画面を閲覧しながら、多機能キーを使用することができる。つまり、表示パネル上の操作キー数の増大や、それに伴う表示パネルの大型化を抑制しつつ、逆オープン状態において様々な操作入力を可能にしている。
また、本発明による携帯通信端末は、上記第2の多機能キーに対し、上記第1の多機能キーと同一の操作を行うことにより、同一の操作入力を行うことができる。このため、通常オープン状態及び逆クローズ状態における操作方法を統一することができ、ユーザは端末状態ごとに操作方法を覚える必要がなく、操作方法を容易に理解し、習得することができる。
また、本発明による携帯通信端末は、端末状態に基づいて第1及び第2の多機能キーによる操作入力の有効及び無効を制御している。このため、端末状態に応じて2つの多機能キーを切り替えて、通常オープン状態及び逆オープン状態において、操作性を向上させつつ、誤操作を防止することができる。特に、通常オープン状態での通話中における第2の多機能キーによる操作入力を無効とすることにより、通常オープン状態での通話中における誤操作を防止することができる。
また、本発明による携帯通信端末は、端末状態に基づいてバックライトが点灯され、端末状態に応じた多機能キーに照明を行っている。このため、視覚を介して、操作入力が可能な多機能キーをユーザに知らせることができ、ユーザはどの多機能キーが有効であるのかを容易に認識することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による携帯通信端末の一例を示した図であり、折り畳み可能な携帯電話機1の「通常オープン状態」における外観が示されている。通常オープン状態は、携帯電話機1の使用時における最も基本的な端末状態であり、図1は、通常オープン状態における携帯電話機1をユーザ側から見た正面図である。
この携帯電話機1は、表示筐体2、操作筐体4及び連結部5からなる。表示筐体2及び操作筐体4は、いずれも概ね直方体形状の薄型筐体であり、対向する2つの主面及び端面を有している。これらの表示筐体2及び操作筐体4は、それぞれの一短辺が連結部5により連結されており、第1回転軸A1及び第2回転軸A2を中心として、両筐体1,2を相対的に回転させることができる。
つまり、操作筐体4に対し、第1回転軸A1を中心として表示筐体2を回転させれば、両筐体の主面を対向させて折り畳むことができ、或いは、展開させることができる。また、操作筐体4に対し、第2回転軸A2を中心として表示筐体2を180°回転させれば、表示筐体2を裏返した状態に遷移させることができる。
操作筐体4の一主面には、メイン多機能キー10、メインガイドキー11〜13、オンフックキー14、オフフックキー15、メインクリアキー16及びテンキーなどの各種の操作キー(メイン操作キー)が配置されており、当該主面は、ユーザが操作入力を行うための操作パネルとして使用される。また、通話用のマイクロフォン8が操作パネル上であって、連結部5とは反対側の筐体先端部付近に配置されている。
表示筐体2の一主面には、液晶表示装置からなるメイン表示画面3が配置されており、当該主面は、主としてユーザへの表示出力を行うための表示パネルとして使用される。また、通話用レシーバ6及び7や、サブ多機能キー17、サブガイドキー18〜20、サブクリアキー21、サブカメラ9なども表示パネル上に配置されている。図1に示した通常オープン状態は、これらの表示パネル及び操作パネルを同一方向に向けて両筐体を展開させた端末状態である。
図2は、図1の携帯電話機の内部構造について要部の一例を示した図であり、連結部5の要部と端末状態の検出センサーが示されている。連結部5は、操作筐体4に固着された軸受け部材30及び31と、これらの軸受け部材30及び31によって回転可能に保持される回転部材32と、表示筐体2に固着されたフレーム部材33と、回転部材32及びフレーム部材33を回転可能に連結する回転連結部材34からなる。
すなわち、連結部5は、第1回転軸A1及び第2回転軸A2を中心として、表示筐体2及び操作筐体4を相対的に回転させる2軸ヒンジからなる。軸受け部材30、31及び回転部材32によって、第1回転軸A1を中心として表示筐体2を回転させれば、端末(携帯電話機1)を開閉動作させることができる。従って、通常オープン状態から表示筐体2を手前に倒して折り畳めば、長手方向の長さが概ね半分となり、コンパクトに収納することができる。
また、回転連結部材34により、第2回転軸A2を中心として表示筐体2を回転させることができる。第2回転軸A2は第1回転軸A1と直交しており、第2回転軸A2を中心として、表示筐体2を180°回転させれば、表示筐体2及び操作筐体4の向きを異ならせることができる。
端末状態の検出センサーは、磁気センサー41及び43と、マグネット40及び42からなり、連結部5の連結状態(本明細書では端末状態と呼ぶ)を検出するために設けられており、その詳細については後述する。
図3は、図1の携帯電話機について「通常クローズ状態」における外観を示した図であり、ユーザ側から見た正面図が示されている。通常クローズ状態は、携帯電話機1の収納時における最も基本的な端末状態であり、通常オープン状態から、第1回転軸A1を中心として表示筐体2を回転させ、表示パネル及び操作パネルがともに内側となるように対向させて折り畳んだ状態である。
表示筐体2の表示パネルとは反対側の主面には、メイン表示画面3よりも小型のサブ表示画面51が設けられている。
図4は、図1の携帯電話機について「逆オープン状態」における外観を示した図である。逆オープン状態は、主としてユーザが自身をカメラ撮影する際の端末状態であり、通常オープン状態から、第2回転軸A2を中心として表示筐体2を180°回転させ、表示パネル及び操作パネルを反対方向に向けた展開状態である。逆オープン状態では、携帯電話機1を90°回転させて横長の状態で使用される。図4は、逆オープン状態における携帯電話機1をユーザ側から見た正面図であり、表示パネルが手前に向けられている。
操作筐体4の操作パネルとは反対側の主面には、メインカメラ52及びモバイルライト53が設けられている。
図5は、図1の携帯電話機について「逆クローズ状態」における外観を示した図である。逆クローズ状態は、受信した電子メールを閲覧したり、メインカメラ52を用いて撮影する際の端末状態であり、逆オープン状態から、第1回転軸A1を中心として表示筐体2を回転させ、表示パネルを外側に向け、操作パネルを内側に向けて折り畳んだ状態である。図5は、逆クローズ状態における携帯電話機1をユーザ側から見た正面図であり、表示パネルが手前に向けられている。
次に、図1〜図5に示された携帯電話機1の各構成要素について説明する。メインガイドキー(第1のガイドキー)11〜13は、使用状況に応じて割り当てられる機能が異なり、その機能割り当てがメイン表示画面3に表示される操作キーであり、ソフトキーまたはファンクションキーと呼ばれている。
オフフックキー15は通話開始時に操作される操作キーであり、オンフックキー14は通話終了時に操作される操作キーである。メインクリアキー16は、使用状況に応じて異なる機能が割り当てられる操作キーであるが、その機能割り当てがメイン表示画面3上に表示されない点でメインガイドキー11〜13とは異なっている。テンキーは、電話番号入力や電子メールの文字入力などに使用される操作キーである。
メイン多機能キー(第1の多機能キー)10は、上下左右の押圧部位によって4種類の操作入力を行うことができる独立した1個の操作キーである。このメイン多機能キー10は、カーソル移動に好適であることから、一般に方向キーと呼ばれているが、カーソル移動専用ではなく、各押圧部位には、それぞれ異なる機能を割り当てることができる。例えば、左操作に着信履歴、右操作にリダイアル、上操作に伝言メモ、下操作にショートカットメニュー表示が割り当てることもできる。
このメイン多機能キー10は、リング形状からなり、その中央には、別個の操作キーであるメインガイドキー11が配置されている。一般に、操作パネル上の操作キーのうち、メイン多機能キー10が最も使用頻度が高く、次いでメインガイドキー11〜13の使用頻度が高い。また、メインガイドキー11〜13のうち、決定キーとして使用されるメインガイドキー10が最も使用頻度が高い。このため、操作性を考慮して、メイン多機能キー10の中央にメインガイドキー11が配置されている。
表示筐体2の表示パネル上に設けられたサブ多機能キー17、サブガイドキー18〜20及びサブクリアキー21は、それぞれメイン多機能キー10、メインガイドキー11〜13及びメインクリアキー16に対応する操作キーである。
すなわち、サブ多機能キー(第2の多機能キー)17は、メイン多機能キー10に対応づけられた多機能キーである。このサブ多機能キー17は、上下左右の押圧部位によって4種類の操作入力を行うことができる独立した1個の操作キーである。従って、ユーザがサブ多機能キー17に対し、メイン多機能キー10の場合と同一の操作を行えば、同じ操作入力を行うことができる。
各サブガイドキー(第2のガイドキー)18〜20は、それぞれメインガイドキー11〜13に対応づけられたガイドキーである。特に、サブガイドキー18は、メインガイドキー11に対応づけられたガイドキー(いわゆる決定キー)であり、メインガイドキー11と同一の操作入力を行うことができる。また、サブクリアキー21は、メインクリアキー16に対応づけられたクリアキーであり、メインクリアキー16と同一の操作入力を行うことができる。
これらのサブ操作キー17〜21は、逆クローズ状態及び逆オープン状態において使用される。これらの端末状態では、通常オープン状態と比較して、メイン表示画面3の上下が逆向きに使用されるため、その表示状態におけるメイン表示画面3の下側、すなわち、メイン表示画面3の外側であって、連結部5とは反対側(メイン表示画面3よりも筐体先端部側)にサブ操作キー17〜21が配置されている。これらのサブ操作キー17〜21による操作入力は、通常オープン状態では無効とされ、ユーザが意図しない操作入力が行われるのを防止している。特に、通話中に、ユーザの耳などがこれらのサブ操作キー17〜21に当接することによる誤操作を防止している。
ここでは、メインガイドキー11がメイン多機能キー10の中央に配置されているのに対し、サブガイドキー18はサブ多機能キー17の周辺に配置している。このような構成により、サブ多機能キー17を小型化し、表示パネルが大型化するのを抑制している。なお、メインガイドキー11の場合と同様にして、サブガイドキー18をサブ多機能キー17の中央に配置してもよいことは言うまでもない。
また、サブ多機能キー17は、表示パネルの短手方向の中央に配置されている。一般に、表示筐体2の先端部側(連結部5とは反対側)の短辺は、凸型のゆるやかな曲線形状からなり、両端部において丸みを帯びている。このため、表示パネルの長手方向は、中央部が最も長く、サブ多機能キー17を表示パネルの短手方向の中央に配置することにより、表示パネルの大型化を抑制することができる。
しかも、メイン多機能キー10を操作パネルの短手方向の中央に配置していれば、通常オープン状態におけるメイン多機能キー10と、逆オープン状態におけるサブ多機能キー17は、ユーザから見て、ともにメイン表示画面3の下側中央に位置させることができ、両端末状態において、ユーザは、ほぼ同様の操作を行うことが可能になる。すなわち、メイン多機能キー10及びサブ多機能キー17を筐体2,4の短手方向の対応する位置に設けることにより、通常オープン状態及び逆オープン状態における操作性を統一することができる。
この様な観点からは、通常オープン状態におけるメイン多機能キー10と、逆オープン状態におけるサブ多機能キー17は、メイン表示画面3からの距離が概ね一致していることが更に望ましい。このため、メイン表示画面3は、表示パネルの長手方向について、中央よりも連結部5側に配置されていることが望ましい。
通話用レシーバ6は、通話中に音声出力を行うスピーカであり、通常オープン状態での通話時に使用される。この通話用レシーバ6は、表示パネル内であって、連結部5とは反対側(メイン表示画面3よりも筐体先端部側)に配置されている。一方、通話用レシーバ7は、逆クローズ状態での通話時に使用されるレシーバであり、表示パネル内であって、メイン表示画面3よりも連結部5側に配置されている。
メインカメラ52は、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサーからなる撮像手段であり、撮影時にはファインダーとしてのメイン表示画面3に被写体がモニター表示される。モバイルライト53は、露出不足時に点灯するLED(Light Emitting Diode)からなるフラッシュライトである。
サブカメラ9は、CCDまたはCMOSからなり、メインカメラ52よりも簡素化された撮像手段である。このサブカメラ9は、通常オープン状態及び逆クローズ状態においてTV電話用のカメラとして使用される。すなわち、ユーザ自身がサブカメラ9により撮影され、通話相手の端末に対して撮影画像が送信されると同時に、通話相手からの画像データがメイン表示画面3に表示される。
磁気センサー41及びマグネット40は、いずれか一方が表示筐体2内に、他方が操作筐体4内に設けられ、通常クローズ状態及び逆クローズ状態において互いに対向する位置に配置されている。すなわち、磁気センサー41及びマグネット40は、それぞれ筐体における長手方向の先端部付近であって短手方向の中央に配置されている。このため、磁気センサー41がマグネット40の磁力線を検出すれば、折り畳んだ状態、すなわち、通常クローズ状態または逆クローズ状態であると判別することができる。
また、磁気センサー43及びマグネット42は、いずれか一方が表示筐体2内のフレーム部材33上に、他方が連結部5内の回転部材32上に設けられ、表示パネル及び操作パネルが同一方向を向いている状態で互いに対向する位置に配置されている。この磁気センサー43及びマグネット42は、第2回転軸A2に対してオフセットさせて配置され、磁気センサー43がマグネット42の磁力線を検出すれば、通常オープン状態または通常クローズ状態であると判別することができ、検出できない場合には、逆オープン状態または逆クローズ状態であると判別することができる。なお、磁気センサー41及び43には、ホール素子や磁気抵抗(Magneto Resistance:MR)素子などを用いることができる。
図6は、図1の携帯電話機内の一構成例を示したブロック図である。主制御部60は、携帯電話機1の主要な制御を行っているプロセッサからなる。無線部61は、アンテナを介してセルラー無線基地局(図示せず)との間で無線通信を行う送受信部である。通信制御部62は、主制御部60の指示に基づいて上記無線通信を制御している。
端末状態識別部63は、磁気センサー41及び43の検出信号に基づいて端末状態の識別処理を行っている。磁気センサー41及び43の検出結果を用いれば、各端末状態、すなわち、通常クローズ状態、通常オープン状態、逆オープン状態及び逆クローズ状態を判別することができる。主制御部60は、この端末状態の識別結果に基づいて、入力制御部64、音声制御部65及び表示制御部66における動作を異ならせている。本明細書では、主として、逆クローズ状態における動作と、通常オープン状態における動作との相違について説明する。
入力制御部64は、操作パネル上のメイン操作キー10〜16と、表示パネル上のサブ操作キー17〜21による操作入力を監視し、キー操作信号を主制御部60へ出力している。その際、端末状態の識別結果に基づいて、各操作キー10〜21による操作入力の有効及び無効を切り替える制御を行っている。
メイン操作キー10〜16は、操作パネルを内側にして折り畳まれた通常クローズ状態及び逆クローズ状態では、使用することができない。また、表示パネル及び操作パネルを反対方向に向けている逆オープン状態では、メイン表示画面3を閲覧しながら、メイン操作キー10〜16を操作することはできず、操作性が極めて悪い。このため、逆クローズ状態及び逆オープン状態では、これらのメイン操作キー10〜16に代えて、サブ操作キー17〜21が使用される。
すなわち、通常オープン状態では、メイン多機能キー10、メインガイドキー11〜13及びメインクリアキー16による操作入力を有効とするとともに、サブ多機能キー17、サブガイドキー18〜20及びサブクリアキー21による操作入力を無効とする制御が行われる。一方、逆オープン状態及び逆クローズ状態では、メイン多機能キー10、メインガイドキー11〜13及びメインクリアキー16による操作入力を無効とするとともに、サブ多機能キー17、サブガイドキー18〜20及びサブクリアキー21による操作入力を有効とする制御が行われる。なお、通常クローズ状態では、いずれの操作キーによる操作入力も無効とされる。
サブ操作キー17〜21には、メイン操作キー10〜13及び16が対応づけられており、これらのメイン操作キー10〜13及び16の場合と同一の操作を行うことにより、同一の操作入力を行うことができる。つまり、操作パネル内の対応キーと同一の機能が割り当てられている。また、メイン操作キー10〜13及び16に対し、操作時間に応じて異なる機能が割り当てられている場合、つまり、短押し及び長押しにより機能が異なる場合、サブ操作キー17〜21にも、短押し及び長押しのそれぞれについて、対応する操作キーと同一の機能が割り当てられている。
この様なサブ操作キー17〜21は、通常オープン状態において、ユーザが意図せずに操作してしまう可能性があるため、通常オープン状態におけるサブ操作キー17〜21による操作入力が無効にされている。特に、通常オープン状態での通話中に、サブ多機能キー17が誤操作される可能性が高いことから、少なくとも通常オープン状態の通話中にはサブ多機能キー17による操作入力を無効化することが望ましい。
音声制御部65は、主制御部60を介して入力された受話音を通話用レシーバ6または7へ出力するとともに、マイクロフォン8を介して入力された送話音を主制御部60へ出力する音声信号の入出力制御を行っている。通常オープン状態で通話中の場合には、通話用レシーバ6が用いられ、逆クローズ状態で通話中の場合には、通話用レシーバ7が用いられる。なお、マイクロフォン8は、これらの端末状態で共通して用いられる。
表示制御部66は、メイン表示画面3及びサブ表示画面51の表示制御を行っている。例えば、端末状態の識別結果に基づいて、メイン表示画面3の表示画像を180°回転させる制御が行われる。操作筐体4を持ち替えることなく保持しているユーザから見た場合、通常オープン状態及び逆クローズ状態間を遷移させると、メイン表示画面3が180°回転し、上下方向が逆になる。このため、逆クローズ状態では、通常オープン状態における表示画像を180°回転させて表示している。
また、表示制御部66は、各ガイドキーへの機能割り当てをメイン表示画面3の下端に表示している。このため、通常オープン状態では、メインガイドキー11〜13の位置と、メイン表示画面3内における割り当て機能の表示位置とが一致している。一方、サブガイドキー18〜20が用いられる逆クローズ状態でも、表示画像を180°回転させて表示しているため、サブガイドキー19及び20の位置と、表示画面内における割り当て機能の表示位置とが一致している。
撮像制御部67は、メインカメラ52及びサブカメラ9の撮像制御を行っている。すなわち、逆クローズ状態におけるTV電話時には、サブカメラ9を用いて撮影が行われ、他の場合には、メインカメラ52を用いて撮影が行われる。
次に、本発明による携帯電話機1の使用例について、図7及び図8を用いて説明する。
図7は、通常オープン状態における待受け時の様子を示した図である。また、図8は、逆クローズ状態における待受け時の様子を示した図である。端末状態に応じてメイン表示画面3の表示画像を180°回転させているので、いずれの端末状態でも、ユーザから見て同じ画面表示が行われている。また、それぞれの端末状態に応じて使用可能な操作キーに対し、同じ機能が割り当てられている。
すなわち、メイン表示画面3上に待受け画面が表示されている場合、通常オープン状態であれば、各メインガイドキー11〜13に対して、決定、メール及びカメラの機能がそれぞれ割り当てられている。また、メイン多機能キー10の左右上下の各操作に対して、着信履歴、リダイアル、伝言メモ及びショートカットの機能がそれぞれ割り当てられている。
一方、逆クローズ状態であれば、サブガイドキー18〜20及びサブクリアキー21に対して、決定、メール、カメラ及びクリアの機能がそれぞれ割り当てられている。また、サブ多機能キー17の左右上下の各操作に対して、メイン多機能キー10の場合と同様に、着信履歴、リダイアル、伝言メモ及びショートカットの機能がそれぞれ割り当てられている。つまり、通常オープン状態においてメインガイドキー11〜13及びメイン多機能キー10を用いて行われる操作は、逆クローズ状態においても、サブガイドキー18〜20及びサブ多機能キー17を用いて行うことができる。なお、逆オープン状態における表示及び機能割り当ては、逆クローズ状態の場合と同様である。
図9のステップS101〜S108は、図1の携帯電話機におけるメイン操作キー10〜16、サブ操作キー17〜21に関する入力制御の一例を示したフローチャートである。まず、端末状態識別部63によって端末状態の判別が行われる(ステップS101)。
このとき、端末が通常オープン状態であれば、サブ操作キー17〜21による操作入力が無効とされ、メイン操作キー10〜16による操作入力が有効となる(ステップS102〜S104)。つまり、端末状態の検出結果に基づいて、入力制御部64は、サブ操作キー17〜21のキー操作信号を主制御部60へ出力しない。このため、通常オープン状態におけるサブ操作キー17〜21の誤操作を防止することができる。
また、端末が逆オープン状態又は逆クローズ状態であれば、サブ操作キー17〜21による操作入力が有効とされ、メイン操作キー10〜16による操作入力は無効とされる(ステップS105〜S107)。つまり、端末状態の検出結果に基づいて、入力制御部64は、メイン操作キー10〜16のキー操作信号を主制御部60へ出力しない。このため、逆オープン状態及び逆クローズ状態におけるメイン操作キー10〜16の誤操作を防止することができる。
また、端末が通常クローズ状態であれば、メイン表示画面3による表示などを終了させるためのクローズ処理が行われる(ステップS108)。このクローズ処理には、メイン操作キー10〜16及びサブ操作キー17〜21による操作入力を無効にする処理が含まれている。
本実施の形態によれば、サブ操作キー17〜21を表示パネル上に設けているため、携帯電話機をコンパクトに折り畳んだ逆クローズ状態で、メイン表示画面3を閲覧しながら、操作入力を行うことができる。特に、表示パネル上にサブ多機能キー17を設けることによって、表示パネル上の操作キー数の増大、メイン表示画面3の狭小化、あるいは、表示筐体2の大型化などを抑制しつつ、逆クローズ状態において様々な操作入力を可能にしている。
また、これらのサブ操作キー17〜21は、メイン多機能キー10、メインガイドキー11〜13及びメインクリアキー16と同一の操作により、同じ操作入力を可能としているため、操作性が良く、また、ユーザが操作を理解し易い。
また、端末状態識別部63が端末状態を検出し、この検出結果に基づいて、入力制御部64が、メイン操作キー10〜16及びサブ操作キー17〜21の有効及び無効を制御している。このため、通常オープン状態及び逆クローズ状態に応じて、これらの操作キーの有効及び無効を切り替え制御することができ、操作性を向上させるとともに、誤操作を防止することができる。
特に、通常オープン状態において、サブ操作キー17〜21による操作入力を無効にすることにより、サブ多機能キー17〜21による誤操作を効果的に防止することができる。また、通常オープン状態での通話中におけるサブ多機能キー17による操作入力を無効とすることによって、通常オープン状態において誤操作を生じさせることなく、通話を行うことができる。
また、逆クローズ状態では、サブ多機能キー17がユーザに対してメイン表示画面3よりも手前の中央に位置し、通常オープン状態及び逆クローズ状態のいずれの端末状態においても、メイン表示画面3よりも手前側の中央に設けられた多機能キーによって操作入力を行うことができる。従って、ユーザは、各端末状態において統一された操作性が得られるとともに、いずれの端末状態においてもメイン表示画面3の閲覧を妨げることなく、多機能キーを操作することができる。
なお、本実施の形態では、メイン操作キー10〜16及びサブ多機能キー17の操作入力について、有効及び無効をともに制御する場合の例について説明したが、本発明は、このような場合に限定されない。例えば、サブ多機能操作キー17による誤操作についてのみ有効及び無効を制御するものであってもよい。
実施の形態2.
実施の形態1では、端末状態に応じて操作キーによる操作入力の有効及び無効が切り替えられる場合の例について説明した。本実施の形態では、さらに、操作キーの照明を端末状態に応じて制御する場合について説明する。
図10は、本発明の実施の形態2による携帯電話機内の構成例を示したブロック図である。本実施の形態による携帯電話機70は、図6の携帯電話機(実施の形態1)と比較すれば、キー照明制御部71、メインキーバックライト72及びサブキーバックライト73を備えている点で異なる。
メインキーバックライト72及びサブキーバックライト73は、それぞれ操作キーを背面側から照明するキー照明手段であり、LEDからなる。メインキーバックライト72は、メイン多機能キー10を含む操作パネル上の各操作キーを、サブキーバックライト73は、サブ多機能キー17を含む表示パネル上の各操作キーを照明している。
キー照明制御部71は、端末状態の識別結果に基づいて各バックライト72,73の点灯制御を行っている。ここでは、操作入力が有効とされる多機能キーに対応するバックライトを点灯させ、操作入力が無効とされる多機能キーに対応するバックライトを消灯させる制御が行われるものとする。すなわち、通常オープン状態では、メイン多機能キー10及びメインガイドキー11〜13を点灯させるとともに、サブ多機能キー17及びサブガイドキー18〜20を消灯させる制御が行われる。逆クローズ状態では、サブ多機能キー17及びサブガイドキー18〜20を点灯させるとともに、メイン多機能キー10、メインガイドキー11〜13を消灯させる制御が行われる。
図11は、図10の携帯電話機における待受け時の動作例を示した図であり、図11(a)には、通常オープン状態におけるキー照明の様子が示され、図11(b)には、逆クローズ状態におけるキー照明の様子が示されている。通常オープン状態では、メイン多機能キー10などの操作パネル上の各操作キーが点灯され、逆クローズ状態では、サブ多機能キー17などの表示パネル上の各操作キーが点灯される。
図12のステップS201〜S211は、図10の携帯電話機70におけるバックライト72,73の点灯制御の一例を示したフローチャートである。まず、端末状態識別部63によって端末状態の判別が行われる(ステップS201)。この結果、端末状態が変化していないと判別された場合であって、所定期間内にキー操作がなかった場合には、キー照明制御部71が、メインキーバックライト72及びサブキーバックライト73を消灯させ、消費電流を抑制する(ステップS202〜S205)。
一方、通常オープン状態へ端末状態が変化した場合には、キー照明制御部71が、サブキーバックライト73を消灯させるとともに、メインキーバックライト72を点灯させる(ステップS206〜S208)。このため、ユーザは、サブ操作キー17〜21が無効であり、メイン操作キー10〜14が有効であることが判る。
また、逆オープン状態又は逆クローズ状態へ端末状態が変化した場合には、キー照明制御部71が、サブキーバックライト73を点灯させるとともに、メインキーバックライト72を消灯させる(ステップS209〜S211)。このため、ユーザは、サブ操作キー17〜21が有効であり、メイン操作キー10〜14が無効であることが判る。
また、通常クローズ状態へ端末状態が変化した場合には、キー照明制御部71が、メインキーバックライト72及びサブキーバックライト73をともに消灯させる(ステップS209)。
本実施の形態によれば、端末状態の識別結果に基づいて各バックライト72,73を点灯させ、各多機能キー10,17について、端末状態に応じたキー照明を行うことができる。従って、視覚効果によってユーザの注意を喚起し、各端末状態ごとに各多機能キー10,17の有効及び無効をユーザに知らせることができる。特に、操作入力が有効となる多機能キーに対応するキーバックライトが点灯され、操作入力が無効となる多機能キーに対応するキーバックライトが消灯されるので、多機能キーの切り替えに対応づけてキー照明を行うことができる。
実施の形態3.
実施の形態2では、端末状態に応じて点灯させるキーバックライトを切り替えて操作キーが照明される場合の例について説明した。これに対し、本実施の形態では、端末状態に応じてキーバックライトの照明色を異ならせる場合について説明する。
図13(a)及び(b)は、本発明の実施の形態3による携帯電話機における待受け時の動作例を示した図であり、図13(a)には、通常オープン状態におけるキー照明の様子が示され、図13(b)には、逆クローズ状態におけるキー照明の様子が示されている。本実施の形態による携帯電話機では、サブ多機能キー17などの表示パネル上の各操作キー17〜21を照明するキーバックライトによる照明色を切り替える制御が行われる。このキーバックライトによる照明色の切り替えは、端末状態の識別結果に基づいて行われる。例えば、通常オープン状態では、赤色で照明され、逆クローズ状態では、緑色で照明される。
図14のステップS301〜S308は、図13の携帯電話機におけるサブキーバックライト73の点灯制御の一例を示したフローチャートである。まず、端末状態識別部63によって端末状態の判別が行われる(ステップS301)。この結果、端末状態が変化していないと判別された場合であって、所定期間内にキー操作がなかった場合、キー照明制御部71は、サブキーバックライト73を消灯させる(ステップS302〜S304)。
一方、端末状態が変化して、通常オープン状態になった場合、キー照明制御部71は、サブキーバックライト73を赤色に点灯させる(ステップS305,306)。このため、ユーザは、サブ操作キー17〜21が無効であることが判る。
また、端末状態が変化して、逆オープン状態又は逆クローズ状態になった場合には、キー照明制御部71が、サブキーバックライト73を緑色に点灯させる(ステップS307,308)。このため、ユーザは、サブ操作キー17〜21が有効であることが判る。
また、端末状態が変化して、通常クローズ状態になった場合には、キー照明制御部71が、サブキーバックライト73を消灯させる(ステップS307)。
本実施の形態によれば、キー照明制御部71が、端末状態に基づいて、サブキーバックライト73の照明色を異ならている。このため、ユーザは、キーの照明色により、サブ操作キー17〜21が有効であるのか、あるいは、無効であるのかを識別することができる。
なお、本実施の形態では、端末状態に応じて操作キーの照明色が切り替えられる場合の例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、割り当てられる機能に応じて照明色を異ならせるようなものであっても良い。また、使用頻度に応じて照明色を異ならせても良い。
本発明の実施の形態1による携帯通信端末の一例を示した図であり、折り畳み可能な携帯電話機1の「通常オープン状態」における外観が示されている。 図1の携帯電話機の内部構造について要部の一例を示した図であり、連結部5の要部と端末状態の検出センサーが示されている。 図1の携帯電話機について「通常クローズ状態」における外観を示した図である。 図1の携帯電話機について「逆オープン状態」における外観を示した図である。 図1の携帯電話機について「逆クローズ状態」における外観を示した図である。 図1の携帯電話機内の一構成例を示したブロック図である。 通常オープン状態における待受け時の様子を示した図である。 逆クローズ状態における待受け時の様子を示した図である。 図1の携帯電話機におけるメイン操作キー10〜16、サブ操作キー17〜21に関する入力制御の一例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態2による携帯電話機内の構成例を示したブロック図である。 図10の携帯電話機における待受け時の動作例を示した図である。 図10の携帯電話機におけるキーバックライト72,73の点灯制御の一例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態3による携帯電話機における待受け時の動作例を示した図である。 図13の携帯電話機におけるサブキーバックライト73の点灯制御の一例を示したフローチャートである。
符号の説明
1,70 携帯電話機
2 表示筐体
3 メインディスプレイ
4 操作筐体
5 連結部
6,7 レシーバ
8 マイクロフォン
9 サブカメラ
10 メイン多機能キー
11〜13 メインガイドキー
14 オンフックキー
15 オフフックキー
16 メインクリアキー
17 サブ多機能キー
18〜20 サブガイドキー
21 サブクリアキー
51 サブディスプレイ
52 メインカメラ
53 モバイルライト
60 主制御部
61 無線部
62 通信制御部
63 端末状態識別部
64 入力制御部
65 音声制御部
66 表示制御部
67 撮像制御部
71 キー照明制御部
72 メインキーバックライト
73 サブキーバックライト

Claims (9)

  1. 表示画面を含む表示パネルが設けられた表示筐体と、操作キーからなる操作パネルを有する操作筐体と、上記表示筐体及び上記操作筐体を折り畳み可能に連結する可動連結部とを備え、
    上記可動連結部が、両筐体を折り畳むための第1回転軸と、第1回転軸に直交し、両筐体を相対的に回転させるための第2回転軸からなり、表示パネル及び操作パネルを同一方向に向けて両筐体を展開させた通常オープン状態と、操作パネルを内側に、表示パネルを外側に向けて両筐体を折り畳んだ逆クローズ状態と、操作パネル及び表示パネルを反対方向に向けて両筐体を展開させた逆オープン状態とを遷移可能な携帯通信端末において、
    上記表示パネル上に設けられ、押圧部位に応じて2以上の異なる操作入力が可能な第1の多機能キーと、
    上記可動連結部による両筐体の連結状態を検出する端末状態検出手段と、
    上記端末状態検出手段により通常オープン状態であることが検出されると、上記第1の多機能キーによる操作入力を無効とし、逆クローズ状態及び逆オープン状態のいずれかであることが検出されると、上記第1の多機能キーによる操作入力を有効とする入力制御手段とを備えたことを特徴とする携帯通信端末。
  2. 上記操作パネル上に設けられ、押圧部位に応じて2以上の異なる操作入力が可能な第2の多機能キーを備え、
    上記第1の多機能キーが、上記第2の多機能キーと同一の操作を行うことにより、同一の操作入力が可能であることを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
  3. 通話時に音声出力を行うレシーバを上記表示パネル上に備え、
    上記入力制御手段は、通常オープン状態の場合に、上記第2の多機能キーによる操作入力を有効とすることを特徴とする請求項に記載の携帯通信端末。
  4. 上記入力制御手段は、通常オープン状態であることが検出され、かつ、通話中である場合に、上記第1の多機能キーによる操作入力を無効とすることを特徴とする請求項に記載の携帯通信端末。
  5. 上記第1の多機能キーは、上記表示画面の外側であって、上記可動連結部とは反対側に設けられることを特徴とする請求項に記載の携帯通信端末。
  6. 上記操作パネル上に設けられ、上記表示画面上に機能割り当てが表示される2以上の第1のガイドキーと、
    上記表示パネル上に設けられ、上記第1のガイドキーに対応づけられた第2のガイドキーとを備え、
    上記入力制御手段は、通常オープン状態及び逆クローズ状態に応じて、上記第1及び第2のガイドキーによる操作入力の有効及び無効を制御することを特徴とする請求項に記載の携帯通信端末。
  7. 上記第1の多機能キー及び上記第2の多機能キーをそれぞれ背面側から照明する2つのバックライトと、
    通常オープン状態及び逆クローズ状態に応じて、上記バックライトを点灯させるキー照明制御手段とを備えたことを特徴とする請求項に記載の携帯通信端末。
  8. 上記キー照明制御手段は、操作入力が有効となる多機能キーに対応するバックライトを点灯させ、操作入力が無効となる多機能キーに対応するバックライトを消灯させることを特徴とする請求項に記載の携帯通信端末。
  9. 上記第1の多機能キーを背面側から照明するバックライトと、
    通常オープン状態及び逆クローズ状態に応じて照明色を切り替え、上記バックライトを点灯させるキー照明制御手段とを備えたことを特徴とする請求項に記載の携帯通信端末。
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