JP2005150381A - 圧粉磁心 - Google Patents

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Abstract

【課題】 磁歪が実質的にゼロであり、また磁気特性の設計自由度を有する圧粉磁心を提供する。
【解決手段】 飽和磁歪λsが−2×10-6〜2×10-6の範囲内にある少なくとも2種類の軟磁性粉末の混合粉末と、絶縁バインダとを必須成分として含む圧粉磁心。
【選択図】 なし

Description

本発明は圧粉磁心に関し、更に詳しくは、飽和磁歪(λs)が実質的にゼロである圧粉磁心に関する。
電力交換用リアクトルの磁心には、現在、磁束密度が高く、低周波数域でのコアロス特性が優れているという理由で、Fe−3質量%Siを主体とするけい素鋼板が用いられている。
そして、最近の動向として、この電力変換用リアクトルの磁心として圧粉磁心を使用することが検討されはじめている。
この圧粉磁心は、通常、所定の磁気特性を有する軟磁性合金の粉末に水ガラスやシリコーン樹脂のような絶縁バインダを混合して当該軟磁性粉末の表面を絶縁皮膜で被覆し、得られた混合物を例えばプレス成形して所定形状の成形体にしたのち、その成形体を磁気焼鈍して製造されている。
しかしながら、Fe−3質量%Si粉末を用いて製造した圧粉磁心を電力変換用リアクトルの磁心として用いると、通常の電力変換用リアクトルの使用周波数は1〜20kHzであるため、磁心からは可聴域にある騒音が発生する。
これは、Fe−3質量%Siの飽和磁歪(λs)が大きいので、磁心が激しく振動するからである。このような問題は、飽和磁歪の小さい軟磁性粉末、最適には磁歪がゼロである軟磁性粉末を用いることにより解消することができる。
ところで、Feと各種の添加元素との合金において、添加元素の含有量と得られた合金の飽和磁歪との関係については図3で示した関係が知られている(非特許文献1,2を参照)。
図3から明らかなように、Fe−Si系合金の場合、Si含有量が増加していくにつれて、飽和磁歪(λs)は負→正→負と変化する。そして、飽和磁歪は、Si:1質量%、6.5質量%付近でゼロとなり、Si:3質量%付近で極大となっている。
このようなことから、例えばFe−Si系合金においては、組成がFe−6.5質量%Siであるけい素鋼板を用いて騒音防止用のリアクトル磁心が製造されている。
一般に、Fe系合金は、その組成において添加元素の含有量が増加するにつれて、コアロスは減少するものの、飽和磁化、磁束密度などの磁気特性値は直線的に低下していく。
したがって、Fe−6.5質量%Si粉末を用いた圧粉磁心の場合、飽和磁歪は実質的にゼロであるため騒音防止にとっては有効であるが、Fe−3質量%Si粉末の圧粉磁心に比べて例えば磁束密度は低下することになり、電力変換用リアクトルの磁心に要求される目標特性を満たさないことがある。
TEBBLE, CRAIK著、Magnetic Materials、119〜120頁、1969年 近角聡著、強磁性体の物理(下)、118頁、1984年
本発明は、飽和磁歪が実質的にゼロであり、しかも目標とする磁気特性も実現することができる新規な圧粉磁心の提供を目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明においては、飽和磁歪(λs)が−2×10-6〜2×10-6の範囲内にある少なくとも2種類の軟磁性粉末の混合粉末と、絶縁バインダとを必須成分として含むことを特徴とする圧粉磁心が提供される。
この圧粉磁心の場合、原料粉末である混合粉末は、飽和磁歪(λs)が−2×10-6〜2×10-6の範囲内にある2種類以上の軟磁性粉末を混合しているものであるため、その飽和磁歪も実質的にゼロになっている。そして、圧粉磁心は、この飽和磁歪が実質的にゼロである混合粉末を用いて製造されているので、この圧粉磁心を例えば電力変換用リアクトルの磁心として用いたときに、発生する騒音は非常に小さくなる。
また、混合粉末における各粉末の混合割合を調整することにより、実質的に磁歪ゼロは確保したまま、圧粉磁心の磁気特性を変化させることができるので、圧粉磁心の製造時における設計自由度は大きくなる。
本発明の圧粉磁心は、後述する混合粉末と絶縁バインダを必須成分として含む。
この混合粉末は、磁歪が実質的にゼロである軟磁性粉末の2種類以上を均一に混合して調製される。
この混合粉末は、飽和磁歪(λs)が−2×10-6〜2×10-6の範囲内にある軟磁性粉末の2種類以上を混合して調製される。
なお、用いる軟磁性粉末としては、飽和磁歪(λs)の絶対値がゼロであることを最適とするが、製造目的の圧粉磁心の飽和磁歪(λs)が工業的に許容される範囲を考慮し、また軟磁性粉末の飽和磁歪測定時における測定誤差のことも考慮して、本発明で用いる軟磁性粉末の飽和磁歪(λs)に関しては、−2×10-6≦λs≦2×10-6の関係を満たすことを必要条件とした。
ここで、混合する軟磁性粉末のうち1種類でも、飽和磁歪(λs)が、−2×10-6≦λs≦2×10-6の関係を満たしていない場合には、たとえ他の軟磁性粉末が上記関係を満たしていたとしても、得られた混合粉末を用いて製造した圧粉磁心の飽和磁歪(λs)は実質的にゼロとはならない。
本発明で使用する軟磁性粉末としては、例えば、下記組成の合金を粉砕して得られる粉末をあげることができる。すなわち、(1)Si:0.5〜1.5質量%、残部がFeと不可避的不純物(ただし、必要に応じてAl、Cr、Mo、Sn、Mn、S、Nb、Tiの群から選ばれる少なくとも1種を2質量%以下含有していてもよい)、
(2)Si:5.5〜7.5質量%、残部がFeと不可避的不純物(ただし、必要に応じてAl、Cr、Mo、Sn、Mn、S、Nb、Tiの群から選ばれる少なくとも1種を2質量%以下含有していてもよい)、
(3)Ni:75〜85質量%、Mo:0〜4質量%、残部がFeと不可避的不純物(ただし、必要に応じてAl、Cr、Sn、Mn、S、Nb、Tiの群から選ばれる少なくとも1種を2質量%以下含有していてもよい)、
(4)Si:8〜11質量%、Al:5〜8質量%、残部がFeと不可避的不純物(ただし、必要に応じてCr、Mo、Sn、Mn、S、Nb、Tiの群から選ばれる少なくとも1種を2質量%以下含んでいてもよい)、
(5)次式:
(Fe1-f-gNifCog100-e-d-c-b-aeM’dSicba
(ただし、MはHf、Ta、Ti、Zr、およびNbの群から選ばれる少なくとも1種を表し、M’はSc、V、Cr、Mn、Mo、Pd、W、Pt、Zn、および希土類元素の群から選ばれる少なくとも1種を表し、XはCu、N、O、Al、P、S、Ca、Ga、およびGeの群から選ばれる少なくとも1種を表し、g、f、e、d、c、b、aは、それぞれ、0≦g+f≦0.3、0≦e≦30、0≦d≦20、0≦c≦30、1≦b≦30、0≦a≦50を満足する数を表す)
で示される組成、または、
(6)次式:
(Fe1-f-gNifCog100-e-d-c-b-aeM’dSicba
(ただし、MはHf、Ta、Ti、Zr、およびNbの群から選ばれる少なくとも1種を表し、M’はSc、V、Cr、Mn、Mo、Pd、W、Pt、Zn、および希土類元素の群から選ばれる少なくとも1種を表し、XはCu、N、O、Al、P、S、Ca、Ga、およびGeの群から選ばれる少なくとも1種を表し、g、f、e、d、c、b、aは、それぞれ、0.6≦g≦0.8、0≦f≦0.1、0≦e≦30、0≦d≦20、0≦c≦30、1≦b≦30、0≦a≦50を満足する数を表す)
で示される組成、
を有する合金の粉末である。
とくに、Fe−1質量%Si粉末、Fe−6.5%Si粉末、Fe−9.5質量%Si−5.5質量%Al粉末、Fe−79質量%−2質量%Mo粉末、Fe73.5Si13.59Nb3Cu1粉末、Co70.5Fe4.5Si1510粉末などを好適例としてあげることができる。
混合粉末は、これらの粉末を適宜に2種類以上選択し、それらを均一に混合して調製されるが、その場合、どのような粉末を混合するのかという判断は、製造する圧粉磁心の目標特性との関係で決められる。
例えば、圧粉磁心の目標特性が磁歪ゼロで、他の磁気特性は適当な値でよいという場合は、いずれも磁歪ゼロの軟磁性粉末を任意に選択し、それらを任意の量比で混合して混合粉末にすればよい。
しかし、製造目的の圧粉磁心に磁歪ゼロ以外に他のある目標特性が設定される場合、用いる軟磁性粉末の種類、その混合割合は目標特性との関係で決められている。
それを、粉末として、いずれも磁歪がゼロであるFe−1質量%Si粉末、Fe−6.5質量%Si粉末を用い、製造された圧粉磁心の磁束密度とコアロスが、Fe−3質量%Si粉末を用いて製造された圧粉磁心のそれら磁気特性と同等以上にする場合を例にして説明する。
なお、Fe−3質量%Si粉末の磁束密度(B)は、磁界10000A/mで約1.15Tであり、またコアロス(Pc)は、磁束密度0.2T、10kHzの交流磁界の印加時に約500kW/m3である。したがって、以後の説明においては、これらの値が目標特性として設定される。
図1と図2は、Fe−1質量%Si粉末とFe−6.5質量%Si粉末の混合割合を変化させた混合粉末を用いて製造した圧粉磁心の磁束密度(B)とコアロス(Pc)をそれぞれ示す。
図1から明らかなように、混合粉末におけるFe−6.5質量%Si粉末の割合が多くなるにつれて磁束密度は直線的に低下する。そして、Fe−6.5質量%Si粉末の混合割合が80質量%以下(したがって、Fe−1質量%Si粉末の割合は20質量%以上)であると、磁束密度はFe−3質量%Si粉末を用いた場合の値よりも高くなる。すなわち目標特性を満たすことができる。
したがって、Fe−1質量%Si粉末とFe−6.5質量%Si粉末を用いて、磁歪ゼロ、例えば磁束密度1.0T以上の圧粉磁心を製造する場合には、Fe−1質量%Si粉末とFe−6.5質量%Si粉末を、それぞれ、20質量%以上、80質量%以下の割合で混合して用いればよい。
なお、上記した混合割合の範囲内において、両粉末の割合を調整すれば、磁歪はゼロで、磁束密度はFe−3質量%Si粉末を使用した場合よりも高い圧粉磁心の製造が可能である。
また、図2から明らかなように、混合粉末におけるFe−6.5質量%Si粉末の割合が多くなるにつれてコアロスは直線的に低下している。そして、Fe−6.5質量%Si粉末の混合割合が20質量%以上(したがって、Fe−1質量%Si粉末の割合は80質量%以下)であると、コアロスはFe−3質量%Si粉末を用いた場合よりも低くなる。すなわち、目標特性を満たすことができる。
したがって、Fe−1質量%Si粉末とFe−6.5質量%Si粉末を用いて、磁歪ゼロ、コアロス(Pc)500kW/m3以下の圧粉磁心を製造する場合には、Fe−1質量%Si粉末とFe−6.5質量%Si粉末を、それぞれ、80質量%以下、20質量%以上の割合で混合して用いればよい。
なおこの場合も、上記した混合割合の範囲内において、両粉末の割合を調整することにより、磁歪ゼロで、Fe−3質量%Si粉末を用いた場合に比べて、コアロスがより一層低い圧粉磁心の製造が可能である。
このようにして調製された混合粉末は、次に絶縁バインダと混合され、その表面が絶縁皮膜で被覆される。
用いる絶縁バインダとしては、従来から圧粉磁心の製造に用いられているものであれば何であってもよく、例えば、水ガラス、シリコーン樹脂、リン酸系がラス、フェノール樹脂、イミド樹脂などをあげることができる。
このとき、絶縁バインダの使用量が多すぎると圧粉磁心の透磁率低下が起こり、逆に、使用量が少なすぎるとコアロスの増大が起こるので、その使用量は、混合粉末100質量部に対し、0.25〜2質量部に設定することが好ましい。
なお、絶縁バインダとの混合に関しては、用いる粉末を予め別々に絶縁バインダと混合しておき、その後、両者を混合するという態様で行ってもよい。
ついで混合物を所定型面の金型に充填したのち所定圧でプレス成形し、得られた成形体を磁気焼鈍して本発明の圧粉磁心が得られる。
実施例1〜14、比較例1〜4
(1)圧粉磁心の製造
水ガスアトマイズ法により、表1で示した組成の粉末を製造し、分級して、いずれも粒度100メッシュ下(D50値は60μm)の粉末を用意した。
これらの粉末を、表1で示した組み合わせと割合で均一に混合して各種の混合粉末を調製し、更にそれら100質量部に対し、シリコーン樹脂0.5質量部を均一に混合した。
得られた混合物を金型に充填し、圧力1500MPaでプレス成形して、外径28mm、内径20mm、高さ10mmのリングを成形したのち、Ar雰囲気中において温度750℃で磁気焼鈍して圧粉磁心にした。
(2)特性の評価
各圧粉磁心に34ターンの巻線を施し、巻線をロックタイトで固定して圧粉磁心を密閉防音箱の天井から吊り下げた状態で、圧粉磁心に10kHz、15Aの電流を通電し、圧粉磁心の表面から130mm離れた箇所にマイクロフォンをセットし、測定可能域20〜120dBの騒音計を用いて発生騒音を測定した。結果を表1に示した。
また、各圧粉磁心につき、磁束密度とコアロス(Pc)を測定した。なお、磁束密度は、10000A/mの直流磁界を印加したときの磁束密度とし、コアロス(Pc)の測定条件は、磁束密度0.1T、周波数10kHzの交流励磁とした。この結果を表1に併記した。
用いた各軟磁性粉末の飽和磁歪(λs)も表1に示した。
Figure 2005150381
表1から次のことが明らかである。
(1)実施例1〜9の群は、いずれも、高磁束密度が重視されている圧粉磁心で、この場合には、比較例1が対照材となっている。
実施例1〜9は、いずれも、比較例1と比べて磁気特性は同等の水準にあるが、騒音は比較例1に比べて12dBと大幅に低下している。これは実施例で用いた混合粉末の飽和磁歪が実質的にゼロになっていることを意味している。
(2)実施例9と比較例2を対比して明らかなように、飽和磁歪が1.8×10-6の粉末を用いても騒音は37dB程度にとどまっているが、飽和磁歪が3.0×10-6の粉末を用いると、騒音は42dBと大きくなっている。
このようなことから、用いる粉末としては、飽和磁歪(λs)が2×10-6以下の粉末を用いるべきである。
(3)実施例10〜14の群は、いずれも低コアロスであることが重視されている圧粉磁心で、この場合には比較例4が対照材となる。
実施例10〜14は、いずれも、比較例4と比べて磁気特性は同等の水準にあるが、この場合も騒音は比較例4に比べて30dBと大幅に低下している。これは、実施例1〜9の場合と同様に実施例で用いた混合粉末の飽和磁歪が実質的にゼロになっているからである。
本発明の圧粉磁心は、用いる混合粉末の磁歪が実質的にゼロであるため、10kHzの低周波印加時にあっても騒音の発生は極めて少ない。しかも、混合粉末の混合割合を調整することにより、目標特性を実現することも可能であるため、所望特性の圧粉磁心の製造にとってその設計自由度は大きくなる。
したがって、この圧粉磁心は、例えば電力変換用リアクトルの磁心としてその工業的価値は極めて大である。
Fe−1質量%Si粉末とFe−6.5質量%Si粉末の混合割合と磁束密度との関係を示すグラフである。 Fe−1質量%Si粉末とFe−6.5質量%Si粉末の混合割合とコアロスとの関係を示すグラフである。 Fe合金における添加元素の含有量と飽和磁歪との関係図である。

Claims (2)

  1. 飽和磁歪(λs)が、−2×10-6〜2×10-6の範囲内にある少なくとも2種類の軟磁性粉末の混合粉末と、絶縁バインダとを必須成分として含むことを特徴とする圧粉磁心。
  2. 前記軟磁性粉末は、下記組成:
    (1)Si:0.5〜1.5質量%、残部がFeと不可避的不純物(ただし、必要に応じてAl、Cr、Mo、Sn、Mn、S、Nb、Tiの群から選ばれる少なくとも1種を2質量%以下含有していてもよい)、
    (2)Si:5.5〜7.5質量%、残部がFeと不可避的不純物(ただし、必要に応じてAl、Cr、Mo、Sn、Mn、S、Nb、Tiの群から選ばれる少なくとも1種を2質量%以下含有していてもよい)、
    (3)Ni:75〜85質量%、Mo:0〜4質量%、残部がFeと不可避的不純物(ただし、必要に応じてAl、Cr、Sn、Mn、S、Nb、Tiの群から選ばれる少なくとも1種を2質量%以下含有していてもよい)、
    (4)Si:8〜11質量%、Al:5〜8質量%、残部がFeと不可避的不純物(ただし、必要に応じてCr、Mo、Sn、Mn、S、Nb、Tiの群から選ばれる少なくとも1種を2質量%以下含んでいてもよい)、
    (5)次式:
    (Fe1-f-gNifCog100-e-d-c-b-aeM’dSicba
    (ただし、MはHf、Ta、Ti、Zr、およびNbの群から選ばれる少なくとも1種を表し、M’はSc、V、Cr、Mn、Mo、Pd、W、Pt、Zn、および希土類元素の群から選ばれる少なくとも1種を表し、XはCu、N、O、Al、P、S、Ca、Ga、およびGeの群から選ばれる少なくとも1種を表し、g、f、e、d、c、b、aは、それぞれ、0≦g+f≦0.3、0≦e≦30、0≦d≦20、0≦c≦30、1≦b≦30、0≦a≦50を満足する数を表す)
    で示される組成、または、
    (6)次式:
    (Fe1-f-gNifCog100-e-d-c-b-aeM’dSicba
    (ただし、MはHf、Ta、Ti、Zr、およびNbの群から選ばれる少なくとも1種を表し、M’はSc、V、Cr、Mn、Mo、Pd、W、Pt、Zn、および希土類元素の群から選ばれる少なくとも1種を表し、XはCu、N、O、Al、P、S、Ca、Ga、およびGeの群から選ばれる少なくとも1種を表し、g、f、e、d、c、b、aは、それぞれ、0.6≦g≦0.8、0≦f≦0.1、0≦e≦30、0≦d≦20、0≦c≦30、1≦b≦30、0≦a≦50を満足する数を表す)
    で示される組成、
    を有する合金の粉末である請求項1の圧粉磁心。

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