JP2005149716A - 高感度光ピックアップアクチュエータ及びそれを採用した光記録及び/または再生機器 - Google Patents

高感度光ピックアップアクチュエータ及びそれを採用した光記録及び/または再生機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 高感度光ピックアップアクチュエータ及びそれを採用した光記録及び/または再生機器を提供すること。
【解決手段】 ボビンの両側と対向し、第1極性を有する中間領域とその第1極性と反対になる第2極性を有する側面領域とを有する1対の磁石を含むディスクドライブのための光ピックアップアクチュエータ。光ピックアップアクチュエータは、磁石と対向するボビンの側面に位置する1対のトラッキングコイルを含む。各トラッキングコイルは2つの有効コイル部分を具備し、その2つの有効コイル部分のうち1つは前記磁石の中間領域と対向し、残りの有効コイル部分は前記磁石の側面領域のうち1つと対向し、より高感度を実現できる。磁石はボビンの両側に配置されてコスト及び製造の複雑性を下げうる。
【選択図】 図2

Description

本発明は高感度のための有効コイル部分を有する光ピックアップアクチュエータ及びそれを採用した光記録及び/または再生機器に関する。
光ピックアップは光気録及び/または再生機器に採用されて光情報保存媒体である光ディスクの半径方向に移動しつつ非接触式に光ディスクに対して情報の記録及び/または再生を行う装置である。
このような光ピックアップは光源から出射された光が光ディスク上の正しい位置に光スポットで形成されるように、対物レンズをトラッキング方向、フォーカス方向及び/またはチルト方向に駆動するアクチュエータを必要とする。ここで、トラッキング方向の駆動は光スポットがトラック中心に形成しうるように、対物レンズを光ディスクのラジアル方向すなわち半径方向に調整することをいう。
光ピックアップアクチュエータは、トラッキング方向とフォーカス方向の駆動、すなわち2軸駆動が基本である。近来には、高密度光保存機器の具現のために対物レンズの開口数が増加し、レーザー光源の波長が短くなって、光ピックアップアクチュエータのチルト方向のマージンが縮むことによって、それを補償するために、既存の2軸駆動、すなわちフォーカス方向及びトラッキング方向の駆動に付加してチルト方向、特にラジアルチルト方向の駆動まで可能な3軸駆動方式の光ピックアップアクチュエータが要求される。このようにフォーカス方向及びトラック方向の駆動に付加してチルト方向の駆動まで可能な3軸駆動方式の光ピックアップアクチュエータをチルト駆動の光ピックアップアクチュエータという。
チルト駆動の光ピックアップアクチュエータは、4面使用の磁気回路を設計する構造が一般的である。ここで、4面使用の磁気回路とは、ボビンの4つの側面に駆動コイル及び磁石を配置した構造をいう。
図1は、従来の光ピックアップアクチュエータの一例を概略的に示した斜視図である。
図面を参照すれば、従来のチルト駆動の光ピックアップアクチュエータは、対物レンズ1が搭載されるボビン2と、前記ボビン2をはじめとする可動部全体をベース5に対してフォーカス方向F及びトラッキング方向(T:すなわち、ラジアル方向)に動けるように一端部がボビン2に結合され、多端部がベース5に備えられたホルダ3に固定した複数のワイヤ6と、前記可動部を駆動するための4面使用の磁気回路を含んで構成される。
ワイヤ6の各対はフォーカス方向及びトラッキング方向それぞれに駆動のための電流印加通路として使われうる。図1では、チルト方向の駆動のための電流印加通路として使われるワイヤの図示は省略した。
従来の磁気回路は、前記ボビン2の外周面に設置されて前記対物レンズ1をフォーカス方向に駆動するフォーカスコイル4と、光ディスクのトラッキング方向に平行したボビン2の両側面にそれぞれ1対ずつ設置されるトラッキングコイル7a、7bと、光ディスクのラジアル方向にボビン2の両側面に設置される1対のチルトコイル9a、9bと、前記フォーカスコイル、トラッキングコイル及びチルトコイル4、7a、7b、9a、9bに流れる電流との相互作用で前記可動部を駆動させるための電磁気力を発生させる磁石10、11及びヨーク14、15、16を含んで構成される。
ここで、ヨーク14、16にはそれぞれフォーカス及びトラッキング駆動用の磁石10とチルト駆動用磁石11とが設置される。
ヨーク14とヨーク15はそれぞれフォーカス及びトラッキング駆動用の磁束をガイドするための外側ヨーク及び内側ヨークである。ヨーク16は、チルト駆動用磁束をガイドするための外側ヨークである。
前記のような構成を有する従来のチルト駆動用の光ピックアップアクチュエータでは、フォーカスコイル4及びトラッキングコイル7a、7bに電流を印加すれば、前記フォーカスコイル4及びトラッキングコイル7a、7bに流れる電流と磁石10から出てくる磁束の相互作用によりフォーカスコイル4及びトラッキングコイル7a、7bに電磁気力が作用し、これにより可動部全体がフォーカス方向F及びトラッキング方向Tに動くようになる。すなわち、ボビン2に搭載された対物レンズ1がフォーカス方向F及びトラッキング方向Tに動くようになる。
また、1対のチルトコイル9a、9bに相互反対方向に電磁気力が作用するように1対のチルトコイル9a、9bにそれぞれ電流を印加すれば、チルトコイル9a、9bに流れる電流と磁石11から出てくる磁束の相互作用とにより、チルトコイル9a、9bに電磁気力が作用し、これにより可動部全体がラジアルチルト方向Rに動くようになる。すなわち、ボビン2に搭載された対物レンズ1がラジアルチルト方向Rに動くようになる。
ところが、前記のような従来の光ピックアップアクチュエータは、ほぼ方形に巻き取られたトラッキングコイルの一辺のみが有効トラッキングコイルとして使われるので、トラッキングコイルの活用度が低く、これによって、トラッキング感度が良くない短所がある。
本発明は前記のような点を勘案して案出されたものであって、優秀なトラッキング感度を実現できるように構造が改善された高感度光ピックアップアクチュエータ及びそれを採用した光記録及び/または再生機器を提供することをその目的としている。
前記目的を解決するための本発明による光ピックアップアクチュエータは、ボビンの両側面と対向し、第1極性を有する中間領域と前記第1極性と反対になる第2極性を有する側面領域とを有する1対の磁石と、前記磁石と対向するボビンの側面に配置され、それぞれが2つの有効コイル部分を有し、前記2つの有効コイル部分のうち1つは前記磁石の中間領域と対向し、残りの有効コイル部分は前記磁石の側面領域のうち1つと対向する複数のトラッキングコイルと、を含むことを特徴とする。
また、前記目的を解決するための本発明による光記録及び/または再生機器は、光情報保存媒体に記録された情報を再生及び/または情報を記録する光ピックアップと、前記光ピックアップの移動を制御するサーボと、前記サーボにより制御することによって、前記光ピックアップを動かす光ピックアップアクチュエータと、を具備し、前記光ピックアップアクチュエータは、ボビンの両側面と対向し、第1極性を有する中間領域と前記第1極性と反対になる第2極性を有する側面領域とを有する1対の磁石と、前記磁石と対向するボビンの側面に配置され、それぞれが2つの有効コイル部分を有し、前記2つの有効コイル部分のうち1つは前記磁石の中間領域と対向し、残りの有効コイル部分は前記磁石の側面領域のうち1つと対向する複数のトラッキングコイルと、を含むことを特徴とする。
前記磁石の領域はそれぞれディスクドライブのラジアル方向に沿う前記中間領域の相互反対側に位置した前記側面領域と共に長方形になりうる。
前記磁石が搭載されるベースと、前記ボビンに搭載される対物レンズと、前記ボビンをベースに対して移動可動に支持するサスペンションと、をさらに含みうる。
前記ボビンの周りに巻き取られ、前記磁石の中間領域とそれぞれ対向する2つの有効コイル部分を有するフォーカスコイルと、をさらに含みうる。
この時、前記フォーカスコイルの各有効コイル部分の幅は前記磁石の中間領域の幅とほぼ同じものが望ましい。
前記フォーカスコイルと平行に前記フォーカスコイルの上方及び/または下方に位置するように取巻かれており、それぞれが前記磁石の中間領域と対向する有効コイル部分を有する複数のチルトコイルと、をさらに具備できる。
一方、前記磁石の側面領域のうち少なくとも1つは、前記磁石の中間領域と噛み合う、延長されたブランチ部分を有しうる。
この時、前記ボビンに巻き取られ、前記延長されたブランチ部分と対向する第1有効コイル部分と、前記延長されたブランチ部分と隣接する前記中間領域と対向する第2有効コイル部分を有するチルトコイルと、をさらに具備できる。
前記側面領域それぞれは、U字状構造の共通領域を形成するように結合される、延長されたブランチ領域を有しうる。
この時、前記磁石と対向するボビンの側面に配置され、それぞれが2つの有効コイル部分を有する複数のチルトコイルをさらに具備し、前記2つの有効コイル部分のうち1つは
前記磁石の中間領域と対向し、残りの有効コイル部分は前記磁石のU磁石構造の共通領域と対向するように構成しうる。
一方、前記チルトコイルは、前記磁石と対向するボビンの側面に前記磁石に前記トラッキングコイルよりさらに近く位置しうる。
また、前記チルトコイルは、前記磁石と対向するボビンの側面に前記磁石から前記トラッキングコイルよりさらに遠く位置しうる。
前記ボビンの他の両側面と対向して位置する1対のチルト駆動用の磁石と、前記ボビンの他の両側面に配置され、前記チルト駆動用の磁石と相互作用するように有効コイル部分を有する1対のチルトコイルと、をさらに含むこともできる。
本発明によれば、トラッキングコイルの2辺をトラッキング制御に使用するので、高感度トラッキングを実現できる。
以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。
図2は、本発明の望ましい一実施形態による光ピックアップアクチュエータを概略的に示した斜視図であり、図3は、図2の磁気回路のみを抜粋して示した斜視図であり、図4は、図2の磁気回路の配置関係を示した側面図、図5は、図2の磁気回路の配置関係を示した平面図である。
図面を参照すれば、本発明による光ピックアップアクチュエータは、対物レンズ30が搭載されるボビン31と、一端部がボビン31に結合され、多端部がベース33上の一側に備えられたホルダ35に固定されてボビン31をベース33に対して移動可動に支持するサスペンション37と、ボビン31及びベース33に設置される磁気回路と、を含んで構成される。
前記磁気回路は、ラジアル方向と平行したボビン31の両側面31a、31bと対向するようにベース33に設置される1対の磁石40と、前記ボビン31の周りに巻き取られたフォーカスコイル45と、前記磁石40と対向するボビン31の側面に設置される複数のトラッキングコイル47、49を含む。また、前記磁気回路はチルトコイル46、48をさらに含みうる。
前記サスペンション37は、トラッキング制御及びフォーカス制御のための電流印加用のワイヤとして使われ、4個が備わる。本発明の一実施形態による光ピックアップアクチュエータはチルト駆動用の電流を印加するための2個のワイヤ(図示せず)をさらに具備できる。
前記1対の磁石40は、光情報保存媒体である光ディスクの接線方向にボビン31の両側面31a、31bに対向するようにベース33に設置される。1対の磁石40のうち1磁石はボビンの一側面31a、他の磁石はボビン31の他の側面31bと対向するようにベース33に設置される。
各磁石40は少なくとも一部領域がトラッキング方向Tに相互平行に配列された第1ないし第3磁石領域41、42、43を具備し、前記第1及び第3磁石領域41、43がそれぞれ中央に位置した第2磁石領域42と隣接し、第2磁石領域42と反対極性に着磁される。
前記ボビン31に向かう前記第2磁石領域42の面がN極であれば、ボビン31に向かう前記第1及び第3磁石領域41、43の面はS極になる。逆に、前記ボビン31に向かう前記第2磁石領域42の面がS極であれば、ボビン31に向かう前記第1及び第3磁石領域41、43の面はN極になる。
図4を参照すれば、本発明の一実施形態において、前記第1ないし第3磁石領域41、42、43はそれぞれ一字状構造を有し、前記磁石40は3分極された構造を有する。
磁石40を無限には大きくできない点を考慮する時、フォーカス感度の極大化のために、前記第2磁石領域42は第1及び第3磁石領域41、43に比べて大きい幅を有するように形成することが望ましい。すなわち、前記第2磁石領域42の幅は許容範囲内で最大化することが望ましい。
フォーカスコイル45は、1対の磁石40との相互作用によりアクチュエータの可動部全体をフォーカス方向に動かせる電磁気力が発生するように、ボビン31の周りに取巻かれる。
このように、フォーカスコイル45をボビン31の周りに巻取り、1対の磁石40をボビン31のラジアル方向に沿った両側面31a、31bと対向するように配置する場合、フォーカスコイル45は図5に斜線で示すように、前記1対の磁石40と対向する2辺のコイル部分45a、45bが有効コイルとして使われる。一般的にコイルの有効コイル部分にはそのコイルを通じて流れる電流と磁石の磁場の相互作用とにより発生した電磁気力が作用する。
前記磁石40の第1ないし第3磁石領域41、42、43のうち第2磁石領域42で発生した磁束とフォーカスコイル45に流れる電流の相互作用とによりアクチュエータの稼動部がフォーカシング方向に駆動される。
したがって、前記フォーカスコイル45は磁石40と対向する辺の長さが前記第2磁石領域42の幅に対応するように備えられることが望ましい。
上記のように、磁石40の中央に位置した第2磁石領域42の幅を許容範囲内で最大化し、フォーカスコイル45の磁石40と対向する辺の長さを第2磁石領域42の幅と一致するようにフォーカスコイル45を形成すれば、フォーカス感度を大きく高めうる。
もちろん、前記フォーカスコイル45の磁石40と対向する辺の長さは第2磁石領域42の幅より小さいか、または大きく形成される場合もある。また、前記第1ないし第3磁石領域41、42、43の幅は同一に形成される場合もある。
対物レンズ30の中心軸線方向を上下方向、すなわちフォーカス方向(F方向)とし、光ディスクに近い側は上方、その反対側は下方とする時、前記フォーカスコイル45の各磁石40に対向するコイル部分45a、45bはそのフォーカスコイル45に流れる電流と磁石40で発生した磁束の相互作用とにより、フレミングの左手法則に基づいて上方または下方に電磁気力を受け、それによって本発明による光ピックアップアクチュエータの可動部全体が正(+)フォーカス方向または負(−)フォーカス方向に動く。フォーカスコイル45に流れる電流の方向を逆に変えれば、動く方向が逆になるので、印加電流の極性を転換して、動く方向を制御する。
また、図2及び図3を参照すれば、複数のトラッキングコイル47、49は磁石40と対向するボビン31の側面31a、31bに設置される。ボビン31の一側面31aに1対のトラッキングコイル47、49、ボビン31の他の側面31bにも1対のトラッキングコイル47、49が設置される。すなわち、4個のトラッキングコイル47、49が使われる。
ボビン31の両側面31a、31bでのトラッキング制御のための磁気回路部分の基本構成は同一である。図4を参照すれば、ボビン31の各側面31a、31bに設置される1対のトラッキングコイル47、49のうち1トラッキングコイル47は2つのコイル部分47a、47bがそれぞれ第1磁石領域41と第2磁石領域42に対向するように配置され、他のトラッキングコイル49は2つのコイル部分49a、49bがそれぞれ第2磁石領域42と第3磁石領域43に対向するように配置される。
1トラッキングコイル47の右側コイル部分47bと他のトラッキングコイル49の左側コイル部分49aとはボビン31側に向かう面が、例えばN極に着磁された第2磁石領域42で発生した磁束と相互作用し、1トラッキングコイル47の左側コイル部分47aと他のトラッキングコイル49の右側コイル部分49bとはそれぞれボビン31側に向かう面が相互同一に、例えばS極に着磁された第1及び第3磁石領域41、43で発生した磁束と相互作用する。
したがって、1対のトラッキングコイル47、49は、それに相互反対方向に電流が流れ、結果的に同一方向に電磁気力を受けるように、巻取り及び配置される。
ここで、前記トラッキングコイル47、49は、銅線を巻いて得られたバルク型コイル及び微細パターンコイル(FPC:Fine Pattern Coil)のうち何れでも使用できる。また、トラッキングコイル47、49としてバルク型コイルを使用する場合には、このバルク型コイルをボビン31に、直接、巻き取るか、または予め巻き取られたバルク型コイルをボビン31の両側面31a、31bに付着できる。バルク型コイルをボビン31に、直接、巻き取る場合には、ボビン31の両側面にトラッキングコイル47、49を巻き取るためのリール構造が必要であるが、それは図2及び図3に示したボビン31を簡単に変形することにより得られるので、これについての図示は省略する。
磁石40に対して前記のように、トラッキングコイル47、49を配置すれば、トラッキングコイル47、49の2辺が有効コイルとして使われる。したがって、従来の光ピックアップアクチュエータではトラッキングコイルの約1/4のみが有効コイルとして使われたが、本願発明ではトラッキングコイル47、49の約1/2が有効コイルとして使われて、トラッキング感度が従来に比べて少なくとも2倍以上良くなる。
したがって、本発明の一実施形態形態による光ピックアップアクチュエータによれば、高感度トラッキングを実現できる。
一方、本発明の一実施形態形態による光ピックアップアクチュエータの磁気回路は、前記のように複数のチルトコイル46、48をさらに具備できる。
本発明の一実施形態形態において、前記複数のチルトコイル46、48はフォーカスコイル45と平行した巻取り構造を有し、フォーカスコイル45の上方及び/または下方に位置する。図2ないし図4では、4個のチルトコイル46、48がフォーカスコイル45より上方に位置し、1対のチルトコイル46、48が各磁石40と対向するように配置された例を示す。
必要に応じて、チルトコイル46、48の数及び設置位置は変更されうる。すなわち、チルトコイル46、48はフォーカスコイル45の下方に設置されるか、またはフォーカスコイル45の上方及び下方に共に設置される場合もある。
上記のように、各磁石40と2個のチルトコイル46、48とが対向するようになった構造である場合、図5に示すように、前記チルトコイル46、48は有効コイルとして使われるその一辺46a、48aが磁石40の第2磁石領域42と対向するように配置することが望ましい。
例えば、ラジアルチルト方向Rへの制御のみを考慮すれば、複数のチルトコイル46、48は各磁石40と対向する1対のチルトコイルのうち1チルトコイルが上方に力を受け、他のチルトコイルが下方に電磁気力を受けるように取巻かれる。図2及び図3では、4個のチルトコイル46、48がボビン31に、直接、巻き取られたバルク型コイルである例を示すが、その代りにチルトコイル46、48に予め巻き取られたバルク型コイルを使用して、ボビンの上面に付着することも可能である。また、チルトコイル46、48として微細パターンコイルを使用することもある。
前記のように配置された複数のチルトコイル46、48に電流を印加すれば、アクチュエータの可動部全体が、例えば+ラジアルチルト方向+Rに動き、反対方向の電流を印加すれば、アクチュエータの可動部全体が−ラジアルチルト方向−Rに動く。
前記のように、磁石40の第2磁石領域42とその一辺が対向するように複数のチルトコイル46、48をフォーカスコイル45の上方及び/または下方に位置させれば、ラジアルチルト方向Rにアクチュエータの可動部全体を動かせる。
このように、ラジアルチルト方向の駆動が可能にチルトコイル46、48を具備する場合、本発明の一実施形態形態による光ピックアップアクチュエータは3軸駆動のアクチュエータになる。
したがって、本発明の一実施形態形態による光ピックアップアクチュエータは高感度トラッキングを実現できる2軸駆動のアクチュエータとして使用しうるか、またはラジアルチルト方向の駆動が可能な3軸駆動のアクチュエータとして使用しうる。
以下、本発明による光ピックアップアクチュエータの他の実施形態形態について説明する。
本発明の他の実施形態形態による光ピックアップアクチュエータは本発明の一実施形態形態による光ピックアップアクチュエータと比較する時、磁気回路にのみ差があり、残りの構成には実質的な差がほとんどないので、以下では磁気回路のみを抜粋した一図面を参照で本発明の他の実施形態形態による光ピックアップアクチュエータを説明し、本発明の一実施形態形態による光ピックアップアクチュエータと実質的に同一機能をする部材に対する反復的な説明及び図示は可能な限り省略する。
図6は、本発明の他の実施形態形態による光ピックアップアクチュエータの磁気回路を示した斜視図であり、図7は、図6の磁気回路の配置関係を示した側面図である。
本発明の他の実施形態形態において、磁気回路はラジアル方向と平行したボビン31の両側面31a、31bと対向するようにベース33に設置される1対の磁石140と、前記ボビン31の周りに巻き取られたフォーカスコイル145と、前記磁石140と対向するボビン31の側面に設置される複数のトラッキングコイル147、149と、前記フォーカスコイル145と平行に巻き取られたチルトコイル146と、を含む。
前記1対の磁石140は、光情報保存媒体である光ディスクの接線方向にボビン31の両側面31a、31bに対向するようにベース33に設置される。1対の磁石140のうち1磁石はボビンの一側面31a、他の磁石はボビン31の他の側面31bと対向するようにベース33に設置される。
各磁石140は少なくとも一部領域がトラッキング方向Tに相互平行に配列された第1ないし第3磁石領域141、142、143を具備し、前記第1及び第3磁石領域141、143がそれぞれ中央に位置した第2磁石領域142と隣接し、第2磁石領域142と反対極性に着磁される。
本発明の他の実施形態形態において、前記磁石140は第3磁石領域143の一端部がトラッキング方向Tに延長されたブランチ形状であり、第2磁石領域142がそれに噛み合う形状になる3分極された構造を有しうる。
図6では、1対の磁石140がブランチ形状の磁石領域が接線方向軸に対して相互対称変換である位置関係に配置されるべきことを示すために、後述するような外側ヨークの図示を、便宜上省略したが、本実施形態形態の磁気回路は後述するような外側ヨークを具備することが望ましい。
本発明の他の実施形態形態において、フォーカスコイル145及びトラッキングコイル147、149と対向する第1ないし第3磁石領域141、142、143の部分Aはラジアル方向に相互平行に配列された構造をなし、第2磁石領域142の幅、フォーカスコイル145の有効コイルとして使われる辺の長さ及び第1ないし第3磁石領域141、142、143とトラッキングコイル147、149との配置関係は以前の実施形態形態の場合と実質的に同一としうる。
また、本発明の他の実施形態形態において、フォーカスコイル145及びトラッキングコイル147、149の配置及び巻取り構造は、図4及び図7の比較により分かるように、本発明の一実施形態形態の場合と実質的に同一であり、単にフォーカス方向に沿ったフォーカスコイル145及びトラッキングコイル147、149の設置位置のみ差を出すことができる。ここで、フォーカス方向に沿ったフォーカスコイル145及びトラッキングコイル147、149の設置高さが異なる理由は、チルトコイル146の設置位置の差に起因する。チルトコイル146の設置位置によってフォーカス方向に沿ったフォーカスコイル145及びトラッキングコイル147、149の設置位置は異なるものとしうる。
したがって、本発明の他の実施形態形態による光ピックアップアクチュエータは、本発明の一実施形態形態の場合と同一または類似にフォーカス感度をより良くでき、高感度トラッキング駆動を実現できる。
一方、図7では、第1磁石領域141は一字状であり、第3磁石領域143の下端部143aがトラッキング方向に延長されたブランチ形状であり、第2磁石領域142がそれに噛み合う形状で形成され、第3磁石領域143の延長部分143a及び第2磁石領域142と対向するようにフォーカスコイル145の下方に単一チルトコイル146が配置された例を示す。
図7のように、第3磁石領域143の下端部143aがトラッキング方向に延長されたブランチ形状である場合、単一チルトコイル146のチルト制御に使われる有効コイル部分のうち一部分146aは第2磁石領域142と対向し、残りの部分146bは前記第3磁石領域143の延長部分143aと対向するように、フォーカスコイル145の下方に位置する。
この時、チルトコイル146は、フォーカスコイル145と平行にボビン31の周りに取巻かれるので、磁石140と対向するチルトコイル146の2辺が有効コイルとして使われる。すなわち、チルトコイル146の2辺がボビン31の両側面31a、31bにそれぞれ配置された磁石140とそれぞれ対向する。
したがって、本発明の一実施形態形態ではチルトコイル46、48のほぼ1/4程度を有効コイルとして使用したが、本実施形態形態ではチルトコイル146のほぼ1/2程度を有効コイルとして使用できる。
したがって、本発明の一実施形態形態の場合とチルトコイルの全長が同一であるとする時、有効コイルとして使われるコイル長が本発明の一実施形態形態の場合より長くなるので、効率が増大してチルト制御感度をより良くしうる。
また、チルトコイル146をフォーカスコイル145と同じ構造で設置することによって、磁石140の磁束密度が大きい前面部にチルトコイル146の有効コイルが位置するので、高感度のチルト駆動を実現できる。
一方、本実施形態形態でチルト制御に関連した磁気回路部分は、前記チルトコイル146でチルト制御に使われる有効コイル部分のうち一部分146aが第2磁石領域142と対向し、残りの部分146bが第3磁石領域143の延長部分143aと対向して、チルトコイル146が位置する磁石140の部分が左右2分極になっている。
したがって、チルトコイル146の有効コイルとして使われる一辺に作用する磁束の方向は、一辺の両側で相互逆になり、相互反対の電磁気力が生成される。
すなわち、前記チルトコイル146に電流を印加すれば、図8Aに示すように、前記一部分146aに上方に電磁気力が作用し、前記残りの部分146bは下方に電磁気力が作用する。そして、チルトコイル146に印加する電流の方向を逆に変えれば、図8Bに示すように、前記一部分146aと残りの部分146bとに作用する電磁気力の方向が逆になる。したがって、ラジアルチルト方向にアクチュエータの可動部全体を動かせる。
このように、本実施形態では、ラジアルチルト駆動に使われる磁石部分(第3磁石領域143の延長部分143aとそれに合致する第2磁石領域142部分)が非対称である分極構造であるので、チルトコイル146の磁石140と対向するコイル部分をチルト駆動に全部使用できて、より高いチルト感度の具現が可能である。
以上では、図6及び図7を参照して、第3磁石領域143の下端付加トラッキング方向に延長され、それに合致するように第2磁石領域142が形成されたものと説明したが、それは単なる例示に過ぎない。
すなわち、本発明の他の実施形態による光ピックアップアクチュエータにおいて、第3磁石領域143は一字状であり、第1磁石領域141の下端付加トラッキング方向に延長されたブランチ形状であり、第2磁石領域142はそれに噛み合う形状としうる。この場合にも、チルトコイル146はフォーカスコイル145の下方に位置する。
また、第1または第3磁石領域141、143の上端部をトラッキング方向に延長されたブランチ形状で形成し、第2磁石領域142をそれに噛み合う形状で形成することもある。この場合、チルトコイル146はフォーカスコイル145の上方に位置する。
また、第1及び第3磁石領域141、143のうち何れか1磁石領域の上端部と他の磁石領域の下端部とをトラッキング方向に延長されたブランチ形状で形成し、第2磁石領域142をそれに噛み合う形状で形成し、チルトコイル146をフォーカスコイル145の上方及び下方にそれぞれ位置させることも可能である。
このように、前記磁石140は前記第1及び第3磁石領域141、143のうち少なくとも1つの一端部がトラッキング方向に延長されたブランチ形状である多様な構造で変形でき、チルトコイル146はフォーカスコイル145と実質的に同じ巻取り構造を有し、フォーカスコイル145の上方及び/または下方に位置する。
このような、磁石140の多様な変形及びそれに対応するチルトコイル146の配置は、図6及び図7の図示から十分に類推できるものであり、ラジアルチルト駆動原理も実質的に相互同一なので、これに対する図示及びより詳細なる説明は省略する。
図6及び図7を参照して説明したような磁気回路を具備した本発明の他の実施形態による光ピックアップアクチュエータは、フォーカス感度が大きく改善され、高感度トラッキングの具現が可能であるだけではなく、高感度チルトの具現も可能である。
図9は、本発明のさらに他の実施形態による光ピックアップアクチュエータの磁気回路を示した斜視図であり、図10は、図9の一部分のみを抜粋して示した斜視図であり、図11は、図9の磁気回路の配置関係を示した側面図である。
本発明のさらに他の実施形態において、磁気回路はラジアル方向と平行したボビン31の両側面31a、31bと対向するようにベース33に設置される1対の磁石240と、前記ボビン31の周りに巻き取られたフォーカスコイル245と、前記磁石240と対向するボビン31の側面に設置される複数のトラッキングコイル247、249と、前記トラッキングコイル247、249と同様にボビン31の側面に設置された複数のチルトコイル246、248と、を含む。
前記1対の磁石240は、光情報保存媒体である光ディスクの接線方向にボビン31の両側面31a、31bに対向するようにベース33に設置される。1対の磁石240のうち1磁石はボビン31の一側面31a、他の磁石はボビン31の他の側面31bと対向するようにベース33に設置される。
各磁石240は少なくとも一部領域がトラッキング方向Tに相互平行に配列された第1ないし第3磁石領域241、242、243を具備し、前記第1及び第3磁石領域241、243がそれぞれ中央に位置した第2磁石領域242と隣接し、第2磁石領域242と反対極性に着磁される。
図11を参照すれば、本発明のさらに他の実施形態において、前記第1及び第3磁石領域241、243を含む単一磁石領域244は正方形のU字形または逆U字形構造をなす。図11では、単一磁石領域244を第1及び第3磁石領域241、243に区分するために便宜上、点線Lを使用した。
ここで、前記第1及び第3磁石領域241、243はそれぞれL字形及び逆L字形をなし、第1及び第3磁石領域241、243の一端部が相互隣接して、全体がU字形または逆U字形構造をなすようになったことも可能である。
本発明のさらに他の実施形態においても、フォーカスコイル245及びトラッキングコイル247、249と対向する第1ないし第3磁石領域241、242、243部分Bは、ラジアル方向に相互平行に配列された構造をなし、第2磁石領域242の幅、フォーカスコイル245の有効コイルとして使われる辺の長さ及び第1ないし第3磁石領域241、242、243とトラッキングコイル247、249との配置関係は前記実施形態の場合と実質的に同一である。これは第1及び第3磁石領域241、243を含む磁石領域が単一磁石領域244よりなる場合にも同様である。
また、本発明のさらに他の実施形態においても、フォーカスコイル245及びトラッキングコイル247、249の配置及び巻取り構造は図7及び図11の比較により分かるように、本発明の他の実施形態の場合と実質的に同一であり、フォーカス方向に沿ったフォーカスコイル245及びトラッキングコイル247、249の設置位置を本発明の他の実施形態の場合と同一にできる。
したがって、本発明のさらに他の実施形態による光ピックアップアクチュエータは、本発明の前記実施形態の場合と同一または類似するようにフォーカス感度をより良くでき、高感度トラッキングを実現できる。
一方、前記複数のチルトコイル246、248はトラッキングコイル247、249と平行した巻取り構造を有する。図10及び図11では、4個のチルトコイル246、248が使われ、1対のチルトコイル246、248が各磁石240と対向するように配置された例を示す。必要に応じて、チルトコイル246、248の数は変更しうる。
図10及び図11では、4個のチルトコイル246、248としてバルク型コイルを使用した例を示すが、その代りにチルトコイル246、248として微細パターンコイルを使用することもできる。
本実施形態において、チルトコイル246、248はその上、下方の2辺が有効コイルとして使われる。チルトコイル246、248はその上方側の第1弁246a、248aは第2磁石領域242と対向し、下方側の第2弁246b、248bは単一磁石領域244と対向するように配置される。
1チルトコイル246、248内で第1弁246a、248aと第2弁246b、248bには相互反対方向の磁束が影響を及ぼすが、第1弁246a、248aに流れる電流の方向と第2弁246b、248bに流れる電流の方向とが反対となる。したがって、チルトコイル246の第1及び第2弁246a、246bは同じ方向に電磁気力を受ける。また、チルトコイル248の第1及び第2弁248a、248bは同じ方向に電磁気力を受ける。
したがって、各磁石240と対向する1対のチルトコイル246、248に相互反対の電流信号を印加すれば、1対のチルトコイル246、248のうち1チルトコイルは上方に電磁気力を受け、他のチルトコイルは下方に電磁気力を受ける。また、電流の極性を変えれば、電磁気力が逆に作用する。
したがって、ラジアルチルト方向にアクチュエータ可動部の全体を動かせる。
このように、本実施形態では、チルトコイル246、248が位置する部分では磁石240を上、下の2分極にし、チルトコイル246、248の2辺を有効コイルとして使用するので、チルトコイルの効率を2倍に高めうる。したがって、高感度チルト駆動を実現できる。
また、磁石240の磁束密度の大きい前面部にチルトコイル246、248が位置するので、高感度のチルト駆動を実現できる。
一方、前記のような構造の磁気回路の場合には、トラッキング感度をより高くする時には、トラッキングコイル247、249がチルトコイル246、248より磁石240と近くなるように、トラッキングコイル247、249をチルトコイル246、248の外側に位置づけうる。
また、チルト制御感度をより高くする時には、チルトコイル246、248がトラッキングコイル247、249より磁石240と近くなるように、チルトコイル246、248をトラッキングコイル247、249の外側に位置づけうる。
一方、以上で説明したような本発明の実施形態による光ピックアップアクチュエータで、磁石40、140、240は面分極磁石であることが望ましいが、このような面分極磁石は、着磁コイルに電流を流して周辺に磁束を形成して着磁させる過程を通じて形成される。
本発明において、前記磁石40、140、240は着磁コイルが閉ループをなす閉ループ着磁方式により形成することが望ましい。このように閉ループ着磁方式を利用すれば、2つまたはそれ以上の磁石領域を同時に着磁させるだけではなく、相異なる方向に隣接して着磁される複数の磁石領域がほぼ類似した強度の磁束を発生しうる。
このような、閉ループ着磁方式を利用して、前記磁石40、140、240を形成すれば、第1ないし第3磁石領域は同時に着磁しうる。また、第1及び第3磁石領域で発生した磁束の強度が第2磁石領域で発生した磁束の強度とほぼ類似するようにできる。
したがって、フォーカス制御を考慮して、第2磁石領域で十分な強度の磁束が発生するように磁石を着磁させることが当然であることを考慮する時、トラッキングコイルの両辺に作用する磁束の強度が何れも強くなるので、より良いトラッキング感度を得られる。また、本発明のさらに他の実施形態のように、チルト制御に第1及び第3磁石領域(または、単一磁石領域)及び第2磁石領域を何れも利用する場合には、チルトコイルの上、下の両辺に作用する磁束の強度が何れも強くなるので、より良いチルト感度を得られる。
一方、以上で説明したような本発明の実施形態による光ピックアップアクチュエータは、図2、図3、図6及び図9に示すように、ベース11に形成された1対の外側ヨーク39をさらに具備することが望ましい。前記外側ヨーク39はベース33に形成される。前記磁石40、140、240はその外側ヨーク39に設置される。
前記のような本発明の実施形態による光ピックアップアクチュエータは、2面使用の磁気回路に該当する構造である。それは本発明による光ピックアップアクチュエータがボビン31の4つの側面のうち2個の側面31a、31bのみを磁気回路を配置するのに使用するためである。それとは別に、図1を参照で説明した従来の光ピックアップアクチュエータは、ボビン31の4つの側面の全てを磁気回路を配置するのに使用する。
前記のような2面使用の磁気回路を具備する本発明による光ピックアップアクチュエータは、4面使用の磁気回路を具備する従来の光ピックアップアクチュエータに比べて次のような付加的な利点がある。
従来の光ピックアップアクチュエータは、コイルをボビンの4つの側面に設置し、総4個の独立した磁石がボビンの4つの側面と対向するようにベースに配置される4面使用の磁気回路を具備する構造であって、独立した磁石を4個も必要とするので、製造コストが高いのに比べて、本発明の2面使用の磁気回路を具備した光ピックアップアクチュエータは独立した磁石を2個のみ必要とするので、製造コストを大幅に低減しうる。
また、従来のチルト駆動光ピックアップアクチュエータは、ボビンの4つの面に対向するように磁石が位置し、それに対応してトラッキングコイル及びチルトコイルもボビンの4つの面にそれぞれ位置するので、コイル間配線が複雑である一方、本発明の2面使用の磁気回路を具備した光ピックアップアクチュエータはコイル間配線がより簡略化しうる。
一方、以上では本発明による光ピックアップアクチュエータが2面使用の磁気回路を具備する場合を例に挙げて説明及び図示したが、本発明による光ピックアップアクチュエータが必ずしもそれに限定されるものではない。
すなわち、本発明による光ピックアップアクチュエータは、前記実施形態で説明した磁石40、140、240のうち何れか1つを具備し、残りの構成は多様に変形しうる。
例えば、本発明による光ピックアップアクチュエータは、図1に示す従来の光ピックアップアクチュエータと同様に、チルト駆動用の磁気回路を別途に具備する4面使用の磁気回路を具備することもできる。
図12を参照すれば、本発明のさらに他の実施形態による光ピックアップアクチュエータは、対物レンズ30が搭載されるボビン31と、前記ボビン31をはじめとする可動部全体をベース33に対してフォーカス方向F及びトラッキング方向Tに動かせるように一端部がボビン31に結合され、他端部がベース33に備えられたホルダ35に固定した複数のサスペンション37と、前記可動部を駆動するための4面使用の磁気回路と、を含んで構成される。
可動部全体をベースに対して支持するサスペンション37は4個備わる。図12ではチルト方向の駆動のための電流印加通路として使われるワイヤの図示は省略した。
前記磁気回路は、前記ボビン31の外周面に設置されて前記対物レンズ30をフォーカス方向に駆動するフォーカスコイル345と、光ディスクの接線方向にボビン31の両側面にそれぞれ1対ずつ設置されるトラッキングコイル347、349と、光ディスクのラジアル方向にボビン31の両側面に設置される1対のチルトコイル346、348と、前記フォーカスコイル345、トラッキングコイル347、349及びチルトコイル346、348に流れる電流との相互作用で前記可動部を駆動させるための電磁気力を発生させる磁石340、350及びヨーク39、339、359を含んで構成される。光ディスクの接線方向にボビン31の両側面に対向して配置された磁石340はフォーカシング及びトラッキング駆動に使われる磁石であり、光ディスクのラジアル方向にボビン31の両側面に対向して配置された磁石350はチルト駆動に使われる磁石である。
前記ヨーク39、359にはそれぞれフォーカス及びトラッキング駆動用磁石340とチルト駆動用磁石350とが設置される。
ヨーク39とヨーク339とはそれぞれフォーカス及びトラッキング駆動用磁束をガイドするための外側ヨーク及び内側ヨークである。ヨーク359は、チルト駆動用磁束をガイドするための外側ヨークである。
本実施形態において、フォーカシング及びトラッキング制御のための磁気回路部分の実質的な構成は前記本発明の実施形態と同一であり、チルト駆動のための磁気回路部分の構成のみ差が出る。
図12では、前記磁石340として本発明の一実施形態での磁石40を使用した例を示す。
この磁石340としては本発明の他の実施形態、またはさらに他の実施形態での磁石140、240を具備することもできるが、このような場合の光ピックアップアクチュエータの構造は前記から十分に類推できるので、その図示を省略する。
また、前記磁石340として前記磁石40、140、240のうち何れか1つを具備する場合、フォーカスコイル345及びトラッキングコイル347、349の構造及び配置と磁石340との関係、フォーカシング及びトラッキング駆動原理は前記実施形態の場合と実質的に同一である。したがって、フォーカシング及びトラッキング駆動原理についての反復的な説明は省略する。
一方、1対のチルトコイル346、348に相互反対方向に電磁気力が作用するようにそれぞれ電流を印加すれば、可動部は、ラジアルチルト方向Rに動く。すなわち、ボビン31に搭載された対物レンズ30がラジアルチルト方向Rに動く。
ここで、前記チルト駆動用磁石350は、上下の磁石領域の着磁方向が相互反対である2分極磁石であり、チルトコイル346、348の上方に位置した辺及び下方に位置した辺が両方とも有効チルトコイルとして使われる。この時、前記チルト駆動用磁石350も面分極磁石であり、閉ループ着磁方式により着磁されることが望ましい。
図12に示すような本発明のさらに他の実施形態による光ピックアップアクチュエータは、4面使用である短所があるが、フォーカシング及びトラッキング制御のための磁気回路部分の構成は前記実施形態と同一なので、前記実施形態でのようにフォーカス感度をより良くでき、高感度トラッキングを実現できる。
図13は、本発明による光ピックアップアクチュエータを採用した光記録及び/または再生機器の構成を概略的に示した図面である。
図13を参照すれば、光記録及び/または再生機器は光情報保存媒体、例えば光ディスクDを回転させるためのスピンドルモーター455と、前記光ディスクDの半径方向に移動可能に設置されて光ディスクに/から情報を記録及び/または再生する光ピックアップ450と、スピンドルモーター455と光ピックアップ450とを駆動するための駆動部457と、光ピックアップ450のフォーカス、トラッキング及び/またはチルトサーボを制御するための制御部459と、を含む。ここで、452はターンテーブル、453は光ディスクDをチャッキングするためのクランプを示す。
光ピックアップ450は光源から出射された光を光ディスクDに集束させる対物レンズ30を含む光ピックアップ光学系と、この対物レンズ30を駆動するための光ピックアップアクチュエータと、を含む。前記光ピックアップアクチュエータとしては前記本発明の多様な実施形態による光ピックアップアクチュエータのうち何れか1つを具備する。
光ディスクDから反射された光は光ピックアップ450に備えられた光検出器を通じて検出されて光電変換されて電気的信号に変わり、この電気的信号は駆動部457を通じて制御部459に入力される。前記駆動部457はスピンドルモーター455の回転速度を制御し、入力された信号を増幅させ、光ピックアップ450を駆動する。前記制御部459は駆動部457から入力された信号に基づいて調節されたフォーカスサーボ、トラッキングサーボ及び/またはチルトサーボ命令をさらに駆動部457に送り、光ピックアップ450のフォーカシング、トラッキング及び/またはチルトサーボ動作を具現させる。
本発明による光ピックアップアクチュエータは、光ディスクドライブに光ピックアップの対物レンズを駆動するために適用されうる。
従来の光ピックアップアクチュエータの一例を概略的に示した平面図である。 本発明の望ましい一実施形態による光ピックアップアクチュエータを概略的に示した斜視図である。 図2の磁気回路のみを抜粋して示した斜視図である。 図2の磁気回路の配置関係を示した側面図である。 図2の磁気回路の配置関係を示した平面図である。 本発明の他の実施形態による光ピックアップアクチュエータの磁気回路を示した斜視図である。 図6の磁気回路の配置関係を示した側面図である。 図6の磁気回路でのチルト駆動原理を説明する図面である。 図6の磁気回路でのチルト駆動原理を説明する図面である。 本発明のさらに他の実施形態による光ピックアップアクチュエータの磁気回路を示した斜視図である。 図9の一部分のみを抜粋して示した斜視図である。 図9の磁気回路の配置関係を示した側面図である。 本発明のさらに他の実施形態による光ピックアップアクチュエータの磁気回路を示した斜視図である。 本発明による光ピックアップアクチュエータを採用した光記録及び/または再生機器の構成を概略的に示した図面である。
符号の説明
30 対物レンズ
31 ボビン
31a、31b ボビンの両側面
33 ベース
35 ホルダ
37 サスペンション
39 外側ヨーク
40 磁石
41、42、43 第1〜第3磁石領域
45 フォーカスコイル
45a、45b コイル部分
46、48 チルトコイル
46a チルトコイルの一辺
47、49 トラッキングコイル
47a 左側コイル部分
47b 右側コイル部分
48a チルトコイルの一辺
49a、49b コイル部分
140 一対の磁石
141、142、143 第1〜第3磁石領域
143a 第3磁石領域の下端部(延長部分)
145 フォーカスコイル
146 チルトコイル
146a 有効コイル部分のうちの一部分
146b 残りの部分
147、149 トラッキングコイル
240 一対の磁石
241、242、243 第1〜第3磁石領域
244 単一磁石領域
245 フォーカスコイル
246、248 チルトコイル
246a、248b 第1弁
246b、248b 第2弁
247、249 トラッキングコイル
A、B 第1〜第3磁石領域の部分
F フォーカス方向
L 点線
N N極
ラジアルチルト方向
S S極
T トラッキング方向

Claims (26)

  1. ボビンの両側面と対向し、第1極性を有する中間領域と前記第1極性と反対の第2極性を有する側面領域を有する1対の磁石と、
    前記磁石と対向するボビンの側面に配置され、それぞれが2つの有効コイル部分を有し、前記2つの有効コイル部分のうち1つは前記磁石の中間領域と対向し、残りの有効コイル部分は前記磁石の側面領域のうち1つと対向する複数のトラッキングコイルと、を含むことを特徴とするディスクドライブのための光ピックアップアクチュエータ。
  2. 前記磁石の領域はそれぞれディスクドライブのラジアル方向に沿う前記中間領域の相互反対側に位置した前記側面領域と共に長方形になることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  3. 前記磁石が搭載されるベースと、
    前記ボビンに搭載される対物レンズと、
    前記ボビンをベースに対して移動可動に支持するサスペンションと、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  4. 前記ボビンの周りに巻き取られ、前記磁石の中間領域とそれぞれ対向する2つの有効コイル部分を有するフォーカスコイルをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  5. 前記フォーカスコイルの各有効コイル部分の幅は前記磁石の中間領域の幅とほぼ同じであることを特徴とする請求項4に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  6. 前記フォーカスコイルと平行に前記フォーカスコイルの上方及び/または下方に位置するように取巻かれており、それぞれが前記磁石の中間領域と対向する有効コイル部分を有する複数のチルトコイルをさらに具備することを特徴とする請求項4に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  7. 前記磁石の側面領域のうち少なくとも1つは前記磁石の中間領域と噛み合う、延長されたブランチ部分を有することを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  8. 前記ボビンに巻き取られ、前記延びたブランチ部分と対向する第1有効コイル部分と、
    前記延長されたブランチ部分と隣接する前記中間領域と対向する第2有効コイル部分を有するチルトコイルと、をさらに具備することを特徴とする請求項7に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  9. 前記側面領域それぞれは、U字型構造の共通領域を形成するように結合される延長されたブランチ領域を有することを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  10. 前記磁石と対向するボビンの側面に配置され、それぞれが2つの有効コイル部分を有する複数のチルトコイルをさらに具備し、
    前記2つの有効コイル部分のうち1つは前記磁石の中間領域と対向し、残りの有効コイル部分は前記磁石のU字型構造の共通領域と対向することを特徴とする請求項9に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  11. 前記チルトコイルは前記磁石と対向するボビンの側面に前記磁石に前記トラッキングコイルよりさらに近く位置することを特徴とする請求項10に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  12. 前記チルトコイルは前記磁石と対向するボビンの側面に前記磁石から前記トラッキングコイルよりさらに遠く位置することを特徴とする請求項10に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  13. 前記ボビンの他の両側面と対向して位置する1対のチルト駆動用磁石と、
    前記ボビンの他の両側面に配置され、前記チルト駆動用磁石と相互作用するように有効コイル部分を有する1対のチルトコイルと、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  14. 光情報保存媒体に/から情報を記録及び/または再生する光ピックアップと、
    前記光ピックアップの移動を制御するサーボと、
    前記サーボにより制御することによって前記光ピックアップを動かす光ピックアップアクチュエータと、を具備し、
    前記光ピックアップアクチュエータは、
    ボビンの両側面と対向し、第1極性を有する中間領域と前記第1極性と反対の第2極性を有する側面領域を有する1対の磁石と、
    前記磁石と対向するボビンの側面に配置され、それぞれが2つの有効コイル部分を有し、前記2つの有効コイル部分のうち1つは前記磁石の中間領域と対向し、残りの有効コイル部分は前記磁石の側面領域のうち1つと対向する複数のトラッキングコイルと、を含むことを特徴とする光記録及び/または再生機器。
  15. 前記磁石の領域はそれぞれディスクドライブの半径方向に沿う前記中間領域の相互反対側に位置した前記側面領域と共に長方形になることを特徴とする請求項14に記載の光記録及び/または再生機器。
  16. 前記磁石が搭載されるベースと、
    前記ボビンに搭載される対物レンズと、
    前記ボビンをベースに対して移動可動に支持するサスペンションと、をさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の光記録及び/または再生機器。
  17. 前記ボビンの周りに巻き取られ、前記磁石の中間領域とそれぞれ対向する2つの有効コイル部分を有するフォーカスコイルをさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の光記録及び/または再生機器。
  18. 前記フォーカスコイルの各有効コイル部分の幅は前記磁石の中間領域の幅とほぼ同じであることを特徴とする請求項17に記載の光記録及び/または再生機器。
  19. 前記フォーカスコイルと平行に前記フォーカスコイルの上方及び/または下方に位置するように取巻かれており、それぞれが前記磁石の中間領域と対向する有効コイル部分を有する複数のチルトコイルをさらに具備することを特徴とする請求項17に記載の光記録及び/または再生機器。
  20. 前記磁石の側面領域のうち少なくとも1つは前記磁石の中間領域と噛み合う、延びたブランチ部分を有することを特徴とする請求項14に記載の光記録及び/または再生機器。
  21. 前記ボビンに巻き取られ、前記延びたブランチ部分と対向する第1有効コイル部分と、
    前記延長されたブランチ部分と隣接する前記中間領域と対向する第2有効コイル部分を有するチルトコイルと、をさらに具備することを特徴とする請求項20に記載の光記録及び/または再生機器。
  22. 前記側面領域それぞれはU字型構造の共通領域を形成するように結合される、延長されたブランチ領域を有することを特徴とする請求項14に記載の光記録及び/または再生機器。
  23. 前記磁石と対向するボビンの側面に配置され、それぞれが2つの有効コイル部分を有する複数のチルトコイルをさらに具備し、
    前記2つの有効コイル部分のうち1つは前記磁石の中間領域と対向し、残りの有効コイル部分は前記磁石のU字型構造の共通領域と対向することを特徴とする請求項22に記載の光記録及び/または再生機器。
  24. 前記チルトコイルは前記磁石と対向するボビンの側面に前記磁石に前記トラッキングコイルよりさらに近く位置することを特徴とする請求項23に記載の光記録及び/または再生機器。
  25. 前記チルトコイルは前記磁石と対向するボビンの側面に前記磁石から前記トラッキングコイルよりさらに遠く位置することを特徴とする請求項23に記載の光記録及び/または再生機器。
  26. 前記ボビンの他の両側面と対向して位置する1対のチルト駆動用磁石と、
    前記ボビンの他の両側面に配置され、前記チルト駆動用磁石と相互作用するように有効コイル部分を有する1対のチルトコイルと、をさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の光記録及び/または再生機器。
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