JP2004164841A - 磁気回路及びこれを採用した光ピックアップアクチュエータ、並びに光記録及び/または再生機器 - Google Patents

磁気回路及びこれを採用した光ピックアップアクチュエータ、並びに光記録及び/または再生機器 Download PDF

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【課題】 磁気回路及びこれを採用した光ピックアップアクチュエータ、並びに光記録及び/または再生機器を提供する。
【解決手段】 相互隣接して位置して相反する分極配列を有する第1及び第2磁石部と、前記第1及び第2磁石部により少なくとも2辺が取り囲まれるように前記第1及び第2磁石部と各々隣接して備えられ、前記第1及び第2磁石部とは相反する分極配列を有する第3及び第4磁石部と、を含む分極構造を有する磁石31と、トラッキング方向への駆動力を発生させるために前記第1及び第2磁石部と相互作用するトラッキングコイル32と、フォーカス方向を含んで前記フォーカス方向及びチルト方向のうち少なくとも一方向に駆動力を発生させるために、前記第1及び第3磁石部と相互作用する第1フォーカス/チルトコイル33と、前記第2及び第4磁石部と相互作用する第2フォーカス/チルトコイル35と、を含む磁気回路である。
【選択図】 図2

Description

本発明はトラッキング駆動の性能を確保しつつも薄型化可能な改善された構造の磁気回路及びこれを採用した光ピックアップアクチュエータ、並びに光記録及び/または再生機器に関する。
一般に、光ピックアップは光記録/再生装置に採用されて記録媒体である光ディスクの半径方向に移動しつつ非接触式に光ディスクに対して情報の記録及び/または再生を行う装置である。
このような光ピックアップは光源から出射された光が光ディスク上の正しい位置に光スポットとして形成さるべく対物レンズをトラッキング方向、フォーカス方向及び/またはチルト方向に駆動するアクチュエータを必要とする。ここで、トラッキング方向駆動は光スポットがトラック中心に形成さるべく対物レンズを光ディスクの半径方向に調整することをいう。
一般の光ピックアップアクチュエータはベースに動き自在に設けられたボビンと、前記ボビンが前記ベースに対して動き自在に支持するサスペンションワイヤーと、前記ボビン及びベースに相互対向して位置される磁気回路と、を含む構成を有する。
このような光ピックアップアクチュエータはトラッキング方向とフォーカス方向駆動、すなわち、2軸駆動が基本である。また、光記録再生装置は高密度化を要求するだけでなく、次第に小型化、軽量化されていく趨勢である。
高密度化のために光ピックアップアクチュエータは既存の2軸駆動以外にもチルト方向駆動を含む3軸、4軸駆動を必要とする。すなわち、最近には高密度化のために対物レンズの開口数が高まり、光源の波長が短くなり、光ピックアップアクチュエータのチルトマージンが減少することによって、既存の2軸駆動に付加してチルト方向駆動までできる3軸駆動または4軸駆動光ピックアップアクチュエータが要求されている。3軸駆動は、フォーカス方向、トラッキング方向及びラジアルチルト方向駆動を意味し、4軸駆動はフォーカス方向、トラッキング方向、ラジアルチルト方向及びタンゼンシャルチルト方向駆動を意味する。光ピックアップアクチュエータを2軸、3軸または4軸駆動できるか否かは、磁気回路構成により決まる。
また、小型化のために光ピックアップアクチュエータの大きさ、特に、高さ部分のサイズ縮少が要求される。
図1は、従来の光ピックアップアクチュエータに採用される磁気回路の一例を示す図面である。図1に示されたような従来の磁気回路を適用すれば、3軸駆動が可能である。
図1を参照すれば、従来の磁気回路は全体が4分面に分けられてN極とS極とが適切に分配された4分極磁石1、第1及び第2フォーカスコイル3、5及び第1及び第2トラッキングコイル7、9よりなる。
前記第1及び第2フォーカスコイル3、5、第1及び第2トラッキングコイル7、9は光ピックアップアクチュエータの可動部、すなわち、ボビンの側面に位置し、前記4分極磁石1は前記フォーカス及びトラッキングコイル7、9に対向してベースに位置される。
図1に示されたように、y−z座標平面で第1ないし第4四分面に対応する前記磁石1の第1ないし第4分極1a、1b、1c、1dが各々、N極、S極、N極、S極とする時、第1フォーカスコイル3は第1及び第4分極1a、1dと相互作用し、第2フォーカスコイル5は第2及び第3分極1b、1cと相互作用する。そして、第1トラッキングコイル7は第1及び第2分極1a、1bと相互作用し、第2トラッキングコイル9は第3及び第4分極1c、1dと相互作用する。
前述したように構成された従来の磁気回路を利用すれば、光ピックアップアクチュエータの可動部を次の通りフォーカス方向、トラッキング方向及びチルト方向に駆動しうる。
第1及び第2フォーカスコイル3、5に逆時計回り方向、時計回り方向に電流が流れる時、第1及び第2フォーカスコイル3、5は+フォーカス方向(z軸方向)に力を受ける。そして、第1及び第2フォーカスコイル3、5に流れる電流の方向が反対になれば、第1及び第2フォーカスコイル3、5は−フォーカス方向(−z軸方向)に力を受ける。したがって、光ピックアップアクチュエータの可動部に位置した対物レンズをフォーカス方向に駆動しうる。
第1及び第2フォーカスコイル3、5に同じ方向(時計回り方向)に電流が印加されれば、第1フォーカスコイル3は、例えば、+フォーカス方向(z軸方向)、第2フォーカスコイル5は、例えば−フォーカス方向(−z軸方向)に力を受ける。そして、第1及び第2フォーカスコイル3、5に印加される電流の方向が各々反対に変われば、第1及び第2フォーカスコイル3、5は前記と反対に力を受ける。したがって、光ピックアップアクチュエータの可動部はチルト方向、例えばラジアルチルト方向に駆動され、可動部に位置した対物レンズのチルトを調節しうる。
第1及び第2トラッキングコイル7、9に時計回り方向、逆時計回り方向に電流が流れれば、第1及び第2トラッキングコイル7、9は左側方向(−y軸方向)に力を受ける。第1及び第2トラッキングコイル7、9に印加される電流の方向が各々反対になると、第1及び第2トラッキングコイル7、9は右側方向(y軸方向)に力を受ける。したがって、光ピックアップアクチュエータの可動部はトラッキング方向に駆動され、可動部に搭載されている対物レンズがトラックを正しく追従するように制御できる。
したがって、前述したような従来の磁気回路1対をアクチュエータの可動部両側に設置すれば、フォーカス、トラック及びラジアルチルト方向への3軸駆動が可能である。
ところが、前記のような構造よりなる従来の磁気回路は、3軸駆動のための磁石1の分極配置に起因し、フォーカス方向に配された第1及び第2トラッキングコイル7、9を備え、第1及び第2トラッキングコイル7、9間にある程度の離隔距離が必要なので、第1及び第2トラッキングコイル7、9のトラッキング方向への駆動に寄与する部分(図1の斜線部分)の有効コイル長が短くてトラッキング性能を確保するための薄型化(高さ部分サイズの縮少)が困り、薄型化すればトラッキング性能がかなり低下する構造的な短所がある。
本発明は前記問題点を改善するために案出されたものであって、トラッキング性能を確保しつつも薄型化可能にその構造が改善された磁気回路及びこれを採用した光ピックアップアクチュエータ、並びに光記録及び/または再生機器を提供するところにその目的がある。
前記目的を達成するための本発明に係る磁気回路は、相互隣接して位置して相反する分極配列を有する第1及び第2磁石部と、前記第1及び第2磁石部により少なくとも2辺が取り囲まれるように前記第1及び第2磁石部と各々隣接して備えられ、前記第1及び第2磁石部とは相反する分極配列を有する第3及び第4磁石部と、を含む分極構造を有する磁石と、トラッキング方向への駆動力を発生させるために前記第1及び第2磁石部と相互作用するトラッキングコイルと、フォーカス方向を含んで前記フォーカス方向及びチルト方向のうち少なくとも一方向に駆動力を発生させるために、前記第1及び第3磁石部と相互作用する第1フォーカス/チルトコイルと、前記第2及び第4磁石部と相互作用する第2フォーカス/チルトコイルと、を含むことを特徴とする。
本発明の一特徴によれば、前記第1及び第2磁石部はほぼ「・」形態とその対称形態に形成され、磁気回路は駆動中心を上方側に位置させようとする時に使用されうる。
本発明の他の特徴によれば、前記第1及び第2磁石部はほぼ「・」形態とその対称形態に形成され、磁気回路は駆動中心を下方側に位置させようとする時に使用されうる。
ここで、前記第1及び第3磁石部間の分極線と前記第2及び第4磁石部間の分極線とのフォーカス方向に沿う位置は変更されうる。
前記磁石は4分極の面分極磁石及び1対の2分極の面分極磁石がセットで配されてなったもののうち何れか1つであることが望ましい。
前記第1及び第2フォーカス/チルトコイルに印加される電流方向を制御し、2軸、3軸または4軸駆動用として選択的に使用されうる。
前記第1及び第2フォーカス/チルトコイル及びトラッキングコイルのうち少なくとも1本は微細類型コイルであることが望ましい。
前記目的を達成するための本発明に係る光ピックアップアクチュエータは、ベースと、対物レンズをホールドするボビンと、一端がベースの一側に位置したホルダーに固定され、他端がボビンの側面に固定され、前記ボビンを動き自在に支持する支持部材と、各々前記ボビンの相異なる側面に位置し、相互対向する1対の磁気回路と、を含み、前記磁気回路は、相互隣接して位置し、相反する分極配列を有する第1及び第2磁石部と、前記第1及び第2磁石部により少なくとも2辺が取り囲まれるように前記第1及び第2磁石部と各々隣接して備えられ、前記第1及び第2磁石部とは相反する分極配列を有する第3及び第4磁石部を含む分極構造を有する磁石と、トラッキング方向に駆動力を発生させるように前記第1及び第2磁石部と相互作用するトラッキングコイルと、フォーカス方向を含んで前記フォーカス方向及びチルト方向のうち少なくとも一方向に駆動するために、前記第1及び第3磁石部と相互作用する第1フォーカス/チルトコイルと、前記第2及び第4磁石部と相互作用する第2フォーカス/チルトコイルと、を含むことを特徴とする。
前記支持部材は前記ボビンの磁気回路が配される側面とは他側面に固定される。
前記第1及び第2フォーカス/チルトコイル及びトラッキングコイルを含むコイル及び前記磁石のうち何れか1つは前記ボビンの側面に設けられ、他の1つは前記ベースに設けられる。
前記目的を達成するための本発明は、対物レンズを駆動する光ピックアップアクチュエータを備え、ディスクの半径方向に移動自在に設けられてディスクに/から情報を記録/再生する光ピックアップと、フォーカスサーボ及びトラッキングサーボと、前記フォーカスサーボ及びトラッキングサーボを制御するための制御部と、を含むディスクのための光記録及び/または再生機器において、前記光ピックアップアクチュエータは、対物レンズをホールドするボビンと、一端が前記ベースの一側に位置したホルダーに固定され、他端が前記ボビンの側面に固定され、ボビンを動き自在に支持する支持部材と、各々が前記ボビンの相異なる側面に位置して相互対向する1対の磁気回路と、を含み、前記磁気回路は、相互隣接して位置して相反する分極配列を有する第1及び第2磁石部と、前記第1及び第2磁石部により少なくとも2辺が取り囲まれるように前記第1及び第2磁石部と各々隣接して備えられ、前記第1及び第2磁石部とは相反する分極配列を有する第3及び第4磁石部を含む分極構造を有する磁石と、トラッキング方向に駆動力を発生させるように前記第1及び第2磁石部と相互作用するトラッキングコイルと、フォーカス方向を含んで前記フォーカス方向及びチルト方向のうち少なくとも一方向に駆動力を発生させるように、前記第1及び第3磁石部と相互作用する第1フォーカス/チルトコイルと、前記第2及び第4磁石部と相互作用する第2フォーカス/チルトコイルと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、分極構造が改善された磁石、単一のトラッキングコイル、2つのフォーカス/トラッキングコイルを含む磁気回路により、所望のトラッキング性能を確保しつつも薄型化可能な光ピックアップアクチュエータ及びこれを採用した光記録及び/または機器を具現しうる。
また、磁束強度分布の非対称性を用いて、フォーカス方向に沿う分極線の位置を調整すれば、トラッキング感度をさらに向上でき、光ピックアップアクチュエータの状況によって本発明の一実施例及び他の実施例に係る磁気回路のうち何れか1つを選択して適用して駆動中心を変えれば、低減されたローリングを示す光ピックアップアクチュエータを具現しうる。
また、本発明によれば、磁気回路に入力される信号を制御することにより、2軸、3軸または4軸駆動ができ、かつ線形性に優れる。
以下、添付した図面に基づいて本発明を詳細に説明する。
図2は、本発明に係る磁気回路を採用した光ピックアップアクチュエータを概略的に示す部分分離斜視図である。図2において、Fはフォーカス方向、Tはトラッキング方向(ディスク型記録媒体の半径方向に対応)、Trはラジアルチルト方向、Ttはタンゼンシャルチルト方向を示す。
図2を参照すれば、本発明に係る光ピックアップアクチュエータは、ベース10に動き自在に設けられて対物レンズ14が搭載されるボビン15と、前記ボビン15がベース10に対して動き自在に一端がボビン15の側面15c、15dに固定され、他端がベース10上の一側に備えられたホルダー12に固定される支持部材16と、前記ボビン15の両側面15a、15b及びベース10に相互対向して設けられる1対の磁気回路を含んで構成される。
また、本発明に係る光ピックアップアクチュエータは、図2に示したように磁気回路の磁石31から発生された磁束をガイドするために磁石31が固設される外側ヨーク21及び/または内側ヨーク23をさらに備えるか、外側ヨーク21及び内側ヨーク23のうち何れか1つだけを備えられる。
前記支持部材16はボビン15の磁気回路が配される側面15a、15bとは他側面15c、15dに固定されることが望ましく、ワイヤー及び板バネのうち何れか1つよりなりうる。
図2は、本発明に係る光ピックアップアクチュエータが6本のワイヤーを備えた例を示す。この6本のワイヤーを全て支持部材16として使用するか、この中4本のワイヤーだけを支持部材16として使用しうる。
前記各磁気回路で本発明に係る磁気回路を使用すれば、2軸駆動、3軸駆動及び4軸駆動が全て可能なので、本発明に係る光ピックアップアクチュエータに備えられるワイヤーの数は本発明に係る光ピックアップアクチュエータを2軸、3軸及び4軸駆動のうち如何なる駆動用として使用するかによって変わる。ここで、2軸、3軸、4軸駆動の意味は前述したようなので、ここではその詳細な説明は省略する。
各磁気回路は、ボビン15をトラッキング方向に駆動するためのトラッキングコイル32と、ボビン15をフォーカス方向を含んでフォーカス方向及びチルト方向のうち少なくとも一方向に駆動するための第1及び第2フォーカス/チルトコイル33、35と、前記第1及び第2フォーカス/チルトコイル33、35及びトラッキングコイル32と対向すべく位置する磁石31または131(図7)を含む。
図2は、前記磁気回路として図3及び図4に示されたような本発明の一実施例に係る磁気回路を採用した例を示す。
前記磁気回路としては、図6及び図7に示されたような本発明の他の実施例に係る磁気回路を採用しても良い。すなわち、図2の光ピックアップアクチュエータに図4に示されたような磁石31の代りに図7に示されたような磁石131を備えることもできる。
一方、光記録及び/または再生機器でチルトはコマ収差を発生させてRF信号の劣化を誘発する。高密度化されるほど開口数の高まりと波長の減少とによってチルトマージンが減り、これによりコマ収差の発生でRF信号の劣化及びアクセス時間の低下に連結され、高速、高密度記録機器、特に、高倍速CD−RWの場合コマ収差の発生によって要求される光パワーを出せず、記録品質に劣る恐れがある。このために、高密度再生機器及び高速、高密度記録機器でチルト、特に、ラジアルチルトのAC成分(ローリング)に対する補償の要求が高まりつつある。
したがって、光記録及び/または再生機器が高倍速、高密度で進む状況で高感度は必須的であり、光ピックアップアクチュエータ自体のローリング低減が必要である。
本発明に係る光ピックアップアクチュエータは、磁気回路の非対称性を用いて、後述するように小型化が可能でかつ優秀なトラッキング感度を有し、磁気回路の磁石と本発明の一実施例に係る磁気回路での磁石31または本発明の他の実施例に係る磁気回路での磁石131を備えれば、自体のローリング低減が可能なので、高密度、高倍速への進行に十分に対応できる。本発明の一実施例及び他の実施例に係る磁気回路を選択的に使用してローリングを低減できる理由については後述する。
前記磁石31または131は、フォーカス/チルトコイル33、35及びトラッキングコイル32と相互作用し、フォーカス方向を含んでフォーカス方向及びチルト方向のうち少なくとも一方向及びトラッキング方向にボビン15を駆動できる分極構造を有する。
図3及び図4を参照すれば、本発明の一実施例に係る磁気回路において、磁石31は相互隣接して位置し、反対の分極配列を有する第1及び第2磁石部31a、31bと、前記第1及び第2磁石部31a、31bにより少なくとも2辺が取り囲まれるように前記第1及び第2磁石部31a、31bと各々隣接しており、前記第1及び第2磁石部31a、31bとは相反する分極配列を有する第3及び第4磁石部31c、31dを備える分極構造を有する。図3においてFはフォーカス方向、Tはトラッキング方向を示す。
前記磁石31は、図4に示されたように、前記第3及び第4磁石部31c、31dが前記第1及び第2磁石部31a、31bにより2辺が取り囲まれる。前記第1及び第2磁石部31a、31bはほぼ「・」形態及びそれと対称形態である。
図4において、IBは第2磁石部31bでのトラッキング制御に影響を及ぼす磁束の強度分布を示す。第1磁石部31aでのトラッキング制御に影響を及ぼす磁束の強度分布は前記第2磁石部31bでの磁束強度分布とほぼ対称であり、磁束の方向が相互反対である。
前記磁石31が図4に示されたような分極構造を有する時、前記トラッキングコイル32は第1及び第2磁石部31a、31bと相互作用し、第1フォーカス/チルトコイル33は第1及び第3磁石部31a、31cと相互作用し、第2フォーカス/チルトコイル35は第2及び第4磁石部31b、31dと相互作用する。
前記フォーカス/チルトコイル33、35及びトラッキングコイル32のうち少なくとも1つは微細類型コイルであることが望ましい。前記微細類型コイルはフィルム上にコイル形態をパターニングして製造されるものであって、薄くてアクチュエータの可動部の軽量化及びアクチュエータのコンパクト化に大きく寄与できる。図2は、前記第1及び第2フォーカス/チルトコイル33、35及びトラッキングコイル32が微細類型コイルよりなる例を示す。前記第1及び第2フォーカス/チルトコイル33、35及びトラッキングコイル32は単一フィルム上に微細類型コイル形態に形成されうる。
代案として、前記フォーカス/チルトコイル33、35及び/またはトラッキングコイル32として銅線を巻いて作ったバルクタイプのコイルを備えても良い。
図4のような分極構造の磁石31を備える本発明の一実施例に係る磁気回路はローリング改善のために駆動中心を上方に位置させる必要がある光ピックアップアクチュエータ用として適している。
前述したような本発明の一実施例に係る磁気回路は単一トラッキングコイル32を備えるので、従来のフォーカス方向に2つのトラッキングコイルを配した構造に比べて、トラッキング方向への駆動に寄与するトラッキングコイル32の有効コイル長を長くしうる。したがって、トラッキング性能をある程度保持しつつ、アクチュエータの高さ部分を低めた薄型のアクチュエータを具現しうる。
また、本発明の一実施例に係る磁気回路は磁石31の分極構造に起因する磁束強度分布の非対称性を用いてトラッキング感度をさらに向上させうる。
具体的に、前記磁石31が図4に示されたような分極構造を有するので、本発明の一実施例に係る磁気回路ではトラッキング制御に影響を及ぼす磁束強度分布IBを変化させ、トラッキング感度をより向上させるために、第1及び第3磁石部31a、31c間の分極線(nz:neutral zone)と第2及び第4磁石部31b、31d間の分極線nzのフォーカス方向に沿う位置を線形性を満足する範囲内で変更しうる。
図5に示されたように、本発明の一実施例に係る磁気回路はトラッキング制御に寄与する第1及び第2磁石部31a、31bにより発生した磁束の強度分布IBはフォーカス方向に上下非対称性を有し、分極線nzの位置を変更させれば、この非対称的な磁束の強度分布IBが変化する。したがって、分極線位置変更により磁束の強度を加減できる。これは第1及び第2磁石部31a、31bが「・」形態であり、それと隣接して第1及び第2磁石部31a、31bとは反対分極配列の第3及び第4磁石部31c、31dが配されているからである。
図5において、IBは第1及び第2磁石部31a、31bのフォーカス方向に沿う幅の中心に分極線nzが位置する時の磁束の強度分布を示す。IB+は第1及び第2磁石部31a、31bのフォーカス方向に沿う幅の中心で分極線nzの位置を下方に移動させた時の磁束の強度分布を示す。この場合、トラッキング制御に寄与する磁束の強度は分極線nzが幅の中心に位置する時より大きくなる。IB−は分極線nzの位置を上側に移動させた時の磁束強度分布を示す。この場合、トラッキング制御に寄与する磁束の強度は分極線nzが幅の中心に位置する時より小さくなる。
前記のように分極線nzの位置を変更させることによりトラッキング制御に影響を及ぼす磁束の強度を変更させうる。
前記のように、フォーカシング制御に対する所望の線形性を満足する範囲内でトラッキング制御に影響を及ぼす磁束の強度IBが最適化または最大化さるべく分極線nzの位置を変更すれば、トラッキング感度をさらに向上させうる。
本発明の一実施例に係る磁気回路において、分極線nzの位置は採用される光ピックアップアクチュエータの条件によって優秀なトラッキング感度を示すように決まる。ここで、分極線nzの位置を変更するということは磁石31の第1ないし第4磁石部31a、31b、31c、31dのフォーカス方向及びトラッキング方向に沿う辺の長さ及びそれによる形状及び面積が変化することを意味する。
一方、前記のような本発明の一実施例に係る磁気回路は線形性が優秀である。
すなわち、図2に示されたように、磁気回路をなす磁石31及びコイル32、33、35のうちコイル32、33、35が光ピックアップアクチュエータの可動部に設けられるならば、これに対向すべく磁石31はベース10に対して直立に設けられる。フォーカス及び/またはトラッキング制御のために光ピックアップアクチュエータを駆動すれば、コイル32、33、35は磁石31に対して相対的にフォーカス方向及び/またはトラッキング方向に動く。この際、本発明の一実施例に係る磁気回路の磁石31はフォーカス方向及びトラッキング方向に各々2分割されている構造であるために、同じ駆動電流に対して一定した距離だけ動ける線形区間が広くて線形性に優れる。
図6及び図7を参照すれば、本発明の他の実施例に係る磁気回路は本発明の一実施例に係る磁気回路と同一コイル構造を有し、磁石の分極構造に差がある。ここで、図3ないし図5と同じ参照符号は実質的に同じ部材を示す。
本発明の他の実施例において、磁石131は相互隣接して位置して反対の分極配列を有する第1及び第2磁石部131a、131bと、前記第1及び第2磁石部131a、131bにより少なくとも2辺が取り囲まれるように前記第1及び第2磁石部131a、131bと各々隣接しており、前記第1及び第2磁石部131a、131bとは相反する分極配列を有する第3及び第4磁石部131c、131dを備える分極構造を有する。
前記磁石131は、図7に示されたように、前記第3及び第4磁石部131c、131dが前記第1及び第2磁石部131a、131bにより二辺が取り囲まれ、前記第1及び第2磁石部131a、131bは「・」形態及びそれと対称形態を有する。
前記磁石131が図7のような分極構造を有する時、前記トラッキングコイル32は第1及び第2磁石部131a、131bと相互作用する。また、第1フォーカス/チルトコイル33は第1及び第3磁石部131a、131cと相互作用し、第2フォーカス/チルトコイル35は第2及び第4磁石部131b、131dと相互作用する。
図7のような分極構造の磁石131を備える本発明の他の実施例に係る磁気回路は駆動中心を下方に位置させる必要がある光ピックアップアクチュエータに適している。
本発明の他の実施例に係る磁気回路は駆動中心の差を除いては本発明の一実施例に係る磁気回路と同様に、トラッキング感度及び線形性に優れる。また、第1及び第3磁石部131a、131c間の分極線nzと第2及び第4磁石部131b、131d間の分極線nzのフォーカス方向に沿う位置はトラッキング感度をさらに向上させるようにフォーカシング制御に対する所望の線形性を満足する範囲内で変更されうる。本発明の他の実施例に係る磁気回路の作用効果については前述した本発明の一実施例に係る磁気回路の作用効果から十分に類推可能なので、これに関する説明は省略する。
一方、図3ないし図7には、地面上で磁石31、131の第1磁石部31a、131a、第2磁石部31b、131b、第3磁石部31c、131c及び第4磁石部31d、131dが各々N極、S極、S極、N極の分極を有する例が図示されている。この際、前記第1磁石部31a、131a、第2磁石部31b、131b、第3磁石部31c、131c及び第4磁石部31d、131dの底面は図面に示した分極と反対の分極を有する。
本発明に係る磁気回路において、前記磁石31、131としては、図4及び図7に示されたような分極構造を有する4極着磁された面分極磁石を備えることが望ましい。
代案として、本発明に係る磁気回路の磁石31、131は、1対の2極着磁された面分極磁石がセットで配されてなることもある。例えば、前記磁石31として第1及び第3磁石部31a、31cを備える構造の2極着磁された面分極磁石と、第2及び第4磁石部31b、31dを備える構造の2極着磁された面分極磁石セットをも備えられる。
前記磁石31、131として前述したような面分極磁石を備えれば、空隙磁束密度が向上して効率的である。
代案として、前記磁石31、131は、加工された磁石を図4及び図7に示されたような分極構造で配して得られることもできる。
図2ないし図7では、本発明の実施例に係る磁気回路の磁石31、131の第1ないし第4磁石部が相互隣接するものと示したが、これは例示的なものに過ぎない。すなわち、本発明の実施例に係る磁気回路の磁石31、131の第1ないし第4磁石部の間が所定間隔に離隔された構造よりなりえもする。
一方、図4に示された分極構造を有する磁石31と図7に示された分極構造を有する磁石131は磁束強度分布の非対称性が相反しているので、駆動中心が相異なる。
したがって、前記のような本発明に係る磁気回路によれば、採用される光ピックアップアクチュエータの状況により図4に示された分極構造を有する磁石31または図7に示された分極構造を有する磁石131を選択的に使用して駆動中心を変えられるので、光ピックアップアクチュエータでのローリング低減効果を達成しうる。
したがって、本発明に係る光ピックアップアクチュエータは磁気回路として前述したような構成を有する本発明の一実施例及び他の実施例に係る磁気回路のうち何れか1つを選択して使用してローリング低減効果を有するように構成されうる。
高密度、高倍速になるほどローリングを下げる必要があるが、本発明において、駆動中心を変更してローリング低減効果を達成可能な理由及び利点は次の通りである。
対物レンズが搭載された状態の光ピックアップアクチュエータの可動部の重心、支持中心、駆動中心などの相関関係がローリングに影響を及ぼす。
重心に影響を及ぼす要素としては、例えば、ボビン自体、対物レンズ、ハンダ、ボビンに設けられるコイル部材、PCB、その他に可動部にさらに搭載される光学素子などがある。支持中心に影響を及ぼす要素としては、支持部材として使われるワイヤー数、ワイヤーの線径、ワイヤーの長さなどがある。
量産段階に入る前に最適の条件の光ピックアップアクチュエータを製作するには、数回の修正過程を経ることになる。光ピックアップアクチュエータが低減されたローリング特性を有するように、修正過程中に重心及び/または支持中心を変えられもするが、重心に影響を及ぼす要素及び支持中心に影響を及ぼす要素に対する設計値を変化させようとすれば、他の要素の設計事項の変更を同伴しなければならないので、ローリング改善のために重心及び/または支持中心を変更するのには難点がある。
すなわち、光ピックアップアクチュエータの製作時に修正過程でのローリング低減のための重心及び支持中心の変更は考慮しにくい。
本発明の一実施例に係る磁気回路は駆動中心を上方に位置させることができて望ましく、本発明の他の実施例に係る磁気回路は駆動中心を下方に位置させうる。
したがって、本発明の一実施例及び他の実施例に係る磁気回路を選択的に使用することによって、駆動中心が上方または下方に位置すべく容易に変更可能なので、光ピックアップアクチュエータの全体的な条件を考慮し、本発明の実施例に係る磁気回路のうち何れか1つを使用すれば、低減されたローリング特性を有する光ピックアップアクチュエータを製作しうる。
例えば、高倍速のDVD再生及びCD記録、再生のための互換型光記録及び/または再生機器に使われる光ピックアップアクチュエータの場合、対物レンズが大きいために重心が上方に位置する。したがって、この場合には本発明の他の実施例に係る磁気回路を適用し、駆動中心を重心より下方に位置させれば、ローリングを許容可能な程度以内に低められる。
DVD再生及びCD記録、再生のための互換型でありつつチルト制御までも可能な光記録及び/または再生機器に使われる光ピックアップアクチュエータは6本のワイヤーを使用して支持中心がチルト制御を行わない場合に比べて下方に位置し、重心が支持中心より下方に位置する。また、DVD記録、再生及びCD記録及び/または再生のための互換型光記録及び/または再生機器、すなわち、DVD−RAMを記録、再生できる互換型光記録及び/または再生機器に使われる光ピックアップアクチュエータの場合にも重心が下方に位置する。したがって、これら場合には本発明の一実施例に係る磁気回路を適用し、駆動中心を上側に位置させれば、ローリングを許容可能な程度以内に低められる。
前記のように、本発明によれば、採用される光ピックアップアクチュエータの状況により図4に示された分極構造を有する磁石または図7に示された分極構造を有する磁石を選択的に使用して駆動中心だけを変えることによってもローリングを低められる。
以下、本発明に係る光ピックアップアクチュエータの動作を磁気回路として図3ないし図5に基づいて説明した本発明の一実施例に係る磁気回路を適用した場合を例として説明する。図8Aないし図10Bは、T−F(トラッキング方向−フォーカス方向)座標平面で磁石31の第1ないし第4磁石部31a、31b、31c、31dの分極が各々N極、S極、S極、N極であり、トラッキングコイル32、第1及び第2フォーカス/チルトコイル33、35がアクチュエータの可動部に設けられる場合に関するものである。
本発明に係る光ピックアップアクチュエータは図8Aないし図10Bに示されたような原理により、可動部のボビン15に搭載される対物レンズ14をトラッキング方向、フォーカス方向、チルト方向に駆動する。すなわち、本発明に係る光ピックアップアクチュエータは可動部のボビン15に搭載される対物レンズ14を2軸、3軸または4軸駆動する。
図8A及び図8Bは、本発明に係る光ピックアップアクチュエータが可動部をトラッキング方向に駆動する原理を示す。
図8Aに示されたように、トラッキングコイル32に逆時計回り方向に電流が流れれば、トラッキングコイル32には右側(+T方向)に磁気力Fが作用する。逆に、図8Bに示されたように、トラッキングコイル32に時計回り方向に電流が流れれば、トラッキングコイル32には左側(−T方向)に磁気力Ftが作用する。
このように、トラッキングコイル32に電流が印加される方向によって、本発明に係る光ピックアップアクチュエータの可動部には左右に磁気力が作用し、これにより可動部はトラッキング方向に動く。したがって、トラッキングコイル32に電流を印加する方向を適切に制御することによって、可動部に搭載されている対物レンズ14が正しいトラック位置(トラック中心)を追って行けるようになる。
この際、本発明に係る光ピックアップアクチュエータの磁気回路は単一トラッキングコイル32を備えるので、図8A及び図8Bの斜線部分のように、従来のフォーカス方向に2つのトラッキングコイルを配した構造に比べて、トラッキング方向への駆動に寄与するトラッキングコイル32の有効コイル長を長くしうる。したがって、所望のトラッキング性能を確保しつつ、アクチュエータの高さ部分を低めてアクチュエータの薄型化が可能となる。
図9A及び図9Bは、本発明に係る光ピックアップアクチュエータが可動部をフォーカス方向に駆動する原理を示す。
図9Aに示されたように、第1フォーカス/チルトコイル33に時計回り方向に電流が流れ、高さ方向に上方に位置した第2フォーカス/チルトコイル35に逆時計回り方向に電流が流れれば、第1フォーカス/チルトコイル33及び第2フォーカス/チルトコイル35何れにも下方に磁気力Fが作用する。また、図9Bに示されたように、第1フォーカス/チルトコイル33及び第2フォーカス/チルトコイル35に図9Aの場合と反対方向に電流が流れれば、第1フォーカス/チルトコイル33及び第2フォーカス/チルトコイル35には何れにも上方に磁気力Fが作用する。
このように、第1及び第2フォーカス/チルトコイル33、35に電流が印加される方向によって、本発明に係る光ピックアップアクチュエータの可動部には上下、すなわち、+フォーカス方向及び−フォーカス方向に磁気力が作用し、これにより前記可動部はフォーカス方向に動く。したがって、第1及び第2フォーカス/チルトコイル33、35に電流を印加する方向を適切に制御することによって、可動部に搭載される対物レンズ14のフォーカス方向に沿う位置を変更させうる。
図10A及び図10Bは、本発明に係る光ピックアップアクチュエータが可動部をラジアルチルト方向に駆動する原理を示す。ラジアルチルト方向への駆動時には、一磁気回路内の第1及び第2フォーカス/チルトコイル33、35に非同期信号を入力する。
図10Aに示されたように、第1及び第2フォーカス/チルトコイル33、35に時計回り方向に電流が流れれば、第1フォーカス/チルトコイル33には下方に磁気力Frtが作用し、第2フォーカス/チルトコイル35には上方に磁気力Frtが作用する。また、図10Bに示されたように、第1フォーカス/チルトコイル33及び第2フォーカス/チルトコイル35に図10Aの場合と反対方向に電流が流れれば、第1フォーカス/チルトコイル33には上方に磁気力Frtが作用し、第2フォーカス/チルトコイル35には下方に磁気力Frtが作用する。
このように、第1及び第2フォーカス/チルトコイル33、35に電流が印加される方向によって、本発明に係る光ピックアップアクチュエータの可動部のラジアル方向に沿う一側は上方、他側は下方に磁気力Frtが作用し、これにより前記可動部はラジアルチルト方向に動く。したがって、第1及び第2フォーカス/チルトコイル33、35に電流を印加する方向を適切に制御することによって、可動部に搭載される対物レンズ14の相対的なラジアルチルトを調節しうる。
ここで、図9A及び図9B、図10A及び図10Bにおいて第1及び第2フォーカス/チルトコイル33、35の斜線部分は、磁気力発生に寄与する有効コイル部分である。
前述したように、本発明に係る磁気回路を備えた光ピックアップアクチュエータは可動部を2軸駆動し、フォーカス方向及びトラッキング方向に動ける。
さらに、各磁気回路の第1及び第2フォーカス/チルトコイル33、35に非同期信号を入力すれば、可動部をラジアルチルト方向に調節できて3軸駆動が可能である。もちろん、この場合には6本のワイヤーを必要とする。
前述したように、本発明に係る磁気回路を備えた光ピックアップアクチュエータは可動部の2軸または3軸駆動が可能である。
また、本発明に係る光ピックアップアクチュエータには1対の磁気回路が備えられるために、ボビン15の一側面15a方向に配される磁気回路は、図9Aに基づいて説明したように、下方に磁気力が作用し、ボビン15の反対側面15b方向に配される磁気回路は図9Bに基づいて説明したように、上方に磁気力が作用するように非同期信号を入力して駆動すれば、可動部をタンゼンシャルチルト方向に駆動しうる。
したがって、1対の磁気回路の第1及び第2フォーカス/チルトコイル33、35に印加される電流を前記のように制御すれば、本発明に係る光ピックアップアクチュエータで可動部を4軸駆動できる。
以上、図2を参照して本発明に係る光ピックアップアクチュエータにおける磁気回路のコイル部分が可動部、すなわちボビン15に設けられ、磁気回路の磁石部分がベース10に設けられると示されたが、これは例示的なものに過ぎず、磁気回路のコイル部分と磁石部分との設置位置が反対になることもある。また、本発明に係る光ピックアップアクチュエータは、図2に示された構造に限定されるものではなく、多様に変形されうる。
前述したような本発明によれば、光学系により高さ制限が要求される場合にも感度(特に、トラッキング方向駆動の感度)の大きい損失なしにチルト駆動が可能な光ピックアップアクチュエータが得られ、このような本発明に係る光ピックアップアクチュエータは、例えば、DVD−RAMまたはDVD−RAM及びCDファミリーなどを記録及び/または再生する光記録及び/または再生機器に適用しうる。
また、本発明によれば、チルト方向の駆動を行わず、光学系の高さ制限が要求される光ピックアップアクチュエータが得れれ、このような本発明に係る光ピックアップアクチュエータは、CD及びDVD互換型や、CD−RW、DVD−ROMなどを記録及び/または再生する光記録及び/または再生機器に適用しうる。
図11は、本発明に係る光ピックアップアクチュエータを採用した光記録及び/または再生機器の構成を概略的に示す図面である。
図11を参照すれば、光記録及び/または再生機器は光情報貯蔵媒体、例えば、光ディスクDを回転させるためのスピンドルモーター55と、前記光ディスクDの半径方向に移動自在に設けられて光ディスクに/から情報を記録/再生する光ピックアップ50と、スピンドルモーター55と光ピックアップ50とを駆動するための駆動部57と、光ピックアップ50のフォーカス、トラッキング及び/またはチルトサーボを制御するための制御部59を含む。ここで、参照番号52はターンテーブル、53は光ディスクDをチャッキングするためのクランプを示す。
光ピックアップ50は光源から出射された光を光ディスクDに集束させる対物レンズ14を含む光ピックアップ光学系と、この対物レンズ14を2軸、3軸または4軸駆動するための本発明に係る光ピックアップアクチュエータを含む。
光ディスクDから反射された光は光ピックアップ50に備えられた光検出器を通じて検出され、光電変換されて電気的信号に変わり、この電気的信号は駆動部57を通じて制御部59に入力される。前記駆動部57はスピンドルモーター55の回転速度を制御し、入力された信号を増幅させ、光ピックアップ50を駆動する。前記制御部59は駆動部57から入力された信号に基づいて調節されたフォーカスサーボ、トラッキングサーボ及び/またはチルトサーボ命令を再び駆動部57に送って、光ピックアップ50のフォーカシング、トラッキング及び/またはチルト動作を具現させる。
本発明に係る光ピックアップアクチュエータは、光学系の高さ制限が要求される光ピックアップアクチュエータとして適しており、感度の大きな損失なしにチルト駆動が可能なので、DVD−RAM、DVD±RW、CD−RW及びその互換型の光ピックアップアクチュエータとして適用されうる。
また、本発明に係る光ピックアップアクチュエータは、チルト駆動を行わず、光学系の高さ制限が要求されるCD−RW、DVD−ROM及びその互換型の光ピックアップアクチュエータとして適用されうる。
また、本発明に係る光ピックアップアクチュエータは、トラッキング性能の大きな損失なしにさらに薄型を要求するスリム型光ピックアップアクチュエータとして適用されうる。
従来の光ピックアップアクチュエータに採用される磁気回路の一例を示す図面である。 本発明に係る磁気回路を採用した光ピックアップアクチュエータを概略的に示す部分分離斜視図である。 本発明の一実施例に係る磁気回路を概略的に示す図面である。 図3の磁石だけを抜粋して示す平面図である。 図4に示されたような分極構造を有する磁石でフォーカス方向に分極線の位置変更によってトラッキング制御に影響を及ぼす磁束強度分布が変化することを示す図面である。 本発明の他の実施例に係る磁気回路を概略的に示す図面である。 図6の磁石だけを抜粋して示す平面図である。 本発明の一実施例に係る磁気回路であって、光ピックアップアクチュエータの可動部をトラッキング方向に駆動する原理を説明するための図面である。 本発明の一実施例に係る磁気回路であって、光ピックアップアクチュエータの可動部をトラッキング方向に駆動する原理を説明するための図面である。 本発明の一実施例に係る磁気回路であって、光ピックアップアクチュエータの可動部をフォーカス方向に駆動する原理を説明するための図面である。 本発明の一実施例に係る磁気回路であって、光ピックアップアクチュエータの可動部をフォーカス方向に駆動する原理を説明するための図面である。 本発明の一実施例に係る磁気回路であって、光ピックアップアクチュエータの可動部をラジアルチルト方向に駆動する原理を説明するための図面である。 本発明の一実施例に係る磁気回路であって、光ピックアップアクチュエータの可動部をラジアルチルト方向に駆動する原理を説明するための図面である。 本発明に係る光ピックアップアクチュエータを採用した光記録及び/または再生機器の構成を概略的に示す図面である。
符号の説明
10 ベース
12 ホルダー
14 対物レンズ
15 ボビン
15a、15b ボビン15の両側面
15c、15d ボビン15の他側面
16 支持部材
21 外側ヨーク
23 内側ヨーク
31 磁石
32 トラッキングコイル
33、35 第1及び第2フォーカス/チルトコイル

Claims (57)

  1. 相互隣接して位置して相反する分極配列を有する第1及び第2磁石部と、前記第1及び第2磁石部により少なくとも2辺が取り囲まれるように前記第1及び第2磁石部と各々隣接して備えられ、前記第1及び第2磁石部とは相反する分極配列を有する第3及び第4磁石部と、を含む分極構造を有する磁石と、
    トラッキング方向への駆動力を発生させるために前記第1及び第2磁石部と相互作用するトラッキングコイルと、
    フォーカス方向を含んで前記フォーカス方向及びチルト方向のうち少なくとも一方向に駆動力を発生させるために、前記第1及び第3磁石部と相互作用する第1フォーカス/チルトコイルと、前記第2及び第4磁石部と相互作用する第2フォーカス/チルトコイルと、
    を含むことを特徴とする磁気回路。
  2. 前記第1及び第2磁石部はほぼ「・」形態とその対称形態であることを特徴とする請求項1に記載の磁気回路。
  3. 前記第1及び第2磁石部はほぼ「・」形態とその対称形態であり、磁気回路が駆動中心を上方側に位置させようとする時に使われることを特徴とする請求項2に記載の磁気回路。
  4. 前記第1及び第2磁石部はほぼ「・」形態とその対称形態であることを特徴とする請求項1に記載の磁気回路。
  5. 前記第1及び第2磁石部はほぼ「・」形態とその対称形態であり、磁気回路は駆動中心を下方側に位置させようとする時に使われることを特徴とする請求項4に記載の磁気回路。
  6. 前記第1及び第3磁石部間の分極線と前記第2及び第4磁石部間の分極線とのフォーカス方向に沿う位置は変更されうることを特徴とする請求項1ないし5のうち何れか1項に記載の磁気回路。
  7. 前記第1及び第3磁石部間の分極線と前記第2及び第4磁石部間の分極線とのフォーカス方向に沿う位置はトラッキング感度を最適化するように変更されることを特徴とする請求項6に記載の磁気回路。
  8. 前記磁石は4分極の面分極磁石及び1対の2分極の面分極磁石がセットで配されてなったもののうち何れか1つであることを特徴とする請求項1または6に記載の磁気回路。
  9. 前記磁気回路は2軸、3軸または4軸駆動用として選択的に使用できることを特徴とする請求項1ないし5のうち何れか1項に記載の磁気回路。
  10. 前記磁気回路は前記第1及び第2フォーカス/チルトコイルに印加される電流方向を制御し、2軸、3軸または4軸駆動用として選択的に使用できることを特徴とする請求項9に記載の磁気回路。
  11. 前記第1及び第2フォーカス/チルトコイル及びトラッキングコイルのうち少なくとも1本は微細類型コイルであることを特徴とする請求項1ないし5のうち何れか1項に記載の磁気回路。
  12. ベースと、
    対物レンズをホールドするボビンと、
    一端がベースの一側に位置したホルダーに固定され、他端がボビンの側面に固定され、前記ボビンを動き自在に支持する支持部材と、
    各々前記ボビンの相異なる側面に位置し、相互対向する1対の磁気回路と、を含み、
    前記磁気回路は、
    相互隣接して位置し、相反する分極配列を有する第1及び第2磁石部と、前記第1及び第2磁石部により少なくとも2辺が取り囲まれるように前記第1及び第2磁石部と各々隣接して備えられ、前記第1及び第2磁石部とは相反する分極配列を有する第3及び第4磁石部とを含む分極構造を有する磁石と、
    トラッキング方向に駆動力を発生させるように前記第1及び第2磁石部と相互作用するトラッキングコイルと、
    フォーカス方向を含んで前記フォーカス方向及びチルト方向のうち少なくとも一方向に駆動するために、前記第1及び第3磁石部と相互作用する第1フォーカス/チルトコイルと、前記第2及び第4磁石部と相互作用する第2フォーカス/チルトコイルと、を含むことを特徴とする光ピックアップアクチュエータ。
  13. 前記第1及び第2磁石部はほぼ「・」形態及びその対称形態であることを特徴とする請求項12に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  14. 前記第1及び第2磁石部はほぼ「・」形態及びその対称形態であり、磁気回路は駆動中心を上方側に位置させようとする時に使われることを特徴とする請求項13に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  15. 前記第1及び第2磁石部はほぼ「・」形態及びその対称形態であることを特徴とする請求項12に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  16. 前記第1及び第2磁石部はほぼ「・」形態及びその対称形態であり、磁気回路は駆動中心を下方側に位置させようとする時に使われることを特徴とする請求項15に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  17. 前記第1及び第3磁石部間の分極線と前記第2及び第4磁石部間の分極線とのフォーカス方向に沿う位置は変更されうることを特徴とする請求項12ないし16のうち何れか1項に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  18. 前記第1及び第3磁石部間の分極線と前記第2及び第4磁石部間の分極線とのフォーカス方向に沿う位置はトラッキング感度を最適化するように変更されうることを特徴とする請求項17に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  19. 前記磁石は4分極の面分極磁石及び1対の2分極の面分極磁石がセットで配されてなったもののうち何れか1つであることを特徴とする請求項12または17に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  20. 前記磁気回路は2軸、3軸または4軸駆動用として選択して使用できることを特徴とする請求項12ないし16のうち何れか1項に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  21. 前記磁気回路は、前記第1及び第2フォーカス/チルトコイルに印加される電流方向を制御して、2軸、3軸または4軸駆動用として選択して使用できることを特徴とする請求項20に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  22. 前記第1及び第2フォーカス/チルトコイル及びトラッキングコイルのうち少なくとも1本は微細類型コイルであることを特徴とする請求項12ないし16のうち何れか1項に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  23. 前記支持部材は前記ボビンの磁気回路が配される側面とは他側面に固定されることを特徴とする請求項12に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  24. 前記第1及び第2フォーカス/チルトコイル及びトラッキングコイルを含むコイル及び前記磁石のうち何れか1つは前記ボビンの側面に設けられ、他の1つは前記ベースに設けられることを特徴とする請求項12ないし16のうち何れか1項に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  25. 対物レンズを駆動する光ピックアップアクチュエータを備え、ディスクの半径方向に移動自在に設けられてディスクに/から情報を記録/再生する光ピックアップと、フォーカスサーボ及びトラッキングサーボと、前記フォーカスサーボ及びトラッキングサーボを制御するための制御部と、を含むディスクのための光記録及び/または再生機器において、
    前記光ピックアップアクチュエータは、
    対物レンズをホールドするボビンと、一端が前記ベースの一側に位置したホルダーに固定され、他端が前記ボビンの側面に固定され、ボビンを動き自在に支持する支持部材と、各々が前記ボビンの相異なる側面に位置して相互対向する1対の磁気回路と、を含み、
    前記磁気回路は、
    相互隣接して位置して相反する分極配列を有する第1及び第2磁石部と、前記第1及び第2磁石部により少なくとも2辺が取り囲まれるように前記第1及び第2磁石部と各々隣接して備えられ、前記第1及び第2磁石部とは相反する分極配列を有する第3及び第4磁石部とを含む分極構造を有する磁石と、
    トラッキング方向に駆動力を発生させるように前記第1及び第2磁石部と相互作用するトラッキングコイルと、
    フォーカス方向を含んで前記フォーカス方向及びチルト方向のうち少なくとも一方向に駆動力を発生させるように、前記第1及び第3磁石部と相互作用する第1フォーカス/チルトコイルと、前記第2及び第4磁石部と相互作用する第2フォーカス/チルトコイルと、を含むことを特徴とする光記録及び/または再生機器。
  26. 前記第1及び第2磁石部はほぼ「・」形態及びそれと対称形態であることを特徴とする請求項25に記載の光記録及び/または再生機器。
  27. 前記第1及び第2磁石部はほぼ「・」形態及びそれと対称形態であり、前記磁気回路は駆動中心を上方側に位置させようとする時に使われることを特徴とする請求項26に記載の光記録及び/または再生機器。
  28. 前記第1及び第2磁石部はほぼ「・」形態及びそれと対称形態であることを特徴とする請求項25に記載の光記録及び/または再生機器。
  29. 前記第1及び第2磁石部はほぼ「・」形態及びそれと対称形態であり、前記磁気回路は、駆動中心を下方側に位置させようとする時に使われることを特徴とする請求項28に記載の光記録及び/または再生機器。
  30. 前記第1及び第3磁石部間の分極線と前記第2及び第4磁石部間の分極線とのフォーカス方向に沿う位置は変更できることを特徴とする請求項25ないし29のうち何れか1項に記載の光記録及び/または再生機器。
  31. 前記第1及び第3磁石部間の分極線と前記第2及び第4磁石部間の分極線とのフォーカス方向に沿う位置はトラッキング感度を最適化するように変更できることを特徴とする請求項30に記載の光記録及び/または再生機器。
  32. 前記磁石は4分極の面分極磁石及び1対の2分極の面分極磁石がセットで配されてなったもののうち何れか1つであることを特徴とする請求項25ないし29のうち何れか1項に記載の光記録及び/または再生機器。
  33. 前記磁気回路は2軸、3軸または4軸駆動用として選択して使用できることを特徴とする請求項25ないし29のうち何れか1項に記載の光記録及び/または再生機器。
  34. 前記磁気回路は、第1及び第2フォーカス/チルトコイルに印加される電流方向を制御し、2軸、3軸または4軸駆動用として選択して使用できることを特徴とする請求項33に記載の光記録及び/または再生機器。
  35. 前記第1及び第2フォーカス/チルトコイル及びトラッキングコイルのうち少なくとも1本は微細類型コイルであることを特徴とする請求項25ないし29のうち何れか1項に記載の光記録及び/または再生機器。
  36. ベース上に反対極性を有し、相互隣接した第1及び第2磁石と、
    前記第1磁石により部分的に取り囲まれ、前記第1磁石と反対極性を有する第3磁石と、
    前記第2磁石により部分的に取り囲まれ、前記第2磁石と反対極性を有する第4磁石と、
    前記第1及び第2磁石と相互作用するトラッキングコイルと、
    前記第1及び第3磁石と相互作用する第1フォーカス/チルトコイルと、
    前記第2及び第4磁石と相互作用する第2フォーカス/チルトコイルと、
    を備えることを特徴とするベース上の磁石回路。
  37. 前記トラッキングコイルはトラッキング方向に駆動力を発生させ、前記第1及び第2フォーカス/チルトコイルはフォーカス方向を含むフォーカス方向及びチルト方向のうち少なくとも一方向において駆動力を発生させることを特徴とする請求項36に記載の磁気回路。
  38. 前記第1及び第2磁石はほぼL字形及びその対称形状であることを特徴とする請求項37に記載の磁気回路。
  39. 前記第1及び第3磁石間の分極線の位置と前記第2及び第4磁石間の分極線の位置とは、フォーカス方向に沿って変更されうることを特徴とする請求項37に記載の磁気回路。
  40. 前記第1及び第3磁石間の分極線の位置と前記第2及び第4磁石間の分極線の位置とは、フォーカス方向に沿ってトラッキング感度を最適化するように変更されることを特徴とする請求項39に記載の磁気回路。
  41. 前記第1ないし第4磁石は1つの4分極の面分極磁石または1対の2分極面分極磁石のうち何れか1つの一部分であることを特徴とする請求項37に記載の磁気回路。
  42. 前記磁気回路は第1及び第2フォーカス/チルトコイルに適用される電流の方向を制御することにより、2軸、3軸、または4軸駆動用として選択的に使われることを特徴とする請求項37に記載の磁気回路。
  43. 前記第1及び第2フォーカス/チルトコイル及びトラッキングコイルのうち少なくとも1本は微細類型コイルであることを特徴とする請求項37に記載の磁気回路。
  44. ベースと、
    対物レンズをホールドするボビンと、
    各々がベースの一側上に位置したホルダーに固定された一端を有し、ボビンの側面に固定された他端を有し、ボビンを動き自在に支持する支持部材と、
    各々が前記ボビンの相異なる側面に相互対向して位置した1対の磁気回路と、を含み、
    前記磁気回路は、
    ベース上に反対極性を有しつつ相互隣接した第1及び第2磁石と、
    前記第1磁石により部分的に取り囲まれ、前記第1磁石と反対極性を有する第3磁石と、
    前記第2磁石により部分的に取り囲まれ、前記第2磁石と反対極性を有する第4磁石と、
    前記第1及び第2磁石と相互作用するトラッキングコイルと、
    前記第1及び第3磁石と相互作用する第1フォーカス/チルトコイルと、
    前記第2及び第4磁石と相互作用する第2フォーカス/チルトコイルと、を備えることを特徴とする対物レンズのための光ピックアップアクチュエータ。
  45. 前記トラッキングコイルはトラッキング方向に駆動力を発生させ、前記第1及び第2フォーカス/チルトコイルはフォーカス方向を含むフォーカス方向及びチルト方向のうち少なくとも一方向において駆動力を発生させることを特徴とする請求項44に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  46. 前記第1及び第2磁石はほぼL字形及びその対称形状であることを特徴とする請求項44に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  47. 前記第1及び第3磁石間の分極線の位置と前記第2及び第4磁石間の分極線の位置とは、フォーカス方向に沿って変更されうることを特徴とする請求項44に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  48. 前記第1及び第3磁石間の分極線の位置と前記第2及び第4磁石間の分極線の位置とは、フォーカス方向に沿って、トラッキング感度を最適化するように変更されることを特徴とする請求項47に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  49. 前記第1ないし第4磁石は1つの4分極の面分極磁石または1対の2分極面分極磁石のうち何れか1つの一部分であることを特徴とする請求項44に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  50. 前記磁気回路は第1及び第2フォーカス/チルトコイルに適用される電流の方向を制御することにより、2軸、3軸、または4軸駆動用として選択的に使われることを特徴とする請求項44に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  51. 前記第1及び第2フォーカス/チルトコイル及びトラッキングコイルのうち少なくとも1本は微細類型コイルであることを特徴とする請求項44に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  52. 前記アクチュエータはCD−ROM、DVD−ROM及びCD−DVD互換光ピックアップに適用されることを特徴とする請求項44に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  53. 前記支持部材はワイヤーまたは板バネであることを特徴とする請求項44に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  54. 前記支持部材の数は4または6であることを特徴とする請求項44に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  55. 前記トラッキングコイル及び第1及び第2フォーカス/チルトコイルはほぼ長方形であることを特徴とする請求項44に記載の光ピックアップアクチュエータ。
  56. 光源から出射された光をフォーカシングする対物レンズと、
    第1及び第2フォーカス/チルトコイルに適用された電流の方向を制御することにより2軸、3軸または4軸駆動を行う光ピックアップアクチュエータと、を備えることを特徴とする光ディスクのための光ピックアップ。
  57. 前記光ピックアップアクチュエータは請求項44ないし55のうち何れか1項に記載の光ピックアップアクチュエータを含むことを特徴とする請求項56に記載の光ピックアップ。

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