JP2005148305A - 電気光学装置用基板、電気光学装置、電子機器 - Google Patents

電気光学装置用基板、電気光学装置、電子機器 Download PDF

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俊裕 大竹
Hideki Kaneko
英樹 金子
Toshinori Uehara
利範 上原
Tomoyuki Nakano
智之 中野
Keiji Takizawa
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Abstract

【課題】 光反射層の光透過部と重なる領域に下地開口部を形成して透過モードでの表示光量を増大させたときでも、歩留まりや信頼性の維持、向上を図ることのできる電気光学装置用基板、電気光学装置、および電子機器を提供すること。
【解決手段】 電気光学装置において、各画素11では、光透過部330および下地開口部55の形成領域が画素中心位置からY方向に偏った位置にあり、X方向およびY方向では、光透過部330および下地開口部55の形成領域の画素中心位置に対するY方向への偏り方向が反対の画素11が交互に並んでいる。Y方向で隣接し合う画素11のうち、光透過部330および下地開口部55の形成領域が近接する画素11間では、光透過部330および下地開口部55の形成領域が繋がっている。
【選択図】 図10

Description

本発明は、透過モードおよび反射モードでの表示が可能な電気光学装置に用いられる電気光学装置用基板、それを用いた電気光学装置、およびそれを用いた電子機器に関するものである。
代表的な電気光学装置の一つである液晶装置は、薄型、軽量、低消費電力という特長を有していることから、携帯電話機、モバイルコンピュータなどの表示装置として広く用いられている。
この種の電気光学装置は、従来、例えば、図16および図17に示すように構成されている。
図16は、従来の電気光学装置における画素のレイアウトを示す平面図である。図17(A)、(B)は、従来の電気光学装置を図16のX16−X16′線で切断したときの断面図、および図16のY16−Y16′線で切断したときの断面図である。
すなわち、従来は、図16および図17(A)、(B)に示すように、バックライト装置から出射された光によって透過モードでの表示を行え、かつ、外光を利用した反射モードでの表示も行えるように、液晶層12を保持する素子側基板20および対向基板30のうち、対向基板30には、反射モードでの表示を可能とする光反射層33、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のカラーフィルタ層34、オーバーコート層35、透光性を備えた対向電極36、および配向膜37がこの順に形成されている一方、光反射層33には透過モードでの表示を可能とする光透過部330が各画素11毎に形成されている(例えば、特許文献1参照)。
また、光反射層33で反射された光の方向性が強いと、画像をみる角度で明るさが異なるなどの視野角依存性が顕著に出てしまう。そこで、基板の表面に塗布したアクリル樹脂などの感光性樹脂を選択的に露光した後、現像、焼成して、凹凸形成層50を形成することにより、光反射層33の表面に凹凸を付与している。但し、光反射層33の下層側に凹凸形成層50を形成した場合には、透過モードでの表示の際、バックライト装置から入射した光は、凹凸形成層50を透過した後、液晶層12に入射するため、凹凸形成層50での光の吸収によって表示に寄与する光量が低下する。
そこで、各画素11において、凹凸形成層50については、光透過部330と平面的に重なる領域から除去し、そこを凹凸形成層50の下地開口部55とする。このように構成すると、透過モードでの表示の品位は、凹凸形成層50を構成する感光性樹脂の影響を受けずに済む。
特開2002−258270号公報(第6頁、図1)
このように構成した電気光学装置において、透過モードでの表示光量を増大させたい場合には、図18および図19(A)、(B)に示すように、各画素11において、光透過部330および下地開口部55の幅を広げてその面積を拡張すればよい。
しかしながら、図18および図19(A)、(B)に示すように、光透過部330および下地開口部55の面積を拡張すると、凹凸形成層50の下地開口部55で挟まれた領域57が狭くなるので、このような領域56で凹凸形成層50が剥離し、電気光学装置の歩留まりや信頼性を低下させるという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、凹凸形成層などの下地層に対して光反射層の光透過部と重なる領域に下地開口部を形成して透過モードでの表示光量を増大させたときでも、歩留まりや信頼性の維持、向上を図ることのできる電気光学装置用基板、電気光学装置、および電子機器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、透光性基板上で互いに交差する方向をX方向およびY方向としたとき、前記透光性基板上のX方向およびY方向にマトリクス状に配列された多数の画素の各々には、少なくとも、透光性を備えた下地層、および反射モードでの表示を可能とする光反射層がこの順に形成されているとともに、前記光反射層には透過モードでの表示を可能とする光透過部が形成され、前記下地層には、前記光透過部に平面的に重なる領域に下地開口部が形成された電気光学装置用基板において、前記光透過部および前記下地開口部の形成領域が画素中心位置からY方向における同一方向に偏った画素がY方向に並んでいるとともに、X方向では、前記光透過部および前記下地開口部の形成領域の画素中心位置に対するY方向への偏り方向が反対の画素が交互に並んでおり、前記画素内における前記光透過部および前記下地開口部の形成領域は、Y方向で隣接する画素との境界領域から内側に位置していることを特徴とする。
本発明の別の形態では、透光性基板上で互いに交差する方向をX方向およびY方向としたとき、前記透光性基板上のX方向およびY方向にマトリクス状に配列された多数の画素の各々には、少なくとも、透光性を備えた下地層、および反射モードでの表示を可能とする光反射層がこの順に形成されているとともに、前記光反射層には透過モードでの表示を可能とする光透過部が形成され、前記下地層には、前記光透過部に平面的に重なる領域に下地開口部が形成された電気光学装置用基板において、前記光透過部および前記下地開口部の形成領域の画素中心位置からY方向への偏り方向が反対の画素がY方向で交互に並んでいるとともに、X方向でも、前記光透過部および前記下地開口部の形成領域の画素中心位置に対するY方向への偏り方向が反対の画素が交互に並んでおり、Y方向で隣接し合う画素のうち、前記光透過部および前記下地開口部の形成領域が近接する画素間では、前記光透過部および前記下地開口部の形成領域が繋がっていることを特徴とする。
本発明において、前記透光性基板上でX方向とY方向は、例えば、直交している。
本発明において、前記画素は、例えば、Y方向に長辺が延びる略長方形の平面形状を有している。
本発明において、前記画素内における前記光透過部および前記下地開口部の形成領域のX方向における幅寸法は、画素のX方向の幅寸法よりも短い構成を採用することができる。
本発明において、前記画素内における前記光透過部および前記下地開口部の形成領域のX方向における幅寸法は、画素のX方向の幅寸法と略等しいことが好ましい。
本発明において、前記下地層は、例えば、感光性樹脂層からなる。
本発明において、前記下地層は、例えば、前記光反射層の表面に光散乱用の凹凸を付すための凹凸形成層として構成される。光反射層で反射された光の方向性が強いと、画像をみる角度で明るさが異なるなどの視野角依存性や背景の写り込みが顕著であるが、凹凸形成層によって光反射層の表面に凹凸を付与しておけば、かかる視野角依存性や背景の写り込みなどを回避できる。
本発明を適用した電気光学装置用基板については、この基板によって電気光学物質を保持して電気光学装置を構成することができる。例えば、本発明を適用した電気光学装置用基板と、該電気光学装置用基板に対向配置された別の基板との間に、電気光学物質としての液晶を保持すれば、電気光学装置としての液晶装置を構成することができる。
本発明を適用した電気光学装置は、携帯電話機、モバイルコンピュータなどの電子機器において表示部として用いることができる。
本発明では、光透過部および下地開口部の形成領域を画素中心位置から所定方向にずらすことにより、下地開口部で挟まれる部分には、下地膜を広い幅で残すか、あるいは、下地膜を完全に除去する。このため、近接する画素間で下地膜が剥げることがないので、光透過部および下地開口部の形成領域を広げても、電気光学装置用基板および電気光学装置の歩留まりおよび信頼性を維持、向上することができる。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
[実施の形態1]
(全体構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る電気光学装置の電気的構成を示すブロック図である。図2は、図1に示す電気光学装置の構成を示す分解斜視図である。図3は、図1に示す電気光学装置における画素のレイアウトを示す平面図である。図4(A)、(B)は、図1に示す電気光学装置を図3のX3−X3′線で切断したときの断面図、および図3のY3−Y3′線で切断したときの断面図である。図5は、図3のA−A’線に沿って示すTFD素子の断面図である。
本発明を適用した電気光学装置は、ネマチック液晶を用いたアクティブマトリクス型の半透過反射型液晶装置であり、図1に示すように、複数本の走査線31が行(X)方向に形成され、複数本のデータ線21が列(Y)方向に形成されている。また、走査線31とデータ線21との各交差部分には、画素11が形成されている。各画素11では、ネマチック液晶からなる液晶層12と、二端子型アクティブ素子たるTFD素子40とが直列接続している。ここに示す例では、液晶層12が走査線31の側に接続され、TFD素子40がデータ線21の側に接続されているが、液晶層12がデータ線21の側に接続され、TFD素子40が走査線31の側に接続されている構成であってもよい。いずれの場合も、各走査線31は、走査線駆動回路350によって駆動される一方、各データ線21は、データ線駆動回路250によって駆動される。
図2に示すように、電気光学装置1では、一対の透光性基板を所定の間隙を介して貼り合わされた駆動用液晶セル10が用いられているとともに、上側偏光板2、第1の上側位相差板3、第2の上側位相差板4、駆動用液晶セル10、第1の下側位相差板5、第2の下側位相差板6、およびバックライト装置9が上方から下方にこの順に重ねて配置されている。
駆動用液晶セル10において、一方の透光性基板は、アクティブ素子が形成される素子側基板20であり、他方の透光性基板は、素子側基板20に対向する対向基板30(電気光学装置用基板)である。素子側基板20と対向基板30とは、スペーサ(図示省略)を含むシール材14によって一定の間隙を保って接合されるとともに、この間隙に、液晶層12が封入、保持された構成となっている。
電気光学装置1では、COG(Chip On Glass)技術により、素子側基板20の表面に直接、データ線駆動回路250を構成する液晶駆動用IC(ドライバ)が実装され、対向基板30の表面にも直接、走査線駆動回路350を構成する液晶駆動用IC(ドライバ)が実装されている。なお、COG技術に限られず、それ以外の技術を用いて、ICチップと電気光学装置とが接続された構成としても良い。例えば、TAB(Tape Automated Bonding)技術を用いて、FPC(Flexible Printed Circuit)の上にICチップがボンディングされたTCP(Tape Carrier Package)を電気光学装置に電気的に接続する構成としても良い。また、ICチップをハード基板にボンディングするCOB(Chip On Board)技術を用いても良い。
図3および図4(A)、(B)に示すように、素子側基板20の内側表面には下地膜25が形成されているとともに、この下地膜25の表面には、複数本のデータ線21と、それらのデータ線21に接続された複数のTFD素子40と、それらのTFD素子40と1対1に接続される画素電極23とが形成されている。画素電極23は、ITO(Indium Tin Oxide)などの透光性導電膜から形成されている。各データ線21は、直線的に延びている一方、TFD素子40および画素電極23は、ドットマトリクス状に配列されている。画素電極23などの表面には、ラビング処理が施された配向膜24が形成されている。この配向膜24は、一般にポリイミド樹脂等から形成される。
一方、対向基板30の内側表面には、後述する凹凸形成層50の上層側に、アルミニウム、アルミニウム合金、銀、銀合金などの単層膜、あるいは複層膜からなる光反射層33と、ストライプ配列された赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のカラーフィルタ層34と、オーバーコート層35と、ITOなどの透光性導電膜からなる帯状の対向電極36と、ポリイミド樹脂等から配向膜37とが形成されている。本形態では、同一色に対応する画素がY方向に整列したRGBストライプ配列が採用されている。
カラーフィルタ層34の隙間には、ブラックマトリクス38が形成されており、カラーフィルタ層34の隙間からの入射光を遮蔽する構成となっている。オーバーコート層35は、カラーフィルタ層34およびブラックマトリクス38の表面において、カラーフィルタ層34およびブラックマトリクス38の平滑性を高めて、対向電極36の断線を防止する目的などで形成されている。ここで、対向電極36は、走査線31として機能し、データ線21と直交する方向に形成されている。
図5に示すように、TFD素子40は、第1のTFD素子40aおよび第2のTFD素子40bからなり、素子基板20の表面に形成された絶縁膜25上において、第1金属膜42と、この第1金属膜42の表面に陽極酸化によって形成された絶縁体たる酸化膜44と、この表面に形成されて相互に離間した第2金属膜46a、46bとから構成されている。また、第2金属膜46aは、そのままデータ線21となる一方、第2金属膜46bは、画素電極23に接続されている。
第1のTFD素子40aは、データ線21の側からみると順番に、第2金属膜46a/酸化膜44/第1金属膜42となって、金属(導電体)/絶縁体/金属(導電体)のサンドイッチ構造を採るため、正負双方向のダイオードスイッチング特性を有することになる。一方、第2のTFD素子40bは、データ線21の側からみると順番に、第1金属膜42/酸化膜44/第2金属膜46bとなって、第1のTFD素子40aとは、反対のダイオードスイッチング特性を有することになる。従って、TFD素子40は、2つのダイオードを互いに逆向きに直列接続した形となっているため、1つのダイオードを用いる場合と比べると、電流−電圧の非線形特性が正負の双方向にわたって対称化されることになる。なお、このように非線形特性を厳密に対称化する必要がないのであれば、1つのTFD素子40のみを用いても良い。
なお、TFD素子40は、ダイオード素子としての一例であり、他に、酸化亜鉛(ZnO)バリスタや、MSI(Metal Semi Insulator)などを用いた素子や、これらの素子を単体、または逆向きに直列接続もしくは並列接続したものなどが適用可能である。
(各画素の詳細な構成)
再び図3および図4において、光反射層33は、反射モードでの表示用であり、この光反射層33には、透過モードでの表示を可能とする光透過部330が形成されている。このため、バックライト装置9から出射された光は、矢印L11で示すように、駆動用液晶セル10に入射した後、光反射層33の光透過部330からカラーフィルタ層34を通って液晶層12に入射し、素子基板20の側から出射される。その際に、表示光は、各画素11において液晶層12によって光変調されて、透過モードでのカラー画像を表示する。
一方、素子基板20の側から入射した外光は、矢印L12で示すように、液晶層12およびカラーフィルタ層34を通って光反射層33で反射し、再び、カラーフィルタ層34および液晶層12を通って素子基板20の側から出射される。その際に、表示光は、各画素11において液晶層12によって光変調されて、反射モードでのカラー画像を表示する。
このように、反射モードではカラーフィルタ層34を2度、通過するが、透過モードでは光がカラーフィルタ層34を1度しか通過しない。このため、透過モードでカラー画像を表示すると、反射モードでカラー画像を表示した場合と比較して、色が薄くなるおそれがある。従って、図示を省略するが、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のカラーフィルタ層34としては、光反射層33と平面的に重なる領域には、反射表示用のカラーフィルタ層を形成する一方、光透過部330と平面的に重なる領域には、反射表示用のカラーフィルタ層よりも着色性の強い透過表示用のカラーフィルタ層を形成してもよい。この場合、反射表示用のカラーフィルタ層と透過表示用のカラーフィルタ層とを部分的に重ねて、それを図4に示すブラックマトリクス38として利用してもよい。
本形態の電気光学装置1において、光反射層33で反射された光の方向性が強いと、画像をみる角度で明るさが異なるなどの視野角依存性や背景の写り込みなどが顕著に出てしまう。そこで、対向基板30の表面側には、光反射層33の下層側に感光性樹脂からなる凹凸形成層50(下地層)が形成され、この凹凸形成層50によって光反射層33の表面に光散乱用の微小な凹凸を形成してある。凹凸形成層50は、後述するように、2層あるいは1層の感光性樹脂層により形成される。
ここで、各画素11において、光反射層33と平面的に重なる領域には、凹凸形成層50が形成されている一方、光透過部330と平面的に重なる領域については凹凸形成層50が形成されていない下地開口部55になっている。このため、透過モードでの表示の際、バックライト装置9から入射した光は、凹凸形成層50での光の吸収などを受けることがない。
本形態において、各画素11は、Y方向に長辺が延びた長方形の平面形状を有しており、光透過部330および下地開口部55の形成領域は、画素11の幅寸法(X方向における寸法)よりも狭い幅寸法をもってY方向に延びている。
また、Y方向に並ぶ画素11では、光透過部330および下地開口部55の形成領域が画素中心位置からY方向における同一方向に偏っており、いずれの画素11においても、光透過部330および下地開口部55の形成領域は、画素中心位置に届いていない。しかも、Y方向に並ぶ画素列のうち、ある画素列では、光透過部330および下地開口部55の形成領域が画素中心位置からY方向の一方側に偏っているのに対して、それにX方向で隣接する画素列では、Y方向の他方側に偏っているため、X方向では、光透過部330および下地開口部55の形成領域の画素中心位置に対するY方向への偏り方向が反対の画素11が交互に並んでいる。さらに、画素11内における光透過部330および下地開口部55の形成領域は、Y方向で隣接する画素11との境界領域から内側に位置している。
(本形態の効果)
このように、本形態では、Y方向に並ぶ画素11では、光透過部330および下地開口部55の形成領域が画素中心位置からY方向における同一方向に偏っているため、Y方向で隣接する画素11間において下地開口部55で挟まれた領域56の幅寸法が長い。また、X方向では、光透過部330および下地開口部55の形成領域の画素中心位置に対するY方向への偏り方向が反対の画素11が交互に並んでいるため、X方向で下地開口部55で挟まれた領域57の幅寸法が長い。さらに、画素11内における光透過部330および下地開口部55の形成領域は、Y方向で隣接する画素11との境界領域から内側に位置しているため、斜め方向に位置する画素11間においても下地開口部55で挟まれた領域58の幅寸法が長い。従って、下地開口部55で挟まれたいずれの領域56、57、58も幅が広く、凹凸形成層50が狭い幅をもって残るような部分が存在しない。それ故、光透過部330および下地開口部55の形成領域を広げて透過モードにおける表示光量を増大させても、凹凸形成層50が剥げることがないので、対向基板20および電気光学装置1の歩留まりおよび信頼性を向上することができる。
(電気光学装置の製造方法1)
図6を参照して、本形態の電気光学装置1の製造工程のうち、対向基板30に対して凹凸形成層50を形成する工程を中心に説明する。ここで説明する製造方法は、一括露光およびステッパ露光のいずれの方法を用いた場合も採用することがことができる。
図6(A)〜(D)は、本形態の電気光学装置1に用いた対向基板30に凹凸形成層50を形成する工程を示す工程断面図である。
まず、図6(A)に示すように、ガラス製等の透光性の対向基板30の表面に感光性樹脂51を厚めに塗布した後、感光性樹脂51を露光マスク510を介して露光する。ここで、感光性樹脂51としてはネガタイプおよびポジタイプのいずれを用いてもよいが、図6(A)には、感光性樹脂51としてポジタイプの場合を例示してあり、感光性樹脂51を除去したい部分に対して、露光マスク510の透光部分511を介して紫外線が照射される。
次に、露光した感光性樹脂51を現像して、図6(B)に示すように、柱状の下層側凹凸形成層51aを形成する。ここで、露光マスク510は、対向基板30上にスリット状の下地開口部55を形成可能なマスクパターンを備えている。このため、光反射層33と平面的に重なる領域には下層側凹凸形成層51aがドット状に残されるが、光透過部330と平面的に重なる領域では下層側凹凸形成層51aが除去される。
次に、図6(C)に示すように、下層側凹凸形成層51aの上層側に感光性樹脂52を塗布した後、感光性樹脂52を露光マスク520を介して露光する。ここでも、感光性樹脂52としてはネガタイプおよびポジタイプのいずれを用いてもよいが、図6(C)には、感光性樹脂52としてポジタイプの場合を例示してあり、感光性樹脂52を除去したい部分に対して、露光マスク520の透光部分521を介して紫外線が照射される。
次に、露光した感光性樹脂52を現像して、図6(D)に示すように、上層側凹凸形成層52aを形成する。ここで、露光マスク520も、露光マスク510と同様、対向基板30上にスリット状の下地開口部55を形成可能なマスクパターンを備えている。このため、光反射層33と平面的に重なる領域には上層側凹凸形成層52aが残されるが、光透過部330と平面的に重なる領域では上層側凹凸形成層52aが除去される。
このようにして下層側凹凸形成層51aおよび上層側凹凸形成層52aからなる2層構造の凹凸形成層50を形成するが、この凹凸形成層50では、下層側凹凸形成層51aの上層にもう1層、流動性の高い感光性樹脂層からなる上層側凹凸形成層52aを塗布、形成したため、エッジのない、なだらかな形状の凹凸を備えた凹凸形成層50を形成することができ、この凹凸形成層50には、光透過部330と平面的に重なる領域に下地開口部55が形成される。
しかる後には、成膜工程およびパターニング工程を行って、図4(A)、(B)に示すように、下地開口部55と平面的に重なる領域に光透過部330を備えた光反射層33を形成した後、フォトリソグラフィ技術、フレキソ印刷あるいはインクジェット法を用いて、ブラックマトリクス38、および赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のカラーフィルタ層34を形成する。次に、スピンコート法などによりオーバーコート層35を形成した後、成膜工程およびパターニング工程を行って、対向電極36を形成し、しかる後に、フレキソ印刷あるいはスピンコート法を利用して、配向膜37を形成する。その結果、対向基板30が完成する。
(電気光学装置の製造方法2)
図7を参照して、本形態の電気光学装置1の製造工程のうち、対向基板30に対して凹凸形成層50を形成する別の方法を説明する。ここで説明する製造方法は、一括露光およびステッパ露光のいずれの方法を用いた場合も採用することがことができる。
図7(A)〜(C)は、本形態の電気光学装置1に用いた対向基板30に凹凸形成層50を形成する別の工程を示す工程断面図である。
まず、図7(A)に示すように、ガラス製等の透光性の対向基板30の表面に感光性樹脂53を厚めに塗布した後、感光性樹脂53を露光マスク530を介して露光する。ここで、感光性樹脂53としてはネガタイプおよびポジタイプのいずれを用いてもよいが、図7(A)には、感光性樹脂53としてポジタイプの場合を例示してあり、感光性樹脂53を除去したい部分に対して、露光マスク530の透光部分531を介して紫外線が照射される。
次に、露光した感光性樹脂53を現像して、図7(B)に示すように、凹凸形成層53aを形成する。ここで、露光マスク530は、対向基板30上にマトリクス状に配列される多数の画素11のうち、凹凸形成層50に下地開口部55を形成可能なマスクパターンを備えている。このため、各画素11では、光反射層33と平面的に重なる領域に凹凸形成層53aがドット状に残されるが、光透過部330と平面的に重なる領域では上層側凹凸形成層53aが除去される。
次に、柱状の凹凸形成層53aを加熱、溶融させて、エッジのない、なだらかな形状の凹凸を備えた凹凸形成層50とする。
しかる後には、成膜工程およびパターニング工程を行って、図4(A)、(B)に示すように、下地開口部55と平面的に重なる領域に光透過部330を備えた光反射層33を形成した後、フォトリソグラフィ技術、フレキソ印刷あるいはインクジェット法を用いて、ブラックマトリクス38、および赤色(R)、緑色(G)、青色(B)のカラーフィルタ層34を形成する。次に、スピンコート法などによりオーバーコート層35を形成した後、成膜工程およびパターニング工程を行って、対向電極36を形成し、しかる後に、フレキソ印刷あるいはスピンコート法を利用して、配向膜37を形成する。その結果、対向基板30が完成する。
なお、このような1層の感光性樹脂層から凹凸形成層50を形成する場合、ハーフ露光を利用してもよい。すなわち、感光性樹脂53を塗布した後、この感光性樹脂53に対して、露光マスク530を介してのハーフ露光、現像、および加熱を行う。この方法では、感光性樹脂53が厚さ方向の途中位置まで露光するので、現像後、感光性樹脂53には厚い部分と薄い部分が形成される。従って、加熱処理を施せば、表面に角張った部分がなく、エッジのない、なだらかな凹凸形状を表面に備えた凹凸形成層50を形成できる。このような方法で凹凸形成層50を形成する場合でも、各画素11において、光反射層33と平面的に重なる領域には凹凸形成層50を残すが、光透過部330と平面的に重なる領域には凹凸形成層50を残さない。
[実施の形態2]
図8は、本発明の実施の形態2に係る電気光学装置における画素のレイアウトを示す平面図である。図9(A)、(B)は、図8に示す電気光学装置を図8のX8−X8′線で切断したときの断面図、および図8のY8−Y8′線で切断したときの断面図である。なお、本形態、および以下に説明する実施の形態3、4は、基本的な構成が実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図8および図9(A)、(B)に示すように、実施の形態1と同様、各画素11は、Y方向に長辺が延びた長方形の平面形状を有している。また、Y方向に並ぶ画素11では、光透過部330および下地開口部55の形成領域が画素中心位置からY方向における同一方向に偏っており、かつ、いずれの画素11においても、光透過部330および下地開口部55の形成領域は、画素中心位置に届いていない。従って、Y方向で隣接する画素11間において下地開口部55で挟まれた領域56の幅寸法が長い。
但し、本形態では、実施の形態1と違って、光透過部330および下地開口部55の形成領域は、画素11の幅寸法(X方向における寸法)と同等である。それでも、X方向では、光透過部330および下地開口部55の形成領域の画素中心位置に対するY方向への偏り方向が反対の画素11が交互に並んでいるため、X方向で隣接する画素11において、下地開口部55で挟まれた領域57の幅寸法が長い。
しかも、画素11内における光透過部330および下地開口部55の形成領域は、Y方向で隣接する画素11との境界領域から内側に位置しているため、斜め方向に位置する画素11間においても下地開口部55で挟まれた領域58の幅寸法が長い。
それ故、光透過部330および下地開口部55の形成領域を広げて透過モードにおける表示光量を増大させても、凹凸形成層50が剥げることがないので、対向基板20および電気光学装置1の歩留まりおよび信頼性を向上することができる。
[実施の形態3]
図10は、本発明の実施の形態3に係る電気光学装置における画素のレイアウトを示す平面図である。図11(A)、(B)は、図10に示す電気光学装置を図10のX10−X10′線で切断したときの断面図、および図10のY10−Y10′線で切断したときの断面図である。
図10および図11(A)、(B)に示すように、本形態において、各画素11は、Y方向に長辺が延びた長方形の平面形状を有しており、光透過部330および下地開口部55の形成領域は、画素11の幅寸法(X方向における寸法)よりも狭い幅寸法をもってY方向に延びている。
また、光透過部330および下地開口部55の形成領域は、画素中心位置からY方向に偏った位置にあり、いずれの画素11においても、光透過部330および下地開口部55の形成領域は、画素中心位置に届いていない。また、Y方向において、光透過部330および下地開口部55の形成領域の画素中心位置に対するY方向への偏り方向が反対の画素11が交互に並んでいる。また、X方向において、光透過部330および下地開口部55の形成領域の画素中心位置に対するY方向への偏り方向が反対の画素11が交互に並んでいる。従って、Y方向で隣接する画素11間において下地開口部55で挟まれた領域56の幅寸法が長く、かつ、X方向で下地開口部55で挟まれた領域57の幅寸法が長い。
さらに、本形態では、Y方向で隣接し合う画素11のうち、光透過部330および下地開口部55の形成領域が近接する画素11間では、光透過部330および下地開口部55の形成領域が繋がっている。このため、Y方向で隣接し合う画素11間には、凹凸形成層50が狭い幅をもって残るような部分が存在しない。それ故、光透過部330および下地開口部55の形成領域を広げて透過モードにおける表示光量を増大させても、凹凸形成層50が剥げることがないので、対向基板20および電気光学装置1の歩留まりおよび信頼性を向上することができる。
[実施の形態4]
図12は、本発明の実施の形態4に係る電気光学装置における画素のレイアウトを示す平面図である。図13(A)、(B)は、図12に示す電気光学装置を図12のX12−X12′線で切断したときの断面図、および図12のY12−Y12′線で切断したときの断面図である。
図12および図13(A)、(B)に示すように、本形態においては、実施の形態3と同様、各画素11は、Y方向に長辺が延びた長方形の平面形状を有している。また、Y方向において、光透過部330および下地開口部55の形成領域の画素中心位置に対するY方向への偏り方向が反対の画素11が交互に並んでおり、かつ、X方向においても、光透過部330および下地開口部55の形成領域の画素中心位置に対するY方向への偏り方向が反対の画素11が交互に並んでいる。さらに、Y方向で隣接し合う画素11のうち、光透過部330および下地開口部55の形成領域が近接する画素11間では、光透過部330および下地開口部55の形成領域が繋がっている。
但し、本形態では、実施の形態1と違って、光透過部330および下地開口部55の形成領域は、画素11の幅寸法(X方向における寸法)と同等である。それでも、X方向では、光透過部330および下地開口部55の形成領域の画素中心位置に対するY方向への偏り方向が反対の画素11が交互に並んでいるため、X方向で隣接する画素11において、下地開口部55で挟まれた領域57の幅寸法が長い。
[その他の実施の形態]
なお、上記形態の電気光学装置では、いずれの画素11にも、アクティブ素子としてTFD素子40が形成され、光透過部330および下地開口部55については、透過モードでの表示光を透過させる必要がある。このため、光透過部330および下地開口部55の形成位置に対応させて、TFD素子40については、各画素11のY方向の中央位置に形成したが、光透過部330および下地開口部55の位置や大きさによっては、TFD素子40の形成位置は、上記位置に限定されるものではない。
また、上記形態では、カラーフィルタがストライプ配列あるいはモザイク配列された対向基板30に対して本発明を適用したが、カラーフィルタがデルタ配列された対向基板などに本発明を適用してもよい。
さらに、上記形態では、光反射層33は、凹凸形成層50の下地開口部55の開口縁と略一致する位置まで形成されていたが、図14(A)に示すように、光反射層33は、凹凸形成層50の下地開口部55の外側領域に形成されている構成を採用してもよい。このように構成すると、光反射層33は、常に凹凸形成層50を下地として形成されるので、光反射層33の剥離や再付着を防止することができる。
また、図14(B)に示すように、凹凸形成層50の下地開口部55の内周壁を覆うように光反射層33を形成してもよい。このように構成すると、透過モードで表示する際、凹凸形成層50の下地開口部55の内周壁から光が漏れるのを防止することができるので、コントラストを向上することができる。
なお、上記形態では、アクティブ素子としてTFD素子40を用いた例であったが、アクティブ素子としてTFTを用いた電気光学装置、さらにはパッシブマトリクス型の電気光学装置に本発明を適用してよい。
さらに、エレクトロルミネッセンス表示装置や、プラズマディスプレイ、フィールドエミッションディスプレイなどといった電子放出素子を用いた表示装置等々の電気光学装置に本発明を適用してもよい。
[電子機器への搭載例]
図15は、本形態の電気光学装置1を搭載した電子機器の一例としての携帯電話の構成を示す斜視図である。
図15において、携帯電話1400は、複数の操作ボタン1402のほか、受話口1404、送話口1406とともに、電気光学装置1を備えるものである。この電気光学装置1にも、必要に応じてその背面にバックライト装置が設けられる。
なお、本形態の電気光学装置1を搭載可能な電子機器としては、携帯電話機の他、モバイルコンピュータ、液晶テレビや、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等などが挙げられる。
本発明では、光透過部および下地開口部の形成領域を画素中心位置から所定方向にずらすことにより、下地開口部で挟まれる部分には、下地膜を広い幅で残すか、あるいは、下地膜を完全に除去する。このため、近接する画素間で下地膜が剥げることがないので、光透過部および下地開口部の形成領域を広げても、電気光学装置用基板および電気光学装置の歩留まりおよび信頼性を維持、向上することができる。
本発明の実施の形態1に係る電気光学装置の電気的構成を示すブロック図である。 図1に示す電気光学装置の構成を示す分解斜視図である。 図1に示す電気光学装置における画素のレイアウトを示す平面図である。 (A)、(B)は、図1に示す電気光学装置を図3のX3−X3′線で切断したときの断面図、および図3のY3−Y3′線で切断したときの断面図である。 図3のA−A’線に沿って示すTFD素子の断面図である。 (A)〜(D)は、本発明に係る電気光学装置に用いた対向基板に凹凸形成層を形成する工程を示す工程断面図である。 (A)〜(C)は、本発明に係る電気光学装置に用いた対向基板に凹凸形成層を形成する別の工程を示す工程断面図である。 本発明の実施の形態2に係る電気光学装置における画素のレイアウトを示す平面図である。 (A)、(B)は、図8に示す電気光学装置を図8のX8−X8′線で切断したときの断面図、および図8のY8−Y8′線で切断したときの断面図である。 本発明の実施の形態3に係る電気光学装置における画素のレイアウトを示す平面図である。 (A)、(B)は、図10に示す電気光学装置を図10のX10−X10′線で切断したときの断面図、および図10のY10−Y10′線で切断したときの断面図である。 本発明の実施の形態4に係る電気光学装置における画素のレイアウトを示す平面図である。 (A)、(B)は、図12に示す電気光学装置を図12のX12−X12′線で切断したときの断面図、および図12のY12−Y12′線で切断したときの断面図である。 (A)、(B)は、本発明を適用した電気光学装置における凹凸形成層と光反射層の位置関係を示す説明図である。 本発明を適用した電気光学装置を搭載した電子機器の一例としての携帯電話の構成を示す斜視図である。 従来の電気光学装置における画素のレイアウトを示す平面図である。 (A)、(B)は、従来の電気光学装置を図16のX16−X16′線で切断したときの断面図、および図16のY16−Y16′線で切断したときの断面図である。 参考例に係る電気光学装置における画素のレイアウトを示す平面図である。 (A)、(B)は、参考例に係る電気光学装置を図18のX18−X18′線で切断したときの断面図、および図18のY18−Y18′線で切断したときの断面図である。
符号の説明
1 電気光学装置、9 バックライト装置、10 駆動用液晶セル、11 画素、12 液晶層、20 素子側基板、21 データ線、23 画素電極、30 対向基板(電気光学装置用基板)、31 走査線、33 光反射層、34 カラーフィルタ層、36 対向電極、40 TFD素子(アクティブ素子)、50 凹凸形成層(下地層)、55 下地開口部、330 光透過部

Claims (10)

  1. 透光性基板上で互いに交差する方向をX方向およびY方向としたとき、
    前記透光性基板上のX方向およびY方向にマトリクス状に配列された多数の画素の各々には、少なくとも、透光性を備えた下地層、および反射モードでの表示を可能とする光反射層がこの順に形成されているとともに、前記光反射層には透過モードでの表示を可能とする光透過部が形成され、前記下地層には、前記光透過部に平面的に重なる領域に下地開口部が形成された電気光学装置用基板において、
    前記光透過部および前記下地開口部の形成領域が画素中心位置からY方向における同一方向に偏った画素がY方向に並んでいるとともに、X方向では、前記光透過部および前記下地開口部の形成領域の画素中心位置に対するY方向への偏り方向が反対の画素が交互に並んでおり、かつ、
    前記画素内における前記光透過部および前記下地開口部の形成領域は、Y方向で隣接する画素との境界領域から内側に位置していることを特徴とする電気光学装置用基板。
  2. 透光性基板上で互いに交差する方向をX方向およびY方向としたとき、
    前記透光性基板上のX方向およびY方向にマトリクス状に配列された多数の画素の各々には、少なくとも、透光性を備えた下地層、および反射モードでの表示を可能とする光反射層がこの順に形成されているとともに、前記光反射層には透過モードでの表示を可能とする光透過部が形成され、前記下地層には、前記光透過部に平面的に重なる領域に下地開口部が形成された電気光学装置用基板において、
    前記光透過部および前記下地開口部の形成領域の画素中心位置からY方向への偏り方向が反対の画素がY方向で交互に並んでいるとともに、X方向でも、前記光透過部および前記下地開口部の形成領域の画素中心位置に対するY方向への偏り方向が反対の画素が交互に並んでおり、
    Y方向で隣接し合う画素のうち、前記光透過部および前記下地開口部の形成領域が近接する画素間では、前記光透過部および前記下地開口部の形成領域が繋がっていることを特徴とする電気光学装置用基板。
  3. 請求項1または2において、前記透光性基板上でX方向とY方向は直交していることを特徴とする電気光学装置用基板。
  4. 請求項3において、前記画素は、Y方向に長辺が延びる略長方形の平面形状を有していることを特徴とする電気光学装置用基板。
  5. 請求項4において、前記画素内における前記光透過部および前記下地開口部の形成領域のX方向における幅寸法は、画素のX方向の幅寸法よりも短いことを特徴とする電気光学装置用基板。
  6. 請求項4において、前記画素内における前記光透過部および前記下地開口部の形成領域のX方向における幅寸法は、画素のX方向の幅寸法と略等しいことを特徴とする電気光学装置用基板。
  7. 請求項1ないし6のいずれかにおいて、前記下地層は、感光性樹脂層からなることを特徴とする電気光学装置用基板。
  8. 請求項7において、前記下地層は、前記光反射層の表面に光散乱用の凹凸を付すための凹凸形成層であることを特徴とする電気光学装置用基板。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに規定された電気光学装置用基板によって電気光学物質を保持していることを特徴とする電気光学装置。
  10. 請求項9に規定する電気光学装置を備えていることを特徴とする電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008145806A (ja) * 2006-12-12 2008-06-26 Dainippon Printing Co Ltd 半透過型液晶表示装置用カラーフィルタとその製造方法および半透過型液晶表示装置

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