JP2005145314A - 駆動車輪用軸受装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
装置の軽量・コンパクト化を図ると共に、補修時の分離容易性と車両搭載時の固定の確実性を両立させた駆動車輪用軸受装置を提供する。
【解決手段】
ハブ輪1と複列の転がり軸受2と等速自在継手3とがユニット化され、複列の転がり軸受2が、外方部材7と、ハブ輪1と内輪部材6とからなる内方部材8と、両部材間に収容された複列の転動体9とを備え、ハブ輪1の内周に硬化した凹凸部5が形成されると共に、これに内輪部材6の嵌合部20bを拡径させて食い込ませ、内輪部材6の連結部21に外側継手部材14が連結されている駆動車輪用軸受装置において、連結部21の外周に傾斜壁を有する環状溝22と、断続歯23、断続鍔24が形成されると共に、肩部19の内周に断続歯25を有する断続鍔26が形成され、環状溝22と肩部19とで形成される環状空間32に台形断面の弾性リング28を嵌合させた。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車等の車輪を回転自在に支承する駆動車輪用軸受装置、特に、ハブ輪と等速自在継手と複列の転がり軸受とをユニット化した駆動車輪用軸受装置およびその製造方法に関する。
例えば、FR車の後輪、FF車の前輪、あるいは4WD車の全輪といった自動車の駆動輪は、駆動車輪用軸受装置により懸架装置に支持されている。近年、駆動車輪用軸受装置は軽量・コンパクト化を狙って、ハブ輪と等速自在継手と軸受部とをユニット化すると共に、軸受部と等速自在継手とを分離可能とし、モジュール化と補修時の作業性向上を図る傾向にある。
図4は、こうした駆動車輪用軸受装置の一例で、ハブ輪50と複列の転がり軸受60と等速自在継手70とをユニット化して構成している。内方部材51は、ハブ輪50と、このハブ輪50に内嵌された内輪部材52とからなる。ハブ輪50は、車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ53を一体に有し、この車輪取付フランジ53の円周等配位置には車輪を固定するためのハブボルト54が植設されている。ハブ輪50の外周には、複列の転がり軸受60の一方の内側転走面50aが形成されている。内輪部材52は、複列の転がり軸受60の他方の内側転走面52aが外周に形成されると共に、一端部にハブ輪50に内嵌される嵌合部55、他端部に外側継手部材71に内嵌される連結部56がそれぞれ突設されている。この連結部56の外周には雄セレーション57と環状溝58が形成されている。
ハブ輪50の内周には硬化した凹凸部59が形成され、内輪部材52の嵌合部55を内嵌させると共に、この嵌合部55の内径にマンドレルを挿入・抜脱させる等、適宜な手段で拡径して前述した凹凸部59に食い込ませることにより、ハブ輪50と内輪部材52が一体に塑性結合されている。
複列の転がり軸受60を構成する外方部材61は、外周に車体(図示せず)に取り付けるための車体取付フランジ62を一体に有し、内周にはハブ輪50の内側転走面50a、および内輪部材52の内側転走面52aにそれぞれ対向する複列の外側転走面61a、61aが形成されている。これらの転走面61a、50aと61a、52a間には複列の転動体(ボール)63、63が保持器64、64によって転動自在に保持されている。
等速自在継手70は外側継手部材71と継手内輪72、ケージ73、およびトルク伝達ボール74とからなる。外側継手部材71はカップ状のマウス部75と、このマウス部75から軸方向に延びる中空の肩部76を有している。この肩部76の内周には、前述した雄セレーション57に係合する雌セレーション77が形成されている。ここで、雄セレーション57の環状溝58にクリップ78が装着され、雌セレーション77の傾斜された切上り面と環状溝58にこのクリップ78を係合させ、外側継手部材71と内輪部材52が軸方向に分離可能に固定されている。ここで、外側継手部材71と内輪部材52とが離反する方向の荷重をかければ、クリップ78は、傾斜された切上り面の角度に応じた径方向分力を受けて容易に縮径し、内輪部材52と外側継手部材71を分離することができる。
特開2003−112502号公報
この従来の駆動車輪用軸受装置は、外側継手部材71と内輪部材52とに離反する方向の荷重をかけることにより、クリップ78が容易に縮径して両部材を分離することができる特徴を有しているが、不意の外力や装置に発生する内力によって分離する恐れもあるため、環状溝58の寸法精度と切上り面の傾斜角度の精度等を厳しく規制する必要があった。
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたもので、装置の軽量・コンパクト化を図ると共に、補修時の分離容易性と車両搭載時の固定の確実性を両立させた駆動車輪用軸受装置、およびその製造方法を提供することを目的とする。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、ハブ輪と複列の転がり軸受と等速自在継手とがユニット化された駆動車輪用軸受装置であって、前記複列の転がり軸受が、前記ハブ輪と、このハブ輪に内嵌された円筒状の内輪部材とからなる内方部材と、この内方部材に外嵌され、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、前記両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体とを備え、前記複列の転がり軸受における内側転走面のうち一方の内側転走面が前記ハブ輪に、他方の内側転走面が前記内輪部材に形成され、前記ハブ輪の内周に硬化した凹凸部が形成されると共に、この凹凸部に、前記内輪部材の嵌合部を拡径させて食い込ませ、前記ハブ輪と内輪部材とが塑性結合により一体化され、前記内輪部材に突設された連結部に前記等速自在継手を構成する外側継手部材が着脱可能に連結されている駆動車輪用軸受装置において、前記連結部の外周に傾斜壁を有する環状溝が形成され、この環状溝から端部に亙って断続歯と、この断続歯の端部に断続鍔が円周等配位置に複数形成されると共に、前記外側継手部材の肩部の内周に、前記断続歯に係合する断続歯を有する断続鍔が形成され、前記環状溝と肩部とで形成される断面略V字形をなす環状空間に、断面が略台形に形成された弾性リングを嵌合させ、この弾性リングを縮径させて前記内輪部材と外側継手部材とが離反する方向に予圧を付与するようにした構成を採用した。
このように、内輪部材の連結部の外周に傾斜壁を有する環状溝が形成され、この環状溝から端部に亙って断続歯と、この断続歯の端部に断続鍔が円周等配位置に複数形成されると共に、外側継手部材の肩部の内周に、連結部の断続歯に噛合する断続歯を有する断続鍔が形成され、環状溝と肩部とで形成される断面略V字形をなす環状空間に、断面が略台形に形成された弾性リングを嵌合させ、この弾性リングを縮径させて内輪部材と外側継手部材とが離反する方向に予圧を付与するようにしたので、従来のように、連結部の各部位の寸法精度を厳しく規制しなくとも軸方向のガタがなく確実に内輪部材と外側継手部材とを連結することができ、補修時の分離容易性と車両搭載時の固定の確実性を両立させた駆動車輪用軸受装置を提供することができる。
また、請求項2に記載の発明のように、前記連結部の断続鍔および前記肩部の断続鍔のどちらか一方にストッパーピンが突設され、他方の断続鍔がこのストッパーピンにより所定の位相に位置決めされるようにすれば、断続歯同士を正規の位相に確実に噛合させることができる。
また、請求項3に記載の発明は、前記弾性リングの外周に帯鋼からなるバンドが締付けられているので、弾性リングに緊縛力を付与することができ、内輪部材と外側継手部材との連結部の軸方向ガタを確実になくすことができる。
また、請求項4に記載の発明は、前記弾性リングが硬質ゴムまたは合成樹脂からなるエラストマで形成されているので、各部位を厳しい寸法精度で規制する必要がなく所望の予圧機能を発揮すると共に、外部から雨水やダスト等がこの連結部に侵入するのを防止するシール機能をも発揮することができる。
また、請求項5に記載の発明は、前記弾性リングが、一つ割れまたは複数のセグメントで構成されているので、組立・分解性が簡便になると共に、材料が持つ弾性係数に制約されず、弾性リングの材質選択の自由度が広がり、適切な材質を適宜選択することができる。
また、本発明のうち請求項6に記載の方法発明は、ハブ輪と複列の転がり軸受と等速自在継手とがユニット化される駆動車輪用軸受装置の製造方法であって、前記複列の転がり軸受が、前記ハブ輪と、このハブ輪に内嵌された円筒状の内輪部材とからなる内方部材と、この内方部材に外嵌され、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、前記両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体とを備え、前記複列の転がり軸受における内側転走面のうち一方の内側転走面が前記ハブ輪に、他方の内側転走面が前記内輪部材に形成され、前記ハブ輪の内周に硬化した凹凸部が形成されると共に、この凹凸部に、前記内輪部材の嵌合部を拡径させて食い込ませ、前記ハブ輪と内輪部材とが塑性結合により一体化され、前記内輪部材に突設された連結部に前記等速自在継手を構成する外側継手部材が着脱可能に連結されている駆動車輪用軸受装置の製造方法において、前記連結部の外周に傾斜壁を有する環状溝が形成され、この環状溝から端部に亙って断続歯と、この断続歯の端部に断続鍔が円周等配位置に複数形成されると共に、前記外側継手部材の肩部の内周に、前記断続歯に噛合する断続歯を有する断続鍔が形成され、前記連結部に形成された断続鍔と、前記肩部に形成された断続鍔間の凹所の位相を合わせた状態で、前記連結部に前記肩部を一旦前記環状溝まで外挿させた後、前記内輪部材と外側継手部材を相対回転させ、その後、前記連結部の断続鍔と前記肩部の断続鍔の位相を合致させた状態で、前記内輪部材と外側継手部材を離反させて前記断続歯同士を係合させ、さらに、前記環状溝と肩部とで形成される断面略V字形をなす環状空間に、断面が略台形に形成された弾性リングを嵌合させ、この弾性リングの外周にバンドを巻き付け、前記弾性リングが縮径するように締付けた。
このように、内輪部材における連結部の断続鍔と、外側継手部材における肩部の凹所の位相を合わせた状態で連結部に肩部を外挿させた後、両部材を相対回転させて断続鍔同士の位相を合わせた状態で両部材を軸方向に離反させ、その後、連結部の環状溝と肩部とで形成される断面略V字形をなす環状空間に、断面が略台形に形成された弾性リングを嵌合させ、この弾性リングを縮径させて両部材を連結させるようにしたので、組立時および補修時における分離・係合作業が簡便化され、内輪部材と外側継手部材とを着脱可能に、かつ確実に連結させることができる。
また、請求項7に記載の発明は、前記連結部の断続鍔および前記肩部の断続鍔のどちらか一方にストッパーピンが突設されると共に、他方の断続鍔がこのストッパーピンにより所定の位相に位置決めされた状態で、前記肩部の断続鍔と前記連結部の断続鍔とが当接するまで前記断続歯同士を噛合させたので、正規の位相に両部材を容易に合致させることができ、所定の歯数を確実に噛合させることができる。
本発明に係る駆動車輪用軸受装置は、ハブ輪と複列の転がり軸受と等速自在継手とがユニット化された駆動車輪用軸受装置であって、前記複列の転がり軸受が、前記ハブ輪と、このハブ輪に内嵌された円筒状の内輪部材とからなる内方部材と、この内方部材に外嵌され、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材とを備え、前記複列の転がり軸受における内側転走面のうち一方の内側転走面が前記ハブ輪に、他方の内側転走面が前記内輪部材に形成され、これら内側転走面と前記複列の外側転走面間に転動自在に複列の転動体が収容され、前記ハブ輪の内周に硬化した凹凸部が形成されると共に、この凹凸部に、前記内輪部材の嵌合部を拡径させて食い込ませ、前記ハブ輪と内輪部材とが塑性結合により一体化され、前記内輪部材に突設された連結部に前記等速自在継手を構成する外側継手部材が着脱可能に連結されている駆動車輪用軸受装置において、前記連結部の外周に傾斜壁を有する環状溝が形成され、この環状溝から端部に亙って断続歯と、この断続歯の端部に断続鍔が円周等配位置に複数形成されると共に、前記外側継手部材の肩部の内周に、前記断続歯に噛合する断続歯を有する断続鍔が形成され、前記環状溝と肩部とで形成される断面に断面略V字形をなす環状空間に、断面が略台形に形成された弾性リングを嵌合させ、この弾性リングを縮径させて前記内輪部材と外側継手部材とが離反する方向に予圧を付与するようにしたので、従来のように、連結部の各部位の寸法精度を厳しく規制しなくとも軸方向のガタがなく確実に内輪部材と外側継手部材とを連結することができ、補修時の分離容易性と車両搭載時の固定の確実性を両立させた駆動車輪用軸受装置を提供することができる。
また、本発明に係る前記駆動車輪用軸受装置の製造方法は、ハブ輪と複列の転がり軸受と等速自在継手とがユニット化される駆動車輪用軸受装置の製造方法であって、前記複列の転がり軸受が、前記ハブ輪と、このハブ輪に内嵌された円筒状の内輪部材とからなる内方部材と、この内方部材に外嵌され、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材と、前記両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体とを備え、前記複列の転がり軸受における内側転走面のうち一方の内側転走面が前記ハブ輪に、他方の内側転走面が前記内輪部材に形成され、前記ハブ輪の内周に硬化した凹凸部が形成されると共に、この凹凸部に、前記内輪部材の嵌合部を拡径させて食い込ませ、前記ハブ輪と内輪部材とが塑性結合により一体化され、前記内輪部材に突設された連結部に前記等速自在継手を構成する外側継手部材が着脱可能に連結されている駆動車輪用軸受装置の製造方法において、前記連結部の外周に傾斜壁を有する環状溝が形成され、この環状溝から端部に亙って断続歯と、この断続歯の端部に断続鍔が円周等配位置に複数形成されると共に、前記外側継手部材の肩部の内周に、前記断続歯に噛合する断続歯を有する断続鍔が形成され、前記連結部に形成された断続鍔と、前記肩部に形成された断続鍔間の凹所の位相を合わせた状態で、前記連結部に前記肩部を一旦前記環状溝まで外挿させた後、前記内輪部材と外側継手部材を相対回転させ、その後、前記連結部の断続鍔と前記肩部の断続鍔の位相を合致させた状態で、前記内輪部材と外側継手部材を離反させて前記断続歯同士を係合させ、さらに、前記環状溝と肩部とで形成される断面略V字形をなす環状空間に、断面が略台形に形成された弾性リングを嵌合させ、この弾性リングの外周にバンドを巻き付け、前記弾性リングが縮径するように締付けるようにしたので、組立時および補修時における分離・係合作業が簡便化され、内輪部材と外側継手部材とを確実に着脱可能に連結させることができる。
ハブ輪と複列の転がり軸受と等速自在継手とがユニット化された駆動車輪用軸受装置であって、前記複列の転がり軸受が、前記ハブ輪と、このハブ輪に内嵌された円筒状の内輪部材とからなる内方部材と、この内方部材に外嵌され、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材とを備え、前記複列の転がり軸受における内側転走面のうち一方の内側転走面が前記ハブ輪に、他方の内側転走面が前記内輪部材に形成され、これら内側転走面と前記複列の外側転走面間に転動自在に複列の転動体が収容され、前記ハブ輪の内周に硬化した凹凸部が形成されると共に、この凹凸部に、前記内輪部材の嵌合部を拡径させて食い込ませ、前記ハブ輪と内輪部材とが塑性結合により一体化され、前記内輪部材に突設された連結部に前記等速自在継手を構成する外側継手部材が着脱可能に連結されている駆動車輪用軸受装置において、前記連結部の外周に傾斜壁を有する環状溝が形成され、この環状溝から端部に亙って断続歯と、この断続歯の端部に断続鍔が円周等配位置に複数形成されると共に、前記外側継手部材の肩部の内周に、前記断続歯に噛合する断続歯を有する断続鍔が形成され、前記環状溝と肩部とで形成される断面略V字形をなす環状空間に、断面が略台形に形成され、硬質ゴムからなる二つ割れの弾性リングを嵌合させ、この弾性リングを縮径させて前記内輪部材と外側継手部材とが離反する方向に予圧を付与した。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る駆動車輪用軸受装置の実施形態を示す縦断面図、図2は図1のII−II線に沿った断面矢視図で、(a)は内輪部材側、(b)は外側継手部材側を示している。この駆動車輪用軸受装置は、ハブ輪1と、複列の転がり軸受2と、等速自在継手3とをユニット化して構成している。なお、以下の説明では、車両に組み付けた状態で、車両の外側寄り(図面左側)となる側をアウトボード側、中央寄り側(図面右側)をインボード側という。
ハブ輪1は、S53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中炭素鋼で形成され、アウトボード側の端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ4を一体に有し、その円周等配位置にハブボルト10が植設されている。ハブ輪1の内周面には凹凸部5が形成され、熱処理によって表面硬さを54〜64HRCの範囲に硬化層が形成されている。熱処理としては、局部加熱ができ、硬化層深さの設定が比較的容易にできる高周波誘導加熱による焼入れが好適である。
なお、凹凸部5はアヤメローレット状に形成され、旋削等により独立して形成された複数の環状溝と、ブローチ加工等により形成された複数の軸方向溝とを略直交させて構成した交叉溝、あるいは、互いに傾斜した螺旋溝で構成した交叉溝からなる。また、凹凸部5の凸部は良好な食い込み性を確保するために、その先端部が三角形状等の尖塔形状に形成されている。
複列の転がり軸受2は、外方部材7と内方部材8と複列の転動体(ボール)9、9とを備えている。外方部材7は、S53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中炭素鋼で形成され、外周に車体(図示せず)に取り付けるための車体取付フランジ7aを一体に有し、内周には複列の外側転走面7b、7bが形成されている。一方、内方部材8は、ハブ輪1と、このハブ輪1に内嵌された内輪部材6とを指し、外方部材7の外側転走面7b、7bに対向するアウトボード側の内側転走面1aがハブ輪1の外周に、またインボード側の内側転走面6aが内輪部材6の外周にそれぞれ形成されている。複列の転動体9、9がこれら転走面7b、1aと7b、6a間にそれぞれ収容され、保持器11、11で転動自在に保持されている。複列の転がり軸受2の端部にはシール12、13が装着され、軸受内部に封入された潤滑グリースの漏洩と、外部からの雨水やダスト等が軸受内部に侵入するのを防止している。なお、ここでは、複列の転がり軸受2として転動体9、9をボールとした複列アンギュラ玉軸受を例示したが、これに限らず転動体に円すいころを使用した複列円すいころ軸受であっても良い。
円筒状の内輪部材6は、S53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中炭素鋼からなり、両端に軸部20と連結部21が夫々突設されている。内輪部材6のアウトボード側に突設された軸部20は、ハブ輪1のインロウ部1bが圧入される小径段部20aと、その先端部に嵌合部20bを有している。そして、この嵌合部20bをハブ輪1に内嵌すると共に、この嵌合部20bの内径にマンドレルを挿入・抜脱させる等、嵌合部20bを適宜な手段で拡径させてハブ輪1の凹凸部5に食い込ませることによりハブ輪1と内輪部材6とが一体に塑性結合される。これにより、従来のセレーション等のトルク伝達手段に比べ嵌合部の緩みを防止でき、かつ嵌合部の摩耗を抑制することができるため、装置の耐久性と操縦安定性を向上させることができる。また、この結合部はトルク伝達手段と、ハブ輪と外側継手部材の結合手段とを併せ持つため、一層の軽量・コンパクト化に寄与する。
一方、内輪部材6のインボード側に突設された連結部21は、外周に所定の傾斜角からなる傾斜壁を有する環状溝22が形成されている。図2(a)にも示すように、この環状溝22からインボード側に亙ってセレーション(またはスプライン)等の断続歯23が形成され、さらに、この断続歯23の端部に断続鍔24が形成されている。これら断続歯23および断続鍔24は、円周等配位置に複数個形成され、後述する外側継手部材14に着脱可能に連結される。
ハブ輪1の外周において、シール12のシールリップが摺接するシールランド部、内側転走面1a、およびインロウ部1bの表面に高周波焼入れによって硬化層が形成されている。また、内輪部材6の外周において、連結部21と、シール13の嵌合部、内側転走面6aから軸部20に亙って、熱処理によって表面硬さを54〜64HRCの範囲に硬化層が形成されている。熱処理としては、局部加熱ができ、硬化層深さの設定が比較的容易にできる高周波誘導加熱による焼入れが好適である。ここで、拡径される嵌合部20bは、鍛造後の素材表面硬さ24HRC以下の未焼入れ部とし、前記したハブ輪1の凹凸部5の表面硬さ54〜64HRCとの硬度差を30HRC以上に設定するのが好ましい。これにより、嵌合部20bが凹凸部5に容易に、かつ深く食い込み、凹凸部5の先端が潰れることなく強固に両者を塑性結合することができる。
等速自在継手3は、外側継手部材14と継手内輪15とケージ16およびトルク伝達ボール17とを備えている。そして、外側継手部材14は、S53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中炭素鋼で形成され、カップ状のマウス部18と、このマウス部18の底部をなす肩部19を有し、マウス部18の内周には軸方向に延びる曲線状のトラック溝18aが形成されている。外側継手部材14において、マウス部18の内周に形成されたトラック溝18aと、肩部19の表面には、高周波焼入れ等によって所定の硬化層が形成されている。
中空に形成された肩部19の内周には、図2(b)に示すように、円周等配位置に断続鍔25が複数個(連結部21の断続鍔24と同数)形成されている。さらに、この断続鍔25の内周には、連結部21の断続歯23に噛合するセレーション(またはスプライン)等の断続歯26が形成されている。必要に応じて、断続鍔25にストッパーピン25aが設けられると共に、内輪部材6の断続鍔24がこのストッパーピン25aによって位置決めされる構造となっている。このストッパーピン25aが突出していることにより、断続歯23、26同士を正規の位相に噛合させることができる。すなわち、正規の位相に断続歯23、26が合致されずに噛合させると、ストッパーピン25aが連結部21の断続鍔24に当接して外側継手部材14を最後まで引き戻すことができないので容易に判別ができる。ここで、断続歯25が正規の位相に合致されていないと、両断続歯23、26が噛合する有効歯数が減少してトルク伝達容量が低下し好ましくない。なお、断続鍔25、25間の凹所27の周方向幅は、少なくとも前述した内輪部材6の断続鍔24の周方向幅よりも大きく形成されており、内輪部材6の連結部21に外側継手部材14の肩部19が容易に外挿できるようになっている。ここでは、内輪部材6の連結部21に形成された断続鍔24の数は5個のものを例示したが、少なくとも3個以上あれば良く、この個数および周方向長さは、内輪部材6のサイズや伝達トルク等によって適宜設定される。
内輪部材6と外側継手部材14の連結方法については後述するが、内輪部材6と外側継手部材14を連結した後、連結部21の環状溝22と、外側継手部材14の肩部19とで形成される断面略V字形をなす環状空間32に、この環状空間32のテーパ角に対応した所定のテーパ角を有し、断面が略台形に形成された二つ割れタイプの弾性リング28を嵌合させる。そして、この弾性リング28の外周にステンレス製の帯鋼からなるバンド29を巻き付け、弾性リング28が縮径するように締付けられることにより、弾性リング28に所定の緊縛力が得られる。この弾性リング28の縮径により、肩部19の断続鍔25は連結部21の断続鍔24に押し付けられ、内輪部材6と外側継手部材14とが離反する方向に予圧が付与される。
本実施形態では、弾性リング28が、硬質ゴムあるいは合成樹脂等のエラストマで形成されているので、従来のように、各部位を厳しい寸法精度で規制する必要がなく所望の予圧機能を発揮すると共に、外部から雨水やダスト等がこの連結部に侵入するのを防止するシール機能をも発揮することができる。ここでは、弾性リング28として、二つ割れの半円状の弾性リングをしているので、組立・分解性が簡便になると共に、材料が持つ弾性係数に制約されないので弾性リングの材質選択の自由度が広がり、適切な材質を適宜選択することができる。なお、弾性リング28はこのような二つ割れタイプに限らず、一つ割れの有端リングタイプでも良いし、また、三つ以上に分割されたセグメントタイプであっても良い。
また、内輪部材6のインボード側の内径にはエンドキャップ30が装着され、マウス部18に封入された潤滑グリースの外部への漏洩を防止している。また、ハブ輪1のアウトボード側の開口端部にもエンドキャップ31が装着され、塑性結合部や中空の軸部20内に外部から雨水やダスト等が侵入しないように防止している。なお、エンドキャップ31の底部には凹凸面が形成され、表面積を増大させて装置の放熱性を向上させている。
次に、図3a乃至図3eを用いて、内輪部材6と外側継手部材14の連結方法を説明する。
1.図3aにおいて、まず、内輪部材6の連結部21に形成された断続鍔24と、外側継手部材14の肩部19に形成された凹所27の位相を合わせた状態で、内輪部材6の連結部21に外側継手部材14の肩部19を外挿する。
2.そして、図3bおよび図3cに示すように、肩部19を一旦連結部21の環状溝22まで外挿させた後、内輪部材6と外側継手部材14を相対回転させ、連結部21の断続鍔24と肩部19の断続鍔25の位相を合致させる。ここで、断続鍔24、25の位相合せの目安として、内輪部材6と外側継手部材14のそれぞれの外径等に合いマークを付けておくと良い。
3.この状態で、図3dに示すように、内輪部材6と外側継手部材14を離反させ、図示しないストッパーピンによって断続鍔24が所定の位相に位置決めされるように位相合せをした状態で断続歯23、26同士を噛合させ、肩部19の断続鍔25と連結部21の断続鍔24とを当接させる。
4.最後に、図3eに示すように、連結部21の環状溝22と外側継手部材14の肩部19とで形成される断面略V字形をなす環状空間32に、この環状空間32のテーパ角に対応した所定のテーパ角を有し、断面が略台形に形成された二つ割れタイプの弾性リング28を嵌合させ、この弾性リング28の外周にステンレス製の帯鋼からなるバンド29を巻き付け、弾性リング28が縮径するように締付ける。なお、内輪部材6と外側継手部材14の分解方法は逆の手順となる。
本実施形態では、前述したように、内輪部材6と外側継手部材14とは軸方向のガタなく着脱可能に連結されると共に、装置の組立および補修時の分解作業が一段と向上し、装置のモジュール化が実現できる。したがって、装置の軽量・コンパクト化を図ると共に、補修時の分離容易性と車両搭載時の固定の確実性を両立させた駆動車輪用軸受装置を提供することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る駆動車輪用軸受装置は、自動車をはじめ、あらゆる車両の駆動車輪用軸受装置に適用できる。
本発明に係る駆動車輪用軸受装置の実施形態を示す縦断面図である。 (a)は、図1のII−II線に沿った断面矢視図で、内輪部材側を示している。 (b)は、同上外側継手部材側を示している。 本発明に係る駆動車輪用軸受装置の組立方法を示す断面斜視図で、内輪部材に外側継手部材を外挿する工程を示している。 同上、内輪部材と外側継手部材との位相を合わせる工程を示している。 同上 同上、内輪部材と外側継手部材とを離反させる工程を示している。 同上、内輪部材と外側継手部材に予圧を付与する工程を示している。 従来の駆動車輪用軸受装置を示す縦断面図である。
符号の説明
1・・・・・・・・・・・ハブ輪
1a、6a・・・・・・・内側転走面
1b・・・・・・・・・・インロウ部
2・・・・・・・・・・・複列の転がり軸受
3・・・・・・・・・・・等速自在継手
4・・・・・・・・・・・車輪取付フランジ
5・・・・・・・・・・・凹凸部
7・・・・・・・・・・・外方部材
7a・・・・・・・・・・車体取付フランジ
7b・・・・・・・・・・外側転走面
8・・・・・・・・・・・内方部材
9・・・・・・・・・・・転動体
10・・・・・・・・・・ハブボルト
11・・・・・・・・・・保持器
12、13・・・・・・・シール
14・・・・・・・・・・外側継手部材
15・・・・・・・・・・継手内輪
16・・・・・・・・・・ケージ
17・・・・・・・・・・トルク伝達ボール
18・・・・・・・・・・マウス部
18a・・・・・・・・・トラック溝
19・・・・・・・・・・肩部
20・・・・・・・・・・軸部
20a・・・・・・・・・小径段部
20b・・・・・・・・・嵌合部
21・・・・・・・・・・連結部
22・・・・・・・・・・環状溝
23、26・・・・・・・セレーション
24、25・・・・・・・断続鍔
25a・・・・・・・・・ストッパーピン
27・・・・・・・・・・凹所
28・・・・・・・・・・弾性リング
29・・・・・・・・・・バンド
30、31・・・・・・・エンドキャップ
32・・・・・・・・・・環状空間
50・・・・・・・・・・ハブ輪
50a、52a・・・・・内側転走面
51・・・・・・・・・・内方部材
52・・・・・・・・・・内輪部材
53・・・・・・・・・・車輪取付フランジ
54・・・・・・・・・・ハブボルト
55・・・・・・・・・・嵌合部
56・・・・・・・・・・連結部
57・・・・・・・・・・雄セレーション
58・・・・・・・・・・環状溝
59・・・・・・・・・・凹凸部
60・・・・・・・・・・複列の転がり軸受
61・・・・・・・・・・外方部材
61a・・・・・・・・・外側転走面
62・・・・・・・・・・車体取付フランジ
63・・・・・・・・・・転動体
64・・・・・・・・・・保持器
70・・・・・・・・・・等速自在継手
71・・・・・・・・・・外側継手部材
72・・・・・・・・・・継手内輪
73・・・・・・・・・・ケージ
74・・・・・・・・・・トルク伝達ボール
75・・・・・・・・・・マウス部
76・・・・・・・・・・肩部
77・・・・・・・・・・雌セレーション
78・・・・・・・・・・クリップ

Claims (7)

  1. ハブ輪と複列の転がり軸受と等速自在継手とがユニット化された駆動車輪用軸受装置であって、
    前記複列の転がり軸受が、前記ハブ輪と、このハブ輪に内嵌された円筒状の内輪部材とからなる内方部材と、この内方部材に外嵌され、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材とを備え、前記複列の転がり軸受における内側転走面のうち一方の内側転走面が前記ハブ輪に、他方の内側転走面が前記内輪部材に形成され、これら内側転走面と前記複列の外側転走面間に転動自在に複列の転動体が収容され、前記ハブ輪の内周に硬化した凹凸部が形成されると共に、この凹凸部に、前記内輪部材の嵌合部を拡径させて食い込ませ、前記ハブ輪と内輪部材とが塑性結合により一体化され、前記内輪部材に突設された連結部に前記等速自在継手を構成する外側継手部材が着脱可能に連結されている駆動車輪用軸受装置において、
    前記連結部の外周に傾斜壁を有する環状溝が形成され、この環状溝から端部に亙って断続歯と、この断続歯の端部に断続鍔が円周等配位置に複数形成されると共に、前記外側継手部材の肩部の内周に、前記断続歯に係合する断続歯を有する断続鍔が形成され、前記環状溝と肩部とで形成される断面略V字形をなす環状空間に、断面が略台形に形成された弾性リングを嵌合させ、この弾性リングを縮径させて前記内輪部材と外側継手部材とが離反する方向に予圧を付与したことを特徴とする駆動車輪用軸受装置。
  2. 前記連結部の断続鍔および前記肩部の断続鍔のどちらか一方にストッパーピンが突設され、他方の断続鍔がこのストッパーピンにより所定の位相に位置決めされる請求項1に記載の駆動車輪用軸受装置。
  3. 前記弾性リングの外周に帯鋼からなるバンドが締付けられている請求項1または2に記載の駆動車輪用軸受装置。
  4. 前記弾性リングが硬質ゴムまたは合成樹脂からなるエラストマで形成されている請求項1乃至3いずれかに記載の駆動車輪用軸受装置。
  5. 前記弾性リングが、一つ割れまたは複数のセグメントで構成されている請求項1乃至4いずれかに記載の駆動車輪用軸受装置。
  6. ハブ輪と複列の転がり軸受と等速自在継手とがユニット化される駆動車輪用軸受装置の製造方法であって、
    前記複列の転がり軸受が、前記ハブ輪と、このハブ輪に内嵌された円筒状の内輪部材とからなる内方部材と、この内方部材に外嵌され、内周に複列の外側転走面が形成された外方部材とを備え、前記複列の転がり軸受における内側転走面のうち一方の内側転走面が前記ハブ輪に、他方の内側転走面が前記内輪部材に形成され、これら内側転走面と前記複列の外側転走面間に転動自在に複列の転動体が収容され、前記ハブ輪の内周に硬化した凹凸部が形成されると共に、この凹凸部に、前記内輪部材の嵌合部を拡径させて食い込ませ、前記ハブ輪と内輪部材とが塑性結合により一体化され、前記内輪部材に突設された連結部に前記等速自在継手を構成する外側継手部材が着脱可能に連結されている駆動車輪用軸受装置の製造方法において、
    前記連結部の外周に傾斜壁を有する環状溝が形成され、この環状溝から端部に亙って断続歯と、この断続歯の端部に断続鍔が円周等配位置に複数形成されると共に、前記外側継手部材の肩部の内周に、前記断続歯に噛合する断続歯を有する断続鍔が形成され、前記連結部に形成された断続鍔と、前記肩部に形成された断続鍔間の凹所の位相を合わせた状態で、前記連結部に前記肩部を一旦前記環状溝まで外挿させた後、前記内輪部材と外側継手部材を相対回転させ、その後、前記連結部の断続鍔と前記肩部の断続鍔の位相を合致させた状態で、前記内輪部材と外側継手部材を離反させて前記断続歯同士を係合させ、さらに、前記環状溝と肩部とで形成される断面略V字形をなす環状空間に、断面が略台形に形成された弾性リングを嵌合させ、この弾性リングの外周にバンドを巻き付け、前記弾性リングが縮径するように締付けたことを特徴とする駆動車輪用軸受装置の製造方法。
  7. 前記連結部の断続鍔および前記肩部の断続鍔のどちらか一方にストッパーピンが突設されると共に、他方の断続鍔がこのストッパーピンにより所定の位相に位置決めされた状態で、前記肩部の断続鍔と前記連結部の断続鍔とが当接するまで前記断続歯同士を噛合させた請求項6に記載の駆動車輪用軸受装置の製造方法。
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