JP2005145302A - 自動車の座席 - Google Patents

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Abstract

【課題】 座席の幅方向に互いに間隔をあけて配置された一対のサイドプレートと、その両サイドプレートを固定連結する連結部材と、両サイドプレートに掛け渡されたチャイルドシート保持部材とを有するクッションフレームを具備するシートクッションと、シートバックとを備えた自動車の座席において、シートバックが激しく振動するぶるぶる振動の発生を阻止する。
【解決手段】 チャイルドシート保持部材8の一方の端部は一方のサイドプレート6に固着され、チャイルドシート保持部材8の他方の端部15Aは、他方のサイドプレート6Aに形成された孔に、受け部材17を介して、チャイルドシート保持部材8の軸線方向に可動に嵌合している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、着座者の尻部を支えるシートクッションと、着座者の背部を支えるシートバックとを有する自動車の座席に関するものである。
乗用車、トラック或いはバスなどの自動車の車室内に上記形式の座席を配置することは従来より周知である。かかる座席のシートクッションのフレームをクッションフレームと称することにすると、座席の幅方向に互いに間隔をあけて配置された一対のサイドプレートと、その各サイドプレートに固着されて両サイドプレートを連結する連結部材と、両サイドプレートに掛け渡されたチャイルドシート保持部材とを有するクッションフレームも従来より公知である。チャイルドシート保持部材は、座席に装着されたチャイルドシートを保持するものであり、自動車が急発進したり、急停車したり、或いは車体に大きな外力が加えられたような場合も、チャイルドシートが座席から離脱しないように、チャイルドシート保持部材によってチャイルドシートを確実に保持できるように構成する必要がある。
このため、従来は、チャイルドシート保持部材の各端部を、各サイドプレートに例えば溶接によって強固に固着し、クッションフレーム全体の剛性と強度を高め、チャイルドシートを確実に保持できるように構成していた。
ところで、この種の座席が、車体から加えられる外振力によって共振することは避けられない。その際、座席の共振と、自動車の車体自体の共振が同時に発生すると、座席、特にそのシートバックが大きな振幅で激しく振動し、着座者に不快感を与えるおそれがある。このような座席の振動は、一般に「ぶるぶる振動」と称せられている。
そこで、従来は、シートバックにダイナミックダンパを設け、座席の共振時の振幅を小さく抑えるか、シートバックにマスダンパを設け、座席の固有振動数を車体の固有振動数から外れた値に設定する構成が採用されている(特許文献1参照)。ところが、これらの構成は、シートバックにダイナミックダンパ或いはマスダンパを設ける必要があるため、座席のコストが上昇し、しかも座席の重量が増大する欠点を免れない。
特開2003−226179号公報(第2−3頁、図1−図4)
本発明の目的は、シートバックが大きな振幅で激しく振動するぶるぶる振動の発生を阻止し、かつコストと重量の増大を抑えた自動車の座席を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、着座者の尻部を支えるシートクッションと、着座者の背部を支えるシートバックとを有する自動車の座席であって、前記シートクッションのクッションフレームは、座席の幅方向に互いに間隔をあけて配置された一対のサイドプレートと、その各サイドプレートに固着されて両サイドプレートを連結する連結部材と、両サイドプレートに掛け渡されたチャイルドシート保持部材とを有している自動車の座席において、前記チャイルドシート保持部材の一方の端部は、一方のサイドプレートに固着され、チャイルドシート保持部材の他方の端部は、他方のサイドプレートに形成された孔に、該チャイルドシート保持部材の軸線方向に可動に嵌合していることを特徴とする自動車の座席を提案する(請求項1)。
また、上記請求項1に記載の自動車の座席において、前記チャイルドシート保持部材は座席の幅方向に延びていて、該チャイルドシート保持部材の他方の端部は、他方のサイドプレートに形成された孔に、座席の幅方向に可動に嵌合していることが好ましい(請求項2)。
さらに、上記請求項1又は2に記載の自動車の座席において、前記チャイルドシート保持部材の他方の端部は、前記他方のサイドプレートに形成された孔に嵌着された樹脂製の受け部材を介して、該孔に嵌合していることが好ましい(請求項3)。
本発明によれば、簡単な構成によって、座席のぶるぶる振動の発生を阻止し、かつ座席のコスト上昇とその重量の増大を抑えることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態例を図面に従って説明する。
図1は自動車の車室内に配置された座席1の斜視図である。ここに示した自動車の座席1は、図示していない着座者の尻部を支えるシートクッション2と、着座者の背部を支えるシートバック3とを有している。図1における符号Wは、座席1の幅方向を示し、符号Lは座席1の前後方向を示している(図2においても同じ)。
ここで、シートクッション2のフレームを前述のようにクッションフレームと称し、他方、シートバック3のフレームをバックフレームと称することにする。図2は図1に示した座席1のクッションフレーム4とバックフレーム5を示す斜視図である。クッションフレーム4は、座席1の幅方向Wに互いに間隔をあけて配置された一対のサイドプレート6,6Aと、その各サイドプレート6,6Aに例えば溶接によって固着されて、両サイドプレート6,6Aを連結する連結部材7と、両サイドプレート6,6Aに掛け渡されたチャイルドシート保持部材8とを有している。
連結部材7は、その各端部が各サイドプレート6,6Aの前部に固着され、チャイルドシート保持部材8は、両サイドプレート6,6Aの後部に架橋されている。サイドプレート6,6A、連結部材7及びチャイルドシート保持部材8は、強度と剛性の大なる材料、例えば金属によって構成されている。かかるサイドプレート6,6Aは、車体のフロアパネル(図示せず)に直に又は他の部材を介して固定され、或いは図示していないシートトラックを介して、座席の前後方向に移動可能に、フロアパネルに支持される。
上述のクッションフレーム4に、図1に示したシートクッション本体9が載置され、該本体9がクッションフレーム4に着脱可能に固定されている。かかるシートクッション本体9は、それ自体周知のように、例えば、パッド、そのパッドを覆う表皮、ばね、及びこれらを支持する支持板などから構成されている。
また、バックフレーム5も、強度と剛性の大なる材料、例えば金属により構成され、その各下端部10,10Aが、枢軸12を介して各連結板11,11Aに回動可能に連結され、各連結板11,11Aは、クッションフレーム4の各サイドプレート6,6Aの上部にボルトとナットによって固定されている。かかるバックフレーム5に、図1に示したシートバック本体13が固定されて座席1が構成される。シートバック本体13も、例えば、パッド、これを覆う表皮、ばねなどから構成されている。シートバック3は、図示していないシートリクライナーの作用により、座席1の前後方向に段階的に傾動することができる。
図2に示したチャイルドシート保持部材8は、内部が中空なパイプにより構成され、かかるチャイルドシート保持部材8の外周面に複数のアンカ14が固着されている。図1に示した座席1にチャイルドシート(図示せず)を装着したとき、そのチャイルドシートを図2に示したアンカ14に係止する。これにより、チャイルドシートは、アンカ14を介してチャイルドシート保持部材8に連結され、自動車が急発進したり、急停車したり、或いは車体に大きな外力が加えられたときも、チャイルドシートはチャイルドシート保持部材8によって強固に保持され、座席1から離脱することはない。
ここで、図2及び図3に示すように、チャイルドシート保持部材8の一方の端部15は、一方のサイドプレート6に形成された孔16に嵌合すると共に、その一方のサイドプレート6に例えば溶接によって一体に固着されている。また、図2及び図4に示すように、チャイルドシート保持部材8の他方の端部15Aは、他方のサイドプレート6Aに形成された孔16Aに、そのチャイルドシート保持部材8の軸線方向に可動に嵌合している。
より具体的に示すと、チャイルドシート保持部材8は座席1の幅方向Wに延びていて、そのチャイルドシート保持部材8の他方の端部15Aが、他方のサイドプレート6Aに形成された孔16Aに、座席1の幅方向Wに可動に嵌合しているのである。また、図示した例では、図5にも示すように、チャイルドシート保持部材8の他方の端部15Aは、他方のサイドプレート6Aに形成された孔16Aに嵌着された樹脂製の受け部材17を介して、該孔16Aに嵌合している。
上述した座席1によれば、チャイルドシート保持部材8の他方の端部15Aが他方のサイドプレート6Aに対して座席1の幅方向Wに移動可能に嵌合しているので、チャイルドシート保持部材の各端部を各サイドプレートに強固に固着した場合に比べて、座席1の幅方向Wにおける剛性が低下し、これによって座席1のぶるぶる振動の発生を阻止することができる。かかる作用の得られる理由は、座席1の剛性が下がると、座席1の固有振動数が小さくなり、これによって座席1の固有振動数が車体の固有振動数よりも小さくなり、車体の共振と座席1の共振が同時に発生することがなくなり、座席1のぶるぶる振動が発生しなくなるためであると考えられる。
車体の固有振動数は、例えば15乃至25Hzの範囲にあり、座席の固有振動数がこの範囲内にあると、車体の共振と座席の共振が同時に発生し、これによって座席のシートバックが大きな振幅で激しく振動するぶるぶる振動が発生するが、本例の座席1の固有振動数は、車体の固有振動数よりも小さな値となるので、座席1が共振したとき、車体は共振しておらず、これによって座席1のシートバック3の振動の振幅は小さく留められ、着座者に不快感を与えることはない。このように、本例の座席1によれば、そのシートバック3にダイナミックダンパ或いはマスダンパを設けずとも、座席1のぶるぶる振動の発生を防止することができ、座席1のコストの上昇と、その重量の増大を阻止できる。
また、チャイルドシート保持部材8の一方の端部15は一方のサイドプレート6に固着され、かつチャイルドシート保持部材8の他方の端部15Aは他方のサイドプレート6の孔16Aに、座席1の幅方向に移動可能に貫通しているので、チャイルドシート保持部材8は、座席1の前後方向Lには、両サイドプレート6,6Aに対して強固に連結される。従って、チャイルドシート保持部材8はチャイルドシートを強固に保持し、その本来の機能が害されることはない。
また、チャイルドシート保持部材8の他方の端部15Aを他方のサイドプレート6Aの孔16Aに直に嵌合させてもよいが、本例のように、その端部15Aを、樹脂製の受け部材17を介して孔16Aに嵌合させると、チャイルドシート保持部材8の他方の端部15Aが、他方のサイドプレート16Aに対して、座席1の幅方向に作動したとき、その端部15Aが樹脂製の受け部材17に対して摺動するので、異音が発生する不具合を防止することができる。
座席の一例を示す斜視図である。 図1に示した座席のクッションフレームとバックフレームを示す斜視図である。 図2のIII−III線拡大断面図である。 図2のIV−IV線拡大断面図である。 チャイルドシート保持部材と受け部材と他方のサイドプレートの分解斜視図である。
符号の説明
1 座席
2 シートクッション
3 シートバック
6 一方のサイドプレート
6A 他方のサイドプレート
7 連結部材
8 チャイルドシート保持部材
15 一方の端部
15A 他方の端部
16A 孔
17 受け部材
W 幅方向

Claims (3)

  1. 着座者の尻部を支えるシートクッションと、着座者の背部を支えるシートバックとを有する自動車の座席であって、前記シートクッションのクッションフレームは、座席の幅方向に互いに間隔をあけて配置された一対のサイドプレートと、その各サイドプレートに固着されて両サイドプレートを連結する連結部材と、両サイドプレートに掛け渡されたチャイルドシート保持部材とを有している自動車の座席において、前記チャイルドシート保持部材の一方の端部は、一方のサイドプレートに固着され、チャイルドシート保持部材の他方の端部は、他方のサイドプレートに形成された孔に、該チャイルドシート保持部材の軸線方向に可動に嵌合していることを特徴とする自動車の座席。
  2. 前記チャイルドシート保持部材は座席の幅方向に延びていて、該チャイルドシート保持部材の他方の端部は、他方のサイドプレートに形成された孔に、座席の幅方向に可動に嵌合している請求項1に記載の自動車の座席。
  3. 前記チャイルドシート保持部材の他方の端部は、前記他方のサイドプレートに形成された孔に嵌着された樹脂製の受け部材を介して、該孔に嵌合している請求項1又は2に記載の自動車の座席。
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JP2010221876A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Johnson Controls Technol Co 乗り物用座席
JP2012144135A (ja) * 2011-01-12 2012-08-02 Nissan Motor Co Ltd 車両用シートのフレーム構造

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