JP2005145216A - 洗車装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の課題は、簡単な構成で手洗い洗車が実行でき、しかも噴射ノズルから噴射する洗浄水同士が干渉しないようにする洗車装置を提供することにある。
【解決手段】 洗浄する自動車を跨ぐように配設されたフレーム1,1と、フレーム1,1の上方に取り付けられるレール2と、レール2に沿って自動車の上方を長さ方向に走行する台車3と、台車3から自動車を挟むように吊下される左右一対の散水パイプ7,7と、パイプ7,7に設けられ自動車に向けて洗浄水を噴射する噴射ノズル8,9と、ノズルに高圧水を供給する給水ユニット5とを備えた洗車装置であって、散水パイプ7,7の左側パイプ7cと右側パイプ7cとを前後に距離Lずらして配置したものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車に洗浄水・液剤・ワックス・撥水剤等を噴射し、ユーザが手洗いで洗車を行うタイプの洗車装置に関するものである。
この種の装置としては、スプレー銃から洗浄水や液剤などを散布する洗車装置が普及している。この種の洗車装置は、スプレー銃から噴射する洗浄水や液剤により車体を高圧洗浄するものであり、最近では泡状の液剤を散布できる機能が追加され、車体に液剤を散布した状態でユーザが手洗いで洗車するという使い方ができるものもある。しかし、この装置は、スプレー銃を持ったまま車体の周囲を右往左往する必要があるので作業性が悪く、洗浄水の掛かり方にムラができやすくなり、洗車慣れしていないユーザにとっては扱いにくいものであった。
一方、自動車の上方を移動する台車に、高圧の洗浄水を噴射する噴射ノズルを装備して、この台車を走行させながら自動車に洗浄水を噴射して車体の洗浄を図る洗車装置が提案されている(特開平2−38170号)。しかしこの装置では、自動車を取り囲む大きさのレールを天井から吊下げ、噴射ノズルを備えた走行体をこのレールに沿って周回させながら、洗浄水を車体に噴射しているので、少なくとも洗浄する自動車よりも大きなレールが必要となり、設置作業が大がかりなものになる。加えて、レールは、走行体が洗浄する自動車と接触するのを防ぐために、自動車の周囲に十分な隙間を持たせるような範囲に設定されるので装置自体が大型化してしまうとともに、レールに沿って1体の走行体が周回するので、自動車全体に洗浄水を噴射するのに時間が掛かるという問題があった。
更に、実開昭60−128849号に見られるように、門型に形成したフレームにアーチ状の噴水パイプを備え、自動車を跨ぐように走行させて噴水パイプから洗浄水を散布する洗車装置もある。しかしこの装置では、自動車を挟んで対面する左右の噴水パイプから噴射される洗浄水同士、もしくは自動車上面に噴射する洗浄水が干渉し合い、車体に当たる前に圧力が低下してしまったり、水煙となって周囲に飛散してしまうという問題があった。
特開平2−38170号公報 実開昭60−128849号のマイクロフィルム
そこで、本発明が解決しようとする課題は、簡単な構成で手洗い洗車が実行でき、しかも噴射ノズルから噴射する洗浄水同士が干渉しないようにする洗車装置を提供することにある。
このような課題を解決するために本発明は、洗浄する自動車を跨ぐように配設されたフレームと、該フレームの上方に取り付けられるレールと、該レールに沿って自動車の上方を長さ方向に走行する台車と、該台車から自動車を挟むように吊下される左右一対の散水パイプと、前記パイプに設けられ自動車に向けて洗浄水を噴射する噴射ノズルと、該ノズルに高圧水を供給する給水ユニットとを備えた洗車装置であって、前記散水パイプの左側パイプと右側パイプとを前後にずらして配置したものである。
また、散水パイプの左側パイプに設けられる噴射ノズルと、右側パイプに設けられる噴射ノズルとを前後にずらして配置したものである。更に、散水パイプを逆L型に形成し、該パイプの水平部及び垂直部の内面に噴射ノズルを備えるとともに、パイプ水平部に設けられる噴射ノズルと、パイプ垂直部に設けられる噴射ノズルとを前後にずらして配置したものである。
そして、散水パイプの垂直部内面に設けられる噴射ノズルを水平方向よりもやや下向きに指向させている。また、この散水パイプを自動車を幅方向に挟んだ開位置から自動車の前面部もしくは後面部に回り込んだ閉位置までの間で揺動可能にしている。
本発明の洗車装置によれば、高圧で噴射される洗浄水同士が干渉して減圧することなく、洗浄水をそのままの圧力で車体に作用させることができるとともに、干渉による水煙の発生がなくなり、周囲への飛散を防止することができる。
また、散水パイプを自動車の側面から前面及び後面に揺動するようにしたので、上記作用を持たせた状態で、自動車全面に対して均一な水圧で洗浄水を作用でき、ムラのない洗車が可能になる。
給油所や有人の洗車場のみならず、無人のコイン洗車場に設置され、自動車の全面に高圧の洗浄水を噴射して汚れを取り除いたり、自動車の表面に散布された液剤で手洗いを施した後、濯ぎを図るといった使い方をする洗車装置として採用できる。
以下、図面を基に、本発明の実施例について説明する。図1は本発明の洗車装置の正面図、図2は同装置の側面図、図3は同装置の平面図である。
1,1はフレームで、床面に設定した自動車の洗車エリアAを短手方向に跨ぐようにアーチ状に形成され、所定間隔S1を持たせて前後一対に設置されている。2は台車走行レールで、フレーム1,1間の上方に架設される固定部2aと、フレーム1,1の前後に取り付けられる延長部2bからなり、フレーム1,1間の間隔S1よりも長い台車の走行範囲を確保した状態で、フレーム1,1間の上方内面に備えられる。3は台車で、台車走行レール2の前端近傍と後端近傍に各1つずつ設けたリミットスイッチ4a,4bによって与えられる走行範囲S2で台車走行レール2を往復走行する。
5はポンプ等を内蔵した給水ユニットで、ホースを介して台車3に洗浄水を供給する。この給水ユニット5からのホースは、いずれか一方の本体フレーム1下部に形成される配管引込部1aに接続されて、フレーム1に沿って立ち上げられ、同フレーム1の上部に形成した配管引出部1bから外部に引き出された後、同フレーム1に折り畳み自在に取り付けられた給水アーム1cに支持されて、台車3に接続されている。6は料金受付や洗車コース選択などを行う受付ユニットで、使用者が操作しやすい高さに操作パネルや電装品を備えた機能ボックス部6aを形成し、下方部に洗車用具(バケツや手洗い用ムートンなど)を収納する収納部6bを形成している。収納部6bには、前面に前倒式の収納ボックスが備えられ、側面にタオル掛けが装備されている。
7,7は台車3の下方に取り付けられる散水パイプで、左右一対に設けられ、台車3の走行方向と直交して自動車を挟むように位置する開位置から、台車3の走行方向に沿って自動車の前端に回り込む前閉位置、及び台車3の走行方向に沿って自動車の後端に回り込む後閉位置までの範囲S3で揺動する。この散水パイプ7,7は、台車3に取り付けられる回転支持部7a,7aと、この回転支持部7a,7aから水平に延びる水平パイプ7b,7bと、この水平パイプ7b,7bの先端から床面に向けて垂直に延びる垂直パイプ7c,7cとからなり、正面視逆L字状に形成される。これら回転支持部〜垂直パイプは、すべて中空をなして通水し、前記給水ユニット5からの送水を受けて、水平パイプ7b,7bの内側に設けた複数の噴射ノズル8及び垂直パイプ7c,7cの内側に設けた噴射ノズル9から高圧の洗浄水を噴射する。
ここで、散水パイプ7,7が開位置にあるとき、対面する垂直パイプ7c,7c同士の噴射ノズル9から噴射される洗浄水が相互に干渉して洗浄効果を低下させてしまうのを防ぐために、垂直パイプ7c,7cを水平パイプ7b,7bに対して、平面視で前後にそれぞれ距離Lずつずらした状態で配置させている。本実施例では、図3における自動車乗り入れ口に対して、左側の垂直パイプ7cを前方へ、右側の垂直パイプ7cを後方へ距離Lずつずらして配置している。これにより、散水パイプ7,7を開位置にして、高圧の洗浄水を噴射するとき、自動車を挟んで対面する垂直パイプ7c,7c同士は、前後に距離Lずつ、すなわち距離2L分ずれているので、それぞれの噴射ノズル9からの噴射は相互に干渉することなく、車体に作用させることができ、水煙が生成されて周囲に飛散することもなくなる。
また、水平パイプ7b,7bと垂直パイプ7c,7cとは距離L分ずれているので、噴射ノズル8からの噴射と噴射ノズル9からの噴射も干渉しない。更に、図1に示すように、水平パイプ7b,7bの噴射ノズル8は、垂直方向に指向させており、垂直パイプ7c,7cの噴射ノズル9は、正面視で水平方向よりもやや斜め下方向に指向させているので、噴射ノズル8からの噴射と、噴射ノズル9からの噴射はより確実に干渉が避けられ、効率よく車体に洗浄水を噴射させることもできる。
続いて、図4〜6を用いて台車3に付属される装置を説明する。
10は正逆転可能な台車走行モータで、4つの車輪11,11,12,12のうち、駆動輪11,11の車軸13に連係装置14を介して連係し、台車3を台車走行ガイド枠2内で前後方向に往復走行させる。15,15は前記散水パイプ7,7を開閉する回動装置で、パイプ7,7の回転支持部7a,7a先端に固着される第1スプロケット16,16と、台車3に取り付けられる第2スプロケット17,17と、両スプロケット16,17を懸架するチェーン18,18と、左右のチェーン18,18間に架設される連結体19と、この連結体19を前後動するシリンダ20とから構成されている。シリンダ20は、前後に伸縮する2つのロッド20a,20bを有し、一方のロッド20aの先端を前記連結体19に連係し、他方のロッド20bの先端を台車3に固定している。これにより、散水パイプ7,7は、図5に示すように、シリンダ20の第1ロッド20aを縮め、第2ロッド20bを伸ばした状態で開位置(図5a)にあり、両ロッド20a,20bを伸ばした状態で前閉位置(図5b)に回動し、両ロッド20a,20bを縮めた状態で後閉位置(図5c)に回動するものである。
21,21,22,22は台車3の前端と後端に取り付けられる散水パイプで、21はフォーム状の洗剤を散布する泡噴射用パイプ、22は撥水剤を散布する撥水剤用パイプである。泡噴射用パイプ21は、図6(a)に示すように、先端に自動車に向かうよう正面視で下方内側、平面視でやや外側に指向させた噴射ノズル23が設けられている。撥水用パイプ22は、図6(b)に示すように、垂直下方に指向させた噴射ノズル24が所定間隔毎に複数設けられている。これにより、泡噴射用パイプ21からの泡は、自動車の前端及び後端に万遍なく散布される。
図7は上記実施例における管路構成を示す説明図である。
25は高圧ポンプで、ホース27を介して台車3の散水パイプ7,7に送水する。26は低圧ポンプで、ホース28を介して台車3の泡噴射用パイプ21へ送水するとともに、ホース29を介して台車3の撥水用パイプ22へ送水する。高圧ポンプ25の送水は、ホース27から散水パイプ7の回転支持部7a先端に至り、水平パイプ7b及び垂直パイプ7cの噴射ノズル8,9から噴射される。低圧ポンプ26の送水は、給水ユニット5内で給水管路30,31に分岐され、それぞれ電磁弁32,33を介してホース28及びホース29から泡噴射用パイプ21及び撥水用パイプ22に至っている。
泡噴射用パイプ20に至る管路30には、洗剤タンク34と連通した洗剤管路35が混合器36において接続され、管路30への通水に伴い洗剤タンク34より洗剤を混入する。37は洗剤管路35に設けられる電磁弁である。撥水用パイプ22へ至る管路31には、撥水剤タンク38と連通した撥水管路39が接続され、ケミカルポンプ40を介して管路31へ撥水剤を混入する。
41はコンプレッサと接続して圧縮空気を貯えるエアタンクで、レギュレータ42を介して散水パイプ7,7の駆動シリンダ20に接続されている。また、エアタンク41からの高圧エアは、電磁弁43を介してホース27、電磁弁44を介して給水管路30,31にそれぞれ導入され、必要に応じて管路内の水抜き(凍結防止措置)に使用される。更に、電磁弁45を介して管路30に接続されており、泡噴射用パイプ20の噴射ノズル19より洗剤水溶液を放出する際にエアが導入されることにより洗剤が起泡されて、洗剤の車体への定着性を向上させるとともに、洗車機としてのショー効果が得られる。
続いて、図8を用いて上記実施例の制御系について説明する。
51は制御部で、マイクロコンピューター52を備え、入力ポート53においてリミットスイッチ4a,4b、操作パネル54、温度センサ55と接続し、出力ポート56において台車3の走行モータ10、散水パイプ7,7の駆動シリンダ20および給水ユニット5の各動作機器と接続している。温度センサ55は、受付ユニット6の底部付近の外的影響を受けにくい位置に設けられ、洗車機を使用する外気温を検出するものである。
操作パネル54には、洗車コースを選択するコースキー57、洗車を開始するスタートキー58、洗車を中止するストップキー59、プリペイドカードを受け付けるカードリーダ60、コインを受け付けるコインメック61が備えられ、顧客の希望に添った洗車形態を設定できるようになっている。コースキー57では、それぞれ異なるシーケンス動作を与える複数の洗車コースのうち希望のコースを選択でき、ここでは、通常の1往復水洗車コース、2往復手洗い洗剤コース、3往復撥水コース、ダブル撥水コースが選択できる。尚、これら洗車コースは、制御部51における管理機能で適宜変更可能である。また、制御部51における管理機能では、洗車台数の集計・各異常発生時のメンテナンスなどが行える他、台車3の待機位置を初期設定する設定手段としても用いられる。
続いて、以上のように構成する洗車装置で手洗い洗車を行う場合について説明する。図9は洗車コースとしてダブル撥水コースを選択した時のフローチャート図、図10は同洗車コースの動作状態を示す説明図である。
自動車を洗車エリアA内に乗り入れ、受付ユニット6の操作パネル54でコースキー57を操作して”ダブル撥水コース”を選択し、スタートキー58が押されると洗車動作が実行される。制御部51では、台車3が待機位置にいるかをリミットスイッチ4a,4bの信号により確認した後、洗車動作に入る。尚、散水パイプ7,7は、シリンダ20の第1ロッド20aを縮め、第2ロッド20bを伸ばした状態で洗車スペースAの幅方向に開いた開位置にある。
○第1往工程
高圧ポンプ25を作動して散水パイプ7,7から高圧水を噴射し、自動車に付着した砂や泥を洗い流す高圧洗浄が行われる。まず、台車3が待機位置にいる状態(ここではリミットスイッチ4aがスイッチングしている状態)で散水パイプ7,7から高圧水の噴射を開始し、シリンダ20を駆動して散水パイプ7,7を開位置から、前閉じ位置に1往復回動させて自動車の前端を高圧洗浄する。その後、散水パイプ7,7を開位置に戻してから、走行モータ10を駆動して台車3を往行させ、自動車の側面を高圧洗浄する。その次に、台車3が後方の走行限界に達したことをリミットスイッチ4bで検出すると、台車3の走行を停止し、シリンダ20を駆動して散水パイプ7,7を開位置から、後閉じ位置に1往復回動させて自動車の後端を高圧洗浄する。(図10a)
○第1復工程
台車3の復行に伴い、泡噴射用パイプ21の噴射ノズル23から起泡された洗剤水を噴射して車体に付着させる泡散布が行われる。泡噴射用パイプ21は、台車3の前端及び後端に装備されており、噴射ノズル23はパイプ先端から自動車に向けて下方やや内側で且つ自動車先端方向に指向させているので、自動車に対して万遍なくフォーム状の洗剤が散布される。(図10b)
○手洗い工程
第1復工程が終了すると、洗車動作は一旦停止し、ユーザやサービスマンによる手洗い洗車が行われる。第1復工程で自動車車体に散布されたフォーム状の洗剤をタオルやムートンを用いて広げつつ車体の洗浄を行うのである。洗車作業後は、再度スタートキー58を入力することで、洗車動作を再開させることができる。尚、主にユーザが使用するセルフサービス型の洗車場に設置する場合には、制限時間を設定し、時間経過後は洗車動作を再開させる旨の報知を行うようにすることが望ましい。このとき、制限時間を可変できるようにしてもよいことはいうまでもない。
○第2往工程
洗車が再開されると、前記第1往工程と同じ手順で高圧洗浄が行われ、洗車後の泡を取り除く濯ぎが行われる。(図10a)上記第1往工程とともに、高圧洗浄が行われるあたり、散水パイプ7,7の垂直パイプ7c,7c同士は前後に距離Lずつずらしてあるため噴射の干渉はなく、水平パイプ7b,7bの噴射との干渉もない。
○第2復工程
台車3の復行に伴い、撥水用パイプ22の噴射ノズル24から撥水剤を含む洗浄水を噴射して車体に付着させるワックス散布が行われる。撥水用パイプ22の噴射ノズル24は、放散性の高いノズルで構成されているので、自動車に対して万遍なく撥水剤が散布される。(図10c)
○第3往工程
前記第2復工程と同じ手順でワックス散布が行われる。これにより、実質的に台車3が1往復する間、撥水剤が散布されることになり車体に確実に撥水剤を塗布することができる。(図10c)
○第3復工程
台車3の復行に伴い、撥水用パイプ22の噴射ノズル24から撥水剤を含まない洗浄水のみを低圧で噴射して車体の濯ぎが行われる。(図10c)
こうして洗浄動作が終了すると、終了報知などで洗車エリアからの退出を促す。このとき、温度センサ55で検出される外気温が凍結の虞のある場合(例えば5℃以下)、管路内の凍結を防ぐために使用した管路の水抜きを行う凍結防止措置を行うようにする。
このように構成される洗車装置は、回転ブラシを備えず、高圧洗浄水の噴射による洗浄と、液剤や撥水剤を散布しての手洗い洗浄を行うものであり、サービスマンが常駐するサービスステーションに設置してフルサービスによる洗車を行う場合にも、無人のコイン洗車場などに設置してユーザが自ら洗車を行う場合にも流用できる。設置にあたり、高圧洗浄水が周囲に飛散するのを防止するため、自動車乗り入れ口を除く周面をカーテン等で覆うことが望ましく、このカーテンを透明体で構成することで周囲へのショー効果を損なわずにアピールできる。
図11,12は本発明の別の実施例を示す説明図である。実施例1では、散水パイプ7,7の垂直パイプ7c,7cを水平パイプ7b,7bに対して前後にずらして配置したものである(図11a)が、実施例2は垂直パイプ7c,7cと水平パイプ7b,7bは一直線上に配置し、垂直パイプ7c,7cの噴射ノズル9を垂直パイプ7c,7cからずらして配置している(図11b)。すなわち、図12において、自動車乗り入れ口に対して、左側の垂直パイプ7cに設けられる噴射ノズル9Lを前方へ、右側の垂直パイプ7cに設けられる噴射ノズル9Rを後方へ距離L’ずつずらして配置している。これにより、散水パイプ7,7を開位置にして、高圧の洗浄水を噴射しても、自動車を挟んで対面する垂直パイプ7c,7cからの噴射は相互に干渉することなく、車体に作用させることができ、水煙が生成されて周囲に飛散することもなくなるといった、上記実施例1と同様の効果を得ることができる。
特に、ブラシを備えず、高圧洗浄及び手洗い洗浄により丁寧な洗車が行われることをアピールした洗車機を提供できる。
本発明の実施例1の洗車装置を示す正面図である。 同装置の側面図である。 同装置の平面図である。 同装置における台車2の構造を示す説明図である。 同装置におけるアーム駆動手段の動作を示す説明図である。 同装置における散水ノズルの構造を示す説明図である。 同装置における管路系を示す説明図である。 同装置における制御系を示すブロック図である。 同装置の動作を示すフローチャート図である。 同装置の動作を示す説明図である。 実施例1,2の散水パイプ7を示す斜視図である。 実施例2の台車3及び散水パイプ7を示す平面図である。
符号の説明
1 フレーム
2 台車走行レール
3 台車
4a,4b リミットスイッチ
5 給水ユニット
6 受付ユニット
7 散水パイプ
7a 回転支持部
7b 水平パイプ
7c 垂直パイプ
8 噴射ノズル(水平パイプ付属)
9 噴射ノズル(垂直パイプ付属)
20 シリンダ(アーム駆動手段)
21 泡噴射用パイプ
22 撥水剤用パイプ
23 噴射ノズル(泡噴射用)
24 噴射ノズル(撥水剤用)
51 制御部(設定手段)

Claims (5)

  1. 洗浄する自動車を跨ぐように配設されたフレームと、該フレームの上方に取り付けられるレールと、該レールに沿って自動車の上方を長さ方向に走行する台車と、該台車から自動車を挟むように吊下される左右一対の散水パイプと、前記パイプに設けられ自動車に向けて洗浄水を噴射する噴射ノズルと、該ノズルに高圧水を供給する給水ユニットとを備えた洗車装置であって、
    前記左散水パイプと右散水パイプとを前後にずらして配置したことを特徴とする洗車装置。
  2. 洗浄する自動車を跨ぐように配設されたフレームと、該フレームの上方に取り付けられるレールと、該レールに沿って自動車の上方を長さ方向に走行する台車と、該台車から自動車を挟むように吊下される左右一対の散水パイプと、前記パイプに設けられ自動車に向けて洗浄水を噴射する噴射ノズルと、該ノズルに高圧水を供給する給水ユニットとを備えた洗車装置であって、
    前記左散水パイプに設けられる噴射ノズルと、右散水パイプに設けられる噴射ノズルとを前後にずらして配置したことを特徴とする洗車装置。
  3. 洗浄する自動車を跨ぐように配設されたフレームと、該フレームの上方に取り付けられるレールと、該レールに沿って自動車の上方を長さ方向に走行する台車と、該台車から自動車を挟むように吊下される左右一対の散水パイプと、前記パイプに設けられ自動車に向けて洗浄水を噴射する噴射ノズルと、該ノズルに高圧水を供給する給水ユニットとを備えた洗車装置であって、
    前記散水パイプを逆L型に形成し、該パイプの水平部及び垂直部の内面に噴射ノズルを備えるとともに、パイプ水平部に設けられる噴射ノズルと、パイプ垂直部に設けられる噴射ノズルとを前後にずらして配置したことを特徴とする洗車装置。
  4. 前記散水パイプの垂直部内面に設けられる噴射ノズルを水平方向よりもやや下向きに指向させたことを特徴とする上記請求項3記載の洗車装置。
  5. 前記散水パイプを自動車を幅方向に挟んだ開位置から自動車の前面部もしくは後面部に回り込んだ閉位置までの間で揺動可能にしたことを特徴とする上記請求項1乃至4記載の洗車装置。
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CN109849859A (zh) * 2019-03-28 2019-06-07 桂林电子科技大学 自动洗车系统与方法

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