JP2023059740A - 洗車機 - Google Patents

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Abstract

【課題】門型フレーム内に配した泡洗剤ノズルから飛散流出する泡洗剤を門型フレームのフレーム入口の外方側から容易に視認可能として、泡洗剤によるショー効果を高め得るようにし、しかも泡洗剤ノズルを昇降支持体と共に昇降させることで車体面に近づけて、泡洗剤が風の影響を受けにくくなるようにした、構造簡単且つコンパクトな移動式洗車機を提供する。【解決手段】門型フレーム1内のフレーム入口1i寄りの部位に昇降可能に設けられる昇降支持体24と、昇降支持体24と共に昇降し得るよう昇降支持体24に支持されて、自動車Vの車体面Bに向けてコーティング剤を吐出し得るコーティング剤ノズルCtnとを含む洗車機において、昇降支持体24には、車体面Bに向けて泡洗剤を吐出し得る泡洗剤ノズルAtnが、該昇降支持体24と共に昇降し得るように支持される。【選択図】 図5

Description

新規性喪失の例外適用申請有り
本発明は、洗車機、特に自動車を跨いでその前後方向に往復走行可能な門型フレームと、この門型フレームに設けられて前記走行に伴い自動車の車体面を洗車するのに用いられる洗車用機器とを備え、自動車が、門型フレームの前後方向一端面に開口したフレーム入口に対向する所定のスタート位置に在る状態より、洗車が開始されるようにした洗車機に関する。
従来の上記洗車機において、車体面に対し高圧洗浄水を噴射し得る高圧洗浄水ノズルと、車体面に向けて泡洗剤を吐出し得る泡洗剤ノズルとを門型フレーム内の前後方向他端面寄りの部位に配設したものが知られている。
また、高圧洗浄水ノズルと泡洗剤ノズルとを、門型フレームの前後方向一端面に突設した張出枠に設置した洗車機も知られている(例えば、下記特許文献1を参照)。
特開2020-19380号公報
ところで上記のように高圧洗浄水ノズルと泡洗剤ノズルとが門型フレーム内の前後方向他端面寄りの部位に配設される洗車機においては、泡洗剤ノズルから車体面に吐出される泡洗剤が、門型フレームのフレーム入口を通して洗車の様子を見ている顧客からは見えにくく、そのため、派手に飛散流動する泡洗剤によるショー効果が十分には期待できない不都合がある。更にこの洗車機では、高圧洗浄水ノズルと泡洗剤ノズルとが互いに近い位置に在るため、その両方から高圧洗浄水及び泡洗剤を同時に噴射させる場合には、泡洗剤が高圧洗浄水で流され易く、泡洗剤による洗浄効果を損なう問題があり、一方、この問題を回避すべく高圧洗浄水及び泡洗剤を別々のタイミングで噴射させる場合には、それだけ門型フレームの往復走行回数も増え、洗車時間が長くなる問題がある。
また、特許文献1の洗車機では、高圧洗浄水ノズルと泡洗剤ノズルとが、門型フレームの前後方向一端面に少なからず突設した張出枠に固定される関係で、泡洗剤が門型フレームの外方側からよく視認できるため、泡洗剤による上記ショー効果が十分に期待できる反面、次のような別の問題がある。即ち、上記張出枠に固定(従って昇降不能)の高圧洗浄水ノズル及び泡洗剤ノズルと、車体面との距離が長いことから、特に泡洗剤が風の影響を受け(従って周囲に飛散し)易くなって、車体面の洗浄対象部位に狙い通りに届かないで無駄に流されたり、周辺の車形センサ等の検出誤差の発生要因となる虞れがある。さらに門型フレームの前後方向一端面に上記張出枠を突設したことで門型フレームが前後方向に大型化する等の問題がある。
ところで、門型フレーム内のフレーム入口寄りの部位に配設した昇降支持体に、コーティング剤ノズルを共に昇降し得るよう設けた洗車機は従来公知であるが、その公知の洗車機で昇降支持体は、専らコーティング剤ノズルの支持に使用されるだけである。
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、門型フレーム内のフレーム入口寄りの部位に昇降可能に設けられてコーティング剤ノズルを支持する昇降支持体に、それと共に昇降し得るよう泡洗剤ノズルを支持させた簡単な構造で、従来の洗車機の上記問題の少なくとも1つを解決可能とした洗車機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、自動車を跨いで該自動車の前後方向に往復走行可能な門型フレームと、前記門型フレームに設けられて前記走行に伴い自動車の車体面を洗車するのに用いられる洗車用機器とを備え、自動車が、前記門型フレームの前後方向一端面に開口したフレーム入口に対向する所定のスタート位置に在る状態より、前記洗車が開始されるようにした洗車機において、前記フレーム入口の周辺で前記門型フレームに昇降可能に設けられる昇降支持体と、その昇降支持体と共に昇降し得るよう該昇降支持体に支持されて、前記車体面に向けて泡洗剤を吐出し得る泡洗剤ノズルとを備えることを第1の特徴とする。
また本発明は、自動車を跨いで該自動車の前後方向に往復走行可能な門型フレームと、前記門型フレームに設けられて前記走行に伴い自動車の車体面を洗車するのに用いられる洗車用機器とを備え、自動車が、前記門型フレームの前後方向一端面に開口したフレーム入口に対向する所定のスタート位置に在る状態より、前記洗車が開始されるようにした洗車機であって、前記洗車用機器には、前記門型フレーム内のフレーム入口寄りの部位に昇降可能に設けられる昇降支持体と、その昇降支持体と共に昇降し得るよう該昇降支持体に支持されて、前記車体面に向けてコーティング剤を吐出し得るコーティング剤ノズルとが含まれる洗車機において、前記昇降支持体には、前記車体面に向けて泡洗剤を吐出し得る泡洗剤ノズルが、該昇降支持体と共に昇降し得るように支持されることを第2の特徴とする。
また本発明は、上記第1または第2の特徴に加えて、前記門型フレームの前後方向他端面寄りで該門型フレームには、前記車体面に対し高圧洗浄水を噴射し得る高圧洗浄水ノズルが設けられることを第3の特徴とする。
また本発明は、上記第2の特徴に加えて、前記コーティング剤ノズル及び前記泡洗剤ノズルは、前記昇降支持体に複数ずつ設けられ、前記門型フレームには、複数の前記コーティング剤ノズルにコーティング剤を分岐配管部で分配して供給するコーティング剤供給配管と、複数の泡洗剤ノズルに泡洗剤を分岐配管部で分配して供給する泡洗剤供給配管とが設けられ、前記コーティング剤供給配管及び前記泡洗剤供給配管のうち何れか一方の供給配管の前記分岐配管部は前記昇降支持体内に配置されると共に、何れか他方の供給配管の前記分岐配管部は前記昇降支持体外に配置されることを第4の特徴とする。
また本発明は、上記第2の特徴に加えて、前記コーティング剤ノズル及び前記泡洗剤ノズルは、前記昇降支持体に複数ずつ設けられ、前記門型フレームには、複数の前記コーティング剤ノズルにコーティング剤を分岐配管部で分配して供給するコーティング剤供給配管と、複数の泡洗剤ノズルに泡洗剤を分岐配管部で分配して供給する泡洗剤供給配管と が設けられ、前記泡洗剤供給配管の前記分岐配管部と、前記コーティング剤供給配管の前記分岐配管部とは、その何れもが前記昇降支持体の内部に配置されるか、或いはその何れもが前記昇降支持体の外部に配置されることを第5の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、フレーム入口の周辺で門型フレームに昇降可能に設けた昇降支持体に、車体面に泡洗剤を吐出し得る泡洗剤ノズルを配設したので、泡洗剤ノズルから飛散流出する泡洗剤を門型フレームのフレーム入口の外方側から容易に視認可能となり、泡洗剤によるショー効果が十分に期待できる。しかも泡洗剤ノズルを昇降支持体と共に昇降させることで、車体面に泡洗剤ノズルを近づけることができるため、泡洗剤は、これが風の影響を受けにくくなって、風に因る周囲への飛散が効果的に抑制され、従って、車体面に効率よく泡洗剤を散布できるばかりか、周辺の車形センサ等の検出精度が泡洗剤で低下するのを抑えることができる。
また第2の特徴によれば、門型フレーム内のフレーム入口に近い部位に昇降可能に設けた昇降支持体に、車体面に泡洗剤を吐出し得る泡洗剤ノズルを配設したので、泡洗剤ノズルから飛散流出する泡洗剤を門型フレームのフレーム入口の外方側から容易に視認可能となり、泡洗剤によるショー効果が十分に期待できる。しかも泡洗剤ノズルを昇降支持体と共に昇降させることで、車体面に泡洗剤ノズルを近づけることができるため、泡洗剤は、これが風の影響を受けにくくなって、風に因る周囲への飛散が効果的に抑制され、従って、車体面に効率よく泡洗剤を散布できるばかりか、周辺の車形センサ等の検出精度が泡洗剤で低下するのを抑えることができる。その上、コーティング剤ノズル用の昇降支持体が、泡洗剤ノズルに対する昇降支持手段に兼用されるため、門型フレームの構造簡素化と小型化に大いに寄与することができる。
また第3の特徴によれば、門型フレームの前後方向他端面寄りで門型フレームに高圧洗浄水ノズルが設けられるので、その高圧洗浄水ノズルと泡洗剤ノズルとが門型フレーム内に配設されても、その両ノズルを前後方向に十分に離間させることができ、泡洗剤が高圧洗浄水で無駄に流される不都合を回避でき、泡洗剤を洗浄に効率よく利用可能となる。
また第4の特徴によれば、コーティング剤供給配管及び泡洗剤供給配管のうち何れか一方の供給配管の分岐配管部は昇降支持体内に配置されると共に、何れか他方の供給配管の分岐配管部は昇降支持体外に配置される。これにより、昇降支持体にコーティング剤ノズル及び泡洗剤ノズルを複数ずつ設けても、コーティング剤供給配管及び泡洗剤供給配管のうち何れか一方の供給配管の分岐配管部が昇降支持体の外に置かれることで、それだけ昇降支持体内の配管スペースに余裕が生じるため、昇降支持体内における各供給配管の取り回し自由度が高くなって、比較的狭小な昇降支持体の内部における配管レイアウトが容易となる。
また第5の特徴によれば、泡洗剤供給配管の分岐配管部とコーティング剤供給配管の分岐配管部とは、その何れもが昇降支持体の内部に配置されるか、或いはその何れもが前記昇降支持体の外部に配置される。これにより、特に両分岐配管部が昇降支持体外に在る場合には、昇降支持体内での配管スペースに更に余裕が生じて配管取り回しの自由度が一層高められるばかりか、昇降支持体の小型化を図ることができる。一方、両分岐配管部が昇降支持体内に在る場合には、昇降支持体内での配管取り回しが複雑化する反面、昇降支持体外(即ち門型フレーム内部)での両供給配管の簡素化が図られ、特にその両供給配管の、昇降支持体の昇降動作に連動する昇降可動部分を簡素化する上で有利となる。
本発明の一実施形態に係る洗車機の概要を示すものであって、(a)は全体側面図であり、(b)は全体平面図である 前記洗車機の要部を示す側面図 トップノズル昇降機構の概要を示す洗車機の横断面図(図2の3X-3X線断面図) 図3の4X-4X線拡大断面図 コーティング剤及び泡洗剤の上部供給配管昇降機構の概要を示す洗車機の横断面図(図2の5X-5X線断面図)であって、コーティング剤ノズルからの吐出態様を示す 泡洗剤ノズルからの吐出態様を示す図5対応断面図 第2昇降枠内の上部コーティング剤供給配管及び上部泡洗剤供給配管の要部を示す一部破断断面図(図5の7X部の拡大断面図) (A)は、最も下向き位置に在る上部コーティング剤ノズルの首振り機構の要部を示す断面図(図7の8A-8A断面図)、(B)は、上部コーティング剤ノズルが前記下向き位置よりも内方側を向いた首振り状態での図8(A)対応断面図 (A)は、最も下向き位置に在る上部泡洗剤ノズルの首振り機構の要部を示す断面図(図7の9A-9A断面図)、(B)は、上部泡洗剤ノズルが前記下向き位置よりも内方側を向いた首振り状態での図9(A)対応断面図 コーティング剤供給配管および泡洗剤供給配管の概略を示す全体配管図 制御系統の概要を示す制御ブロック図 (A)は、第1往行での上部高圧洗浄水ノズルからの高圧洗浄水噴射態様を示す工程図、(B)は、第1復行での上部泡洗剤ノズルからの泡洗剤吐出態様を示す工程図、(C)は、第2復行での上部コーティング剤ノズルからのコーティング剤吐出態様を示す工程図 コーティング剤供給配管および泡洗剤供給配管の別の配管例を示す、図10対応配管図 コーティング剤供給配管および泡洗剤供給配管の更に別の配管例を示す、図10対応配管図
本発明の実施形態を、添付図面により以下に具体的に説明する。
図1~図6において、洗車機Aの洗車機本体を構成する門型フレーム1は、洗浄すべき自動車Vを跨ぐようにしてその前後方向に相対移動可能な門型形状に形成される。その門型フレーム1の左右両側部の下部には、前後左右各一対の車輪3,4がそれぞれ回転自在に軸支されており、それら車輪3,4は、洗車機Aの設置面となる地面E上に敷設した左右一対の走行レール2,2上を転動可能である。そして、前後一方の左右の車輪4,4には、図5で明らかなように、走行モータ5が減速機構を介して連動連結されるため、この走行モータ5を駆動することで、門型フレーム1を走行レール2,2上を往復走行させることができる。
而して、走行レール2、車輪3,4、走行モータ5及び減速機構は、互いに協働して門型フレーム1及び自動車Vを前後方向に相対移動させる相対移動手段Dmを構成する。
実施形態の洗車機Aは、ドライブスルー式の洗車機であって、これの洗車工程は、後述するように、図1において門型フレーム1が処理開始位置1Sに待機し且つ自動車Vが所定のスタート位置V2に在る状態より開始され、その開始後、門型フレーム1が第1往行して処理終了位置1Eに達したとき、或いは門型フレーム1が第1往復行及び第2往行(即ち1.5往復走行)するか、又は第1往復行及び第2往復行並びに第3往行(即ち2.5往復走行)して処理終了位置1Eに達したときに終了する。
この場合、門型フレーム1の前後方向で一端面(以下、本明細書では前端面1eiという)には、自動車Vの前端部が最初に進入するフレーム入口1iが開口し、またその他端面(以下、本明細書では後端面1eoという)には、自動車Vの後端部が最後に退出するフレーム出口1oが開口している。
即ち、洗車機Aの前後方向と自動車Vの前後方向とは逆であって、洗車機Aの前方は自動車Vの後方となり、また洗車機Aの後方は自動車Vの前方となる。
また図1で明らかなように、走行レール2の前端近くの地面Eには、開閉可能な遮断機41が設置され、さらにその前方の地面Eには受付機Uが設置される。この受付機Uは、、種々の受付操作(例えば処理コースの選択操作や料金支払い操作等)を行うための操作盤を有しており、その操作盤へのドライバー又は作業員による受付操作入力を待って、洗車工程が開始される。また、走行レール2の後端の後方には、自動車Vのドライバーに洗車処理状況を報知する案内表示器42が設置されており、その案内表示器42は、自動車Vをフレーム入口1iに対向するスタート位置V2まで誘導案内するための表示や、洗車処理後の退出を促すための表示も行うことができる。
門型フレーム1の適所に設置した不図示の制御盤には、洗車機Aを作動制御する制御装置C(図11の制御ブロック図でのみ図示)が設けられ、この制御装置Cは、マイクロコンピュータ等を内蔵した電子制御ユニットを主要部とする。そして、制御装置Cには、洗車機Aに配備された各種洗車用機器に連係するアクチュエータ類及びセンサ類や、受付機U、遮断機41、案内表示器42等が接続される。
制御装置Cは、受付機Uへの受付操作入力やセンサ類の検出結果に基づいて洗車機Aの各種洗車用機器を制御して、受付けた洗車処理モードが実行されるようにする。
門型フレーム1の下部と地面Eとの間には、門型フレーム1が図1に例示した復行端及び往行端にあることを検出可能な位置検出手段7(図11参照)が設けられる。ここで、復行端は、洗車開始位置としての処理開始位置1Sに相当し、また往行端は、洗車終了位置としての処理終了位置1Eに相当する。
また一方の走行モータ5の出力軸には、その出力軸の回転量(延いては門型フレーム1の走行量)を検出可能なロータリエンコーダ8(図11参照)が接続される。そして、これら位置検出手段7及びロータリエンコーダ8の各検出結果に基づいて、制御装置Cは門型フレーム1の処理開始位置1Sからの走行量、従って走行位置を検出可能である。
門型フレーム1の前端面1ei又はその近傍には、自動車V前端部のフレーム入口1iへの進入を検知する入車センサ71が、また後端面1eo又はその近傍には、自動車V後端部のフレーム出口1oへの退出を検知する出車センサ72がそれぞれ配置される。それら入車センサ71及び出車センサ72は、同一高さで左右に並列配置した発光器及び受光器の1組より成る光電センサで構成される。特に入車センサ71は、自動車Vの前端部(例えば前部バンパ)が発光器から受光器への光を遮断することでフレーム入口1i内への入車を検知可能な高さ位置に在って、門型フレーム1の前端面1eiの左右両側部に配置され、一方、出車センサ72は、自動車Vの後端部(例えば後部バンパ)の通過に伴い発光器から受光器へ入光することでフレーム出口1o外への出車を検知可能な高さ位置に在って、門型フレーム1の後端面1eoの左右両側部に配置される。
門型フレーム1の前端面1ei寄りの内部には、自動車Vの車体上面形状(即ち車形)を検出可能な車形検出装置としての多軸センサ10が配備される。この多軸センサ10は、同一高さで左右に並列配置した発光器及び受光器の組より成る多数の光電センサ11が、門型フレーム1の左右両側部に上下に等間隔で多数、配置されて構成される。尚、多軸センサ10は、入車センサ71の前後方向位置よりも自動車Vの前方側に所定距離(例えば40cm)離れた位置に設定される。
而して、この多軸センサ10の検出結果や、前記したロータリエンコーダ8の検出結果等に基づいて、制御装置Cは、自動車Vの前後端位置は元より、車形(より具体的にはボンネット面形状、前後ガラス面形状、ルーフ面形状等)や車種等を検出可能である。
門型フレーム1内には、自動車Vの車体面Bをブラシング洗浄し得る洗車ブラシ群が配設される。その洗車ブラシ群には、車体上面Btをブラシング洗浄し得るトップブラシTと、左右の車体側面Bsをそれぞれブラシング洗浄し得る左右のサイドブラシS,Sと、左右の車体側面Bs下部をそれぞれブラシング洗浄し得る左右のロッカブラシR,Rとが含まれる。
また、門型フレーム1の後端面1eo寄りの内部には、乾燥用空気を自動車Vの車体面Bへ噴射し得る乾燥装置が配設される。この乾燥装置には、乾燥用空気を自動車Vの車体上面Btへ噴射し得るトップノズルNt、および乾燥用空気を自動車Vの左右の車体側面Bsへそれぞれ噴射し得る左右のサイドノズルNs,Nsが含まれる。
トップノズルNtは、図3及び図4で明らかなように、門型フレーム1の後端面1eo寄りの内部に配備されて門型フレーム1に対し昇降可能な第1昇降枠14に支持されていて、第1昇降枠14と共に昇降可能である。その第1昇降枠14の左右両端部に設けた昇降台車14aは、門型フレーム1の左右両側部に固定されて鉛直方向に延びる左右の昇降レール13,13に昇降可能に案内支持される。
昇降台車14aと門型フレーム1間には、制御装置Cにより作動制御されて第1昇降枠14(従ってトップノズルNt)を昇降駆動し得る第1昇降駆動手段としての昇降駆動手段Dnが設けられる。この第1昇降駆動手段Dnは、本実施形態では昇降台車14aにチェーンの一部が連結されたチェーン伝動機構15と、そのチェーン伝動機構15の一方のスプロケットを別のチェーン伝動機構を介して回転駆動するモータ16とを備える。
またトップノズルNtには、門型フレーム1に搭載したブロア9(図11参照)より乾燥用空気が可撓性ダクトを経て圧送可能であり、そのトップノズルNtのノズル口より車体上面Btに向けて乾燥用空気を噴射可能である。更にトップノズルNtに固定のステーには、自動車Vの車体面に対し高圧洗浄水を上方より噴射し得る複数の上部高圧洗浄水ノズルJtnを有する上部高圧洗浄水供給配管Jtが取付けられていて、トップノズルNtと共に昇降駆動される。
実施形態の上部高圧洗浄水供給配管Jtは、従来周知の首振り機構Dw(図11参照)を介してトップノズルNtに取付けられる。この首振り機構Dwにより上部高圧洗浄水ノズルJtnは、上部高圧洗浄水供給配管Jtと共に前後方向に所定角度、首振り駆動可能となっていて、高圧洗浄水の噴射方向を後述する如く車体面Bの被噴射部位に応じて変更可能である。尚、首振り機構Dwは、後述する上部コーティング剤ノズルCtn及び上部泡洗剤ノズルAtnを首振り駆動する首振り機構Dk(図7,図8を参照)と同様の構造としてもよい。尚また、首振り機構Dwを省略して、上部高圧洗浄水供給配管JtをトップノズルNtに対し首振り不能に固定してもよい。
また門型フレーム1の左右両側部には、前後方向でトップノズルNtと略同一の位置において、自動車Vの車体側面に対し高圧洗浄水を側方より噴射し得る左右一対の側部高圧洗浄水ノズルJsnが固定される。
而して、上記した側部高圧洗浄水ノズルJsn及び上部高圧洗浄水ノズルJtnには、制御装置Cにより作動制御される従来周知の高圧洗浄水供給源(図示せず)から高圧洗浄水が供給可能である。その高圧洗浄水供給源は、高圧洗浄水タンク、加圧ポンプ、ポンプ駆動用アクチュエータ、高圧洗浄水供給用の制御弁等が含まれ、それらは制御装置Cにより作動制御される。尚、高圧洗浄水としては、清水、又はこれに洗剤を少量混合した洗浄水が使用される。
また左右のサイドノズルNsは、門型フレーム1の左右両側部にそれぞれ取付けられる。そして、各サイドノズルNsにも上記ブロア9より乾燥用空気が圧送可能であり、各サイドノズルNsのノズル口より車体側面Bsに向けて乾燥用空気を噴射可能である。
トップブラシTは、フレーム入口1i寄りの位置で門型フレーム1に鉛直方向に昇降可能に支持される。そのトップブラシTと門型フレーム1間には、制御装置Cにより作動制御されてトップブラシTを昇降駆動し得る従来周知の昇降駆動手段Dta(図11参照)が設けられる。このトップブラシTの昇降駆動手段Dtaとしては、例えば、前述のトップノズルNtの第1昇降駆動手段Dnと同様の構造のものを採用可能である。また、トップブラシTには、これを回転駆動し得る回転駆動手段Dtb(図11参照)が連動連結される。
左右一対のサイドブラシS,Sは、前後方向でトップブラシTの回転軸線よりもトップノズルNt側(門型フレーム1の後方寄り)に配置されていて、門型フレーム1の上部に、従来周知のサイドノズル案内支持手段(図示せず)を介して左右方向に開閉移動可能に垂下、支持される。また各サイドブラシSと門型フレーム1間には、サイドブラシSを左右方向に駆動し得る従来周知の左右駆動手段Dsa(図11参照)が設けられる。またサイドブラシSには、これを回転駆動し得る回転駆動手段Dsb(図11参照)が連動連結される。
而して、制御装置Cは、左右のサイドブラシSを自動車Vの前後端面Bf,Br及び側面Bsに適切な接触面圧で接触、追従させるように開閉駆動手段Dsを制御し、その際のサイドブラシSの移動軌跡の履歴も制御装置Cに記憶される。従って、左右のサイドブラシSは、門型フレーム1の停止状態で自動車Vの前後端面形状に沿うように開閉移動して前後端面Bf,Brをブラシング洗浄可能であり、また門型フレーム1の走行に伴い車体側面形状に沿うように移動して、車体側面Bsをその前後方向全域に亘りブラシング洗浄可能である。
また、左右一対のロッカブラシR,Rは、サイドブラシS,Sと同様、左右駆動手段及び回転駆動手段が連動連結されるが、それら駆動手段は、何れも洗車機において従来周知であり、これ以上の説明は省略する。
また門型フレーム1には、その前後方向で多軸センサ10の直ぐ後方側において、コーティング剤を車体面Bに吐出し得るコーティング剤供給装置CSと、泡洗剤を車体面Bに吐出し得る泡洗剤供給装置ASとが設置される。次に、図5~図10を参照して、コーティング剤供給装置CS及び泡洗剤供給装置ASの具体例を順次、説明する。
先ず、コーティング剤供給装置CSであるが、これは、図10で明らかなように、左右方向に間隔をおいて配置されてコーティング剤を車体上面Btに上方から吐出し得る複数(図示例は左右一対)の上部コーティング剤ノズルCtnと、それら上部コーティング剤ノズルCtnに対しコーティング剤を分岐配管部80aで分配して供給する上部コーティング剤供給配管80と、門型フレーム1の左右両側部にそれぞれ設けられてコーティング剤を車体側面Bsに対し側方から吐出し得る左右の第1側部コーティング剤ノズルCsn1と、それら第1側部コーティング剤ノズルCsn1の上方で門型フレーム1の左右両側部にそれぞれ設けられてコーティング剤を車体側面Bsに対し側方から吐出し得る左右の第2側部コーティング剤ノズルCsn2と、第1,第2側部コーティング剤ノズルCsn1,Csn2に対しコーティング剤を分岐配管部81a,82aでそれぞれ分配して供給する第1,第2側部コーティング剤供給配管81,82と、上部コーティング剤供給配管80及び第1,第2側部コーティング剤供給配管81,82に対し互いに並列に接続されて、それら供給配管80~82に対しコーティング剤を圧送供給可能なコーティング剤供給源83(図11も参照)とを備える。
そのコーティング剤供給源83には、コーティング剤の原液タンク、水タンク、加圧ポンプ、ポンプ駆動用アクチュエータ、コーティング剤・水の選択供給と混合供給を担う制御弁等が含まれており、それらは制御装置Cで作動制御されて、各々のコーティング剤供給配管80~82に対し加圧されたコーティング剤又は清水を選択的に供給できるように構成される。尚、第2復行過程で吐出されるコーティング剤は、コーティング剤の原液に清水を混合させて所定濃度に調整したコーティング剤・清水の混合液であってもよいし、或いはコーティング剤の原液であってもよい。
ところで上部コーティング剤供給配管Ctの下流側配管部及び上部コーティング剤ノズルCtnは、門型フレーム1のフレーム入口1i寄りの内部に配備した第2昇降枠24に取付けられる。この第2昇降枠24は、図2,5,6で明らかなように、左右方向に直線状に延びる横断面多角形状の中空枠体より構成されていて、前後方向で多軸センサ10の直ぐ後方側において門型フレーム1に対し昇降可能に配設され、上部コーティング剤供給配管Ctの下流側配管部及び上部コーティング剤ノズルCtnを第2昇降枠24と共に昇降させる。その第2昇降枠24の左右両端部には昇降台車24aがそれぞれ設けられ、その昇降台車24aは、門型フレーム1の左右両側部にそれぞれ固定されて鉛直方向に延びる左右の昇降レール23,23に昇降可能に案内支持される。
昇降台車24a及び門型フレーム1間には、第2昇降枠24(従って上部コーティング剤供給配管Ct)を昇降駆動し得る第2昇降駆動手段Dcが設けられる。その第2昇降駆動手段Dcの構造は、前記した第1昇降枠14の昇降駆動手段Dnと同様であって、例えば昇降台車24aにチェーンの一部が連結されたチェーン伝動機構25と、そのチェーン伝動機構25の一方のスプロケットを別のチェーン伝動機構を介して回転駆動する不図示のモータとを備える。
また上部コーティング剤供給配管80の、少なくとも分岐配管部80a及びそれより下流側配管部分は、第2昇降枠24の内部に配備される。
ところで左右の上部コーティング剤ノズルCtnは、図5,7,10で明らかなように、門型フレーム1の正面視で吐出方向を左右方向中央側に向かって下向きに傾斜した傾斜姿勢とされるが、更に門型フレーム1の側方から見て略真下を向く第1姿勢(図8(A)参照)と、第1姿勢よりも後方を向く第2姿勢(図8(B)参照)との間で前後に首振り揺動可能(従って吐出方向を変更可能)に構成される。
その首振り機構Dkは、第2昇降枠24の下部に固定のチャンネル状支持枠90と、支持枠90に複数の軸受ブラケット91を介して嵌挿、支持されて左右方向に延びる枢軸92と、各々の上部コーティング剤ノズルCtnのノズル本体外周に固定の取付板94と、その取付板94に両端部を着脱可能に固定されて上記枢軸92を取付板94との間で回動可能に保持するU字状の保持枠93と、上記枢軸92に揺動可能に嵌合支持されるリンク97と、上記支持枠90に立設したブラケット96に中間部が回動可能に軸支98p1され且つ下端部が上記リンク97に回動可能に軸支98p2されて伸縮可能なエアシリンダ98と、エアタンク内の作動エアをエアシリンダ98に対し給排制御する制御弁(図示せず)とを備える。
而して、図8で明らかなように、上部コーティング剤ノズルCtnは、エアシリンダ98の収縮状態で前記第1姿勢となり、また伸長状態で前記第2姿勢となるように、枢軸92の軸線回りに前後揺動、即ち首振り運動する。上記首振り機構Dk(より具体的にはエアシリンダ98に対し作動エアを給排制御する制御弁)の作動切換えは、制御装置Cにより制御される。
一方、図10で明らかなように、第1,第2側部コーティング剤供給配管81,82のうち特に高位側の第2側部コーティング剤供給配管82には、これの分岐配管部82aよりも上流側配管部分に常閉型開閉弁85が介装される。この開閉弁85は、洗車機Aによるコーティング処理過程又はリンス処理等で、通常は閉弁状態に保持されて第2側部コーティング剤ノズルCtn2からのコーティング剤又は水の吐出を停止させるが、自動車Vが高車高の場合には、制御装置Cにより開弁状態に切換えられて、第2側部コーティング剤ノズルCtn2からもコーティング剤又はリンス水が吐出されて、高車高の自動車Vに対してもコーティング処理又はリンス処理を的確に対応できるようにしている。また低車高の自動車Vに対するコーティング処理では、第2側部コーティング剤ノズルCtn2からのコーティング剤又はリンス水の吐出を停止させることで、コーティング剤又はリンス水の節約を図ることができる。
尚、第1側部コーティング剤供給配管81には、上記のような開閉弁85は設けられておらず、従って、コーティング処理又はリンス処理の過程で、第1側部コーティング剤ノズルCtn1からコーティング剤又はリンス水が常に吐出される。
ところで上記コーティング剤としては、車体面Bに吐出、塗布することで短時間の間に車体面B上に強固な保護皮膜を形成可能な液状の表面処理剤(例えば、特殊変性シリコーン、その他のシリコーンポリマー剤:出願人会社では商品名「FK-2」として従前より販売)が使用可能であり、或いは、そのような表面処理剤に代えて液状のワックス剤を使用してもよい。また、保護皮膜をより強固にするために、例えば組成の異なる複数種類のコーティング剤を車体面に別々のタイミングで噴射塗布してもよいし、或いはまた同一種類のコーティング剤を車体面に別々のタイミングで吐出、塗布してもよい。尚、その別々のタイミングとは、門型フレーム1の同一行程(例えば往行)中に別々のタイミングで吐出する場合、或いは門型フレーム1の異なる行程(即ち往行と復行)でそれぞれ吐出する場合の何れであってもよい。
次に前記泡洗剤供給装置ASについて説明すると、それは、図10で明らかなように、泡洗剤を車体上面Btに上方から吐出し得る複数(図示例は左右一対)の上部泡洗剤ノズルAtnと、それら上部泡洗剤ノズルAtnに対し泡洗剤を分岐配管部60aで分配して供給する上部泡洗剤供給配管60と、門型フレーム1の左右両側部にそれぞれ設けられて泡洗剤を車体側面Bsに対し側方から吐出し得る左右の側部泡洗剤ノズルAsnと、左右の側部泡洗剤ノズルAsnに対し泡洗剤を分岐配管部61aで分配して供給する側部泡洗剤供給配管61と、上部泡洗剤供給配管60及び側部泡洗剤供給配管61に対し互いに並列に接続されて、それら供給配管60,61に対し泡洗剤を圧送供給可能な泡洗剤供給源63(図11も参照)とを備える。
その泡洗剤供給源63には、洗剤タンク、加圧ポンプ及びポンプ駆動用アクチュエータの他、加圧ポンプが洗剤タンクより吸引、加圧した洗剤を泡状に発泡させる発泡手段(例えばエゼクタ)や、泡洗剤供給用の制御弁等が含まれており、それらは制御装置Cで作動制御されて、各々の泡洗剤供給配管60,61に対し泡洗剤(即ち泡状に発泡された洗剤)を供給できるように構成される。
また上部泡洗剤供給配管Atの下流側端部及び上部泡洗剤ノズルAtnは、上部コーティング剤ノズルCtnと同様、門型フレーム1に昇降駆動可能に設けられる。より具体的に言えば、上部泡洗剤供給配管Atの下流端部および上部泡洗剤ノズルAtnは、第2昇降枠24に支持されて第2昇降枠24と共に昇降可能である。そして、左右の上部泡洗剤ノズルAtnは、左右の上部コーティング剤ノズルCtnの左右外側にそれぞれ並ぶように配列されて第2昇降枠24に左右方向に互いに間隔をおいて取付けられる。
また上部泡洗剤供給配管60の、少なくとも前記分岐配管部60a及びそれより上流側配管部分は、第2昇降枠24外に配備される。而して、本実施形態の第2昇降枠24には上部コーティング剤ノズルCtn及び泡洗剤ノズルAtnが各々複数ずつ設けられるが、実施形態のように上部泡洗剤供給配管60の、少なくとも分岐配管部60a及びその上流側配管部分が第2昇降枠24外に置かれることで、それだけ第2昇降枠24内の配管スペースに余裕が生じる。そのため、第2昇降枠24内における上部泡洗剤供給配管60及び上部コーティング剤供給配管80の取り回し自由度を高めることが可能となり、比較的狭小な第2昇降枠24の内部における配管レイアウトが容易となる。
尚、実施形態と逆に上部泡洗剤供給配管60の、少なくとも分岐配管部60a及びその下流側配管部分を第2昇降枠24内に配置し、且つ上部コーティング剤供給配管80の、少なくとも分岐配管部80a及びその上流側配管部分を第2昇降枠24外に配置するようにした別の配管例も実施可能である。そして、この配管例においても、第2昇降枠24内の配管スペースに余裕が生じるため、上記と同様の作用効果が期待できる。
また図13及び図14には、泡洗剤供給配管60及びコーティング剤供給配管80の更に別の配管例が示される。即ち、上記実施形態では、泡洗剤供給配管60及びコーティング剤供給配管80の分岐配管部60a,80aの何れか一方が第2昇降枠24内に、またその何れか他方が第2昇降枠24外にそれぞれ配置されるが、図13の配管例の如く両分岐配管部60a,80aが第2昇降枠24外に在る場合には、第2昇降枠24内での配管スペースに更に余裕が生じて配管取り回しの自由度が一層高められるばかりか、第2昇降枠24の小型化を図ることができる。
一方、図14の配管例の如く両分岐配管部60a,80aが第2昇降枠24内に在る場合には、第2昇降枠24内での配管スペースに余裕がなくなって配管取り回しが複雑化する反面、第2昇降枠24外(即ち門型フレーム1内)での泡洗剤供給配管60及びコーティング剤供給配管80が簡素化され、特に各供給配管60,80の、第2昇降枠24の昇降動作に連動する昇降可動部を簡素化する上で有利となる。
ところで左右の上部泡洗剤ノズルAtnは、図5及び図7で明らかなように、門型フレーム1の正面視で吐出方向を左右方向中央側に向かって下向きに傾斜した傾斜姿勢とされるが、更に門型フレーム1の側方から見て後方下向きに傾斜した第1姿勢(図9(A)参照)と、第1姿勢よりも更に後方を向く第2姿勢(図9(B)参照)との間で前後に首振り揺動可能(従って吐出方向を変更可能)に構成される。
その上部泡洗剤ノズルAtnを首振りさせる機構は、上部コーティング剤ノズルCtnに対する前記首振り機構Dkと共用されるものであり、従って、上部泡洗剤ノズルAtn及び上部コーティング剤ノズルCtnは、互いに同一の変位角度で首振り動作する。而して、図9で明らかなように、上部泡洗剤ノズルAtnは、エアシリンダ98の伸縮に連動して枢軸92の軸線回りに前後揺動、即ち首振り運動することで、エアシリンダ98の収縮状態で前記第1姿勢(図9(A)参照)となり、また伸長状態(図9(B)参照)で前記第2姿勢となる。
また、前後方向略中央で門型フレーム1の上部には、ブラシング洗浄後の自動車Vの車体上面Btにリンス水(本実施形態では清水、以下、本明細書では同様)を吐出し得る複数の上部リンス水ノズルWtnを有する上部リンス水供給配管Wtが配設されると共に、門型フレーム1の左右両側部には、ブラシング洗浄後の自動車Vの車体側面Bsにリンス水を吐出し得る複数の側部リンス水ノズルWsnを有する左右一対の側部リンス水供給配管Wsがそれぞれ配設される。それらリンス水供給配管Wt,Wsには、これらにリンス水を圧送供給可能なリンス水供給源86(図11参照)が接続される。そのリンス水供給源86には、リンス水タンク、加圧ポンプ、ポンプ駆動用アクチュエータ、リンス水供給用の制御弁等が含まれており、それらは制御装置Cで作動制御されて、各々のリンス水供給配管Wt,Wsに対し加圧されたリンス水を供給できるように構成される。
さらに門型フレーム1の上部には、トップブラシTと第2昇降枠24との中間部において、ブラシング洗浄時に自動車Vの車体上面Btにシャンプー洗剤を吐出し得る複数の上部シャンプー洗剤Stnを有する上部シャンプー洗剤供給配管Stが配設されると共に、門型フレーム1の左右両側部には、側部リンス水供給配管Wsの前側においてブラシング洗浄時に自動車Vの車体側面Bsにシャンプー洗剤を吐出し得る複数の側部シャンプー洗剤ノズルSsnを有する左右一対の側部シャンプー洗剤供給配管Stがそれぞれ配設される。
それらシャンプー洗剤供給配管St,Ssには、これらにシャンプー洗剤又は清水を圧送供給可能なシャンプー洗剤供給源87(図11参照)が接続される。そのシャンプー洗剤供給源87には、シャンプー洗剤タンク、清水タンク、加圧ポンプ、ポンプ駆動用アクチュエータ、シャンプー洗剤・水の選択供給用の制御弁等が含まれており、それらは制御装置Cで作動制御されて、各々のシャンプー洗剤供給配管St,Ssに対し加圧されたシャンプー洗剤又は清水を選択的に供給できるように構成される。
ところでトップノズルNt及び第2昇降枠24の各中央部には、それらの輪郭よりも側面視で大きく形成されてトップノズルNt及び第2昇降枠24の各下半部を取り囲む細長い感知バー51,52が取付けられる。これら感知バー51,52が障害物に接触すると、その接触圧に基づいて制御装置CはトップノズルNt及び第2昇降枠24を上方へ回避動作させるか或いは洗車機Aを全停止させて、当該障害物がトップノズルNt及び第2昇降枠24に衝突するのを未然に防止可能である。
次に前記実施形態の作用を説明する。
洗車機Aの待機状態においては、図1に実線で示すように門型フレーム1が走行レール2の後端部の処理開始位置1Sで静止状態に置かれ、また遮断機41は閉じられる。
処理前の自動車Vのドライバーは、先ず、遮断機41の手前(即ち受付機Uの横)の受付位置V1まで自動車Vを前進させ、次いで、受付機Uにおいて、洗車受付のための受付操作入力(例えば、希望する処理コースを選択し且つその選択コースに応じた料金の支払い)を行う。尚、料金支払いは、例えば現金投入、プリペイドカードの挿入、スマホ決済等、洗車機における従来周知の様々の支払い手法が選択可能である。
その洗車受付の完了に応じて制御装置Cは遮断機41を開放させるので、ドライバーは、自動車Vを運転操作してスタート位置V2まで前進させる。そして、自動車Vの右前輪を、地面E上に突設したストッパ43に当てて、自動車Vをスタート位置V2に停止させる。この状態を不図示の車輪検出手段(図示せず)が検出すると、その検出信号が制御装置Cに送られ、これにより、制御装置Cは、一連の洗車処理を開始させて、門型フレーム1の第1往行が始まる。尚、ストッパ43を使用せずに、入車センサ71や多軸センサ10の検出信号に基づいて案内表示器42を作動させることにより、自動車Vをスタート位置V2まで誘導案内するようにしてもよい。
かくして、洗車機Aの制御装置Cは、受付機Uでの受付操作入力に基づいて、選択された洗車処理モード(例えば、通常のシャンプー洗浄コースの他、泡洗浄処理・コーティング処理・高圧洗浄等が任意選択的に付加した種々の洗浄コース)が実行されるように、洗車機Aが具備する各種の洗車用機器を制御する。その処理の実行中、自動車Vのドライバーは、原則的には自動車Vに乗ったままでいる。尚、洗車受付は、門型フレーム1の適所に設けた操作盤にて作業員等が操作入力するようにしてもよく、その場合には、受付機Uや遮断機41の設置を省略することも可能である。
ところで制御装置Cが実行制御可能な処理モードとしては、例えば、門型フレーム1の第1往行のみ(即ち0.5往復)で行う「片道シャンプー洗浄コース」があり、また門型フレーム1の第1往復行及び第2往行で行う「1.5往復のシャンプー洗浄コース」がある。更に、次に例示するように門型フレーム1の第1往復行及び第2往復行、並びに第3往行で行う「2.5往復の特別洗浄コース」等があり、そのコース内容の設定は、洗車機A毎に個別に設定可能である。
例えば、前記2.5往復の特別洗浄コースが選択された場合には、門型フレーム1の各往復過程で、門型フレーム1の走行に伴い次のような処理が並行して順次行われる。
[第1往行]
門型フレーム1が処理開始位置1Sから第1往行する過程では、制御装置Cは、位置検出手段7及びロータリエンコーダ8の検出結果に基づいて門型フレーム1の走行位置を検出し、更にその走行位置と、多軸センサ10で検出した車体上面位置とに基づいて自動車Vの車形(車体上面や前後端面形状を含む)を検出し、記憶する。そして、その検出された車形(以下、単に検出車形という)に概ね沿うようにトップノズルNtが制御装置Cにより昇降制御(図12(A)の昇降軌跡を参照)され、それと共に上部高圧洗浄水ノズルJtn及び側部高圧洗浄水ノズルJsnから高圧洗浄水が車体上面Bt及び車体側面Bsに向けて噴射されて、高圧洗浄が行われる。
この場合、上部高圧洗浄水ノズルJtnは、図12(A)で明らかなように、自動車Vの車体上面Btの後端近くに到達するまでは最も下向きの姿勢に保持され、また到達後は、車両前方下向きの傾斜姿勢となるように首振り運動して、車体後面Br及び車体上面Btに対する高圧洗浄を効率よく行えるようにしている。上記高圧洗浄水の噴射中、上部高圧洗浄水ノズルJtn及び側部高圧洗浄水ノズルJsnは、前後方向で多軸センサ10から離れているため、多軸センサ10への高圧洗浄水の飛散の影響を少なくして車形検出精度の低下が抑制される。尚、トップノズルNtは、門型フレーム1が処理終了位置1Eに接近すると上限位置まで上昇し、それと共に高圧洗浄水の噴射も停止される。
尚、実施形態では、第1往行過程で上部高圧洗浄水ノズルJtnのみならず側部高圧洗浄水ノズルJsnからも高圧洗浄水が噴射する制御例を示したが、側部高圧洗浄水ノズルJsnからの高圧洗浄水の噴射を第1往行で行わずに次の第1復行で行う制御例も実施可能であり、その場合は、高圧洗浄水の噴射を、上部高圧洗浄水ノズルJtn又は側部高圧洗浄水ノズルJsnのうちの一方で行うことで加圧ポンプのポンプ容量を小型化できる利点がある。
[第1復行]
次に門型フレーム1が処理終了位置1Eから第1復行を開始するのに応じて、制御装置Cは、第2昇降枠24を上限位置から下限位置まで下降させ、その後は、第2昇降枠24を前述の検出車形に略沿うように昇降制御(図12(B)の昇降軌跡を参照)する。即ち、下限位置に達した第2昇降枠24が自動車Vの後端面に近づくと、上部泡洗剤ノズルAtn及び側部泡洗剤ノズルAsnから車体面Bに向けて泡洗剤の吐出が開始され、車体面Bへの泡洗剤の塗布が行われ、車体面Bは白濁した泡洗剤で覆われる。この場合、上部泡洗剤ノズルAtnは、図12(B)で明らかなように、自動車Vのルーフ面の後端近くに到達するまでは車両前方下向きの傾斜姿勢に保持され、また到達後は、最も下向きの姿勢となるよう首振り運動して、車体面Bに対する泡洗剤塗布を効率よく行えるようにしている。そして、第2昇降枠24は、門型フレーム1が処理開始位置1Sに到達すると上限位置まで上昇し、それと共に泡洗剤の吐出も停止される。
[第2往行]
次に門型フレーム1が処理開始位置1Sから第2往行する過程では、制御装置Cは、上部シャンプー洗剤ノズルStn及び側部シャンプー洗剤ノズルSsnから清水を車体面Bに吐出させて、前行程(第1復行)で車体面Bに残る泡洗剤を一部洗い流しながら、トップブラシB、サイドブラシS及びロッカブラシRを作動させて車体面Bをブラシング洗浄する。この場合、制御装置Cは、トップブラシTを前記検出車形に略沿うよう昇降制御するので、トップブラシTの車体面Bへの接触面圧が適度に保たれる。そして、門型フレーム1が処理終了位置1Eに近づくと、各シャンプー洗剤ノズルStn,Ssnからの清水吐出が停止する。
尚、この第2往行時に、各シャンプー洗剤ノズルStn,Ssnからの清水吐出に加えて、各コーティング剤ノズルCtn,Csn1から(特に自動車Vが高車高の場合はCsn2からも)清水を吐出させることで、前行程(第1復行)で車体面に残る泡洗剤をより十分に洗い流せるようにしてもよく、その場合に上部コーティング剤ノズルCtnは、制御装置Cで昇降制御される第2昇降枠24と共に昇降させる。
また上記制御例では、第1復行時に泡洗剤吐出を行う処理コースが選択された場合を想定しているが、仮にその泡洗剤吐出が行われない処理コースが選択された場合には、制御装置Cは、上部シャンプー洗剤ノズルStn及び側部シャンプー洗剤ノズルSsnからシャンプー洗剤を車体面Bに吐出させながら、トップブラシB、サイドブラシS及びロッカブラシRを作動させて車体面Bをブラシング洗浄する。
[第2復行]
次に門型フレーム1が処理終了位置1Eから第2復行を開始するのに応じて、制御装置Cは、第2昇降枠24を前述の検出車形に略沿うように昇降制御し、その昇降軌跡は、第1復行過程での第2昇降枠24の昇降軌跡(図12(B)を参照)と同様である。この第2復行過程では上部コーティング剤ノズルCtn及び側部コーティング剤ノズルCsn1から(特に自動車Vが高車高の場合はCsn2からも)車体面Bに向けてコーティング剤が吐出されて、車体面Bへのコーティング処理が行われる。
それと並行して、制御装置Cは、各リンス水ノズルWtn,Wsnからリンス水(清水)を車体面Bに向けて吐出させると共に、トップブラシB及びサイドブラシSを作動させて車体面Bをブラシングさせるが、各リンス水ノズルWtn,Wsnは、各コーティング剤ノズルCtn,Csn1,Csn2よりも門型フレーム1の後方寄りに在るため、前工程(第2往行)で車体面Bに残る洗剤をコーティング処理の直前でリンス水で綺麗に洗い落とすことができ、これにより、車体面Bへのコーティング剤の付着性を高めることができる。
[第3往行]
次に門型フレーム1が処理開始位置1Sから第3往行を開始するのに応じて、制御装置Cは、第2昇降枠24を前述の検出車形に略沿うように昇降制御し、その昇降軌跡は、第2復行過程での第2昇降枠24の昇降軌跡(図12(B)を参照)と同様である。この第3往行過程では上部コーティング剤ノズルCtn及び側部コーティング剤ノズルCsn1(特に自動車Vが高車高の場合はCsn2も)から車体面Bに向けて清水が吐出され、車体面B上の余剰のコーティング剤を洗い流すリンス処理が行われる。それと前後してトップノズルNt及びサイドノズルSnを作動させて、車体面Bを乾燥処理するが、この場合も、トップノズルNtは、前記検出車形に略沿うように昇降制御(図12(A)を参照)される。かくして、この第3往行により門型フレーム1が処理終了位置1Eに到達して停止すると、一連の洗浄コースが終了する。
尚、各コーティング剤ノズルCtn,Csn1,Csn2からリンス水を吐出してリンス処理を行う場合(即ち第2往行時、第3往行時)と、コーティング剤を吐出してコーティング処理を行う場合(即ち第2復行時)とでは、コーティング剤供給源83から各コーティング剤ノズルCtn,Csn1,Csn2へ供給する清水の分量が変更され、即ちリンス処理時にはコーティング処理時よりも水を多くしている。
以上のようにして洗浄コースが終了すると、案内表示器42には、処理終了を報知する表示と、退出を促す「前進」の表示がなされる。この表示を見た自動車V内のドライバーは、スタート位置V2から自動車Vを前進させて、洗車機Aの設置面外へ退出する。そして、この退出を車輪検出手段(図示せず)からの検出信号で検出した制御装置Cは、門型フレーム1を復行させて、再び処理開始位置1Sに復帰させ、そこで待機する。
以上により、一連の処理が完了するので、洗車機Aは、受付機Uでの次の洗車の受付操作まで待機状態に置かれる。尚、次の洗車の受付操作は、直前の自動車Vの洗車中に行うようにしてもよい。。
尚、前述のように処理コースの内容設定は、個々の洗車機Aにおいて個別に設定可能であり、例えば、自動車Vの車体面Bが綺麗であってブラシング洗浄不要の場合には、泡洗浄(前記第1復行)やシャンプー洗浄(前記第2往行)を省略して、第1往行から第2復行に繋げることで、1.5往復でのコーティング処理も実施可能である。
以上説明した本実施形態によれば、門型フレーム1内のフレーム入口1i寄りの部位に昇降可能に設けられる昇降支持体としての第2昇降枠24に、上部コーティング剤ノズルCtnが共に昇降し得るよう支持される洗車機Aにおいて、特に第2昇降枠24に上部泡洗剤ノズルAtnが、第2昇降枠24と共に昇降し得るように支持される。これにより、門型フレーム1のフレーム入口1iに近い部位に存する第2昇降枠24に上部泡洗剤ノズルAtnを配備できるため、同ノズルAtnから飛散流出する白濁状態の泡洗剤を門型フレーム1のフレーム入口1iの外方側から容易に視認可能となり、泡洗剤によるショー効果が十分に期待できる。
しかも上部泡洗剤ノズルAtnを第2昇降枠24と共に昇降させることで、車体上面Btに上部泡洗剤ノズルAtnを極力近接させることができるため、同ノズルAtnから飛散流出した泡洗剤は、これが風の影響を受けにくくなって、風に因る周囲への飛散が効果的に抑制される。これにより、車体面Bに効率よく泡洗剤を散布できるばかりか、上部泡洗剤ノズルAtn周辺の車形センサ(即ち多軸センサ10)の検出精度が泡洗剤で低下するのを抑えることができる。
その上、上部コーティング剤ノズルCtnに対する昇降支持手段である第2昇降枠24が、上部泡洗剤ノズルAtnに対する昇降支持手段に兼用されるため、門型フレーム1の構造簡素化と小型化に寄与することができる。
また実施形態では、門型フレーム1の後端面1eo寄りで門型フレーム1に高圧洗浄水ノズルJtn,Jsnが配設されるので、その高圧洗浄水ノズルJtn,Jsnと泡洗剤ノズルAtnとが共に門型フレーム1内に配備されていても、その両者を前後方向に十分に離間させることができる。これにより、泡洗剤が高圧洗浄水で無駄に流される不都合を回避でき、泡洗剤を洗浄に効率よく利用可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はその実施形態に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施形態を実施可能である。
例えば前記実施形態では、洗車機Aとして、自動車Vの車内にドライバーが乗車したまま洗車が開始され、その洗車の終了後に自動車Vが前進して退出する所謂ドライブスルー式洗車機を例示したが、本発明では、ドライブスルー式ではない通常タイプの洗車機に適用してもよい。
また前記実施形態では、昇降支持体としての第2昇降枠24を、上部コーティング剤ノズルCtnに対する昇降支持と上部泡洗剤ノズルAtnに対する昇降支持とに兼用したものを示したが、本発明の第1の特徴には、前記実施形態が含まれることは元より、昇降支持体としての第2昇降枠24を上部泡洗剤ノズルAtnの昇降支持だけに利用する(即ち上部コーティング剤ノズルCtnの昇降支持には利用しない)不図示の別実施形態も含まれる。
また前記実施形態では、昇降支持体としての第2昇降枠24を、フレーム入口1i寄りの門型フレーム1内部に昇降可能に設けたものを示したが、本発明の第1の特徴には、前記実施形態が含まれることは元より、昇降支持体としての第2昇降枠24を、その第2昇降枠24の一部又は全部が門型フレーム1の前端面1ei(一端面)より外方に張出す配置態様で昇降可能に設けた不図示の別実施形態も含まれる。
A・・・・・・洗車機
Atn・・・・・・泡洗剤ノズルとしての上部泡洗剤ノズル
Ctn・・・・・・コーティング剤ノズルとしての上部コーティング剤ノズル
Jtn,Jsn・・高圧洗浄水ノズルとしての上部高圧洗浄水,側部高圧洗浄水ノズル
V・・・・・・自動車
V2・・・・・スタート位置
1・・・・・・門型フレーム
1i・・・・・フレーム入口
1ei,1eo・・門型フレームの一端面・他端面としての前端面・後端面
24・・・・・昇降支持体としての第2昇降枠
60・・・・・泡洗剤供給配管としての上部泡洗剤供給配管
80・・・・・コーティング剤供給配管としての上部コーティング剤供給配管
60a,80a・・分岐配管部

Claims (5)

  1. 自動車(V)を跨いで該自動車(V)の前後方向に往復走行可能な門型フレーム(1)と、前記門型フレーム(1)に設けられて前記走行に伴い自動車(V)の車体面(B)を洗車するのに用いられる洗車用機器とを備え、自動車(V)が、前記門型フレーム(1)の前後方向一端面(1ei)に開口したフレーム入口(1i)に対向する所定のスタート位置(V2)に在る状態より、前記洗車が開始されるようにした洗車機において、
    前記フレーム入口(1i)の周辺で前記門型フレーム(1)に昇降可能に設けられる昇降支持体(24)と、その昇降支持体(24)と共に昇降し得るよう該昇降支持体(24)に支持されて、前記車体面(B)に向けて泡洗剤を吐出し得る泡洗剤ノズル(Atn)とを備えることを特徴とする洗車機。
  2. 自動車(V)を跨いで該自動車(V)の前後方向に往復走行可能な門型フレーム(1)と、前記門型フレーム(1)に設けられて前記走行に伴い自動車(V)の車体面(B)を洗車するのに用いられる洗車用機器とを備え、自動車(V)が、前記門型フレーム(1)の前後方向一端面(1ei)に開口したフレーム入口(1i)に対向する所定のスタート位置(V2)に在る状態より、前記洗車が開始されるようにした洗車機であって、
    前記洗車用機器には、前記門型フレーム(1)内のフレーム入口(1i)寄りの部位に昇降可能に設けられる昇降支持体(24)と、その昇降支持体(24)と共に昇降し得るよう該昇降支持体(24)に支持されて、前記車体面(B)に向けてコーティング剤を吐出し得るコーティング剤ノズル(Ctn)とが含まれる洗車機において、
    前記昇降支持体(24)には、前記車体面(B)に向けて泡洗剤を吐出し得る泡洗剤ノズル(Atn)が、該昇降支持体(24)と共に昇降し得るように支持されることを特徴とする洗車機。
  3. 前記門型フレーム(1)の前後方向他端面(1eo)寄りで該門型フレーム(1)には、前記車体面(B)に対し高圧洗浄水を噴射し得る高圧洗浄水ノズル(Jtn,Jsn)が設けられることを特徴とする、請求項1または2に記載の洗車機。
  4. 前記コーティング剤ノズル(Ctn)及び前記泡洗剤ノズル(Atn)は、前記昇降支持体(24)に複数ずつ設けられ、
    前記門型フレーム(1)には、複数の前記コーティング剤ノズル(Ctn)にコーティング剤を分岐配管部(80a)で分配して供給するコーティング剤供給配管(80)と、複数の泡洗剤ノズル(Atn)に泡洗剤を分岐配管部(60a)で分配して供給する泡洗剤供給配管(60)とが設けられ、
    前記コーティング剤供給配管(80)及び前記泡洗剤供給配管(60)のうち何れか一方の供給配管(80)の前記分岐配管部(80a)は前記昇降支持体(24)内に配置されると共に、何れか他方の供給配管(60)の前記分岐配管部(60a)は前記昇降支持体(24)外に配置されることを特徴とする、請求項2に記載の洗車機。
  5. 前記コーティング剤ノズル(Ctn)及び前記泡洗剤ノズル(Atn)は、前記昇降支持体(24)に複数ずつ設けられ、
    前記門型フレーム(1)には、複数の前記コーティング剤ノズル(Ctn)にコーティング剤を分岐配管部(80a)で分配して供給するコーティング剤供給配管(80)と、複数の泡洗剤ノズル(Atn)に泡洗剤を分岐配管部(60a)で分配して供給する泡洗剤供給配管(60)とが設けられ、
    前記泡洗剤供給配管(60)の前記分岐配管部(60a)と、前記コーティング剤供給配管(80)の前記分岐配管部(80a)とは、その何れもが前記昇降支持体(24)の内部に配置されるか、或いはその何れもが前記昇降支持体(24)の外部に配置されることを特徴とする、請求項2に記載の洗車機。
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