JP5020668B2 - 洗車機 - Google Patents

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本発明は、自動車の前後方向に往復移動する移動体に、自動車に洗剤を散布する洗剤散布装置および自動車に水を散布する散水装置を備えた洗車機の改良に関する。
従来、自動車の前後方向に往復移動するフレーム(機枠)に、自動車に洗剤を塗布する洗剤散布装置および自動車に散水する散水装置が設けられ、フレームを移動させる操作手段を備えた洗車機において、フレームを走行させて洗剤散布装置により車体の全表面に泡状洗剤を塗布し、洗剤を塗布した車体表面を手作業で洗浄し、つぎに、操作手段を操作すると、散水装置の散水により車体表面の洗剤を洗い落すようにした洗車機は、たとえば、後記特許文献1,2に記載されている。
特開平11−192928号公報 特開2005−193732号公報
ところが、気温が高いなどの泡状洗剤が乾く時間が短い環境のときや、二人の作業員で手作業を行う仕様の洗車機のときに一人の作業員で手作業を行なう場合には、手作業の終わった部分は泡状洗剤が少ないために泡状洗剤が乾くことがある。
ところが、乾いた泡状洗剤は、水ですすぐことでは車体面から除去できないため、作業員がホースなどで車体面に水を掛けながらスポンジやタオル等の拭き取り道具を用いて除去していた。また、泡状洗剤が乾く恐れがあるときは、手作業の途中に手作業を終わった部分の泡状洗剤に作業員がホースなどで水を掛けて乾く前に洗剤を洗い落すようにしていた。
しかしながら、このような乾いた洗剤を作業員が除去する作業や、手作業の途中に手作業を終わった部分の洗剤を作業員が水で洗い落す作業は、作業員の手間がかかるという問題があった。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、洗剤が乾くことによる作業員の手間を減少させることができるようにした新規な洗車機を提供することを目的とする。
前記目的達成のため、請求項1記載の発明は、自動車の前後方向に往復移動する移動体に、自動車に洗剤を塗布する洗剤散布装置および自動車に散水する散水装置が設けられており、前記移動体を移動させる操作手段を備えた洗車機において、
複数に分割された自動車の車体表面の一部分に、前記移動体の移動に伴って前記洗剤散布装置により洗剤を塗布する第1の洗剤散布手段と、前記操作手段の操作により前記移動体の移動に伴って前記一部分に付着する洗剤を前記散水装置により洗い落す第1の洗い落し手段と、前記操作手段の操作により車体表面の他の部分に、前記移動体の移動に伴って前記洗剤散布装置により洗剤を塗布する第2の洗剤散布手段と、前記操作手段の操作により前記移動体の移動に伴って前記他の部分に付着する洗剤を前記散水装置により洗い落す第2の洗い落し手段と、を含むことを特徴としている。
前記目的達成のため、請求項2記載の発明は、自動車の前後方向に往復移動する移動体に、自動車に洗剤を塗布する洗剤散布装置および自動車に散水する散水装置が設けられており、前記移動体を移動させる操作手段を備えた洗車機において、
洗剤が乾く速度に関する要件を検出する検出手段を備え、洗剤が乾燥する恐れがあることを前記検出手段が検出すると、複数に分割された自動車の車体表面の一部分に、前記移動体の移動に伴って前記洗剤散布装置により洗剤を塗布する第1の洗剤塗布手段と、前記操作手段の操作により前記移動体の移動に伴って前記一部分に付着する洗剤を前記散水手段により洗い落す第1の洗い落し手段と、前記操作手段の操作により前記車体表面の他の部分に、前記移動体の移動に伴って前記洗剤散布装置により洗剤を塗布する第2の洗剤散布手段と、前記操作手段の操作により前記移動体の移動に伴って前記他の部分に付着する洗剤を前記散水手段により洗い落す第2の洗い落し手段と、を含むことを特徴としている。
前記目的達成のため、請求項3記載の発明は、前記請求項1または2記載のものにおいて、自動車の車体表面を、前後方向の一部分と他の部分とに分割し、前後方向の距離が、前記他の部分よりも前記一部分が大きいことを特徴としている。
前記目的達成のため、請求項4記載の発明は、前記請求項1,2または3記載のものにおいて、洗剤が乾く速度に関する要件を検出する検出手段と、報知手段とを備え、洗剤が乾燥する恐れがあることを前記検出手段が検出すると、洗剤が乾燥する恐れがあることを前記報知手段で報知することを特徴としている。
請求項各項記載の発明によれば、洗剤を乾かしてしまうことが少なくなり、作業者の手間を減少させることができる。
請求項2記載の発明によれば、作業者の判断ミスで洗剤を乾かしてしまうことを減少できる。
請求項3記載の発明によれば、自動車の前後方向の距離が、エンジンの熱で乾き易い車体の他の部分よりも車体の一部分が大きくなるように分割できるので、他の部分の洗剤が乾くのを防止できる。
請求項4記載の発明によれば、洗剤が乾く恐れがあることを報知するので、作業者に洗剤を乾燥させないように注意を促すことができる。
本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
まず、図1〜図9を参照して本発明の第1実施例について説明する。
図1は、本発明洗車機の全体側面図、図2は、洗剤散布装置および散水装置の全体系統図、図3は、操作パネルの正面図、図4〜6は、分割手作業の泡洗車の作用図、図7は、一括手作業の泡洗車の作用図、図8,9は、洗車のフローチャート図である。
図1において、移動式洗車機の洗車機本体1は、自動車Vを跨ぎ得る、移動体としての門型のフレーム2を備え、このフレーム2は、走行モータ3,3で駆動される左右一対の駆動輪4,4と左右一対の従動輪5,5により左右一対の走行レール6,6上を往復走行する。
一方の走行モータ3の出力軸には、洗車機本体1の走行位置を検出するロータリエンコーダ7が設けられている。
洗車機の設置面には、スタート位置カム8が設けられており、走行フレーム2には、スタート位置カム8に当たって洗車機本体1がスタート位置にあることを検出するスタート位置検出スイッチ9が設けられている。
フレーム2には、乾燥用エアを噴出するトップノズル10と、同じく乾燥用エアを噴出する左右一対のサイドノズル11,11と、散水装置12と、洗剤散布装置13と、ワックス散布装置(図示せず)が設けられている。
散水装置12は、門型に形成される散水配管14と、この散水配管14に間隔をあけて取り付けた複数の水ノズル15とで構成されており、また洗剤散布装置13は、門型に形成される洗剤散布配管16と、この洗剤散布配管16に間隔をあけて取り付けた複数の泡ノズル17とで構成されている。
つぎに、図2を参照して、散水装置12および洗剤散布装置13の配管回路構成について説明する。
散水装置12の散水配管14は、電磁弁18を介して給水配管19に接続されており、この給水配管19の上流端は、水槽20内に設けた給水ポンプ21に接続されている。
洗剤散布装置13の洗剤散布配管16は、気液混合器22,洗剤混合器23および電磁弁24を介して給水配管19に接続されている。気液混合器22には、電磁弁25を介して給気配管26が接続されており、給気配管26の上流端はエア源27に接続されている。洗剤混合器23には、洗剤ポンプ28を介して洗剤タンク29が接続されており、洗剤タンク29には、発泡洗剤が貯留されている。
しかして、給水ポンプ21を稼働させ、電磁弁18を開弁すれば、複数の水ノズル15から水を噴射できる。水ノズル15から噴射した水は扇形状に広がる。
また、給水ポンプ21を稼働させ、電磁弁24,25を開弁し、洗剤ポンプ28を稼働すれば、洗剤混合器23で、電磁弁24を介して送られてきた水と、洗剤ポンプ28から送られてきた発泡洗剤とが混合される。そして、水と混合した発泡洗剤は気液混合器22へと送られる。気液混合器22では水と混合した発泡洗剤と電磁弁25から送られてきたエアとが混合されて、発泡洗剤は泡状となる。そして、この泡状洗剤は泡ノズル17から噴射される。泡ノズル17から噴射した泡状洗剤は扇状に広がる。
図1に示すように、洗車機本体1の前面には、制御盤30が設けられ、この制御盤30には、洗車機を制御する制御装置31が収められている。また、制御盤30内には、「自動・手動」切替手段としての、「自動・手動」切替スイッチ40が設けられている。
また、制御装置31は、洗車機本体1の走行位置Lを検出する走行位置検出手段Dを有している。走行位置検出手段Dは、スタート位置検出スイッチ9がスタートカム8から離れたときから、ロータリエンコーダ7が出力するパルス信号を加減算して、洗車機本体1の走行位置Lを検出する。
制御盤30の前面には操作パネル32が設けられ、その制御盤30の下部に気温を検出する温度センサ33が設けられている。
図3に示すように、操作パネル32には、洗車コースを選択する洗車コースキー34としての泡洗車コースキー34A、ワックス洗車コースキー34B、洗車を開始させるスタートキー35、分割手作業を選択する分割手作業洗車キー36、泡が乾く恐れを作業者に報知する泡乾燥注意ランプ37と、手作業洗車を行うための停止中を作業者に報知する手作業工程ランプ38と、各キーに対応して、泡洗車ランプ34AR、ワックス洗車ランプ34BR、スタートランプ35R、分割手作業洗車ランプ36Rとが設けられている。
図1に示すように、フレーム2の側部フレームの前部下部には、投光器39Aと受光器39Bとからなる光電センサ39が設けられている。
つぎに、図4〜7の作用図および図8,9のフローチャートを参照して、この第1実施例の作用について説明する。
ステップS1において、温度センサ33が所定温度T1(たとえば20°C)以上を検出しているか否かを判断する。所定温度T1以上のときは、ステップS2において泡乾燥注意ランプ37を点灯して、ステップS4へ進む。
また、所定温度T1以下のときは、ステップS3において泡乾燥注意ランプを消灯してステップS4へ進む。
ステップS4において、洗車コースキー34が押されたか否かを判断する。洗車コースキー34が押されていないときは、ステップS1〜ステップS4を繰り返す。洗車コースキー34が押されたときは、押されたキー34A(泡洗車),34B(ワックス洗車)に対応するランプ34AR,34BRを点灯しステップS5へ進む。
ステップS5において、「自動・手動」切替スイッチ40が手動か自動かを判断する。手動のときは、ステップS6へ進む。また、自動のときは、ステップS11へ進む。
ステップS6において、スタートキー35が押されたか否かを判断する。 スタートキーが押されたときは、ステップS10へ進み、一括手作業洗車(後述する)を実行する。また、スタートキー35が押されていないときは、ステップS7へ進む。
ステップS7において、分割手作業洗車キー36が押されたか否かを判断する。分割手作業洗車キー36が押されていないときは、ステップS6、ステップS7を繰り返す。また、分割手作業洗車キー36が押されたときは、ランプ36Rを点灯し、ステップS8へ進む。
ステップS8において、スタートキー35が押されると、ランプ35Rを点灯し、ステップS9へ進み、分割手作業洗車(後述する)を実行する。
ステップS11において、温度センサ33が所定温度T2(たとえば、25°C)以上を検出しているか否かを判断する。所定温度T2以上のときは、ステップS12へ進み、分割手作業洗車ランプ36Rを点灯し、ステップS13へ進む。また所定温度T2未満のときは、ステップS6へ進む。
ステップS13において、スタートキー35が押されると、ステップS9へ進む。
〔分割手作業洗車〕
ステップS4で泡洗車コースキー34Aが押されると、制御装置31は、分割手作業の泡洗車を実行する。
ステップS4でワックス洗車コースキー34Bが押されると、制御装置31は、分割手作業のワックス洗車を実行する。
「分割手作業の泡洗車」の説明(図4〜6、図9参照)
ステップS8またはステップS13でスタートキー35が押されると、散水装置12の水ノズル15から散水が開始され、洗車機本体1がスタート位置(図4(A)に実線で示す位置)から第1往行の往走行を開始する(ステップS21)。
洗車機本体1の往走行に伴い、光電センサ39(39A,39B)が39a位置になって、該光電センサ39が透過から遮光になると(ステップS22)、制御装置31は、そのときの洗車機本体1の走行位置L1を記憶する(ステップS23)。
つぎに、洗車機本体1の往走行の継続に伴い、光電センサ39が39b位置になって、遮光から透過になると(ステップS24)、制御装置31はそのときの洗車機本体1の走行位置L2を記憶する(ステップS25)
つぎに、洗車機本体1の走行位置Lが、走行位置L2に洗剤散布装置13の泡ノズル17が自動車Vの後端を通過する所定距離Bを加算した位置LR1(LR1=L2+B)以上になると、散水装置12からの散水を停止して、洗車機本体1の往行を停止して、その第1往行を終わる(ステップS26)。この第1往行により自動車Vの車体面の汚れを散水で洗い流す。
つぎに、洗剤散布装置13から泡状洗剤の噴射が開始され、洗車機本体1が図4(B)に示すように、第1復行の復走行を開始する(ステップS27)
つぎに、洗車機本体1の走行位置Lが、泡ノズル17が車長の半分を通過する位置L3〔L3=L1+(L2−L1)÷2+A 但し、Aは光電センサ39と泡ノズル17との水平距離〕以下になる(ステップS28)と、泡状洗剤の噴射が停止される(ステップS29)。
つぎに、洗車機本体1の走行距離Lが、走行位置L3から泡状洗剤を塗布した車体部分を手作業で洗浄するに適した状態にする距離Cを減算した位置L4(L4=L3−C)に以下になる(ステップS31)と、洗車機本体1の復走行を停止して、洗車機本体1の第1復行を停止する。そして、手作業工程ランプ38を点灯し、ランプ35Rを消灯し(ステップS31)、制御装置31は、スタートキー35が押されるのを待つ(ステップS32)
手作業工程ランプ38が点灯すると、作業者は、泡状洗剤が塗布された車体部分を手作業で洗浄する。
手作業の洗浄が終わって、作業者がスタートキー35を押すと(ステップS32)、手作業工程ランプ38が消灯し、ランプ35Rが点灯し、散水装置12の水ノズル15からの散水が開始され、洗車機本体1が、図5(A)に示すように、第2往行の往走行を開始する(ステップS33)。
つぎに、洗車機本体1の走行位置Lが、LR1(図4(A)参照)以上になると、散水を停止し、洗車機本体1の往走行を停止して、第2往行を終わる(ステップS34)。この第2往行により車体面上の洗剤を散水で洗い落す。
つぎに、洗車機本体1が、図5(B)に示すように、第2復行の復走行を開始する(ステップS35)。
つぎに、洗車機本体1の走行位置Lが、L3以下になると(ステップS36)、洗剤散布装置13の泡ノズル17から泡状洗剤の噴射が開始される(ステップS37)。
つぎに、洗車機本体1の走行位置Lが、泡ノズル17が自動車Vの前端を通過する位置L5(L5=L1+A)以下になる(ステップS38)と、泡状洗剤の噴射が停止される(ステップS39)。
つぎに、洗車機本体1がスタート位置になる(ステップS40)と、洗車機本体1の復走行を停止して、第2復行を終わる。そして、手作業工程ランプ38を点灯し、ランプ35Rを消灯し(ステップS41)、制御装置31は、スタートキー35が押されるのを待つ(ステップS42)。
手作業工程ランプ38が点灯すると、作業者は泡状洗剤が塗布された車体部分を手作業で洗浄する。
手作業を終わって、作業者がスタートキー35を押すと(ステップS42)、手作業工程ランプ38が消灯し、ランプ35Rが点灯し、散水装置12の水ノズル15から散水が開始され、洗車機本体1が、図6(A)に示すように、第3往行の往走行を開始する。洗車機本体1の走行位置Lが、走行位置L2に水ノズル15が自動車Vの後端を通過する所定距離Dを加算したLR2(LR2=L2+D)以上になると、散水を停止し、洗車機本体1の往走行を停止して第3往行が終わる(ステップS43)。この第3往行により車体面上の洗剤を散水で洗い落す。
つぎに、トップノズル10、サイドノズル11,11から空気を噴射して、洗車機本体1が、図6(B)に示すように第3復行を開始する。洗車機本体1がスタート位置になると、ランプ34AR、35R、36Rを消灯し、洗車機本体1の復走行を停止して、第3復行を終わる(ステップS44)。この第3復行により車体面の乾燥を行う。
「分割手作業のワックス洗車」の説明
第1往行〜第3往行までは、分割手作業の泡洗車と同じで、つぎの第3復行により車体面にワックス液を塗布し、つぎの第4往行により散水で車体面をすすぎ、つぎの第4復行により車体面の乾燥を行う。
〔一括手作業洗車〕
ステップS4で泡洗車コースキー34Aが押されると、制御装置31は、一括手作業の泡洗車を実行する。
ステップS4でワックス洗車コースキー34Bが押されると、制御装置31は、一括手作業のワックス洗車を実行する。
「一括手作業の泡洗車」の説明(図7参照)
ステップS6でスタートキー35が押されると、分割手作業の泡洗車の第1往行と同じ動作を行う。第1復行は、分割手作業の泡洗車の第1復行(図4(B))に代えて車体上面全体に泡状洗剤を塗布する。
すなわち、洗剤散布装置13の泡ノズル17から泡状洗剤の噴射が開始され、洗車機本体1が、図7に示すように、第1復行の復走行を開始する。
つぎに、洗車機本体1の走行位置Lが、L5以下になると、泡状洗剤の噴射が停止される。
つぎに、洗車機本体1が、スタート位置になると、洗車機本体1の復走行を停止して、第2復行を終わる。そして、ランプ35Rを消灯して、手作業工程ランプ38を点灯し、制御装置31は、スタートキー35が押されるのを待つ。
手作業工程ランプ38が点灯すると、作業者は泡状洗剤が塗布された車体部分を手作業で洗浄する。
手作業の洗浄が終わって、作業者がスタートキー35を押すと、手作業工程ランプ38が消灯し、ランプ35Rが点灯し、洗車機本体1は第2往行して分割手作業の泡洗車の第3往行と同じ動作を行う。そして、つぎに第2復行して分割手作業の泡洗車の第3復行と同じ動作を行う。
「一括手作業のワックス洗車」の説明
洗車機本体1の第1往行〜第2往行までは、一括手作業の泡洗車と同じで、つぎの第2復行により車体面にワックス液を塗布し、つぎの第3往行により散水で車体面をすすぎ、つぎの第3復行により車体面の乾燥を行う。
つぎに、図10,11を参照して、本発明の第2実施例について説明する。
図10,11は、分割手作業の泡洗車の作用図であり、図中、前記第1実施例と同じ部分には、同じ符号が付される。
前記第1実施例では、洗車機本体1の第1復行で車長の半分に当たる後部(一部分)に泡状洗剤を塗布し、第2復行で車長の他の半分に当たる前部(他の部分)に泡状洗剤を塗布したが、この第2実施例では、洗車機本体の第1復行で車長の2/3に当たる後部(一部分)に泡状洗剤を塗布し、第2復行で車長の残りの1/3に当たる前部(他の部分)に泡状洗剤を塗布する。
すなわち、図10に示すように、洗車機本体1の第1復行のステップS28において、洗車機本体1の走行位置LがL3に代えて、泡ノズル17が車長の2/3を位置を通過するL3′〔L3′=L1+(L2−L1)÷3×2+A〕以下になると、ステップS29へ進み、ステップS29で泡状洗剤の噴射が停止する。
つぎに、洗車機本体1の走行位置Lが、走行位置L3′から泡状洗剤を塗布した車体部分を手作業で洗浄するに適した状態にする距離Cを減算した走行位置L4′(L4′=L3′−C)以下になる(ステップS30)と、ステップS31へ進む。
また、図11に示すように、第2復行のステップS36において、洗車機本体1の走行位置LがL3に代えてL3′以下になると、泡ノズル17からの泡状洗剤の噴射を開始する(ステップS37)。そして、ステップS38へ進む。
以上の第1,2実施例において、フレーム(移動体)2、洗剤散布装置13および制御装置31は、本発明にかかる第1の洗剤散布手段を構成し、また、フレーム(移動体)2、散水装置12、スタートスイッチ(操作手段)35および制御装置31は、本発明にかかる第1の洗い落し手段を構成し、さらに、フレーム2(移動体)、洗剤散布装置13、スタートスイッチ35(操作手段)および制御装置31は、本発明にかかる第2の洗剤散布手段を構成し、さらにまた、フレーム(移動体)、散水装置12、スタートスイッチ(操作手段)35および制御装置31は、本発明にかかる第2の洗い落し手段を構成し、さらにまた、温度センサー33は、本発明にかかる検出手段を構成している。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
たとえば、前記第1実施例では、自動車の表面を前後に2分割したが、前後に3分割以上としてもよく、また自動車の表面を左右に分割してもよい。
また本発明を、洗剤として水垢除去剤を用いて自動車の塗装面の水垢を除去する洗車機にも実施することができる。
また、ステップS1の判断に用いる検出手段として湿度センサを用い、ステップS1で湿度センサが所定湿度H1(たとえば、50%)以下を検出しているか否かを判断し、所定湿度H1以下を検出しているときは、ステップS2へ進み、所定湿度H1を超えていることを検出しているときは、ステップS3へ進むようにしてもよい。また、ステップS1の判断に用いる検出手段として温度センサと湿度センサの両方を用いてもよい。
また、ステップS11の判断に用いる検出手段として湿度センサを用い、ステップS11で湿度センサが所定湿度H2(たとえば、40%)以下を検出しているか否かを判断し、所定湿度H2以下を検出しているときは、ステップS12へ進み、所定湿度H2を超えていることを検出しているときは、ステップS6へ進むようにしてもよい。また、ステップS11の判断に用いる検出手段として温度センサと、湿度センサの両方を用いてもよい。
本発明洗車機の全体側面図 洗剤散布装置および散水装置の全体系統図 操作パネルの正面図 分割手作業の泡洗車の作用図 分割手作業の泡洗車の作用図 分割手作業の泡洗車の作用図 一括手作業の泡洗車の作用図 洗車のフローチャート図 洗車のフローチャート図 第2実施例にかかる分割手作業の泡洗車の作用図 第2実施例にかかる分割手作業の泡洗車の作用図
符号の説明
2・・・・・・・・・・移動体(フレーム)
12・・・・・・・・・・散水装置
13・・・・・・・・・・洗剤散布装置
33・・・・・・・・・・検出手段(温度センサ)
35・・・・・・・・・・操作手段(スタートキー)
V・・・・・・・・・・・自動車

Claims (4)

  1. 自動車の前後方向に往復移動する移動体に、自動車に洗剤を塗布する洗剤散布装置および自動車に散水する散水装置が設けられており、前記移動体を移動させる操作手段を備えた洗車機において、
    複数に分割された自動車の車体表面の一部分に、前記移動体の移動に伴って前記洗剤散布装置により洗剤を塗布する第1の洗剤散布手段と、
    前記操作手段の操作により前記移動体の移動に伴って前記一部分に付着する洗剤を前記散水装置により洗い落す第1の洗い落し手段と、
    前記操作手段の操作により車体表面の他の部分に、前記移動体の移動に伴って前記洗剤散布装置により洗剤を塗布する第2の洗剤散布手段と、
    前記操作手段の操作により前記移動体の移動に伴って前記他の部分に付着する洗剤を前記散水装置により洗い落す第2の洗い落し手段と、
    を含むことを特徴とする洗車機。
  2. 自動車の前後方向に往復移動する移動体に、自動車に洗剤を塗布する洗剤散布装置および自動車に散水する散水装置が設けられており、前記移動体を移動させる操作手段を備えた洗車機において、
    洗剤が乾く速度に関する要件を検出する検出手段を備え、
    洗剤が乾燥する恐れがあることを前記検出手段が検出すると、複数に分割された自動車の車体表面の一部分に、前記移動体の移動に伴って前記洗剤散布装置により洗剤を塗布する第1の洗剤塗布手段と、
    前記操作手段の操作により前記移動体の移動に伴って前記一部分に付着する洗剤を前記散水手段により洗い落す第1の洗い落し手段と、
    前記操作手段の操作により前記車体表面の他の部分に、前記移動体の移動に伴って前記洗剤散布装置により洗剤を塗布する第2の洗剤散布手段と、
    前記操作手段の操作により前記移動体の移動に伴って前記他の部分に付着する洗剤を前記散水手段により洗い落す第2の洗い落し手段と、
    を含むことを特徴とする、洗車機。
  3. 自動車の車体表面を、前後方向の一部分と他の部分とに分割し、前後方向の距離が、前記他の部分よりも前記一部分が大きいことを特徴とする、前記請求項1または2記載の洗車機。
  4. 洗剤が乾く速度に関する要件を検出する検出手段と、報知手段とを備え、洗剤が乾燥する恐れがあることを前記検出手段が検出すると、洗剤が乾燥する恐れがあることを前記報知手段で報知することを特徴とする、前記請求項1,2または3記載の洗車機。
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