JP2005145121A - 車両前方視認装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 運転者の直接視界の下方限界線よりも下方にある車両前方の領域を間接的に視認することができる車両前方視認装置であって、視認性能が高く、且つ、製造コストの低い車両前方視認装置を提供し、さらには、車両前方視認装置を必要としないときにフロントウインドウを通して得られる車両前方の直接視界を遮ることがない車両前方視認装置を提供すること。
【解決手段】 運転者Hの直接視界の下方限界線Sよりも下方にある車両前方の領域を間接的に視認するために運転者HのアイポイントEと前記車両の前端との間に配設される車両前方視認装置1であって、下方限界線Sよりも上方に位置するウェッジプリズムを備えており、ウェッジプリズムが車両前方の領域からの光線を運転者HのアイポイントE方向へ屈折させる。
【選択図】 図1
【解決手段】 運転者Hの直接視界の下方限界線Sよりも下方にある車両前方の領域を間接的に視認するために運転者HのアイポイントEと前記車両の前端との間に配設される車両前方視認装置1であって、下方限界線Sよりも上方に位置するウェッジプリズムを備えており、ウェッジプリズムが車両前方の領域からの光線を運転者HのアイポイントE方向へ屈折させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両前方の死角を間接的に視認するための車両前方視認装置に関する。
自動車その他の車両の前方には、その運転者が直接視認できない領域(死角)が存在することから、とくに車庫入れ時や発進時において安全確認の妨げとなっている。例えば、図1に示す自動車の場合であれば、運転者HのアイポイントEとインストルメントパネルP(若しくはボンネットA1等)とを結んだ直線S、すなわち、運転者Hの直接視界の下方限界線Sよりも下方にある領域S1(死角S1)は、たとえ自動車の直前であったとしても運転者Hが直接視認することはできない。すなわち、運転者Hは、死角S1にある障害物A2や縁石A3の存在を把握することができない。
このような車両前方の死角を解消あるいは低減するための車両前方視認装置として、フロントウインドウ上方に設けられたサンバイザーにフレネルプリズムを装着してなるものが非特許文献1に開示されている。この車両前方視認装置は、フレネルプリズムを用いて光線を屈折させることで、運転者が直接視認できない領域を間接的に視認するものである。
なお、車両後方を間接的に視認する車両後方視認装置としては、例えば、リアウインドウにプリズムを装着してなるもの(特許文献1及び特許文献2参照)、リアスポイラーとリアウインドウとに反射鏡を装着してなるもの(特許文献3参照)などが知られている。
ベンディングライト社(Bending Light Limited)、"我社の技術(our technology)"、[online]、[平成15年10月30日検索]、インターネット<URL:http://www.bendinglight.co.uk/technology/index.html>
特開平8−2329号公報(第14図)
特開平8−104177号公報(段落[0007]、図1〜図3)
特開平9−66772号公報(段落[0012]〜[0026]、図1〜図12)
ところが、非特許文献1に記載された車両前方視認装置は、フレネルプリズムに形成された細かな溝により所望の方向以外から入射した光線が散乱することがあり、その結果、フレネルプリズムの映像にフレアーが発生したり、あるいはフレネルプリズム全体が真っ白になる等、その視認性を著しく悪化させてしまう虞がある。なお、入射する光線が散乱して視認性を著しく悪化させるという問題は、フレネルレンズを利用する視認装置にも共通して当てはまる。
また、特許文献1乃至特許文献3に記載された車両後方視認装置を転用して車両前方視認装置とすることも考えられるが、この場合には、当該視認装置により新たな死角が生じてしまうという問題がある。すなわち、特許文献1乃至特許文献3に記載された車両後方視認装置は、リアウインドウ等に固定されていることから、当該視認装置を使用しないときには、却って直接視界を遮ってしまうという問題がある。換言すれば、車両後方視認装置を転用して車両前方視認装置とすることは、当該視認装置を使用しないときにフロントウインドウを通して直接得られる前方視界を遮ることになるので妥当でない。
さらに、いずれの視認装置においても運転者の体格や姿勢の違いに対応すべくプリズム等の位置を調整する機構が必要になる上に、フレネルレンズやフレネルプリズムを使用するものにあってはその加工自体が非常に難しいことから、結局のところ製造コストが非常に高くなってしまい、安価な製品を望む消費者のニーズに対応できないという問題もある。
そこで、本発明は、運転者の直接視界の下方限界線よりも下方にある車両前方の領域を間接的に視認することができる車両前方視認装置であって、視認性能が高く、且つ、製造コストの低い車両前方視認装置を提供することを課題とし、さらには、車両前方視認装置を必要としないときにフロントウインドウを通して得られる車両前方の直接視界を遮ることがない車両前方視認装置を提供することを課題とする。
このような課題を解決するためになされた請求項1の発明は、運転者の直接視界の下方限界線よりも下方にある車両前方の領域を間接的に視認するために前記運転者のアイポイントと前記車両の前端との間に配設される車両前方視認装置であって、前記下方限界線よりも上方に位置するウェッジプリズムを備えており、当該ウェッジプリズムが前記車両前方の領域からの光線を前記運転者のアイポイント方向へ屈折させることを特徴とする。
かかる車両前方視認装置によると、車両前方からの光線がウェッジプリズム(「楔プリズム」ともいう。)を介して運転者のアイポイントへ導かれることになるが、当該ウェッジプリズムが運転者の直接視界の下方限界線よりも上方に位置することから、当該下方限界線よりも下方にある領域(死角)からの光線が運転者のアイポイントへ導かれることになり、その結果、運転者が直接視認することができなかった領域を間接的に視認することが可能となる。また、この車両前方視認装置は、フレネルレンズやフレネルプリズムで構成したものと異なり、所望の方向以外から入射する光線が散乱することがないので、常に高い視認性能を発揮することになる。さらに、ウェッジプリズムの形状がフレネルプリズムのそれと比して単純であるので、その加工が容易であり、その結果、安価な車両前方視認装置を提供することが可能となる。なお、ウェッジプリズムは、その全体が下方限界線よりも上方にあることが望ましいが、少なくともその一部が下方限界線よりも上方にあれば、当該ウェッジプリズムの下方限界線よりも上方にある部分を視認することによって、下方限界線よりも下方にある領域を間接的に視認することができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車両前方視認装置であって、前記ウェッジプリズムを前記下方限界線よりも下方に格納する格納機構をさらに備えていることを特徴とする。
かかる車両前方視認装置によると、ウェッジプリズムを視認しないときには当該ウェッジプリズムを運転者の直接視界の下方限界線よりも下方に格納しておくことができる。すなわち、下方限界線よりも下方にウェッジプリズムを格納しておけば、フロントウインドウを通して得られる車両前方の直接視界が遮られることがない。
請求項3の発明は、請求項1に記載の車両前方視認装置であって、前記ウェッジプリズムの位置を上下方向に調節する高さ位置調節機構、前記ウェッジプリズムの位置を左右方向に調節する左右位置調節機構および前記ウェッジプリズムの屈折面の向きを調節する向き調節機構のうち少なくとも一つをさらに備えていることを特徴とする。
かかる車両前方視認装置によると、運転者の姿勢や着座位置が変化しても、さらには他の運転者に交代した場合であっても、常に最適な間接視界を得ることが可能となる。
請求項4の発明は、請求項3に記載の車両前方視認装置であって、前記ウェッジプリズムを前記下方限界線よりも下方に格納する格納機構と、前記ウェッジプリズムの格納前における位置又はその屈折面の向きを記憶する位置保持手段と、をさらに備え、格納状態にある前記ウェッジプリズムを使用状態に復帰させたときに、前記ウェッジプリズムの位置又はその屈折面の向きが、前記位置保持手段に記憶された位置又はその屈折面の向きに調節されることを特徴とする。
かかる車両前方視認装置によると、運転者の姿勢や着座位置が変化しても、さらには他の運転者に交代しても、常に最適な間接視界を得ることが可能となり、さらに、ウェッジプリズムの格納前における位置又はその屈折面の向きが記憶されるので、格納後に再度使用状態に復帰させたときに、ウェッジプリズムの位置又はその屈折面の向きが格納前の状態に戻ることになる。
本発明の車両前方視認装置によると、運転者の直接視界の下方限界線よりも下方にある車両前方の領域を間接的に視認することができる。さらに、フレネルレンズやフレネルプリズムで構成したものと異なり、所望の方向以外から入射する光線が散乱することがないので、常に高い視認性能を発揮することになる。
さらに、本発明の車両前方視認装置によると、当該視認装置を必要としないときにフロントウインドウを通して得られる車両前方の直接視界を遮ることがない。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、添付した図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態に係る車両前方視認装置1は、図1に示すように、運転者Hの直接視界の下方限界線Sよりも下方にある車両前方の領域S1(以下、「死角S1」という)の一部S2(図1中、斜線を付した領域)を間接的に視認するためのものであり、インストルメントパネルPに設置されている。
車両前方視認装置1は、図2に示すように、インストルメントパネルPに形成された格納凹部P1の縁部に取り付けられた台座10と、この台座10に取り付けられたベース部材20と、このベース部材20の上面に立設固定されたウェッジプリズム30とを備えて構成されている。
台座10は、回動軸11を介して格納凹部P1の縁部に取り付けられており、上下方向へ回動可能である。ここで、図3に示すように、格納凹部P1は、下方限界線Sよりも下方に形成されており、車両前方視認装置1が使用状態にあるときに台座10(あるいはウェッジプリズム30)を把持して下方向へ回動させると、ウェッジプリズム30が下方限界線Sよりも下方に格納される。すなわち、本実施形態では、回動可能に取り付けられた台座10がウェッジプリズム30を下方限界線Sよりも下方に格納する格納機構として機能する。なお、ウェッジプリズム30が格納状態にあるときに台座10を把持して上方向に回転させて起立させると、車両前方視認装置1が使用状態に復帰することになる。
また、回動軸11は、いわゆるクリップストップ機構を備えており、任意の位置で一時的に固定することができる。すなわち、台座10等を把持して上下方向に回動させると、ウェッジプリズム30の屈折面31,32が上下方向に回動(チルト)することになり、適宜な位置で手を離すとその位置で固定されることになる。すなわち、本実施形態では、台座10は、ウェッジプリズム30の屈折面31,32の向きを調節する向き調節機構としても機能することになる。
台座10には、図2に示すように、断面台形を呈する蟻溝12が形成されており、この蟻溝12に断面台形を呈するベース部材20が左右方向へ摺動可能に嵌め込まれている。また、ベース部材20には、その端部に図示しないネジ孔が形成されており、このネジ孔に押ネジ21が螺入されている。すなわち、押ネジ21を緩めると、ベース部材20が左右方向に摺動自在となり、押ネジ21を締め付けると、ベース部材20が台座10に対して固定される。換言すれば、本実施形態では、台座10とベース部材20とがウェッジプリズム30の位置を左右方向に調節する左右位置調節機構として機能するといえる。
ウェッジプリズム30は、図3に示すように、車両前方の領域からの光線Lを運転者H(図1参照)のアイポイントE方向へ屈折させるものであり、本実施形態では、その大半が下方限界線Sよりも上方に位置している。また、ウェッジプリズム30は、車両前方斜め上方を向いた屈折面31(以下、適宜「入射面31」という。)と、車両後方を向いた屈折面32(以下、適宜「出射面32」という)とを備えている。入射面31と出射面32とがなす角度θ(以下、「頂角θ」という)は、アイポイントEから出射面32を見たときに下方限界線Sよりも下方の領域が出射面32に映り込むように設定する必要があるが、おおよそ15〜30(度)程度である。なお、頂角θの大きさは、車両の外形等に応じて適宜設定する必要があるが、おおよその傾向としては、ボンネットA1(図1参照)の傾斜角(俯角)が大きくなるにつれて頂角θが大きくなり、また、ボンネットA1の長さが大きくなるにつれて頂角θが小さくなる。
以上のように構成された車両前方視認装置1によると、図3に示すように、車両前方からの光線Lがウェッジプリズム30を介して運転者のアイポイントEへ導かれることになるが、ウェッジプリズム30が運転者の直接視界の下方限界線Sよりも上方に位置していることから、死角S1(図1参照)からの光線Lが入射面31および出射面32で屈折して運転者のアイポイントEへ導かれることになる。すなわち、運転者は、ウェッジプリズム30の出射面31を視認することにより、直接視認することができなかった死角S1の一部S2(図1参照)を間接的に視認することが可能となる。図1を参照して説明すると、運転者Hは、下方限界線Sよりも下方に位置する障害物A2や縁石A3を直接視認することはできないが、車両前方視認装置1を利用することにより障害物A2や縁石A3を間接的に視認することが可能となる。
また、この車両前方視認装置1は、フレネルレンズやフレネルプリズムで構成したものと異なり、所望の方向以外から入射する光線が散乱することがないので、常に高い視認性能を発揮することになる。さらに、ウェッジプリズム30の形状がフレネルプリズムのそれに比して単純であるので、その加工が容易であり、その結果、安価な車両前方視認装置1を提供することが可能となる。
さらに、図3に示すように、ウェッジプリズム30を下方限界線Sよりも下方に格納可能に構成したので、ウェッジプリズム30を視認しないときには、このウェッジプリズム30を下方限界線Sよりも下方に形成された格納凹部P1の内部に格納しておくことができる。下方限界線Sよりも下方にウェッジプリズム30を格納しておけば、フロントウインドウW(図1参照)を通して得られる車両前方の直接視界が遮られることがない。また、通常走行時などウェッジプリズム30を使用しないときには、車室内がすっきりとし、さらには、運転者にウェッジプリズム30の存在を意識させることがないので、車両前方視認装置1がない自動車から乗り換えた場合であっても、運転者に違和感を与えることがない。
なお、図示は省略するが、台座10の回動軸11にモータを装着し、ウェッジプリズム30の起立・格納動作を電動としてもよい。さらに、このモータを車速に応じて作動させる構成としてもよい。すなわち、図示しない車速センサを設けておき、当該車速センサで感知された車速が所定の速度以下になったときにモータを作動させてウェッジプリズム30を起立させ、所定の速度以上になったときにモータを逆方向に作動させてウェッジプリズム30を格納させるように構成してもよい。
また、図示は省略するが、ウェッジプリズム30の格納機構として、いわゆるプッシュオープン機構を採用してもよい。すなわち、台座10の回動軸11にトーションバネを巻着するとともに、台座10と格納凹部P1との間にウェッジプリズム30の格納状態を維持する係止機構を設け、格納状態にあるウェッジプリズム30等を一旦下方向へ押し込むことにより係止機構の係止状態を解除し、トーションバネの付勢力によりウェッジプリズム30を使用状態へ復帰させるように構成してもよい。
さらに、格納状態にあるウェッジプリズム30を使用状態へ復帰させたときに、復帰後のウェッジプリズム30の入射面31および出射面32の向きが格納前のそれと同一になるように、格納前における台座10の位置を記憶する位置保持手段を設けてもよい。この位置保持手段は、例えば、回動軸11等に設けられて台座10の上方向(図3中、左回転)への回動を阻止するストッパ(図示せず)であってもよく、あるいは、ウェッジプリズム30の起立・格納動作を電動とした場合には、図示しない台座10の使用状態における位置情報を記憶するメモリ装置であってもよい。このようにすると、格納したウェッジプリズム30を再度使用状態に復帰させるときに、ウェッジプリズム30の入射面31および出射面32の向きを調節する必要がない。
また、本実施形態では、ウェッジプリズム30を下方限界線Sよりも下方に格納する格納機構として、格納凹部P1に回動可能に取り付けられた台座10を例示したが、これに限定されることがないのは言うまでもない。例えば、図4に示す車両前方視認装置2のように、上下方向に昇降可能に取り付けられたエレベータ式の格納機構であってもよい。この格納機構は、台座10’と、この台座10’の下面に垂設されたラック12と、このラック12に歯合するピニオン13と、このピニオン13に回転力を与えるモータMとを備えて構成されており、モータMを適宜な方向へ回転させると台座10’(ウェッジプリズム30)が上下し、ウェッジプリズム30の格納凹部P1への格納あるいは使用状態への復帰が行われることになる。なお、モータMを車速に応じて作動させる構成としても勿論よい。また、このようなエレベータ式の格納機構は、ウェッジプリズム30の位置を上下方向に調節する高さ位置調節機構としても機能することになる。
なお、エレベータ式の格納機構の場合でも、いわゆるプッシュオープン機構を採用することができる。すなわち、ラック12、ピニオン13およびモータMの替わりに台座10’の下面にコイルバネを配置するとともに、台座10’と格納凹部P1との間にウェッジプリズム30の格納状態を維持する係止機構を設け、格納状態にあるウェッジプリズム30等を一旦下方向へ押し込むことにより当該係止機構の係止状態を解除し、コイルバネの付勢力によりウェッジプリズム30を使用状態へ復帰させるように構成してもよい。
また、ウェッジプリズム30の位置を左右方向に調節する左右位置調節機構も図2あるいは図4に示すものに限定されることはなく、適宜変更しても差し支えない。例えば、図5に示す車両前方視認装置3のように、台座40の凸部41とベース部材50の凸部51とを、調節ネジNを介して連結し、この調節ネジNを適宜な方向へ回転させてベース部材50を左右方向へ摺動させてもよい。
なお、ウェッジプリズム30が使用状態にあることにより発生する新たな死角が小さい場合、あるいは運転者が当該新たな死角を気にしない場合には、車両前方視認装置3のように、ウェッジプリズム30を格納する格納機構を省略してもよい。
また、ウェッジプリズム30の屈折面31,32(図3参照)の向きを調節する向き調節機構も、図2および図3に示すものに限定されることはなく、適宜変更しても差し支えない。例えば、図6に示す車両前方視認装置4のように、円形の凹部を有する台座60と、台座60の凹部に摺動回動可能に嵌め込まれた円形のベース部材70とで向き調節機構を構成してもよい。なお、ベース部材70には、図示しないネジ孔が形成されており、このネジ孔に押ネジ71が螺入されている。すなわち、押ネジ71を緩めると、ベース部材70が円周方向に摺動回動自在となり、ベース部材70を左右方向に回動させると、ウェッジプリズム30の屈折面31,32が左右方向に回動(スイーベル)することになる。一方、押ネジ71を締め付けると、ベース部材70が台座60に対して固定される。
また、前記した各車両前方視認装置1〜4は、運転者HのアイポイントEと車両の前端との間にあるインストルメントパネルPに配設されたものであったが、これに限定されることはなく、例えば、ボンネットA1上に配設されたものであってもよい。
1 車両前方視認装置
10 台座
20 ベース部材
30 ウェッジプリズム
31 入射面(屈折面)
32 出射面(屈折面)
P インストルメントパネル
H 運転者
E アイポイント
S 下方限界線
10 台座
20 ベース部材
30 ウェッジプリズム
31 入射面(屈折面)
32 出射面(屈折面)
P インストルメントパネル
H 運転者
E アイポイント
S 下方限界線
Claims (4)
- 運転者の直接視界の下方限界線よりも下方にある車両前方の領域を間接的に視認するために前記運転者のアイポイントと前記車両の前端との間に配設される車両前方視認装置であって、
前記下方限界線よりも上方に位置するウェッジプリズムを備えており、
当該ウェッジプリズムが前記車両前方の領域からの光線を前記運転者のアイポイント方向へ屈折させることを特徴とする車両前方視認装置。 - 前記ウェッジプリズムを前記下方限界線よりも下方に格納する格納機構をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の車両前方視認装置。
- 前記ウェッジプリズムの位置を上下方向に調節する高さ位置調節機構、前記ウェッジプリズムの位置を左右方向に調節する左右位置調節機構および前記ウェッジプリズムの屈折面の向きを調節する向き調節機構のうち少なくとも一つをさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の車両前方視認装置。
- 前記ウェッジプリズムを前記下方限界線よりも下方に格納する格納機構と、
前記ウェッジプリズムの格納前における位置又はその屈折面の向きを記憶する位置保持手段と、をさらに備え、
格納状態にある前記ウェッジプリズムを使用状態に復帰させたときに、前記ウェッジプリズムの位置又はその屈折面の向きが、前記位置保持手段に記憶された位置又はその屈折面の向きに調節されることを特徴とする請求項3に記載の車両前方視認装置。
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