JP6172511B2 - 死角補助装置 - Google Patents
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Description
車両内の障害物によって遮られる死角領域の像を映す死角補助装置であって、
前記像を表す光を入射する一対のミラーであって、視認者側に設けられ光の一部を反射し一部を透過する半透過ミラーと、光を前記半透過ミラーへ反射するミラーとが互いに対向するように配置される一対のミラーを備え、
前記半透過ミラー及び前記ミラーの少なくとも一方は、端部に前記車両のガラス面に沿った上向きの傾斜面を有してなることを特徴とする。
死角補助装置100は、図1及び図2に示すように、視認者側から見て右側(運転者側)のフロントピラー50に図示しないホルダ部材を介して配置され、フロントピラー50及び黒セラ部21によって遮られる死角領域の像を映すものである。なお、死角補助装置100は、視認者から見てフロントピラー50及び黒セラ部21と対向するように配置される。
図2において、視認者2の前方視界には、フロントピラー50(図示しないが黒セラ部21も含む)によって遮られる死角領域Dが生じる。したがって、視認者2は死角領域Dに存在する物体Mを直接視認することができない。
一方、物体Mからの光Lは、一対の平行平面ミラー110に入射し、一対の平行平面ミラー110の間で反射を繰り返しつつ、一部の光Lは一対の平行平面ミラー110から出射する(半透過平面ミラー111を透過する)。なお、一対の平行平面ミラー110に入射し、一対の平行平面ミラー110の間で反射を繰り返すのは一対の平行平面ミラー110の平行な平面に対して傾きを有する光である。一対の平行平面ミラー110から出射する光Lの一部は、視認者2の目に達する。したがって、視認者2は直接視認できる風景と連続して平面ミラー112に映る物体Mの像を半透過平面ミラー111越しに視認することができる。なお、死角領域Dのうちフロントピラー50の背面側の僅かな領域(ハッチングで示す部分)は、この領域からの光が一対の平行平面ミラー110に入射できず、その像を一対の平行平面ミラー110によって映すことができないが、それ以外の殆どの領域において死角領域Dの像を一対の平行平面ミラー110によって映すことができる。
なお、死角領域Dの像を一対の平行平面ミラー110によって映すに当たって、視認者2は、死角補助装置100をフロントピラー50の任意の高さ(視認者2の視線に合った高さ)に配置し、さらに、左右方向回動部130によって、一対の平行平面ミラー110に死角領域Dの像が映るように、すなわち、死角領域Dからの光Lが視認者2の目に達するように一対の平行平面ミラー110の角度を調整する。半透過平面ミラー111と平面ミラー112とは互いの位置関係が平行に固定されるため、一度の配置作業で一対の平行平面ミラー110を同時に配置することができ、また、一度の調整作業で一対の平行平面ミラー110の角度を同時に調整することができる。
このように、光Lは一対の平行平面ミラー110の間で反射を繰り返すので、光Lが半透過平面ミラー111にn回入射した場合、物体Mの像を示す光L1〜Lnが1つの平行平面ミラー110から出射される。すなわち、一対の平行平面ミラー110からは視認者2の目の左右方向に沿って、n個の物体Mの像を示す光Lが出射することとなる。したがって、視認者2は左右方向の広い範囲で物体Mの像を視認することができる。
なお、半透過平面ミラー111における透過光と反射光の光量比は反射回数が増加することに伴う光Lの輝度の低下と光Lの入射初期の輝度との関係を考慮して適宜定められるものであって、透過光と反射光との光量比が例えば1:1や1:4などであってもよい。
前記像を表す光Lを入射する一対の平行平面ミラー110であって、視認者2側に設けられ光Lの一部を反射し一部を透過する半透過平面ミラー111と、光Lを半透過平面ミラー111へ反射する平面ミラー112とが互いに対向するように配置される一対の平行平面ミラー110を備えてなる。
これにより、一対の平行平面ミラー110の一方に半透過平面ミラー111を用いたため、視認者2は半透過平面ミラー111越しに平面ミラー111に映る物体Mの像及び風景を視認することができ、一対の平行平面ミラー110の配置位置の自由度が増し、より容易に視認者2が直接視認する像(風景)と連続して死角領域Dの像を映すことが可能となる。また、死角領域を撮像するカメラ及び撮像画像を表示する表示器が不要であるためこれらを使用する場合と比較して安価である。
これにより、延設部111bで死角領域Dの広い範囲からの光Lを入射することができ、良好に死角領域Dの像を映すことができる。
これによれば、半透過平面ミラー111と平面ミラー112との平行平面に埃や汚れが付着することを防止でき、死角補助装置100の視認性を長時間保つことができる。
これによれば、ガラス材料を基材とする場合と比較して安全性を向上させることができる。
これによれば、一対の平行平面ミラー110を極力車両1のガラス面に近接させることができ、死角領域Dの広い範囲からの光Lを一対の平行平面ミラー110に入射することができ、良好に死角領域Dの像を映すことができる。なお「車両のガラス面に沿った傾斜面」とはガラス面の傾斜方向と概ね対応する方向に傾斜する面であればよい。また、かかる傾斜面は、平面ミラー112に形成されるものであってもよい。
2 視認者
100、101 死角補助装置
110 一対の平行平面ミラー
111 半透過平面ミラー
111a 基部
111b 延設部
111c 傾斜面
112 平面ミラー
120 充填部材(透光性部材)
130 左右方向回動部
Claims (4)
- 車両内の障害物によって遮られる死角領域の像を映す死角補助装置であって、
前記像を表す光を入射する一対のミラーであって、視認者側に設けられ光の一部を反射し一部を透過する半透過ミラーと、光を前記半透過ミラーへ反射するミラーとが互いに対向するように配置される一対のミラーを備え、
前記半透過ミラー及び前記ミラーの少なくとも一方は、端部に前記車両のガラス面に沿った上向きの傾斜面を有してなることを特徴とする死角補助装置。 - 前記半透過ミラーは、前記ミラーと対向する基部と、前記基部から延設される延設部と、を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の死角補助装置。
- 前記半透過ミラーと前記ミラーとの間に透光性部材が配置されてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の死角補助装置。
- 前記一対のミラーは、樹脂材料を基材として形成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の死角補助装置。
Priority Applications (1)
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JP2013152038A JP6172511B2 (ja) | 2013-07-22 | 2013-07-22 | 死角補助装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013152038A JP6172511B2 (ja) | 2013-07-22 | 2013-07-22 | 死角補助装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015020669A JP2015020669A (ja) | 2015-02-02 |
JP6172511B2 true JP6172511B2 (ja) | 2017-08-02 |
Family
ID=52485487
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013152038A Active JP6172511B2 (ja) | 2013-07-22 | 2013-07-22 | 死角補助装置 |
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