JP2005143608A - メダル遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 補助メダルタンク(7)には、少なくとも、前記発光部(81)及び受光部(82)の間に設置した時に当該発光部(81)及び受光部(82)に対応する位置に、透光可能領域(60)を形成し、前記受光部(82)が前記発光部(81)からの光線を受光しないことにより、前記補助メダルタンク(7)内に所定の高さまでメダルが貯留されたことを検知可能とした。
【選択図】 図1
Description
そして、この補助メダルタンクには、タンク内にメダルが満杯になったのを知らせるためのオーバーフロー検出装置100が設けられていた。このオーバーフロー検出装置100は、具体的には、図11に示すように、筐体1の裏板18に正面側に向けて突設され上下に位置する二本の端子110からなる接触センサと、前記端子110と電源装置及び制御装置とをつなぐ接続コード120である。そして、前記端子110を補助メダルタンク170の背面に設けた孔171からタンク内に突出させ、メダルが上側の端子110に接触する位置まで貯まると、上下の端子110の間に電流が流れ、その信号が制御装置に伝わり、制御装置が所定の警告を行わせるように形成されていた。
なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、筐体(1)と、筐体(1)内に設置され遊技メダルを貯留可能なメダルタンクと、前記メダルタンクに貯留されているメダルが一定量を超えた場合に、メダルタンクから排出されるメダルを受けて貯留するための補助メダルタンク(7)と、この補助メダルタンク(7)に貯留されているメダルが一定量を超えたことを検出可能なオーバーフロー検出装置(8)と、遊技機の作動の制御及び前記オーバーフロー検出装置(8)に関する制御を行う制御装置(6)を少なくとも有するメダル遊技機に係る。
ここで、前記メダルタンクは、例えばホッパーユニット(5)のホッパータンク(50)とすることができ、メダル投入口(33)から投入されたメダルを貯留しておき、入賞時等に、メダル送り出し装置により貯留されているメダルを払い出すように形成されていてもよい。そして、このメダルタンクは、投入されるメダルよりも払い出されるメダルが少ないことなどが原因で、ある一定量のメダルが貯まると、補助メダルタンク(7)にメダルが移送されるように形成されている。例えば、貯留メダルが所定の高さに達するとメダルが補助メダルタンク(7)に移動して落下するような通路が設けてある。
前記制御装置(6)は、いわゆる基板といわれるものであり、遊技機の作動及び前記オーバーフロー検出装置(8)に関する制御以外の制御、例えば遊技に付随する入賞に係る報知などの演出の制御が可能であってもよい。また「オーバーフロー検出装置(8)に関する制御」とは、具体的には、前記発光部(81)から光線を出力させると共に前記受光部(82)から送出される受光信号を受信して、補助メダルタンク(7)内の所定位置(発光部(81)及び受光部(82)の位置)までメダルが貯まったかどうかを判断する制御であり、メダルがオーバーフロー状態であると判断した場合には、ランプの点灯等、所定の警告を行わせるための制御が含まれていてもよい。
ここで、前記透光可能領域(60)とは、受光部(82)が発光部(81)からの光線を補助メダルタンク(7)を通して受光可能である領域のことであり、この領域は、補助メダルタンク(7)における発光部(81)及び受光部(82)に対応する位置以外の位置を含んでいても構わない。
受光部(82)は、発光部(81)からの光線を受光しているときには、その受光信号を遊技機の制御装置(6)に送出している。発光部(81)が光線を出力しているにもかかわらず、受光部(82)が受光信号を送出しない場合には、制御装置(6)は発光部(81)からの光線がメダルにより遮られたものと判断し、すなわちメダルがオーバーフロー状態であると判断し、所定の警告を発するための制御を行うことができる。
本発明によれば、補助メダルタンク(7)を、透光可能に形成された部位(透光可能領域(60))が発光部(81)及び受光部(82)の間に位置するよう設置することにより、非接触センサ(80)が補助メダルタンク(7)内を横切る光線により当該高さ位置にメダルが存在するかどうかを検知でき、メダルの接触による静電ノイズが直接制御装置(6)に送られることがない。
また、前記透光可能領域(60)は、前記補助メダルタンク(7)に設けた通孔(透過孔(71))とすることができる。このように形成した場合には、前記発光部(81)からの光線は前記通孔を通過して受光部(82)に到達する。
(特徴点)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記非接触センサ(80)は、前記筐体(1)内部に固定されていることを特徴とする。
ここで、「筐体内部に固定」には、底板(15)、側板(16)、裏板(18)などの筐体(1)を構成する構成部材に固定することのほかに、筐体(1)内に設置されている内部装置、例えばホッパーユニット(5)や補助メダルタンク(7)に固定することも含むものである。
(特徴点)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、前記非接触センサ(80)は、前記補助メダルタンク(7)に固定されているとともに、前記筐体(1)には、前記非接触センサ(80)と電気的に接続可能な接続手段を設けたことを特徴とする。
ここで、筐体(1)に設けられる接続手段としては、接続端子(10)や接続コード(11)が挙げられ、前記非接触センサ(80)を接続手段と接続することによりセンサが通電状態となり、メダルの検知が可能となる。なお、補助メダルタンク(7)又は筐体(1)に、非接触センサ(80)が前記接続手段と適正に接続されるよう誘導するためのガイド手段を設けると好ましい。
すなわち、各請求項記載の発明によれば、接触センサを用いることなく補助メダルタンクのオーバーフロー検出を可能とし、メダル遊技機における静電気による制御装置への悪影響を極力少なくすることができる。
(図面の説明)
図1乃至図10は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1は補助メダルタンクの設置を示す斜視図、図2はスロットマシンの正面斜視図、図3は扉を開いたスロットマシンの正面図、図4及び図5は補助メダルタンクの他の例を示す斜視図、図6乃至図10はオーバーフロー検出装置の設置態様を示す図である。
(スロットマシンS)
スロットマシンSは、図2に示すように、前面側に開口する箱形の筐体1と、筐体1にヒンジを介して前記開口を開塞自在に取り付けられた前扉3とから構成されている。
ここで、リールユニット2は、周囲に複数の図柄を表示した3個の回転リール20と、特に図示しないが、各回転リール20を回転させるための駆動モータを有している。前扉3は、筐体1の側板に回転自在かつロック可能に形成されている板状の扉であり、閉めるとスロットマシンSの正面構造を形成するものである。すなわち、前記回転リール20の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓31を有し、前扉3の中央部は、スロットマシンSを作動させるための操作部となっている。操作部には、遊技メダルを投入するためのメダル投入口33や、回転リール20を回転させるためのスタートスイッチ34や、回転リール20の回転を停止させるためのストップスイッチ35、クレジットメダルをメダル投入に代えるためのベットスイッチ36が設けられており、前扉3の下部には、入賞により払い出されるメダルを受けて貯留するためのメダル皿32が設けられている。
ホッパーユニット5は、メダル投入口33から投入されたメダルを貯留すると共に、入賞時にはメダルを払い出すためのものであり、メダルを貯留可能なホッパータンク50の内部にディスク式のメダル送り出し装置(図示せず)が設けられていて、ディスクが回転することによりホッパータンク50内のメダルがメダル排出口51から排出されるようになっている。なお、メダル排出口51から排出されたメダルは、前扉3のメダル皿32に払い出される。
制御装置6は、遊技及びスロットマシンSの作動を制御するための主基板と、各種演出を行うための副基板を有している。主基板及び副基板は、特に図示しないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えており、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、当選役を決定する抽選を行ったり、スタートスイッチ34及びストップスイッチ35の操作による回転リール20の回転及び停止を制御する。
(補助メダルタンク7及びオーバーフロー検出装置8)
ここで、補助メダルタンク7及びオーバーフロー検出装置8について詳述する。
箱体70は、底板15上に載置される樹脂製の容器であって、手前に引き出したり持ち上げることで、簡単に筐体内から取り出すことができるようになっている。また、この箱体70はの両側面奥部上方には、長円形の透過孔71が相対向して形成されている。この透過孔71は、後述する透過センサ80が箱体70内の貯留メダルがオーバーフローしていないかどうかを検知するための透光可能領域60であり、箱体70の奥側に設けてあるのは、ホッパーユニット5のメダル移送部52と離して透過センサ80を設置させ、透過センサ80がメダル移送部52のメダル通過孔から移送されてくる超過メダルを検知しないようにするためである。
ここで、透過センサ80は、箱体70に固定してもよいし、筐体1に固定してもよい。あるいは、ホッパーユニット5に固定してもよいものである。
透過センサ80を箱体70に固定する場合には、図8に示すように、透過センサ80の背面側に接続端子83を形成し、一方筐体1の裏板18の正面側には、接続コード11により電源ユニット4及び制御装置6に接続される接続端子10を取り付ける。そして、箱体70を底板15に載置して奥方向に押入すると、接続端子83と接続端子10とが係合し、透過センサ80が通電状態となるように形成する。このように形成した場合には、透過センサ80を箱体70と一緒に取り出せるので、センサのメンテナンスを行う場合には便利である。ただ、透過センサ80の接続端子83を筐体側の接続端子10の位置に適正に誘導するため、特に図示しないが、箱体70及び底板15(又は側板16)にガイドレールとこれに係合可能な突部(又は溝)などのガイド手段を設けるのが好ましい。
さらに、透過センサ80をホッパーユニット5に固定する場合には、図10に示すように、平面L型に形成するのがよい。なお特に図示しないが、透過センサ80には、電源ユニット4及び制御装置6に接続するための接続コード84が設けてある。この場合も、箱体70を適正位置、すなわち箱体70の隅角部が透過センサ80の位置に合致するように誘導するためガイド手段を設けることが望ましい。
1 筐体 2 リールユニット
3 前扉 4 電源ユニット
5 ホッパーユニット 6 制御装置
7 補助メダルタンク 8 オーバーフロー検出装置
10 接続端子 11 接続コード
12 中板 15 底板
16 側板 17 天板
18 裏板
20 回転リール
31 図柄表示窓 32 メダル皿
33 メダル投入口 34 スタートスイッチ
35 ストップスイッチ 36 ベットスイッチ
50 ホッパータンク 51 メダル排出口
52 メダル移送部 60 透光可能領域
70 箱体 71 透過孔
72 透明部 73 透明部材
80 透過センサ 81 発光部
82 受光部 83 接続端子
84 接続コード
100 オーバーフロー検出装置 110 端子
120 接続コード
170 補助メダルタンク 171 孔
Claims (3)
- 筐体と、
筐体内に設置され、遊技メダルを貯留可能なメダルタンクと、
このメダルタンクに貯留されているメダルが一定量を超えた場合に、メダルタンクから排出されるメダルを受けて貯留するための補助メダルタンクと、
この補助メダルタンクに貯留されているメダルが一定量を超えたことを検出可能なオーバーフロー検出装置と、
遊技機の作動の制御及び前記オーバーフロー検出装置に関する制御を行う制御装置を少なくとも有するメダル遊技機において、
前記オーバーフロー検出装置として、発光部及び受光部を有する非接触センサを設け、
前記補助メダルタンクには、少なくとも、前記発光部及び受光部の間に設置した時に当該発光部及び受光部に対応する位置に、透光可能領域を形成し、
前記補助メダルタンクを前記発光部及び受光部の間に設置するとともに、
前記受光部が前記発光部からの光線を受光しないことにより、前記補助メダルタンク内に所定の高さまでメダルが貯留されたことを検知可能としたことを特徴とするメダル遊技機。 - 前記非接触センサは、前記筐体内部に固定されていることを特徴とする請求項1記載のメダル遊技機。
- 前記非接触センサは、前記補助メダルタンクに固定されているとともに、前記筐体には、前記非接触センサと電気的に接続可能な接続手段を設けたことを特徴とする請求項1記載のメダル遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003381897A JP2005143608A (ja) | 2003-11-12 | 2003-11-12 | メダル遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003381897A JP2005143608A (ja) | 2003-11-12 | 2003-11-12 | メダル遊技機 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2005143608A true JP2005143608A (ja) | 2005-06-09 |
Family
ID=34691102
Family Applications (1)
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JP2003381897A Pending JP2005143608A (ja) | 2003-11-12 | 2003-11-12 | メダル遊技機 |
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JP (1) | JP2005143608A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007000502A (ja) * | 2005-06-27 | 2007-01-11 | Aruze Corp | 遊技機 |
JP2008173277A (ja) * | 2007-01-18 | 2008-07-31 | Samii Kk | 遊技機のメダル投入部 |
JP2014104025A (ja) * | 2012-11-26 | 2014-06-09 | Olympia:Kk | 遊技機 |
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2003
- 2003-11-12 JP JP2003381897A patent/JP2005143608A/ja active Pending
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